| 【発明の名称】 |
病院用椅子におけるヘッドレスト |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 正夫
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| 【要約】 |
【課題】逆三角形状のヘッドレストの場合において、上下逆転させて使用することを可能とする病院用椅子を提供する。
【構成】中央部に縦長の方形の凹部を設けると共に、該凹部の底部に後記連結体の挿入孔を設けてなる基枠の前部にクッション材をカバー体で被覆してヘッドレスト本体とする。ヘッドレスト支持アーム2の先端部の連結体に一対の円板19、20を固着する。ばね受け軸17に取り付けたばね18をもって円板の中心点が該ばね受け軸17から離間する方向に後記円板を押圧附勢してなる方形の芯板14を前記基枠の凹部に嵌入して固定する。芯板14を挟んで一対の円板を基枠の凹部内に設けると共にこれら一対の円板間にこれらと一体的に長方形の位置決め板21を設ける。位置決め板21の下端が芯板14の位置決め板受容孔に連成した位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分内に嵌入し、位置が保持される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 硬質材をもって逆三角形状に成形し、前面下部寄りの中央部に縦長の方形の凹部を設けると共に、該凹部の底部に後記連結体の挿入孔を設けてなる基枠の前部にクッション材を取着し、該クッション材をカバー体で被覆してなるヘッドレスト本体と、ヘッドレスト支持アームの先端部に取着される連結体と、前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部に嵌入して固定する、中央部に、後記位置決め板が回転し得る大きさを有する円形又は鐙形をなし且つ上部に後記位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分を連成した位置決め板受容孔を設けると共に、下部中央にばね受け軸を設け、該ばね受け軸に取り付けたばねをもって後記円板の中心点が該ばね受け軸から離間する方向に後記円板を押圧附勢してなる方形の芯板と、前記連結体に固着し、前記芯板を挟むようにして前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部内に設けられる一対の円板と、前記一対の円板間にこれらと一体的に設けると共に軸線が縦方向となるようにして前記芯板の位置決め板受容孔内に受容させる長方形の位置決め板とからなる病院用椅子におけるヘッドレスト。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、耳鼻科医院等の病院用椅子におけるヘッドレストに関し、更に詳細には上下逆転させて使用することを可能となしたヘッドレストに係わる。 【背景技術】 【0002】 耳鼻科医院等の病院用椅子は、背もたれにヘッドレスト支持アームを介してヘッドレストを取り付けている。そして、このヘッドレスト支持アームは、ヘッドレストをその高さ方向や前後方向に自由に位置決めすることができるように構成されている。 【0003】 また、ヘッドレストはその形態において逆三角形状のものが一般的であり、且つまたサイズも大人の頭部のサイズに合わせている。このため患者の体格によっては頭部の保持が不安定となり、施術の能率が上がらない場合がある。 【0004】 即ち、患者が大人等で体格のよい場合には、後頭部が大きいからヘッドレストの上部側のサイズにフィットし、安定して保持することができるが、小児や大人でも老人や小柄な女性の如き体格のよくない人の場合には、後頭部が小さいから、ヘッドレストに頭をつけてもぐらぐらして安定しない。このため、能率よく施術をすることができない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、上下逆転させて使用することを可能となして、患者の体格を問わず、あらゆる患者に対して頭部を安定して保持することができるようになしたヘッドレストを提供せんとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 而して、本発明の要旨とするところは、硬質材をもって逆三角形状に成形し、前面下部寄りの中央部に縦長の方形の凹部を設けると共に、該凹部の底部に後記連結体の挿入孔を設けてなる基枠の前部にクッション材を取着し、該クッション材をカバー体で被覆してなるヘッドレスト本体と、ヘッドレスト支持アームの先端部に取着される連結体と、前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部に嵌入して固定する、中央部に、後記位置決め板が回転し得る大きさを有する円形又は鐙形をなし且つ上部に後記位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分を連成した位置決め板受容孔を設けると共に、下部中央にばね受け軸を設け、該ばね受け軸に取り付けたばねをもって後記円板の中心点が該ばね受け軸から離間する方向に後記円板を押圧附勢してなる方形の芯板と、前記連結体に固着し、前記芯板を挟むようにして前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部内に設けられる一対の円板と、前記一対の円板間にこれらと一体的に設けると共に軸線が縦方向となるようにして前記芯板の位置決め板受容孔内に受容させる長方形の位置決め板とからなる病院用椅子におけるヘッドレストにある。 【発明の効果】 【0007】 本発明は、上記の如き構成であるから、上下逆転させて使用することが可能となるものである。したがって、患者の体格を問わず、あらゆる患者に対して頭部を安定して保持することができるものである。即ち、小児等の如き頭部の小さい患者の場合にあっては、上下逆転させて下側の狭まった部分で後頭部を受けるようにすることができ、もって従来よりも一段と施術の能率を向上させることができるものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明を実施するための最良の形態は、硬質材をもって逆三角形状に成形し、前面下部寄りの中央部に縦長の方形の凹部を設けると共に、該凹部の底部に後記連結体の挿入孔を設けてなる基枠の前部にクッション材を取着し、該クッション材をカバー体で被覆してなるヘッドレスト本体と、ヘッドレスト支持アームの先端部に取着される連結体と、前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部に嵌入して固定する、中央部に、後記位置決め板が回転し得る大きさを有する円形又は鐙形をなし且つ上部に後記位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分を連成した位置決め板受容孔を設けると共に、下部中央にばね受け軸を設け、該ばね受け軸に取り付けたばねをもって後記円板の中心点が該ばね受け軸から離間する方向に後記円板を押圧附勢してなる方形の芯板と、前記連結体に固着し、前記芯板を挟むようにして前記ヘッドレスト本体における基枠の凹部内に設けられる一対の円板と、前記一対の円板間にこれらと一体的に設けると共に軸線が縦方向となるようにして前記芯板の位置決め板受容孔内に受容させる長方形の位置決め板とをもって構成することにある。 【実施例】 【0009】 以下、本発明の実施例について説明する。 図1は本発明の通常の使用状態の一部切欠して示した斜視図、図2はクッション材及びカバー体を省略して示した中央縦断側面図、図3は回転機構部分の斜視図、図4は回転機構部分の内面側から看た図、図5はクッション材及びカバー体を省略して示したヘッドレスト本体の内面側から看た図、図6は図5中A−A線断面図、図7は図5中B−B線断面図、図8は芯板及び一対の円板と位置決め板の正面図、図9乃至図13は本発明の作用説明図、図14は本発明の上下逆転させた状態の斜視図である。 【0010】 図中、1は耳鼻科医院等の病院用椅子における背もたれ、2は該背もたれ1に取り付けられるヘッドレスト支持アームである。また、該支持アーム2は、その先端に取り付けるヘッドレストをその高さ方向や前後方向に自由に位置決めすることができるように構成されている。 【0011】 3は前記支持アーム2の先端に取り付けるヘッドレストである。そして、該ヘッドレスト3は、次の如き構成要素をもって構成されている。 【0012】 4はヘッドレスト3の構成要素であるヘッドレスト本体であり、硬質材をもって逆三角形状に成形し、前面下部寄りの中央部に縦長の方形の凹部5を設けると共に、該凹部5の底部に後記連結体の挿入孔6を設けてなる基枠7の前部にクッション材8を取着し、該クッション材8をレザーシート等からなるカバー体9で被覆してなるものである。また、10、10は基枠7の凹部5における底部に設けた、後記芯板固定用ねじの螺合孔である。 【0013】 11は前記ヘッドレスト支持アーム2の先端部に取着される連結体である。また、該連結体11は、角柱状をなし、後部側中央を所要の幅及び深さに抉り、平行する部分に、ヘッドレスト支持アーム2の連結ピン2a、2aが嵌合する孔12、12を縦方向に並べて設け、更に抉った部分11aの底部から前端面に通ずるねじ挿通孔13、13を縦方向に並べて設けている。 【0014】 14は前記基枠7の凹部5に嵌入して固定する方形の金属製芯板であり、上下の両端部に固定用ねじの挿入用切欠部14a、14aを設けている。また、該芯板14は、固定用ねじ15、15をもって脱落しないように固定している。また、該芯板14は、中央部に、後記位置決め板が回転し得る大きさを有する円形又は鐙形をなし且つ上部に後記位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分16aを連成した位置決め板受容孔16を設けると共に、下部中央にばね受け軸17を設け、該ばね受け軸17に取り付けた二又状に折曲したばね18をもって後記円板の中心点が該ばね受け軸17から離間する方向に後記円板を押圧附勢している。尚、位置決め板受容孔16に連成した位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分16aは奥に丸味をつけている。 【0015】 19、20は一対の金属製円板であり、前記連結体11の前端面に固着し、前記芯板14を挟むようにして前記基枠7の凹部5内に設けられている。 【0016】 21は前記一対の円板19、20間にこれらと一体的に設けられると共に軸線が縦方向になるようにして前記芯板14の位置決め板受容孔16内に受容させる金属製位置決め板である。また、該位置決め板21は、長方形をなし、且つその上下端部には丸味をつけている。そして、該位置決め板21と前記一対の円板19、20とは、前記連結体11に設けたねじ挿通孔13、13から挿通したねじ22、22をもって一体化した状態で連結体11に固着されている。 【0017】 次に、上記実施例の作用について説明する。 図1に示した通常の使用状態にあっては、図9に示す如く、位置決め板21の上端部が芯板14の位置決め板受容孔16に連成した位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分16a内に嵌入している。そして、ヘッドレストを上下逆転させようとするときには、先ずヘッドレスト本体4を一旦上側に持ち上げてずらす。これにより図10に示す如く、位置決め板21の上端が、これが嵌入していた部分16aから外れる。次にヘッドレスト本体4を左右いずれかの方向に回す。このときの状態は図11に示す通りである。そしてヘッドレスト本体4が完全に上下逆転して、ヘッドレスト本体4の下側が上部に位置したら力を抜く。図12はヘッドレスト本体4が上下逆転した位置における芯板14と位置決め板21の位置関係を示し、この状態においてヘッドレスト本体4から力を抜くと、ばね18の作用によって該ヘッドレスト本体4が上側に押し上げられ、もって図13に示す如く、位置決め板21の下端が芯板14の位置決め板受容孔16に連成した位置決め板の上端と下端のいずれかが嵌入する部分16a内に嵌入し、位置が保持されるものである。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明の通常の使用状態の一部切欠して示した斜視図である。 【図2】クッション材及びカバー体を省略して示した中央縦断側面図である。 【図3】回転機構部分の斜視図である。 【図4】回転機構部分の内側から看た図である。 【図5】クッション材及びカバー体を省略して示したヘッドレスト本体の内面側から看た図である。 【図6】図5中A−A線断面図である。 【図7】図5中B−B線断面図である。 【図8】芯板及び一対の円板と位置決め板の正面図である。 【図9】本発明の作用説明図であり、ヘッドレスト本体が通常の使用状態にあるときの芯板と位置決め板の位置関係を示すものである。 【図10】本発明の作用説明図であり、ヘッドレスト本体を一旦上側に持ち上げたときの状態における芯板と位置決め板の位置関係を示すものである。 【図11】本発明の作用説明図であり、ヘッドレスト本体を左方向に回したときの状態における芯板と位置決め板の位置関係を示すものである。 【図12】本発明の作用説明図であり、ヘッドレスト本体を完全に上下逆転させたときの状態における芯板と位置決め板の位置関係を示すものである。 【図13】本発明の作用説明図であり、ヘッドレスト本体が完全に上下逆転し、位置決めされたときの状態における芯板と位置決め板の位置関係を示すものである。 【図14】本発明の上下逆転させた状態の斜視図である。 【符号の説明】 【0019】 1 背もたれ 2 ヘッドレスト支持アーム 3 ヘッドレスト 4 ヘッドレスト本体 5 凹部 6 連結体の挿入孔 7 基枠 8 クッション材 9 カバー体 11 連結体 14 芯板 15、15 固定用ねじ 16 位置決め板受容孔 17 ばね受け軸 18 ばね 19、20 一対の円板 21 位置決め板
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| 【出願人】 |
【識別番号】392010164 【氏名又は名称】有限会社京浜医科工業所
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| 【出願日】 |
平成18年9月15日(2006.9.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073324 【弁理士】 【氏名又は名称】杉山 一夫
【識別番号】100134898 【弁理士】 【氏名又は名称】岩田 克子
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| 【公開番号】 |
特開2008−67999(P2008−67999A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−251107(P2006−251107) |
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