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【発明の名称】 スイング矯正用器具
【発明者】 【氏名】黒田 真二

【要約】 【課題】技術的に未熟なプレーヤであっても、簡単に、理想的なスイングを身に付けることができるスイング矯正用器具を提供する。

【構成】レンチキュラーシートが貼着されて、所定の画像を表示する表示面3を具備した表示板2と、表示板2を支持する部材であって、ゴルフクラブのシャフト部に連結する連結部12を具備した支持部材10とを備える。表示板2は、支持部材10がゴルフクラブ20に連結された際、表示面3がプレーヤによって正視されるように支持部材10によって支持される。表示面3は、正視位置にあるときと、シャフト部の中心軸を中心として、その左右方向に回転した位置にあるときとで異なる画像が視認されるように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフクラブのシャフト部に装着された状態で使用され、該ゴルフクラブを用いてスイングするプレーヤのフォームを矯正するための器具であって、
レンチキュラーシートが貼着されて、所定の画像を表示する表示面を具備した表示板と、
前記表示板を支持する部材であって、前記ゴルフクラブのシャフト部に連結する連結部を具備した支持部材とを備えて構成されるとともに、
前記表示板は、前記支持部材が前記ゴルフクラブに連結された際、前記表示面が前記プレーヤによって正視されるように前記支持部材によって支持され、
前記表示面は、前記正視位置にあるときと、前記シャフト部の中心軸を中心として、その左右方向に回転した位置にあるときとで異なる画像が視認されるように構成されてなることを特徴とするスイング矯正用器具。
【請求項2】
前記表示板の表示面は、前記正視位置にあるときに第1の画像が視認され、前記シャフト部の中心軸を中心として、前記正視位置から左回りに30度以上回転したときに第2の画像が視認され、前記正視位置から右回りに30度以上回転したときに第3の画像が視認されるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のスイング矯正用器具。
【請求項3】
前記連結部は環状に形成されてなり、該連結部が前記ゴルフクラブのシャフト部に外嵌されることで、該ゴルフクラブに連結されるように構成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のスイング矯正用器具。
【請求項4】
前記表示板は、前記環状連結部の中心軸と直交する軸線を中心として、その軸線回りに湾曲した形状に形成されてなることを特徴とする請求項3記載のスイング矯正用器具。
【請求項5】
前記表示板は、その表示面が凹曲面となるように形成されてなることを特徴とする請求項4記載のスイング矯正用器具。
【請求項6】
前記表示板は、前記ゴルフクラブのシャフト部に対して傾倒可能に前記支持部材によって支持されてなることを特徴とする請求項1乃至5記載のいずれかのスイング矯正用器具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフプレーヤのスイングフォームを矯正するための器具であって、ゴルフクラブのシャフト部に装着した状態で使用されるスイング矯正用の器具に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフの基本的なスイングは、打ち出された球筋がフックやスライスといった曲がりを生じないストレートな球筋となるようなスイングであり、このようなスイングを実現するには、アドレスからテイクバック,トップ,ダウンスイング,インパクトに至る一連の動作中に、ゴルフクラブのフェースがスクェアに保たれている必要があると言われている。ゴルフプレーヤは、まず、このような基本的なスイングを身に付ける必要がある。
【0003】
ところが、一般のアマチュアゴルファーの場合、インストラクターに頼らないで、独自にこのような基本的なスイングを身に付けるのは容易なことではなく、自ずと我流のスイングになる傾向にあった。
【0004】
そこで、従来、特開平9−38264号公報に開示されるような、ゴルフ用矯正プレートが開示されている。この矯正プレートは、水平板とこの水平板上に垂直に突設された起立板と、水平板をクラブシャフトに装着するための取付手段とからなる。
【0005】
この矯正プレートでは、まず始めに、矯正プレートの起立板の縁面部がクラブヘッドの延長線上に並ぶように、言い換えれば、アドレスの際、矯正プレートの水平板の面がプレーヤの顔と直面するように矯正プレートの向きを調整して、グリップ近くのクラブシャフトに装着するとともに、水平板が、仮想の理想的なスイングプレーンと平行になるように、水平板の傾斜角を調整する。
【0006】
このように調整された矯正プレートの起立板はクラブフェースの向きを示す指標となり、水平板は仮想のスイングプレーンと平行になっているかどうかを確認するための指標となるもので、スイング動作中のアドレスからテイクバック,トップ,ダウンスイング,インパクトに至る一連の動作中に、水平板の姿勢を確認することでクラブヘッドが仮想のスイングプレーン中にあるかどうかを確認することができ、また、インパクトの際に起立板の姿勢を確認することで、クラブフェースがスクェアになっているかどうかを確認することができる、というものである。
【0007】
【特許文献1】特開平9−38264号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記従来の矯正プレートは、以下の点において、実用性の低いものであった。
【0009】
即ち、まず、前記起立板は、クラブフェースの向きを示す指標となるとのことであるが、自身のスイングを確認すべくゆっくりとした動作でスイングの練習をする場合に、インパクト時のクラブフェースの向きを確認するには、インパクト位置に達したクラブフェース自体の向きを確認すれば事足りることであり、また、その方が正確であり、わざわざ、グリップ近くのシャフトに装着した起立板の向きを確認するまでもないことである。
【0010】
また、水平板については、スイング矯正器具を必要とするほど、技術的に未熟なプレーヤの場合、理想的なスイングプレーン自体を認識できていないのが通常であり、したがって、このようなプレーヤとっては、当該水平板を用いた自身のスイングチェックや矯正は到底不可能であった。
【0011】
このように、従来の矯正プレートでは、技術的に未熟なプレーヤのスイングを十分に矯正することができないものであった。
【0012】
本発明は、以上の実情に鑑みなされたもので、技術的に未熟なプレーヤであっても、簡単に、理想的なスイングを身に付けることができるスイング矯正用器具の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するための本発明は、ゴルフクラブのシャフト部に装着された状態で使用され、該ゴルフクラブを用いてスイングするプレーヤのフォームを矯正するための器具であって、
レンチキュラーシートが貼着されて、所定の画像を表示する表示面を具備した表示板と、
前記表示板を支持する部材であって、前記ゴルフクラブのシャフト部に連結する連結部を具備した支持部材とを備えて構成されるとともに、
前記表示板は、前記支持部材が前記ゴルフクラブに連結された際、前記表示面が前記プレーヤによって正視されるように前記支持部材によって支持され、
前記表示面は、前記正視位置にあるときと、前記シャフト部の中心軸を中心として、その左右方向に回転した位置にあるときとで異なる画像が視認されるように構成されたスイング矯正用器具に係る。
【0014】
このスイング矯正用器具は、連結部がゴルフクラブのシャフト部に連結されることによって当該シャフト部に装着され、プレーヤがアドレスの姿勢をとったとき、その表示面がプレーヤによって正視されるように、その姿勢が調整される。
【0015】
このようにして、スイング矯正用器具をゴルフクラブに装着した後、プレーヤはテイクバック,トップ,ダウンスイング,インパクト,フォロースルー,フィニッシュに至る一連のスイング動作をゆっくりと行い、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るに至るスイング動作の途中で、スイング矯正用器具の表示面を観察する。
【0016】
本発明者の知見によると、ゴルフクラブのフェースをスクェアに保ったままで、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るスイング動作を行うと、ゴルフクラブに装着されたスイング矯正用器具の表示面は、その法線が当該プレーヤの顔部分にほぼ向けられた状態となり、これを観察するプレーヤは、当該表示面を正視できる状態となっている。したがって、クラブフェースがスクェアに保たれた状態で、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るスイング動作が行われると、プレーヤは、そのスイング動作中、アドレス時に表示面上に表示された画像と同一の画像を視認することになる。
【0017】
一方、スクェアなグリップが、スイング動作中にクローズ又はオープンに変化して、クラブフェースがクローズ又はオープンになると、前記表示面の法線が当該プレーヤの顔部分に向かなくなり、即ち、プレーヤは前記表示面を正視できなくなり、アドレス時に視認された画像とは異なる画像を視認することになる。このグリップの変化は、ゴルフクラブがスクェアな状態からその中心軸回りに回転すること、又はこれに等価な事象であり、このため、プレーヤは表示面を正視できなくなるのである。
【0018】
斯くして、プレーヤは、スイング動作中に、スイング矯正用器具の表示面を観察し、当該表示面上に同一の画像が表示されるようなスイング動作を行うことで、クラブフェースをスクェアに保った理想的なスイング動作を身に付けることができる。
【0019】
このように、本発明に係るスイング矯正用器具によれば、スイング矯正のために、特別な技術や知識を要することなく、単に、表示面上に表示される画像を観察することで、正しい理想的なスイングを身に付けることができるので、技術的に未熟なプレーヤであっても、簡単に、理想的なスイングを身に付けることができる。
【0020】
尚、前記表示板の表示面は、前記正視位置にあるときに第1の画像が視認され、前記シャフト部の中心軸を中心として、前記正視位置から左回りに30度以上回転したときに第2の画像が視認され、前記正視位置から右回りに30度以上回転したときに第3の画像が視認されるように構成されていても良い。
【0021】
このようにすれば、グリップがスクェアであるときには、前記表示面上に第1の画像が視認され、グリップがオープングリップに変化して、前記表示板の表示面が、前記正視位置から左回りに回転すると、前記表示面上に第2の画像が視認され、グリップがクローズグリップに変化して、前記表示板の表示面が、前記正視位置から右回りに回転すると、前記表示面上に第3の画像が視認される。
【0022】
したがって、プレーヤは、表示面上で視認される画像を観察することで、スイング動作中のグリップが、スクェアであるのか、オープンになっているのか、クローズになっているのかを確認することができる。
【0023】
また、前記連結部は環状に形成され、当該連結部が前記ゴルフクラブのシャフト部に外嵌されることで、当該ゴルフクラブに連結されるように構成されていても良い。このようにすれば、当該スイング矯正用器具を簡単にゴルフクラブに装着することができる。
【0024】
また、前記表示板は、前記環状連結部の中心軸と直交する軸線を中心として、その軸線回りに湾曲させた形状とするのが好ましく、更には、表示面を凹曲面とするのが好ましい。このようにすれば、プレーヤが、スイング動作中に、表示面上に表示される画像を視認し易くなる。
【0025】
また、前記表示板は、前記ゴルフクラブのシャフト部に対して傾倒可能に前記支持部材に支持されているのが好ましい。このようにすれば、スイング矯正用器具をゴルフクラブに装着した際の、表示面の姿勢調整をより簡単かつ正確に行うことができる。
【発明の効果】
【0026】
以上、説明したように、本発明に係るスイング矯正用器具によれば、スイング矯正のために、特別な技術や知識を要することなく、単に、表示面上に表示される画像を観察することで、正しい理想的なスイングを身に付けることができ、技術的に未熟なプレーヤであっても、簡単に、理想的なスイングを身に付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の具体的な実施形態につき、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るスイング矯正用器具(以下、「矯正器具」という)を示した正面図であり、図2は、その側面図である。
【0028】
図1及び図2に示すように、本例の矯正器具1は、表示板2及びこれを支持する支持部材10からなる。
【0029】
前記支持部材10は、下端部が開口した縦断面逆U字形の環状連結部12と、この連結部12の上面に立設された支持杆11とからなり、図7に示すように、連結部12がゴルフクラブ20のシャフト部21に外嵌されることで、当該ゴルフクラブ20に連結される。
【0030】
尚、前記連結部12は弾性変形可能に設けられており、シャフト部21に外嵌される際に弾性変形し、シャフト部21のヘッドに近い部分(小径部)からグリップに近い部分(大径部)まで、あらゆる部位に装着可能となっている。
【0031】
前記表示板2は、その表面が画像の表示される表示面3となっており、裏面に前記支持部材10の支持杆11が接続して、当該支持部材10によって支持されている。
【0032】
この表示板2は、円形若しくは楕円形の平板を、前記連結部12の中心軸線Oと直交する軸線Oを中心として湾曲させた形状を備えており、前記表示面3が凹曲面に形成されている。
【0033】
前記表示面3には、図6に示すように、3種類の画像5,6,7が直接印刷、又はその印刷物が貼着され、更にこの画像5,6,7上にレンチキュラーシート4が貼着されている。このレンチキュラーシート4は、かまぼこ状の突条レンズを複数並列形成してなるもので、突条側が表に向くように貼着されている。また、前記3種類の画像5,6,7は、前記突条レンズの長手方向に沿って複数に分割され、一つの突条レンズの下に3つの画像5,6,7の各断片(分割画像)が位置するように、これらが順次配置されている。
【0034】
斯くして、このように構成された表示面3では、これを矢示H方向の正面から見ると、即ち、正視すると、画像5(以下、「第1の画像5」という)が視認され、右斜め上方から斜めに見ると、即ち、矢示I向から視ると、画像6(以下、「第2の画像6」という)が視認され、左斜め上方から斜めに見ると、即ち、矢示J方向から視ると、画像7(以下、「第3の画像7」という)が視認される。
【0035】
即ち、図2において、矢示D方向(前記正視方向)から表示面3を見ている状態において、前記軸線Oが水平な状態にある場合には、図3に示すように、第1の画像5(本例では、アルファベットの「A」という文字)が視認され、矯正器具1が連結部12の中心軸線Oを中心にその左回り(図1における矢示E方向)に回転した場合には、図4に示すように、第2の画像6(本例では、アルファベットの「B」という文字)が視認され、同じく右回り(図1における矢示F方向)に回転した場合には、図5に示すように、第3の画像7(本例では、アルファベットの「C」という文字)が視認される。但し、言うまでもないことであるが、第1の画像5、第2の画像6及び第3の画像7の各図柄は本例のものに何ら限定されるものではない。
【0036】
次に、以上の構成を備えた矯正器具1の使用方法について説明する。
【0037】
プレーヤPは、図7及び図8に示すように、まず、ゴルフクラブ20のシャフト部21に前記連結部12を外嵌することで、当該矯正器具1をゴルフクラブ20に装着する。
【0038】
矯正器具1は、シャフト部21のヘッド近傍位置からグリップ近傍位置までのいずれの位置へも装着可能であるが、プレーヤPが前記表示面3を視認し易いグリップの近傍位置に装着するのが好ましい。
【0039】
次に、プレーヤPは、アドレスの姿勢をとった際に、前記表示面3が自身の顔に向き、当該表示面3を正視することができるように、シャフト部21の中心軸回りにおける矯正器具1の位置を調整する。言い換えれば、プレーヤPは、シャフト部21の中心軸回りに矯正器具1を回転させてその回転位置を調整し、表示面3上に第1の画像5が視認される状態にする。
【0040】
尚、支持杆11によって支持される表示板2と連結部12とがなす角度は、プレーヤPがアドレスの姿勢をとった際に、前記表示面3を正視することができるような角度に予め設定されている。したがって、プレーヤPは、上記のように、シャフト部21の中心軸回りの回転位置を調整するだけで、アドレス時に表示面3を正視できる状態とすることができる。
【0041】
このようにして、矯正器具1をゴルフクラブ20に装着した後、プレーヤPはテイクバック,トップ,ダウンスイング,インパクト,フォロースルー,フィニッシュに至る一連のスイング動作をゆっくりと行い、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るスイング動作の途中で、矯正器具1の表示面3を観察する。
【0042】
ゴルフクラブ20のフェースをスクェアに保ったままで、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るスイング動作を行うと、ゴルフクラブ20に装着された矯正器具1の表示面3は、図8に示すように、その法線がプレーヤPの顔部分にほぼ向けられた状態で移動するため、これを観察するプレーヤPは、スイング動作中常に当該表示面3を正視できる状態となっている。したがって、クラブフェースがスクェアに保たれた状態で、アドレス〜トップ、トップ〜インパクトに至るスイング動作を行うと、プレーヤPは、そのスイング動作中、アドレス時に表示面3上に表示された第1の画像5と同一の画像を視認することになる。
【0043】
一方、スクェアなグリップが、スイング動作中にクローズ又はオープンに変化して、クラブフェースがクローズ又はオープンになると、表示面3の法線がプレーヤPの顔部分に向かなくなり、即ち、プレーヤPは表示面3を正視できなくなり、アドレス時に視認された第1の画像5とは異なる画像を視認することになる。即ち、グリップがクローズに変化して矯正器具1が図1における矢示E方向に回転する場合には第2の画像6が視認され、グリップがオープンに変化して矯正器具1が図1における矢示F方向に回転する場合には第3の画像7が視認される。
【0044】
グリップの変化は、ゴルフクラブ20がスクェアな状態からその中心軸回りに回転すること、又はこれに等価な事象であり、このため、プレーヤPは表示面3を正視できなくなるのである。
【0045】
斯くして、プレーヤPは、スイング動作中に、矯正器具1の表示面3を観察し、当該表示面3上に第1の画像5が表示されるようなスイング動作を行うことで、クラブフェースをスクェアに保った理想的なスイング動作を身に付けることができる。
【0046】
このように、本例の矯正器具1によれば、スイングの矯正のために、特別な技術や知識を要することなく、単に、表示面3上に表示される画像を観察することで、正しい理想的なスイングを身に付けることができるので、技術的に未熟なプレーヤであっても、簡単に、理想的なスイングを身に付けることができる。
【0047】
また、グリップがスクェアであるときには、表示面3上に第1の画像5が視認され、グリップがオープングリップに変化した場合には、表示面3上に第2の画像6が視認され、グリップがクローズグリップに変化した場合には、表示面3上に第3の画像7が視認されるので、表示面3上で視認される画像の種類を判別することで、プレーヤPは自身のグリップが、スクェアであるのか、クローズであるのか、或いはオープンであるのかを具体的に認識することができる。
【0048】
尚、前記第2の画像6は、矯正器具1が正視位置から30度以上左回りに回転したときに表示面3上に表示され、前記第3の画像7は、矯正器具1が正視位置から30度以上右回りに回転したときに表示面3上に表示されるように構成されているのが好ましい。
【0049】
理想的なスイング動作を身に付ける上では、上記角度は値が小さいほど好ましいが、上記角度範囲内であれば、一応許容される程度のスイング動作を身に付けることができる。この意味で、画像が変化する境界としての上記角度は、左右方向それぞれ15度以内がより好ましく、10度以内とするのが最も好ましい。
【0050】
また、前記連結部12が環状に形成され、当該連結部12がゴルフクラブ20のシャフト部21に外嵌されることで、当該ゴルフクラブ20に連結されるように構成されているので、当該矯正器具1を簡単にゴルフクラブ20に装着することができる。
【0051】
また、表示板2の表示面3を凹曲面に形成しているので、プレーヤPは、スイング動作中に表示面3上に表示される画像を、極めて容易に視認することができる。
【0052】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な形態は、何ら、上例のものに限定されるものではない。
【0053】
例えば、前記表示板3は、図9及び図10に示すように、ゴルフクラブ20のシャフト部21(即ち、連結部12)に対して、傾倒(揺動)可能に支持部材30によって支持されていても良い。
【0054】
この支持部材30は、上記と同じ構造の連結部12と、この連結部12の上面上に立設され、先端部がフォーク状に形成された第1の支持杆31と、一端が表示板2の裏面に固設され、他端が前記第1の支持杆31のフォーク形状内に挿入された第2の支持杆32と、これら第1の支持杆31及び第2の支持杆32の接続部分に挿通された蝶ボルト33と、この蝶ボルト33に螺合されたナット34とからなる。
【0055】
この支持部材30では、蝶ボルト33とナット34との締結を緩めると、表示板3が矢示方向に揺動自在となり、逆に蝶ボルト33とナット34とを締め付けると、この蝶ボルト33とナット34とによって第1の支持杆31と第2の支持杆32とが締結され、表示板3が連結部12に対して固定される。
【0056】
したがって、かかる構造の支持部材30によると、表示板3と連結部12との設定角度を容易に調整することができ、矯正器具1をゴルフクラブ20に装着した際の、表示面3の姿勢調整をより簡単かつ正確に行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
以上説明したように、本発明に係るスイング矯正用器具は、理想的なスイングを身に付けることができるスイング矯正用器具として、好適である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の一実施形態に係るスイング矯正用器具を示した正面図である。
【図2】図1に示したスイング矯正用器具の側面図である。
【図3】本実施形態に係る表示面の作用を説明するための説明図である。
【図4】本実施形態に係る表示面の作用を説明するための説明図である。
【図5】本実施形態に係る表示面の作用を説明するための説明図である。
【図6】本実施形態に係る表示面の作用を説明するための説明図である。
【図7】本実施形態に係るスイング矯正用器具の使用方法及び作用を説明するための説明図である。
【図8】本実施形態に係るスイング矯正用器具の使用方法及び作用を説明するための説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るスイング矯正用器具を示した側面図である。
【図10】図9に示したスイング矯正用器具の背面図である。
【符号の説明】
【0059】
1 スイング矯正用器具(矯正器具)
2 表示板
3 表示面
4 レンチキュラーシート
10 支持部材
11 支持杆
12 連結部
20 ゴルフクラブ
21 シャフト部
【出願人】 【識別番号】591180048
【氏名又は名称】株式会社セミー工業
【出願日】 平成18年7月18日(2006.7.18)
【代理人】 【識別番号】100104662
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 智司


【公開番号】 特開2008−22897(P2008−22897A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−195551(P2006−195551)