| 【発明の名称】 |
染毛方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】巣鴨 金次
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| 【要約】 |
【課題】従来、白髪交じりの毛髪を染毛剤を用いて明るい色調に染毛することは公知であり、一般的には、ヘアニュキアやヘアカラー等の染毛剤を使用するが、この染毛は、使用場所が限定されたり、使用手段が複雑であったりして、伸びた白髪との対応が難しいものであった。また染毛において、色持ちを向上させるために酸化染料を多く毛髪に導入する方法も知られているが、この方法では頭髪全体が暗い色調と成り、白髪交じりの毛髪を明るい色調に染色すること、色持ちを向上させることを同時に達しにくいという欠点を有していた。
【構成】本発明は、ジアミン染料を主剤とする酸性のカラーベースと低アルカリ性のライトナーとを所定量混合することで、髪の色の明るさを調整することができることを見いだし、本発明の染毛方法及び染毛剤とを提供するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 酸性酸化染料からなるカラーベース素材と低アルカリ性ライトナーとを重量比で60〜30:0〜30の割合で混合したミックス剤を調整し、得られたミックス剤に対して同量の2剤オキシタイザーを添加して得た混合剤を毛髪に塗布することによって明度ランクを調整することを特徴とする染毛方法。 【請求項2】 上記ミックス剤は、前記カラーベース素材50gに対して前記低アルカリ性ライトナーが10g配合を明度4とする基準として、以下、45g:15g配合で明度5とし、40g:20g配合で明度6とし、35g:25g配合で明度7とし、30g:30g配合で明度8とすることを特徴とする請求項1記載の染毛方法。 【請求項3】 上記ミックス剤は、カラーベース素材45gに対して低アルカリ性ライトナーが15g配合で1トーンアップ、カラーベース素材40gに対して低アルカリ性ライトナーが20g配合で2トーンアップ、カラーベース素材35gに対して低アルカリ性ライトナーが25g配合で4トーンアップ、カラーベース素材30gに対して低アルカリ性ライトナーが30g配合で4トーンアップすることを特徴とする請求項1〜2記載の染毛方法
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、白髪染めの染毛方法に関し、さらに詳しくは、酸性酸化染料とライトナーとを所定量混合することによって明度をアップできる新規な染毛方法を提供するものである。 【背景技術】 【0002】 日本人を初めとするアジア系の人々の自然の髪は黒髪であるが、歳を経てくると白髪になる方がおり、このため黒髪だけの人、黒髪に白髪が交じる人、あるいは白髪が大半の人というように自然の髪の状態でもそれぞれの方々で状態が異なっている。 【0003】 このため、美容室で染毛処理を行う場合、顧客の髪の状態、希望する色や明るさに沿った仕上げをするために多種のカラー剤や染毛剤を数十種から百色以上の色数を用意していた。 【0004】 現在、一般的に使用されている染毛剤は、ヘアーマニュキアといわれるタール系色素を使用した酸性染料と、ジアミン染料にアルカリを混合したアルカリ酸化染料の染毛剤が主として用いられている。 【0005】 従来のヘアーマニュキアからなる酸性染毛剤は、髪への負担は少ないもののブリーチ効果が無く明るくならなく、又、染めた色が長く持たないという欠点から美容室においては主として用いられていない。 【0006】 一方、アルカリ酸化染料は、ブリーチ効果と染着効果が良く、黒髪や白髪が希望の色調に染まり持続性も高く美容室で毛染め剤として主に使用されているが、アルカリが強く髪を痛める原因となっていた。 【0007】 この欠点を解消するものとして、特開2003−55175号「毛髪化粧料」には、「(A)空気酸化型染料、(B)ラッカーゼ、(C)フェノール類又はキノン類を含有する毛髪化粧料」が開示され、簡便な使用法により白髪を目立たないものとすることができるとする。 【0008】 また染毛において、色持ちを向上させるために酸化染料を多く毛髪に導入する方法も知られているが、この方法では頭髪全体が暗い色調と成り、白髪交じりの毛髪を明るい色調に染色すること、色持ちを向上させることを同時に達しにくいという欠点を有していた。 【0009】 この欠点を解決するものとして、特開2004−99512号「染毛剤組成物、染毛剤セットおよび染毛方法」に開示されるように、「パラフェニレンジアミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸トルエン−2,5−ジアミンおよびトルエン−2,5−ジアミンよりなる1種以上の酸化染料成分(A)と、前記酸化染料成分(A)以外の酸化染料成分(B)とを、(A)と(B)の重量比で1:2〜1:10の範囲で配合して成ることを特徴とする染毛剤組成物」が知られている。 【特許文献1】特開2003−55175号 【特許文献2】特開2004−99512号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0010】 上述のように酸化染料が白髪の明るさを調整する上で重要な要素と成っていることは公知であるが、市販の酸化染料材にはカラーベースとしてアルカリ成分を含有するものも多かったため、独自の臭いを含有せざるを得なかった。 【0011】 また、白髪交じりの毛髪を染毛した場合に、頭髪全体が明度及び彩度の明るい色調を長く保つ素材の開発が望まれていた。 【課題を解決するための手段】 【0012】 本発明者は係る課題を解決するために鋭意研究したところ、アミノ酸誘導体を主剤とする酸性のカラーベースと低アルカリ性のライトナーとを所定量混合することで、髪の色の明るさを調整することができることを見いだし、本発明の染毛方法及び染毛剤とを提供するものである。 【0013】 すなわち本発明の第一は、酸性酸化染料からなるカラーベース素材と低アルカリ性ライトナーとを重量比で60〜30:0〜30の割合で混合したミックス剤を調整し、得られたミックス剤に対して同量の2剤オキシタイザーを添加して得た混合剤を毛髪に塗布することによって明度ランクを調整することを特徴とする染毛方法である。 【0014】 本発明の第二は、上記ミックス剤は、前記カラーベース素材50gに対して前記低アルカリ性ライトナーが10g配合を明度4とする基準として、以下、45g:15g配合で明度5とし、40g:20g配合で明度6とし、35g:25g配合で明度7とし、30g:30g配合で明度8とすることを特徴とする請求項1記載の染毛方法である。 【0015】 本発明の第三は、上記混合物は、カラーベース素材50gに対して低アルカリ性ライトナーが15g配合で1トーンアップ、カラーベース素材40gに対して低アルカリ性ライトナーが20g配合で2トーンアップ、カラーベース素材35gに対して低アルカリ性ライトナーが25g配合で3トーンアップ、カラーベース素材30gに対して低アルカリ性ライトナーが30g配合で4トーンアップすることを特徴とする請求項1記載の染毛方法である。 【発明の効果】 【0016】 本発明の染料方法で用いる酸性酸化染料からなるカラーベース素材は、アルカリ成分を含有しないために無臭であり、酸性状態で速やかに毛髪内部に染料を浸透させる効果を有し、ツヤとしなやかさのある美しい染め上がりのできる素材である。 【0017】 同様に本発明で用いるアルカリ剤であるライトナーは、低アルカリ性のトーンアップ剤であり、毛髪全体を違和感のない明度に整えるものであり、トリートメント効果が高く、毛髪状態を損わないものである。 【0018】 上記のカラーベース素材とライトナーとを必要最少量混合することによって、所望の明度を容易に調整できると共に、髪の痛みの少ない染毛剤となり、特に美容院や理容室において簡易に使用できる素材と成っている。 【0019】 本発明の基づく染毛剤は、基本の7種類のカラーベース剤と1種類のライトナー、及び1種類の2剤オキシタイザーを用いるだけで、35種類もの明度に富む染毛を行えるために、従来製品のように希望色に合うように多くの種類の染毛剤を在庫しなくてもよいという保管上のメリットを有している。 【0020】 また、基本の7種類のカラーベース剤と1種類のライトナーだけで、黒髪、黒髪と白髪交じり、白髪などの状態の髪を対象に、暗い明度と色調から希望する明るい明度と色調へと幅広く染められると共に、使用時に髪質を考慮して色素の量、アルカリの量を調整可能なために染着調整と髪へのアルカリ変性での負担を軽減することも可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 本発明で使用する7種類のカラーベース剤の色は、NA(Natural Ash・自然な灰褐色)、NR(Natural Red・自然な赤褐色)、NO(Natural Orange・自然な橙色褐色)、NN(Nature Natural ・自然な褐色)、NM(Natural Mat・自然な緑褐色)、NW(Natural Wine・自然な紫褐色)、NY(Natural Yellow・自然な黄褐色)である。 【0022】 このうちNAは、パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、オルトアミノフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0023】 NRは、パラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0024】 NOは、パラフェニレンジアミン、5−アミノオルトクレゾール、オルトアミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラニトロオルトフェニレンジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0025】 NNは、パラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラニトロオルトフェニレンジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0026】 NMは、パラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、N−フェニルパラフェニレンジアミン、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0027】 NWは、パラフェニレンジアミン、5−アミノオルトクレゾール、パラアミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0028】 NYは、パラフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、パラニトロフェニレンジアミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、レゾルシン、エデト酸塩、パラベン、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコールから成る素材のカラーベース剤である。 【0029】 上記の7種のカラーベース剤と混合するライトナーは、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコール、エデト酸塩、パラベン、香料から成る素材の低アルカリ性脱色剤である。 【0030】 以下、本発明の詳細を図面を参照に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されないことは勿論である。 【実施例1】 【0031】 本発明で使用するカラーベースは、主素材としてパラフェニレンジアミン等から成る酸性酸化染料であり、アルカリ成分を含有しないために無臭であり、酸性状態で速やかに毛髪内部に染料を浸透させる効果を有し、ツヤとしなやかさのある美しい染め上がりのできる性質を有している。 【0032】 また同様に本発明で使用するトーンアップ剤であるライトナーは、セタノール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、プロピレングリコール、エデト酸塩、パラベン、香料からなり、低アルカリ性のトーンアップ剤であり、毛髪全体を違和感のない明度に整えるものであり、トリートメント効果が高く、毛髪状態を損わない性質を有している。 【0033】 本実施例では、上記カラーベース剤とライトナーとを用いて、図1に示す割合で混合すると明度が変化することが理解される。この場合、カラーベース剤を50−60gに対してライトナーを0−10g混合すると明度が4であるが、カラーベース剤を5gずつ減らし、逆にライトナーを5gずつ増加すると明度が1ずつ上がるように成っている。 【0034】 なお、ライトナーは10gまではアルカリ量が少ないために、ブリーチ量が弱く、また色素が濃いために明るさが出なく、このために本願実施例ではカラーベース剤を50g、ライトナーを10g混合した場合を明度4とした基準としている。 【0035】 上記明度表示の他に、図2に示すような割合で混合すると5gずつの増減で1トーンアップすることが本出願人の試験により確認している。 【0036】 上記カラーベース剤とライトナーとを用いる場合に、先ず使用者の好みの色のカラーベース剤を確認したのち、図1に示すように使用者の頭部における白髪度の割合を確認して使用カラーベース剤の種類と量を決め、それに見合うライトナーの量を確認して重量比で60〜30g:0〜30gになるように混合してミックス剤とした。 【0037】 次いで得られたミックス剤と同量の2剤オキシタイザーを混合して得た混合剤を使用舎の頭髪に塗布することによって、所望の明るさを有する色に染め上げることができた。 【図面の簡単な説明】 【0038】 【図1】カラーベース剤とライトナーとの混合比率による明度変化を示す説明図である。 【図2】カラーベース剤とライトナーとの混合比率によるトーンアップ変化を示す説明図である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】399104198 【氏名又は名称】株式会社ギンビ
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| 【出願日】 |
平成18年7月20日(2006.7.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087550 【弁理士】 【氏名又は名称】梅村 莞爾
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| 【公開番号】 |
特開2008−24621(P2008−24621A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−197587(P2006−197587) |
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