| 【発明の名称】 |
医療廃棄物の処理設備及びその処理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】江舟峰
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| 【要約】 |
【課題】二次的汚染を回避できる医療廃棄物の処理設備及びその方法を提供すること。
【構成】処理設備における予め真空抽出する場合の二次汚染を避ける原則において、密閉形態の内腔体2と気体収容室27及び外腔体4を企画、設計することによって、内腔体及び気体収容室を接続して別々に真空抽出を行い、適時に対流循環させて、内腔体2の医療廃棄物に対して高温高圧破砕を行うことによって、気体収容室27の気体を全面的に滅菌して汚染を回避する。内腔体2の中に異なる破砕機能を持つ二組のカッター31,32を設けて、廃棄物を十分に破砕する。又、内腔体2、外腔体4を組み付ける固定台座1に、異なる傾斜方位を行える昇降移動ユニット8を設け、医療廃棄物の滅菌と同時に、異なる傾斜方位の移動によって、往復移動を行わせ、確実に全面的に破砕する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 医療廃棄物の処理設備であって、 固定台座と、内腔体と、破砕伝動ユニットと、外腔体と、空気抽出システムと、蒸気システムと、冷却システムと、を含み、 前記固定台座は、駆動ユニットと、内腔体を包む外腔体を安定して支持するための位置決め装置と、を備え、 前記内腔体は、第一収容室と、第二収容室と、気体収容室とに分けられ、 前記第一収容室と第二収容室の間には、破砕伝動ユニットが設けられ、且つ気体収容室に連通するバルブと、一端に設けた開口及び開口を密封しうる内カバー体と、を含み、 第二収容室には、内カバー体のもう一つの方位に対応する回転軸を備え、 前記回転軸と固定台座の駆動ユニットは連結していて、 前記破砕伝動ユニットは、カッターミルと、各カッターを回転させる動力ユニットと、を含み、 前記カッターミルは、複数のカッターを備え、一つ一つのカッターが隣り合わせのカッターと交差して配列され、一つ一つのカッターがすべて互いに隣り合わせのカッターと挟み合うことができ、 前記外腔体は、固定台座において組み立て位置決めされ、その一端に開口及び開口を密封しうる外カバー体を設けてあり、 前記空気抽出システムは、気体収容室の中の空気を所要の減圧、又は真空状態になるまで抽出し、且つ内腔体の空気を気体収容室へ抽出して所要の減圧、又は真空状態にすることが可能であり、 前記蒸気システムは、内腔体と連結し、内腔体において一定の真空度を達成したとき、起動して蒸気を生じさせ、蒸気を内腔体へ導入して所要の温度と圧力を与え、 前記冷却システムは、内腔体の外表面又は気体収容室の外表面に設置され、内腔体を冷却させて熱交換処理を行うためのものである、ことを特徴とする、 医療廃棄物の処理設備。 【請求項2】 更に昇降移動ユニットを含み、前記昇降移動ユニットは、固定台座の両端と当接して位置決めされ、その上には第一支持装置及び第二支持装置が枢接され、前記第一支持装置は固定台座を支えて片方へ傾斜させることができ、一方、前記第二支持装置は第一支持装置を固定台座の移動を阻止する力として、前記固定台座を支えてもう一方の側へ傾斜させることを特徴とする、請求項1に記載の医療廃棄物の処理設備。 【請求項3】 前記カッターミルは、第一収容室において粗破砕を行う破砕カッターミルと、第二収容室において細破砕を行う粉砕カッターミルとに分けることも出来、前記破砕カッターミル及び粉砕カッターミルのカッターは、互いに垂直、又は傾斜角度を呈する位相で配置したことを特徴とする、請求項1に記載の医療廃棄物の処理設備。 【請求項4】 前記外腔体と前記第二収容室の回転軸は、密接に枢接され、前記外腔体の内側には内腔体の外側を支える転動体を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の医療廃棄物の処理設備。 【請求項5】 医療廃棄物の処理方法であって、以下の手順を具備することを特徴とする医療廃棄物の処理方法。 (A)外腔体の外カバー体及び内腔体の内カバー体を開き、医療廃棄物を内腔体の第一収容室へ抛り込む。 (B)内腔体の内カバー体及び外腔体の外カバー体を閉じて密封し、空気抽出システムを起動して、気体収容室の内部に対して抽出真空を行い、気体収容室の内部において減圧、又は真空状態を形成する。 (C)空気抽出システムを起動して、内腔体の空気を気体収容室の内部へ抽出し、内腔体の内部において減圧、又は真空状態を形成する。 (D)蒸気システムを起動して、蒸気を先ず内腔体へ導入し、一定の温度及び圧力を施し、内腔体の中の医療廃棄物に対して滅菌処理を行う。 (E)昇降移動ユニットの第一支持装置を起動して上向きに支え、固定台座を外腔体と共に片方へ傾斜させ、第一収容室の中にある医療廃棄物が重量のために破砕伝動ユニットの中に入れる。 (F)固定台座1の駆動ユニットを起動し、内腔体を駆動して運転する。 (G)破砕伝動ユニットを起動し、破砕カッターミル及び粉砕カッターミルによって各カッターを回転させ、且つ内腔体の運転に伴って、医療廃棄物を先ず破砕カッターミルの区域に入れ、医療廃棄物に対して粗破砕処理を行い、次に粉砕カッターミルの区域に進み、粉砕カッターミルによって医療廃棄物に対して細破砕処理を行い、その後、第二収容室へ入る。 (H)第一支持装置を元に戻し、第二支持装置を起動して上向きに支え、固定台座を外腔体と共にもう一方へ傾斜させ、第二収容室の中にある医療廃棄物が破砕伝動ユニットの中に入るようして、二回以上の破砕動作を行って、破砕中の医療廃棄物を第一収容室及び第二収容室の間で往復移動させるると共に、破砕伝動ユニットによって繰り返し破砕動作を行う。 (I)内腔体のバルブを開き、内腔体の中の高温蒸気及び気体収容室の中の空気に対流循環を形成させる。 (J)冷却システムを起動し、且つ破砕伝動ユニットと空気抽出システム及び蒸気システムの作動を停止して、内腔体及び気体収容室の間に対して降温、降圧を行う。 (K)第二支持装置をコントロールして、上向きに傾斜するよう位置決めして、外腔体の外カバー体と内腔体の内カバー体を順番に開いて、破砕済みの医療廃棄物を取り出す。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、医療廃棄物の処理設備及びその処理方法に関し、特に医療廃棄物を入れる腔体を利用して、回転、破砕及び往復傾斜の構造を設計し、簡素化したプロセスによって医療廃棄物の滅菌処理を完成する医療廃棄物の処理設備及びその方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 医療廃棄物の処理設備及びその方法については、本願発明者は以前「機体内での複数カッター軸破砕式医療廃棄物の処理設備及びその操作方法」を研究開発し、西暦2005年5月11日付けで米国特許第11/126,318号を出願した。 その発明内容は、 処理容器と、二組以上のはさみ式カッター伝動装置と、気体緩衝冷却槽と、空気抽出システムと、蒸気システムと、熱交換器及び冷却循環システムと、処理容器の往復駆動システムと、を含む。 前記処理容器は、医療廃棄物を入れて置く入出荷区域と、破砕後の医療廃棄物を収容する破砕物一時保存区域とに分けられる。 前記二組以上のはさみ式カッター伝動装置は、入出荷区域と破砕物一時保存区域の間に連結設置され、それぞれ医療廃棄物に対して粗破砕、細破砕を行うことのできるはさみ式カッターを備え、且つ各隣り合わせのはさみ式カッターは互いに垂直又は傾斜角度の位相で配置されている。 前記気体緩衝冷却槽は、入出荷区域にある処理容器の外部に覆設且つ密封されている。 前記空気抽出システムは、処理容器及び気体緩衝冷却槽に連結され、気体緩衝冷却槽を所要の真空度まで抽出するためのもの、或いは処理容器内の空気を気体緩衝冷却槽の中に吸い込み、必要な気体循環を行うものである。 前記蒸気システムは、蒸気を処理容器の入出荷区域の中に連結且つ導入する。 前記熱交換器及び冷却循環システムは、処理容器外周の気体緩衝冷却槽の中に装着され、高温滅菌後の処理容器内の廃棄物を冷却させるためのものである。 前記処理容器往復駆動システムは、前記処理容器の機体に装着され、処理容器を回転させるためのものである。 【0003】 上述した構造によって医療廃棄物処理プロセスを行う場合は、先ず、 気体緩衝冷却槽において予め空気を抽出して局部的真空を形成し、医療廃棄物を処理容器の中に落とし込み、次に処理容器の中の空気を気体緩衝冷却槽の中に吸い取り、処理容器の局部的真空を形成し、更に蒸気を処理容器の中に導入して一定の温度及び圧力下で滅菌を行うと共に、往復揺動式処理容器を起動させ、医療廃棄物が処理容器の中でカッターユニットによって十分破砕及び滅菌されるようにする。一定時間処理した後、緩衝槽の中に予め抽出された気体も完全に滅菌されるまで蒸気を処理容器及び気体緩衝冷却槽の中で往復循環させる。その後、蒸気作動を締め切り、処理容器に対して降温、降圧を行い、最後に処理容器を適当なところへ運び、処理済みの医療廃棄物を取り出して一般廃棄物(ゴミ)の処理方式で後続処理を行うことができる。 以上の如く、上述した医療廃棄物に対して機体内で破砕、滅菌を行う一貫作業によって、従来技術の二次汚染問題を途絶し、効果的で、且つ大幅な所要のスペース及び処理時間を節約することができる。 【0004】 今回、本願発明者は処理容器の往復駆動システムで処理容器を回転させるときの運転安全性を考慮して、更に一歩進めて固定された外腔体の中に設置された内腔体を一定速度で回転させ、且つ内腔体と破砕伝動ユニットを一体として結合することによって、全面的且つ順調に医療廃棄物を破砕する計画を立て、別途外腔体の固定した箇所に昇降移動ユニットを採用する設計とし、内外腔体を往復傾斜作動させ、医療廃棄物の往復破砕作動を行うだけでなく、出し入れも簡単に操作できるようにした。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本願発明の目的は、いずれも密閉形態を呈しうる内腔体と、気体収容室と、外腔体と、を備え、内腔体を利用して気体収容室に接続抽出して真空となし、適時に対流循環させ、内腔体において高温、高圧、破砕乃至気体収容室に至るまで全面的滅菌を行い、二次的汚染を避けて実質的な効果を達成できる医療廃棄物の処理設備及びその方法を提供することにある。 【0006】 本願発明の次の目的は、往復方位で傾斜できる昇降移動ユニットを備え、医療廃棄物に対して滅菌を行うと共に、医療廃棄物を異なる傾斜方向にて移動させ、全面的な往復移動による破砕を施し、徹底的な破砕及び確実に作動する実質的効果を達成できる医療廃棄物の処理設備及びその方法を提供することにある。 【0007】 本願発明のもう一つの目的は、完全に破砕することのできる破砕伝動ユニットを備え、二組の異なる破砕機能を備え、且つそのカッターは互いに垂直する位相で配置され、医療廃棄物を快速且つ順調に破砕する実質効果を十分達成できる医療廃棄物の処理設備及びその方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上述発明の目的を達成できる医療廃棄物処理設備は、固定台座の上に内腔体を内蔵する外腔体を組み付け、前記内腔体には医療廃棄物を入れることができ、且つ内腔体には外腔体へ突き抜けて駆動ユニットに連結された回転軸が備わっているので、外腔体の内部で回転することができる。そして、内腔体と外腔体には、それぞれカバー体を設けて独立密封した収容室を設け、且つ内腔体の外部には気体収容室が設けられ、内腔体と気体収容室の両者には空気抽出システムが連結され、それぞれ内腔体と気体収容室に対して抽出を行って真空とすることができ、且つ内腔体に気体収容室と連通するバルブ及び蒸気システムを設けることによって、内腔体と気体収容室に対して適時に対流循環を生じさせ、高圧高温滅菌処理を行うことができる。前記内腔体は、第一収容室と、第二収容室とに分けられ、そして、第一収容室と第二収容室の間に破砕カッターミル及び粉砕カッターミルを取り付けた破砕伝動ユニットが装着されている。前記破砕伝動ユニットは動力ユニットに接続され、且つ各カッターミルには複数のカッターが設けられ、且つこれらのカッターは、いずれも互いにその隣り合わせの二枚のカッターと交差し、医療廃棄物を全面的に粉砕することができる。尚、内腔体又は気体収容室には冷却システムが装着され、医療廃棄物が全面的に破砕された後、内腔体や気体収容室に対して熱交換性の降温、降圧処理を行い、破砕後の医療廃棄物を完全無菌性の一般ゴミとして形成し、最後に医療廃棄物を外へ取り出すことができる、 このほか、固定台座の下方に昇降移動ユニットが連設され、一体に結合された外腔体と内腔体を破砕過程において適時に角度を左右に傾斜させ、医療廃棄物を第一収容室と第二収容室の間で往復破砕させると共に、医療廃棄物の滅菌過程においても、同時に完全破砕を達成することができるようにする。 これによって、本願発明は、医療廃棄物に対して機体内で破砕、滅菌を行う一貫作業によって、従来の二次汚染の問題を途絶し、効果的且つ大幅に所要のスペース及び処理時間を節約することができる。 【0009】 すなわち、本願の第1発明は、医療廃棄物の処理設備であって、固定台座と、内腔体と、破砕伝動ユニットと、外腔体と、空気抽出システムと、蒸気システムと、冷却システムと、を含み、前記固定台座は、駆動ユニットと、内腔体を包む外腔体を安定して支持するための位置決め装置と、を備え、前記内腔体は、第一収容室と、第二収容室と、気体収容室とに分けられ、前記第一収容室と第二収容室の間には、破砕伝動ユニットが設けられ、且つ気体収容室に連通するバルブと、一端に設けた開口及び開口を密封しうる内カバー体と、を含み、第二収容室には、内カバー体のもう一つの方位に対応する回転軸を備え、前記回転軸と固定台座の駆動ユニットは連結していて、前記破砕伝動ユニットは、カッターミルと、各カッターを回転させる動力ユニットと、を含み、前記カッターミルは、複数のカッターを備え、一つ一つのカッターが隣り合わせのカッターと交差して配列され、一つ一つのカッターがすべて互いに隣り合わせのカッターと挟み合うことができ、前記外腔体は、固定台座において組み立て位置決めされ、その一端に開口及び開口を密封しうる外カバー体を設けてあり、前記空気抽出システムは、気体収容室の中の空気を所要の減圧、又は真空状態になるまで抽出し、且つ内腔体の空気を気体収容室へ抽出して所要の減圧、又は真空状態にすることが可能であり、前記蒸気システムは、内腔体と連結し、内腔体において一定の真空度を達成したとき、起動して蒸気を生じさせ、蒸気を内腔体へ導入して所要の温度と圧力を与え、前記冷却システムは、内腔体の外表面又は気体収容室の外表面に設置され、内腔体を冷却させて熱交換処理を行うためのものである、ことを特徴とする、医療廃棄物の処理設備を提供する。 本願の第2発明は、更に昇降移動ユニットを含み、前記昇降移動ユニットは、固定台座の両端と当接して位置決めされ、その上には第一支持装置及び第二支持装置が枢接され、前記第一支持装置は固定台座を支えて片方へ傾斜させることができ、一方、前記第二支持装置は第一支持装置を固定台座の移動を阻止する力として、前記固定台座を支えてもう一方の側へ傾斜させることを特徴とする、前記第1発明に記載の医療廃棄物の処理設備を提供する。 本願の第3発明は、前記カッターミルは、第一収容室において粗破砕を行う破砕カッターミルと、第二収容室において細破砕を行う粉砕カッターミルとに分けることも出来、前記破砕カッターミル及び粉砕カッターミルのカッターは、互いに垂直、又は傾斜角度を呈する位相で配置したことを特徴とする、前記第1発明に記載の医療廃棄物の処理設備を提供する。 本願の第4発明は、前記外腔体と前記第二収容室の回転軸は、密接に枢接され、前記外腔体の内側には内腔体の外側を支える転動体を備えていることを特徴とする、前記第1発明に記載の医療廃棄物の処理設備を提供する。 本願の第5発明は、医療廃棄物の処理方法であって、以下の手順を具備することを特徴とする医療廃棄物の処理方法。 (A)外腔体の外カバー体及び内腔体の内カバー体を開き、医療廃棄物を内腔体の第一収容室へ抛り込む。 (B)内腔体の内カバー体及び外腔体の外カバー体を閉じて密封し、空気抽出システムを起動して、気体収容室の内部に対して抽出真空を行い、気体収容室の内部において減圧、又は真空状態を形成する。 (C)空気抽出システムを起動して、内腔体の空気を気体収容室の内部へ抽出し、内腔体の内部において減圧、又は真空状態を形成する。 (D)蒸気システムを起動して、蒸気を先ず内腔体へ導入し、一定の温度及び圧力を施し、内腔体の中の医療廃棄物に対して滅菌処理を行う。 (E)昇降移動ユニットの第一支持装置を起動して上向きに支え、固定台座を外腔体と共に片方へ傾斜させ、第一収容室の中にある医療廃棄物が重量のために破砕伝動ユニットの中に入れる。 (F)固定台座1の駆動ユニットを起動し、内腔体を駆動して運転する。 (G)破砕伝動ユニットを起動し、破砕カッターミル及び粉砕カッターミルによって各カッターを回転させ、且つ内腔体の運転に伴って、医療廃棄物を先ず破砕カッターミルの区域に入れ、医療廃棄物に対して粗破砕処理を行い、次に粉砕カッターミルの区域に進み、粉砕カッターミルによって医療廃棄物に対して細破砕処理を行い、その後、第二収容室へ入る。 (H)第一支持装置を元に戻し、第二支持装置を起動して上向きに支え、固定台座を外腔体と共にもう一方へ傾斜させ、第二収容室の中にある医療廃棄物が破砕伝動ユニットの中に入るようして、二回以上の破砕動作を行って、破砕中の医療廃棄物を第一収容室及び第二収容室の間で往復移動させるると共に、破砕伝動ユニットによって繰り返し破砕動作を行う。 (I)内腔体のバルブを開き、内腔体の中の高温蒸気及び気体収容室の中の空気に対流循環を形成させる。 (J)冷却システムを起動し、且つ破砕伝動ユニットと空気抽出システム及び蒸気システムの作動を停止して、内腔体及び気体収容室の間に対して降温、降圧を行う。 (K)第二支持装置をコントロールして、上向きに傾斜するよう位置決めして、外腔体の外カバー体と内腔体の内カバー体を順番に開いて、破砕済みの医療廃棄物を取り出す。 【発明の効果】 【0010】 本願発明に係る医療廃棄物の処理設備及びその処理方法は、下記のような長所がある。 (1)本願発明では、完全に密閉且つ独立回転できる方式の内腔体2を設計し、内腔体2の外側も又完全に密閉されうる外腔体4によって全体的に包み込み、且つ内腔体2及び気体収容室27は接続されて、何れも独立して真空抽出することができ、内腔体2において高温、高圧滅菌及び破砕を行った後、気体収容室27と共に対流循環滅菌、冷却を行い、内腔体2及び気体収容室27を完全無菌となし、二次汚染を防止する実質的効果を達成することもできる。 (2)本願発明では、医療廃棄物を先ず粗破砕し次に細破砕する二組のカッターミルを備えた破砕伝動ユニット3を設計し、前記破砕カッターミル31及び前記粉砕カッターミル32のカッターは、互いに垂直又は傾斜角度を呈する位相で配置され、注射針、メス、注射筒、ゴム管又は人体の組織片などの医療廃棄物にかかわらず、すべて分類選別を行う必要がなく、十分に破砕し、且つ一層快速に作動できる実質的効果をもたらすことができる。 (3)本願発明では、左右に傾斜できる昇降移動ユニット8を設計し、医療廃棄物の滅菌を行うと同時に、医療廃棄物を異なる傾斜方向に移動させ、全面的に往復移動の破砕を施し、徹底的破砕及び確実な作動による実質的効果を達成できる。 (4)本願発明では、直接内腔体、外腔体において真空抽出、蒸気、破砕、循環滅菌乃至冷却に至るまでの一貫作業を完成し、有効に無菌且つ二次汚染のない利用価値を達成できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 本願発明は、固定台座1と、内腔体2と、破砕伝動ユニット3と、外腔体4と、空気抽出システム5と、蒸気システム6と、冷却システム7と、昇降移動ユニット8と、を含む。 前記固定台座1は、内腔体2及び外腔体4を安定して支持するためで、駆動ユニット11と、駆動ユニット11を内腔体2に連結するための位置決め装置12と、を備える。 前記内腔体2は、第一収容室21と第二収容室22とに分けられ、この両者の間に破砕伝動ユニット3を設け、第一収容室21は医療廃棄物を入れるためで、且つ気体収容室27に連通するバルブ23を備え、一端に開口24及び開口24を密封できる内カバー体25を設けてある、第二収容室22は、破砕済みの医療廃棄物を保存する一時保存区域であり、第二収容室22の内カバー体25の別の方位に回転軸26を設け、この回転軸26は固定台座1の駆動ユニット11と連結し、駆動ユニット11が内腔体2全体を駆動して回転させるようにしてある。 前記破砕伝動ユニット3は、医療廃棄物の破砕作業を行うためのもので、カッターミルと、動力ユニット33と、を含む。 前記カッターミルは、複数セットのカッターを等距離に設け、一つ一つのカッターは隣り合わせのカッターと交差して配列され、何れも互いにその隣り合わせの二枚のカッターと交わり、且つ前記カッターミルは、第一収容室21にある破砕カッターミル31のカッターと、第二収容室21にある粉砕カッターミル32のカッターとに分けることができ、しかも破砕カッターミル31及び粉砕カッターミル32のカッターは、互いに垂直又は傾斜角度の位相を呈し、医療廃棄物の全面的破砕を行うことができる。 前記動力ユニット33は、各破砕カッターミル31の破砕カッター及び粉砕カッターミル32の粉砕カッターを駆動して回転させ、各破砕カッターミル31及び粉砕カッターミル32のカッターによって医療廃棄物を破砕させることができる。 前記外腔体4は、固定台座1の位置決め装置12によって位置決めされ、内腔体2の外部を全面的に覆設密封し、外腔体4の内側には、内腔体2の外側を支持する転動体41を備え、一端には開口42及び開口42を閉鎖することのできる外カバー体43を設け、別の一端は内腔体2の回転軸26と密接に枢接されている。 前記空気抽出システム5は、気体収容室27の空気を所要の減圧状態又は真空状態になるまで抽出し、且つ内腔体2の空気を空気抽出システム5によって気体収容室27へ抽出し、減圧状態又は真空状態を作る。 前記蒸気システム6は、内腔体2と連結し、内腔体2において一定の真空度を達成すると、起動して蒸気を生じ、蒸気を内腔体2へ導入し、所要の温度及び圧力を与え、医療廃棄物の滅菌処理を行う。 前記冷却システム7は、冷却部品を内腔体2の外表面又は気体収容室の外表面に設置し、内腔体2を冷却させて熱交換処理を行うためのものである。 前記昇降移動ユニット8は、固定台座1の両端に当接して位置決めされ、その上には第一支持装置81及び第二支持装置82が枢接され、前記第一支持装置81は更に第二支持装置82を固定台座1の移動を阻止する力としている。 一方、前記第二支持装置82は第一支持装置81を固定台座1の移動を阻止する力として、前記固定台座1を支えてもう一方の側へ傾斜させている。 本願発明に係る医療廃棄物の処理設備の操作方法については、下記の通りである。 (A)外腔体4の外カバー体43及び内腔体2の内カバー体25を開き、医療廃棄物を内腔体2の第一収容室21へ落し込む。 (B)内腔体2の内カバー体25及び外腔体4の外カバー体43を閉じて密封し、空気抽出システム5を起動して、気体収容室27の内部に対して抽出真空を行い、気体収容室27の内部において減圧又は真空状態を形成する。 (C)空気抽出システム5を起動して、内腔体2の空気を気体収容室27の内部へ抽出する。 (D)蒸気システム6を起動して、蒸気を先ず内腔体2へ導入し、一定の温度及び圧力を施し、内腔体2の中の医療廃棄物に対して滅菌処理を行う。 (E)昇降移動ユニット8の第一支持装置81を起動して上向きに支え、固定台座1を外腔体4と共に片方へ傾斜させることによって、第一収容室21の中にある医療廃棄物が重量のために破砕伝動ユニット3の中に入るようにする。 (F)固定台座1の駆動ユニット11を起動し、内腔体2を駆動して運転させる、 (G)破砕伝動ユニット3を起動し、破砕カッターミル31及び粉砕カッターミル32によって各カッターを回転させ、且つ内腔体2の運転に伴って、医療廃棄物を先ず破砕カッターミル31の区域に入れ、医療廃棄物に対して粗破砕処理を行う。次に粉砕カッターミル32の区域に進み、粉砕カッターミル32によって医療廃棄物に対して細破砕処理を行う、その後、第二収容室22へ入る。 (H)第一支持装置81を元に戻し、第二支持装置82を起動して上向きに支え、固定台座1を外腔体4と共に、もう一方へ傾斜させることによって、第二収容室22の中にある医療廃棄物が破砕伝動ユニット3の中に入るようして、二回以上の破砕動作を行うと、破砕中の医療廃棄物を第一収容室21及び第二収容室22の間で往復移動させることができ、且つ破砕伝動ユニット3によって繰り返し破砕動作を行うことができる。 (I)内腔体2のバルブ23を開き、内腔体2内部の高温蒸気及び気体収容室27内部の空気に対流循環を形成させ、且つ内腔体2及び気体収容室27の中のばい菌を完全に消滅させる。 (J)冷却システム7を起動し、且つ破砕伝動ユニット3と空気抽出システム5及び蒸気システム6の作動を停止して、内腔体2及び気体収容室27の間に対して降温、降圧を行い、且つ冷、熱空気の対流循環によって内腔体2の圧力を減少し、内腔体2及び気体収容室27の気圧を一致させる。 (K)第二支持装置82をコントロールして、上向きに傾斜するよう位置決めすると、外腔体4の外カバー体43と内腔体2の内カバー体25を順番に開いて、破砕済みの医療廃棄物を取り出すことができる。 【0012】 既述した記載は、本発明の実行可能な実施例についての具体的説明であって、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、凡そ本発明の技術的思想を逸脱せずになされる等価の実施、又は変更は、すべて本発明に含まれるものである。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】本願発明に係る医療廃棄物の処理設備及びその方法の斜視略図である。 【図2】前記医療廃棄物の処理設備の左正面の斜視局部断面図である。 【図3】前記医療廃棄物の処理設備の右正面の斜視局部断面図である。 【図4】前記医療廃棄物の処理設備の平面断面図である。 【図5】前記医療廃棄物の処理設備の作動略図(その一)である。 【図6】前記医療廃棄物の処理設備の側面作動略図である。 【図7】前記医療廃棄物の処理設備の作動略図(その二)である。 【図8】前記医療廃棄物の処理設備の作動略図(その三)である。 【図9】前記医療廃棄物の処理設備の破砕伝動ユニットのもう一つの実施略図である。 【符号の説明】 【0014】 1・・・・・・固定台座 11・・・・・駆動ユニット 12・・・・・位置決め装置 2・・・・・・内腔体 21・・・・・第一収容室 22・・・・・第二収容室 23・・・・・バルブ 24・・・・・開口 25・・・・・内カバー体 26・・・・・回転軸 27・・・・・気体収容室 3・・・・・・破砕伝動ユニット 31・・・・・破砕カッターミル 32・・・・・粉砕カッターミル 33・・・・・動力ユニット 4・・・・・・外腔体 41・・・・・転動体 42・・・・・開口 43・・・・・外カバー体 5・・・・・・空気抽出システム 6・・・・・・蒸気システム 7・・・・・・冷却システム 8・・・・・・昇降移動ユニット 81・・・・・第一支持装置 82・・・・・第二支持装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】506294484 【氏名又は名称】中新科技股▲分▼有限公司
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082418 【弁理士】 【氏名又は名称】山口 朔生
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| 【公開番号】 |
特開2008−54841(P2008−54841A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234028(P2006−234028) |
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