| 【発明の名称】 |
ゴルフマーカセット |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 覚
【氏名】藤原 信子
【氏名】小泉 華麗
【氏名】塚本 里香
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| 【要約】 |
【課題】ゴルフマーカを確実に保持しておくことができるとともに、クリップの所定箇所にゴルフマーカを保持可能なゴルフマーカセットを提供する。
【構成】第1磁石3を内蔵すると共に、少なくとも被接触面1bが磁性体により形成される円盤状のゴルフマーカAと、このゴルフマーカAと接触する接触面13a側に配置される第2磁石12が内蔵され、少なくとも被接触面1bと接触する接触面13aが磁性体により形成されるゴルフマーカ用クリップBと、から構成される。好ましくは、第1磁石3と第2磁石12とは、磁化の方向が対極となるように配置される。好ましくは、ゴルフマーカAは、被接触面1bの中央部が凸となるような曲面に形成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1磁石を内蔵すると共に、少なくとも被接触面が磁性体により形成される円盤状のゴルフマーカと、 このゴルフマーカと接触する接触面側に配置される第2磁石が内蔵され、少なくとも前記被接触面と接触する接触面が磁性体により形成されるゴルフマーカ用クリップと、から構成されることを特徴とするゴルフマーカセット。 【請求項2】 前記第1磁石と第2磁石とは、磁化の方向が対極となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のゴルフマーカセット。 【請求項3】 ゴルフマーカは、前記被接触面の中央部が凸となるような曲面に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフマーカセット。 【請求項4】 前記曲面は、曲率半径Rが150mm〜250mmであることを特徴とする請求項3に記載のゴルフマーカセット。 【請求項5】 前記第1磁石と第2磁石は、1.0T以上の飽和磁束密度を有するNd−Fe−B系磁石であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフマーカセット。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、芝生(グリーン)の上に停止しているゴルフボールの代わりに載置されるゴルフマーカと、このゴルフマーカを磁石により保持するゴルフマーカ用クリップとから構成されるゴルフマーカセットに関する。 【背景技術】 【0002】 かかるゴルフマーカとして、金属製で円盤状(コイン状)のものがよく使用されている。ゴルフプレーヤーは、ゴルフマーカを携帯して競技を行う必要があり、ゴルフマーカをゴルフマーカ用クリップ(以下、単にクリップということがある)に磁石により着脱自在に保持したゴルフマーカセットが利用されている(例えば、下記特許文献1,2)。クリップを帽子のひさしやズボンのベルトなどに取り付けておき、必要な時にクリップからゴルフマーカを外して使用することができる。ゴルフマーカをクリップに対して磁力により取り付けているため、簡単に着脱ができるという利点がある。 【0003】 特許文献1に開示されるゴルフマーカセットは、円盤状のゴルフマーカを磁力によりクリップに吸引する構成であり、クリップは横長の楕円形を呈し、円盤状の磁石が2つ収容されている。ゴルフマーカは、被接触面が鉄製円板であり、表面側はアルミニウム円板により形成されている。 【0004】 特許文献2に開示されるゴルフマーカセットは、第1の基体を有するクリップと、第2の基体を有するゴルフマーカを有しており、第1・第2の基体の一方が磁性体であり、第1・第2の基体の他方が逆極性の磁性体又は金属体により形成される。 【0005】 【特許文献1】実用新案登録第3102090号 【特許文献2】実用新案登録第3110638号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、これらのゴルフマーカセットは、ゴルフマーカをクリップに保持する保磁力が弱く、また、保持される位置も安定していなかった。すなわち、特許文献1はクリップ側にのみ磁石が配置されており、十分な保持力が得られておらず、特許文献2も磁性体により形成されるものであるため、同様に十分な保持力が得られない。従って、プレーヤーがゴルフ場の木々の中を通過する時に、ゴルフマーカが木々にこすれたりすると、ゴルフマーカがクリップから脱落する可能性があった。 【0007】 本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、ゴルフマーカを確実に保持しておくことができるとともに、クリップの所定箇所にゴルフマーカを保持可能なゴルフマーカセットを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上記課題を解決するため本発明に係るゴルフマーカセットは、 第1磁石を内蔵すると共に、少なくとも被接触面が磁性体により形成される円盤状のゴルフマーカと、 このゴルフマーカと接触する接触面側に配置される第2磁石が内蔵され、少なくとも前記被接触面と接触する接触面が磁性体により形成されるゴルフマーカ用クリップと、から構成されることを特徴とするものである。 【0009】 この構成によるゴルフマーカセットの作用・効果を説明する。このゴルフマーカセットは、ゴルフマーカとゴルフマーカ用クリップにより構成され、ゴルフマーカには第1磁石が内蔵され、クリップにも第2磁石が内蔵される。ゴルフマーカの被接触面は磁性体により形成され、この被接触面に接触するクリップの接触面も磁性体により形成されている。このように、ゴルフマーカとクリップの両方に磁石が内蔵されているため、両者を強固に取り付けることができ、不用意にゴルフマーカがクリップから脱落してしまうことがない。また、クリップの第2磁石が配置されている箇所にゴルフマーカを引き付けておくことができる。その結果、ゴルフマーカを確実に保持しておくことができるとともに、クリップの所定箇所にゴルフマーカを保持可能なゴルフマーカセットを提供することができる。 【0010】 本発明に係る第1磁石と第2磁石とは、磁化の方向が対極となるように配置されることが好ましい。 【0011】 磁化の方向を対極にしておくことにより、ゴルフマーカをクリップに対して強固に保持させることができる。 【0012】 本発明に係るゴルフマーカは、前記被接触面の中央部が凸となるような曲面に形成されることが好ましい。 【0013】 中央部を凸面にすることで、中央部にゴルフマーカを引き付けることができ、クリップの所定位置にゴルフマーカを安定して保持することができる。また、曲面にすることで、ゴルフマーカの着脱操作が行ないやすくなる。 【0014】 本発明において、前記曲面は、曲率半径Rが150mm〜250mmであることが好ましい。 【0015】 かかる数値範囲に設定することで、より効果的に、クリップの所定位置にゴルフマーカを安定して保持することができ、ゴルフマーカの着脱操作が行ないやすくなる。 【0016】 本発明に係る第1磁石と第2磁石は、1.0T以上の飽和磁束密度を有するNd−Fe−B系磁石であることが好ましい。 【0017】 かかる磁石を用いることで、磁石を薄くしても十分な吸引力を確保することができ、ゴルフマーカセットをコンパクトにすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 本発明に係るゴルフマーカセットの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、ゴルフマーカの構成を示す分解斜視図、図2はゴルフマーカ用クリップの構成を示す分解斜視図、図3は、クリップとゴルフマーカの構成を示す断面図、図4は、ゴルフマーカをクリップに装着した状態を示す外観斜視図、図5は、ゴルフマーカセットを帽子に取り付けた状態を示す図である。 【0019】 <構成> 以下の説明において、図1の上下方向を便宜的にゴルフマーカセットの上下方向であるとして説明する。図3に示すように、本発明に係るゴルフマーカセットは、円盤状のゴルフマーカAと、帽子のひさし、ズボンのベルト、衣服の襟などに取り付けられるフックが一体的に形成されているクリップBにより構成されている。また、ゴルフマーカAとクリップBの双方に磁石を内蔵させると共に、磁石が金属体(磁性体)により覆われた構成を備えている。 【0020】 図1、図3に示すようにゴルフマーカAは、円盤状の本体部材1と、この本体部材1の上に被せられる円盤状の蓋部材2と、本体部材1の内部に形成された収容凹部1aに第1磁石3が収容されている。第1磁石3の取り付けや、蓋部材2の本体部材1に対する取り付けは、接着などにより行なうことができる。また、本体部材1には、蓋部材2を取り付けやすくするために段差部1cが設けられている。この段差部1cに蓋部材2を嵌合させることができる。また、第1磁石3は、Nd−Fe−B系焼結磁石を用いることで、サイズを小型化しながら要求される磁力を得ることができる。ただし、磁石の種類としては、他の材質のものを使用してもよい。本体部材1は、鉄、ステンレス、などの磁性体により形成することができる。 【0021】 ゴルフマーカAの下側は被接触面1bであり、その中央部が凸となるような緩やかな曲面に形成されている。これにより、クリップBの接触面に対して点接触するようにし、所望の保持力を確保するとともに、ゴルフマーカAの着脱操作を容易にしている。また、ゴルフマーカAをクリップBの中央部に安定して保持することができる。特に、曲率半径Rの大きさは、150mm〜250mmに設定することが好ましく、これにより、上記利点がより顕著なものになる。 【0022】 蓋部材2も、鉄、ステンレスなどの金属製で形成することができ、表面に彫刻などでデザインをしたり印刷をすることができる。あるいは、蓋部材2を金属と透明樹脂の2部品で構成し、両者の間に写真を挟持させた構成を採用してもよい。 【0023】 次に、クリップBの構造を説明する。クリップBは、第1本体部材10と第2本体部材11を重ねており、第2本体部材12の中央部には収容孔11aが形成され、円盤状の第2磁石12が収容される。第2磁石12は、第1磁石と同様にNd−Fe−B系焼結磁石を用いることで、サイズを小型化しながら要求される磁力を得ることができる。ただし、磁石の種類としては、他の材質のものを使用してもよい。 【0024】 第2磁石12は第1磁石3とは磁化の方向が対極になるように配置される。仮に、第1磁石3の被接触面側がS極であれば、第2磁石12の接触面側はN極になるようにする。これにより、ゴルフマーカAをクリップBに対して強力に保持させることができる。 【0025】 第2本体部材11には段差部11bが形成されており、蓋部材13が被せられる。蓋部材13は上側に接触面13aを有しており、平面に形成される。第1本体部材10、第2本体部材11、蓋部材13は、鉄、ステンレスなどの磁性体により形成することができる。また、これらの各部材は、接着剤などにより結合することができる。第2磁石12も接着により収容孔11aに固定することができる。 【0026】 第1本体部材10の下面側にはフック14が取り付けられており、帽子のひさしなどに挟むことができる。フック14は、第1本体部材10の下面に接着などで固定することができるが、第1本体部材10とフック14を一体化した部品で形成してもよい。 【0027】 <使用態様> 次に、本発明に係るゴルフマーカセットの使用態様について説明する。ゴルフマーカは、ゴルフ場において、ゴルフボールの代わりに芝生の上に置いて使用するものである。ゴルフマーカAを使用しないときは、図5に示すように、クリップBの接触面13aにゴルフマーカAを保持させておく。また、ゴルフマーカAが上側に来るように、クリップBを帽子のひさしCに留めておく。ゴルフマーカAとクリップBの両方に磁石が内蔵されているため、強固にゴルフマーカAを保持させることができ、不用意に脱落することがない。例えば、プレイヤーがプレイ中に走ったとしても、ゴルフマーカAがクリップBから容易に脱落しないため、安心して競技に集中することができる。 【0028】 プレイヤーがゴルフマーカAを使用するときには、ゴルフマーカAをクリップBから手で外して使用する。ゴルフマーカAの被接触面1bは曲面になっているため、ゴルフマーカAは強固に保持されつつも、取り外しも容易に行なうことができる。ゴルフマーカAをクリップBに戻す時には、ゴルフマーカAをクリップBに近づけることで、磁力により保持させることができる。 【0029】 また、ゴルフマーカAとクリップBの双方に磁石が内蔵されており、磁力により、所定の位置(クリップBの中央部)に保持させることができる。従って、例えば、ゴルフマーカAが不用意に何かに擦れて中央部からずれたとしても、磁力により中央部に戻すことができ、脱落を防止することができる。 【0030】 <別実施形態> 本発明に係るゴルフマーカセットは、帽子のひさし以外の場所に取り付けることができる。例えば、ズボンのベルト、衣服の襟、ポケット、ゴルフシューズの紐通しのへり部に取り付けて使用することができる。 【0031】 本発明に係る磁石は中央部に孔が空いたリング状に形成してもよい。リング状に形成する場合、中央孔に真鍮や、鉄・ステンレス等の磁性体を内蔵させることが好ましい。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】ゴルフマーカの構成を示す分解斜視図 【図2】ゴルフマーカ用クリップの構成を示す分解斜視図 【図3】クリップとゴルフマーカの構成を示す断面図 【図4】ゴルフマーカをクリップに装着した状態を示す外観斜視図 【図5】ゴルフマーカセットを帽子に取り付けた状態を示す図 【符号の説明】 【0033】 1 本体部材 1a 収容凹部 1b 被接触面 2 蓋部材 3 第1磁石 10 第1本体部材 11 第2本体部材 13 蓋部材 13a 接触面 14 フック A ゴルフマーカ B ゴルフマーカ用クリップ C ひさし
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005083 【氏名又は名称】日立金属株式会社 【識別番号】000140591 【氏名又は名称】株式会社下西製作所
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| 【出願日】 |
平成18年6月23日(2006.6.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104422 【弁理士】 【氏名又は名称】梶崎 弘一
【識別番号】100105717 【弁理士】 【氏名又は名称】尾崎 雄三
【識別番号】100104101 【弁理士】 【氏名又は名称】谷口 俊彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−439(P2008−439A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−174054(P2006−174054) |
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