| 【発明の名称】 |
香料を含む歯科用ワックス |
| 【発明者】 |
【氏名】大塚 昌助
【氏名】大塚 真範
【氏名】辻本 修
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| 【要約】 |
【課題】歯科分野で使用される歯科用キャスティングワックス即ち歯科インレー鋳造用ワックス、歯科用レディーキャスティングワックス及び歯科用パラフィンワックス、歯科ユーティリティワックスに関し、溶融・焼却時のワックスから発する臭気を、ワックスに含有させた香料により緩和させることを目的とするものである。
【構成】軟化・圧接・固定又は溶融、築盛して使用される歯科用ワックスの溶融・焼却時におけるワックスの臭いを除去すべく、上記歯科用ワックスに、果物系、草花・草木系、嗜好品系の香料の一種類又は複数類を、軟化・溶融・焼却時に香料の香気を確認できる範囲の量を添加してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軟化・圧接・固定又は溶融築盛して使用される歯科用ワックスの溶融、焼却時におけるワックスの臭いを除去すべく、上記歯科用ワックスに、果物系、草花・草木系、嗜好品系の香料の一種類又は複数類を、加熱軟化、溶融、焼却時に香料の香りが確認できる範囲の量を添加してなる、香料を含む歯科用ワックス。 【請求項2】 前記歯科用ワックスが、歯科インレー鋳造用ワックスであって、香料の添加量を加熱軟化、溶融、焼却時に香料の香りが確認できる範囲である請求項1に記載の歯科用ワックス。 【請求項3】 前記歯科用ワックスが、歯科用パラフィンワックスであって、香料の添加量を加熱軟化、溶融、焼却時に香料の香りが確認できる範囲である請求項1に記載の歯科用ワックス。 【請求項4】 前記歯科用ワックスが、歯科用レディーキャステイングワックスであって、香料の添加量を加熱軟化、溶融、焼却時に香料の香りが確認できる範囲である請求項1に記載の歯科用ワックス。 【請求項5】 前記歯科用ワックスが、歯科用ユーティリティワックスであって、香料の添加量を加熱軟化、溶融、焼却時に香料の香りが確認できる範囲である請求項1に記載の歯科用ワックス。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、歯科材料分野で使用されるワックスに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の歯科用ワックスは、視覚と触覚と物性、作業性が重視されており、臭覚は考慮されておらず、ワックスの溶融・焼却時には作業者は不快な匂いに悩まされていた。 【非特許文献1】医歯薬出版株式会社「クラウンブリッジ補綴学 第3版」編集 石橋寛二、川添堯▲あき▼、川和忠治、福島俊士、矢谷博文 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記したような理由で、歯科用のワックスに香料を含有することで、溶融・焼却時の不快な匂いの解消と、軟化作業や溶融、築盛時の香りによる癒し効果が、本発明が解決しようとする課題である。 【課題を解決するための手段】 【0004】 ここにおいて本発明は、請求項1に記載の歯科用ワックスが、軟化・圧接・固定または溶融、築盛に使用されるにあたって、溶融・焼却時においてワックスの焼却臭が作業者に不快感を与えるのを阻止すべく、ワックスに果物系、草花・草木系、嗜好品系の香りの一種類又は複数類を含有させ、しかも軟化・溶融・焼却時において香料の香りが確認できるようにしたものであろ。 また、請求項2ないし5は、各種用途のワックスすなわち歯科用インレー等、歯冠修復鋳造用のワックス、歯科用パラフィンワックス、歯科用レディーキャスティングワックス、歯科庸ユーティリティーワックスへの適用例を示すものであって、それぞれに含有する香料の量を調整するものである。 【発明の効果】 【0005】 本発明によれば、ワックスの溶融、築盛及び焼却時における不快な臭気をワックスに添加した香料によって緩和させるとともに、香料の香りにより作業者が癒されるという効果が期待できるものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 歯科用ワックスとしては、歯科インレー鋳造用ワックス、歯科用パラフィンワックス、歯科用レディーキャステイングワックス、歯科用ユーティリティーワックスなどがあり、加熱操作及び焼却時に、作業者に不快な臭気を感じさせないために、ワックスに含有させるための香料としては、果物系、草花・草木系、嗜好品系のものを適宜選択使用することが望ましい。 【実施例1】 【0007】 歯科インレー鋳造用ワックスについて考察すると、ろう型形成に用いられるインレーワックスには、直接口腔内でろう型を採得するための直接法用と、模型上でろう型を形成するための間接法用とがあるが、焼却時に埋没財に影響を与えず、500〜600℃の温度で揮散し、燃えかすを残さないことが要件であって、本実施例においてワックスに上述したような系統の香料を含有させることによって、焼却作業を行う作業者にワックスから発する臭気を感ずるよりも、むしろ香料による香りの方に印象が残り、作業者に不快な感じを与えるのではなく、むしろ癒しの効果を期待できるものである。 【0008】 表1は、本発明の歯科用ワックスの香りテストの結果を示すものであって、ワックスの含有成分(%)としては、天然ワックスと合成ワックスを混合したものを使用し、香料の含有成分(%)として、ローズマリー(香料)、ラベンダ(香料)、オレンジ(香料)、グレープフルーツ(香料)、コーヒー(香料)、チョコレート(香料)を所定量加えて、ワックスと香料を合算した成分を100%として、焼却時(600℃程度)と、溶融の状態でワックスルを盛り上げる100℃と、ワックスを粘土状で練り上げる50〜60℃加熱軟化時において、すべての段階で香りの有無に関しては「(香り)有」と評価され、すなわち、加温時の臭気は緩和され、作業者はこれによって癒され、環境の改善が図られるという結果が得られたのである。 【0009】 【表1】
【産業上の利用可能性】 【0010】 本発明によれば、歯科用ワックスを用いて溶融・焼却作業を行う作業者にとって、作業時の不快な臭気が、香料の香りにより緩和され癒されることで環境の改善が達成されることが、重要であり、利用度が高いものと考えられる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596094234 【氏名又は名称】日本歯研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月5日(2006.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060726 【弁理士】 【氏名又は名称】石山 博
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| 【公開番号】 |
特開2008−13478(P2008−13478A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−185613(P2006−185613) |
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