| 【発明の名称】 |
吸収性物品の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】和田 隆男
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| 【要約】 |
【課題】簡単な製造工程により、材料の無駄を低減する吸収性物品の製造方法を提供する。
【構成】本体2の両側部から延出するウイング部3とを備えた吸収性物品の製造方法であって、トップシート4を供給する工程と、吸収体6を所定間隔で供給する工程と、バックシート5を供給する工程と、吸収体6をトップシート4とバックシート6とで挟み込んだ状態で物品の外形形状に沿って接合および切断する工程とを含み、バックシート5が幅の狭い第1バックシート片5aと幅の広い第2バックシート片5bとが交互に配置して形成され、ウイング部3が第2バックシート片5bの幅方向両側部に位置して形成するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートとの間に配置される吸収体とを有する本体と、この本体の両側部から延出するウイング部とを備えた吸収性物品の製造方法であって、前記トップシートを供給する工程と、吸収体を供給する工程と、前記バックシートを供給する工程と、前記吸収体をトップシートとバックシートとで挟み込んだ状態で物品の外形形状に沿って接合および切断する工程とを含み、前記バックシートが第1バックシート片とこの第1のバックシート片よりも幅の広い第2バックシート片とを交互に配置して形成され、前記ウイング部が前記第2バックシート片の幅方向両側部に位置して形成するようにした吸収性物品の製造方法。 【請求項2】 前記第2バックシート片の少なくとも前記ウイング部が形成される部分には補強シートが積層される請求項1記載の吸収性物品の製造方法。 【請求項3】 前記補強シートは疎水性または撥水性の不織布である請求項2記載の吸収性物品の製造方法。 【請求項4】 隣り合う前記第1バックシート片と第2バックシート片とは液密に接着される請求項1乃至3記載の吸収性物品の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、生理用ナプキンや失禁用尿パッド等の吸収性物品の製造方法に関する。 【背景技術】 【0002】 生理用ナプキン等の吸収性物品において、吸収性物品を下着のクロッチ部に取り付けるために、吸収性物品の側縁部にウイング部を形成したものが知られている。ウイング部を下着のクロッチ部の下側に接着することで、吸収性物品を安定して装着することが可能となる。 【0003】 このようなウイング部が形成された吸収性物品を製造する方法として、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体を挟み込んで積層体を形成し、この積層体を吸収性物品の外形形状に沿って切り出すようにしたものが知られている。(特許文献1) 【0004】 また、吸収性物品の本体とウイング部とを別体とし、本体の両側縁にウイング部を接合するようにしたものも知られている。(特許文献2) 【特許文献1】特開2001−145659号 【特許文献2】特開平6−47072号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 前記特許文献1に開示される製造方法では、本体とウイング部とを積層体から切り出すようにしているため、積層体の幅をウイング部を含めた吸収性物品の幅以上に形成する必要がある。したがって、吸収性物品を切り出した残りの積層体は不要なトリムとして廃棄することとなってしまい、材料の無駄が多くなる。 【0006】 また、前記特許文献2に開示される製造方法では、本体とウイング部とを別部材で形成し、これらを接合するようにしているので、不要なトリムの発生は少なくなるものの、ウイング部の形成や接合等により製造工程が複雑になるといった問題を有する。 【0007】 本発明の目的は、材料の無駄を少なくし、簡単な製造工程で吸収性物品を製造できる製造方法を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 前記課題を解決するために、本発明の吸収性物品の製造方法は液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートとバックシートとの間に配置される吸収体とを有する本体と、この本体の両側部から延出するウイング部とを備えた吸収性物品の製造方法であって、前記トップシートを供給する工程と、吸収体を供給する工程と、前記バックシートを供給する工程と、前記吸収体をトップシートとバックシートとで挟み込んだ状態で物品の外形形状に沿って接合および切断する工程とを含み、前記バックシートが第1バックシート片とこの第1のバックシート片よりも幅の広い第2バックシート片とを交互に配置して形成され、前記ウイング部が前記第2バックシート片の幅方向両側部に位置して形成するようにした吸収性物品の製造方法である。 【0009】 本発明によれば、ウイング部を形成する部分のみバックシートの幅を広くすることができるので、材料の無駄を少なくし、簡単な工程で吸収性物品を製造することができる。 【0010】 本発明の吸収性物品の製造方法においては、前記第2バックシート片の少なくとも前記ウイング部が形成される部分には補強シートが積層されることが好ましい。 本態様によれば、材料の無駄を少なくしたまま、ウイング部の強度を向上することができる。 【0011】 本発明の吸収性物品の製造方法においては、前記補強シートは疎水性または撥水性の不織布であることが好ましい。 本態様によれば、ウイング部からの体液の横漏れを防止できる。 【0012】 本発明の吸収性物品の製造方法においては、隣り合う前記第1バックシート片と第2バックシート片とは液密に接着されることが好ましい。 本態様によれば、第1バックシート片と第2バックシート片との間から吸収体に吸収された体液が漏れ出すことがない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきではない。本発明の範囲は請求の範囲のみによって定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。 【0014】 実施例: 以下、本発明の実施例が図面にしたがって説明される。 【0015】 図1(a)〜(c)は本発明の製造方法により製造される吸収性物品であるナプキン1を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面、図1(c)は図1(a)のB−B断面図を示す。 【0016】 ナプキン1は本体部2と一対のウイング部3有している。本体部2は、全体として略長方形を呈しており、装着者の肌面側にトップシート4、衣服側にバックシート5が配置され、トップシート4とバックシート5との間には吸収体6が配置されている。 【0017】 トップシート4は液透過性の不織布で形成され、吸収体6の表面を覆っている。吸収体はフラッフパルプやエアレイド不織布で形成されるが、吸水性の高分子ポリマーが含まれていてもよい。装着者から排出された経血等の体液は、トップシート4を通して吸収体6に吸収される。 【0018】 トップシート4と吸収体6との間には拡散シート7が配置されていてもよい。拡散シート7は親水化処理された不織布により形成され、これによりトップシート4側から流入した体液が吸収体6の表面上に広がり、吸収体6に速やかに吸収される。 【0019】 吸収体6とバックシート5との間にはキャリアシート8が配置されていてもよい。キャリアシート8は、ティッシュあるいは不織布により形成される。このキャリアシート8はナプキン1の製造工程において連続したウエブ状であり、吸収体6が載置されることで吸収体6を搬送する。 【0020】 バックシート5はポリエチレン等の液不透過性の材料により形成される。バックシート5はナプキン1の長手方向両側に配置される第1バックシート片5aと、第1バックシート片5aよりも幅が広く、ナプキン1の長手方向中央に配置される第2バックシート片5bとを液密に接合することにより構成されている。 【0021】 第2バックシート片5bはナプキン本体2の側縁から延出する幅を有しており、この延出部により一対のウイング部3を形成している。このウイング部3を折り返して下着のクロッチ部外面側に装着することで、ナプキン1は安定した装着状態をえることができる。 【0022】 ウイング部3の装着者側の面には撥水性または疎水性の不織布等で形成される補強シート9が貼着されていてもよい。これにより、ウイング部3の強度を高めることができ、装着時にウイング部3が破損することを防止することができる。 さらに、バックシート5はフィルム状であるため、下着への装着時に取り扱いが容易ではないが、補強シート9が積層されることにより、ウイング部3にある程度の剛性を持たせることができ、下着への取り付けが容易となる。 また、補強シート9は撥水性または疎水性であるため、ウイング部3からの体液の横漏れを防止することができる。 【0023】 なお、トップシート4の肌面側には一対の立体カフ10,10が設けられていてもよい。立体カフ10,10は撥水性または疎水性の不織布で形成され、ナプキン1の長手方向に沿って取り付けられる。立体カフ10,10は装着時、装着者の肌側に立ち上がることで、体液の横漏れを防止する。 【0024】 ナプキン1はトップシート4、バックシート5、吸収体6が積層された状態で、その外形形状に沿ったシール部11でヒートシール等によりその全周がシール(接合)されている。 【0025】 本体2およびウイング部3のバックシート5の衣類側面には、図示しないが、粘着層が設けられる。これにより、ナプキン1が下着のクロッチ部内面側に取り付けられる。 【0026】 次にナプキン1の製造方法について説明する。 【0027】 まず、図2に示されるように、矩形を呈した第1バックシート片5aが供給され、製造工程の流れ方向Xに沿って、所定の間隔で配置される。次に第1バックシート片5aよりも幅が広く矩形を呈した第2バックシート片5bが供給され、第1バックシート片5aの間に流れ方向Xの端部で重なり合うように配置される。第1バックシート片5aと第2バックシート片5bとは、重なり部分で互いに液密に接合される。接合方法はホットメルト等の接着剤が用いられるが、ヒートシール等両バックシート片5a,5b間の液密性が得られれば他の接合方法でも可能である。 これにより、第1バックシート片5aと第2バックシート片5bとが交互に配置され、所定の間隔で幅方向両側に延出部Pが形成されたバックシート5が形成される。なお、延出部Pは、第2バックシート片5bの第1バックシート片5aよりも幅方向に延出した部分を指す。 【0028】 ここで、第2バックシート片5bの幅方向両側の領域には、予め補強シート9,9が積層されていてもよい。第2バックシート片5bと補強シート9,9とはホットメルト接着剤により接着される。補強シート9,9の幅は、延出部Pの幅よりも若干広くなっている。 【0029】 次に、図3に示されるように、連続ウエブ状のキャリアシート8上に載置された吸収体6が供給され、バックシート5上に配置される。このとき、吸収体6は流れ方向Xの中心が、第2バックシート片5bの流れ方向Xの中心と整合するように配置されてもよい。このとき、吸収体6の流れ方向Xの中央部両側に延出部Pが位置することとなる。 【0030】 次に、図4に示されるように、連続ウエブ状のトップシート4が供給され、吸収体6を覆うように積層される。トップシート4の幅は、吸収体6の幅よりも広く、第1バックシート片5aと同じか若干狭いものとなっている。なお、トップシート4を積層する前に、図1に示される拡散シート7を配置することもできる。 【0031】 次に、図5に示されるように、バックシート5、吸収体6、トップシート4が積層された状態で、ナプキン1の外形形状に沿ってその周囲をシール領域11にて接合されるとともに、シール領域着11の外周に沿った切断線にて切断される。接合は、ヒートシール、ソニックシール等種々の手段により行なうことが可能である。この工程において、第2バックシート片5bの延出部Pの領域にウイング部3が形成され、個々のナプキン1が製造される。 このように、ウイング部3を第2バックシート片5bの延出部の領域に形成するようにしたことで、切断工程において、多くのトリムを排出することがなく、材料の無駄を低減することができる。 【0032】 なお、接合、切断工程を行なう前に、図1に示される一対の立体カフ10,10をトップシート4上に配置することができる。この場合、立体カフ10,10はトップシート4が吸収体6上に積層された後に配置されても良いが、積層前にあらかじめトップシート4に配置しておいてもよい。 また、立体カフ10,10には糸ゴム等の弾性部材を長手方向に沿って伸張状態で配置してもよい。 【0033】 以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。 たとえば、上記の実施例では、バックシート5上に吸収体6、トップシート4を順に積層する工程としたが、トップシート4上に吸収体6、バックシート5を積層する工程であってもよい。 【0034】 また、図2に示されるバックシート5を形成する工程において、上記の実施例では、第1バックシート片5aを所定間隔で配置し、その間に第2バックシート片5bを配置するようにしたが、第1バックシート片5aと第2バックシート片5bとを交互に供給して順次接合するようにしてもよい。 【産業上の利用可能性】 【0035】 本発明によれば、生理用ナプキンや失禁用パッドを簡単な製造工程で、材料の無駄を少なくして製造することができる。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】(a)〜(c)は本発明により製造されるナプキンの例を示す図である。 【図2】製造方法の実施例を示す概略平面図である。 【図3】製造方法の実施例を示す概略平面図である。 【図4】製造方法の実施例を示す概略平面図である。 【図5】製造方法の実施例を示す概略平面図である。 【符号の説明】 【0037】 1:ナプキン 2:本体 3:ウイング部 4:トップシート 5:バックシート 5a:第1バックシート片 5b:第2バックシート片 6:吸収体 7:拡散シート 8:キャリアシート 9:補強シート 10:立体カフ
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| 【出願人】 |
【識別番号】591040708 【氏名又は名称】株式会社瑞光
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| 【出願日】 |
平成18年9月13日(2006.9.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−67841(P2008−67841A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月27日(2008.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願2006−248056(P2006−248056) |
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