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【発明の名称】 化粧料組成物
【発明者】 【氏名】大寺 章夫

【要約】 【課題】痩身効果に優れた化粧料を提供する。

【構成】(A)コーヒー種子(Caffea Arabica Seed)、チャ葉(Camellia Sinensis Leaf)、シロバナルーピン種子(Lupinus Albus Seed)、ガラナ種子(Paullinia Cupana Seed)、マロニエ(Aesculus Hippocastanum)、シモツケソウ(Spiraea Ulmaria)、ミシマサイコ根(Bupleurum Falcatum), マテチャ葉(Ilex Paraguariensis Leaf)からなる群より選択される1種または2種以上の抽出物および/または(B)カラム吸着精製により精製された油剤および/または(C)脂肪分解促進成分を含有することにより、痩身効果に優れた化粧料を得ることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)コーヒー種子(Caffea Arabica Seed)、チャ葉(Camellia Sinensis Leaf)、シロバナルーピン種子(Lupinus Albus Seed)、ガラナ種子(Paullinia Cupana Seed)、マロニエ(Aesculus Hippocastanum)、シモツケソウ(Spiraea Ulmaria)、ミシマサイコ根(Bupleurum Falcatum), マテチャ葉(Ilex Paraguariensis Leaf)からなる群より選択される1種または2種以上の抽出物および/または(B)カラム吸着精製により精製された油剤および/または(C)脂肪分解促進成分を含有することを特徴とする化粧料組成物。
【請求項2】
(B)のカラム吸着精製により精製された油剤がアボガド油、マカデミアナッツ油、シア脂、ユチャ油、テオブロマグランディフロルム種子脂、オリーブ油、メドフォーム油、ミツロウ、オレイン酸オレイル、パルミチン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸ミリスチル、エイコセン酸カプリリル、ラウリン酸ヘキシル、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ラノリン、ワセリン、流動パラフィン、スクワランから選ばれた1種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載の化粧料組成物。
【請求項3】
(C)の脂肪分解促進成分がアミノフィリン、テオフィリン、カフェイン, テオブロミン及びこれらの塩からなるキサンチン誘導体より選択された1種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載の化粧料組成物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関し、さらに詳しくは、痩身化粧料に関する。本発明の化粧料は、ボデイケア化粧品をはじめ、基礎化粧品、浴剤などに好適に使用しうるものである。
【0002】
従来、痩身化粧料としては、様々なものが提案されている。たとえば、リパーゼ活性を高め、脂質代謝を促進する効果に優れたウイキョウ抽出物を配合することを特徴とする痩身用皮膚外用剤などがある。(特許文献1参照)
【特許文献1】特開平05−262636
【特許文献2】特開2004−89786
【特許文献3】特開昭62−205005
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、これらの痩身化粧料では、薬効成分の効果が十分でなかったり、あるいは、薬効を得るのに十分な量を配合すると、使用感が損なわれたり、変臭・変色など剤型の安定性に問題があり、その改善が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述の目的は(A)コーヒー種子(Caffea Arabica Seed)、チャ葉(Camellia Sinensis Leaf)、シロバナルーピン種子(Lupinus Albus Seed)、ガラナ種子(Paullinia Cupana Seed)、マロニエ(Aesculus Hippocastanum)、シモツケソウ(Spiraea Ulmaria)、ミシマサイコ根(Bupleurum Falcatum), マテチャ葉(Ilex Paraguariensis Leaf)からなる群より選択される1種または2種以上の抽出物および/または(B)カラム吸着精製により精製された油剤および/または(C)脂肪分解促進成分を含有することを特徴とする化粧料によって達成される。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、優れた痩身効果を有し、化粧品、医薬部外品に適する痩身化粧料を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明に用いられる植物抽出物は、抽出溶媒と共に浸漬または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得られる。本発明に用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用いられる物質であれば何でもよく、水、多価アルコールから選択される1種または2種以上の溶媒、特にグリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ヘキシレングリコール等が望ましい。抽出物の配合量は、外用剤全量中、乾燥物として0.0005〜20.0重量%、好ましくは0.001〜10.0重量%である。0.0005重量%未満であると、本発明でいう効果が十分に発揮されず、20.0重量%を超えると製剤化が難しいので好ましくない。また、10.0重量%以上配合してもさほど大きな効果の向上はみられない。
また、脂肪分解促進用化粧品原料として市販されているものを使用することもできる。例としては、クローダジャパン株式会社が販売する、ユニスリム(コーヒー種子抽出物、マテ茶抽出物、およびその他の化粧品原料の混合物)が挙げられる。
【0007】
本発明の植物抽出物は通常の加熱抽出法で調製してもよいが、本発明者らの考案したマイクロ波抽出法(特許文献2:特開2004−89786)によって調製すると、着色の少なく、透明性に優れた、経時的に安定な植物抽出物を得ることができる。
【0008】
本発明に用いられる植物抽出物は、ヒトの肌に対してすぐれた痩身効果を奏するものであるので、該植物抽出物が配合された化粧料も、すぐれた痩身効果を示すことができる。
【0009】
(B)のカラム吸着精製された油剤がアボガド油、マカデミアナッツ油、シア脂、ユチャ油、テオブロマグランディフロルム種子脂、オリーブ油、メドフォーム油、ミツロウ、オレイン酸オレイル、パルミチン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸ミリスチル、エイコセン酸カプリリル、ラウリン酸ヘキシル、
ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ラノリン、ワセリン、流動パラフィン、スクワランから選ばれた1種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載の痩身用化粧料組成物。
【0010】
カラム吸着精製はクローダジャパン株式会社が考案したカラムクロマトグラフ的手法で(特許文献3:特開昭62−205005)、この方法によれば、上記油剤中の極性不純物を除去でき、無色、無臭で、皮膚刺激性が少なく、経時酸化安定性に優れた油剤を得ることができる。カラムクロマトグラフ的手法とは、原油を非極性溶媒に溶解し、これを吸着剤を充填した吸着塔に通液し、極性不純物を吸着除去し、ついで、非極性溶媒を留去する精製方法である。非極性溶媒としてはn−ヘキサン、n−ヘプタン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素、吸着剤としては、例えば、シリカゲル、珪酸マグネシウム、活性白土、ゼオライト等、およびこれらの混合物があげられ、適宜選択できる。
【0011】
(C)の脂肪分解促進成分としては、アミノフィリン、テオフィリン、カフェイン, テオブロミン及びこれらの塩からなるキサンチン誘導体等が挙げられる。また、市販の脂肪分解促進用化粧品原料を使用することもできる。例としては、クローダジャパン株式会社が販売する、プレウリミンシル(カフェイン、ミシマサイコ根抽出物、およびその他の化粧品原料の混合物)が挙げられる。
【0012】
本発明で用いられる脂肪分解促進成分の含有量は、化粧料の総量を基準として、0.001−20.0%が好ましく、0.01−10.0%がより好ましく、特に、0.1−4.0%が好ましい。0.001%以上で、痩身効果が現われ、20.0%以下で、痩身効果が高く、コスト的に有利である。
【0013】
本発明の化粧料には、上記必須成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、保湿剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0014】
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、各種生薬、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合することができる。
【0015】
本発明は、外皮に適用される化粧料、医薬部外品等、特に好適には化粧料に広く適用することが可能であり、その剤型も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採り得る。すなわち、基礎化粧品であれば、洗顔料,化粧水,乳液、クリーム、ジェル、エッセンス(美容液)、パック、マスク等の形態に、上記の多様な剤型において広く適用可能である。また、トイレタリー製品としてはボディソープ、石けん、入浴剤等の形態に広く適用可能である。さらに、医薬部外品であれば、各種の軟膏剤等の形態に広く適用が可能である。そして、これらの剤型及び形態に、本発明の痩身化粧料の採り得る形態が限定されるものではない。
【実施例】
【0016】
次に、本発明の痩身化粧料を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0017】
実施例1−3、比較例1−6
表1の乳液処方を20歳代の女性パネラー10名にふくらはぎに塗布し、1ヶ月間、連用してもらった。表2に示した数値はふくらはぎの周囲を測定し、使用前後での変化率を次式から求め、平均したものである。ただし、表中の「−」は減少を示し、「+」は増加を示す。
変化率(%)=((使用後の周囲の長さ)−(使用前の周囲の長さ))/(使用前
の周囲の長さ)x100
【0018】
【表1】



























【0019】
【表2】


























【0020】
表2において、B成分のカラム精製油剤はスクワラン3%、ラノリン2.5%、ワセリン3%、ステアリン酸1.5%の合計10%を含有し、未精製油剤はカラム精製前の未精製スクワラン3%、ラノリン2.5%、ワセリン3%、ステアリン酸
1.5%の合計10%を含有している。
【0021】
表1および表3より、(A)〜(C)の成分を全て含有する本発明の化粧料(実施例1−3)は、相乗的な痩身効果を有することがわかる。これに対して、(C)成分のみの比較例1、(B)成分のみの比較例2、(A)成分のみの比較例3は、効果が低く、(A)〜(C)成分のいずれか1つを欠く比較例4−6も、効果が十分ではなかった。これらの比較例から(A)、(B),(C)の成分を組み合わせることが本発明の要件であることが明らかである。
【出願人】 【識別番号】000104995
【氏名又は名称】クローダジャパン株式会社
【出願日】 平成18年9月12日(2006.9.12)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−69079(P2008−69079A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−246720(P2006−246720)