| 【発明の名称】 |
腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セット |
| 【発明者】 |
【氏名】松井 秀樹
【氏名】大橋 康昌
【氏名】吉野 紀和
|
| 【要約】 |
【課題】第1のコネクタと第2のコネクタとを確実に無菌的に接続することができ、また、互いに接続された第1のコネクタと第2のコネクタとを離間させた後の当該第2のコネクタの無菌状態を確実に維持することができる腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットを提供すること。
【構成】腹膜透析用コネクタ2は、外キャップ6と外キャップ6の内側に離脱可能に装着された内キャップ7とを有する第1のコネクタ5と、内キャップ7に着脱自在に接続される第2のコネクタ8とを有している。この腹膜透析用コネクタ2は、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを一旦接続し、その後、第1のコネクタ5に対し第2のコネクタ8を離間すると、内キャップ7は、第2のコネクタ8とともに外キャップ6から離脱し、第2のコネクタ8に装着されるよう構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 透析液またはその排液が収納される収納容器に接続される第1のコネクタと、該第1のコネクタに着脱自在に接続される第2のコネクタとを有する腹膜透析用コネクタであって、 前記第1のコネクタは、 前記収納容器に連通する第1の流路を備える外キャップと、 前記外キャップの内側に離脱可能に装着され、該外キャップに装着された状態で前記第1の流路と連通する連通部と、該連通部を開閉可能であり、前記外キャップに装着された状態で開状態となる開閉手段とを備える内キャップとを有し、 前記第2のコネクタは、前記内キャップに接続可能であり、該内キャップに接続されたときに前記連通部を介して前記第1の流路と連通する第2の流路を有し、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを一旦接続し、その後、前記第1のコネクタに対し前記第2のコネクタを離間すると、前記内キャップは、前記第2のコネクタとともに前記外キャップから離脱し、前記第2のコネクタに装着されるよう構成されていることを特徴とする腹膜透析用コネクタ。 【請求項2】 前記内キャップは、前記第2のコネクタに装着された際、前記第2の流路の無菌状態を保持する機能を発揮する請求項1に記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項3】 前記開閉手段は、前記内キャップが前記外キャップから離脱した際、閉状態となる請求項1または2に記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項4】 前記内キャップが前記外キャップに装着される構造は、前記内キャップが前記外キャップに嵌合する構造である請求項1ないし3のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項5】 前記内キャップの前記外キャップに対する離脱は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを互いに反対方向へ引張ることにより行なわれる請求項4に記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項6】 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを互いに反対方向へ引張る引張り力は、前記外キャップと前記内キャップとの嵌合力より大きい請求項5に記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項7】 前記内キャップおよび前記第2のコネクタの一方には、雄ネジ部が設けられ、他方には、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が設けられており、 前記雄ネジ部と前記雌ネジ部とが螺合することにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続される請求項1ないし6のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項8】 前記開閉手段は、平板状をなす弾性体で構成され、その一方の面にのみ到達する第1のスリットと、その他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとを有する弁体である請求項1ないし7のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項9】 前記第1のコネクタは、前記開閉手段を前記開状態にする開口手段を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項10】 前記開口手段は、前記第1の流路の前記外キャップの内側の端部が該外キャップの内側に突出した突出部で構成されている請求項9に記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項11】 前記外キャップおよび前記内キャップは、それぞれ、形状が有底筒状をなすものである請求項1ないし10のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項12】 前記第2のコネクタに装着された前記内キャップは、前記第2のコネクタから離脱可能である請求項1ないし11のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタと、 透析液が充填された透析液容器と、 前記第1のコネクタと前記透析液容器とを接続するチューブと、 チューブの途中から分岐した分岐チューブと、 前記分岐チューブに接続され、透析液の排液を回収する排液回収容器とを有することを特徴とする腹膜透析セット。 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれかに記載の2つの腹膜透析用コネクタと、 透析液が充填された透析液容器と、 一方の前記腹膜透析用コネクタの前記第1のコネクタと前記透析液容器とを接続する透析液側チューブと、 透析液の排液を回収する排液回収容器と、 他方の前記腹膜透析用コネクタの前記第1のコネクタと排液回収容器とを接続する排液側チューブとを有することを特徴とする腹膜透析セット。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、腹膜透析用コネクタおよびそれを有する腹膜透析セットに関する。 【背景技術】 【0002】 近年、腹膜透析による治療法は、人工腎臓による透析法に比し、装置、器具が小型で簡易であり、治療費も安いこと、腹膜癒着の防止が可能となったこと、患者の負担が少ないこと等の理由から、注目されている。 【0003】 この腹膜透析法のうち、特に連続的携帯式腹膜透析法(continuous ambulatory peritoneal dialysis)は、患者自身が自宅や職場で透析液の容器(バッグ)の交換を行うことができるため、社会復帰がし易く、大いに注目されている。 【0004】 このCAPDは、患者の腹腔内にカテーテルチューブ(腹膜カテーテル)を留置し、このカテーテルチューブの体外端にトランスファーチューブを接続し、これに透析液の入った透析液バッグ(注液バッグ)のバッグチューブを接続し、各チューブを通じてバッグ内の透析液を腹腔内に注液し、所定時間透析を行った後、腹腔内の透析液排液を前記各チューブを通じて、排液バッグ内に回収するものである。なお、各チューブ同士の接続は、両チューブの端部にそれぞれ装着された雄、雌コネクタの嵌合により行われる。 【0005】 このような雄コネクタと雌コネクタとを有する腹膜透析用コネクタとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。この腹膜透析用コネクタでは、雄コネクタ(患者側コネクタ)に、当該雄コネクタを雌コネクタ(回路側コネクタ)に接続するまで、雄コネクタの無菌状態を維持するキャップ(インナーキャップ)が装着されている。 【0006】 しかしながら、この腹膜透析用コネクタでは、雄コネクタと雌コネクタとを一旦接続し、その後、雄コネクタに対し雌コネクタを離間する、すなわち、接続を解除すると、キャップは、雌コネクタとともに雄コネクタから離脱してしまう。このため、接続解除後の雄コネクタの無菌状態が維持されないという問題があった。 【0007】 【特許文献1】特開2003−210574号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明の目的は、第1のコネクタと第2のコネクタとを確実に無菌的に接続することができ、また、互いに接続された第1のコネクタと第2のコネクタとを離間させた後の当該第2のコネクタの無菌状態を確実に維持することができる腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 このような目的は、下記(1)〜(14)の本発明により達成される。 (1) 透析液またはその排液が収納される収納容器に接続される第1のコネクタと、該第1のコネクタに着脱自在に接続される第2のコネクタとを有する腹膜透析用コネクタであって、 前記第1のコネクタは、 前記収納容器に連通する第1の流路を備える外キャップと、 前記外キャップの内側に離脱可能に装着され、該外キャップに装着された状態で前記第1の流路と連通する連通部と、該連通部を開閉可能であり、前記外キャップに装着された状態で開状態となる開閉手段とを備える内キャップとを有し、 前記第2のコネクタは、前記内キャップに接続可能であり、該内キャップに接続されたときに前記連通部を介して前記第1の流路と連通する第2の流路を有し、 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを一旦接続し、その後、前記第1のコネクタに対し前記第2のコネクタを離間すると、前記内キャップは、前記第2のコネクタとともに前記外キャップから離脱し、前記第2のコネクタに装着されるよう構成されていることを特徴とする腹膜透析用コネクタ。 【0010】 (2) 前記内キャップは、前記第2のコネクタに装着された際、前記第2の流路の無菌状態を保持する機能を発揮する上記(1)に記載の腹膜透析用コネクタ。 【0011】 (3) 前記開閉手段は、前記内キャップが前記外キャップから離脱した際、閉状態となる上記(1)または(2)に記載の腹膜透析用コネクタ。 【0012】 (4) 前記内キャップが前記外キャップに装着される構造は、前記内キャップが前記外キャップに嵌合する構造である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0013】 (5) 前記内キャップの前記外キャップに対する離脱は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを互いに反対方向へ引張ることにより行なわれる上記(4)に記載の腹膜透析用コネクタ。 【0014】 (6) 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを互いに反対方向へ引張る引張り力は、前記外キャップと前記内キャップとの嵌合力より大きい上記(5)に記載の腹膜透析用コネクタ。 【0015】 (7) 前記内キャップおよび前記第2のコネクタの一方には、雄ネジ部が設けられ、他方には、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が設けられており、 前記雄ネジ部と前記雌ネジ部とが螺合することにより、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続される上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0016】 (8) 前記開閉手段は、平板状をなす弾性体で構成され、その一方の面にのみ到達する第1のスリットと、その他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとを有する弁体である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0017】 (9) 前記第1のコネクタは、前記開閉手段を前記開状態にする開口手段を有する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0018】 (10) 前記開口手段は、前記第1の流路の前記外キャップの内側の端部が該外キャップの内側に突出した突出部で構成されている上記(9)に記載の腹膜透析用コネクタ。 【0019】 (11) 前記外キャップおよび前記内キャップは、それぞれ、形状が有底筒状をなすものである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0020】 (12) 前記第2のコネクタに装着された前記内キャップは、前記第2のコネクタから離脱可能である上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタ。 【0021】 (13) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の腹膜透析用コネクタと、 透析液が充填された透析液容器と、 前記第1のコネクタと前記透析液容器とを接続するチューブと、 チューブの途中から分岐した分岐チューブと、 前記分岐チューブに接続され、透析液の排液を回収する排液回収容器とを有することを特徴とする腹膜透析セット。 【0022】 (14) 上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の2つの腹膜透析用コネクタと、 透析液が充填された透析液容器と、 一方の前記腹膜透析用コネクタの前記第1のコネクタと前記透析液容器とを接続する透析液側チューブと、 透析液の排液を回収する排液回収容器と、 他方の前記腹膜透析用コネクタの前記第1のコネクタと排液回収容器とを接続する排液側チューブとを有することを特徴とする腹膜透析セット。 【発明の効果】 【0023】 本発明によれば、第1のコネクタと第2のコネクタとが接続された際、第1の流路、連通部および第2の流路が外部と連通するのが確実に防止され、よって、これらの無菌状態が確実に維持される。これにより、透析液の供給またはその排液の回収が無菌的に行なわれる。 【0024】 また、互いに接続された第1のコネクタと第2のコネクタとを離間させた後、わざわざ保護キャップ(内キャップ)の装着操作を行なうことなく、内キャップが第2のコネクタに確実に装着され、よって、第2のコネクタ、特に第2の流路の無菌状態を確実に維持することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0025】 以下、本発明の腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。 【0026】 <第1実施形態> 図1は、本発明の腹膜透析セットの第1実施形態を示す概略図、図2〜図4は、それぞれ、本発明の腹膜透析用コネクタの部分縦断面図(本発明の腹膜透析用コネクタの使用状態を順を追って説明するための図)、図5は、図2(図3および図4も同様)に示す腹膜透析用コネクタが有する弁体(開閉手段)の斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図2〜図5中の上側を「上」、「上方」または「バッグ側」、下側を「下」、「下方」または「患者側」と言う。 【0027】 図1に示す腹膜透析セット1は、腹膜透析法のうち、特に連続的携帯式腹膜透析法(continuous ambulatory peritoneal dialysis)に好適に用いることができるもの、すなわち、腹膜透析を行うに際し、患者の腹膜内(腹腔内)に透析液を注入(供給)し、その後、透析液の排液を回収するものである。 【0028】 腹膜透析セット1は、透析液が充填された(収納された)透析液バッグ(透析液容器(収納容器))4と、透析液の排液(以下単に「排液」という)を回収する(収納する)排液バッグ(排液回収容器(収納容器))9と、透析液バッグ4および排液バッグ9にそれぞれ接続されたバッグ側チューブ11と、患者の腹膜内に留置されたカテーテル(図示せず)に接続されたトランスファーチューブ(患者側チューブ)18と、バッグ側チューブ11とトランスファーチューブ18とを着脱自在に接続する腹膜透析用コネクタ2とを有している。 【0029】 透析液バッグ4は、軟質ポリ塩化ビニルのような可撓性樹脂製のシート材を袋状に成形してなるものである。なお、必要に応じて、内部(内腔)に隔壁4aを設けた複室容器としてもよい。この透析液バッグ4は、バッグ側チューブ11が接続されている側を下側にして、図示しないハンガーに吊り下げられている。 【0030】 排液バッグ9は、軟質ポリ塩化ビニルのような可撓性樹脂製のシート材を袋状に成形してなるものである。 【0031】 バッグ側チューブ11は、透析液バッグ4と後述する腹膜透析用コネクタ2の第1のコネクタ(バッグ側コネクタ)5とを接続するチューブ111と、チューブ111の途中から分岐した分岐チューブ112とで構成されている。チューブ111と分岐チューブ112とは、分岐部113を介して互いに連通している。第1のコネクタ5の外側(外周部)には、その周方向沿って間欠的に配置された、長尺状の複数(4〜8ヶ所)のリブ5aまたは凹部が設けられていてもよい。これにより、操作時の第1のコネクタ5に対する手指の滑りを防止することができる。 【0032】 チューブ111は、その一端が透析液バッグ4に接続されており、当該透析液バッグ4に連通している。また、分岐チューブ112は、その一端が排液バッグ9に接続されており、当該排液バッグ9に連通している。 【0033】 バッグ側チューブ11では、その一部を選択的に閉塞して、液体(透析液や排液)の流路を切り替える。 【0034】 換言すれば、バッグ側チューブ11では、透析液バッグ4から患者側に透析液を供給するときには、分岐チューブ112の分岐部113近傍を閉塞する。また、患者側から排液バッグ9に排液を回収するときには、チューブ111の分岐部113の透析液バッグ4側近傍を閉塞する。このチューブを閉塞する方法としては、特に限定されず、例えば、閉塞したいチューブにクレンメを装着する(設置する)方法が挙げられる。 【0035】 なお、バッグ側チューブ11は、可撓性(柔軟性)を有するものであるのが好ましく、その構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル,ポリエチレン,ポリプロピレン,EVAのようなポリオレフィン系樹脂、PET,PBTのようなポリエステル系樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、シリコーン、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂、あるいはこれらのうちの2以上を適宜組み合わせた樹脂等が挙げられる。 【0036】 後述する腹膜透析用コネクタ2の第2のコネクタ(患者側コネクタ)8には、トランスファーチューブ18の一端が接続されている。 【0037】 このトランスファーチューブ18には、その途中を着脱自在に接続するコネクタ17が設置されている。このコネクタ17は、その着脱時にコネクタ17内部の流路を無菌的に保持し得る構成(例えば2重構造)となっている。 【0038】 また、トランスファーチューブ18のコネクタ17よりも腹膜透析用コネクタ2側には、トランスファーチューブ18内の流路を開閉するローラクランプ16が設置されている。 【0039】 トランスファーチューブ18の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、バッグ側チューブ11の説明で挙げた構成材料と同様のものを用いることできる。 【0040】 図2〜図4に示す腹膜透析用コネクタ2は、バッグ側チューブ11を介して各バッグに接続された第1のコネクタ5と、第1のコネクタ5に着脱自在に接続される第2のコネクタ8とを備えている。第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とが接続された状態(接続状態(図3に示す状態))では、この腹膜透析用コネクタ2を介して、液体の流通(バッグ側から患者側への透析液の流通、または、患者側からバッグ側への排液の流通)が可能となる。 【0041】 第1のコネクタ5は、外径が23〜26mm程度、長さが23mm程度の外キャップ6と、外キャップ6の内側に離脱可能に装着される、外径が17〜21mm程度、長さが21mm程度の内キャップ(保護キャップ)7とを有している。着脱等の操作性向上のため、内キャップ7の外側(外周部)には、その周方向沿って間欠的に配置された、長尺状の凹部(溝)が設けられていてもよい。図2に示すように、第1のコネクタ5は、接続状態となる前では、外キャップ6と内キャップ7とを組み立てた、すなわち、外キャップ6の内側に内キャップ7を装着した組立状態となっている。 【0042】 外キャップ6は、有底筒状をなす外キャップ本体61と、外キャップ本体61の頂部611を貫通する管体で構成された第1の流路62と、外キャップ本体61の頂部611上方に設けられた複数のリブ63とを有している。 【0043】 外キャップ本体61は、その内径が下方に向かって漸増している、すなわち、内周面614が外方に向かって湾曲している。外キャップ本体61の内側(内周面614)がこのような形状をなしていることにより、第1のコネクタ5を組立状態とするとき、内キャップ7を外キャップ6に容易に挿入することができる。また、外キャップ6に挿入された内キャップ7を当該外キャップ6から離脱させる(離脱状態(図4に示す状態)とする)とき、その操作(離脱操作)を容易に行なうことができる。 【0044】 外キャップ本体61の開口612の縁部には、内側に向かって突出した凸条613が形成されている。この凸条613は、その全体形状が、内周面614の周方向に沿ってリング状をなすものである。 【0045】 このような凸条613が形成されていることにより、組立状態で内キャップ7が外キャップ6に嵌合する(係止される)こと(嵌合構造)となり、よって、内キャップ7の不本意な離脱を確実に防止することができる。 【0046】 第1の流路62は、外キャップ本体61と同心的に設けられている。この第1の流路62は、その上端部が頂部611から上方に向かって突出した上側突出部621と、下端部が頂部611から下方に(外キャップの内側に)向かって突出した下側突出部(突出部)622とを有している。 【0047】 上側突出部621には、バッグ側チューブ11(チューブ111)が接続される。これにより、バッグ側チューブ11を介して、第1の流路62が透析液バッグ4や排液バッグ9に連通することとなる。 【0048】 下側突出部622の下端面623は、丸みを帯びている。 複数のリブ63は、上側突出部621の外周方向に沿って、等角度間隔に配置されている。各リブ63は、板片で構成されたものであり、下部631が頂部611に接合され、第1の流路62側の側部632が当該上側突出部621の上側突出部621に接合されている。 【0049】 このようなリブ63が設けられていることにより、上側突出部621の倒れや折れ等の変形を防止することができる。 【0050】 なお、外キャップ6は、外キャップ本体61と、第1の流路62と、複数のリブ63とが一体的に形成されものであってもよいし、これらの部位が別体で構成され、別体同士を連結した(接合した)ものであってもよい。 【0051】 また、外キャップ6の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアリルスルホン、ポリエーテルスルホン、メタクリル−スチレン共重合体、ポリアリレート、スチレン−アクリロニトリル共重合体のような各種樹脂が挙げられるが、その中でも、成形が容易であるという点で、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)のような樹脂が好ましい。 【0052】 内キャップ7は、有底筒状をなす内キャップ本体71と、内キャップ本体71に設置された弁体(開閉手段)3とを有している。 【0053】 内キャップ本体71は、その頂部712を貫通する貫通孔(連通部)713と、内周部に形成された雌ネジ部714とを有している。 【0054】 貫通孔713は、頂部712に内キャップ本体71と同心的に形成されている。この貫通孔713は、組立状態で第1の流路62の下側突出部622が挿入されることにより、当該第1の流路62と連通する(図2、図3参照)。なお、貫通孔713の内径は、第1の流路62の下側突出部622の外径とほぼ同等または若干大きく設定されている。 【0055】 また、貫通孔713の上端部には、その内径が上方に向かって漸増したテーパ部716が形成されている。組立状態とするとき、テーパ部716によって下側突出部622(第1の流路62)の下端面623が案内され、当該下側突出部622を貫通孔713に容易に導入することができる。 【0056】 雌ネジ部714は、後述する第2のコネクタ8の雄ネジ部811と螺合する部位である。この雌ネジ部714と雄ネジ部811とが螺合することにより、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とが確実に接続される、すなわち、確実に接続状態となる(図3参照)。また、この接続状態では、液体が通過する流路(例えば第1の流路62)が外部と連通するのが確実に防止され(図3参照)、よって、当該流路の確実に無菌状態を維持することができる、すなわち、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを確実に無菌的に接続することができる。また、前述した雌ネジ部714と雄ネジ部811との螺合により、接続状態が不本意に解除されるのが確実に防止される。 【0057】 また、内キャップ本体71は、その外周面711が外キャップ本体61の内周面614の形状に対応した形状をなしている。換言すれば、内キャップ本体71は、その外径が下方に向かって漸増している、すなわち、外周面711が外方に向かって湾曲している。 【0058】 内キャップ本体71の外周面711がこのような形状をなしていることにより、組立状態で、外キャップ本体61(外キャップ6)に対する内キャップ本体71(内キャップ7)の位置決めが確実になされる。また、組立状態で、内キャップ本体71の外周面711の全体と外キャップ本体61の内周面614の全体とが確実に密着する(当接する)。内キャップ7(内キャップ本体71)の雌ネジ部714と第2のコネクタ8の雄ネジ部811とを螺合するときに生じる回転力が内キャップ7に伝達されるが、内キャップ本体71の外周面711と外キャップ本体61の内周面614とが密着することによりこれらの面同士の間に摩擦力が生じて、内キャップ7が回転するのを防止することができる。これにより、雌ネジ部714と雄ネジ部811とが確実に螺合する。 【0059】 なお、内キャップ本体71の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、外キャップ6についての説明で挙げたような構成材料と同様のものや、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。 【0060】 内キャップ本体の頂部712には、貫通孔713の途中が拡径した拡径部715が設けられており、この拡径部715に弁体3が収納されて(設置されて)いる。この弁体3は、貫通孔713を開閉するものである。 【0061】 図5に示すように、弁体3は、円盤状(平板状)をなす弾性体で構成されている。また、弁体3は、第1の流路62の下側突出部622の挿入・抜去に伴って開閉する第1のスリット31と、第2のスリット32とを有している。 【0062】 第1のスリット31は、弁体3の内部から弁体3の上面(頂面)33にのみ到達するように形成されている。また、この第1のスリット31は、その形状が平面視で一文字状をなしている。これにより、第1のスリット31を簡単な形状(構成)とすることができ、よって、第1のスリット31が容易かつ確実に開閉することができる。 【0063】 第2のスリット32は、弁体3の内部から弁体3の下面(底面)34にのみ到達するように形成されている。また、この第2のスリット32は、その形状が平面視で一文字状をなしている。これにより、第2のスリット32を簡単な形状(構成)とすることができ、よって、第2のスリット32が容易かつ確実に開閉することができる。 【0064】 また、このような第1のスリット31と第2のスリット32とは、弁体3の内部において部分的に交差している。図示の構成では、両スリット31、32は、十文字状に交差している、すなわち、両スリット31、32の交差角度は、90°となっているが、この交差角度は、90°に限定されない。 【0065】 このような構成の弁体3は、組立状態では、第1の流路62の下側突出部622が第1のスリット31および第2のスリット32をそれぞれ挿通して、確実に開状態となる(図2、図3参照)。また、弁体3は、離脱状態では、第1のスリット31および第2のスリット32から第1の流路62の下側突出部622が抜去され、自己閉塞性により確実に閉状態となる(図4参照)。このように離脱状態で弁体3が閉状態となることにより、後述する第2の流路84の無菌状態が確実に維持される。 【0066】 また、下側突出部622は、弁体3(閉状態の弁体3)を確実に開状態にする開口手段として機能するものであると言うことができる。 【0067】 なお、弁体3の構成材料としては、特に限定されず、例えば、内キャップ本体71についての説明で挙げたような弾性材料を用いることができる。 【0068】 第2のコネクタ8は、外形形状が円柱状をなす第2のコネクタ本体81と、第2のコネクタ本体81の下部から突出した管状をなす突出管82と、第2のコネクタ本体81の下部に設けられた複数のリブ83とを有している。 【0069】 第2のコネクタ本体81は、第2のコネクタ本体81を貫通する貫通孔812と、第2のコネクタ本体81の外周部に設けられた雄ネジ部811と、第2のコネクタ本体81の下部に設けられたフランジ部813とを有している。 【0070】 貫通孔812は、第2のコネクタ本体81の中心軸に沿って形成されている。 雄ネジ部811は、前述したように、接続状態で内キャップ7の雌ネジ部と螺合する部位である。 【0071】 フランジ部813は、第2のコネクタ本体81の下部が拡径した部位である。接続状態では、フランジ部813が内キャップ本体71の下面717に当接する。これにより、内キャップ本体71に対する第2のコネクタ本体81の過剰なねじ込みを確実に防止することができる。また、接続状態では、フランジ部813によって内キャップ本体71の開口718が閉塞され、貫通孔812(第2の流路84)を無菌的に保持し得る。 【0072】 フランジ部813には、下方に向かって突出した突出管82が設けられている。この突出管82は、第2のコネクタ本体81の貫通孔812と連通している。第2のコネクタ8では、貫通孔812と突出管82とで、液体が流通する第2の流路84が構成されている。 【0073】 図3に示すように、第2の流路84は、接続状態で、貫通孔713を介して第1の流路62と連通する。これにより、バッグ側から患者側へまたはその逆方向への液体の流通が可能となる。 【0074】 また、突出管82には、トランスファーチューブ18が接続されている。 複数のリブ83は、突出管82の外周方向に沿って、等角度間隔に配置されている。各リブ83は、板片で構成されたものであり、上部831がフランジ部813に接合され、突出管82側の側部832が当該突出管82に接合されている。 【0075】 このようなリブ83が設けられていることにより、突出管82の倒れや折れ等の変形を防止することができる。 【0076】 なお、第2のコネクタ8は、第2のコネクタ本体81と、突出管82と、複数のリブ83とが一体的に形成されものであってもよいし、これらの部位が別体で構成され、別体同士を連結した(接合した)ものであってもよい。 【0077】 また、第2のコネクタ8の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、外キャップ6についての説明で挙げたような構成材料と同様のものを用いることができる。 【0078】 次に、腹膜透析用コネクタ2の操作方法(使用状態)について説明する。 図2に示す状態から、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを接近させつつ相対的に回転させる。これにより、第1のコネクタ5(内キャップ7)の雌ネジ部714と、第2のコネクタ8の雄ネジ部811とが螺合し(接続し)、腹膜透析用コネクタ2が一旦接続状態となる。この接続状態では、前述したように、第1の流路62と第2の流路84との無菌状態が確実に維持されている。 【0079】 この接続状態後に(図3に示す状態から)、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを、これらが離間する方向、すなわち、互いに反対方向へ引張る。このとき、第2のコネクタ8に接続された(装着された)内キャップ7が下方へ移動するのに伴って、当該内キャップ7の外周面711が外キャップ6の凸条613を外方へ押圧することとなる。これにより、外キャップ6の開口612が広がるとともに、内キャップ7の外周面711が凸条613に摺動しつつ当該凸条613を乗り越える。 【0080】 このような過程を経て、内キャップ7は、第2のコネクタ8とともに外キャップ6から離脱する、すなわち、腹膜透析用コネクタ2が離脱状態となる。 【0081】 離脱状態(図4に示す状態)では、内キャップ7が第2のコネクタに装着されている。換言すれば、離脱状態で、内キャップ7が第2のコネクタ8のほぼ全体、すなわち、第2のコネクタ本体81を覆っている。これにより、離脱状態での第2のコネクタ8、特に第2の流路84の無菌状態を確実に維持する(保持する)ことができる。 【0082】 また、この離脱状態では、前述したように、弁体3が閉状態となるため、第2の流路84の無菌状態をより確実に維持することができる。 【0083】 前述したような一連の操作を行なうには、腹膜透析用コネクタ2では、内キャップ7と第2のコネクタ8とが接続される接続力(螺合力)は、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを互いに反対方向へ引張る引張り力よりも大きく設定されている。また、この引張り力は、外キャップ6と内キャップ7とが嵌合する嵌合力より大きく設定されている。 【0084】 これにより、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを互いに反対方向へ引張った際、内キャップ7から第2のコネクタ8が外れる(接続状態が解除される)ことなく、第2のコネクタ8とともに内キャップ7を外キャップ6から確実に離脱させることができる。 【0085】 なお、第2のコネクタ8に装着された内キャップ7は、腹膜透析セット1の使用状態によっては、当該第2のコネクタ8から離脱させる場合もある。この場合、内キャップ7と第2のコネクタ8との螺合を解除することにより、それを行なうことができる。 【0086】 次に、腹膜透析セット1の使用方法について説明する。 [1] まず、透析液バッグ4を、バッグ側チューブ11が接続されている側を下側にして、ハンガー(図示せず)に掛ける。また、排液バッグ9を、例えば床に載置する。 【0087】 このとき、腹膜透析セット1(腹膜透析用コネクタ2)では、第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とは、未だ接続されていない。また、第2のコネクタ8には、内キャップ7と同様のもの(図1に示す構成では内キャップ7)が装着されている。これにより、第2のコネクタ8の無菌状態が維持されている。また、バッグ側チューブ11では、分岐チューブ112が予め例えば前述したようなクレンメにより閉塞されている。 【0088】 [2] 次に、第2のコネクタ8から内キャップ7を外す。その後、迅速に、前述した操作により第1のコネクタ5と第2のコネクタ8とを接続する。これにより、接続状態の腹膜透析用コネクタ2を介して、バッグ側チューブ11とトランスファーチューブ18とが連通する。 【0089】 [3] 次に、チューブ11(バッグ側チューブ11)の透析液バッグ4近傍に予め装着されていたクレンメ(図示せず)を外す。これにより、透析液バッグ4の透析液がチューブ11、腹膜透析用コネクタ2、トランスファーチューブ18を順に通過して、患者に供給される(注入される)。 【0090】 [4] 所定量の透析液の供給が完了した後、接続状態の腹膜透析用コネクタ2を、前述した操作により離脱状態とする。この離脱状態では、第2のコネクタ8の無菌状態が確実に維持されている。 【0091】 [5] また、所定量の透析液の供給が完了してから所定時間経過後、前記[4]で離脱状態の、すなわち、内キャップ7が装着された第2のコネクタ8を、内キャップ7が装着されたまま、外キャップ6に装着する(接続する)。これにより、腹膜透析用コネクタ2が再度接続状態となり、患者側からの排液がトランスファーチューブ18、腹膜透析用コネクタ2、分岐チューブ112を順に通過して、排液バッグ9に回収される。また、このとき、分岐チューブ112の閉塞が解除されており、チューブ111の分岐部113よりも透析バッグ4側の部分が閉塞されている。 【0092】 [6] 排液の回収が完了した後、腹膜透析用コネクタ2を再度離脱状態とし、腹膜透析セット1の第1のコネクタ5からバッグ側の部材、すなわち、第1のコネクタ5、バッグ側チューブ11、透析液バッグ4および排液バッグ9を破棄する。 [7] 以降、前記[2]〜[6]と同様の操作を1回以上繰り返してもよい。 【0093】 <第2実施形態> 図6は、本発明の腹膜透析セットの第2実施形態を示す概略図である。 【0094】 以下、この図を参照して本発明の腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。 【0095】 本実施形態は、腹膜透析セットの構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。 【0096】 図6に示す腹膜透析セット1Aは、一端が透析液バッグ4に接続され、当該透析液バッグ4に連通する透析液側チューブ12と、一端が排液バッグ9に接続され、当該排液バッグ9に連通する排液側チューブ13とを有している。また、透析液側チューブ12の他端には、腹膜透析用コネクタ2の第1のコネクタ5が接続されている。これと同様に、排液側チューブ13の他端には、腹膜透析用コネクタ2の第1のコネクタ5が接続されている。 【0097】 このような腹膜透析セット1Aでは、透析液バッグ4から透析液を患者側へ供給するときには、トランスファーチューブ18に接続された第2のコネクタ8を透析液側チューブ12に接続された第1のコネクタ5に装着する。 【0098】 また、排液バッグ9に排液を回収するときには、トランスファーチューブ18に接続された第2のコネクタ8から内キャップ7を外し、当該内キャップ7が外された第2のコネクタ8を排液側チューブ13に接続された第1のコネクタ5に装着する。 【0099】 各接続状態では、それぞれ、前記第1実施形態とほぼ同様に、腹膜透析用コネクタ2の無菌状態が確実に維持される。 【0100】 また、離脱状態でも、前記第1実施形態とほぼ同様に、第2のコネクタ8の無菌状態が確実に維持される。 【0101】 以上、本発明の腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、腹膜透析用コネクタおよび腹膜透析セットを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。 【0102】 腹膜透析セットは、腹膜透析法のうち、特に連続的携帯式腹膜透析法に用いることができるものであるが、腹膜透析液を自動的に交換する療法(Automated Peritoneal Dialysis)にも用いることができる。 【0103】 また、腹膜透析用コネクタでは、内キャップに雌ネジ部が設けられ、第2のコネクタに雄ネジ部が設けられているが、これに限定されず、例えば、内キャップに雄ネジ部が設けられ、第2のコネクタに雌ネジ部が設けられていてもよい。 【0104】 また、弁体は、各スリットに下側突出部が挿通することにより開状態となるものであるが、これに限定されず、例えば、下側突出部が弁体の上面を押圧することにより各スリットの周辺が変形して当該各スリットが開く、すなわち、開状態となるものであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0105】 【図1】本発明の腹膜透析セットの第1実施形態を示す概略図である。 【図2】本発明の腹膜透析用コネクタの部分縦断面図(本発明の腹膜透析用コネクタの使用状態を順を追って説明するための図)である。 【図3】本発明の腹膜透析用コネクタの部分縦断面図(本発明の腹膜透析用コネクタの使用状態を順を追って説明するための図)である。 【図4】本発明の腹膜透析用コネクタの部分縦断面図(本発明の腹膜透析用コネクタの使用状態を順を追って説明するための図)である。 【図5】図2(図3および図4も同様)に示す腹膜透析用コネクタが有する弁体(開閉手段)の斜視図である。 【図6】本発明の腹膜透析セットの第2実施形態を示す概略図である。 【符号の説明】 【0106】 1、1A 腹膜透析セット 2 腹膜透析用コネクタ 3 弁体(開閉手段) 31 第1のスリット 32 第2のスリット 33 上面(頂面) 34 下面(底面) 4 透析液バッグ(透析液容器) 4a 隔壁 5 第1のコネクタ(バッグ側コネクタ) 5a リブ 6 外キャップ 61 外キャップ本体 611 頂部 612 開口 613 凸条 614 内周面 62 第1の流路 621 上側突出部 622 下側突出部(突出部) 623 下端面 63 リブ 631 下部 632 側部 7 内キャップ(保護キャップ) 71 内キャップ本体 711 外周面 712 頂部 713 貫通孔(連通部) 714 雌ネジ部 715 拡径部 716 テーパ部 717 下面 718 開口 8 第2のコネクタ(患者側コネクタ) 81 第2のコネクタ本体 811 雄ネジ部 812 貫通孔 813 フランジ部 82 突出管 83 リブ 831 上部 832 側部 84 第2の流路 9 排液バッグ(排液回収容器) 11 バッグ側チューブ 111 チューブ 112 分岐チューブ 113 分岐部 12 透析液側チューブ 13 排液側チューブ 16 ローラクランプ 17 コネクタ 18 トランスファーチューブ(患者側チューブ)
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000109543 【氏名又は名称】テルモ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年8月17日(2006.8.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091292 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 達哉
|
| 【公開番号】 |
特開2008−43562(P2008−43562A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−222609(P2006−222609) |
|