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【発明の名称】 レンズ送出システム
【発明者】 【氏名】ソン トゥルング トラン

【要約】 【課題】二つの折り畳み機構を有するレンズ送出システムを提供する。

【構成】第一機構は、眼内レンズ安定化リングを折り畳むように構成され、かつ第二機構は眼内レンズ送りシステムを折り畳むように設計されている。多構成要素眼内レンズのレンズ部30は、レンズ折り畳み台24内に設置されかつ輸送ロック18上にストッパによって、レンズ折り畳み台24上にレンズ折り畳み台蓋34を折り畳むことにより固定される。蓋34は、留め金38により折り畳んだ位置において適所に保持される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イ)多構成要素眼内レンズの構成要素を受ける寸法および形状を有する第一台および第二台を有する本体、
ロ)第一台および第二台をそれぞれ被覆する第一蓋および第二蓋、
ハ)ノズル部が取外し自在の蓋を有する、前記本体の先端上のノズル、
ニ)第一台に連結されかつ第一台内で往復運動するように構成されたリングプッシャ、
ホ)第二台に連結されたプランジャ、および
ヘ)前記リングプッシャの運動を阻止するための取外し自在の輸送ロックを含む、眼内レンズ送出システム。
【請求項2】
前記リングプッシャは前記プランジャの運動を阻止するタブを含む、請求項1の眼内レンズ送出システム。
【請求項3】
前記プランジャはガイド棒を更に含む、請求項1の眼内レンズ送出システム。
【請求項4】
前記本体を受ける切欠きを有するハンドピースを更に含む、請求項1の眼内レンズ送出システム。
【請求項5】
前記ハンドピースは、前記本体が前記ハンドピースの切欠き内に設置されるときに前記プランジャの運動を可能にするバンパを更に含む、請求項4の眼内レンズ送出システム。
【請求項6】
前記本体を受けるためのプランジャ棒および切欠きを有するハンドピースを更に含む、請求項3の眼内レンズ送出システム。
【請求項7】
前記プランジャ棒は、前記本体が前記切欠き内に設置されかつ前記プランジャ棒が前記ハンドピースへ前進するときに、前記ガイド棒へ伸長する、請求項6の眼内レンズ送出システム。
【請求項8】
イ)多構成要素眼内レンズの構成要素を受ける寸法および形状を有する第一台および第二台を有する本体、
ロ)第一台および第二台をそれぞれ被覆する第一蓋および第二蓋、
ハ)ノズル部が取外し自在の蓋を有する、前記本体の先端上のノズル、
ニ)タブを含みかつ第一台に連結されかつ第一台内で往復運動するように構成されたリングプッシャ、
ホ)第二台に連結されたガイド棒を有するプランジャ、および
ヘ)前記リングプッシャの運動を阻止するための取外し自在の輸送ロックを含む、眼内レンズ送出システム。
【請求項9】
前記本体を受ける切欠きを有するハンドピースを更に含む、請求項8の眼内レンズ送出システム。
【請求項10】
前記ハンドピースは、前記本体が前記ハンドピースの切欠き内に設置されるときに前記プランジャの運動を可能にするバンパを更に含む、請求項9の眼内レンズ送出システム。
【請求項11】
前記本体を受けるためのプランジャ棒および切欠きを有するハンドピースを更に含む、請求項8の眼内レンズ送出システム。
【請求項12】
前記プランジャ棒は、前記本体が前記切欠き内に設置されかつ前記プランジャ棒が前記ハンドピースへ前進するときに、前記ガイド棒へ伸長する、請求項11の眼内レンズ送出システム。
【請求項13】
前記輸送ロックは第二台内に収容された眼内レンズシステムのレンズ部の移動の阻止を補助するためのストッパを有する、請求項8の眼内レンズ送出システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は眼内レンズ(IOLs)、更に具体的には目の中へIOLsを導入するために使用する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最も簡単な用語として人間の目は、角膜と呼ばれる透明な外部を介して光を透過しかつ屈折し、かつ水晶体により目の後部で網膜上に結像することにより視界を提供する作用をする。結像の質は、目の寸法、形状および長さを含む多くのファクタ、および角膜および水晶体の形状および透明度に依存する。
【0003】
外傷、年齢、または病気に起因して水晶体の透明度が低下すると、網膜に透過される光の減少により視力は衰える。目の水晶体のかかる欠陥は、医学的に白内障として知られている。この状態の処置は、水晶体の外科的除去、および人工水晶体またはIOLの移植である。
【0004】
初期IOLsは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の硬質プラスチックで形成されているが、シリコーン、軟質アクリル樹脂、およびハイドロゲルから形成された軟質の折り畳み可能IOLsはソフトレンズを折り畳みまたは巻回して小さい切開へ挿入できる能力から広く普及している。レンズを巻くまたは折り畳む幾つかの方法が採用されている。一普及方法は、レンズを折り畳み、かつ通常はフソトチッププランジャにより、レンズを目へ押し込むことのできる比較的小さい直径の管孔を有する導入器カートリッジを使用する。最も一般的に使用されている導入器カートリッジの設計は、USP4681102(Bartell)に図解され、かつ長手方向に蝶番留めされた分割カートリッジを含む。同様設計がUSP5494484および5499987(feingold)、5616148および5620450(Eagles他)に図解されている。USP4681102の請求項を回避するために、幾つかのソリッドカートリッジが研究された。例えばUSP5275604(Rheinish他)および56523715(Reich他)を参照。
【0005】
それらの装置は、唯一片または複数の単位レンズを移植するように設計されている。現在開発中のIOLは、分離レンズおよび安定化リングを有する一つのレンズシステム等多構成要素レンズを含む。レンズとリングの両構成要素はカプセル状バッグ内に移植されかつそのシステムを完全にするために組立てられなければならない。従来技術による導入カートリッジは、多構成要素レンズシステムの構成要素の全部をカプセル状バッグ内へ導入することはできない。
【0006】
従って、多構成要素レンズシステムの構成要素の全部をカプセル状バッグ内へ導入することのできるレンズ送出システムに対するニーズが依然として存在している。
【発明の開示】
【0007】
[発明の概要]
本発明は、二つの折り畳み機構を有するレンズ送出システムを提供することにより従来技術を改善する。第一機構は、眼内レンズ安定化リングを折り畳むように構成され、かつ第二機構は眼内レンズを折り畳むように設計されている。
【0008】
従って、本発明の課題は、保存、輸送、および付加的装置の使用無しにレンズを目へ送出するのに適したレンズ送出システムを提供することにある。
【0009】
本発明の他の課題は、軟質アクリル材料から形成されたレンズを折り畳むのに適したレンズ送出システムを提供することにある。
【0010】
本発明の他の課題は、二つの折り畳み機構を有するレンズ送出システムを提供することにある。
【0011】
本発明の他の課題、特徴および利点は、添付図面、図面に関する次の説明、および特許請求の範囲の記載を参照することにより理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1を参照すると、本発明のレンズ送出システム10は、概ねカートリッジケース12、リングプッシャ14、プランジャ16、および輸送ロック(shipping lock)18を含む。カートリッジケース12は、概ね、先端ノズル20、開放リング折り畳み台22、および開放レンズ折り畳み台24を含む。多構成要素眼内レンズのリング部26はリング折り畳み台22内に設置され、かつリングプッシャ14によりそしてリング台蓋28をリング折り畳み台22上に折り畳み、かつ留め金36により蓋28を所定位置に保持することにより固定し、それにより図3に示されたようにリング部26をリング折り畳み台22内に収容する。多構成要素眼内レンズのレンズ部30は、レンズ折り畳み台24内に設置されかつ輸送ロック18上にストッパ32によって、図3に示されたように、レンズ折り畳み台24上にレンズ折り畳み台蓋34を折り畳むことにより固定される。蓋34は、留め金38により折り畳んだ位置において適所に保持される。
【0013】
ノズル20は、好適には、内側が中空であり、リング部26およびレンズ部30の比較的小さい(例えば2ミリまたはそれ未満のオーダー)切開への挿入に適した寸法を有する。粘着弾性材料のリング折り畳み台22およびレンズ折り畳み台24へ、そしてリング部26およびレンズ部30のまわりへの導入を可能にするために、蓋28および34はそれぞれポート40および42を有してよい。
【0014】
図5および6に最良に示されたように、ハンドピース(handpiece)100は、管状体102、プッシャ棒104、およびフィンガリング106で概ね構成されるレンズ送出システム10の一部として使用される。図6に示されたように、管状体102の先端は、例えばケース12上の係止タブ(locking tab)50の使用により、ケース12を受けかつ確実に保持する寸法および形状で形成された切欠き部110を有する。先端108は、更に、バンパ112を含み、バンパ112は後述の機能を有する。プランジャ棒104はフィンガリング106を押すことにより管状体102内で往復する。プランジャ棒104は、触覚フィードバックを提供するためにバネ(図示せず)上で管状体102内に取付けられてよい。
【0015】
使用時に、輸送ロック18およびプランジャ16は、図1および2に示された方法で本体12上に設置される。リング部26およびレンズ部30は図2に示されたように本体12内に設置され、かつ図3に示されたように蓋28および34が閉鎖される。輸送ロック18は運搬中のリングプッシャ14の移動を阻止し、かつリングプッシャ14上のタブ60はプランジャ16の前方移動を阻止する。ストッパ32およびプランジャガイド棒70は運搬時のレンズ部30の移動を防止する。使用準備時には、輸送ロック18は取り外され、かつリングプッシャ14が、図4に示されたように、内方へ付勢され、かつ留め金19により所定位置に係止される。リングプッシャ14のかかる移動は、リング部26を折り曲げまたは折り畳み、リング部26のノズル22へのフイットを可能にする。かかる運動は、更に、タブ60内の切欠き62とプランジャ16を整合させ、プランジャ16の前方移動を可能にする。粘着弾性材料はポート40および42から導入される。本体12は、図8に示されたように、ハンドピース100の先端108の切欠き部110内に設置される。かかる設置によりプランジャ棒16はバンパ112と接触しかつそれにより僅かに前方へ押される。かかる運動が、レンズ部30を僅かに前方へ押し、レンズ部30の折り畳みを開始する。プランジャ棒104はガイド棒によって前進しかつ誘導されてレンズ部30と接触する。プランジャ棒104の続く移動はレンズ部30を本体12の内孔80へ付勢し、圧縮リング部26と接触させかつリング部26を押し、続いてレンズ部30を連続的にノズル22の外へ押し出す。
【0016】
本発明の一定の実施形態について説明したが、上記説明は図解を目的としている。上述のシステムおよび方法に基づく種々の改変、変更、改良が本発明の範囲および精神から逸脱することなく採用できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】開放位置で示された本発明のレンズ送出システムの分解斜視図である。
【図2】開放位置で示された本発明のレンズ送出システムの斜視図である。
【図3】レンズを折り畳む態勢の、閉鎖位置で示された本発明のレンズ送出システムの斜視図である。
【図4】閉鎖位置で示された本発明のレンズ送出システムの斜視図であり、前または遠位折り畳み機構が眼内レンズシステムの安定化リング部を既に折り畳んだ状態を示す。
【図5】本発明のレンズ送出システムに使用されるハンドピースの側立面図である。
【図6】図5の円6で取ったハンドピースの先端の拡大立面図である。
【図7】本発明のレンズ送出システムに使用できるハンドピースの斜視図である。
【図8】図5のハンドピースの先端へ挿入された本発明のレンズ送出システムの拡大斜視図である。
【出願人】 【識別番号】501381505
【氏名又は名称】アルコン マニュファクチャリング,リミティド
【出願日】 平成19年8月14日(2007.8.14)
【代理人】 【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤

【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一

【識別番号】100102819
【弁理士】
【氏名又は名称】島田 哲郎

【識別番号】100090309
【弁理士】
【氏名又は名称】今枝 久美


【公開番号】 特開2008−68071(P2008−68071A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2007−211367(P2007−211367)