| 【発明の名称】 |
折りたたみ式車いす |
| 【発明者】 |
【氏名】光野 有次
【氏名】内藤 孝雄
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| 【要約】 |
【課題】折りたたみ式車いすの、車体剛性を高めて、駆動時に車体が歪むことを防止する。
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 折りたたみ式車いすの車体剛性を向上するために、線状構造材で構成したフレーム付別体座面の、座面後部に突き出したフレームを、車体側のフレームに設けた保持部に挿入固定し、別体座面の座面前部下側に横断したフレームを車体クロスメンバーに乗せると共に、車体クロスメンバーには、座面が前方に移動することを防止するストッパーを設けたことを特徴とする、折りたたみ式車いす。 【請求項2】 座面後部に突き出したフレームを挿入するための、車体フレームに設けた保持部の位置は、背もたれより後ろ側にあることを特徴とする、請求項1の折りたたみ式車いす。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、おもに高齢者や身体障害者が使用する、折りたたみ式車いすに関するものである。 【背景技術】 【0002】 一般的に折りたたみ式車いすは、乗員が手で駆動するときに車体が歪み、駆動力をロスするため、乗員が疲労しやすい。また、介助者が押す場合、片側のハンドルで押すと車体がねじれるため直進しにくい問題がある。車いすの車体剛性を向上することで、車体の歪みを防止できるため、駆動力のロスが減少するとともに、介助者も片側のハンドルで押すことができるようになる。長時間の乗車による疲労軽減対策として、従来案に、走行中の振動を軽減する提案がある。 【特許文献1】特開2004−242895 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 解決しようとする課題は、車いす乗員の疲労を軽減するために、車体剛性を高めることを課題とする。即ち、路面状態が良くても駆動輪を操作するときに、車体が歪んだ分駆動力をロスし、乗員が疲労しやすくなる不具合を改善するために、車体剛性を高めることである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、折りたたみ式の車いすの車体とは別体にしたフレーム付座面の座面左右両側後部にフレームを突き出し、車体フレームに設けた保持部に挿入固定する。一方、座面前部は座面フレーム前部下側に横断したフレームを車体クロスメンバーに乗せ、着座することで座面に掛かる体重が車体フレームと車体クロスメンバーを固定し、剛性を高めることを主要な特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 車いす駆動時の車体変形が大幅に減少するため、車体の歪みに使われていた無駄な力がなくなる。また、介助者が乗員と並んで片側のハンドルで押しても歪まないため、直進性が確保される。即ち、乗員が独力で駆動する場合の疲労が軽減するとともに、介助者がいる場合の並列歩行ができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以上説明したように、折りたたみ式車いすは軽量であることが重要であり、駆動時に歪まない車体剛性の確保ができる本案は、折りたたみ式車いすに実施することで最良の効果を発揮する。 【実施例】 【0007】 図1は、従来の折りたたみ式車いすの上面図である。図2は従来の折りたたみ式車いすの座面部の乗員の体重による荷重配分説明図である。1が座面で車体クロスメンバー5に張ってある。乗員の体重は車体クロスメンバー5に掛かり、車体クロスメンバー5は乗員の体重を車体フレーム4の後部受け金3と、前部受け金2に分散して受け、体重によって車体クロスメンバーと車体フレームは一体になっている。車体フレーム4への受け金部3と2の荷重配分は、図2に示すように、後部受け金部3が約6/7、前部受け金部2が約1/7と前部の荷重が少なく、前部受け金部の固定力が弱いため、車体は剛性不足になり、駆動時に歪みやすく駆動力のロスとなる。 【0008】 図3は、本発明の実施例の図で、折りたたみ式車いすの上面図である、図4は、本発明の実施例の座面部拡大図である。図5は本発明の座面部の乗員の体重による荷重配分説明図である。図3、図4及び図5において11はフレーム付座面で車体フレームとは別体で、取り外しできる。11の座面の後部フレーム12は座面より後方に突き出しており、車体フレーム14に設けた保持部15に前方から挿入する。保持部15は、少なくともバックレストフレーム20より後ろ側の車体フレーム部に設けてある。一方11の座面の前部フレーム13は下側に露出し、車体クロスメンバー16のストッパー17に乗せる、17は11の座面が前方に移動しないためのストッパーである。16の車体クロスメンバーは、車体フレーム前部車体クロスメンバー受け18と、車体フレーム後部車体クロスメンバー受け19に、フレーム付座面11によって乗員の体重で固定される。車体フレーム14の保持部15と車体フレーム前部クロスメンバー受け金部18の荷重配分は、11のフレーム付座面後部フレーム12と、車体フレーム後部座面保持部15とは挿入により固定されているため、受け金部15に約2/3、後部受け金19への荷重はほとんど掛からず、前部受け金部18に、体重の約1/3が掛かることになり、車体クロスメンバーは車体フレームに強く押し付けられ、車体全体の剛性を高める。 【0009】 本発明は、フレーム付座面の後部で車体フレームと一体化し、前部を乗員の体重で車体フレームと車体クロスメンバーを上側から押さえることで固定され、車いす全体の剛性が上がり、車体の歪みが少なくなるため、駆動力の殆どを推進力にすることができ、長時間の乗車でも疲れにくくなる。 【産業上の利用可能性】 【0010】 以上説明したように、本発明は折りたたみ式車いすの座面をフレーム付とし、座面に剛性をもたせ、車体とは別体にし、座面後部をバックレストより後方で車体に組み込み、座面前部を車体クロスメンバーに乗せ、乗員が着座することによって、車いす全体の剛性を確保する。従来の折りたたみ式車いすに比較して駆動時に発生する車体歪みを大幅に少なくできるため、駆動力のロスが少なく、乗員の疲労を軽減できる本案は、座面フレーム材のわずかな重量増加で、大幅な車体剛性の向上が図れ、駆動効率の向上と優れた直進性を有する手動折りたたみ式車いすはもちろん、電動折りたたみ式車いすへの提供もできる。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】従来の折りたたみ式車いすの上面説明図である。 【図2】従来の折りたたみ式車いすの体重による車体クロスメンバー部荷重説明図である。 【図3】本発明の折りたたみ式車いすの上面説明図である。 【図4】本発明の折りたたみ式車いすの座面部拡大説明図である。(実施例) 【図5】本発明の折りたたみ式車いすの体重による車体クロスメンバー部荷重説明図である。 【符号の説明】 【0012】 1 座面シート 2 車体フレーム前部クロスメンバー受け金 3 車体フレーム後部クロスメンバー受け金 4 車体フレーム 5 車体クロスメンバー 11 フレーム付座面 12 フレーム付座面後部フレーム 13 フレーム付座面前部フレーム 14 車体フレーム 15 車体フレーム後部座面保持部 16 車体クロスメンバー 17 車体クロスメンバー前部ストッパー 18 車体フレーム前部クロスメンバー受け金 19 車体フレーム後部クロスメンバー受け金 20 バックレストフレーム
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| 【出願人】 |
【識別番号】504354726 【氏名又は名称】パンテーラ・ジャパン株式会社 【識別番号】000113997 【氏名又は名称】株式会社アクリテック
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| 【出願日】 |
平成18年8月11日(2006.8.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】000113997 【氏名又は名称】株式会社アクリテック
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| 【公開番号】 |
特開2008−43381(P2008−43381A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−219080(P2006−219080) |
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