| 【発明の名称】 |
皮膚外用剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】板屋 寿人
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| 【要約】 |
【課題】不飽和脂肪酸を含有する皮膚外用剤、特にリーブオン型製品において、肌への塗布時の不飽和脂肪酸の臭いをマスキング或いは調和させ、使用者にとって快く使用でき、かつ塗布後数時間心地よい香りを残し、不飽和脂肪酸臭のマスキング効果を長時間持続させることができる皮膚外用剤の提供。
【構成】成分(A)及び(B)を含有する皮膚外用剤。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 成分(A)及び(B)を含有する皮膚外用剤。 成分(A):炭素数14〜18の不飽和脂肪酸 成分(B):香料成分(b1)及び(b2)を含有する香料組成物 香料成分(b1):ジヒドロジャスモン酸メチル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、ジヒドロリナロール、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロパナール、4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、4-メチル-2-(2-メチルプロピル)テトラヒドロ-2H-4-ピラノール、p-イソブチル-α-メチルハイドロシンナミックアルデヒド、アンスラニル酸メチル、ジヒドロオイゲノール、オイゲノール、7-メチル-3,4-ジヒドロ-(2H)-1,5-ベンゾジオキセピン-3-オン、α-ダマスコン、β-ダマスコン、ダマセノン、ウンデシレンアルデヒド、サリチル酸へキシル、サリチル酸シス-3-へキセニル及びγ-ウンデカラクトンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材 香料成分(b2):アセチルセドレン、7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、α-イオノン、β-イオノン、メチルイオノン、3α,6,6,9α-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、2-(2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-5-メチル-5-(1-メチルプロピル)-1,3-ジオキサン、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール、2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール、パチョリ油、4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン、シクロペンタデカノライド、シクロペンタデセノライド、エチレンブラッシレート、クマリン及びバニリンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材 【請求項2】 成分(A)が、ミリストレイン酸、シス-6-ヘキサデセン酸、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸から選ばれる1種又は2種以上の不飽和脂肪酸である請求項1記載の皮膚外用剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、不飽和脂肪酸を含有する皮膚外用剤に関する。 に関する。 【背景技術】 【0002】 不飽和脂肪酸とその誘導体を、化粧品基剤として洗浄剤組成物に配合した例は、数多く報告されている(特許文献1〜3)。特許文献1には、塩基性アミノ酸脂肪酸塩を含有した洗浄剤組成物が、特許文献2には、オレイン酸塩を主成分とした液体洗浄剤組成物が、特許文献3には、オレイン酸を含有したボディシャンプーが開示されている。これらの組成物には、脂肪酸のマスキング等を目的として、種々の香料が配合されている。 【0003】 しかし、水で洗い流す洗浄剤組成物においては、不飽和脂肪酸も一緒に洗い流されるが、最近では、不飽和脂肪酸のリーブオン(洗い流さない)皮膚外用剤への使用例も報告されている(特許文献4)。 【0004】 リーブオン皮膚外用剤においては、付けっぱなしという製品の特性上、使用の始めからその後半日(数時間)程度の間、不飽和脂肪酸に由来する基剤臭をマスキングすることが必要となる。また、肌への不飽和脂肪酸の残留量が多いと、使用者本人及び周囲の人間に不快感を生ずるという問題があった。しかし、特許文献4においても、不飽和脂肪酸に由来する基剤臭の問題提起や、基剤臭の消臭に関しては全く報告されていない。 【0005】 【特許文献1】特開平4-183797号公報 【特許文献2】特開昭62-79300号公報 【特許文献3】特開2002-327193号公報 【特許文献4】特開2005-126426号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は、不飽和脂肪酸を含有する皮膚外用剤、特にリーブオン型製品において、肌への塗布時の不飽和脂肪酸の臭いをマスキング或いは調和させ、使用者にとって快く使用でき、かつ塗布後数時間心地よい香りを残し、不飽和脂肪酸臭のマスキング効果を長時間持続させることができる皮膚外用剤を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明者は、不飽和脂肪酸を含有する皮膚外用剤に、特定の香料成分の組み合わせを含む香料組成物を配合することによって、不飽和脂肪酸由来の臭気を効果的にマスキングでき、従来の香料素材を用いては得られなかった、やさしく、温かみのある残香が得られ、その残香は、長時間、効果的に持続することを知見した。 【0008】 本発明は、成分(A)及び(B)を含有する皮膚外用剤を提供するものである。 成分(A);炭素数14〜18の不飽和脂肪酸 成分(B);香料成分(b1)及び(b2)を含有する香料組成物 香料成分(b1):ジヒドロジャスモン酸メチル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、ジヒドロリナロール、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロパナール、4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、4-メチル-2-(2-メチルプロピル)テトラヒドロ-2H-4-ピラノール、p-イソブチル-α-メチルハイドロシンナミックアルデヒド、アンスラニル酸メチル、ジヒドロオイゲノール、オイゲノール、7-メチル-3,4-ジヒドロ-(2H)-1,5-ベンゾジオキセピン-3-オン、α-ダマスコン、β-ダマスコン、ダマセノン、ウンデシレンアルデヒド、サリチル酸へキシル、サリチル酸シス-3-へキセニル及びγ-ウンデカラクトンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材 香料成分(b2):アセチルセドレン、7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール、α-イオノン、β-イオノン、メチルイオノン、3α,6,6,9α-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン、2-(2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-5-メチル-5-(1-メチルプロピル)-1,3-ジオキサン、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール、2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール、パチョリ油、4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン、シクロペンタデカノライド、シクロペンタデセノライド、エチレンブラッシレート、クマリン及びバニリンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材 【発明の効果】 【0009】 不飽和脂肪酸を含有する皮膚外用剤、特にリーブオン型製品において、肌に塗布時の不飽和脂肪酸の臭いをマスキング或いは調和させ、使用者にとって快く使用でき、かつ塗布後数時間心地よい香りを残し、不飽和脂肪酸臭のマスキング効果を長時間持続させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 本発明において、「皮膚外用剤」とは、皮膚用の化粧品製剤、医薬部外品製剤又は医薬品製剤であって、皮膚に適用した後に洗い流さないものをいう。このような製剤の具体例としては、制汗剤、デオドランド剤、ローション、クリーム、ムース、軟膏、液剤、パップ剤等が挙げられる。 【0011】 成分(A)の炭素数14〜18の不飽和脂肪酸としては、ミリストレイン酸、シス-6-ヘキサデセン酸、オレイン酸(シス-9-オクタデセン酸)、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。 【0012】 上記不飽和脂肪酸は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができ、その含有量は、本発明の皮膚外用剤中の0.00005〜20質量%、更には0.0001〜10質量%、特に0.001〜5質量%が好ましい。 【0013】 成分(B)の香料組成物は、香料成分(b1)、香料成分(b2)の2つのグループの香料素材を併用するものである。 【0014】 香料成分(b1)は、フローラル調香料であって、肌に塗布時の不飽和脂肪酸の臭いをマスキング或いは調和させるものであり、やさしくて花のような香りを有する成分である。香料成分(b1)は、ジヒドロジャスモン酸メチル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、ジヒドロリナロール、2-メチル-3-(4-tert-ブチルフェニル)-プロパナール(Givaudan社商品名:リリアール)、4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド(IFF社商品名:リラール)、4-メチル-2-(2-メチルプロピル)テトラヒドロ-2H-4-ピラノール(Quest社商品名:フロローザ)、p-イソブチル-α-メチルハイドロシンナミックアルデヒド(高砂香料工業社商品名:スザラール)、アンスラニル酸メチル、ジヒドロオイゲノール、オイゲノール、7-メチル-3,4-ジヒドロ-(2H)-1,5-ベンゾジオキセピン-3-オン(Danisco社商品名:カローン)、α-ダマスコン、β-ダマスコン、ダマセノン、ウンデシレンアルデヒド、サリチル酸へキシル、サリチル酸シス-3-へキセニル及びγ-ウンデカラクトンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材からなる。 【0015】 香料成分(b2)は、ウッディ又はムスク調香料であって、塗布後数時間心地よい香りを残し、不飽和脂肪酸臭のマスキング効果を長時間持続させるものであり、主に木やバニラのような温かみを有する成分である。香料成分(b2)は、アセチルセドレン、7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタヒドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン(IFF社商品名:イソイースーパー)、1-(2-tert-ブチルシクロヘキシルオキシ)-2-ブタノール(花王社商品名:アンバーコア)、α-イオノン、β-イオノン、メチルイオノン、3α,6,6,9α-テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1-b]フラン(花王社商品名:アンブロキサン)、2-(2,4-ジメチル-3-シクロヘキセン-1-イル)-5-メチル-5-(1-メチルプロピル)-1,3-ジオキサン(Quest社商品名:カラナール)、2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール(花王社商品名:サンダルマイソールコア)、2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール(IFF社商品名:バクダノール)、パチョリ油、4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン(IFF社商品名:ガラクソライド)、シクロペンタデカノライド、シクロペンタデセノライド(Firmenich社商品名:ハバノライド)、エチレンブラッシレート、クマリン及びバニリンから選ばれる1種又は2種以上の香料素材からなる。 【0016】 これらの各群の中からそれぞれ1種以上を選び、バランスよく使うと不飽和脂肪酸の臭いをマスキング或いはよく調和し、なおかつ、やさしく温かみのある残香を提供することができる。成分(B)の香料組成物中の香料成分(b1)の含有量は、0.001〜90質量%、更には0.1〜70質量%、特に5〜40質量%が好ましい。また、成分(B)の香料組成物中の香料成分(b2)の含有量は、0.001〜90質量%、更には0.1〜60質量%、特に5〜30質量%が好ましい。 【0017】 また、香料成分(b1)と(b2)の質量比は、その香りの強さに応じて適宜調整することができるが、1:9〜9:1、更には2:8〜8:2、特に3:7〜7:3が好ましい。また香料成分(b1)と(b2)の合計割合が、香料組成物(B)中の10〜100質量%、更には30〜90質量%、特に50〜80質量%であることが好ましい。 【0018】 本発明の香料成分には、香調の幅を拡げ、また爽やかさや明るさを増やすために、その他の香料成分を加えることができる。その他の香料成分としては、シトラール、2,6-ジメチル-2-ヘプタノール(Givaudan社商品名:ディメトール)、ゲラニルニトリル、ユーカリプトール、酪酸エチル、エチル トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン-2-イル カルボキシレート(花王社商品名:フルーテート)、エチル 2-シクロヘキシル プロピオネート(花王社商品名:ポアレネート)、δ-ダマスコン、メチルフェニルグリシド酸エチル、デシルアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、ドデシルアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド、l-カルボン、アネトール、cis-3-ヘキセノール、酢酸cis-3-ヘキセニル、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセニル カルボキシアルデヒド(IFF社商品名;トリプラール、酢酸スチラリル、アリルアミルグリコレート、酢酸イソボルニル、ベンズアルデヒド、リナロール、酢酸リナリル、リナロールオキサイド、シスジャスモン、フェニルエチルアルコール、酢酸ベンジル、ゲラニオール、シトロネロール、p-クレゾール、マルトール、ライム油、ラベンダー油、バジル油、ローズマリー油、クミン油、レモン油、3,5,5-トリメチルシクロヘキサノール、ヘキシルアルデヒド、オクチルアルデヒド、ノニルアルデヒド、カプロン酸アリル、エナント酸アリル、4-メトキシベンズアルデヒド、4-イソプロピル-5,5-ジメチル-1,3-ジオキサン、α-ピネン、β-ピネン、3-フェニル-1-プロペン-1-オール、酪酸cis-3-ヘキセニル、3,7-ジメチル-2,6-オクタジエナール、3,7-ジメチル-6-オクテン-1-オール、マロン酸ジメチル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、l-メントール、酪酸エチル-2-メチル、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、イソ酪酸エチル、エチルマルトール、n-酪酸エチル、カプチン酸エチル、プロピオン酸エチル、1,8-シネオール、3,4-メチレンジオキシベンズアルデヒド、酢酸ヘキシル、7-ヒドロキシ-3,7-ジメチルオクタン-1-アール、インドール、2-メチル酪酸エチル、酢酸イソアミル、n-酪酸イソアミル、酢酸イソブチル、リモネン、3-ヒドロキシ-2-メチル-4H-ピラン-4-オン、安息香酸メチル、3,7-ジメチル-cis-2,6-オクタジエン-1-オール、酢酸p-クレジル、p-クレジルメチルエーテル、ペンタン酸2-メチルペンチル、フェニルアセトアルデヒド、酢酸フェニルエチル、プロピオン酸エチル2-シクロヘキシル、2-シクロヘキシルプロパナール、1-フェニルエチルアセテート、プロピオン酸スチラリル、ターピネオール、4-メチル-3-デセン-5-オール、2,2,5,5-テトラメチル-4-イソプロピル-1、3-ジオキサンよりなる群から選ばれる1種および又は2種以上の香料成分が挙げられる。 【0019】 上記その他の香料成分の含有量は、香料組成物(B)中、0〜90質量%、更には10〜70質量%、特に20〜50質量%が好ましい。なお、本発明において、香料成分の含有量の計算には香料組成物中に含まれる溶剤や希釈剤を含めないものとする。 【0020】 成分(B)の香料組成物の含有量は、不飽和脂肪酸由来の臭気のマスキングと温かみのある残香とが両立できる点から、本発明の皮膚外用剤中の0.0001〜5質量%、更には0.001〜3質量%、特に0.01〜3質量%が好ましい。本発明の皮膚外用剤が制汗剤又はデオドラント剤である場合、成分(B)の含有量は、0.0001〜5質量%、更には0.001〜3質量%、特に0.01〜1.5質量%が好ましい。本発明の皮膚外用剤がボディーローションである場合、成分(B)の含有量は、0.0001〜2質量%、更には0.001〜1質量%、特に0.01〜0.7質量%が好ましい。 【0021】 本発明の皮膚外用剤には、更に、殺菌剤、抗菌剤、制汗剤、キレート剤、pH調整剤、色素、粘度調整剤、保湿剤等を添加してもよく、これらの材料から通常の方法により製造される。また、これら材料を、揮発しやすい溶媒、例えば、水、エタノール、低分子炭化水素類、液体LPGガス、ジメチルエーテル等にて希釈して使用してもよい。材料を水に分散可溶化させる場合には、可溶化剤としてカチオン性、アニオン性、ノニオン性、両性等の界面活性剤を配合することができる。 【0022】 本発明の皮膚外用剤の製品形態としては、直接塗布式(例えば、ロールオン式)、清拭式、ポンプスプレー式、エアゾールスプレー式、カプセル式等が挙げられる。このほか、成分(B)の香料組成物は、芳香剤、消臭剤、芳香消臭剤、衣類用洗剤、衣類用仕上げ剤、柔軟剤等に配合してもよい。 【実施例】 【0023】 表1〜2に示す香料組成物(処方例1〜7)を用いて、表3に示す制汗剤(ポンプスプレー式)を調製し、以下の評価実験を行った。なお、以下の実施例における「%」は「質量%」を示す。 【0024】 【表1】
【0025】 【表2】
【0026】 【表3】
【0027】 <評価実験> 調製した香料成分(処方例1〜7;表1〜2)を用いて制汗剤組成物(表3)を調製した。計8名の専門パネラーの左上腕部にスプレーバイアル(マルエム社,No.6)に入れた制汗剤組成物を約0.5gずつスプレーし、不飽和脂肪酸臭のマスキング効果、及びその持続性を官能評価した。評価結果は8名の評価結果の平均値とした。 評価実施中、被験者は、主に室温(25℃)、湿度65%の環境に保たれた室内にて、書類作成などの軽作業に従事していた。評価室内から外に出る際には、大量の発汗を伴う激しい運動や制汗剤塗布部への直射日光への暴露を避けた。 この評価結果を表4に示す。 【0028】 <不飽和脂肪酸臭のマスキング効果評価基準> 完全にマスキングしており、心地よく感じられる +1 どちらともいえない 0 マスキング不十分で、不快に感じる −1 【0029】 【表4】
【0030】 評価の結果、実施例1は女性らしく、高級感のある香り、実施例2はみずみずしく、花のようなやさしい香り、実施例3は柔らかで温かみのあるやさしい香り、実施例4は爽やかな柑橘系の香りであり、いずれも、不飽和脂肪酸の臭いをよくマスキングしており、やさしく、温かみがあり、心地よい残香が長時間持続した。 一方、比較例1は、塗布直後は脂肪酸臭を良くマスキングしており、心地良いが、1時間後、4時間後にはマスキングが不十分となり、不快に感じられた。一方、比較例2は、1時間後、4時間後は脂肪酸臭をよくマスキングしており心地良いが、塗布直後のマスキングが不十分で不快に感じられた。比較例3は塗布直後、残香ともにマスキングが不十分で、不快に感じられた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000918 【氏名又は名称】花王株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月4日(2006.9.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000084 【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
【識別番号】100068700 【弁理士】 【氏名又は名称】有賀 三幸
【識別番号】100077562 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 登志雄
【識別番号】100096736 【弁理士】 【氏名又は名称】中嶋 俊夫
【識別番号】100117156 【弁理士】 【氏名又は名称】村田 正樹
【識別番号】100111028 【弁理士】 【氏名又は名称】山本 博人
【識別番号】100101317 【弁理士】 【氏名又は名称】的場 ひろみ
【識別番号】100121153 【弁理士】 【氏名又は名称】守屋 嘉高
【識別番号】100134935 【弁理士】 【氏名又は名称】大野 詩木
【識別番号】100130683 【弁理士】 【氏名又は名称】松田 政広
【識別番号】100140497 【弁理士】 【氏名又は名称】野中 信宏
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| 【公開番号】 |
特開2008−56641(P2008−56641A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238579(P2006−238579) |
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