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【発明の名称】 消防車放水管の伸縮および屈折装置
【発明者】 【氏名】姜 同範

【要約】 【課題】はしごの上側端部まで放水管が延長される消防車放水管の伸縮および屈折装置を提供することである。

【構成】消防車本体に伸縮ができるようにはしごが設置され、そのはしごの上端がヒンジを媒介として屈折し、その屈折状態を油圧シリンダーにより調節できるようなった消防車において、上のはしごにより金属材質の管でできた放水管が入れ子式に伸縮ができるように設置され、放水管には上記のはしごの屈折される部分に対応する位置にボールジョイント形態の屈折部を持ち、その屈折部の内側で放水通路が形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
消防車本体に伸縮ができるようにはしごが設置され、そのはしごの上端がヒンジを媒介にして屈折されると同時に、その屈折状態を油圧シリンダーにより調節できるようにした消防車において、上記はしごに従って金属材質の管でできた放水管が入れ子式で構成されて伸縮ができるように配置されて設置され、放水管には上記はしごの屈折される部分に対応する位置にボールジョイント形態の屈折部を持つことと、その屈折部の内側に放水通路が形成され火点に防火水を噴射しやすく構成したのを特徴とする消防車放水管の伸縮および屈折装置。
【請求項2】
前記屈折部は、上部内側に半球形態の支持部が形成され、その支持部の下部には通空形態の引入れ部が形成され下側の放水管が連結された固定部物体が備えられ、上記固定部の支持部には球形態の回転部物体が挿入されて回転できるように結合され、その回転部物体の内側には通空形態の管連結口が形成され、上記固定部物体の引入れ部と連結されることと同時に管連結口の上側では、管形態の引出し部が形成され、これに上側の放水管が連結されるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の消防車放水管の伸縮および屈折装置。
【請求項3】
前記支持部の上端部には尻尾形態の離脱防止部材が締結部材により締結され回転部物体の離脱を防止するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の消防車放水管の伸縮および屈折装置。
【請求項4】
前記固定部物体と回転部物体の間、そして引出し部と上側の放水管の間にはそれぞれ気密部材が備えられたのを特徴とする請求項2記載の消防車放水管の伸縮および屈折装置。
【請求項5】
前記回転部物体に形成された管連結口は下側が上側より、広い口径を持つことを特徴とする請求項2記載の消防車放水管の伸縮および屈折装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は消防車放水管の伸縮および屈折装置に関する。さらに詳しくは、はしごがある消防車の上部が屈折できるはしごにおいて、放水管をはしごに従って入れ子式に伸縮ができるように設置し、そのはしごの屈折は部位に対応した位置に放水管が屈折すると水が放水される消防車放水管の伸縮および屈折装置に関するものであり、高層アパートやビルなどの火事を鎮圧するために消防車に摺綴式のはしごが適用され、その消防車の上部が火事が発生した建物側に向けるようになっており、放水管の照準が容易になり、建物の外壁にはしごの折れる部位が支えられるように揺れずに安定的な配置を可能とする。
【背景技術】
【0002】
このような消防車のはしご構造は特許文献1で示されたように、はしごの上部がヒンジによって屈折するようにし、屈折状態を油圧シリンダーを利用して維持や変更できる技術が提案された。
【0003】
ところが、このような通常のはしごは地上の水槽からはしごの屈折部位の下端まで入れ子式の放水管が設置されるが、この放水管は、はしごに従って屈折する屈折要素がなく、はしごが屈折される方向に放水を行おうとすると放水管の上端部に布でできた放水管を別でつなげて放水を行うようにする。
【0004】
そのため、布でできた放水管を連結する別の作業が必要になり、火事などの緊急な状況の時に迅速に対応しにくい問題があり、これによる人命および財産上の被害が大きくなることがある。
【0005】
【特許文献1】特開2001−26659号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明の目的は、放水管をはしごにつたって入れ子式で伸縮ができるように設置し、そのはしごの屈折する上部と対応する位置で放水管も同じく屈折されるようにし、はしごの上側端部まで放水管が延長される消防車放水管の伸縮および屈折装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するため、本発明による消防車放水管の伸縮および屈折装置は、消防車本体に伸縮ができるようにはしごが設置され、そのはしごの上端がヒンジを媒介として屈折され、その屈折状態を油圧シリンダーによって調節できる消防車において、上記のはしごにより金属材質の管でできた放水管が入れ子式で構成され、伸縮ができるように設置され、放水管には上記はしごの屈折される部分に対応する位置でボールジョイント形態の屈折部を持ち、その屈折部の内側に放水通路が形成され、自由自在に防火水を噴射できるように構成され、上記屈折部は、上部内側で半球形態の支持部が形成され、その支持部の下部には通空形態の引入れ部が形成され、これに下側の放水管が連結された固定部物体が備えられ、上記固定部の支持部には球形態の回転部物体が挿入されて回転ができるように結合され、その回転部物体の内側には通空形態の管連結口が構成され、上記固定部物体の引入れ部が連結されることと管連結口の上側には管形態の引出し部が形成され、これに上側の放水管が連結されるように構成される。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、この発明は放水管をはしごに従って入れ子式で伸縮ができるように設置し、そのはしごの屈折は上部と対応できる位置で放水管も同じく屈折できるようにし、はしごの上側端部まで放水管が延長できるようにすることで水圧を維持し、火点の位置に正確に照準して放水を行えるようにし、特にはしごの屈折時に、はしごのヒンジ軸と回転半径の位置が異なる放水管の屈折部に屈折放水管340の下端が屈折部分の管連結口内部に挿入されることと同時に上側放水管304がテレスコピック306を通じて収納放水管301内部に挿入されるため放水管の屈折が円滑に行われることで放水管の折れや破損を防止できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
このように構成されたこの発明を添付した図面を参照して詳しく説明する。
【0010】
図1は、この発明が適用された消防車のはしご構造を見せた図で、この発明が適用された消防車のはしご構造を見せた図で、消防車100の上部に伸縮ができるようにはしご200が設置され、そのはしご200の側部には金属管でできた放水管300がはしご200に支えられている。
【0011】
このような放水管300は、お互いに異なる口径を持つ、多数個の金属管形態の個別放水管301,303,304で構成され、入れ子式で結合され伸縮ができるように構成される。
【0012】
つまり、最も大きい口径を持つ収納放水管301の側面が支持管302を通じてはしご200に固定設置され、その収納放水管301の上下側端部にはテレスコピック端305,306が形成され、これに上下側にある放水管303,304に挿入され収納放水管301の内部から上下側放水管303,304が収納または引き出せるようにする。
【0013】
上記テレスコピック端305,306は、その内側に気密部材が設置されており上下側にある放水管303,304の結合の時に離脱を放水するようにし、放水する水が外側に流出されないようにする。
【0014】
また、上下側放水管303,304の口径がお互いに異なって形成されることで広い口径を持った放水管の内部に狭い口径を持った放水管が収納できるようにし、収納放水管301の内部に多数の放水管が収納されるようにする。
【0015】
そのため、はしご200が伸びる時、はしご200に固定された収納放水管301が上側に移動しながらテレスコピック端305を通じて下側の放水管303を外で引き出し、また、下側の放水管303がすべて引き出しされた状態で、はしご200がずっと伸びると収納放水管301のテレスコピック端306を通じて上側で上側放水管304が引き出しされ、はしごと同じ長さを持ち放水管300が伸びる。
【0016】
はしご200が圧縮される場合、上部放水管304が収納放水管301の内部に収納され、その上側放水管304の収納が完了すると、収納放水管301がはしご200によって下側に移動しながら下部にある放水管303を内部で収納する。
【0017】
上記はしご200の上部はヒンジ230を媒介にして屈折ができる屈折はしご210が備えられ、高層の建物に近接が容易になり、また放水する位置を調節できるようになる。
【0018】
この時、はしご200が屈折される時、放水管300も同じく同じ位置で屈折される屈折部Aが構成され火点位置に放水しやすくなる。
【0019】
このような発明の主要技術である放水管屈折構造を図2および図3を参照して説明する。
【0020】
はしご200の上部は分離してその分離したはしごが屈折できるようになった屈折はしご210が備えられるが、その屈折はしご210は屈折される方向の片側がヒンジ230を媒介にし、はしご200の上部から回転できるように結合され、他側は油圧シリンダー220のシリンダーロードが結合され、その油圧シリンダー220の部分はしご200の上部他側に結合される。
【0021】
そのため、油圧シリンダー220の伸張の圧縮により、屈折はしご210が図3で図示したように屈折されて、その油圧シリンダー220がその屈折された状態を維持するようにする。
【0022】
この時、屈折はしご210が屈折される位置で放水管300の上部も屈折されると火点に放水できるようにするために屈折部Aが備えられる。
【0023】
この屈折部Aは、固定部320と回転部330で構成されるが、回転部330が固定部320の内部で回転されることで屈折するようになり、上記固定部320は物体321の内部に半球形状の支持部323が形成され、これにボール形態の回転部物体331を持つ回転部330がボールジョイント形態で結合される。支持部323は、回転部物体331を受け入れるために、固定部物体321に形成された溝であり、当該回転部物体331を安定してしっかりと支持する。
【0024】
上記固定部320は支持部323の下部に固定部物体321の外部と連結する通空形態の引入れ部322が形成されており、ここに下部にある上側放水管304が固定部320の固定部物体321の下部に結合され、引入れ部322と連通されることで、上側放水管304を通じて流入される放水が固定部物体321に流入されるように構成される。
【0025】
回転部330の回転部物体331は上記支持部323に挿入され、その支持部323の内面に接触できる口径を持ち、その内側では上下に連通された管連結口332が形成されている。
【0026】
また、回転部物体331の上部では管形態になり一定の長さまで延長された引出し部333が形成されるが、その引出し部333は回転部物体331の管連結口332の上部にあって連通されるように形成される。
【0027】
この時、上記管連結口332の下側は上側より、もっと広い口径を持つようになり、正しくは屈折される方向での拡張された口径を持つ。
【0028】
そのため、図3と同じように回転部330が屈折されても管連結口332が引入れ部322とずっと連通される状態を維持することができる。
【0029】
上記固定部物体321には、離脱防止部材325が備えられ回転部物体331が外部に離脱されることを防止するようになるが、固定部物体321の支持部323は半球形状になっており回転部物体331をここに挿入させるようになり、その支持部323の上部にリング形態の離脱防止部材325をボルトチェーン締結部材326に利用して固定させることで回転部330の離脱を防止する。
【0030】
これと同時に支持部323の上端すなわち、離脱防止部材325の下側ではO−リング形態の気密部材324が装着して固定されることで引入れ部322を通じて引き入れられた放水が固定部物体321の外側に漏水されなくなる。
【0031】
そして、上記固定部物体321の上部は屈折される方向に斜めに傾けられており回転部330が屈折される時、広い屈折範囲を持つようになる。
【0032】
回転部物体331の上部では、管形態の引出し部333が管連結口332と連通されるように形成され、その引出し部333の内側で上部にある屈折放水管340の下側が挿入されることと同時にその引出し部333の内側にO−リング形態の気密部材334が装着されることで漏水を防止するようになる。
【0033】
この時、屈折放水管340の下側と回転部物体331に形成された管連結口332とは一定距離を離して設置されるのが正しい。その理由は、屈折放水管340の上部が屈折はしご210の上部にブラケット形態の管固定部240によって固定配置されており、図3のように屈折時に屈折放水管340の下側が管連結口332の内側に挿入される時、相互間に干渉が発生しないように余裕空間を持たなければならないからである。
【0034】
すなわち、屈折はしご210が屈折される時には屈折放水管340が管連結口332の内側に引き入れされるが、この時、屈折放水管340の下端と管連結口332の下端の間に余裕空間がないと、屈折放水管340の下端が管連結口332を通過して固定部物体321に直接接触することで、屈折放水管340と固定部物体321に破損が発生するようになる。
【0035】
このような破損を防止するために余裕空間は必ず必要である。
【0036】
これと同時に、固定部320の下側に連結された上側放水管304の下部が収納放水管301の内部で一定の長さほど収納されることで屈折はしご210の屈折による放水管300の伸縮が発生するようになる。
【0037】
そのため、テレスコピック端306を通じて放水管300が適当に伸縮されることで、はしごが屈折する時に放水管300の折れや破損を防止する。
【0038】
このように、放水管300に上記で説明した屈折構造を持つことで地上から供給された放水が下部放水管310を通じて引入れ部322に引き入れられ、回転部物体331の管連結口332を通じて引出し部333を通じて放出され、それにより屈折放水管340を通じて火点に放水しやすくする。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明が適用された消防車のはしご構造を示す図である。
【図2】本発明の要部である放水管の屈折を示す図である。
【図3】図2の放水管の動作状態を示す図である。
【図4】図2の放水管の部分分解斜視図である。
【図5】図3の放水管の部分分解斜視図である。
【符号の説明】
【0040】
100 消防車
200 はしご
210 屈折はしご
220 油圧シリンダー
230 ヒンジ
240 管固定部
300 放水管
301 収納放水管
302 支持管
303 下側放水管
304 上側放水管
305,306 テレスコピック端
310 下部放水管
320 固定部
321 固定部物体
322 引入れ部
323 支持部
324 気密部材
325 離脱防止部材
326 締結部材
330 回転部
331 回転部物体
332 管連結口
333 引出し部
334 気密部材
340 屈折放水管
A 屈折部
【出願人】 【識別番号】507279749
【氏名又は名称】現代技研株式会社
【出願日】 平成19年8月20日(2007.8.20)
【代理人】 【識別番号】100065226
【弁理士】
【氏名又は名称】朝日奈 宗太


【公開番号】 特開2008−49163(P2008−49163A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2007−214079(P2007−214079)