| 【発明の名称】 |
薬剤塗布具 |
| 【発明者】 |
【氏名】木我 千鳥
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| 【要約】 |
【課題】手が届かない部分にある患部に対し、自分自身で薬剤を塗布することができると共に、使用する薬剤の形状に左右されず薬剤を固定することができる薬剤塗布具を提供する。
【構成】患部に薬剤を塗布するための薬剤塗布具1であって、柄2の先端に、該柄2の長手方向に対して交差する向きに中空部8が形成された筒状部材によって形成された薬剤固定手段が設けられていることを特徴とする。そして、この薬剤塗布具1によって手の届かない患部に薬剤を確実に塗布することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 患部に薬剤を塗布するための薬剤塗布具であって、 柄の先端に、前記薬剤を保持する薬剤保持体を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする薬剤塗布具。 【請求項2】 前記固定手段は、前記柄の長手方向に対して交差する向きに中空部が形成された筒状部材を備えており、該中空部に前記薬剤保持体が収容されるようになっている請求項1に記載の薬剤塗布具。 【請求項3】 前記固定手段は、一対の挟持片の各一端が互いに当接する方向に付勢されて形成されており、前記一対の挟持片の各一端に前記薬剤保持体が挟持されるようになっている請求項1に記載の薬剤塗布具。 【請求項4】 前記固定手段は、前記柄の長手方向に対して交差する向きに突出して形成された受け部材と、該受け部材に対して前記柄の長手方向に沿って近接離間可能に設けられた弾性部材とを備えており、前記受け部材と前記弾性部材との間に前記薬剤保持体が介装されるようになっている請求項1に記載の薬剤塗布具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、手の届かない患部に薬剤を塗布する薬剤塗布具に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、背中等の手の届かない患部に薬剤を塗布する場合には、衣服等を持ち上げ、或いは脱いだりして、第三者に依頼しなければならず、このようなことは、身近に親しい人や家族のいない人にとっては特に不敏に感じることが多い。そのため、薬剤を塗布してもらうためだけに通院するといったこともしばしばある(公知・公用の従来技術に基づき発明したため、出願人は本発明に関連する先行技術文献を知らない)。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記したように、身近に親しい人や家族がいたとしても、例えば肩こりのように、体の内部に患部を有しているような場合においては、その部位を第三者に正確に伝えることは困難であった。また、第三者に薬剤の塗布を依頼することは、患部の位置等を正確に説明しなければならず、この説明自体が煩わしいといった問題があった。 【0004】 また、薬剤を塗布してもらうためだけに通院したりすることは、時間と労力を費やしてしまうといった問題もあった。 【0005】 本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、手が届かない部分にある患部に対し、自分自身で薬剤を塗布することができる、薬剤塗布具を提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記した目的を達成するため、本発明は、患部に薬剤を塗布するための薬剤塗布具であって、柄の先端に、前記薬剤を保持する薬剤保持体を固定する固定手段が設けられていることを特徴とする。 【0007】 また、前記固定手段は、前記柄の長手方向に対して交差する向きに中空部が形成された筒状部材を備えており、該中空部に前記薬剤保持体が収容されるようになっていてもよい。 【0008】 さらに、前記固定手段は、一対の挟持片の各一端が互いに当接する方向に付勢されて形成されており、前記一対の挟持片の各一端に前記薬剤保持体が挟持されるようになっていてもよい。 【0009】 さらにまた、前記固定手段は、前記柄の長手方向に対して交差する向きに突出して形成された受け部材と、該受け部材に対して前記柄の長手方向に沿って近接離間可能に設けられた弾性部材とを備えており、前記受け部材と前記弾性部材との間に前記薬剤保持体が介装されるようになっていてもよい。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、柄の先端には、薬剤保持体を固定する固定手段が設けられているため、使用者の所望する薬剤を、自分自身の手によって、正確に且つ確実に患部に塗布することができる。 【0011】 また、固定手段が、薬剤保持体を挟持片により挟持したり又は、受け部材と弾性部材の間に介装したりするように形成されている場合には、各種形状の薬剤保持体を固定することができるため、使用者は、薬剤保持体の形状にとらわれることなく薬剤を塗布することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 以下、図1〜図3を参照しつつ本発明の第一の実施の形態に係る薬剤塗布具について説明する。ここで図1は本発明の第一の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す斜視図、図2は同薬剤塗布具においてキャップを外した薬剤塗布具の状態を示す斜視図、図3は同薬剤塗布具において薬剤固定部に薬剤保持体が挿入された状態を示す断面図である。 【0013】 本実施の形態に係る薬剤塗布具1は、棒状の柄部2と柄部2の先端に設けられた頭部3とによって構成されており、頭部3は円板状に形成されている。 【0014】 柄部2は、例えば合成樹脂製であり、後端部には他の部分より太径の握り部4が形成されている。 【0015】 頭部3には、薬剤固定部5と、薬剤固定部5に着脱可能な薬剤保持体7と、薬剤保持体7を覆うように薬剤固定部5に嵌着されるキャプ6によって構成されている。 【0016】 薬剤固定部5は、円筒形状の筒状部材から成り、柄部2の長手方向に対して交差する向きに中空部8が形成されている。 【0017】 薬剤保持体7は、例えば、スポンジ等の吸水性及び弾性を有する円柱形状部材から成り、薬剤固定部5の内面9と密着するように、薬剤保持体7の外径が、薬剤固定部5の内径より僅かに大きくなるように形成されている。また、薬剤保持体7の高さは、上端部12が、薬剤固定部5の上端部10より上方に突出するように形成されている。そして、薬剤保持体7は、その外面11が薬剤固定部5の内面9に接触することによって生ずる摩擦力によって薬剤固定部5に固定されているようになっている。 【0018】 このような構成を備えた薬剤塗布具1において、キャップ6を外し、薬剤が薬剤保持体7の上端部12に塗布された薬剤保持体7を中空部8に挿入すると、薬剤保持体7の外面11と薬剤固定部5の内面9とが密着し、薬剤保持体7は薬剤固定部5に固定される。この状態で握り部4を持ち、薬剤保持体7の端部12を患部に当て、薬剤を塗布する。そして、患部への薬剤塗布の完了後、薬剤保持体7を薬剤固定部5の中空部8から外し、破棄するか、或いは、洗浄し再利用する。 【0019】 このように、上記した薬剤塗付具1によれば、柄の先端には、薬剤保持体を固定する薬剤固定部5が設けられているため、使用者は、薬剤固定部5に所望する薬剤が塗布された薬剤保持体7を固定することによって、自分自身の手の届かない患部に薬剤を塗布することができる。 【0020】 また、薬剤固定部5にキャップ6を被せることによって、肩たたき器具やマッサージ器具としても使用することができる。 【0021】 なお、上記実施の形態において、薬剤保持体7の材質はスポンジとしたが、スポンジに限定されることはなく、スポンジ以外の布、或いはゴムとしてもよい。 【0022】 次に、図4及び図5を参照しつつ本発明の第二の実施の形態に係る薬剤塗布具について説明する。ここで、図4は本発明の第二の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す側面図、図5は同薬剤固定部において薬剤保持体が挟持された状態を示す側面図である。なお、以下の説明では、説明の簡略化のため、上記した第一の実施の形態と同等の構成については、図4及び図5中、図1〜図3と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。 【0023】 本実施の形態において、薬剤固定部22は、洗濯挟み状を成しており、頭部3を略直角に屈曲して形成された一方の挟持片23と、一方の挟持片23と一対を成すように対向して設けられた他方の挟持片24と、一方の挟持片23と他方の挟持片24とを接続するバネ部材25とから構成されている。 【0024】 各挟持片23,24の間には、幅方向に空洞部26が形成されており、各挟持片23,24は、空洞部26の先端側部分27及び基端側部分28においてそれぞれ互いに当接するように形成されている。 【0025】 バネ部材25は、板状部材を屈曲することにより形成され、一方の挟持片23に係止する第1係止部29と、他方の挟持片24に係止する第2係止部30と、第1係止部29と第2係止部30との間において波形に曲成されたバネ部31とから構成されている。これにより、一対の挟持片23,24の先端側部分32は、互いに当接する方向に付勢され、薬剤保持部材33を挟持可能に設けられることになる。 【0026】 このような構成を備えた薬剤塗布具21において、他方の挟持片24の基端側部分28よりさらに基端側の押圧部34を一方の挟持片23に近接する方向に押圧すると、他方の挟持片24がバネ部材25のバネ部31の付勢力に抗して基端側部分28を支点に回転することにより、先端側部分27は離間する。そこで、この離間した先端側部分27の隙間に薬剤保持体33を介装した後、押圧部34に対する押圧動作を止めると、挟持片23,24の先端側部分32はバネ部材25の付勢力に従って薬剤保持体33を挟持し、薬剤固定部22に固定する。 【0027】 このように、上記した薬剤塗付具21によれば、ガーゼや脱脂綿等、不定形の薬剤保持体であっても挟持することができるため、使用者は、薬剤保持体の形状にとらわれることなく薬剤を、手の届かない患部に塗布することができる。 【0028】 次に、図6を参照しつつ、本発明の第三の実施の形態に係る薬剤塗布具ついて説明する。ここで、図6は本発明の第三の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す斜視図である。なお、以下の説明では、説明の簡略化のため、上記した第一の実施の形態と同等の構成については、図6中、図1〜図3と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。 【0029】 本実施の形態の場合、薬剤固定部42は、柄部2の先端において柄部2の長手方向に交差する向きに突設された受け部材43と、この受け部材43に対して柄部2の長手方向に沿って近接離間可能に設けられた弾性部材44とを備え、受け部材43と弾性部材44との間に薬剤保持体45が介装されるように形成されている。 【0030】 受け部材43は、頭部3の外形に沿って円弧状に湾曲して形成された帯状部材46を備えている。この帯状部材46の一方の端部47の外面には、係止部48が外方に突出して形成されており、係止部48の先端には太径のストッパ部49が形成されている。 【0031】 弾性部材44は、例えば、ゴム製等の伸縮自在の帯状部材から成り、一方の端部50は受け部材43の他方の端部51に固定されている。また、弾性部材44の他方の端部52には、複数(図6では3箇所)の丸孔53が設けられており、この丸孔53に係止部48が貫入可能となっている。 【0032】 このような構成を備えた薬剤塗布具41において、受け部材43と弾性部材44の間において頭部3上に薬剤保持体45を載置し、弾性部材44の丸孔53に係止部48を貫入し、薬剤保持体45を受け部材43と弾性部材44の間に介装する。この時、係止部48が貫入する丸孔53の位置は、薬剤保持体45の外形によって、適宜選択することができるため、薬剤保持体45は、その形状に拘らず、薬剤固定部42に確実に固定される。 【0033】 このように、上記した薬剤塗付具41によれば、薬剤保持体45の形状や外形サイズに応じて、薬剤保持体を確実且つ容易に薬剤固定部42に固定することができる。そして、使用者は、薬剤固定部42に所望する形状の薬剤保持体45を固定することによって、自分自身の手の届かない患部に薬剤を塗布することができる。 【0034】 なお、弾性部材44と受け部材43との接続方法は、上記した実施の形態による方法に限定されるものではなく、例えば、受け部材43の端部47にベルト金具を設け、該ベルト金具に弾性部材44の端部を接続したり、或いは、受け部材43と弾性部材44の各端部にそれぞれマジックテープ(登録商標)を取り付けたりする等、各種変更が可能である。さらに、弾性部材44は、その両端部を受け部材43の両端部にそれぞれ固定してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】本発明の第一の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す斜視図である。 【図2】本発明の第一の実施の形態に係る薬剤塗布具においてキャップを外した薬剤塗布具の状態を示す斜視図である。 【図3】本発明の第一の実施の形態に係る薬剤塗布具において薬剤固定部に薬剤保持体が挿入された状態を示す断面図である。 【図4】本発明の第二の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す側面図である。 【図5】本発明の第二の実施の形態に係る薬剤塗付具において薬剤保持体が挟持された状態を示す側面図である。 【図6】本発明の第三の実施の形態に係る薬剤塗布具を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0036】 1 薬剤塗付具 2 柄部 5 薬剤固定部 7 薬剤保持体 8 中空部 21 薬剤塗布具 22 薬剤固定部 23 挟持片 24 挟持片 32 先端側部分 33 薬剤保持体 41 薬剤塗布具 42 薬剤固定部 43 受け部材 44 弾性部材 45 薬剤保持体
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| 【出願人】 |
【識別番号】506214806 【氏名又は名称】木我 千鳥 【識別番号】506214770 【氏名又は名称】木我 修
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| 【出願日】 |
平成18年6月21日(2006.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111202 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 周彦
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| 【公開番号】 |
特開2008−258(P2008−258A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−171153(P2006−171153) |
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