| 【発明の名称】 |
ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 |
| 【発明者】 |
【氏名】森田 浩智
【氏名】松澤 真樹
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| 【要約】 |
【課題】ガイドワイヤを挿入する際、その操作を容易かつ確実に行なうことができるガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を提供すること。
【構成】ガイドワイヤ供給具3は、可撓性を有するチューブ51をループ状に巻回して形成され、チューブ51内にガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部5と、ガイドワイヤ収納部5に収納されたガイドワイヤ2を送り出す操作を行なう送り出し部8と、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2が挿通する孔部711を有し、孔部711を介してガイドワイヤ2が送り出される導入部7とを備えている。送り出し部8は、チューブ51の巻回軸56に対しほぼ垂直に配置され、ガイドワイヤ2を指で送り出す際にガイドワイヤ2が当接される当接面81と、当接面81が臨む方向と反対方向に突出して形成され、ガイドワイヤ2を指で送り出す際に把持される把持部86とを有している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガイドワイヤが突出する突出口を有する管体をループ状に巻回して形成され、該管体内に前記ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部と、 前記突出口近傍に設けられ、該突出口から突出した前記ガイドワイヤを送り出す操作を行なうガイドワイヤ送り出し部と、 前記ガイドワイヤ送り出し部に対して前記ガイドワイヤの送り出し方向に設けられ、前記ガイドワイヤ送り出し部から送り出された前記ガイドワイヤが挿通する貫通孔を有し、該貫通孔を介して前記ガイドワイヤが送り出されるガイドワイヤ導入部とを備え、 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記ガイドワイヤ収納部を支持する支持部と、前記管体の巻回軸に対してほぼ垂直に配置され、前記ガイドワイヤを送り出す際に前記ガイドワイヤが当接される当接面と、該当接面が臨む方向と反対方向に突出して形成され、前記ガイドワイヤを送り出す際に把持される把持部とを有することを特徴とするガイドワイヤ供給具。 【請求項2】 前記ガイドワイヤ収納部は、前記突出口付近が前記ガイドワイヤ収納部のループの外周側から前記巻回軸に向かって形成された延長部分を有し、 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記延長部分の形成方向に沿って配置されている請求項1に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項3】 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記ガイドワイヤ収納部のループの周上にその接線方向に沿って配置されている請求項1に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項4】 前記支持部は、前記ガイドワイヤ収納部に対し着脱自在に構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項5】 前記支持部は、前記ガイドワイヤ収納部を着脱自在に支持・固定し、該ガイドワイヤ収納部を前記ガイドワイヤ送り出し部について反転させて固定可能である請求項3に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項6】 前記ガイドワイヤ収納部における反転前の支持状態と反転後の支持状態とでは、前記ガイドワイヤ送り出し部に対する前記ガイドワイヤ収納部の偏在位置が異なる請求項5に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項7】 前記支持部には、前記管体が嵌合可能な溝が形成されている請求項4ないし6のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項8】 前記溝は、奇数個形成され、これらが前記ガイドワイヤの送り出し方向とほぼ直行する方向に配列されており、 前記奇数個形成された溝のうちの中央に位置する溝に前記突出口が位置する請求項7に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項9】 前記支持部には、前記ガイドワイヤ収納部の支持状態の維持を補助する補助部材が設けられている請求項1ないし8のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項10】 前記把持部は、長尺状をなす板状体またはブロック状体で構成されたものであり、その長手方向が前記ガイドワイヤの送り出し方向とほぼ平行となっている請求項1ないし9のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項11】 前記把持部は、その長手方向の異なる位置に設けられ、前記当接面が臨む方向に湾曲した2つの湾曲部を有する請求項10に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項12】 前記把持部は、その前記ガイドワイヤ導入部側の端部と前記当接面と反対側の側部とにそれぞれ設けられ、互いに対向する方向に湾曲した2つの湾曲部を有する請求項10に記載のガイドワイヤ供給具。 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具と、 前記ガイドワイヤ供給具の前記ガイドワイヤ導入部が着脱自在に接続される穿刺具とを備えることを特徴とするガイドワイヤ挿入具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ガイドワイヤ供給具およびそれを有するガイドワイヤ挿入具に関する。 【背景技術】 【0002】 ガイドワイヤの血管内への挿入は、おおむね次の方法(下記[1]〜[3]の工程)にて行われている。 【0003】 [1]カニューレを血管内に挿入する。 [2]ガイドワイヤをカニューレ内に挿入する。 [3]ガイドワイヤを押し進め、血管内に挿入する。 【0004】 前記ガイドワイヤを血管内に挿入する際に用いられるガイドワイヤ供給具(ガイドワイヤ挿入具)としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このガイドワイヤ供給具は、ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部(チューブ)と、該ガイドワイヤ収納部の先端開口部に固定され、ガイドワイヤ収納部に収納されたガイドワイヤを先端方向に送り出す操作を行なうガイドワイヤ送り出し部(ガイドワイヤ挿入器)とを有している。このガイドワイヤ送り出し部は、リング状をなすものであり、その中心軸に沿って形成された貫通孔(スリット)を2つ有している。これらの貫通孔は、リングの内側の空間(開口部)を介して対向配置されている。また、これらの貫通孔のうち、一方の貫通孔は、ガイドワイヤ収納部の先端開口部が接続される部位であり、当該ガイドワイヤ収納部と連通する。 【0005】 このような構成のガイドワイヤ供給具では、ガイドワイヤ収納部に収納されたガイドワイヤは、一方の貫通孔から突出し、前記リングの内側の空間を経て、他方の貫通孔を挿通した状態となる。この状態で、ガイドワイヤを操作する際、前記リングの内側の空間に位置するガイドワイヤの一部を親指と人差し指でつまみ、それらの指を除く複数の指でガイドワイヤ収納部を把持する。 【0006】 しかしながら、この従来の(特許文献1に記載の)ガイドワイヤ供給具では、前述したようにガイドワイヤ収納部が把持されるが、当該ガイドワイヤ収納部は、本来、ガイドワイヤを操作する際に使用者(操作者)が把持するための部位ではない。このため、ガイドワイヤ供給具に対する把持状態が不安定になる。その結果、従来のガイドワイヤ供給具は、ガイドワイヤを操作し難いものであった、すなわち、操作性に劣っていた。 【0007】 【特許文献1】特開平5−337190号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明の目的は、ガイドワイヤを挿入する際、その操作を容易かつ確実に行なうことができるガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 このような目的は、下記(1)〜(13)の本発明により達成される。なお、下記(14)〜(16)であるのが好ましい。 【0010】 (1) ガイドワイヤが突出する突出口を有する管体をループ状に巻回して形成され、該管体内に前記ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部と、 前記突出口近傍に設けられ、該突出口から突出した前記ガイドワイヤを送り出す操作を行なうガイドワイヤ送り出し部と、 前記ガイドワイヤ送り出し部に対して前記ガイドワイヤの送り出し方向に設けられ、前記ガイドワイヤ送り出し部から送り出された前記ガイドワイヤが挿通する貫通孔を有し、該貫通孔を介して前記ガイドワイヤが送り出されるガイドワイヤ導入部とを備え、 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記ガイドワイヤ収納部を支持する支持部と、前記管体の巻回軸に対してほぼ垂直に配置され、前記ガイドワイヤを送り出す際に前記ガイドワイヤが当接される当接面と、該当接面が臨む方向と反対方向に突出して形成され、前記ガイドワイヤを送り出す際に把持される把持部とを有することを特徴とするガイドワイヤ供給具。 【0011】 (2) 前記ガイドワイヤ収納部は、前記突出口付近が前記ガイドワイヤ収納部のループの外周側から前記巻回軸に向かって形成された延長部分を有し、 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記延長部分の形成方向に沿って配置されている上記(1)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0012】 (3) 前記ガイドワイヤ送り出し部は、前記ガイドワイヤ収納部のループの周上にその接線方向に沿って配置されている上記(1)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0013】 (4) 前記支持部は、前記ガイドワイヤ収納部に対し着脱自在に構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【0014】 (5) 前記支持部は、前記ガイドワイヤ収納部を着脱自在に支持・固定し、該ガイドワイヤ収納部を前記ガイドワイヤ送り出し部について反転させて固定可能である上記(3)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0015】 (6) 前記ガイドワイヤ収納部における反転前の支持状態と反転後の支持状態とでは、前記ガイドワイヤ送り出し部に対する前記ガイドワイヤ収納部の偏在位置が異なる上記(5)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0016】 (7) 前記支持部には、前記管体が嵌合可能な溝が形成されている上記(4)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【0017】 (8) 前記溝は、奇数個形成され、これらが前記ガイドワイヤの送り出し方向とほぼ直行する方向に配列されており、 前記奇数個形成された溝のうちの中央に位置する溝に前記突出口が位置する上記(7)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0018】 (9) 前記支持部には、前記ガイドワイヤ収納部の支持状態の維持を補助する補助部材が設けられている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【0019】 (10) 前記把持部は、長尺状をなす板状体またはブロック状体で構成されたものであり、その長手方向が前記ガイドワイヤの送り出し方向とほぼ平行となっている上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【0020】 (11) 前記把持部は、その長手方向の異なる位置に設けられ、前記当接面が臨む方向に湾曲した2つの湾曲部を有する上記(10)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0021】 (12) 前記把持部は、その前記ガイドワイヤ導入部側の端部と前記当接面と反対側の側部とにそれぞれ設けられ、互いに対向する方向に湾曲した2つの湾曲部を有する上記(10)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0022】 (13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具と、 前記ガイドワイヤ供給具の前記ガイドワイヤ導入部が着脱自在に接続される穿刺具とを備えることを特徴とするガイドワイヤ挿入具。 【0023】 (14) 前記当接面には、その一部が隆起した凸部が形成されている上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【0024】 (15) 前記当接面に向けて前記ガイドワイヤを押圧したとき、該ガイドワイヤからの反力が得られる上記(14)に記載のガイドワイヤ供給具。 【0025】 (16) 前記ガイドワイヤ収納部は、その全体形状がほぼ円形、ほぼ長円形またはほぼ楕円形をなすものである上記(1)ないし(12)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。 【発明の効果】 【0026】 本発明によれば、ガイドワイヤを挿入する際、ガイドワイヤ供給具(ガイドワイヤ挿入具)を把持する各指は、当該各指が当接するまたは掛けられるべき当接部や把持部に確実に掛けられる。これにより、ガイドワイヤ供給具を安定して、かつ確実に把持することができる。その結果、ガイドワイヤの挿入操作を容易かつ確実に行なうことができる。 【0027】 また、ガイドワイヤ送り出し部は、ガイドワイヤ収納部のループの周上にその接線方向に沿って配置され、当該ガイドワイヤ収納部をガイドワイヤ送り出し部について反転させて固定可能である場合には、ガイドワイヤ供給具を右利き用または左利き用に適宜変更することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0028】 以下、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。 【0029】 <第1実施形態> 図1は、本発明のガイドワイヤ挿入具(ガイドワイヤ供給具)の第1実施形態を示す側面図、図2は、図1に示すガイドワイヤ挿入具が有する穿刺具のハブを示す縦断面図、図3は、図1に示すガイドワイヤ供給具を示す斜視図、図4は、図1に示すガイドワイヤ供給具の操作状態(把持状態)を示す斜視図、図5は、図3(図4も同様)に示すガイドワイヤ供給具の当接面付近を示す縦断面図、図6は、図3に示すガイドワイヤ供給具のガイドワイヤ収納部を反転させた状態を示す斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図1、図2、図4および図5中の右側を「基端」、左側を「先端」と言い、図3および図6中の右下側を「基端」、左上側を「先端」と言う。また、図1および図5中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。 【0030】 図1に示すガイドワイヤ挿入具1は、ガイドワイヤ2を挿入する器具(装置)であり、ガイドワイヤ2を供給するガイドワイヤ供給具3と、ガイドワイヤ供給具3が着脱自在に接続される穿刺具4とを有している。 【0031】 まず、穿刺具4について説明する。 穿刺具4は、鋭利な針先を有する中空の穿刺針(中空針)41と、シリンジ42と、穿刺針41とシリンジ42との間に設けられるト字状(Y字状)のハブ(分岐コネクタ)43とを有している。 【0032】 図2に示すように、ハブ43は、ハブ本体430を有しており、ハブ本体430は、第1の筒状体431と、この第1の筒状体431の途中に設けられた第2の筒状体432とで構成されている。第2の筒状体432は、第1の筒状体431に対し、基端側に(第2の筒状体432の基端側が図2中上方に位置するように)傾斜している。 【0033】 また、第1の筒状体431の途中には、側孔(貫通孔)433が設けられており、この側孔433を介し、第1の筒状体431の内部(内腔)と第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通している。 【0034】 側孔433の寸法は、特に限定されず、用いるガイドワイヤ2の外径(直径)等の諸条件に応じて適宜設定されるが、側孔433の横断面での形状が略円形の場合、側孔433の直径は、0.7〜3.0mm程度であるのが好ましく、0.8〜2.0mm程度であるのがより好ましい。 【0035】 これにより、ガイドワイヤ2の位置が規制され、ガイドワイヤ2を穿刺針41の方向に、より円滑に移動させる(挿入する)ことができる。 【0036】 第1の筒状体431の先端部には、穿刺針41の基端部に設けられているハブ411が着脱自在に装着(接続)される。これにより、穿刺針41の内部(内腔)と、第1の筒状体431の内部(内腔)と、第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通する。 【0037】 また、第1の筒状体431の基端部には、シリンジ42の先端部が着脱自在に装着(接続)される。 【0038】 ハブ本体430の第2の筒状体432の内部であって、その途中には、一文字状のスリット(一文字スリット)435が形成された弁体434が設置されている。この弁体434のスリット435を介し、後述するガイドワイヤ供給具3の導入部7の先端部715を第2の筒状体432の基端側から先端側に挿入することができ、また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)を保持することができる。 【0039】 なお、弁体434のスリット435の形状は、一文字状に限らず、この他、例えば、十字状(十字スリット)等が挙げられる。 【0040】 また、弁体434は、例えば、一方の端面に開口し、他方の端面に開口しない第1の切り込みと、この第1の切り込みと内部において交差し、前記他方の端面に開口し、前記一方の端面に開口しない第2の切り込みとを有するもの(一文字スリットが交互に交差するように形成された略十字スリットが設けられたもの)であってもよい。 【0041】 また、弁体434の構成材料としては、例えば、シリコーンゴム、天然ゴムのような各種ゴムや、熱可塑性エラストマー等の弾性材料(特に軟質な材料が好ましい)が挙げられる。 【0042】 また、第2の筒状体432の内部であって、弁体434の基端側には、筒状のキャップ(雌コネクタ)436が設置されている。このキャップ436の内部形状は、導入部7の先端部715の外部形状に対応している。 【0043】 第2の筒状体432の基端部、すなわち、キャップ436内には、ガイドワイヤ供給具3の導入部7がその先端側から挿入される。これにより、ハブ43に対し、導入部7が着脱自在に接続される。従って、第2の筒状体432、キャップ436および弁体434により、接続部(接続ポート)が構成される。 【0044】 次に、ガイドワイヤ供給具3について説明する。 図1、図3、図4および図6に示すように、ガイドワイヤ供給具3は、ガイドワイヤ2と、ガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部(ガイドワイヤケース)5と、ガイドワイヤ収納部5に着脱自在に装着(固定)される送り出し・導入部材6とを有している。 【0045】 ガイドワイヤ2の構造や構成材料等は、特に限定されないが、ガイドワイヤ2は、例えば、超弾性体(超弾性線)で構成された芯材を有し、この芯材の両端部に、それぞれ、コイルが設けられているものであるのが好ましい。 【0046】 超弾性体の芯材の端部にコイルを設けることにより、その端部において、十分な柔軟性が得られ、また、直径を所定の値に維持することができる。 【0047】 前記芯材の構成材料は、特に限定されないが、例えば、Ni−Ti系合金等の超弾性合金等が好ましい。 【0048】 また、前記コイルの構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等が好ましい。 【0049】 また、ガイドワイヤ2の外径(直径)は、特に限定されないが、1.0mm以下であるのが好ましく、0.3〜0.9mm程度であるのがより好ましい。 【0050】 また、ガイドワイヤ2の先端部21は、本実施形態では、J字状をなしているが、先端部21の形状は、これに限定されない。 【0051】 図1に示すように、ガイドワイヤ収納部5は、ガイドワイヤ2が収納(挿入)される可撓性を有するチューブ(管体)51で構成されている。このチューブ51は、両端が開口した(開放した)ものであり、一方の開口部がガイドワイヤ2が挿入される挿入口54として機能し、他方の開口部が挿入口54から挿入されたガイドワイヤ2が突出する突出口55として機能する。 【0052】 このガイドワイヤ収納部5は、チューブ51を全体的にほぼ円形をなすように、すなわち、チューブ51を渦巻状(ループ状)に巻回したものである。これにより、突出口55が渦巻きの外側に位置し、挿入口54が渦巻きの内側に位置する。 【0053】 なお、ガイドワイヤ収納部5(チューブ51)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン等が挙げられる。 【0054】 また、ガイドワイヤ収納部5は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。ここで、「実質的に透明」とは、可視光の透過度が60%以上程度の透明性を有するものをいう。また、「実質的に透明」には、無色透明の他、有色(着色)透明も含まれる。 【0055】 ガイドワイヤ収納部5が実質的に透明であることにより、ガイドワイヤ供給具3を操作しているとき、目線が図1中上側(図4中上側)に位置するため、変位する(移動する)ガイドワイヤ2の末端部をチューブ51の管壁を介して視認することができる。これにより、ガイドワイヤ2の送り出し量(送り出し長さ)を把握することができる。 【0056】 また、ガイドワイヤ収納部5には、チューブ51の巻回状態(図3(図4および図6も同様)に示す状態)を維持する(保持する)巻回状態維持手段としてのクリップ(保持部材)が設置されているのが好ましい。 【0057】 送り出し・導入部材6は、ガイドワイヤ収納部5に収納されているガイドワイヤ2が送り出される送り出し部(ガイドワイヤ送り出し部)8と、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2を受け、そのガイドワイヤ2が送り出される導入部(ガイドワイヤ導入部)7とを有している。また、送り出し・導入部材6は、送り出し部8と導入部7とが一体的に形成されたものである。 【0058】 送り出し部8は、突出口55から突出したガイドワイヤ2を送り出す(繰り出す)操作を行なう部位である(図4参照)。この送り出し部8は、ガイドワイヤ収納部5のループの周上に、すなわち、突出口55における接線方向に沿って配置されている。 【0059】 図1(図3、図6も同様)に示すように、送り出し部8は、長尺状をなすブロック状体で構成された(横断面形状が四角形をなす)送り出し部本体83と、送り出し部本体83の上部(上面831)に設けられた支持部84とを有している。 【0060】 送り出し部本体83は、その長手方向が前記接線方向、すなわち、ガイドワイヤ2の送り出し方向にと平行となるような姿勢で設置されている。 【0061】 この送り出し部本体83は、その上面831がチューブ51の巻回軸56に対しほぼ垂直に配置されている。図4に示すように、上面831は、その一部(先端部)が、ガイドワイヤ2を指(図4に示す状態では右手の親指)で送り出す際にその指およびガイドワイヤ2が当接する当接面81として機能する。 【0062】 図5(図3および図6も同様)に示すように、当接面81には、その一部が隆起した凸部811が形成されている。これにより、ガイドワイヤ供給部3(ガイドワイヤ挿入具1)を用いる際に当接面81に向けてガイドワイヤ2を指先(手指)で図5中下方に向く矢印方向に押圧したとき、当該ガイドワイヤ2が凸部811の基端側付近、すなわち、凸部811の基端側の斜面と当接面81の図5中左右方向に平行な面との境界部812付近で撓む。これにより、ガイドワイヤ2から図5中上方に向く矢印方向の反力が確実に得られる。この反力により、ガイドワイヤ2の境界部812付近に位置する部分が指先に確実に係合する(密着する)こととなり、よって、ガイドワイヤ2に対する指先による送り出し操作を容易かつ確実に行なうことができる。その結果、ガイドワイヤ2が、ガイドワイヤ供給具3に接続された穿刺具2に確実に挿入される。 【0063】 また、送り出し部本体83は、当接面81が臨む方向と反対方向に突出して形成された、すなわち、当接面81よりも下方に位置する部位が、ガイドワイヤ2を指で送り出す際に、当接面81に当接する指を除く複数の指(図4に示す状態では右手の人差し指、中指、薬指および小指)で把持される把持部86として機能する。 【0064】 この把持部86には、第1の湾曲部861と第2の湾曲部862とが形成されている。第1の湾曲部861と第2の湾曲部862とは、送り出し部本体83(把持部86)の長手方向の異なる位置に設けられている。換言すれば、第1の湾曲部861は、当接面81付近の下方に位置し、第2の湾曲部862は、第1の湾曲部861よりも基端側に位置している。また、各湾曲部は、それぞれ、当接面81が臨む方向、すなわち、上方に向かって湾曲している。 【0065】 図4に示すように、ガイドワイヤ供給具3(ガイドワイヤ挿入具1)を操作するとき、右手の人差し指が第1の湾曲部861に掛けられ、中指、薬指および小指がそれぞれ第2の湾曲部862に掛けられる。また、前述したように、当接面81に右手の親指が添えられる(当接する)こととなる。 【0066】 このように、ガイドワイヤ供給具3では、当該ガイドワイヤ供給具3を操作する、すなわち、ガイドワイヤ2を穿刺具4に挿入するとき、各指は、当該各指が掛けられるべき(または当接するべき)部位に確実に掛けられる。これにより、ガイドワイヤ供給具3を安定して、かつ確実に把持することができる。その結果、ガイドワイヤ2の操作(挿入操作)を容易かつ確実に行なうことができる。 【0067】 送り出し部本体83の上面831の当接面81よりも基端側には、支持部84が設置されている。この支持部84は、ガイドワイヤ収納部5を着脱自在に支持・固定するものである。 【0068】 図3(図6も同様)に示すように、支持部84は、支持部本体841と、支持部本体841に対して回動可能に支持された補助部材842とで構成されている。支持部84では、ガイドワイヤ収納部5を支持する(固定する)ときには、支持部本体841に対して補助部材842が閉じた状態となる(図3中の実線で示す補助部材842参照)。また、支持部84に支持されたガイドワイヤ収納部5を離脱する(交換する)ときには、支持部本体841に対して補助部材842が開いた状態となる(図3中の二点鎖線で示す補助部材842参照)。 【0069】 支持部本体841(支持部84)には、奇数個(本実施形態では3つ)の溝843、844および845が形成されている。溝843、844および845には、それぞれ、横断面形状が「C」字状をなすものであり、このため、チューブ51の一部が嵌合することができる。これにより、ガイドワイヤ収納部5を確実に支持することができる。 【0070】 また、これらの溝843、844および845は、図3中左側から順に、ガイドワイヤ2の送り出し方向とほぼ直行する方向(以下、この方向を「幅方向」と言う)に配列されている。中央に位置する溝844には、突出口55が属するチューブ51の端部が嵌合する(位置する)。これにより、突出口55から突出したガイドワイヤ2を当接面81の幅方向の中央に位置させることができる。よって、突出口55から突出したガイドワイヤ2を確実に当接面81に押圧する、すなわち、ガイドワイヤ2の送り出し操作を確実に行なうことができる。 【0071】 図6に示すように、支持部84は、ガイドワイヤ収納部5を送り出し部8について反転させて固定することができる。これにより、ガイドワイヤ収納部5は、反転前の状態(支持状態)と反転後の状態とでは、送り出し部8に対する偏在位置が異なる。すなわち、ガイドワイヤ収納部5は、反転前の状態では送り出し部8に対し図6中左側に位置し(図6中二点鎖線で示すガイドワイヤ収納部5参照)、反転後の状態では送り出し部8に対し図6中右側に位置する(図6中実線で示すガイドワイヤ収納部5参照)。 【0072】 このようにガイドワイヤ収納部5を反転して固定可能であることにより、右手でガイドワイヤ供給具3を把持した場合(図4参照)、手の平側にガイドワイヤ収納部5が位置し、左手で把持したガイドワイヤ供給具3を場合、右手で把持した場合と同様に、手の平側にガイドワイヤ収納部5が位置する。このように把持する手(利き手)に関わらず、当該手に対するガイドワイヤ収納部5の位置が同等となる。これにより、ガイドワイヤ供給具3を右利き用または左利き用に適宜変更することができる。 【0073】 また、いずれの場合も、前述したように、ガイドワイヤ供給具3を操作するとき、人差し指が第1の湾曲部861に掛けられ、中指、薬指および小指がそれぞれ第2の湾曲部862に掛けられ、当接面81に親指が当接することとなる。これにより、ガイドワイヤ供給具3の操作性が向上する。換言すれば、ガイドワイヤ2を送り出す操作を行なうとき、ガイドワイヤ供給具3を把持する手に関わらず、当該ガイドワイヤ供給具3を安定して、かつ確実に把持することができ、よって、その操作を容易かつ確実に行なうことができる。 【0074】 また、支持部84では、ガイドワイヤ収納部5の反転前では、チューブ51の突出口55が属する端部が溝844に嵌合し(挟持され)、該端部よりも内側の(該端部と隣接する)チューブ51が溝843に嵌合する。また、ガイドワイヤ収納部5の反転後では、チューブ51の突出口55が属する端部がそのまま溝844に嵌合し、該端部よりも内側の(該端部と隣接する)チューブ51が溝845に嵌合する。 【0075】 このため、支持部84は、反転前と反転後とで双方ともにチューブ51を挟持する共通挟持部と、反転前にはチューブ51を挟持する(使用される)が反転後には使用されない反転前挟持部と、反転前には使用されないが反転後にはチューブ51を挟持する反転後挟持部とを有すると言うことができる。従って、溝844を「共通挟持部」と言うことができ、溝843を「反転前挟持部」ということができ、溝845を「反転後挟持部」と言うことができる。 【0076】 また、ガイドワイヤ収納部5の反転を行なうとき、突出口55が属する端部を共通挟持部(溝844)に挟持させた状態で、ガイドワイヤ収納部5を共通挟持部(突出口55)を中心として回動させて、それを行なうことができる。これにより、反転前と反転後とで、突出口55から突出したガイドワイヤ2を当接面81の幅方向の中央に位置させることができる。 【0077】 補助部材842は、小片で構成されたものである。この補助部材842は、図示しない回動支持部(例えばヒンジ)を介して、支持部本体841に対して回動することができる。 【0078】 補助部材842は、それが閉じた状態でガイドワイヤ収納部5の支持状態の維持を補助する機能を有する。これにより、ガイドワイヤ収納部5の不本意な離脱が確実に防止される。補助部材842は、それが閉じた状態で支持部本体841と係合する係合部(爪部)が設けられているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ収納部5の不本意な離脱がより確実に防止される。 【0079】 また、補助部材842には、それが閉じた状態で溝843、844および845とそれぞれ対応する溝846、847および848が形成されている。溝846、847および848は、それぞれ、横断面形状が「C」字状をなすものである。 【0080】 導入部7は、送り出し部8のガイドワイヤ2の送り出し方向に、送り出し部8と一体的に設けられている。この導入部7は、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2がさらに先端方向へ送り出される部位である。 【0081】 導入部7は、長尺状(板状)をなす導入部本体71を有している。この導入部本体71には、その長手方向に沿って溝716が形成されている。また、溝716は、先端部715に形成された孔部(貫通孔)711と連通している。送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2は、溝716および孔部711を順に挿通し、当該孔部711の先端開口713から送り出される。 【0082】 また、導入部本体71の先端部715は、前述したように、ガイドワイヤ供給具3を穿刺具4に接続される部位である。図3に示すように、先端部715は、外形形状が円柱状をなしており、その周方向に沿って複数のリブ717が形成されている。これにより、ガイドワイヤ供給具3(先端部715)を穿刺具4(第2の筒状体432)に接続した際、強固に接続され、よって、穿刺具4からガイドワイヤ供給具3が不本意に離脱するのを確実に防止することができる。 【0083】 なお、送り出し・導入部材6は、本実施形態では送り出し部8と導入部7とが一体的に(一部材で)形成されたものであるが、これに限らず、例えば、各部がそれぞれ別体で構成され、これらを接合したものであってもよい。 【0084】 また、送り出し・導入部材6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリオレフィン等が挙げられる。 【0085】 次に、ガイドワイヤ挿入具1(ガイドワイヤ供給具3)の作用(使用方法の一例)を、図1、図3および図4に基づいて説明する。この場合、代表的に、IVHカテーテルの挿入の際の操作手順の一例を説明する。 【0086】 まず、穿刺具4の穿刺針41を患者の所定の部位に穿刺し、その穿刺針41の針先を血管(静脈)内へ挿入する。 【0087】 そして、シリンジ42で血液を吸引し、穿刺針41の針先が血管内に位置していることを確認する。 【0088】 次いで、手指で、ガイドワイヤ2を送り出し部8の当接面81に押し付け、ガイドワイヤ2を基端側に引いて、ガイドワイヤ2の先端部21の一部または全部を導入部7内に位置させる。これにより、ガイドワイヤ2のJ字状の先端部21が邪魔にならなくなる。 【0089】 次いで、ガイドワイヤ供給具3の導入部7を穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に接続する。 【0090】 これにより、導入部7の先端部715は、第2の筒状体432の弁体434より基端側に挿入される。また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)が保持される。また、先端部715に形成された各リブ717により、ガイドワイヤ供給具3と穿刺具4とが強固かつ確実に接続される。 【0091】 次いで、ガイドワイヤ2を血管内へ挿入する操作を行う。 すなわち、図4に示すように、ガイドワイヤ供給具3を右手で把持する。このとき、親指が当接面81に当接し、人差し指が第1の湾曲部861に掛けられ、中指、薬指および小指がそれぞれ第2の湾曲部862に掛けられる。これにより、ガイドワイヤ供給具3が確実に把持され、よって、前述したようにガイドワイヤ2の送り出し操作が容易となる。この親指を操作することにより、ガイドワイヤ2をさらに血管内に挿入することができる。また、この操作では、前述したように、ガイドワイヤ2から反力が得られ、よって、ガイドワイヤ2を確実に送り出すことができる。 【0092】 次いで、ガイドワイヤ2を残したまま、穿刺針41を抜去し、ガイドワイヤ2をガイドワイヤ供給具3から取り外して、ガイドワイヤ2を血管内に留置する。 【0093】 次いで、ガイドワイヤ2に沿って、図示しないカテーテルを血管内へ挿入する。 【0094】 次いで、カテーテルを残したまま、ガイドワイヤ2を抜去し、カテーテルを血管内へ留置する。 【0095】 なお、左手でガイドワイヤ供給具3を把持する場合には、ガイドワイヤ収納部5を反転させる。これにより、前述と同様に、ガイドワイヤ2の挿入操作を確実に行なうことができる。 【0096】 <第2実施形態> 図7は、本発明のガイドワイヤ供給具の第2実施形態を示す斜視図である。 【0097】 以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。 【0098】 本実施形態は、ガイドワイヤ収納部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。 【0099】 図7に示すガイドワイヤ供給具3Aでは、ガイドワイヤ収納部5Aの全体形状がほぼ長円形(またはほぼ楕円形)をなしている。これにより、把持部86を把持する際に、親指以外の指が入るスペースを確保することができるので、確実に把持することができるという利点がある。 【0100】 <第3実施形態> 図8は、本発明のガイドワイヤ供給具の第3実施形態を示す斜視図である。 【0101】 以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。 【0102】 本実施形態は、ガイドワイヤ収納部に対するガイドワイヤ送り出し部の配置位置が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。 【0103】 図8に示すガイドワイヤ供給具3Bでは、送り出し部8Aが、ガイドワイヤ収納部5Bのループの最大直径となる部分に配置されている。 【0104】 すなわち、ガイドワイヤ収納部5Bは、突出口55付近がガイドワイヤ収納部5Bのループの外周側から巻回軸56に向かって形成された延長部分57を有している。この延長部分57に、その形成方向に沿って、送り出し部8Aが固定されて(固定的に設置されて)いる。 【0105】 このような構成により、送り出し部8Aがガイドワイヤ収納部5Bをほぼ二等分する位置に配置されることとなる。これにより、右手でガイドワイヤ供給具3B(送り出し部8A)を把持した場合と、左手で把持したガイドワイヤ供給具3Bを場合とで、当該把持した手に対するガイドワイヤ収納部5Bの位置がほぼ同等となる。これにより、ガイドワイヤ供給具3Bが、右利きおよび左利きの双方に適したものとなっている。 【0106】 また、送り出し部8Aの送り出し部本体83A(把持部86)は、長尺状をなす板状体で構成されたものである。 【0107】 この送り出し部本体83Aには、第1の湾曲部863と第2の湾曲部864とがそれぞれ形成されている。第1の湾曲部863は、送り出し部本体83Aの導入部7側の端部に設けられている。第2の湾曲部864は、送り出し部本体83Aの当接面81と反対側(下方)の側部に設けられている。また、第1の湾曲部863と第2の湾曲部864とは、互いに対向する方向に湾曲している。 【0108】 このような第1の湾曲部863および第2の湾曲部864が設けられていることにより、ガイドワイヤ供給具3Bを操作するとき、人差し指が第1の湾曲部863に掛けられ、中指、薬指および小指がそれぞれ第2の湾曲部864に掛けられる。また、親指は、当接面81に当接することとなる。 【0109】 このような把持状態となることにより、ガイドワイヤ供給具3を安定して、かつ確実に把持することができ、よって、ガイドワイヤ2の挿入操作を容易かつ確実に行なうことができる。また、右手および左手の双方において、この把持状態となる。 【0110】 なお、送り出し部8Aの導入部7の基端側近傍には、チューブ51が嵌合する溝が形成されていてもよい。 【0111】 以上、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。 【0112】 また、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。 【0113】 例えば、前記第3実施形態では、ガイドワイヤ収納部が送り出し部に固定されているが、これに限定されず、例えば、前記第1実施形態や前記第2実施形態と同様に、ガイドワイヤ収納部が送り出し部に対し着脱自在に支持されていてもよい。 【0114】 また、ガイドワイヤ収納部は、その全体形状がほぼ円形、ほぼ長円形またはほぼ楕円形であるのに限定されず、例えば、三角形や四角形等のような多角形であってもよい。 【0115】 本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具の用途は、特に限定されず、例えば、IVHカテーテル等の各種カテーテルのガイドとなるガイドワイヤの挿入に用いられる。 【図面の簡単な説明】 【0116】 【図1】本発明のガイドワイヤ挿入具(ガイドワイヤ供給具)の第1実施形態を示す側面図である。 【図2】図1に示すガイドワイヤ挿入具が有する穿刺具のハブを示す縦断面図である。 【図3】図1に示すガイドワイヤ供給具を示す斜視図である。 【図4】図1に示すガイドワイヤ供給具の操作状態(把持状態)を示す斜視図である。 【図5】図3(図4も同様)に示すガイドワイヤ供給具の当接面付近を示す縦断面図である。 【図6】図3に示すガイドワイヤ供給具のガイドワイヤ収納部を反転させた状態を示す斜視図である。 【図7】本発明のガイドワイヤ供給具の第2実施形態を示す斜視図である。 【図8】本発明のガイドワイヤ供給具の第3実施形態を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0117】 1 ガイドワイヤ挿入具 2 ガイドワイヤ 21 先端部 3、3A、3B ガイドワイヤ供給具 4 穿刺具 41 穿刺針 411 ハブ 42 シリンジ 43 ハブ 430 ハブ本体 431 第1の筒状体 432 第2の筒状体 433 側孔 434 弁体 435 スリット 436 キャップ 5、5A、5B ガイドワイヤ収納部 51 チューブ 54 挿入口 55 突出口 56 巻回軸 57 延長部分 6 送り出し・導入部材 7 導入部 71 導入部本体 711 孔部 713 先端開口 715 先端部 716 溝 717 リブ 8、8A 送り出し部 81 当接面 811 凸部 812 境界部 83、83A 送り出し部本体 831 上面 84 支持部 841 支持部本体 842 補助部材 843、844、845、846、847、848 溝 86 把持部 861 第1の湾曲部 862 第2の湾曲部 863 第1の湾曲部 864 第2の湾曲部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000109543 【氏名又は名称】テルモ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091292 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 達哉
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| 【公開番号】 |
特開2008−54859(P2008−54859A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234450(P2006−234450) |
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