| 【発明の名称】 |
指圧器 |
| 【発明者】 |
【氏名】青山 日出夫
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| 【要約】 |
【課題】広範囲の指圧が可能で、きわめて安全で便利な指圧器を提供する。
【構成】弾性材料をアーチ状に折り曲げたアーチ部1と、このアーチ部1の開放側端に設けた一対の握り部2,2とを有する弾性アーム部材3と、アーチ部1の内側に相対向状に取り付けた一対の指圧部材4,4とを備える。指圧部材4はアーチ部1に対し軸部まわりに回動可能に且つ任意回動角に固定可能に取り付けている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 弾性材料をアーチ状に形成したアーチ部と、このアーチ部の開放両側端に延設した一対の握り部とを有する弾性アーム部材と、前記アーチ部の内側に相対向状に取り付けた一対の指圧部材とを備えており、前記一対の各指圧部材は前記アーチ部に対し軸部まわりに回動可能に且つ任意回動角に固定可能に取り付けていることを特徴とする、指圧器。 【請求項2】 前記一対の各指圧部材は前記アーチ部に貫通した軸孔に対し軸心まわりに回動可能に挿通した軸部と、この軸部の軸心方向内方側端に軸心方向とは異なる方向に分岐状に設けた一個もしくは2個以上の指圧子とを有し、前記アーチ部と前記軸部との間に前記軸部を任意回動角位置に停止保持する固定手段を設けている、請求項1記載の指圧器。 【請求項3】 前記固定手段は、前記軸部の指圧子側端に、数個のキー状の突起を設けたスプライン軸部を同軸状に形成し、前記軸孔には該突起が嵌まる溝を設けて、前記指圧部材を軸心方向に沿って移動できるようにしかつ、前記軸部と軸孔間に常に前記軸部を軸心方向外方へ移動付勢して前記スプライン軸部の前記指圧子との連設部に設けた鍔部を前記軸孔の内側開口端に当接させるばね部材を介在している、請求項2記載の指圧器。 【請求項4】 前記指圧子は弾性体で構成している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の指圧器。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、手軽に頚部や肩部、下肢等を指圧できる便利な指圧器に関する。 【背景技術】 【0002】 この種の指圧器として、例えば、図13に示すように、先端部寄りを外側に向けて湾曲せしめた左右の棒体20,21の先端部同士をボルト22で軸着して回動自在に継ぎ合わせし、この左右の棒体20,21の湾曲部の内側に一対の指圧子(押圧部材)23,23を相対向状に取り付けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。これによれば、左右の棒体20,21を両手に持ってボルト22回りに開閉操作することにより指圧子23で頚部や肩部のツボを簡単に指圧することができる。 【0003】 【特許文献1】実開平6−31737号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、上記指圧器では、棒体20,21の湾曲部の内側に指圧子23が一定の向きに固定されているので、指圧可能な箇所が限定されるという不利がある。また、左右の棒体20,21の先端部同士はボルト22で回動自在に継ぎ合わせる構造であるため、頚部の指圧時にその棒体20,21の先端部同士間で頭髪の一部を挟んだり、引っ張ったりするおそれがあり、またボルト22を用いるため組み立て工数並びに部材点数の増大を招く。 【0005】 本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、広範囲の指圧が可能で、且つきわめて安全に使用できる便利な指圧器を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明は、請求項1に記載のように、弾性材料をアーチ状に形成したアーチ部と、このアーチ部の開放両側端に延設した一対の握り部とを有する弾性アーム部材と、前記アーチ部の内側に相対向状に取り付けた一対の指圧部材とを備えており、前記一対の各指圧部材は前記アーチ部に対し軸部まわりに回動可能に且つ任意回動角に固定可能に取り付けていることに特徴を有するものである。 茲に、本明細書において「アーチ状」は、図1に示すような馬蹄形アーチ、半円アーチはもとより、それ以外に図11に示すようなフラット・アーチ、図12に示すような多葉形アーチ等をも含む意味に用いている。 このように構成された指圧器によれば、指圧部材を軸部まわりに回動させることにより男女、個人差による頚部太さや大腿部太さ等の大小の違い、また人体の各指圧部位に対応すべく指圧部材個々の向きや指圧部材相互間の間隔を変更調整できるため、指圧可能な範囲を拡大できる。 アーム部材の握り部を両手で持ってアーチ部を繰り返し開閉操作することにより指圧部材で頚部や肩部等のツボを指圧することができるが、そのアーチ部は弾性材料をアーチ状に折り曲げて継ぎ目なく一体につながった形に形成されているので、前述した従来の棒体の先端部同士のごとき継ぎ目なるものがなく、したがって頚部の指圧時に当該アーチ部で頭髪を挟んだり、引っ張ったりするおそれはなく安全に指圧することができる。 【0007】 請求項1記載の指圧器は、請求項2に記載のように、前記一対の各指圧部材は前記アーチ部に貫通した軸孔に対し軸心まわりに回動可能に挿通した軸部と、この軸部の軸心方向内方側端に軸心方向とは異なる方向に分岐状に設けた一個もしくは2個以上の指圧子とを有し、前記アーチ部と前記軸部との間に前記軸部を任意回動角位置に停止保持する固定手段を設けている。これによれば、軸部を軸心まわりに回動させることにより指圧子個々の向きや指圧子相互間の間隔を、男女、個人差による頚部太さ等の大小の違いや人体の各指圧部位に対応すべく種々の指圧子向きや指圧子相互間隔に変更調整できるため、指圧可能な範囲を拡大できる。 【0008】 請求項2記載の指圧器は、請求項3に記載のように、前記固定手段は、前記軸部の指圧子側端に、数個のキー状の突起を設けたスプライン軸部を同軸状に形成し、前記軸孔には該突起が嵌まる溝を設けて、前記指圧部材を軸心方向に沿って移動できるようにしかつ、前記軸部と軸孔間に常に前記軸部を軸心方向外方へ移動付勢して前記スプライン軸部の前記指圧子との連設部に設けた鍔部を前記軸孔の内側開口端に当接させるばね部材を介在している。 これによれば、指先を軸部の軸心方向外方端に当てて軸部を軸心方向内方へ押すか、または指圧子を手に持って軸部を軸心方向内方へ引くことによりスプライン軸部を軸孔の溝からはみ出させ、引き続いて軸部を軸心まわりに回動させると所望の指圧子向きや指圧子相互間隔の指圧部材を得ることができる。回動後、軸部への押圧力又は引張力を解除すると、軸部はばね部材により引き戻されて所望回動角の位置に保持固定される。 【0009】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の指圧器は、請求項4に記載のように、前記指圧子は弾性体で構成することができる。これによれば、人体への指圧子の当たりを和らげ、また滑りにくくなって指圧効率を高める。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、弾性変形するアーチ部の内側に相対向状に取り付けた一対の指圧部材はアーチ部に対し軸部まわりに回動可能に且つ任意回動角に固定可能に構成してあるので、広範囲の指圧が可能で、しかもきわめて安全に使用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、本発明に係る指圧器の好適な実施例を図面に基づき説明する。 【0012】 図1〜図5に示すように、本発明に係る指圧器は、プラスチック材、ばね材料、あるいはばね材の表面にプラスチック材を被覆した複合弾性材料等の棒状の弾性材料をアーチ状に折り曲げてアーチ部1を形成するとともに、このアーチ部1の開放両側端に一対の握り部2,2を延設して全体が門形状に形成されたアーム部材3と、アーチ部1の内側に相対向状に取り付けた一対の指圧部材4,4とを備える。アーチ部1は繰り返し曲げ荷重に耐えるものとなし、アーチ部1の中央部には小さい曲率半径の円弧部10を設けて曲げ応力の集中を減じている。なお、アーチ部1は、図1に示すような馬蹄形アーチや、半円アーチ以外にも、図11に示すようなフラット・アーチや、図12に示すような多葉形アーチ等にも形成することができる。 【0013】 図6に示すように、指圧部材4は、軸部5を有し、この軸部5の軸心方向内方側端に一個もしくは2個以上の指圧子6を軸心方向とは異なる方向に分岐状に設けている。指圧子6それ自体は人体への当りを和らげると同時に滑りにくくするため、ゴムや軟質合成樹脂等の適度の弾力を有する弾性体で構成している。また指圧子6は肌を過度に刺激しないように人体のツボを押圧可能な大きさの半球状、球状などに形成している。軸部5の軸心方向内方側端の指圧子6との連設部の外周には鍔部7を張り出し形成している。 この指圧部材4は軸部5をアーチ部1のボス8に貫通状に設けた軸孔9に対し軸心まわりに回動可能に且つ任意回動角に固定可能に挿通することによりアーチ部1の内側に取り付けられる。 【0014】 図6に示すように、ボス8の軸孔9と軸部5との間には軸部5を任意回動角位置に停止保持する固定手段を設ける。この固定手段は、軸部5の軸心方向内方側端の鍔部7より手前側に、数個のキー状の突起11を設けたスプライン軸部51を同軸状に一体に形成し、軸孔9には該キー状の突起11が嵌まる溝12を設けて、軸部5を軸心方向に沿って移動できるようにする。そして、軸部5の軸心方向外方端側の外周と軸孔9の内周との間には常に軸部5を軸心方向外方へ移動付勢して鍔部7をボス8の内方側開口端8aに当接させるコイルばね等によるばね部材13を介在する。 軸部5の軸心方向外端面には押圧部14を設け、押圧部14は、押圧前の常態時にはボス8の外方端面8bと略面一になるようにしている。この押圧部14を指先でばね部材13の付勢力に抗して軸心方向内方へ押圧すると、図8に示すように、スプライン軸部51の突起11が溝12から軸心方向内方へはみ出し、このはみ出しに伴い指圧子6を手でつかんで軸部5を軸心まわりに任意回動角に回動させることができる。任意回動角位置で指圧子6から手を離すと、ばね部材13の付勢力で軸部5が軸心方向外方へ引き戻され、突起11が溝12に嵌まってその回動角位置に回り止め状態に固定される。 なお、スプライン軸部51の突起11を溝12から軸心方向内方へはみ出す方法としては、上記のように軸部5の軸心方向外端面の押圧部14を押す以外に、指圧子6を手に持って軸部5をばね部材13の付勢力に抗して軸心方向内方へ引くことによってもスプライン軸部51の突起11を溝12から軸心方向内方へはみ出させることができる。 【0015】 上記のように構成された指圧器によれば、アーム部材3の握り部2,2を両手で持ってアーチ部1を開閉操作することにより指圧子6で頚部(図1中、N)や肩部、下肢等のツボを指圧することができる。 【0016】 この場合、前述のように一旦、指圧部材4の軸部5の押圧部14を軸心方向内方へ押圧して突起11を溝12からはみ出させ、しかる後該軸部5まわりに回動させることにより、男女、個人差による頚部太さや大腿部太さの大小の違い、各部の多数箇所のツボ部位にも対応できように、指圧子6の向きや指圧子6,6相互間の間隔を自在に変更調整でき、この調整により広範囲の指圧が可能である。たとえば、図9は、指圧部材4を図1の状態から90度回動させた状態を示し、図10は指圧部材4を図1の状態から180度回動させた状態を示している。 【0017】 アーム部材3の開閉操作を繰り返して行うことにより、指圧子6による適当な押圧力を繰り返し加えることができ、また開閉操作時の握り部2の把握力を調整することにより、強弱を加減した指圧を繰り返し行うことができ、効果的な指圧を行うことができる。 また、アーム部材3のアーチ部1は弾性材料をアーチ状に折り曲げて継ぎ目なく一体につながった形に形成されているので、前述した従来の棒体の先端部同士のごとき継ぎ目なるものがなく、したがって頚部の指圧時に当該アーチ部で頭髪を挟んだり、引っ張ったりするおそれはなく安全に指圧することができる。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明の一実施例を示す指圧器の平面図である。 【図2】図1の指圧器の正面図である。 【図3】図1の指圧器の側面図である。 【図4】図1の指圧器の底面図である。 【図5】図2におけるA−A線断面図である。 【図6】図3におけるB−B線断面図である。 【図7】図6におけるC−C線断面図である。 【図8】図1の指圧器の指圧部材の押し出し状態を図6に相応して示す断面図である。 【図9】図1の指圧器の指圧部材を90度回動させた状態を示す正面図である。 【図10】図1の指圧器の指圧部材を180度回動させた状態を示す正面図である。 【図11】図1の指圧器の弾性アーム部材のアーチ部の他の変形例を示す正面図である。 【図12】図1の指圧器の弾性アーム部材のアーチ部の更に他の変形例を示す正面図である。 【図13】従来例の指圧器を示す正面図である。 【符号の説明】 【0019】 1 アーチ部 2 握り部 6 アーム部材 4 指圧部材 5 軸部 6 指圧子 7 鍔部 9 軸孔 11 突起 12 溝 13 ばね部材 14 押圧部
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| 【出願人】 |
【識別番号】505310655 【氏名又は名称】株式会社満天社
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| 【出願日】 |
平成18年8月8日(2006.8.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087653 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 正二
【識別番号】100121474 【弁理士】 【氏名又は名称】木村 俊之
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| 【公開番号】 |
特開2008−36184(P2008−36184A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−215218(P2006−215218) |
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