| 【発明の名称】 |
温灸器用固形モグサ成形体及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 博基
【氏名】前川 卓雄
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| 【要約】 |
【課題】温灸器に使用するのに適した固形モグサ成形体及びその製造方法の提供。
【構成】成形体基準でモグサ粉末6〜30重量%、炭素質物粉末90〜60重量%及び結合剤4〜10重量%を含み、モグサ粉末と炭素質物粉末と結合剤とに所定量の水を添加して混練し、これを成形した後に乾燥して製造する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 全量基準でモグサ粉末6〜30重量%、炭素質物粉末90〜60重量%及び結合剤4〜10重量%を含むことを特徴とする温灸器用固形モグサ成形体。 【請求項2】 前記成形体基準で、さらに助燃剤を0.1〜2.0重量%添加・含有せしめることを特徴とする請求項1記載の温灸器用モグサ成形体。 【請求項3】 全量基準でモグサ粉末6〜30重量%と、炭素質物粉末90〜60重量%と、結合剤5〜10重量%とに所定量の水を添加して混練し、これを成形した後に乾燥することを特徴とする温灸器用固形モグサ成形体の製造方法。 【請求項4】 前記成形体基準で、さらに助燃剤を0.1〜2.0重量%添加して混練せしめることを特徴とする請求項3記載の温灸器用モグサ成形体の製造方法。 【請求項5】 モグサ粉末6〜30重量%に炭素質物粉末90〜60重量%を添加して混和し、得られた混合物に対して、所定量の水に結合剤4〜10重量%及び水酸化ナトリウム0.05〜0.5重量%を溶解した水溶液に助燃剤0.1〜2.0重量%を添加(この場合、モグサ粉末、炭素質物粉末及び結合剤の配合量は、これらの3種成分基準であり、水酸化ナトリウム及び助燃剤の配合量はこれら3種成分の合計量に対する割合である)してなる配合液を添加して混練し、かくして得られた混練物を押出し成形した後に乾燥することを特徴とする温灸器用固形モグサ成形体の製造方法。 【請求項6】 助燃剤0.1〜2.0重量%及び水酸化ナトリウム0.05〜0.5重量%を含む水溶液を炭素質物粉末90〜60重量%に対して添加し、粉砕混合して、混合物を調製し、かくして得られた混合物と、モグサ粉末6〜30重量%と、結合剤4〜10重量%とを均一に混合し(この場合、モグサ粉末、炭素質物粉末及び結合剤の配合量は、これらの3種成分基準であり、助燃剤及び水酸化ナトリウムの配合量はこれら3種成分の合計量に対する割合である)、この混合物に所定量の水を添加して攪拌・混練せしめ、得られた混練物を押出し成形した後に乾燥することを特徴とする温灸器用固形モグサ成形体の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、温灸器に使用するのに適した固形モグサ成形体及びその製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、モグサは火付きが良く、柔らかい熱を発生して長時間にわたってゆっくりと燃焼することから、灸や温灸器などの熱源として利用されている。このモグサは、ヨモギを原料として製造されるものであるが、近年ヨモギの採取量が減少の一途を辿っており、高価になっているので、ほとんど輸入物に頼っているのが現状である。 【0003】 また、ヨモギ自体が綿状のものであるために嵩張ることから、1回の使用量が比較的多い温灸器に用いる場合には、モグサを紙円筒や紙容器に押圧して詰め込み、これを温灸器用熱源としているのが実情である。しかし、温灸器で必要とされる熱量を全てモグサでまかなうことは、不経済であるため、もぐさに添加物を加えて用いることが多い。さらに、モグサは上記したように綿状であるため、その成型性が悪いので、固形化が困難である。 【0004】 しかも、使用時にモグサの燃焼に伴って発生する煙が室内に充満し、モグサ特有の臭気は、使用者のみならず周囲にいる者にも不快感を覚えさせるという問題もある。 【0005】 上記温灸器とは、温灸器容器内にいわゆる罨法末を配置し、その上に点火した固形モグサ成形体を載置して使用する間接灸の一種であり、モグサ成型体の燃焼で発生した熱流が罨法末を透過し、湿温熱として長時間にわたり身体内へ浸透し、種々の作用をもたらすものである。この罨法末は、通常、にがり塩、ニンニク末、薬草類等を成分とする粉末からなっている。 【0006】 また、炭素質物粉末に助燃剤を添加し、これを棒状に固形化した懐炉灰が知られているが、この場合でも、燃焼時に炭素質物粉末や助燃剤から臭気を発生するばかりでなく、燃焼により発生する熱が高く、温灸器用熱源としては妥当でないという問題がある。 【0007】 さらに、固形モグサについて、臭気や煙をできるだけ少なくしようとする試みが種々なされており、例えば、乾燥した植物の葉を粉末状にした後に燻じょう処理し、植物の繊維成分を残して半炭化状にし、完全炭化させずに繊維の弾力性が残っている状態にした無煙無臭もぐさが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、このような完全炭化していないもぐさのみからなるもぐさは、温灸器用の熱源として使用するには、燃焼温度や燃焼時間等の点で不都合である。 【特許文献1】特公平7−11970号公報(特許請求の範囲、段落0009) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明の課題は、上述の従来技術の問題点を解決することにあり、燃焼温度や燃焼時間等の点から温灸器に使用するのに適した固形モグサ成形体及びその製造方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の温灸器用固形モグサ成形体は、成形体基準でモグサ粉末6〜30重量%、好ましくは10〜25重量%、炭素質物粉末90〜60重量%、好ましくは85〜65重量%及び結合剤4〜10重量%、好ましくは5〜10重量%を含むことを特徴とする。モグサ粉末が6重量%未満であると燃焼熱が高くなり過ぎて温灸器用としては好ましくなく、また、30重量%を超えるとモグサ成形体を製造する際に行う押出し成形の際に成形性が悪くなると共に火持ちも悪くなり、コストも高くなる。炭素質物粉末が90重量%を超えると燃焼熱が高くなり過ぎて温灸器用としては好ましくなく、60重量%未満であると成形性が悪くなる。結合剤が4%未満であると結合剤としての役目を果たせなくなり、10重量%を超えると製品が堅くなり過ぎて、火の進み具合が悪くなり、立ち消えする場合もある。 【0010】 前記モグサ成形体において、成形体基準で、さらに助燃剤を0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%添加・含有せしめても良い。 【0011】 本発明の温灸器用固形モグサ成形体の製造方法は、成形体基準でモグサ粉末6〜30重量%、好ましくは10〜25重量%と、炭素質物粉末90〜60重量%、好ましくは85〜65重量%と、結合剤4〜10重量%、好ましくは5〜10重量%とに所定量の水を添加して混練し、これを成形した後に乾燥することを特徴とする。 【0012】 前記製造方法において、成形体基準で、さらに助燃剤を0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%添加して混練せしめても良い。 【0013】 本発明の温灸器用固形モグサ成形体の製造方法はまた、モグサ粉末6〜30重量%、好ましくは10〜25重量%に炭素質物粉末90〜60重量%、好ましくは85〜65重量%を添加して混和し、得られた混合物に対して、所定量の水に結合剤4〜10重量%、好ましくは5〜10重量%及び水酸化ナトリウム0.05〜0.5重量%を溶解した水溶液に助燃剤0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%を添加(この場合、モグサ粉末、炭素質物粉末及び結合剤の配合量は、これらの3種成分基準であり、水酸化ナトリウム及び助燃剤の配合量はこれら3種成分の合計量に対する割合である)してなる配合液を添加して混練し、かくして得られた混練物を押出し成形した後に乾燥することを特徴とする。 【0014】 本発明の温灸器用固形モグサ成形体の製造方法はさらに、助燃剤0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%及び水酸化ナトリウム0.05〜0.5重量%を含む水溶液を炭素質物粉末90〜60重量%、好ましくは85〜65重量%に対して添加し、粉砕混合して、混合物を調製し、かくして得られた混合物と、モグサ粉末6〜30重量%、好ましくは10〜25重量%と、結合剤4〜10重量%、好ましくは5〜10重量%とを均一に混合し(この場合、モグサ粉末、炭素質物粉末及び結合剤の配合量は、これらの3種成分基準であり、助燃剤及び水酸化ナトリウムの配合量はこれら3種成分の合計量に対する割合である)、この混合物に所定量の水を添加して攪拌・混練せしめ、得られた混練物を押出し成形した後に乾燥することを特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 本発明によれば、温灸器用に適した燃焼温度や燃焼時間を満足する固形モグサ成形体を提供できると共に、この成形体を簡易なプロセスで製造できるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 本発明の最良の実施の形態によれば、成形体基準でモグサ粉末10〜25重量%、炭素質物粉末85〜65重量%及び結合剤5〜10重量%を含む温灸器用固形モグサ成形体が提供される。 【0017】 このモグサ粉末としては、例えば、次のようにして調製された粉末を用いることが好都合である。 【0018】 自然乾燥のヨモギを所定の温度(例えば、60±5℃)で、所定の時間(例えば、6〜20時間)乾燥処理し、乾燥したヨモギの葉を粉砕機にて粉砕し、長通し機にてモグサ原料を採取するが、この際に副産物としてモグサ粉末が得られる。本発明で用いるためには、このモグサ粉末を再度粉砕機にて粉砕し、粒度を調製して所定の粒度のモグサ(例えば、100〜200メッシュ程度)粉末を得る。 【0019】 本発明によれば、燃焼温度や燃焼時間等の観点から、上記モグサ成形体に、所望量の助燃剤等の配合剤を含ませことが、温灸器に用いるためには好都合である。 【0020】 この場合、助燃剤としては、通常使用される酸化剤の薬剤であれば特に制限はないが、例えば、鉛糖(酢酸鉛)、硝石(硝酸カリウム)、過塩素酸カリウム等が好ましい。これに添加するアルカリとしては、水酸化ナトリウムを使用することができる。 【0021】 本発明で用いることができる炭素質物としては、植物を完全炭化したいわゆる炭であって、なるべくカリウム成分が多い燃焼しやすい(火付きの良い)炭が良く、例えば松炭、杉炭、竹炭、麻炭、桐炭等を挙げることができる。 【0022】 本発明の固形モグサ成形体は、モグサ粉末、炭素質物粉末及び結合剤粉末を、それぞれ、所定の割合で用いて、例えば次のようにして製造される。 【0023】 所定粒度のモグサ粉末に所定粒度(例えば、50〜200メッシュ程度)の炭素質物粉末を添加し、これに結合剤粉末を添加して捏和機内で混和して配合物を調製した後、この配合物に対して所定量の水を加えてさらに混練する。この押出し成形するのに適した固さを有する混練物を所望口径のスクリュウ式押出機等の押出機を用いて押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断する。切断した成形体を所定の温度(例えば、約80℃程度)で所定の時間(例えば、5〜7時間)乾燥して、目的とする温灸器用固形モグサ成形体を得る。 【0024】 この場合、使用する水の量は、押出し成形の際に、形の崩れがない程度の量であると共に、後工程の乾燥工程で成形体にひび割れなどの欠陥が生じない程度の量であれば良く、適宜選択すればよい。 【0025】 モグサは本来火付きが良く立ち消えしにくいので、モグサ粉末の配合量が多いときには、助燃剤を添加しなくても良いこともある。しかし、モグサ粉末に原料ヨモギの茎その他の夾雑物が混入している粗製粉末を配合する場合には、助燃剤を添加して燃焼作用を助けてることが好ましい。 【0026】 この場合の助燃剤を配合する製造方法としては、例えば、モグサ粉末、炭素質物粉末、結合剤、助燃剤を、それぞれ、所定の割合で用いる。まず、モグサ粉末に所定の粒度炭素質物粉末を添加し、捏和機内で混和して混合物Aを調製する。また、この混合物A基準で所定量の結合剤及び水酸化ナトリウムを溶解した水溶液に、酢酸鉛や硝酸カリウム等の助燃剤を添加して混和して結合剤と助燃剤との混合物Bを調製する。 【0027】 次いで、上記混合物Aに上記混合物Bを添加して、充分に混練する。かくして得られた混練物を所望口径のスクリュウ式押出機等の押出機を用いて押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断擂する。切断した成形体を所定の温度で乾燥して、目的とする温灸器用成形体を得る。 【0028】 また、本発明の固形モグサ成形体は、次のような製造方法でも得られる。 【0029】 薬品攪拌機等の溶解槽に入れた熱湯中に所定量の助燃剤を投入して溶解せしめ、完全に溶解した後、水酸化ナトリウム等のアルカリを投入溶解して、薬品溶解液を調製する。次いで、混合粉砕器に投入した所定量の炭素質物粉末に薬品溶解液を添加し、所定の時間粉砕混合して、混合物を調製する。この場合、モグサは本来火付きが良く立ち消えしにくいので、モグサ粉末の配合量が多いときには、助燃剤を添加しなくても良いこともある。しかし、モグサ粉末に原料ヨモギの茎その他の夾雑物が混入している粗製粉末を配合する場合には、助燃剤を添加して燃焼作用を助けることが好ましい。 【0030】 次いで、上記のようにして得られた混合物とモグサ粉末と結合剤と水とを所定の割合で混練し、これを押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断し、70〜100℃付近にて乾燥して、固形モグサ成形体を得る。 【0031】 この場合、モグサ粉末としては、モグサ原料を擂潰機にかけて押し潰し、粉砕して粉末としても良いし、また、上記したようにモグサの製造中に生じる廃粉を用いても良い。また、結合剤としては、モグサ粉末と炭素質物とを均一に結合でき、また、後工程の押出し成形が不具合なくできるものであれば良く、例えばCMC(カルボキシメチルセルロース)、デキストリン、デンプン等の糊剤を使用することができる。 【0032】 上記で用いるモグサ粉末及び炭素質物粉末の粒度は、特に制限はなく、得られるモグサ成形体の燃焼熱と燃焼速度(火持ち)との関係で、適宜選択すれば良い。例えば、200〜220メッシュパス程度が特に好ましい。 【0033】 本発明によれば、上記したように、モグサ粉末と炭素質物粉末とを主原料とし、これらを所定の割合で配合し、されに所望により結合剤を配合し、成形して成形体を得ているが、この成形体中には、これら原料が均一に相互に分散し緻密な固形モグサ成形体となっているので、この成形体を温灸器用の熱源として使用する場合、嵩張って火持ちの良くないモグサと、燃焼時焦熱感があって立ち消えし易い炭素質物との両者の欠点が取り除かれるという利点がある。そのため、火付きが良くて立ち消えせず、柔らかい火力で燃焼するモグサと、比較的高い火力で燃焼する安価な炭素質物との、それぞれの優れた特性を併せ持った成形体となり、温灸器内において、適度の火力で火持ちが良く、煙がほとんど発生せず、しかも均一に燃焼することができる。 【0034】 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。 【実施例1】 【0035】 モグサ粉末、松炭粉末及びCMC粉末を、それぞれ、25、70及び5重量%の割合で用いた。 【0036】 まず、夾雑物の少ないモグサ粉末に200メッシュパスの松炭粉末を添加し、これにCMC粉末を添加して捏和機内で混和して配合物を調製した後、この配合物に対して52重量%の水を加えてさらに混練した。この混練物を所望口径のスクリュウ式押出機を用いて押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断した。切断した成形体を約80℃で5時間乾燥し、包装して温灸器用固形モグサ製品とした。 【0037】 この固形モグサ製品は、燃焼温度及び燃焼時間等の点から、温灸器に適用するのに好都合であった。 【実施例2】 【0038】 モグサ粉末、杉炭粉末、麻炭粉末、デキストリン、酢酸鉛、硝酸カリウム及び水酸化ナトリウムを、それぞれ、24.2、45.0、25.0、5.0、0.5、0.2、及び0.1重量%の割合で用いた。 【0039】 まず、夾雑物の少ないモグサ粉末に220メッシュパスの杉炭粉末及び麻炭粉末を添加し、捏和機内で混和して混合物を調製した。また、この混合物基準で50重量%の水にデキストリン及び水酸化ナトリウムを溶解した溶液に、酢酸鉛及び硝酸カリウムを添加して混和して結合剤と助燃剤との配合液を調製した。 【0040】 次いで、上記混合物に上記配合液を添加して、充分に混練した。かくして得られた混練物を所望口径のスクリュウ式押出機を用いて押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断した。切断した成形体を約80℃で5時間乾燥し、包装して温灸器用固形モグサ製品とした。 【0041】 この固形モグサ製品は、燃焼温度及び燃焼時間等の点から、温灸器に適用するのに好都合であった。 【実施例3】 【0042】 まず、麻炭40kgを混合粉砕機に計量投入した。一方、薬品攪拌機に入れた熱湯24kg中に酢酸鉛0.245kg及び硝酸カリウム0.245kgを投入して溶解せしめた。完全に溶解した後、水酸化ナトリウム0.05kg投入して溶解せしめて、溶液を調製した。 【0043】 次いで、混合粉砕器に投入した麻炭に上記溶液を添加し、30分間粉砕混合して、混合物を調製した。 【0044】 かくして得られた混合物16kg、モグサ粉末2.2kg及びCMC0.8kgを捏ね機内に投入し、均一になるように約2分攪拌した。これに水約10kgを投入し、約3〜5分間攪拌して混練せしめた。この混練物を所望口径のスクリュウ式押出機を用いて押出し成形した後、カッター機を用いて所定の寸法に切断した。切断した成形体を約80℃で5時間乾燥し、包装して温灸器用固形モグサ製品とした。 【0045】 かくして得られた固形モグサ製品中のモグサ粉末、麻炭及び結合剤の割合は、水分を除いた場合、それぞれ、16.75重量%、76.13重量%及び6.10重量%であり、酢酸鉛:0.465重量%、硝酸カリウム:0.465重量%、水酸化ナトリウム:0.09重量%であった。 【0046】 この固形モグサ製品は、燃焼温度及び燃焼時間等の点から、温灸器に適用するのに好都合であった。 【0047】 さらに、上記実施例1〜3記載の方法にしたがって、以下の表1に示す配合にて温灸器用固形モグサ成形体を製造した。表1には上記実施例1〜3の配合データも併せて記載する。表1中の総合評価は、得られた固形モグサ成形体を温灸器に適用して、その燃焼温度及び燃焼速度の観点から相対的に評価したものである。評価において、◎は温灸器に使用するのに特に適していたものであり、○は温灸器に充分使用でき、実用上問題がないものであり、そして△は温灸器に使用するにはやや実用上問題がある場合があるものである。 (表1)
【0048】 上記実施例1〜11より、成形体基準で、モグサ粉末は、6〜30重量%、好ましくは10〜25重量%、炭素質物粉末は、90〜60重量%、好ましくは85〜65重量%、また、結合剤は、4〜10重量%、好ましくは5〜10重量%であれば所期の目的を達成することができる。また、成形体基準で、さらに助燃剤を0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.0重量%添加・含有せしめ、水酸化ナトリウムを0.05〜0.5重量%添加・含有せしめれば効果が良いことが分かる。 【産業上の利用可能性】 【0049】 本発明によれば、適度の燃焼熱を有し、火持ちも長く、さらに成型性にも優れた、安価な温灸器用に適した固形モグサ成形体を簡易な製造方法で提供できるので、本発明は施灸の分野で利用できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】503353678 【氏名又は名称】株式会社三晴社
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| 【出願日】 |
平成18年7月5日(2006.7.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】110000305 【氏名又は名称】特許業務法人エクシオ
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| 【公開番号】 |
特開2008−12031(P2008−12031A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2006−185475(P2006−185475) |
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