| 【発明の名称】 |
水素ガス気泡浴槽装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】室田 渉
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| 【要約】 |
【課題】浴室内を爆発の危険がない水素ガス濃度に維持しつつ、浴槽内に水素ガスを溶解させた浴槽装置を提供する。
【構成】浴槽8に供給する水素ガス供給手段1、第1の水素ガス容器2、1回に浴槽に供給する量の水素ガスを充填する第2の水素ガス容器3、第1の水素ガス容器から第2の水素ガス容器に水素ガスを供給する管であって管路中に電磁弁5が設けられた第1の水素ガス供給配管4、第2の水素ガス容器から水素ガス供給手段に水素ガスを供給する管であって管路中に電磁弁7が設けられた第2の水素ガス供給配管6とを備え、使用時に1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスが前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器に供給され、前記第2の水素ガス容器に供給された水素ガスのみが、前記水素ガス供給手段により浴槽内に供給され浴槽内の浴湯中に溶解し、浴室内の水素ガス濃度が4%以下に調節される水素ガス気泡浴槽装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段、水素ガスが充填された大型の第1の水素ガス容器、1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスを小分け充填する小型の第2の水素ガス容器、前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器に水素ガスを供給する第1の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁が設けられた第1の水素ガス供給配管、前記第2の水素ガス容器から前記水素ガス供給手段に水素ガスを供給する第2の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁が設けられた第2の水素ガス供給配管とを備え、使用時に1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスが前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器に供給され、前記第2の水素ガス容器に供給された水素ガスのみが、前記水素ガス供給手段により浴槽内に供給され浴槽内の浴湯中に溶解し、浴室内の水素ガス濃度が4%以下に調節される水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項2】 第2の水素ガス容器の容量が、容器中に充填された全量の水素ガスが浴室の大気中に放出された場合に、浴室内の水素ガス濃度が4%以下になる容量である、請求項1記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項3】 第1の水素ガス容器が100〜350気圧、常圧の気体換算で数千Lの水素ガスタンクであり、第2の水素ガス容器が容器内の全水素ガスが放出されても浴室内の水素ガス濃度が4%以下となるように容量を調整された水素ガスタンクである請求項1又は2に記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項4】 第2の水素ガス容器から水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段への水素ガスの供給が1分間に1〜50Lの速度で行われる請求項1〜3のいずれか1項に記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項5】 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段が水素ガス噴出口を備えた気泡発生装置である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項6】 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段がジェットバス装置である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項7】 さらに、酸素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する酸素ガス供給手段を備え、酸素ガスを浴槽内の浴湯中に供給し、次いで水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する請求項1〜6のいずれか1項に記載の水素ガス気泡浴槽装置。 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の水素ガス気泡浴槽装置を備えた浴室システム。 【請求項9】 さらに、強制排気装置が設けられた請求項8記載の浴室システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、浴室内の水素ガス濃度を4%以下に保ち、浴槽内の浴湯中に水素ガスを溶解させる水素ガス気泡浴槽装置に関する。 【背景技術】 【0002】 分子状水素ガス及び分子状水素ガスを溶解させた水素水は、生体中の活性酸素及び/又はフリーラジカルを除去する効果がある。浴槽内の浴湯及び浴室内の大気中に水素ガスが含まれていると、入浴者の健康増進効果や美容効果が期待できる。 【0003】 しかしながら水素ガスは爆発性があり、大気中に水素ガスが4%以上含まれる場合は、爆発の危険があった。 【0004】 浴槽内の浴湯に水素ガスを溶解させて水素水を浴槽内に還流させるようにした水素水供給装置についての報告があった(特許文献1を参照)。 【0005】 しかしながら、従来の浴槽内の浴湯に水素ガスを供給する方法、装置においては、浴湯中の水素ガスが浴室内の大気中に放出され、浴室内の大気中の水素ガス濃度が高くなる可能性があり、危険であった。 【0006】 【特許文献1】特開2004-66071号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 本発明は、浴室内の水素ガス濃度を爆発の危険がない濃度に維持しつつ、浴槽内の浴湯中に水素ガスを供給し、浴槽内の浴湯に水素ガスを溶解させ水素水とする装置の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明者は分子状水素を浴槽内に供給する際に浴室内の水素ガス濃度が高濃度にならないように水素ガスを供給する方法について鋭意検討を行った。 【0009】 その結果、水素ガスを浴槽内に供給した場合に、浴室内の大気中の水素ガス濃度が1〜4%以下になるような量の水素ガスを充填する小型の水素ガス容器を設置し、大型の水素ガス供給容器から、浴室内の水素ガス濃度が1〜4%以下になるような量の水素ガスを一旦小型の水素ガス容器に移し、次いで小型の水素ガス容器中の水素ガスを浴槽内に供給すればよいことを見出し、本発明を完成させるに至った。 【0010】 すなわち、本発明は以下の通りである。 [1] 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段、水素ガスが充填された大型の第1の水素ガス容器、1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスを小分け充填する小型の第2の水素ガス容器、前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器に水素ガスを供給する第1の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁が設けられた第1の水素ガス供給配管、前記第2の水素ガス容器から前記水素ガス供給手段に水素ガスを供給する第2の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁が設けられた第2の水素ガス供給配管とを備え、使用時に1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスが前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器に供給され、前記第2の水素ガス容器に供給された水素ガスのみが、前記水素ガス供給手段により浴槽内に供給され浴槽内の浴湯中に溶解し、浴室内の水素ガス濃度が4%以下に調節される水素ガス気泡浴槽装置。 【0011】 [2] 第2の水素ガス容器の容量が、容器中に充填された全量の水素ガスが浴室の大気中に放出された場合に、浴室内の水素ガス濃度が4%以下になる容量である、[1]の水素ガス気泡浴槽装置。 【0012】 [3] 第1の水素ガス容器が100〜350気圧、常圧の気体換算で数千Lの水素ガスタンクであり、第2の水素ガス容器が容器内の全水素ガスが放出されても浴室内の水素ガス濃度が4%以下となるように容量を調整された水素ガスタンクである[1]又は[2]の水素ガス気泡浴槽装置。 【0013】 [4] 第2の水素ガス容器から水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段への水素ガスの供給が1分間に1〜50Lの速度で行われる[1]〜[3]のいずれかの水素ガス気泡浴槽装置。 【0014】 [5] 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段が水素ガス噴出口を備えた気泡発生装置である[1]〜[4]のいずれかの水素ガス気泡浴槽装置。 [6] 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段がジェットバス装置である[1]〜[4]のいずれかの水素ガス気泡浴槽装置。 【0015】 [7] さらに、酸素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する酸素ガス供給手段を備え、酸素ガスを浴槽内の浴湯中に供給し、次いで水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する[1]〜[6]のいずれかの水素ガス気泡浴槽装置。 [8] [1]〜[7]のいずれかの水素ガス気泡浴槽装置を備えた浴室システム。 [9] さらに、強制排気装置が設けられた[8]の浴室システム。 【発明の効果】 【0016】 本発明の水素ガス気泡浴槽装置を用いれば、浴室内の浴湯に水素ガスを溶解させることができ、また浴室内の大気中にも水素ガスを供給することができる。水素ガスは4%以上の濃度で大気中に存在するときに爆発性を有し、危険であるが、本発明の装置を用いれば浴室内の大気中の水素ガス濃度を安全な範囲に維持することができる。 【0017】 水素ガスが溶解した浴湯に浸かり、また水素ガスを含む浴室に居ることで、入浴者は、水素ガスの生体内の活性酸素及び/又はフリーラジカルを還元除去する効果を享受することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 図1に本発明の水素ガス気泡浴槽装置を備えた浴室システムを示す。 本発明の水素ガス気泡浴槽装置は、水素ガスを浴槽8内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段1、水素ガスが充填された第1の水素ガス容器2、1回に浴槽内の浴湯中に供給する量の水素ガスを充填する第2の水素ガス容器3、前記第1の水素ガス容器から前記第2の水素ガス容器3に水素ガスを供給する第1の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁5が設けられた第1の水素ガス供給配管4、前記第2の水素ガス容器3から前記水素ガス供給手段1に水素ガスを供給する第2の水素ガス供給配管であって管路中に電磁弁7が設けられた第2の水素ガス供給配管6を備えている。 【0019】 第1の水素ガス容器2は、大型の標準タイプの水素ガスタンクを用いる。第1の水素ガス容器2としては、市販の高圧の圧縮水素ガスボンベを用いることができ、百〜数百気圧、常圧の気体換算で数千Lのタンクを用いることができる。例えば、100気圧〜350気圧、常圧の気体換算で5000〜10000Lのタンクを用いることができる。1実施例として、150気圧、常圧の気体換算で7000Lの容量のタンクが挙げられる。また、第1の水素ガス容器として、水素吸蔵合金を媒体にしたタンクを用いてもよい。さらに、液化水素を充填したタンクを用いることもできる。 【0020】 第2の水素ガス容器3は、大型の第1の水素ガス容器2中の水素ガスを小分けにして移す小型の小分け用タンクである。その中に充填された水素ガスの全量が浴室内に供給された場合に、浴室内の水素ガス濃度が、4%以下、好ましくは3%以下、さらに好ましくは2%以下、さらに好ましくは1.5%以下、さらに好ましくは1%以下になるような量の容器を用いる。第2の水素ガス容器3としては、水素ガスボンベを用いればよい。 【0021】 例えば、浴室9内のサイズが一般家庭用の標準的な浴室(ユニットバス)のサイズである1.4×1.8×2m(横×幅×高さ)、1.6×1.6×2m(横×幅×高さ)及び1.6×2×2m(横×幅×高さ)の場合、浴室内の体積は、それぞれ5.04m3(=5040L)、5.12m3(=5120L)及び6.4m3(=6400L)になる。従って、それぞれ50、51及び64Lの水素ガスが浴室内に含まれる場合に、浴室内の水素ガス濃度が約1%になる。浴槽内の浴湯中に供給する水素ガスの多くは、浴湯内に溶解するので、前記量を多少超える量の水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給しても浴室内の水素ガス濃度が1%、1.5%、2%、3%又は4%を超えることはない。従って、上記の一般家庭用の標準的なサイズの浴室に本発明の装置を設置する場合、第2の水素ガス容器3の容量は容器内の全水素ガスが浴室内に放出されても浴室内の水素ガス濃度が4%、3%、2%、1.5%又は1%以下となるような量である。第2の水素ガス容器3の容量は、浴室が上記の一般家庭用浴室サイズである場合、好ましくは、常圧の大気換算で40L〜65Lであり、さらに好ましくは45L〜55L、特に好ましくは50Lである。例えば、常圧の大気換算で50Lの場合、容量10Lのタンクに5気圧で充填し、あるいは容量5Lのタンクに10気圧で充填して用いればよい。銭湯施設等の大型の浴室等、浴室サイズが一般家庭用浴室サイズと大きく異なる場合、浴室内の空間容積に合わせ、水素ガス濃度が1%以下、1.5%以下、2%以下、3%以下、又は4%以下になるように、第2の水素ガス容器3の容量を決めればよい。第1の水素ガス容器の容量が7000Lで、第2の水素ガス容器の容量が50Lである場合、1回に50Lの水素ガスを第2の水素ガス容器に小分けにして移して用いるので、第1の水素ガス容器には14回分の水素ガスが含まれることになる。 【0022】 第1及び第2の水素ガス容器は、浴室の外部で耐火性の収納室等に設置するのが好ましい。 【0023】 第1の水素ガス容器2から第1の水素供給配管4を通して第2の水素ガス容器3に一定量の水素ガスを小分けにし供給する。この際、第1の水素ガス容器2と第2の水素ガス容器3の間の第1の水素ガス供給配管4に電磁弁5等の弁を設けておき、弁を開き一定量の水素ガスが第2の水素ガス容器2に充填された時点で第1の水素ガス容器2からの供給を停止する。次いで、第2の水素ガス容器3に充填された水素ガスの全量を一定時間をかけて第2の水素ガス供給配管6を通して、浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス発生手段1に供給する。第2の水素ガス容器3と水素ガス発生手段1の間の第2の水素ガス供給配管6には電磁弁7等の弁を設けておき、該弁の開閉により水素ガスの供給速度を制御する。 【0024】 第1の水素供給配管4及び第2の水素供給配管6に設置する弁は、コイルへの通電非通電により可動鉄心が固定鉄心に吸引及び吸引解除されて弁体が弁座に着離して開閉作動する電磁弁が好ましい。 【0025】 第2の水素ガス容器2から水素ガス発生手段1への水素ガスの供給は、1分間に、1〜50L、好ましくは5〜15L、さらに好ましくは8〜12L、特に好ましくは10Lの速度で行う。例えば、第2の水素ガス容器3の容量が50Lであり、第1の水素ガス容器2から50Lの水素ガスが充填され、1分間に10Lの速度で水素ガスを浴槽8の浴湯に供給する場合、5分間で供給が終了する。 【0026】 浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス供給手段1は、浴槽8内の浴湯に水素ガスの気泡を噴き出す装置である。従って、水素ガス供給手段を水素ガス気泡発生手段ということもできる。例えば、水素ガス供給手段1をパイプ等の管状物にし、浴槽8に浴湯を入れた場合に、水素ガス供給手段1の一部が浴湯内に沈むように、浴槽8の側壁を通して浴槽内に設置すればよい(図2及び図3)。水素ガス供給手段1の浴湯内に沈む部分には、水素ガスが噴出する孔を設けておけばよい。この際、噴出孔に浴湯内に固形老廃物等が孔を通って水素ガス供給手段1に入らないように、噴出孔にはフィルターを設置するのが好ましい。水素ガス噴出部は、浴槽内の底面に設置しても、浴槽内の側壁に設置してもよく、噴出孔から水素ガスが出て浴槽内の浴湯に溶解する。また、浴槽の側壁内にパイプを内蔵し、側壁に孔を設け、側壁の孔から水素ガスが浴湯内に供給されるようにしてもよい。この際、水素ガスを噴出する部位にはオリフィスを用いてもよい。 【0027】 本発明の装置により、浴槽内の浴湯に水素ガスを供給すると浴湯が水素水の湯となる。水素ガス供給終了後の浴湯は、浴湯1L当たり、10mL以上、好ましくは15mL以上、特に好ましくは17.5mL以上の水素ガスを含む。また、該浴湯は1ppm以上、好ましくは1.5ppm以上の水素ガスを含む。また、該浴湯は、0.1mM以上、好ましくは0.4mM以上、さらに好ましくは0.6 mM、特に好ましくは0.8mM以上の水素ガスを含む。また、水素ガス供給終了後の浴湯の酸化還元電位(ORP)は、好ましくは-200mV以下、さらに好ましくは-300mV以下である。 【0028】 さらに、浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス供給手段1は、ジェットバス装置16であってもよい(図4)。ジェットバス装置16は、浴湯の吸い込み11、と噴出口15、循環経路12、ジェットポンプ13とで構成される。浴槽8の側壁に浴湯の吸い込み口11と噴出口15が備えられており、吸い込み口11と噴出口15は循環経路12を通してつながり、循環経路12中にジェットポンプ13が備えられている。噴出口15にはエジェクター14を設け該エジェクター14に第2の水素供給管6を通して第2の水素ガス容器3から水素ガスが供給される。ジェットポンプ13を稼動させた場合、浴槽8内の浴湯は吸い込み口11から吸い込まれエジェクター14で水素ガスが混合され、水素ガスを含んだ浴湯が噴出口15から浴槽8内に噴出される。 【0029】 この他、浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス供給手段1として、浴湯中に水素ガスを溶解させるあらゆる手段が包含される。 【0030】 水素ガスを浴湯に溶解後、しばらくは、水素ガスは浴湯中に溶解しており、徐々に浴湯中から浴室内の大気中に放出される。水素ガスが大気中にある場合でも、入浴者は呼吸により水素ガスを摂取することにより水素ガスの健康増進効果を享受することが可能である。入浴終了後、水素ガスを強制排気装置10により強制排気すればよい。次の入浴時にまた一定量の水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給すればよい。 【0031】 浴室9内には水素ガス検知器を設けてもよい。一定濃度以上、例えば1%、1.5%、2%、3%又は4%を超える濃度の水素ガスが検知された際には、浴室9内に設けられた強制排気装置10に信号を送り浴室内の水素ガスを含む大気を強制排気するようにしてもよい。このような、水素ガス検知器としては、例えば連続式水素ガス検知器Xgard-H2(MK Scientific Inc.)等を用いることができる。 【0032】 また、浴室の窓を開放する等、水素ガスが浴室内に過度に充満しないようにしてもよい。 【0033】 さらに、水素ガスが浴室内に一定濃度以上含まれると、入浴者が息苦しさを感じることがある。このため、本発明の装置は浴槽内に酸素を供給する手段を備えていてもよい。 【0034】 この際、浴槽内に水素ガス、酸素の順で供給すると、酸素を供給した時点で浴槽内に溶解した水素ガスが浴湯から放出されやすい。従って、最初に酸素を浴槽内に供給し酸素を浴湯内に溶解させ、次いで水素ガスを浴槽内に供給し水素ガスを浴湯内に溶解させる。 【0035】 酸素を供給する手段は、前記の浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス供給手段において、水素ガスの換わりに酸素を供給し、浴槽内の浴湯に酸素の気泡を発生する酸素供給(気泡発生)手段として用いることができる。この際、酸素ボンベ等の酸素容器を酸素供給配管を通して、酸素供給手段に供給すればよい。例えば、前記の第2の水素ガス容器2から前記水素ガス供給手段1に水素ガスを供給する第2の水素ガス供給管であって管路中に電磁弁7が設けられた第2の水素ガス供給管6の電磁弁7を3方電磁弁とし、弁の切り替えにより、供給手段へ供給されるガスを酸素又は水素ガスに切り替えられるようにすればよい。 【0036】 また、浴槽内の浴湯に水素ガスの気泡を発生する水素ガス供給手段とは別に浴槽内の浴湯に酸素の気泡を発生する酸素供給手段を設けてもよい。 【0037】 本発明の水素ガス気泡浴槽装置は以下のようにして用いられる。 最初に、第1の水素ガス供給配管4の電磁弁5を開けて、第1の水素ガス容器2中の水素ガスの一定量を第1の水素ガス供給配管4を通して第2の水素ガス容器3に移す。次いでそれ以上の水素ガスが第2の水素ガス容器3に入らないように、第1の水素ガス供給配管4の電磁弁5を閉じる。次いで、第2の水素ガス供給配管6の電磁弁7を開けて、第2の水素ガス容器3中の水素ガスの全量を、第2の水素ガス供給配管6を通して、水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段1に供給する。該水素ガス供給手段1から浴槽8内の浴湯中に水素ガスが噴出され、浴湯に溶解し、浴湯が水素水となる。 【0038】 一連の工程は、自動化機構により制御されてもよい。制御スイッチを浴室内に設けておけば、浴室内のスイッチをオンにすることにより、上記の一連の工程が自動的に進み、浴槽内に水素ガス又は酸素と水素ガスが一定量供給される。 【0039】 水素ガスは、生体内の活性酸素及び/又はフリーラジカルを還元することにより、これらを除去することができる。活性酸素とは、酸素よりも酸化力が強く他の物質を酸化する能力が高い分子をいい、一重項酸素、過酸化水素、オゾン、スーパーオキシドラジカル、ヒドロキシラジカル、ペルオキシナイトライト等をいう。フリーラジカルは、活性酸素であるスーパーオキシドラジカル、ヒドロキシラジカル等のほか、一酸化窒素、アルコキシルラジカル(脂質ラジカル。LO・)、脂質ペルオキシルラジカル(アルキルペルオキシルラジカル、LOO・)等を含む。 【0040】 水素ガスの効果は、水に溶解した水素水の状態でも、ガスの状態でも発揮し得る。本発明の水素ガス気泡浴槽装置により、準備された風呂に入浴することで、入浴者は水素水及び水素ガスの生体内の活性酸素及び/又はフリーラジカルを還元除去する効果を享受することができ、活性酸素及び/又はフリーラジカルに起因する障害を予防又は治療することが可能である。ここで、活性酸素及び/又はフリーラジカルに起因する障害とは、活性酸素及び/又はフリーラジカルが原因の1つになっている障害、疾患、機能異常等をいう。具体的には、酸化ストレス、酸化ストレスによる細胞死及び酸化ストレスによるミトコンドリア機能障害が挙げられる。また、脳梗塞、心筋梗塞、手術時等の虚血再還流障害、動脈硬化、臓器移植時の障害、未熟児の網膜変性、急性肺症、人工透析時障害、炎症及び脂質代謝障害が挙げられる。さらに、急激な運動後の筋障害又は運動後の高濃度の酸素ガスを吸引する際に生じる酸素障害が挙げられる。さらに、アルツハイマー病、パーキンソン病及びALS等の神経変性疾患が挙げられる。さらに、核のDNAの酸化を防止することにより癌の予防又は治療にも用いることができる。さらに、老化の進行には活性酸素及び/又はフリーラジカルが関与しており、本発明の活性酸素及び/又はフリーラジカル除去剤は、老化に伴う種々の障害を治療又は予防することにより、抗老化(アンチエイジング、抗加齢)作用を発揮し得る。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】本発明の水素ガス気泡浴槽装置を含む浴室システムを示す図である。 【図2】本発明の水素ガス気泡浴槽装置において、浴槽及び水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段の1態様を示す図である。 【図3】本発明の水素ガス気泡浴槽装置の1態様を示す図である。 【図4】本発明の水素ガス気泡浴槽装置の1態様を示す図である。 【符号の説明】 【0042】 1 水素ガスを浴槽内の浴湯中に供給する水素ガス供給手段 2 第1の水素ガス容器 3 第2の水素ガス容器 4 第1の水素ガス供給配管 5 電磁弁 6 第2の水素ガス供給配管 7 電磁弁 8 浴槽 9 浴室 10 強制排気装置 11 吸い込み口 12 循環経路 13 ジェットポンプ 14 エジェクター 15 噴出口 16 ジェットバス装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】506372003 【氏名又は名称】株式会社ブルーマーキュリー・ウォーターサービス
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| 【出願日】 |
平成18年8月10日(2006.8.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105371 【弁理士】 【氏名又は名称】加古 進
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| 【公開番号】 |
特開2008−36331(P2008−36331A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−218093(P2006−218093) |
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