| 【発明の名称】 |
高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平沢 紘介
【氏名】周 楽
【氏名】羽柴 友弘
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| 【要約】 |
【課題】アスベスト等汚染物質処理の現場において、着用する防護服において、防護服着用時に服内において陽圧を保つための清浄空気導入手段が作業者の作業中の負担にならないようにすると共に、清浄空気の供給のための供給ホースとヘルメットの接続手段を簡素化する。
【構成】プレフィルター,ヘパフィルターを有する清浄空気送出し装置、前記清浄空気送り出し装置からの清浄空気を給送する複数の導管、前記導管先端部を、取付取外し可能に接続するコネクタを有するヘルメット、前面に顔面透明窓部を有し、顔面,頭部及び少なくとも上半身をカバーし、前記コネクタの挿通孔を具備する防護服とよりなるものとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プレフィルター,ヘパフィルターを有する清浄空気送出し装置、前記清浄空気送り出し装置からの清浄空気を給送する複数の導管、前記導管先端部を、取付取外し可能に接続するコネクタを有するヘルメット、前面に顔面透明窓部を有し、顔面,頭部及び少なくとも上半身をカバーし、前記コネクタの挿通孔を具備する防護服とよりなる高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、有害汚染現場作業員の安全な衛生環境を確保するために用いる、保護服の清浄空気供給装置に関する。 【背景技術】 【0002】 アスベストは、防音,耐熱効果を有し、建材や自動車部品等に広く使用されているが、近年その使用による発癌性の問題が取り上げられ、その使用が禁止されるようになった。然し、従来施工されたアスベストはそれを取り除かねばならず、作業者は防護服を着用し、作業しなければならないが、防護服は、透湿性や通気性を有する材料で作られたものは汚染物質の遮断性が悪く、通気性を全く有しないものは、服内に湿気が充満し、環境が悪くなる。 【0003】 そのために、フィルタ付き電動送風機を身に付け、送風機から送られた清浄空気を送気ホースにより防護服内に送り込む防護服(特許文献1)が開発されたが、バッテリー付で機器を背負い、腰に巻き付けるなどして使用すると装置が重く、かつバッテリーを頻繁に交換しなければならないため長時間の使用が出来ずバッテリーの交換中に送風で停止してしまうことになる。更に充填装置を常に用意しなければならないなどの障害も生じた。 【0004】 また、上記のように腰にバッテリーユニットを付ける代りにバッテリーをヘルメットに付設し、ファン,フィルターなどもヘルメットに組み込んだ防塵マスク(特許文献2)も知られているが、ヘルメットに各種機能を集めると過大な重量を頭部で支えなければならず疲労も激しく、注意力も散漫となることも否めない。そして、この例のようなヘルメット部分のみの清浄空気の吹き出しでは、身体部分全体を清浄空気でカバーすることは出来ず汚染環境内での作業時に身体全部を保護することは出来ない。 【0005】 そこで、防護服着用者に対して、空気導入管を取り付け、作業所内の適所に置いたエアコンプレッサーからの圧空を送ることにより作業者のロードを軽減する装置(特許文献3)などが開発されているが、装置が大型であるにもかかわらず一人一人に装置をセットしなければならず取扱い上も繁雑なことになり高価な装置となった。 【特許文献1】特開平10−197688号 【特許文献2】特開2000−303245号 【特許文献3】特開平7−185026号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、上記の点に鑑みて、アスベスト等汚染物質処理の現場において、着用する防護服において、防護服着用時に服内において陽圧を保つための清浄空気導入手段が作業者の作業中の負担にならないようにすると共に、清浄空気の供給のための供給ホースとヘルメットの接続手段を簡素化することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 請求項1の発明は、高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置において、プレフィルター,ヘパフィルターを有する清浄空気送出し装置、前記清浄空気送り出し装置からの清浄空気を給送する複数の導管、前記導管先端部を、取付取外し可能に接続するコネクタを有するヘルメット、前面に顔面透明窓部を有し、顔面,頭部及び少なくとも上半身をカバーし、前記コネクタの挿通孔を具備する防護服とよりなるものとした。 【発明の効果】 【0008】 本発明において用いられる高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置にあっては、防護用として身にまとう防護服とは別体に設けられた清浄空気送り出し装置を用いている。1台の送り出し装置によって複数の作業者に清浄空気を送ることが可能であり、当然に作業者1人当りの経費を縮少することが出来る。 【0009】 清浄空気送り出し装置は、作業者に担持させる必要はないから適宜必要機能を加えることが可能となり、エアの清浄度を高めるために、二重プレフィルターを設けヘパフィルターを設けるなどのことも可能とする。これにより、アスベストの如き微細汚染されている区域にしてもきれいな空気が供給可能となる。更に清浄空気送り出し装置にDCブラシレスモーターを搭載し風量を無断階調整可能とすることも出来る。 【0010】 清浄空気を給送する導管をヘルメットに取り付けるための連結金具としてコネクタをヘルメットに有している。そのため前記清浄空気給送導管から放出された新しい清浄空気はヘルメットに取り付けられた導管端部から頭部周囲に直接噴出することになり、頭部及び顔面部分を清浄空気により完全に保護することが出来る。 然も作業終了時などには清浄空気を給送する導管を、ワンタッチでヘルメットから外すことが出来、作業開始時も極めて手早く導管をヘルメットに取り付けることが出来、作業の効率上有効となる。 【0011】 防護服内においては、ヘルメット部分から防護服と身体との間の隙間部分を通って上方から下方に向けて清浄空気が移動するために、身体全面が陽圧に囲まれ、外部からの有害物の侵入を防止する。 更に、防護服を着用していても、呼吸用の清浄空気が身体全体を包んでいるために、蒸暑さがなく、涼しく感じることで不快感がなくなった。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 本発明を実施するための最良の形態を図面と共に次に説明する。 本発明の高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置1は、プレフィルター2,ヘパフィルター3を有する清浄空気送り出し装置4、前記清浄空気送り出し装置4からの清浄空気を給送する導管5、前記導管5の先端部を、取付取外し可能に接続するコネクタ6を有するヘルメット7、前面に顔面透明窓部8aを有し、顔面,頭部及び少なくとも上半身をカバーし、前記コネクタの挿通孔9を具備する防護服8とよりなる。清浄空気送出し装置4は、図1に示す如く、函体10を形成し、函体10の一側面にプレフィルター2及びヘパフィルター3を設け、函体10の内部に前記各フィルター2,3を通過した清浄空気を吸い込むDCブラシレスモーター11により駆動されるファン12を有している。DCブラシレスモーター11は吸入排出する風量を無段階的に調節可能である。函体10は外ケース10aと内ケース10bよりなり、外ケース10aと内ケース10bとの間は、弱陽圧となるようにしている。函体10の適宜壁面には内ケース10b内部に通じる清浄空気導管5を複数取り付けている。清浄空気導管5は、清浄空気送り出し装置4を同時に使用することの出来る人数と一致した数としている。 【0013】 また、函体10には運転表示灯13を設けている。運転表示灯13は、ファン12等に異常状態が発生したとき或は停電時等に消灯する警告灯であって、作業者に装置の停止や異常を知らせるためのものである。 【0014】 前記各清浄空気導管5は適宜の長さを有し、清浄空気送り出し装置4を設置した場所から作業者が作業を行う現場まで清浄空気を送らなければならない。 上記清浄空気導管5は、作業者が着用しているヘルメット7に固定されている清浄空気吹出ノズル14に着脱自在にワンタッチコネクタ6により接続される。即ち、ノズル14と一体のプラグ6aを支持している金具15を、クッション材16を介してヘルメット7の縁部17に螺子18により固定している。清浄空気導管5の端部に設けられているソケット6bを前記プラグ6aに嵌合することで、清浄空気送り出し装置4からの清浄空気は導管5を経てソケット6bと結合されたプラグ6aよりなるワンタッチコネクタ6を経てノズル14からヘルメット7を着用している作業者頭部に清浄空気を吹き出すことになる。 【0015】 防護服8は頭部から上半身を被うものでも或いは下半身まで全身を被うものでも適宜であるが、着用時防護服8内に清浄空気を送り込むためコネクタ6を通すことの出来る挿通孔9(図2に示す)を設けている。前記挿通孔9は、頭部付近に清浄空気を吹き出させるためには、防護服のフード19付近に設けるのが好ましい。 【0016】 次に本発明装置の作用につき説明する。 有害汚染物質の処理を行なう際、防護服の着用前にヘルメット7を冠る。ヘルメット7には、清浄空気吹出用のノズル14が任意にその位置を選択することを可能にして支持部材に支持され設けられているので、ヘルメット7の好み位置にノズル14を固定しておく。ノズル14はワンタッチコネクタ6のプラグ6aと一体となっているので、後述する如く清浄空気導管5の端部に設けられているワンタッチコネクタ6のソケット6bと嵌合することで清浄空気をノズル14から噴出することが出来る。 【0017】 前述の如く、ヘルメット7を冠った後に防護服8を着用する。防護服8は頭部を被うフード19が一体に設けられフード19の顔面部分は透明な窓部8aとなっている。 フード19には清浄空気導管5接続のためワンタッチコネクタ6のプラグ6bを挿通する挿通孔9を有し、そこからプラグ6bを防護服外に出し清浄空気導管5と接続する。 【0018】 そして、清浄空気送り出し装置4を作動する。DCブラシレスモーター11により無断階に回転数を調整しファン12の風量を所定数値に決定してプレフィルター2,ヘパフィルター3で瀘過した清浄空気を導管5に送り込む。 【0019】 導管5からワンタッチコネクタ6を経てノズル14から吹出した清浄空気はフード21内に充満し、フード内を陽圧に保ち、防護服8内を頭部,胸部,腰部,脚部と流れるため防護服8内は、常に清浄空気は入れ替り、体は冷却され蒸れることはない。そして、防護服内は常に陽圧を保ち服内から服外への空気の流れが生じているために有害汚染物質の存在する環境内にあっても防護服内に汚染物質が進入することはない。 【図面の簡単な説明】 【0020】 【図1】清浄空気送り出し装置と防護服を着用した作業員とを清浄空気導管で繋いだ状態を示す概念図。 【図2】防護服を着用した状態のフード部分断面図。 【図3】Aはヘルメットへの清浄空気導管取付状態を示す側断面図、Bは同背面図。 【符号の説明】 【0021】 1 高濃度有害汚染物質防護服用清浄空気供給装置 2 プレフィルター 3 ヘパフィルター 4 清浄空気送り出し装置 5 清浄空気導管 6 コネクタ 6a プラグ 6b ソケット 7 ヘルメット 8 防護服 8a 顔面透明窓部 9 コネクタ挿通孔 10 函体 10a 外ケース 10b 内ケース 11 DCブラシレスモーター 12 ファン 13 運転表示灯 14 ノズル 15 金具 16 クッション材 17 ヘルメットの縁部 18 螺子 19 フード
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| 【出願人】 |
【識別番号】591066465 【氏名又は名称】日本エアーテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月29日(2006.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068124 【弁理士】 【氏名又は名称】大野 克躬
【識別番号】100073117 【弁理士】 【氏名又は名称】大野 令子
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| 【公開番号】 |
特開2008−54726(P2008−54726A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−231859(P2006−231859) |
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