| 【発明の名称】 |
リラックス方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】森谷 敏夫
【氏名】高垣 欣也
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、優れたリラックス効果が得られる組成物を提供することを目的とする。
【構成】本発明は、バイオセルロースからなるシートを使用するリラックス方法に関する。好ましくは、前記シートがマスクであるリラックス方法に関する。または本発明は、バイオセルロースからなるシートを使用する副交感神経亢進方法に関する。好ましくは、前記シートがマスクである副交感神経亢進方法に関する。さらに、本発明は、副交感神経亢進作用を有するバイオセルロースからなるマスクに関する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バイオセルロースからなるシートを使用するリラックス方法。 【請求項2】 前記シートがマスクである請求項1に記載のリラックス方法。 【請求項3】 バイオセルロースからなるシートを使用する副交感神経亢進方法。 【請求項4】 前記シートがマスクである請求項3に記載の副交感神経亢進方法。 【請求項5】 副交感神経亢進作用を有するバイオセルロースからなるマスク。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、バイオセルロースからなるシートを使用するリラックス方法に関する。 【背景技術】 【0002】 多忙を極める現代では、人間は様々なストレスにさらされている。物理的ストレスや心理的ストレスによって、多様な症状が引き起こされ、社会問題とまでなっている。ストレスを改善するための食品などが積極的に開発されているが、ストレスを解消しようと過剰に摂取するとカロリー過多になってしまう可能性も否定できない(例えば特許文献1)。また、マッサージを受けることなども盛んであるが、金銭的負担とともに時間も必要となるため、頻繁にはマッサージを受けることなど簡単ではない(例えば特許文献2)。このような現実をふまえ、簡便に自宅で実施可能な優れたリラックス方法が望まれている。 【特許文献1】特開2005−348656号公報 【特許文献2】特開2006−212456号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明は、自宅で実施可能であり、かつ優れたリラックス効果が得られる方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、バイオセルロースからなるシートを使用するリラックス方法に関する。 【0005】 好ましくは、前記シートがマスクであるリラックス方法に関する。 【0006】 または本発明は、バイオセルロースからなるシートを使用する副交感神経亢進方法に関する。 【0007】 好ましくは、前記シートがマスクである副交感神経亢進方法に関する。 【0008】 さらに、本発明は、副交感神経亢進作用を有するバイオセルロースからなるマスクに関する。 【発明の効果】 【0009】 バイオセルロースからなるシートを使用することで、優れたリラックス効果が得られる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明は下記実施形態の記載により限定して解釈するべきでなく、特許請求の範囲における記載の範囲内で種々の変更が可能である。 【0011】 本発明のリラックス方法で使用するバイオセルロースは、微生物が生産するセルロースであり、直径約4nmのミクロフィブリルが多数集ったフィブリルからなる。バイオセルロースは、酢酸菌などを培養することにより得られる。 【0012】 本発明では、バイオセルロースからなるシートが用いられる。シート状のバイオセルロースを得るためには、静置培養することが好ましい。培養後、空気−液体培地界面にバイオセルロース膜が形成されるからである。このようにして得られたシートは、酢酸臭を有するので、洗浄液が中性付近となるまで繰り返して洗浄することが好ましい。バイオセルロースは網目構造を有するので、バイオセルロースからなるシートには優れた保水力があり、有効成分をシート内に保持することが可能である。バイオセルロースからなるシートの網目構造および保水力が、独特の使用感を生じ、これによりシートと肌との密着感が得られる。これらの特徴により、バイオセルロースからなるシートは、優れたリラックス効果を有する。 【0013】 本発明のリラックス方法としては、バイオセルロースからなるシートを貼付することである。貼付する場所は特に限定されず、あらゆる場所に貼付することが可能である。具体的には、足の裏、背中、肩などに貼付し、独特の使用感を楽しむことで、リラックス効果が得られる。バイオセルロースからなるシートを使用する際に、同時にマッサージを行ったり、音楽を聴いたり、香を焚いたり、入浴したりすることで、より優れたリラックス効果が得られる。 【0014】 また本発明の方法は、副交感神経の活動を亢進するので、エネルギー蓄積促進用、栄養不良改善、組織損傷治癒促進、抗糖尿病用、血圧効果用、免疫賦活用、皮膚代謝促進用などとしても応用が可能である。 【0015】 好ましくは、本発明ではバイオセルロースからなるマスクが用いられる。バイオセルロースからなるシートから、マスクを製造し、これに化粧料を含浸させる。マスクに含浸させる化粧料としては、保湿剤、乳化剤、乳化助剤、可溶化剤、防腐剤、エモリエント剤、賦香剤などが挙げられる。 【実施例】 【0016】 以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は、下記の実施例により限定して解釈すべきでなく、特許請求の範囲における記載の範囲内で種々の変更が可能である。 【0017】 (バイオセルロースの製造) グルコース25g、酵母エキス5gおよびペプトン3gを精製水1000mlに溶解した。得られた水溶液のpHを6に調整し、オートクレーブで滅菌して培地を調整した。次いで、この培地100mlに、酢酸菌を播種し、25℃で14日間静置培養した。14日後、培養液の表層に形成されたバイオセルロース膜を回収した。回収した膜を水で洗浄し、1200mlの2%水酸化ナトリウム溶液で1時間煮沸した。そして、中性になるまで水で洗浄して、シート状のバイオセルロースを得た。 【0018】 (マスクの製造) 上記のバイオセルロースからなるシートを切り取り、マスクを製造した。 【0019】 (化粧料の調製) 水、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、エタノール、ペンチレングリコール、フランスカイガンショウ樹皮エキス、(アスコルビル/トコフェリル)リン酸K、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、ゲットウ葉エキス、シロキクラゲ多糖体、ラフィノース、PEG−水添ヒマシ油、フェノキシエタノール、香料、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、スクワラン、水添レシチン、セタノール、ラウリン酸ポリグリセリル−10、糖タンパク、タマリンド種子配糖体を含む化粧料を調整した。 【0020】 (実施例1) バイオセルロースからなるマスクを上記の化粧料に浸漬し、実施例1のマスクとした。9名の女性ボランティアに、実施例1のマスクを用いてマスク貼付実験を行った。マスクを24分間貼付し、その前後で、Visual alalogue scale(VAS)による自己評価を行った。評価項目は、疲労感、眠気、集中力、活力、リラックス感、不安感、いらいら感の7項目とした。評価結果を表1に示した。 【0021】 (比較例1) 不織布からなるマスクを上記の化粧料に浸漬し、比較例1のマスクとした。9名の女性ボランティアに、比較例1のマスクを用いてマスク貼付実験を行った。マスクを24分間貼付し、その前後で、Visual alalogue scale(VAS)による自己評価を行った。評価項目は、疲労感、眠気、集中力、活力、リラックス感、不安感、いらいら感の7項目とした。評価結果を表2に示した。 【0022】 (実施例1および比較例1の評価結果) 【表1】
【表2】
【0023】 表1より、実施例1のバイオセルロースからなるマスクを貼付した後、眠気が増し、集中力が低下したことがわかった。これらのリラックス効果は、比較例2の不織布のマスクの使用によっては得られないが、実施例1のマスクを使用することによって得られる。また、実施例1のリラックス感についての評価は、比較例1の評価よりも優れており、実施例1のマスクの使用による優れたリラックス効果を示す。 【0024】 (実施例2) バイオセルロースからなるシートの使用によるリラックス効果を確認するために、首筋、足の裏、デコルテ、わきの下、背中の各部位にシートを貼付した。具体的には、ボランティアの各部位にシートを20分間貼付した後、リラックス効果の有無をインタビューした。インタビューの結果、過半数がリラックス効果ありと評価し、不快であると答えたボランティアは少数であった。結果を表3に示す。 【0025】 【表3】
【0026】 さらに、運動後の肩および膝の周辺にバイオセルロースからなるシートを貼付し、その使用によるリラックス効果を確認した。具体的には、ボランティアの各部位にシートを20分間貼付した後、リラックス効果の有無をインタビューした。インタビューの結果、過半数がリラックス効果ありと評価し、不快であると答えたボランティアは少数であった。結果を表4に示す。 【0027】 【表4】
【0028】 表3および表4から、本発明のバイオセルロースからなるシートを使用することよって、優れたリラックス効果が得られることがわかる。 【0029】 (実施例3) バイオセルロースからなるマスクの使用による副交感神経の亢進効果を確認するために、副交感神経の活動を観察した。具体的には、ボランティアに、実施例1のマスクを20分間使用させ、マスク貼付前、貼付直後、貼付後10分後および剥離後の副交感神経の活動を測定した。測定結果を表5に示す。 【表5】
【0030】 表5より、バイオセルロースからなるマスクの使用によって、副交感神経の活動が亢進されたことはわかる。 【産業上の利用可能性】 【0031】 本発明によれば、バイオセルロースからなるシートを使用することで、優れたリラックス効果が得られる。また、副交感神経を亢進するので、医療などの分野にも応用することが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398028503 【氏名又は名称】株式会社東洋新薬
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| 【出願日】 |
平成18年9月8日(2006.9.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−63297(P2008−63297A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−244867(P2006−244867) |
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