トップ :: A 生活必需品 :: A61 医学または獣医学;衛生学




【発明の名称】 歯磨き剤
【発明者】 【氏名】室井 潔

【要約】 【課題】歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる効果に優れ、しかも合成化学物質を一切含有せず人体に悪影響のない歯磨き剤を提供する。

【構成】ヒドロキシアパタイト71.0〜85.0重量%と、ソルビトール9.8〜19.6重量%と、所要量の塩化ナトリウム及び水とを含有し、発泡剤・界面活性剤・防腐剤・香味料等の合成化学物質からなる添加剤は一切混合しない。したがって、本発明によれば主成分がカルシウム中でも最も吸収力に優れているヒドロキシアパタイトであるから、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる効果に優れる。また、ヒドロキシアパタイトとソルビトールとの組み合わせにより口あたりも良くなり、又、虫歯菌が嫌がるソルビトールの働きで虫歯になりにくいという作用を生じ、全て天然物質で構成されていながら従来技術の歯磨き剤と同等の効果を奏する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒドロキシアパタイト71.0〜85.0重量%と、ソルビトール9.8〜19.6重量%と、所要量の塩化ナトリウム及び水とを含有し、それ以外の成分を含有しないことを特徴とする、歯磨き剤。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は歯磨き剤に関し、詳しくはヒドロキシアパタイトを主成分として含有し、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進できる歯磨き剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヒドロキシアパタイトを主成分とした歯磨き剤が特許文献1〜5に開示されている。特許文献1の技術は、ヒドロキシアパタイトと塩化ナトリウムとを含有することを特徴とし、特許文献2の技術は、ヒドロキシアパタイトとフラボノイド含有植物抽出油とを含有することを特徴とし、特許文献3の技術は、ヒドロキシアパタイトとアルミノケイ酸塩とを含有することを特徴とし、特許文献4の技術は、ヒドロキシアパタイトとキシリトールとを含有することを特徴とし、特許文献5の技術は、ヒドロキシアパタイトと可溶性フッ化物とポリエチレングリコール又はビタミンE誘導体とを含有することを特徴としている。
【0003】
ところで、前記技術による歯磨き剤は、いずれも実施例において主成分の他に発泡剤・界面活性剤・防腐剤・香味料等の合成化学物質からなる添加剤が混合されており、人体への悪影響が懸念される。例えば、発泡剤や界面活性剤として使用されているラウリル硫酸ナトリウムは体内蓄積性が高く、肝臓や腎臓障害を起こすことがある。防腐剤として使用されているパラベンはアレルギー性湿疹を起こし易く、嘔吐や肝炎の原因となる。湿潤剤として使用されているポリエチレングリコールは肝臓や腎臓障害を起こすことがあり、発ガン促進作用がある。香味料として使用されているサッカリンナトリウムは染色体異常を起こすことがある。
【特許文献1】特開2000−119149号公報
【特許文献2】特開平11−217321号公報
【特許文献3】特開平9−241138号公報
【特許文献4】特開平9−175963号公報
【特許文献5】特開平8−53331号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる効果に優れ、しかも合成化学物質を一切含有せず人体に悪影響のない歯磨き剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) ヒドロキシアパタイト71.0〜85.0重量%と、ソルビトール9.8〜19.6重量%と、所要量の塩化ナトリウム及び水とを含有し、それ以外の成分を含有しないことを特徴とする、歯磨き剤
にある。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、主成分がカルシウム中でも最も吸収力に優れているヒドロキシアパタイトであるから、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる効果に優れる。また、ヒドロキシアパタイトとソルビトールとの組み合わせにより口あたりも良くなり、又、虫歯菌が嫌がるソルビトールの働きで虫歯になりにくいという作用を生じ、全て天然物質で構成されていながら従来技術の歯磨き剤と同等の効果を奏する。しかも合成化学物質を一切含有しないから人体への悪影響もない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明では、ヒドロキシアパタイトは71.0〜85.0重量%の範囲が望ましく、71.0重量%以下ではやわらかく成りすぎて歯磨きとしての粘度が保てなくなるという問題があり、85.0重量%以上では水分量が足りずにヒドロキシアパタイトが固まりやすくなるという問題がある。ソルビトールは9.8〜19.6重量%の範囲が望ましく、9.8重量%以下では水分量が足りずにヒドロキシアパタイトが固まりやすくなるという問題があり、19.6重量%以上ではやわらかく成りすぎて歯磨きとしての粘度が保てなくなるという問題がある。塩化ナトリウムは歯茎の引き締め効果や殺菌効果も含めて混合されるもので、1.0重量%が望ましい。また、従来技術で使用されていた発泡剤・界面活性剤・防腐剤・香味料等の合成化学物質からなる添加剤は一切混合しない。以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
【実施例1】
【0008】
本実施例の歯磨き剤の成分を以下の表1に示す。
【0009】
【表1】


【0010】
本実施例の歯磨き剤を用いて対象者24名(男性10名、女性14名)に歯磨きしてもらい、アンケートの結果を以下の表2にまとめた。男性10名の年齢層は20代が2名、40代が3名、50代以上が5名である。女性14名の年齢層は20代が5名、30代が1名、40代が5名、50代以上が3名である。使用期間は15〜240日間とした。
【0011】
【表2】


【0012】
このように、本実施例の歯磨き剤は主成分がカルシウム中でも最も吸収力に優れているヒドロキシアパタイトであるから、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる効果に優れる。また、ヒドロキシアパタイトとソルビトールとの組み合わせにより口あたりも良くなり、又、虫歯菌が嫌がるソルビトールの働きで虫歯になりにくいという作用を生じ、全て天然物質で構成されていながら従来技術の歯磨き剤と同等の効果を奏する。しかも合成化学物質を一切含有しないから人体への悪影響もない。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明の歯磨き剤は、歯の再石灰化や骨の新陳代謝を促進させる目的に利用される。
【出願人】 【識別番号】399089574
【氏名又は名称】ミンクルプロダクツ株式会社
【出願日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【代理人】 【識別番号】100081824
【弁理士】
【氏名又は名称】戸島 省四郎


【公開番号】 特開2008−24632(P2008−24632A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−198176(P2006−198176)