| 【発明の名称】 |
ミストサウナ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上野 陽久
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| 【要約】 |
【課題】本来の湿熱作用に加えて、経絡に刺激を与えるマッサージ作用も同時に与え得るものとして、健康増進、疲労回復等の効果の一層の増大をはかる。
【構成】サウナ室10内に設けた腰掛け3の下に蒸気発生装置4を備えた蒸発室30を設ける。蒸気発生装置4により発生した温熱蒸気を、腰掛け3の前面板の上部に形成した前部蒸気吹出口6と、上面座板31の両側縁部及び後端部に設けた側部蒸気吹出口7、7及び後部蒸気吹出口8とから、入浴者のふくらはぎと、腰部の左右側面部及び背面部とに向けて吹き付けるものとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面壁に首出し孔を有する箱状のサウナ室本体と、該サウナ室本体内の奥側下部に設けられた腰掛けと、該腰掛けの下方空間の蒸発室内に設置された蒸気発生装置とを具備するミストサウナ装置において、 前記腰掛けの前面板上部に前部蒸気吹出口が設けられる一方、 前記腰掛けの上面座板の左右両側部位と、後端部位とに左右1対の側部蒸気吹出口と後部蒸気吹出口とがそれぞれ設けられ、 かつ、前記各蒸気吹出口は、いずれも開閉自在なルーバー装置を備えて、吹出蒸気量および吹き出し方向の調節を行いうるものとなされ、温熱蒸気を前記前部蒸気吹出口から入浴者のふくらはぎに向けて吹き付ける一方、前記側部蒸気吹出口及び後部蒸気吹出口から入浴者の腰部両側面及び背面に向けて吹き付け得るものとなされていることを特徴とするミストサウナ装置。 【請求項2】 蒸気発生装置は、電熱ヒーターからなる加熱器と、蒸発釜との組合せからなり、サウナ室本体の下部に設けられた抽斗に収容されて、前記蒸発室内に出し入れ自在に設置されている請求項1に記載のミストサウナ装置。 【請求項3】 蒸気発生装置の上方位置に蒸気分配器が設置されており、 該蒸気分配器は、蒸発釜の上方位置から、前記前部蒸気吹出口に向って上方に傾斜した前部傾斜板と、左右の側部蒸気吹出口に向かって上方に傾斜した側部傾斜板と、後部蒸気吹出口に向って上方に傾斜した後部傾斜板とを備えて、前記蒸発釜から立ち昇る温熱蒸気を前記4つの蒸気吹出口に向って均一に分配しうるものとなされている請求項1または2に記載のミストサウナ装置。 【請求項4】 サウナ室本体の上面壁前部に、開閉扉を付設した小窓が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のミストサウナ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、入浴者が温熱蒸気雰囲気中で首部以下の体幹部及び四肢を温める形式のミストサウナ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 健康増進や、肉体的及び精神的疲労の回復、ダイエット、美容等に有効な温浴として、温熱蒸気を用いたミストサウナの利用が近時益々注目を浴びている。 【0003】 この種のミストサウナ装置としては、小型の一人用のものが主流であり、下記特許文献1、2に示されるようなものが公知である。 【特許文献1】実開平5−142号公報 【特許文献2】実用新案登録第3110972号公報 【0004】 従来公知の上記のようなミストサウナ装置は、いずれも人体の首部から下の体幹部及び手足の四肢を収容するサウナ室内を温熱蒸気で満たすことにより、全身を均一に温めることを主眼として構成されているものである。 【0005】 もとより、これらのミストサウナ装置は、健康増進や疲労回復にそれなりの効果を期待できるものであるが、それ以上の効果を望み得るものではなかった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明者は、温浴によって身体が温まっている状態下において、同時に経絡に刺激を与え、マッサージ効果を併用することで、相乗的に内臓の活性化、血行改善等により一層の健康増進、デトックス効果、美肌効果、ダイエット効果等の飛躍的な増進をはかり得ることに着目し、かかる相乗効果を実現可能とする簡易なミストサウナ装置を提供しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は、上記課題に対し、下記の解決手段を提供する。 【0008】 [1]上面壁に首出し孔を有する箱状のサウナ室本体と、該サウナ室本体内の奥側下部に設けられた腰掛けと、該腰掛けの下方空間の蒸発室内に設置された蒸気発生装置とを具備するミストサウナ装置において、 前記腰掛けの前面板上部に前部蒸気吹出口が設けられる一方、 前記腰掛けの上面座板の左右両側部位と、後端部位とに左右1対の側部蒸気吹出口と後部蒸気吹出口とがそれぞれ設けられ、 かつ、前記各蒸気吹出口は、いずれも開閉自在なルーバー装置を備えて、吹出蒸気量および吹き出し方向の調節を行いうるものとなされ、温熱蒸気を前記前部蒸気吹出口から入浴者のふくらはぎに向けて吹き付ける一方、前記側部蒸気吹出口及び後部蒸気吹出口から入浴者の腰部両側面及び背面に向けて吹き付け得るものとなされていることを特徴とするミストサウナ装置。 【0009】 [2]蒸気発生装置は、電熱ヒーターからなる加熱器と、蒸発釜との組合せからなり、サウナ室本体の下部に設けられた抽斗に収容されて、前記蒸発室内に出し入れ自在に設置されている前項[1]に記載のミストサウナ装置。 【0010】 [3]蒸気発生装置の上方位置に蒸気分配器が設置されており、 該蒸気分配器は、蒸発釜の上方位置から、前記前部蒸気吹出口に向って上方に傾斜した前部傾斜板と、左右の側部蒸気吹出口に向かって上方に傾斜した側部傾斜板と、後部蒸気吹出口のに向って上方に傾斜した後部傾斜板とを備えて、前記蒸発釜から立ち昇る温熱蒸気を前記4つの蒸気吹出口に向って均一に分配しうるものとなされている前項[1]または[2]に記載のミストサウナ装置。 【0011】 [4]サウナ室本体の上面壁前部に、開閉扉を付設した小窓が設けられている前項[1]〜[3]のいずれか1項に記載のミストサウナ装置。 【発明の効果】 【0012】 本発明に係るミストサウナ装置によれば、蒸気吹出口から吹き出す温熱蒸気によってサウナ室内の全体がほぼ均一な温度、例えば50℃前後の湿熱環境に満たされる。従って、サウナ室内に首部以下を収容している入浴者は、身体の全体が温められ、所定のミストサウナ浴効果を享受することができる。 【0013】 上記効果は従来のミストサウナ浴と同様であるが、本発明のミストサウナ装置においては、サウナ室本体内の奥側下部に設けられた腰掛けの前面板上部に前部蒸気吹出口が設けられる一方、前記腰掛けの上面座板の左右両側部位と、後端部位とに左右1対の側部蒸気吹出口と後部蒸気吹出口とがそれぞれ設けられ、温熱蒸気を前記前部蒸気吹出口から入浴者のふくらはぎに向けて吹き付ける一方、前記側部蒸気吹出口及び後部蒸気吹出口から入浴者の腰部両側面及び背面に向けて吹き付け得るものとなされているから、蒸発室内からの未だ比較的高温の蒸気、たとえば55℃前後の温熱蒸気をもって、入浴者の上記所定部位にマッサージ効果を与えることができる。このマッサージ効果は、温熱蒸気による湿熱刺激として与えられることにより、全身が温められていることと相俟って、非常に効果的に作用する。ちなみに、ふくらはぎに向けて後方から与えられる湿熱刺激は、血行の増進による下半身冷え症の改善等に有効であり、また腰部の両側面に与えられる湿熱刺激は、大腸をはじめとする消化器系の活性化に有効な経絡刺激として、また腰部背面に与えられる湿熱刺激は、膀胱系臓器の活性化に有効な経絡刺激として、それぞれ効果的に作用する。従って、ミストサウナ効果と経絡刺激によるマッサージ効果とが相乗的に作用して、従来のミストサウナ装置からは期待し得なかった一段と優れた健康増進効果等が得られる。 【0014】 また、上記各蒸気吹出口は、開閉自在なルーバー装置を備えて、吹出蒸気量及び吹き出し方向を調節しうるものとなされているから、入浴者の好みに応じ、あるいは所望する治療効果に対応して、各蒸気吹出口からの蒸気吹出量、身体に当てる部位や方向を任意に変更することができる。例えば、下肢の冷え症の改善を特に希望する場合には、前部蒸気吹出口の開度を上げ、他の蒸気吹出口の開度を下げるか、あるいは閉鎖して、集中的に勢いのある蒸気流をふくらはぎに向けて当てるようにすることにより、上記冷え症の改善効果をより効果的に享受することができる。 【0015】 本発明の上記ミストサウナ装置に用いる蒸気発生装置は、特に限定されるものではないが、電熱ヒーターからなる加熱器と、その上に載置される蒸気釜との組合わせからなるものとすることが好ましい。このような蒸気発生装置を使用することにより、最も簡易で安価な機構をもって各蒸気吹出口から吹き出す蒸気の温度のコントロールをも容易に行うことが可能であり、前記の経絡刺激によるマッサージ効果を室内温度に対して適当な温度差を有する温熱蒸気の吹き出しによって一層効果的に得ることができる。 【0016】 また、上記蒸気発生装置は抽斗に収容してサウナ室本体内の腰掛け下方の蒸発室内に出し入れ自在なものとなされているから、メンテナンス作業を容易に行いうるのはもとより、蒸気発生用の浄水の供給作業、加熱器の設定温度の変更調節やタイマーの設定操作等をいずれもサウナ室外で容易に行うことができ取扱い上便利である。 【0017】 また、本発明に係るミストサウナ装置の好ましい態様では、蒸気発生装置の上方位置に蒸気分配器が設置されており、該蒸気分配器は、蒸発釜の上方位置から、前記前部蒸気吹出口の上側縁部に向って上方に傾斜した前部傾斜板と、左右の側部蒸気吹出口の内方側縁部に向かって上方に傾斜した側部傾斜板と、後部蒸気吹出口の前方側縁部に向って上方に傾斜した後部傾斜板とを備えて、前記蒸発釜から立ち昇る温熱蒸気を前記4つの蒸気吹出口に向って均一に分配しうるものとなされている。 【0018】 従って蒸気発生装置からの上昇気流に乗って上向きの蒸気吹出口から集中的に吹き出そうとする温熱蒸気を、前部蒸気吹出口にも確実に所要量を誘導して前方に向けて吹き出させることができる。このことは、前記のふくらはぎに対するマッサージ効果の確実な達成と共に、サウナ室内の下部領域が上部空間に較べて相対的に低温になり易い傾向を是正して、入浴者の足もとまで均温状態に保つことができ、より一層優れたミストサウナ温浴効果を享受することができる。 【0019】 更にまた、サウナ室本体の上面壁前部に、開閉扉を付設した小窓を設けたものとすることにより、入浴者が入浴中にサウナ室本体の外側に片手を出して、手拭い等で顔の汗を拭ったり、その他所望の所作を行うことが可能になるのはもちろん、上記開閉扉で小窓を所望の開度に開けることにより、サウナ室内の前部に上昇気流を生じさせ、前部蒸気吹き出し口から吹き出す温熱蒸気の吹き出し量と勢いを増大して、入浴者のふくらはぎに対する湿熱刺激効果を増強して使用することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 図1〜図3に、本発明に係るミストサウナ装置の好ましい実施形態の1つについて、その全体構成を示している。 【0021】 このミストサウナ装置は、一人使用の小型のものであり、上面壁(11)に首出し孔(2)を有する箱状のサウナ室本体(1)と、該サウナ室本体(1)内のサウナ室(10)の奥側下部に設けられた腰掛け(3)と、該腰掛け(3)の下方空間の蒸発室(30)内に設置された蒸気発生装置(4)とを具備する。 【0022】 サウナ室本体(1)は、断熱性に優れた材料で箱状に構成されたものであり、サウナ室(10)内の全体の均温化と本体(1)のコンパクト化、更には入浴者の出入りのし易さ等を考慮して、前面壁(12)が前方にく字状に屈折された特異形状の略立方体形状のものに構成されている。をなしている。かつ左右側面壁(13)(13)が斜めのカットラインで前後に分割され、前面壁(12)の下端を支点として、本体(1)の前部(1A)が後部(1B)に対して前方に斜めに開くようになされている。従って、入浴者(M)は、サウナ室(10)内への出入りに際して、大きく足を上げて跨ぐ必要がなく、婦女子にあっても抵抗感少なく安易に出入りし得るものとなされている。上面壁(11)は前後に分割されており、その分割半体の対向辺に半円形の切込みが形成されることにより、本体(1)を閉め合わせたときに円形の首出し孔(2)が形成されるものとなされている。 【0023】 腰掛け(3)は、サウナ室本体(1)の奥側下部に、左右側壁(13)(13)間に渡して設けられたものであり、上面に座板(31)を有し、前面に座板(31)の前端と本体(1)の底壁(15)との間を塞いだ前面板(32)を有する。 【0024】 従って、腰掛け(3)の下部空間、即ち上面座板(31)の下方には、四面を本体(1)の背面壁(14)と底壁(15)と左右の側面壁(13)(13)とで囲まれ、上面と前面を前記座板(31)及び前面板(32)で塞がれた独立状の蒸発室(30)が形成されたものとなっている。 【0025】 蒸気発生装置(4)は、上記蒸気室(30)内に設置されている。 【0026】 更に具体的には、蒸気発生装置(4)は、空焚き防止用のタイマーを具備した電熱ヒーターからなる加熱器(41)と、該加熱器(41)上に載置された平鍋状の蒸発釜(42)とからなり、サウナ室本体(1)の一方の側面壁(13)の下部から蒸発室(30)内に挿し込まれた抽斗(5)に収容して設置されている。従ってこの抽斗(5)を出し入れすることで、蒸気発生装置(4)を蒸発室(30)から出し入れすることができるものとなされている。 【0027】 以上の構成は、従来のミストサウナ装置と基本的に同等であるが、本発明に係るミストサウナ装置は、特異な構成事項の1つとして、先ず、腰掛け(3)に特定の配置態様で4つの種類の蒸気吹き出し口(6)(7)(7)(8)が設けられたものとなされている。 【0028】 即ち、腰掛け(3)の前面板(32)の上部中央に横長長方形の前部蒸気吹出口(6)が設けられると共に、腰掛け(3)の上面座板(31)の左右両側端部位と後端部位とに左右1対の側部蒸気吹出口(7)(7)と、後部蒸気吹出口(8)とが設けられている。 【0029】 そして、これらの各蒸気吹出口(6)(7)(7)(8)には、図6に示すようなルーバー装置(9)が装着されている。該ルーバー装置(9)は、開閉摘み(91)を左右に移動することで、開閉スライド板(図示略)を摺動させて吹出口(6)(7)(7)(8)を開度調節可能に開閉しうる一方、ルーバー(92)の傾きによって蒸気の吹き出し方向を変更調節しうるようになされた公知構造のものである。このルーバー装置(9)は、ルーバー(92)が固定式のものであっても良い。 【0030】 この場合には、ルーバー装置(9)自体を蒸気吹出口に対して着脱可能なものとし、ルーバー装置(9)の向きを反転させて装着することで、吹き出し方向を2通りに変更できるものとしても良い。 【0031】 いずれのルーバー装置(9)を用いる場合にあっても、図2、3に示すように入浴者が腰掛け(3)に腰掛けた入浴姿勢において、前部蒸気吹出口(6)から入浴者(M)のふくらはぎ部分に向けて蒸気を吹き付け、また側部蒸気吹出口(7)(7)から入浴者(M)の腰部の両側面に向けて蒸気を吹き付け、更に、後部蒸気吹出口(8)から入浴者(M)の腰部背面に向けて蒸気を吹き付ける態様に、蒸気吹き出し方向を設定できるものとすることが必要である。 【0032】 前述したように、例えばサウナ室(10)内の温度が全体にほぼ均一な50℃前後の温度に保持された状態下において、前部蒸気吹き出し口(6)から入浴者(M)のふくらはぎ部分に向けて、室内温度よりも若干高い55℃前後の温熱蒸気が吹き付けられることで、物理的な刺激と温度差による刺激とが相俟って、ふくらはぎの後面側に存する経絡を良好に刺激し、足のむくみの解消、下半身の冷え症の改善、脚部ダイエット等の効果を得ることができる。 【0033】 一方、側部蒸気吹出口(7)(7)から入浴者の腰部両側面に向けて、また後部蒸気吹出口(8)から腰部の背面に向けて上記温熱蒸気が吹き付けられることにより、大腸をはじめとする消化器系および膀胱をはじめとする排尿器系器官の活性化に有効とされる経絡が湿熱刺激され、一層優れた健康増進効果を得ることができる。 【0034】 更には、本発明に係るミストサウナ装置によれば、サウナ室内の好適温湿度の湿熱雰囲気によって入浴者に対しサウナミスト浴固有のリラックス効果を与えることができ、精神的健康増進にも効果的である。 【0035】 蒸発室(10)内において、蒸気発生装置(4)の上方位置には、特有の蒸気分配器(33)が設置されている。 【0036】 この蒸気分配器(33)は、金属板のプレス品をもって図4及び図5に示すように、上面及び前面を開口した浅箱状ないしはちり取り状の形態につくられたものであり、底壁部分が緩傾斜の前部傾斜板(33a)で構成され、該前部傾斜板(33a)の下方後端から相対的に急傾斜の後部傾斜板(33b)が伸び、更に両側面には、上方に向けて外方に拡がった急傾斜の左右の側部傾斜板(33c)(33c)が設けられると共に、上端開口縁に取付用フランジ(33d)が折曲形成されたものとなされている。また、左右の側部傾斜板(33c)(33c)の前方部分の下端縁は、前部傾斜板(33a)より下方に突出しており、蒸気が側方に逃出するのを防止する翼片部(33e)を形成したものとなされている。 【0037】 そして、上記蒸気分配器(33)は、腰掛け(3)の上面座板(31)の下面に上記取付用フランジ(33d)をねじ止め等の適宜の固着手段を用いて取付けられている。この取付状態において、蒸気分配器(33)の前部傾斜板(33a)は、蒸発釜(42)の上方位置から、前部蒸気吹出口(6)の上側縁部に向って上方に傾斜したものとなされる一方、側部傾斜板(33c)(33c)は、同じく蒸発釜(42)の上方位置から、左右の側部蒸気吹出口(7)(7)の内方側縁部に向って急勾配で上方に傾斜したものとなされ、更に後部傾斜板(33b)は、後部蒸気吹出口(8)の前方側縁部に向って上方に急勾配で傾斜したものとなされている。 【0038】 従って、この蒸気分配器(33)の設置により、蒸気発生装置(4)の発生釜(42)から立ち昇る蒸気は各傾斜板(33a)(33b)(33b)(33e)に導かれて、各蒸気吹出口(6)(7)(7)(8)に対し、それらが全開状態のときはほぼ均等に分配されるものとなさてている。 【0039】 図1に示すようにサウナ室本体(1)の上面壁(11)の左側前端部には、手を挿し出すことができる大きさの四角の小窓(16)が設けられている。そして、この小窓(16)には、蝶番によって開閉自在な開閉扉(17)が付設されている。 【0040】 上記開閉窓(17)は、通常の入浴中は図1に示すように閉じられているが、前部蒸気吹出口(6)から勢い良く温熱蒸気を吹き出させて、入浴者のふくらはぎ部分に一層強い湿熱刺激を加えたいような場合には、所要の開度に開かれ、サウナ室(10)が小窓(16)を介して外気に連通される。するとこの小窓(16)からサウナ室(10)内の温熱蒸気が外部放出されるため、サウナ室(10)内の特に前部領域に上昇気流が発生し、これに伴って前部蒸気吹出口(6)からの蒸気吹き出し量が増大される。 【0041】 また、入浴者が、入浴中に顔を拭いたり、外部に置かれたタオルや小物類をサウナ室(10)内に持ち込みたいような場合にも、入浴者自身が内側から上記開閉扉(17)を開いて、小窓(16)から外部に片手を出し所要の所作を行うことができる。 【0042】 サウナ室本体(1)の底壁上の前部には、結露水を溜める浅いプールが形成されている。 【0043】 また、本発明によるミストサウナ装置の使用に際して、入浴者は、必要に応じて、腰掛け(3)の上に更にすのこ状の高さの低い補助椅子を置いて、その上に腰掛けることもある。この補助椅子の使用は、入浴者の体格に応じて腰の高さ位置を好適な高さ位置に調整する目的のほか、後部蒸気吹出口(8)から吹き出す蒸気を補助椅子の下面側から膝や内股部分に向けて送り込み、下半身を重点的にウォームアップする目的のためにも有効である。 【0044】 また、リラクゼーション効果を高めるために蒸発釜(42)の水中に天然ハーブ等の芳香剤を入れ、ハーバルミストを発生させるようにして使用することも推奨される。 【0045】 以上によって、この発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、種々の設計的変更が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0046】 【図1】この発明に係るミストサウナ装置の全体斜視図である。 【図2】図1のミストサウナ装置の中央縦断面図である。 【図3】図2のIII−III線の断面図である。 【図4】蒸気分配器の斜視図である。 【図5】蒸気分配器の断面図であり、図5(A)は図4のIVA−IVA線に沿う断面図、図5(B)は図4のIVB−IVB線に沿う断面図である。 【図6】ルーバー装置の斜視図である。 【符号の説明】 【0047】 1・・・サウナ室本体 2・・・首出し孔 3・・・腰掛け 4・・・蒸気発生装置 5・・・抽斗 6・・・前部蒸気吹出口 7・・・側部蒸気吹出口 8・・・後部蒸気吹出口 9・・・ルーバー装置 10・・サウナ室 16・・小窓 17・・開閉扉 30・・蒸発室 31・・上面座板 32・・前面板 33・・蒸気分配器 33a・前部傾斜板 33b・後部傾斜板 33c・側部傾斜板 41・・加熱器 42・・蒸発釜 91・・開閉摘み 92・・ルーバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】397030123 【氏名又は名称】アシスト株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月29日(2006.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071168 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 久義
【識別番号】100109911 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 義仁
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| 【公開番号】 |
特開2008−54755(P2008−54755A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−232530(P2006−232530) |
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