| 【発明の名称】 |
乳児用哺乳瓶 |
| 【発明者】 |
【氏名】ウイリアムズ,スティーヴン,ジェームズ
【氏名】マレット,クリストファー
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| 【要約】 |
【課題】無菌処理によるプラスチック材料で哺乳瓶を形成する。
【構成】一端及び他端を有する一定量の乳又は他の液体を保持する瓶本体(2)と、瓶本体(2)の開口部(4)を液密に封止する閉鎖部材(10)と、瓶本体(2)の一端に配置される乳首部(22)と、乳首部(22)とは反対側の瓶本体(2)の他端に形成される開口底部(5)を覆う底部閉鎖部材(70)とを1回使用のプラスチック製哺乳瓶に設ける。底部閉鎖部材(70)を瓶本体(2)に一度連結すると、その連結構造を破損しない限り、瓶本体(2)から底部閉鎖部材(70)を取り外すことができず、液密での再使用を防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一端及び他端を有する一定量の乳又は他の液体を保持する瓶本体と、 瓶本体の開口部を液密に封止する閉鎖部材と、 瓶本体の一端に配置される乳首部と、 乳首部とは反対側の瓶本体の他端に形成される開口底部を覆う底部閉鎖部材とを備え、 底部閉鎖部材を瓶本体に一度連結すると、その連結構造を破損しない限り、瓶本体から底部閉鎖部材を取り外すことができず、液密での再使用を防止することを特徴とする1回使用のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項2】 開口底部は、ビード付きの縁部を備え、 ビード付きの縁部と相補的形状の横断面を有する環状溝を閉鎖部材の縁フランジに形成した請求項1に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項3】 環状溝を形成する2つの環状壁の一方又は他方のベースの周りに脆弱線を有する請求項2に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項4】 底部閉鎖部材を閉鎖位置から移動して、環状壁を分離する請求項3に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項5】 瓶本体の開口底部は、外方に広がり、 内方に向くリップを閉鎖部材に形成し、 リップは、根本部に脆弱線を有する請求項1に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項6】 底部閉鎖部材を閉鎖位置から移動して、リップを分離する請求項5に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項7】 瓶本体に一体に底部閉鎖部材を成形した請求項1〜6の何れか1項に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。 【請求項8】 瓶本体に一体に乳首部を成形した請求項1〜6の何れか1項に記載のプラスチック製乳児用哺乳瓶。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、瓶(壜)、特に、無菌射出成形法によりプラスチック材料から作られる乳児用の哺乳瓶に関する。 【背景技術】 【0002】 乳児用の哺乳瓶は、一般に、ミルク又は他の栄養性液体(流動食)用の容器と、容器の開口部用の(天然又は合成)ゴム乳首部、及び乳首部を定位置に保持する開口部に嵌合されるねじ山付きキャップとを含む。乳児の流動食の汚染を確実に防止するため、哺乳瓶を消毒液で洗浄したり又はスチーム殺菌器を使用して、使用前に哺乳瓶を殺菌するのが普通である。乳首部や哺乳瓶のキャップも同様に処理して殺菌しなけらばならない。しかしながら、乳児用哺乳瓶を殺菌又は完全洗浄したつもりでも、殺菌又は洗浄を見落し又は不十分に行われて、流動食の汚染を発生する場合がある。 ドイツ特許第2358128号は、流動性及び/又はペースト状又は粘性のある無菌ボトル内容物である特に赤ん坊用の食品を無菌で配布するボトル閉鎖装置及びこれと相補的形状のボトル頂部を示し、内容物を排出するために設けられたボトル頂部又は開口部は、それぞれカバー又は閉鎖壁により無菌状態で被覆され、ボトルの頂部に装着されかつボトルを開放するのに使用する内部面切断手段を含むこのボトル閉鎖装置は、ボトルを開放した後にボトルの内容物を配布又は除去する手段となるのみならず、内部面切断手段の同時使用できるように、相補的形状のねじが形成されたボトル頂部にねじ連結される。 ヨーロッパ特許公開公報第0300786号は、一体形成された乳頭部−カップアセンブリを示し、このマウスピースは、熱可塑性ゴム等の可撓性材料によりモールド成形され、ポリプロピレン等の異なる固い材料により型成形されたキャップに取り付けられる。キャップは容器に対しスナップ結合又はねじ結合のいずれかで取り付けることができる。本発明は、一体結合型供給乳首部及びキャップを製造する方法も開示する。 【0003】 本発明の一局面では、1回使用専用に供され、使い捨てで無菌の哺乳瓶が提案される。一度所定の位置に嵌合した瓶の閉鎖部材の取り外しを確実に阻止して使い捨てを達成することができる。これを行う一方法を開示するヨーロッパ特許出願公開第0819417A号は、開口部を有する瓶本体と、瓶本体にスナップ嵌合される閉鎖部材とを備え、閉鎖部材自体と瓶本体の開口部との間に乳首部の広いフランジの周辺を挟持して閉鎖部材を取り付ける構造を示す。閉鎖部材の嵌合後は、閉鎖部材に設けられた湾曲フランジにより、使用者が閉鎖部材のリムを操作できないため、閉鎖部材の取り外しが阻止される。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 既知の瓶には、重大な欠点がある。第一の欠点は、瓶本体及びフランジの両方に凹角が形成されるため、既知の技法で瓶を製造できないことである。これは、当に解決すべき問題であった。第二の欠点は、瓶の構造が複雑なため、製造コストが非常に高価になり、従って、1回使用の瓶を購入するユーザが代価を支払う場合に都合の悪い影響を与える。第三の欠点は、ユーザが閉鎖部材を深く押さねばならない事実から生ずる。閉鎖部材のその他の部分を僅かの角度傾けたまま、慌てた母親が、瓶本体の係止肩に対し閉鎖部材のリムの一部だけを上から押すため、瓶を液密に保持する正しい構造を形成できない状態を回避できない。騒音に惑わされて、母親は、閉鎖部材が係止肩のわずか一部にしか係合しないのに、完全に係止されたと誤解する場合もある。乳児が乳首部の端を強く引っ張ると、閉鎖部材と瓶本体の間に係止されたフランジが外れ、乳児が瓶本体から外した乳首部を飲み込み、喉に詰まって窒息死する危険もあり得るので、前記「机上の」発明は、乳児には、潜在的に危険でもある。また、この瓶では、乳児が閉鎖部材の直下で瓶本体を変形すると、瓶本体と閉鎖部材と間の流体封止構造が破壊されて、瓶から漏れる液体が乳飲み子に危険となる可能性がある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、閉鎖部材と瓶本体との間にねじ山付き接続部を設けて前記欠点を克服し、従って、係止位置までねじ込んでも、閉鎖部材は依然として瓶本体の開口部の平面に対し平行に保持される。更に、瓶本体は、簡単なビーカーの形状に形成されるので、無菌条件下で射出成形機により大量生産が可能である。乳首部は、保持ディスクにより、閉鎖部材に取り外し不能に締め付けられる。瓶本体は、乳首部と接触しないので、乳首部のフランジは、瓶本体の開口部より相当面積を小さく形成でき、比較的高価な乳首部の材料を経済的に使うことができる。 【0006】 本発明の他の局面では、乳首部は、保持ディスクを使用しない構造で閉鎖部材に接着され、乳首部と閉鎖部材は一体ユニットに形成される。この一体ユニットは、取り外し不能の状態で瓶本体に接合されるが、本発明の範囲内では、一方向係止構造を省略すれば、液体流動食を含む瓶本体上で閉鎖部材ユニットを2回以上使用することができる。 【0007】 更に別の局面では、本発明は、瓶本体に一体の乳首部が設けられ、乳首部から離間した開放端から瓶本体の内部に接近できる流動食瓶を提供する。キャップと瓶本体の端部との間に形成される結合状態の種類により、取り外し可能又は取り外し不能何れかの状態に依存して、注入後に、開放端は閉鎖され、キャップは、開放端を開放する遠隔位置と、瓶本体に液密結合を与える閉鎖位置との間で移動できる。 【0008】 更にまた別の局面では、本発明の哺乳瓶は、主要な構成要素が無菌処理によるプラスチック材料で形成され、瓶本体は、一定量の乳又は他の液体を保持する瓶本体と、瓶本体に永久的に固着され又は一体に形成されたプラスチックの乳首部とを有し、瓶本体は、乳首部から離間した位置に開放端を有し、開放端は、キャップにより液密に封止され、キャップと瓶本体の間の連結構造は、連結構造を破壊しないと瓶本体からキャップを取り外せず、連結構造の破壊により、キャップと瓶本体との再液密嵌合を確実に阻止することができる。 【0009】 従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の各請求項に記載される流動食瓶を提供する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 図面に関する下記の説明では、異なる図面中に示す同一の部品には、同一の引用符号を使用する。 【0011】 図1及び2に示す瓶は、基本的に、液体食の容器として働く瓶本体2を含む。瓶本体2の上端(図の上端)では、瓶本体2の開口部4の周囲にねじ山6及びラチェット歯8の突出環が形成される。ねじ山6に噛合する相補的形状のねじ山12が閉鎖部材10の内面に形成され、相補的形状の複数のラチェット歯16が環状にかつ間隔をあけて閉鎖部材10の延長スカート14に形成され、以下、これらを詳細に説明する。突出する環状突起20を有する保持ディスク18は、組立時に閉鎖部材10と瓶本体2の間に締め付けられる。乳首部22に形成された環状の端部フランジ24の直径は、開口部4の内径よりかなり小さい。乳首部22の開口部の内径部は、環状突起20に弾性嵌合する。乳首部保護キャップ26は、閉鎖部材10に装着したとき、閉鎖部材10の肩25に強く把持される。図1A及び図1Bに示すように、保持ディスク18の肩部に通気孔19が形成される。通気孔19を通じて空気が流通するため、乳首部22の内側及び外側の両側で圧力が等しくなる。通気孔19を通じて再び瓶内に空気が流入するので、乳児が乳首部22を吸っても、乳首部22の周囲の封止構造を保持することができる。授乳中の乳児は、乳首部22からその唇/口を離して空気の圧力が不均等でも、通気孔19を通じて再び瓶内に空気が流入するので、更に液流を得ることができる。従って、瓶内の圧力低下を防止することができる。授乳中に乳児が鼻を通して呼吸するとき、圧力等化機能により、乳児が間違った方法で乳を飲む可能性は更に減少する。 【0012】 図3は、環状にかつ間隔をあけて瓶本体2に形成された複数の歯8と、環状にかつ間隔をあけてキャップ10に形成された複数の歯16とが相互に噛み合う状態を示す。図示のように、ラチェット歯の形態で形成される歯8及び16の各々は、半径方向面と傾斜面とを有する。傾斜面の傾斜角度は、キャップ10及び瓶本体2を構成する材料の種類により決まる。図1に示すように、乳首部22のフランジ24に隣接する部分を締り嵌めで嵌合する中心開口部がキャップ10の中央部に形成される。 【0013】 図2に示す組立構造に瓶を組み立てるには、先ず、閉鎖部材10の中心開口部に乳首部22を押し込んで所定の位置に取り付ける。その後、フランジ24の内面及び乳首部22の隣接面で環状突起20を包囲するように、保持ディスク18を閉鎖部材10の内部に位置決めする。瓶本体2に必要量の流動食を充填した後、閉鎖部材10を瓶本体2にねじ止めする。閉鎖部材10のねじ山12が瓶本体2のねじ山6に噛合させるとき、閉鎖部材10の歯16は、ねじ山6に接触しない。ねじ込み動作の終了時に、閉鎖部材10の歯16と瓶本体2の歯8は、互いに接触し、閉鎖部材10と瓶本体2が弾性材料により形成されるので、各歯16と8の一方の傾斜面は、他方の傾斜面上で滑動し、相対的な滑動運動が可能となる。この「2重ラチェット」構造では、閉鎖部材10は、ねじ込み方向には対向する傾斜面が滑動して瓶本体2に対して回転できるが、閉鎖部材10が瓶本体2からねじを緩める方向には対向する径方向面が当接して回転できない。従って、(流動食を瓶に入れた後に)瓶の組立が完了すれば、瓶本体2から閉鎖部材10を取り外せない。従って、哺乳瓶として瓶を再使用できず、「一回使用の」(又は「使い捨ての」)瓶となる。 【0014】 本発明の特徴の一つは、無菌処理によって瓶の構成要素になるプラスチック材料で瓶の全構成要素を形成し、後殺菌の必要が無く、製造時の状態で製品を梱包できることである。瓶の全内面、乳首部22の全内面及び全外面は無菌であるため、無菌状態の流動食を瓶に入れ、瓶を閉鎖部材10により閉じるだけの作業がユーザに要求されるに過ぎない。 【0015】 瓶本体2、保持ディスク18及び閉鎖部材10には、ポリプロピレン、ポリエチレン等の材料を使用できる。乳首部22用の適当な材料は、他の材料より高価であるが、商標「KRATON」で発売される熱可塑性樹脂のエラストマーである。乳首部22用の全材料が無菌処理による製造に適するとは限らず、乳首部22を閉鎖部材10に装着する前に殺菌を必要とする場合もある。製造及び組立後(必ずしも同じプラスチック材料でない別々の部品を含む変形例での製造及び組立後)、製造時に無菌状態でない瓶の場合、紫外線又は赤外線、X線、ガンマ線又は電子ビームを瓶に照射して無菌状態できる(但し、照射によりプラスチック材料が劣化しないことが条件である)。 【0016】 図1〜図3の瓶では、保持ディスク18は、閉鎖部材10と保持ディスク18の間の位置から乳首部22の引き外しを防止する作用がある。更に、乳児の指等で閉鎖部材10の内側に乳首部22を内転しても、乳首部22と閉鎖部材10とは分離しない。閉鎖部材10と瓶本体2の縁部との間に保持ディスク18の外周部を締め付ければ、乳首部22と閉鎖部材10との分離防止機能は更に向上する。最終製品の瓶に保持ディスク18を設けると、閉鎖部材10に大きな剛性が与えられるので、スカート14の直下の瓶本体2に内側に向かう所定の圧力が加えられても、瓶内に空気が流入し又は流動食が瓶から漏れる距離だけ閉鎖部材10の内部から瓶本体2を変形することはできない。このように、閉鎖部材10の歯16と瓶本体2の歯8が係合して瓶が所定位置の状態で組み立てられれば、予測できる全使用条件の下では、乳児もその世話人も再び瓶をいじって乳首部22を取り外し又は瓶の液密性を除去することはできない。 【0017】 図4に示す形態では、乳首部22は、保持リング28によりキャップ10に取り外し不能に保持される。保持リング28は、保持リング28自体と閉鎖部材10の間に乳首部22のフランジ24を締め付ける作用がある。軸方向に形成される円筒部分30の自由端には外側リップ(ビード)32が形成される。保持リング28を乳首部22の口まで押し込んだとき、外側リップ32は、乳首部22の材料を僅かに変形させて、乳首部22が閉鎖部材10の中心開口部の環状周辺部に囲まれるので、保持リング28の外側リップ32とフランジ34との間隔は、乳首部22のフランジ24の厚さに対応する。本実施の形態及び多くの他の実施の形態では、閉鎖部材10と瓶本体2は、協動する一組のラチェット歯16と8を有し、閉鎖部材10を瓶本体2に一度締め付けた後は、ねじ6、42を緩めて瓶本体2から閉鎖部材10を取り外すことはできない(略示の図4では、歯の図示を省略する)。 【0018】 図5の実施の形態では、二つの段付きフランジ36及び38が閉鎖部材10に形成される。フランジ36の外側円筒面にはねじ山40が形成される。フランジ44及び内側を向く相補的形状の内ねじ山がロックリング42に形成され、内ねじ山はフランジ36のねじ山40に噛み合う相補的形状のねじセットが形成される。フランジ36上の所定位置にロックリング42がねじ込まれるとき、ロックリング42は、二つのフランジ36、38間に形成された閉鎖部材10の肩とロックリング42との間に乳首部22のフランジ24を締め付ける。図示しないが、ねじ山40の締め付け方向にのみロックリング42を回転できるので、締め付け係合状態から乳首部22を外すことはできない。 【0019】 図6の変形例では、保持ディスク18を省略する代わりに、2段(「2ショット」)製造法により閉鎖部材10と一体に乳首部22を製造するので、乳首部フランジ24と閉鎖部材10の端面壁46の接触面は融着される。この融着による接着は、瓶構造の安全性を保証するもので、閉鎖部材10と瓶本体2の間の嵌め合い構造により瓶の液密性が確保される。図6の実施の形態では、閉鎖部材10のスカート14に対向して瓶本体2の内側への変形に抵抗するプラスチック材料の厚いリング48を瓶本体2に形成して、瓶本体2の口部に剛性を付与することができる。 【0020】 図7は、閉鎖部材10に接着し又は保持ディスク18により閉鎖部材10又は保持ディスク18内の所定の位置に乳首部22を保持する本発明の実施の形態を示す。この変形例では、瓶本体2に閉鎖部材10を固着するねじ山は、瓶本体2の内面及び閉鎖部材10の外面に形成される。図示しないが、瓶本体2に対し閉鎖部材10をねじ込む最終段階に近づいたとき、閉鎖部材10と瓶本体2の間が液密に保持された後、瓶本体2の内部に形成した一連の内歯が閉鎖部材10のねじ山付きスカート13の下に突出する相補的形状の歯と噛み合う。閉鎖部材10を瓶本体2に十分にねじ込んだ後に、瓶本体2から閉鎖部材10が緩み外れるのを防ぐ相互に噛み合うラチェット歯は、封止の液密性を確保する上では如何なる作用効果もない。本発明の要旨の一部を形成しないラチェット歯の形態及び位置をこれ以上詳細に説明しない。本実施の形態では、如何なる量の内側方向外力が、厚いリム3又はリム3付近の瓶本体2の壁に加わっても、内側方向外力は、閉鎖部材10と瓶本体2の間の封止構造に影響を及ぼさず、閉鎖部材10に同様の外力を加えても、スカート13が変形してリム3から外れない利点がある。 【0021】 図6の構造に類似する図8に示す変形例は、端面壁46から瓶本体2の開口部の内面に対して延びる締り嵌めスカート50により内側方向の変形に対する抵抗力が与えられる点で図6の構造と異なる。 【0022】 図6の構造に類似する図9に示す実施の形態では、瓶本体2にリブ52を設ける点で図6の構造と異なる。上方(図の上方)を向く一組のラチェット歯8が閉鎖部材10に面するリブ52の面に形成され、閉鎖部材10のスカート14の対向端面には、複数の相補的形状のラチェット歯16が環状に形成される。 【0023】 図8の変形例と同様の構造である図10の変形例では、三角形断面を有する少なくとも一つのリブ54を瓶本体2に形成すると共に、相補的形状の三角形断面を有するリブ又は溝56をスカート14の内面に形成して、閉鎖部材10と瓶本体2との間に一方向連結構造を形成する点で図8の構造と異なる。閉鎖部材10を瓶本体2に押し込んで係止させるこの形態の一方向連結構造では、スカート14の溝56が瓶本体2のリブ54のわずか一部にしか係合しないのに、完全に係止されたと誤認する危険が在る。 【0024】 図11に示す変形例では、乳首部22も閉鎖部材10に直接固着される。少なくとも二つの茸形の保持突起58が閉鎖部材10の端面壁46に軸方向で内側に突出して形成される。図12に示すように、二つの開口部60が乳首部22のフランジ24に形成される。開口部60の内径は、保持突起58の柄部の直径よりやや小さいことが望ましい。加熱状態で保持突起58を開口部60に容易に圧入できるように、保持突起58の頭部に傾斜部又は他の形状が形成される。開口部60内に保持突起58を完全に嵌合すると、開口部60の壁は、保持突起58の柄部に対する液密の把持部を構成し、保持突起58の頭部はフランジ24の内面に当接する。乳頭部保護キャップ26と乳首部22との間からミルク等の流動食の滲み出しを防止するため、必要数の保持突起58を閉鎖部材10に設けて、フランジ24の全領域にわたり乳頭部保護キャップ26と乳首部22との間を液密接触状態に保持することもできる。 【0025】 図13に示す変形例では、補助部材を使用せずに、乳首部22のフランジ24は、自身の固有の弾性力により閉鎖部材10と液密に噛み合う折返し部を有する。閉鎖部材10を構成する端面壁46の開口部の内端から延びる円筒フランジ62の周りにフランジ24を折り返して装着する前で成形時の円筒フランジ62の長さは、円筒フランジ62によりフランジ24を十分かつ確実に把持でき、乳首部22の露出部分を引張り又は乳首部22を瓶本体2内に内転させても、乳首部22の脱落を確実に防止できる程度である。 【0026】 本発明の前記実施の形態では、液体食を瓶本体2内に注入した後に、ユーザが瓶本体2に閉鎖部材10をねじ込むか又は別の方法で結合することが必要であると説明した。別法として、乳頭部保護キャップ26を瓶本体2の開口部に押し込んだ後に、最終的にねじを締め付ける断面形状を有するプラスチック材料で協動ねじ山を作ることもできる。相対的な軸方向運動により容易に噛合するように、相互連結するラチェット歯の形状を修正することもできる。 【0027】 本発明の前記全実施の形態とは対照的に、図14及び図15に示す変形例では、乳首部22の保持に使用せず、専ら、瓶本体2の開口底部5を閉鎖することにのみ閉鎖部材66を使用する。これらの変形例では、開口底部5は、乳首部22から離れた瓶本体2の端部に形成される。ビード付きの縁部64を開口底部5に設けることができる。ビード64と相補的形状の横断面を有する環状溝67が閉鎖部材66の縁フランジ68に形成される。環状溝67を形成する2つの環状壁74、76のうち、一方又は他方のベースの周りに脆弱線(ミシン目)が設けられる。本発明の他の変形例とは対照的に、ビード付きの縁64から閉鎖部材66をかなり容易に取り外せるが、取り外しの際に、各環状壁74、76に力が加えられて脆弱線に沿って環状壁が破損し、閉鎖部材66を残部から分離することができる。閉鎖部材66を取り外せるが、交換できないため、乳児用瓶としての再使用を確実に防ぐことができる。 【0028】 図14に示す本発明の実施の形態では、底部閉鎖部材70は、瓶本体2の残部と一体に成形され、瓶本体2は、瓶本体2と一体に成形された乳首部22を有する。僅かに外方に広がる径大部が瓶本体2の開口底部5に形成され、内方を向くリップ72が底部閉鎖部材70に形成される。リップ72は、根本部に脆弱線を有し、従って、瓶本体2の径大部の開口底部5に嵌合された把持状態から底部閉鎖部材70を外すために力を加えると、リップ72は、底部閉鎖部材70の残部から分離する。 【0029】 瓶の全ての変形例では、図2に示すように、透明又は半透明のプラスチック材料で瓶本体2を形成でき、瓶本体2の壁に標線80を成形し又は他の方法で設けて、瓶内に注入された流動食の容量を表示することができる。 【0030】 従って、本発明は、プラスチック材料の無菌処理により製造できかつ本来簡素な構造を有し、特に安価に大量生産できる乳児用哺乳瓶を実現できることが理解されよう。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】図1(a)〜(e)に示す構成部品を断面で示す例の分解斜視図 【図1A−1B】図1の例を示す平面図及び断面図 【図2】瓶本体の側面に標線を付した図1に示す瓶を組立た状態の側面図 【図3】瓶本体と閉鎖部材との間に取り外し不能な結合構造を設けた例を示す図2の線III-IIIの断面図 【図4】他の流動食瓶の例の上部を示す断面図 【図5】図4と同様の例を示す断面図 【図6】保持ディスクを省略した図4と同様の別の例を示す断面図 【図7】図6の変形例を示す部分側面図 【図8】閉鎖部材の追加のスカートを示す図6と同様の断面図 【図9】取り外し不能な連結構造を持つ閉鎖部材の他の例を示す図6と同様の断面図 【図10】閉鎖部材と瓶本体との連結構造の更に別の例を示す図8と同様の断面図 【図11】組合せ閉鎖部材と乳首部の別の例を示す断面図 【図12】図11の実施の形態に使用できる修正乳首部の等比率の斜視図 【図13】組合せ閉鎖部材と乳首部の別の例を示す部分断面図 【図14】乳首部から遠い瓶本体の端部に封止可能なキャップを取り付けた本発明の実施の形態を示す部分断面図 【図15】変形した実施の形態を示す図13と同様の断面図 【符号の説明】 【0032】 (2)・・瓶本体、 (4)・・開口部、 (5)・・開口底部、 (6)・・ねじ山、 (8, 16)・・ラチェット歯、 (10)・・閉鎖部材、 (14)・・スカート、 (18)・・保持部材、 (20)・・環状突起、 (22)・・乳首部、 (24)・・フランジ、 (26)・・乳首部保護キャップ、 (67)・・環状溝、 (70)・・底部閉鎖部材、 (74,76)・・環状壁、
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| 【出願人】 |
【識別番号】500392106 【氏名又は名称】ステリボトル・リミテッド
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| 【出願日】 |
平成19年10月1日(2007.10.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082049 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 敬一
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| 【公開番号】 |
特開2008−12356(P2008−12356A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2007−258152(P2007−258152) |
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