| 【発明の名称】 |
粒体式足温熱・マッサージ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】横川 明
【氏名】松本 泰典
【氏名】池上 雅博
【氏名】濱田 零華
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| 【要約】 |
【課題】足の裏に対して局所的な刺激を連続的に与えることができ、ツボを効果的に刺激して優れた血行促進効果と健康増進効果を発揮することが可能であり、更にふくらはぎのマッサージを行うこともできる粒体式足温熱・マッサージ装置を提供すること。
【構成】上面に利用者の足が載せられるハウジング1と、該ハウジング1内に収容された多数の粒体に運動エネルギーを与える粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段は、前記ハウジング内において回転軸を略水平方向に向けて配置された羽根車3と、該羽根車3を回転させるためのモータ4とからなり、前記ハウジングの上面には、利用者の足が接する部分に開口部5が形成され、該開口部5が軟質素材製のシートで被覆されているマッサージ装置である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面に利用者の足が載せられるハウジングと、該ハウジング内に収容された多数の粒体に運動エネルギーを与える粒体動作手段とからなり、 該粒体動作手段は、前記ハウジング内において回転軸を略水平方向に向けて配置された羽根車と、該羽根車を回転させるためのモータとからなり、 前記ハウジングの上面には、利用者の足が接する部分に開口部が形成され、該開口部が軟質素材製のシートで被覆されていることを特徴とする粒体式足温熱・マッサージ装置。 【請求項2】 前記開口部に、格子が配設されていることを特徴とする請求項1記載の粒体式足温熱・マッサージ装置。 【請求項3】 前記ハウジングの上面が、奥行き方向に向けて緩やかに上向き又は下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の粒体式足温熱・マッサージ装置。 【請求項4】 前記ハウジングの上面に、奥行き方向に向けて2つの平行な凹溝が形成されていることを特徴とする請求項3記載の粒体式足温熱・マッサージ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、多数の粒体を利用者の足裏やふくらはぎに衝突させることにより、優れた温熱・マッサージ効果を得ることができる粒体式足温熱・マッサージ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、足の疲れをとるための足マッサージ装置が数多く市販されている。 市販されている足マッサージ装置の多くは、足に面する位置に空気袋を設け、この空気袋内に空気を給排気して、空気袋の膨張・収縮を繰り返すように構成されたものである(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 このような足マッサージ装置によれば、足に面する空気袋の膨張・収縮の繰り返しによって、足全体が手で揉まれているような刺激が与えられ、足の筋肉をほぐすことができる効果が得られる。 しかし、このような従来の足マッサージ装置は、足全体を柔らかく揉むように動作するため、例えば足の裏に局所的な刺激を与えることはできない。足の裏のツボ(経穴)を刺激することにより血行が促進されて健康増進効果が得られることは古くから知られているが、揉むことを主目的とする従来のマッサージ装置ではこのような効果は期待できない。 【0004】 一方、足の裏を刺激することができる足マッサージ装置も数多く提案されており、例えば、下記特許文献2に記載された装置はその一例である。 特許文献2に記載された装置は、軸方向を略水平にして回動自在に枢支された複数のローラを足置台に設けたものであり、利用者がローラの上に足を乗せて前後に動かすことによって足の裏に刺激が与えられる。 【0005】 しかしながら、このような装置では、利用者が自分で足を前後に動かす必要があるため面倒である。特に、マッサージを受けたい人は足が疲れているのが普通であるから、このような人にとって、自分で足を動かすのは非常に煩わしく感じるものである。 また、ローラの回転によって刺激を与える構成であるため、指圧のようにツボに対してピンポイントに刺激を与えることができず、充分な効果が得られない。 【0006】 また、上記特許文献1及び2に示されるような従来の足マッサージ装置は、足首から下の部分をマッサージすることができるものの、ふくらはぎ等の足の他の部分をマッサージするために使用することはできなかった。 【0007】 【特許文献1】特開2001−87331号公報 【特許文献2】特開2002−253637号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明は、上記した従来技術が有する課題を解決するためになされたものであって、足の裏に対して局所的な刺激を連続的に与えることができ、ツボを効果的に刺激して優れた血行促進効果と健康増進効果を発揮することが可能であり、更にふくらはぎのマッサージを行うこともできる粒体式足温熱・マッサージ装置を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 請求項1に係る発明は、上面に利用者の足が載せられるハウジングと、該ハウジング内に収容された多数の粒体に運動エネルギーを与える粒体動作手段とからなり、該粒体動作手段は、前記ハウジング内において回転軸を略水平方向に向けて配置された羽根車と、該羽根車を回転させるためのモータとからなり、前記ハウジングの上面には、利用者の足が接する部分に開口部が形成され、該開口部が軟質素材製のシートで被覆されていることを特徴とする粒体式足温熱・マッサージ装置に関する。 【0010】 請求項2に係る発明は、前記開口部に格子が配設されていることを特徴とする請求項1記載の粒体式足温熱・マッサージ装置に関する。 【0011】 請求項3に係る発明は、前記ハウジングの上面が、奥行き方向に向けて緩やかに上向き又は下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の粒体式足温熱・マッサージ装置に関する。 【0012】 請求項4に係る発明は、前記ハウジングの上面に、奥行き方向に向けて2つの平行な凹溝が形成されていることを特徴とする請求項3記載の粒体式足温熱・マッサージ装置に関する。 【発明の効果】 【0013】 請求項1に係る発明によれば、羽根車の回転によって多数の粒体を巻き上げて、利用者の足に軟質素材製のシートを介して衝突させることにより、足の裏に対して局所的な適度な刺激を連続的に与えることができるため、足の裏にあるツボを効果的に刺激して、足の裏の温度を上げるとともに優れた血行促進効果と健康増進効果を得ることができる。 【0014】 請求項2に係る発明によれば、開口部に格子が配設されていることにより、利用者の足を格子の上に載せることができ、足裏のツボの部分を最も適切に効果的に刺激できるように自在に移動させることが可能となる。 【0015】 請求項3に係る発明によれば、ハウジングの上面が、奥行き方向に向けて緩やかに傾斜していることにより、足の裏をマッサージする時には、低い側を手前にして配置することにより、椅子に座った状態の自然な姿勢で足の裏をマッサージすることができ、ふくらはぎをマッサージする時には、高い側を手前にして配置することにより、椅子に座った状態の自然な姿勢でふくらはぎをマッサージすることができる。 【0016】 請求項4に係る発明によれば、ハウジングの上面に、奥行き方向に向けて2つの平行な凹溝が形成されていることにより、2つの凹溝に左右の足を入れて、足の位置を安定させた状態でマッサージを受けることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明に係る粒体式足温熱・マッサージ装置(以下、単にマッサージ装置と称す)の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。 図1は本発明に係るマッサージ装置の平面図、図2は本発明に係るマッサージ装置の側面図、図3は本発明に係るマッサージ装置の横断面図、図4は本発明に係るマッサージ装置の縦断面図、図5及び図6は本発明に係るマッサージ装置の使用状態を示す図である。 【0018】 本発明に係るマッサージ装置は、上面に利用者の足が載せられるハウジング(1)と、このハウジング(1)内に収容された多数の粒体(2)と、これら粒体(2)に運動エネルギーを与える粒体動作手段とからなり、粒体動作手段は、ハウジング(1)内において回転軸を略水平方向に向けて配置された羽根車(3)と、この羽根車(3)を回転させるためのモータ(4)とから構成されている。尚、図3及び図4では、粒体(2)の図示を省略している。 【0019】 ハウジング(1)の上面には、利用者の足(足の裏又はふくらはぎ)が接する部分に開口部(5)が形成されている。この開口部(5)は、図示例では、ハウジング(1)の奥行き方向のやや後方寄りの位置において、1つの横長の長方形状に形成されている。 また、ハウジング(1)の上面は、図2及び図4に示すように、奥行き方向(図1では上下方向)に向けて上向き又は下向き(図示例では上向き)に緩やかに傾斜しており、その傾斜面は緩やかな曲面を呈している。 【0020】 開口部(5)には、縦横の升目状の開口を有する格子(6)が固定されている。 図7は、格子(6)を示す図であって、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図であり、(b)図の矢印下部は部分拡大図である。 格子(6)は、長方形の枠体(61)と、この枠体(61)の内側部分に縦横に交差して配置された格子棒(62)とを備えている。 枠体(61)には複数の貫通孔(61a)が形成されており、格子(6)はこれらの貫通孔(61a)の一部を利用して、後述する支持台(10)に対してネジ止め固定される。 格子(6)の升目状の開口部の大きさは、少なくとも粒体(2)の直径よりも大きく設定されている。 【0021】 格子(6)は、表面又は裏面の少なくともいずれか一方の面が軟質素材製のシート(11)により被覆されている。図示例では表面が被覆されているが、袋状に形成された軟質素材製のシート(11)により表裏面を被覆してもよい。 軟質素材としては、綿、絹、麻、羊毛等の天然繊維又はレーヨン、ナイロン、アクリル、ポリエステル等の合成繊維からなる布地、特に伸縮性に優れた編布地(ニット、トリコット等)が好適に用いられるが、軟質のプラスチックフィルム等であってもよい。 軟質素材製のシート(11)は、粒体(2)が開口部(5)から外に飛び出すのを防ぐ役割と、粒体(2)が利用者の足に当たるときの衝撃力を和らげる役割を果たす。 【0022】 粒体(2)は、直径が0.5〜10mmの球体であり、材質は鉄(比重7.9)、アルミナ(比重3.7)、セラミックス(比重2.6)、プラスチック(比重1.2)等からなる。 粒体(2)は同じ材質のもののみを使用してもよいが、異なる材質のものを混合して使用することもできる。この場合、比重の大きい粒体は直径を小さく、比重の小さい粒体は直径を大きくするとよい。 【0023】 また、本発明においては、粒体(2)に遠赤外線放射物質を含有させる構成としてもよく、この構成によれば、遠赤外線が利用者の足に放射されることによって、血行を促進して健康の増進を図ることができる。この場合、粒体そのものを遠赤外線放射セラミックス等の遠赤外線放射物質で構成してもよいし、表面に遠赤外線放射物質を付着させる構成としてもよい。 【0024】 図8は羽根車(3)を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 羽根車(3)は、回転軸(31)と、この回転軸(31)の外周面に等角度間隔で取り付けられた複数枚(図示例では90°間隔で4枚)の羽根板(32)とを備えており、回転軸(31)の両端は軸受(35)により回転可能に支承されている。 また、回転軸(31)の一端はプーリ(33)及びベルト(34)を介してモータ(4)の駆動軸と連結されており、モータ(4)の駆動に伴って羽根車(3)が回転軸回りに回転する。 【0025】 ハウジング(1)内には、羽根車(3)を収容し且つ上部が開口された有底形状の内部ケーシング(7)が配設されている。 図9は、内部ケーシング(7)を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 内部ケーシング(7)の側面には、軸受(35)の取付部(72)が形成されており、開放された上面の周囲にはフランジ(71)が形成されている。フランジ(71)には複数の貫通孔(71a)が形成されており、内部ケーシング(7)はこれらの貫通孔(71a)の一部を利用して、後述する支持台(10)に対してネジ止め固定される。 【0026】 内部ケーシング(7)の開放上面の大きさと、開口部(5)の大きさは略一致しており、内部ケーシング(7)の開放上面は、開口部(5)に固定された格子(6)により覆われている。 そして、上述した格子(6)の枠体(61)と、内部ケーシング(7)のフランジ(71)とは、貫通孔が合致するように重ねられて互いにネジで固定され、そのうちの一部のネジは支持台(10)に対して固定されている。 【0027】 内部ケーシング(7)の内部には粒体(2)が収容されている(図10参照)。 粒体(2)は、モータ(4)の駆動に伴う羽根車(3)の回転により、上方へと巻き上げられ、開口部(5)に固定された格子(6)を被覆している軟質素材製のシートに衝突する。シートに衝突した粒体(2)は、落下して再び羽根車(3)の回転により上方へと巻き上げられ、これが繰り返される。 【0028】 ハウジング(1)の上面には、「切」「強」「中」「弱」の4つのボタンからなる操作ボタン(9)が配置されている。 操作ボタン(9)からの入力信号は、ハウジング(1)内に配設されたコントロールボックス(8)を介してモータ(4)へと送られ、これによりモータ(4)の駆動/停止及び回転速度が制御される。尚、図4ではコントロールボックス(8)は省略されている。 【0029】 ハウジング(1)の内底面には、支持台(10)が固定されている。 図11は支持台(10)を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 支持台(10)は、日の字状に形成された枠体(101)と、この枠体(101)に対して垂直上方に立設された4本の支持棒(102)とから構成されている。 支持棒(102)はL字状のアングル材からなり、その上端部には貫通孔を有するプレート(103)が固定されている。これらプレート(103)に設けられた貫通孔は、上述した格子(6)の枠体(61)と内部ケーシング(7)のフランジ(71)に形成された貫通孔の一部と合致し、格子(6)及び内部ケーシング(7)はこの一部の貫通孔を利用して支持台(10)に対して固定される。 【0030】 以下、本発明に係るマッサージ装置の使用方法について説明する。 先ず、足の裏をマッサージしたい場合には、図5に示すように、利用者は椅子に座った状態で、ハウジング(1)の低い側を手前にして配置すると、自然な姿勢で足の裏をハウジング(1)の上面に乗せることができる。 次に、ふくらはぎをマッサージしたい場合には、図6に示すように、利用者は椅子に座った状態で、ハウジング(1)の高い側を手前にして配置すると、自然な姿勢でふくらはぎをハウジング(1)の上面に乗せることができる。 【0031】 いずれの場合にも、マッサージしたい足の部分を開口部(5)の格子(6)上に載せて、操作ボタン(9)を押してモータ(4)を駆動させる。すると、図10に示すように、羽根車(3)が回転して粒体(2)が上方へと巻き上げられて、開口部(5)に固定された格子(6)を被覆している軟質素材製のシート(11)を介して利用者の足(足の裏又はふくらはぎ)に対して衝突する。これにより、足(足の裏又はふくらはぎ)に対して局所的な適度な刺激を連続的に与えることができる。 【0032】 尚、本発明においては、図12に示すように、ハウジング(1)の上面に、奥行き方向に向けて2つの平行な凹溝(12)を形成することが好ましい。尚、(a)は平面図、(b)はハウジング(1)の部分横断面図である。 この2本の凹溝(12)の間隔及び幅は、一般的な大人の左右の足の間隔及び幅に大体合わせて設定される。利用者は、2つの凹溝(12)に左右の足を入れて、足の位置を安定させた状態で楽にマッサージを受けることができる。 【産業上の利用可能性】 【0033】 本発明は、足の裏やふくらはぎをマッサージするための装置として利用される。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本発明に係るマッサージ装置の平面図である。 【図2】本発明に係るマッサージ装置の側面図である。 【図3】本発明に係るマッサージ装置の横断面図である。 【図4】本発明に係るマッサージ装置の縦断面図である。 【図5】本発明に係るマッサージ装置の使用状態を示す図であって、足の裏をマッサージしている状態を示している。 【図6】本発明に係るマッサージ装置の使用状態を示す図であって、ふくらはぎをマッサージしている状態を示している。 【図7】格子を示す図であって、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図である。 【図8】羽根車を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 【図9】内部ケーシングを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 【図10】本発明に係るマッサージ装置の使用状態を示す図であって、粒体の運動の様子を示す図である。 【図11】支持台を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 【図12】本発明に係るマッサージ装置の好適な変更例を示す図であって、(a)は平面図、(b)はハウジングの部分横断面図である。 【符号の説明】 【0035】 1 ハウジング 2 粒体 3 羽根車 4 モータ 5 開口部 6 格子 11 軟質素材製のシート 12 凹溝
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| 【出願人】 |
【識別番号】597154966 【氏名又は名称】学校法人高知工科大学
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| 【出願日】 |
平成18年8月30日(2006.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082072 【弁理士】 【氏名又は名称】清原 義博
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| 【公開番号】 |
特開2008−54876(P2008−54876A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−234620(P2006−234620) |
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