| 【発明の名称】 |
ナースコール子機 |
| 【発明者】 |
【氏名】海野 剛靖
【氏名】清水 紀明
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| 【要約】 |
【課題】ナースコール子機がベッド上にどのように置かれていても、患者が容易かつ確実に呼出操作を行えるようにする。
【構成】ナースコール子機10の筐体の異なる面に、同機能の第1の操作部12および第2の操作部13を設けるとともに、筐体の内部に傾斜センサ14を設け、筐体の傾きが所定の角度範囲内であれば、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効とし、所定の角度範囲外であれば上向きになっている第1の操作部12または第2の操作部13を有効とすることにより、ナースコール子機10がどのように置かれていても患者が操作し易くなるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 呼び出しの操作を行うための操作部を備えたナースコール子機であって、 上記ナースコール子機の筐体の異なる面に、同機能の上記操作部を2つ以上設けたことを特徴とするナースコール子機。 【請求項2】 上記筐体の傾斜角度を検出する傾斜センサと、 上記傾斜センサにて上記筐体が基準となる状態から所定の角度範囲内で傾いていることを検出した場合は上記2つ以上の操作部の全てを有効とし、上記傾斜センサにて上記筐体の傾きが上記所定の角度範囲以外であることを検出した場合は上記2つ以上の操作部のいずれかを有効とする操作制御部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のナースコール子機。 【請求項3】 上記2つ以上の操作部に対してそれぞれ対応づけて設けられた2つ以上の照度センサと、 上記2つ以上の照度センサにおいて検出したそれぞれの値をもとに、上記2つ以上の操作部のうち、いずれの操作部を有効にするかを決定する操作制御部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のナースコール子機。 【請求項4】 上記操作制御部は、上記2つ以上の照度センサにて検出したそれぞれの値のうち少なくとも2値間に一定以上の差があるとき、所定値以上の値を検出した照度センサと対応する上記操作部を有効とすることを特徴とする請求項3に記載のナースコール子機。 【請求項5】 上記操作制御部は、上記2つ以上の照度センサにて検出したそれぞれの値に一定値以上の差がないときには、上記2つ以上の操作部の全てを有効とすることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のナースコール子機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ナースコール子機に関し、特に、呼出ボタンの押下によって、患者が看護師への呼出操作を行うことができるように成されたナースコール子機に用いて好適なものである。 【背景技術】 【0002】 一般に、病院や介護施設などでは、ナースコールシステムが用いられている。ナースコールシステムは、病院の患者が看護師のサポートを必要とする際、または介護施設の被介護者が介護師のサポートを必要とする際に、患者や被介護者(以下、単に「患者」と言う)が呼出ボタン等を押下することによって看護師や介護師(以下、単に「看護師」と言う)を呼び出すことができるように成されたシステムである。 【0003】 多くのナースコールシステムは、ベッドサイドやトイレ、浴室などに設置するナースコール子機と、ナースセンタに設置するナースコール親機と、病室や介護室等の各部屋の入口付近に設置する廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とを備えて構成されている。最近では、看護師が携帯するPHS(Personal Handy phone System)端末とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを組み合わせたナースコールシステムも提供されている。 【0004】 上述のナースコールシステムにおいては、呼出ボタンをナースコール子機の筐体の表面に設け、ナースコール子機をベッドの上に置いたときに、表面に配置された呼出ボタンが上を向くようにすることで、患者が呼出ボタンを操作し易いようにしてある(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平10−165376号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、ナースコール子機の呼出ボタンが配置されている側が下向きとなった状態でベッドに置かれてしまうと、患者は呼出ボタンを容易に操作することができなくなってしまうという問題があった。 【0006】 本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール子機がベッド上にどのように置かれていても、患者が容易かつ確実に呼出操作を行えるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 上述した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機の筐体の異なる面に、同機能の操作部を2つ以上備えるようにしている。 【発明の効果】 【0008】 上記のように構成した本発明によれば、ナースコール子機の何れかの面が下を向いていても、他の面が下を向かないので、患者は、他の面に設けている操作部にて呼出操作を行うことができ、ナースコール子機がどのように置かれていても、看護師への呼出を容易かつ確実に行うことができるようになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 (第1の実施形態) 以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるナースコール子機10の外観例を示す図である。なお、ここでは病院に設置されるナースコール子機10を例にとって説明するが、本実施形態のナースコール子機10は、病院に設置されるものに限定されない。例えば、介護施設等に設置される場合にも適用可能である。 【0010】 図1において、10はナースコール子機であり、例えば、患者のベッドサイドに設置された壁埋込形子機にケーブル11を介して接続され、ベッド上に置いて使用される。ナースコール子機10の筐体は、例えば、図1で示すように、直角柱の形状をしている。そして、筐体の一の底面に第1の操作部12を備えており、この第1の操作部12により看護師に対する呼出の操作をすることができる。また、第1の操作部12と反対側の底面には、第1の操作部12と同機能の第2の操作部13(図1中には図示せず)が設けられている。すなわち、図1に示す第1の操作部12と同様の構成を、図1中の裏面でも有している。 【0011】 図2は、第1の実施形態のナースコール子機10の構成例を示す説明図である。図2において、傾斜センサ14は、ナースコール子機10の筐体内部に設けられる。ここで、傾斜センサ14は公知の傾斜センサで構成され、ナースコール子機10の傾斜角度を検出する。この傾斜センサ14では±180度の測定が可能である。傾斜センサ14の検出角度の範囲は、±180度の間で設計により適宜変更することができる。 【0012】 図3は、傾斜センサ14で計測する傾斜角度の説明図である。図3に示すように、例えば、第1の操作部12がベッドの表面に接して隠れるようにナースコール子機10が置かれている状態を基準状態(傾斜センサ14の角度0度)とする。そして、図3(a)に示すように、基準状態から、ナースコール子機10の長手方向と直交する面のベッドの表面と接している一辺を軸として回転したとき、その傾斜角を検出することができるようになっている。また、図3(b)に示すように、ナースコール子機10の長手方向と平行する面のベッドの表面と接している一辺を軸として回転したとき、その傾斜角を検出することができるようになっている。 【0013】 操作制御部15は、傾斜センサ14で測定された値をもとに、第1の操作部12および第2の操作部13の有効無効を制御する。例えば、ナースコール子機10が、第1の操作部12が下向きになりベッドに置かれている基準状態から、図3で示す所定の角度範囲内(±30度〜±150度)で傾いた状態で立てかけられていたり、吊り下げられたりしているときには、操作制御部15は、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効とする。 【0014】 また、ナースコール子機10が所定の角度範囲以外(0度〜±30度,±150度〜±180度)の状態で置かれているときには、ベッドの表面とナースコール子機10とが形成する隙間に指を入れて第1の操作部12または第2の操作部13の操作をすることができない。このため、0度〜±30度のときには指を入れて操作しにくい第1の操作部12を無効とし、操作のしやすい第2の操作部13を有効とする。また、±150度〜±180度のときには、指を入れて操作しにくい第2の操作部13を無効とし、操作のしやすい第1の操作部12を有効とする。 【0015】 次に、第1の実施形態によるナースコール子機10の動作について説明する。図4は、第1の実施形態のナースコール子機10の動作例を示すフローチャートである。図4において、ナースコール子機10の筐体内部に設けられている傾斜センサ14は、筐体が基準状態から何度傾いているか検出する(ステップS1)。このとき、操作制御部15は、傾斜センサ14にて検出された角度が所定の角度範囲内(±30度〜±150度)であるか否か判断する(ステップS2)。ここで、検出された角度が所定の角度範囲内(±30度〜±150度)であると操作制御部15にて判断した場合(ステップS2にてYes)、操作制御部15は、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効とする(ステップS3)。 【0016】 一方、傾斜センサ14で検出された角度が所定の角度範囲(±30度〜±150度)以外であると操作制御部15にて判断した場合には(ステップS2にてNo)、操作制御部15は、検出された角度が30度未満(−150度〜−180度)であるか否か判断する(ステップS4)。ここで、検出された角度が30度未満であると操作制御部15にて判断した場合には(ステップS4にてYes)、操作制御部15は、第2の操作部13のみを有効とし(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。一方、検出された角度が30度未満ではなかったと操作制御部15にて判断した場合(150度〜180度である場合)には(ステップS4にてNo)、操作制御部15は、第1の操作部12のみを有効とし(ステップS6)、ステップS1の処理に戻る。 【0017】 以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、ナースコール子機10の筐体の異なる面に、同機能の第1の操作部12および第2の操作部13を設けたので、例えば、第1の操作部12を設けた一の面が下向きとなった場合でも、他の面に設けた第2の操作部13にて呼出操作をすることができる。このため、ナースコール子機10がどのように置かれていても、患者は看護師への呼出を容易かつ確実に行うことができるようになる。 【0018】 また、ベッドの表面とナースコール子機10とが形成する隙間が、指が入らなくて操作できない程度の小さい角度となった場合には、小さい角度を形成している面の操作部が無効とされ、ベッドの表面との間で大きな角度を形成している面に設けられた操作部が有効となる。このため、例えば、下向きになった操作部がベッド上の突起や異物などに接触することで、誤って呼出操作がされてしまうことを防ぐことができる。 【0019】 また、第1の実施形態では、ナースコール子機10が立てかけられていたり、吊り下げられたりしていて、筐体が所定の角度範囲内となったときには、操作制御部15は第1の操作部12および第2の制御部13の両方を有効とする。このため、患者は第1の操作部12および第2の操作部13の両方で呼出操作を行うことができ、より使い勝手がよくなる。また、指が入る程度の隙間(所定の角度)があれば第1の操作部12および第2の操作部13の両方が有効になるようにしたので、患者はベッドに横になった状態でも指を入れて呼出操作ができる。 【0020】 (第2の実施形態) 次に、本発明による第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態におけるナースコール子機20の外観例を示す図である。なお、この図5において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。 【0021】 図5において、21は第1の操作部12の近傍に設けられた第1の受光孔である。この第1の受光孔21は、ナースコール子機20の筐体の中へ光を取り入れるために設けられている。ナースコール子機20の筐体の内部には、第1の照度センサ22(図5中には図示せず)が設けられており、第1の受光孔21から取り入れた光によって、第1の操作部12を設けた側の一の面が受ける光の照度を計測することができるようになっている。 【0022】 また、第1の操作部12と反対側の面には、第1の実施形態と同様に、第1の操作部12と同機能の第2の操作部13(図5中には図示せず)が設けられていて、その第2の操作部13の近傍には第2の受光孔23(同上)が設けられている。すなわち、図5に示す第1の操作部12や第1の受光孔21と同様の構成を、図5中の裏面でも有している。第2の受光孔23から取り入れた光の照度は、筐体内部に設けた第2の照度センサ24(同上)で計測することができる。 【0023】 第1の操作部12には、第1の照度センサ22が対応づけられており、第2の操作部13には、第2の照度センサ24が対応づけられている。すなわち、第1の照度センサ22で計測した照度は、第1の操作部12が設けられた一の面の照度を計測したこととなる。また、第2の照度センサ24で計測した照度は、第2の操作部13が設けられた他の面の照度を計測したこととなる。 【0024】 図6は、第2の実施形態のナースコール子機20の構成例を示す説明図である。図6において、25は操作制御部であり、第1の操作部12および第2の操作部13の有効無効を制御する。例えば、操作制御部25は、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24で測定した照度値をもとに、第1の操作部12および第2の操作部13のうち、何れを有効にするかを決定する。 【0025】 例えば、操作制御部25は、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24にて検出される照度値に、一定以上の差(例えば、50〜75ルクス)があるかを判断する。ここで、照度値に一定以上の差が生じている場合として、次のような状況が考えられる。例えば、昼にナースコール子機20の第1の操作部12,第2の操作部13のうち一方がベッドの表面と接するように置かれている場合である。ベッドの表面と接する面には光があたらないため、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24で計測される照度値間に差がでるものと考えられる。 【0026】 ところで、第1の操作部12,第2の操作部13のうち一方とベッドの表面とが接するように置かれている場合には、ベッドの表面と接している方の操作部が突起や異物などに接触することにより、誤って呼出を行ってしまう可能性がある。これを防止するために、照度値に一定以上の差がある場合には、ベッドと接する側の操作部を無効とする。具体的には、照度値に一定以上の差があるときには、操作制御部25は、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24で検出された照度がそれぞれ所定値(例えば、300ルクス)以上であるか否かを判断する。ここで、所定値以上の照度が検出された側は光を受けている面、すなわちベッドと接していない面と考えられる。一方、照度が所定値未満である場合には、ベッドと接している側と考えられる。そこで、操作制御部25は、所定値以上の値を検出した第1の照度センサ22または第2の照度センサ24と対応する第1の操作部12または第2の操作部13を有効とし、照度が所定値未満の場合は無効とする。 【0027】 また、照度値に一定以上の差がない場合としては、次のような状況が考えられる。例えば、昼にナースコール子機20が立てかけられている場合や、吊り下げられている場合である。このとき、第1の操作部12および第2の操作部13が設けられている面が受ける光の照度値には、あまり差がでないものと考えられる。また、患者がナースコール子機20を手にもって空中で操作する場合も、第1の操作部12および第2の操作部13が設けられている面が受ける光の照度値にはあまり差が生じないものと考えられる。 【0028】 また、照度値に一定以上の差がない場合の他の例として、夜間が考えられる。夜間の場合には、第1の操作部12および第2の操作部13が設けられている面の両方に光があたらないため、ナースコール子機20が立てかけられている場合や、吊り下げられている場合、患者の手にもたれて空中で操作される場合、照度値に差がでないものと考えられる。このように、照度値に差が生じないときには、操作制御部25にて、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効にする。 【0029】 なお、夜間は、第1の操作部12,第2の操作部13を設けた一の面がベッドの表面と接するように置かれている場合においても、照度値に差がでないものと考えられる。昼に、第1の操作部12,第2の操作部13が突起や異物などに接触することにより誤って呼出を行ってしまうリスクよりも、夜間、呼出操作をしたつもりが下向きの操作部が有効でないために呼出しが行われないリスクの方が大きいことを考慮し、第1の操作部12,第2の操作部13のうち一方とベッドの表面とが接するように置かれる状態の場合であっても、照度値に差が生じないときには、操作制御部25にて、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効にする。つまり、第1の操作部12,第2の操作部13のうち一方とベッドの表面とが接するように置かれる状態においては、昼は突起や異物などとの接触による誤操作の防止を考慮するように働き、夜間は患者の呼出操作を優先するように働く。 【0030】 次に、第2の実施形態のナースコール子機20の動作について説明する。図7は、第2の実施形態のナースコール子機20の動作例を示すフローチャートである。図7において、ナースコール子機20の筐体内部に設けられている第1の照度センサ22は、第1の受光孔21から取り入れた光の照度を検出する(ステップS21)。また、第2の照度センサ24は、第2の受光孔23から取り入れた光の照度を検出する(ステップS22)。ここで、操作制御部25は、第1の照度センサ22と第2の照度センサ24とで検出した照度値に、一定以上の差があるか否か判断する(ステップS23)。 【0031】 検出した両照度値に一定以上の差がないと判断した場合には(ステップS23にてNo)、操作制御部25は、第1の操作部12および第2の操作部13の両方を有効とし(ステップS24)、ステップS21の処理に戻る。一方、検出した両照度値に一定以上の差があると判断した場合には(ステップS23にてYes)、操作制御部25は、第1の照度センサ22で検出された照度値が所定値以上を示しているか判断する(ステップS25)。ここで、第1の照度センサ22で検出された照度値が所定値以上を示していた場合には(ステップS25にてYes)、操作制御部25は、第1の操作部12を有効とする(ステップS26)。一方、第1の照度センサ22で検出された照度値が所定値未満であった場合には(ステップS25にてNo)、操作制御部25は、第1の操作部12を有効にしない。 【0032】 第1の照度センサ22で検出された照度値が所定値未満であった場合、もしくは、第1の照度センサ22で検出された照度値が所定値以上であり、第1の操作部12を有効にした後は、操作制御部25は、第2の照度センサ22で検出された照度値が所定値以上を示しているか判断する(ステップS27)。ここで、第2の照度センサ24で検出された照度値が所定値以上を示していた場合(ステップS27にてYes)、操作制御部25は、第2の操作部13を有効とし(ステップS28)、ステップS21の処理に戻る。また、第2の照度センサ24で検出された照度値が所定値未満であった場合には(ステップS27にてNo)、第2の操作部13を有効にすることなくステップS21の処理に戻る。 【0033】 以上詳しく説明したように、第2の実施形態でも、ナースコール子機20の筐体の異なる面に、同機能の第1の操作部12および第2の操作部13を設けたことで、例えば、第1の操作部12を設けた一の面が下向きとなった場合でも、他の面に設けた第2の操作部13にて呼出操作をすることができるため、ナースコール子機20がどのように置かれていても、患者は看護師への呼出を容易かつ確実に行うことができるようになる。 【0034】 また、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24を設けることで、昼間であってナースコール子機20がベッドに置かれている状態のときに、ベッドの表面と接している面に設けられている操作部を無効とすることができ、例えば、ベッド上の突起や異物などに操作部が接触することで、誤って呼出操作がされてしまうことを防ぐことができる。 【0035】 さらに、ナースコール子機20が吊り下げられている場合や立てかけられている場合等、第1の操作部12および第2の操作部13の両方に光が当たる状況では、両方の操作部が有効になるため患者は両側から呼出操作することが可能となり、さらに使い勝手がよくなる。 【0036】 さらに、第1の実施形態のように、傾斜センサ14を用いた場合、ナースコール子機10を手にもった状態で操作しようとすると、ナースコール子機10の傾斜が所定角度範囲以外になることがある。この場合、下向きの操作部が無効となり、呼出操作をすることができなくなる。これに対して、第2の実施形態によれば、患者が寝ながらナースコール子機20を持って空中で操作するような、第1の照度センサ22と第2の照度センサ24との間の照度値に差があまりでない場合には、第1の操作部12および第2の操作部13の両方が有効となるので、傾斜センサ14を用いる場合の上述の不都合を回避できる。 【0037】 なお、上記第1の実施形態および第2の実施形態では、ナースコール子機10,20の筐体の形状を直角柱として説明したが、これに限られるものではない。例えば、三角柱や三角錐等の多角形の柱状または錐状であってもよい。また、第1の操作部12および第2の操作部13を筐体の反対側の面に設ける旨説明したが、これに限られるものではない。例えば、異なる面であれば筐体の直交する面に設けてもよい。 【0038】 また、第1の操作部12および第2の操作部13の2つの操作部を設ける旨説明したが、3つ以上設けるようにしてもよい。これにより、ナースコール子機10およびナースコール子機20がどのように置かれていても、さらに呼出操作がし易くなる。例えば、第1の操作部12および第2の操作部13が筐体の反対側の面に設けられている例について説明したが、これらの面と直交する面に第3の操作部を設けてもよい。 【0039】 例えば、このように構成したナースコール子機が図3(a)に示す方向へ90度回転した場合に、ベッドの表面と接する面に第3の操作部が設けられているときには、傾斜センサ14で検出された角度に90度を加えた角度、または検出された傾斜角度と90度とを180度から引いたものを、第3の操作部が設けられている面の傾斜角度とすればよい。また、ナースコール子機が図3(a)に示す方向へ90度回転した場合に、ベッドの表面と接しない面に第3の操作部が設けられているときには、所定の角度範囲内であるか否かにかかわらず、第3の操作部は有効となるようにする。また、第3の操作部に対応する傾斜センサを別途設けるようにし、その傾斜センサで検出された角度を用いて第3の操作部の有効無効を判断してもよい。 【0040】 また、照度センサを用いる場合には、第3の操作部と対応する第3の照度センサをさらに設け、他の照度センサにて検出したそれぞれの値と比較して、どちらの値とも一定以上の差がないときには、第3の操作部も有効にするようにすればよい。また、少なくともどちらか一方の照度値との間に一定以上の差があるときには、照度値が所定値以上であるかを判断し、所定値以上であれば第3の操作部を有効とすればよい。 【0041】 また、上記第1の実施形態および第2の実施形態では、傾斜センサ14,第1の照度センサ22および第2の照度センサ24をそれぞれ単独で使用する例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、傾斜センサ14、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24を組み合わせて使用することも可能である。 【0042】 また、傾斜センサ14,第1の照度センサ22および第2の照度センサ24を設けずに構成してもよい。このように構成しても、ナースコール子機の筐体の異なる面に2つ以上の操作部を設けるようにしているので、少なくとも、ナースコール子機の何れかが下を向いていても、他の面に設けている操作部にて操作することができるようになるという効果が得られる。 【0043】 さらに、第2の実施形態においては、ステップS23にて照度値に一定以上の差があるか否か判断する旨説明したが、この判断を省略することも可能である。この場合でも、少なくとも、ベッドの表面と接する面に設けられた操作部は無効となるため、ベッド上の突起や異物などと操作部との接触による誤操作を防止することができるという効果が得られる。この場合において、ステップS25,ステップS27における判定基準としている所定値をゼロ、または、限りなくゼロに近い照度値としてもよい。通常、夜間でも多少の照度は検出されるものと考えられる。したがって、ゼロまたは限りなくゼロに近い所定値以上の照度値が検出された場合には、その照度値を検出した照度センサと対応する操作部は有効になる。一方、検出された照度値が所定値未満のときは、ナースコール子機がベッドの表面と接するように置かれ、ベッドの表面に接している側の照度値がほぼゼロになるものと考えられる。この場合、昼夜にかかわらず、ベッドの表面と接する面に設けられた操作部は無効となる。これにより、ベッド上の突起や異物などと操作部との接触による誤操作を防止することができるという効果が得られる。 【0044】 また、第1の照度センサ22および第2の照度センサ24で計測した照度値のうち、低い照度値を検出した照度センサと対応する第1の操作部12または第2の操作部13を無効とするようにしてもよい。このようにすれば、夜間であってもベッドと接する面に設けられた操作部を無効とすることができる。 【0045】 その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。 【図面の簡単な説明】 【0046】 【図1】第1の実施形態によるナースコール子機の外観例を示す図である。 【図2】第1の実施形態のナースコール子機の構成例を示す説明図である。 【図3】傾斜センサで計測する角度の説明図である。 【図4】第1の実施形態のナースコール子機の動作例を示すフローチャートである。 【図5】第2の実施形態によるナースコール子機の外観例を示す図である。 【図6】第2の実施形態のナースコール子機の構成例を示す説明図である。 【図7】第2の実施形態のナースコール子機の動作例を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0047】 10 ナースコール子機 11 ケーブル 12 第1の操作部 13 第2の操作部 14 傾斜センサ 15 操作制御部 20 ナースコール子機 21 第1の受光孔 22 第1の照度センサ 23 第2の受光孔 24 第2の照度センサ 25 操作制御部
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| 【出願人】 |
【識別番号】591253593 【氏名又は名称】株式会社ケアコム
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| 【出願日】 |
平成18年7月13日(2006.7.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100105784 【弁理士】 【氏名又は名称】橘 和之
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| 【公開番号】 |
特開2008−18037(P2008−18037A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−192380(P2006−192380) |
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