| 【発明の名称】 |
透明クレンジング化粧料 |
| 【発明者】 |
【氏名】寺田 玲子
【氏名】野口 安則
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| 【要約】 |
【課題】耐水性が良好で、手や顔が水で濡れている場合であっても優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた、透明クレンジング化粧料を提供する。
【構成】次の成分(1)〜(5): |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 次の成分(1)〜(5): (1)イソステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、オレイン酸ジグリセリルから選ばれる一種又は二種以上1.0〜20.0重量% (2)ポリオキシエチレングリセリルエーテルイソステアリン酸エステル及び/又はポリオキシエチレングリセリルエーテルオレイン酸エステル10.0〜30.0重量% (3)環状シリコーン5.0〜30.0重量% (4)2価の多価アルコール10.0〜30.0重量% (5)水が5.0〜30.0重量% を含有する透明クレンジング化粧料。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は透明クレンジング化粧料に関し、更に詳しくは、耐水性が良好で手や顔が水で濡れている場合であっても、優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた透明クレンジング化粧料に関するものである。 【背景技術】 【0002】 ファンデーション、アイメイク、口紅等のメイクアップ化粧料を洗い落とすためのクレンジング用化粧料には、多量の油剤を配合したクリーム状、乳液状、オイル状、油性ジェル状等のタイプから、油剤を全く配合しないか微量配合したローション状、水性ジェル状等のタイプまで様々なものがある。例えば、油剤を配合したタイプとしては、特許文献1に示す、非イオン界面活性剤と液体油とを必須成分とした、非水系のオイル状クレンジング化粧料、特許文献2に示す、特定の非イオン界面活性剤、水、液体油を含有するオイル状クレンジング化粧料が提案されている。これらオイル状クレンジング化粧料は、油分によるメイクアップ化粧料の溶解作用を利用したもので、メイクアップ化粧料との相溶性が良好でクレンジング効果は高い。しかしながら、これらオイル状クレンジング化粧料は、手や顔が水で濡れている場合、メイク化粧料との馴染みが極めて悪く、目的のクレンジング効果が発揮できない問題点がある。そのため、常に手や顔が乾いた状態で、メイク化粧料と馴染ませることが必須となり、その使用方法が制限されていた。更には、洗い流し時の水洗性が悪く、使用後の肌に油性感が生じ、使用後のさっぱり感に欠け、その後、高級脂肪酸ナトリウム塩又はカリウム塩、N−アシルグルタミン酸を主成分とする洗顔料にて洗顔する必要があった。また、最近良く使用される化粧持ちの良いメイクアップ化粧料に対して使用した場合は、水洗後の油性感が更に強くなり、肌がべたつく等の官能上における問題があった。また油剤を全く配合しないか微量配合したタイプは、クレンジング後の油性感は少ないがクレンジング力が弱いという問題がある。上記の問題点を解決する方法として、特許文献3に示す、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール又はグリコールエーテル、及び水溶性高分子を配合したジェル状洗浄剤が報告されている。しかし、このものも、メイク化粧料との馴染みが極めて悪く、目的のクレンジング効果が発揮できないものであった。以上より、上記問題点を克服したクレンジング化粧料、即ち耐水性が良好で、手や顔が水で濡れている場合であっても、優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた透明クレンジング化粧料の開発が望まれていた。 【特許文献1】特開平11−246354号公報 【特許文献2】特開2002−255738号公報 【特許文献3】特開平8−283123号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明が解決しようとする課題は、耐水性が良好で、手や顔が水で濡れている場合であっても優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた透明クレンジング化粧料を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、特定のグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステルと、ポリオキシエチレングリセリルエーテル脂肪酸エステル、環状シリコ−ン油、2価の多価アルコール及び水とを含有する透明クレンジング化粧料が、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、次の成分(1)〜(5): (1)イソステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、オレイン酸ジグリセリルから選ばれる一種又は二種以上1.0〜20.0重量% (2)ポリオキシエチレングリセリルエーテルイソステアリン酸エステル及び/又はポリオキシエチレングリセリルエーテルオレイン酸エステル10.0〜30.0重量% (3)環状シリコーン5.0〜30.0重量% (4)2価の多価アルコール10.0〜30.0重量% (5)水が5.0〜30.0重量% を含有する透明クレンジング化粧料に関するものである。 【発明の効果】 【0005】 本発明の透明クレンジング化粧料は、耐水性が良好で、手や顔が水で濡れている場合であっても優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた透明クレンジング化粧料である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明を詳細にする。 【0007】 本発明で使用する(1)イソステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、オレイン酸ジグリセリルとしては特に限定はなく、化粧品原料として一般に使用されている、モノイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、ジオレイン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、トリオレイン酸ジグリセリル、テトラオレイン酸ジグリセリル等が使用でき、これらの一種又は二種以上を用いる。これらの中で、色や臭気の面から、イソステアリン酸エステルが好ましい。 【0008】 本発明では、上記イソステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル、オレイン酸ジグリセリルから選ばれる一種又は二種以上を、透明クレンジング化粧料に対して、1.0〜20.0重量%、好ましくは5.0〜15.0重量%配合する。1.0重量%未満では、手や顔が水で濡れている場合、メイク化粧料との馴染みが悪く、目的のクレンジング効果が発揮できない。また、20.0重量%を超えると、水洗性が悪くなる傾向があり好ましくない。 【0009】 本発明で使用する(2)ポリオキシエチレングリセリルエーテルイソステアリン酸エステル及び/又はポリオキシエチレングリセリルエーテルオレイン酸エステルとしては、化粧品原料として一般に使用されている、ポリオキシエチレングリセリルエーテルモノイソステアリン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテルジイソステアリン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテルトリイソステアリン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテルモノオレイン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテルジオレイン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルエーテルトリオレイン酸エステル等が使用でき、これらの一種又は二種以上を用いる。特に、モノエステルの場合は、ポリオキシエチレンの付加モル数が6以上、ジエステルの場合は、ポリオキシエチレンの付加モル数が12以上、トリエステルの場合は、ポリオキシエチレンの付加モル数が20以上のものを用いると、透明クレンジング化粧料の水洗性がより向上し好ましい。 【0010】 本発明では、上記ポリオキシエチレングリセリルエーテルイソステアリン酸エステル及び/又はポリオキシエチレングリセリルエーテルオレイン酸エステルを透明クレンジング化粧料に対して、10.0〜30.0重量%、好ましくは15.0〜25.0重量%配合する。10.0重量%未満では、水洗性が悪くなり、逆に40.0重量%を超えて配合した透明クレンジング化粧料は、使用時においてノビが重くなり、メイク化粧料との馴染みが悪くなる等の問題が発生する。 【0011】 本発明で使用する(3)環状シリコーンとしては、化粧品原料として一般に使用されている、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が使用でき、これらの一種又は二種以上を用いる。これらの中で、デカメチルシクロペンタシロキサンは、特にクレンジング効果が高く好ましい。 【0012】 本発明では、上記環状シリコーンを透明クレンジング化粧料に対して、5.0〜30.0重量%、好ましくは10.0〜20.0重量%配合する。5.0重量%未満では、クレンジング力が低下し、本発明の効果を発揮できない。また、30.0重量%を超えると、外観の透明性が損なわれる為、好ましくない。 【0013】 本発明で使用する(4)2価の多価アルコールとしては、特に限定はなく、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2−ペンタンジオール等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いる。ここに例示したもので、化粧品に使用されるものであれば、問題なく本発明の効果を有する透明クレンジング化粧料を調製する事が出来る。 【0014】 本発明では、上記2価の多価アルコールを透明クレンジング化粧料に対して、10.0〜30.0重量%、好ましくは15.0〜25.0重量%含有する。10.0重量%未満では、耐水性が悪くなり、手や顔が水で濡れている場合において、メイク化粧料との馴染みが悪くなる。また、透明性が損なわれ好ましくない。30.0重量%を超えると、使用時においてノビが重くなり、メイク化粧料との馴染みが悪くなる等の問題が発生する。 【0015】 本発明の透明クレンジング化粧料に対して、(5)水を5.0〜30.0重量%使用する。5.0重量%未満では、耐水性が悪くなり、手や顔が水で濡れている場合において、メイク化粧料との馴染みが悪くなる。また、30.0重量%を超えると、メイク化粧料との馴染みが悪くなる。また、透明性が損なわれ好ましくない。 【0016】 本発明のクレンジング化粧料には、発明の効果を損なわない範囲で通常のクレンジング化粧料に配合される油分、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類、トリオクタン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル等のトリグリセライド類、オリブ油、ホホバ油、月見草油、ヤシ油等の植物油類が挙げられ、これらの一種又は二種以上が配合できる。更に、各種ビタミン、アミノ酸、生薬、消炎剤、細胞賦活剤、色素、防腐剤、香料等を適宜配合することができる。 【0017】 以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により限定されるものではない。 【実施例】 【0018】 〈実施例1〜6、比較例1〜7〉 表1、2記載のクレンジング化粧料を調製し、以下の評価方法により評価した。その結果を表1、2に示す。 【0019】 (評価方法) 1)透明性 実施例、比較例で調製したクレンジング化粧料の外観を目視にて観察し、以下の評価基準を基に評価した。 ○:良好な透明性を呈する △:少し濁る ×:白濁を呈する 2)使用感 健常女性パネラー20名に、化粧持ちの良いファンデーション及び口紅を使用させ、その塗布30分後に、手や顔を水で十分に濡らし、実施例、比較例で調製したクレンジング化粧料1.0gを用いて、約20秒間クレンジング動作を行い、水で洗い流した。その際「マッサージ性」、「メイクとの馴染み易さ」、「水による濯ぎ易さ」、「洗い上がりのさっぱり感」及び「メイク落ち効果」の各項目を100点満点として採点し、その平均点より以下の基準に従い評価した。
(評価基準) 評 価 平 均 点 判 定 良 好: 75点以上 :◎ やや良好: 50点以上75点未満:○ やや不良: 25点以上50点未満:△ 不 良: 25点未満 :×
【0020】 【表1】
【0021】 【表2】
【0022】 実施例1〜6に示した透明クレンジング化粧料は、全評価項目について十分なものであった。一方、比較例1〜7に示したクレンジング化粧料については、評価項目のいずれかの項目で不十分な評価結果であった。 【産業上の利用可能性】 【0023】 本発明の透明クレンジング化粧料は、耐水性が良好で、手や顔が水で濡れている場合であっても優れたクレンジング効果を発揮し、更には水洗性も極めて良好である官能特性に優れた、透明クレンジング化粧料である。即ち従来の問題点を解決した新規な透明クレンジング化粧料の開発に利用が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390028897 【氏名又は名称】阪本薬品工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月3日(2006.8.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】300088360 【氏名又は名称】田村 克之
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| 【公開番号】 |
特開2008−37779(P2008−37779A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−212462(P2006−212462) |
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