| 【発明の名称】 |
足指サポータ |
| 【発明者】 |
【氏名】志村 惠右
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| 【要約】 |
【課題】洗浄操作等を要することなく長期間にわたって好適に使用することができる足指サポータを提供する。
【構成】足指サポータ10は、紙製または布製のシート12が複数層積層されたシート積層体である。各シート12は、図示しない粘着材によって粘着される。足指サポータ10の片面は波状に形成される。波間の凹部Bは、それぞれの足指の太さに対応した幅W1〜W3に形成される。各足指を足指サポータ10の対応する凹部Bにさし入れて隣り合う指間で波部Aを挟んだ状態で足指サポータ10を使用する。適当な時間使用した後、表層のシート12を剥離して、新たな層のシート12を露出させて、使用を繰り返す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粘着材によって紙製または布製のシートが複数層積層されたシート積層体の少なくとも片面が複数の波状に形成されてなり、該波間の凹部に足指をさし入れて用いることを特徴とする足指サポータ。 【請求項2】 シート各層に薬剤が含浸または塗布されてなることを特徴とする請求項1記載の足指サポータ。 【請求項3】 前記シート積層体が波板状に形成されてなり、前記片面と反対側の面の凹部に支持片を挟挿してなることを特徴とする請求項1または2記載の足指サポータ。 【請求項4】 前記シート積層体が波板状に形成されてなり、前記片面と反対側の面に、該反対側の面の凹凸形状に対応する凹凸形状を有する支持板を密接して設けてなることを特徴とする請求項1または2記載の足指サポータ。 【請求項5】 前記片面と反対側の面に、さらに両面テープが貼着されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の足指サポータ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、隣り合う足指を離間させた状態で保持する足指サポータに関する。 【背景技術】 【0002】 足のための健康グッズとして、足指(以下、これを単に指ということがある。)および指間の部分を適度に圧迫して刺激することで足の疲れを軽減させる足指サポータが広く利用されている。 【0003】 足指サポータには種々のタイプがあり、例えば、固めのスポンジの片面が波状に形成され、それら波間の凹部に指をさし入れて用いるタイプのものがよく利用される。 また、例えば、外反母趾の矯正等を図ることを目的として、指に巻いた環状部や指間に介挿した帯部の一端を足首に巻回して引っ張った状態で用いるタイプのものや、複数の指に独立した複数の環や、連結した環を装着するタイプのものもある。さらにまた、足の臭気を軽減する目的や、水虫や癬(たむし)等を治療する目的で、適宜の薬剤を足指サポータに含浸したタイプのものもある。 【0004】 上記した種々のタイプの足指サポータのなかで、治療目的で指に巻いた環状部や指環に介挿した帯部の一端を足首に回して引っ張った状態で用いるタイプのものは、いわゆる健康グッズとして手軽に用いるうえでは必ずしも好適ではない。また、複数の指に独立した複数の環や、連結した環を装着するタイプのものは、環を個々の指に装着する操作が煩雑である。 なお、足の白癬治療用の特異なタイプのものとして、薬剤を染み込ませた紙片に足指に対応する穴を設け、その穴に足指を挿入して使用する足指セパレータが提案されており、これによれば、患部の蒸れが低減できるとされている(特許文献1参照)。この場合、1枚の紙片そのままでは実際には強度面で使用しにくいため、紙片を複数回折り畳んで用いるものが例示されている。しかしながら、この足指セパレータは治療用として利用する場合はともかく、装着感が悪く健康グッズとして手軽に使用でするうえで不都合であるものと思われる。 【0005】 これらのタイプのものに比べて、前記した固めのスポンジの片面が波状に形成され、その波の凹部に指をさし入れて用いるタイプのものは、健康グッズとして手軽に使用できる点で好適である。 なお、健康グッズとして手軽に使用することを目的として、伸縮性のある平面布に切り込みを入れ、その切り込みに指を挿入して使用する指マッサージサポータが提案されており、これによれば、前記した複数の指に独立した複数の環を装着するタイプのものに比べて使い勝手に優れるとされている(特許文献2参照)。しかしながら、この指マッサージサポータは、上記の固めのスポンジの片面が波状に形成され、その波の凹部に指をさし入れて用いるタイプのものに比べた場合、伸縮性があることによる特有の利点が認められるものの、装着感が相違し、また得られる効果にも差異があることは明らかである。 【特許文献1】特開2006−110283号公報 【特許文献2】特開2000−83990号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 ところが、上記した固めのスポンジの片面が波状に形成され、その波の凹部に指をさし入れて用いるタイプのものは、使用を繰り返すことにより汚損した場合、洗浄を行なうことが必要となって取扱が煩雑である。また、外観上汚損が確認できず洗浄を要しないと思われる状態であっても、足指から発生する汗を吸収しているため、長期間の使用は衛生上好ましくなく、また、蒸れを解消する効果も不十分となる。 【0007】 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、洗浄操作等を要することなく長期間にわたって好適に使用することができる足指サポータを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明に係る足指サポータは、粘着材によって紙製または布製のシートが複数層積層されたシート積層体の少なくとも片面が複数の波状に形成されてなり、該波間の凹部に足指をさし入れて用いることを特徴とする。 【0009】 また、本発明に係る足指サポータは、シート各層に薬剤が含浸または塗布されてなることを特徴とする。 【0010】 また、本発明に係る足指サポータは、前記シート積層体が波板状に形成されてなり、前記片面と反対側の面の凹部に支持片を挟挿してなることを特徴とする。 【0011】 また、本発明に係る足指サポータは、前記シート積層体が波板状に形成されてなり、前記片面と反対側の面に、該反対側の面の凹凸形状に対応する凹凸形状を有する支持板を密接して設けてなることを特徴とする。 【0012】 また、本発明に係る足指サポータは、前記片面と反対側の面に、さらに両面テープが貼着されてなることを特徴とする。 【発明の効果】 【0013】 本発明に係る足指サポータは、粘着材によって複数層のシートが積層されたシート積層体であるため、一定期間使用した後、表層を簡単に剥離して新たな層を露出させることにより、洗浄操作等を要することなく長期間にわたって好適に使用することができる。また、シートが紙製または布製であるため、吸湿性に優れ、さらっとした装着感を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 本発明に係る足指サポータの好適な実施の形態(以下、本実施の形態例という。)について、図を参照して、以下に説明する。 【0015】 まず、本発明の第一の実施の形態例に係る足指サポータについて、図1を参照して説明する。 図1の足指サポータの斜視図に示すように、本発明の第一の実施の形態例に係る足指サポータ10は、紙製または布製のシート12が複数層積層されたシート積層体である。各シート12は、図示しない粘着材によって粘着される。足指サポータ10の片面(上面)は図1中矢印Aで示す波状に形成される。図1中矢印Bで示す波間の凹部は、それぞれの足指の太さに対応した幅W1〜W3に形成される。凹部Bの深さDは、例えば足指の高さの半分以上を収めるのに充分な寸法に形成される。 なお、足指サポータは、図1の例のような足の五指に対応して4つの波部Aと3つの凹部Bを有する形状のものに限らず、特定の足指のみに対応するように、例えば、3本の足指に対応して2つの波部Aと1つの凹部Bを有する形状等であってもよい。 【0016】 上記足指サポータ10は、紙製または布製のシート12を複数枚用意し、粘着材によって粘着して積層体に形成した後、長手方向両端から寄せて、あるいは、型にはめる等の適宜の方法により、短手方向に頂部が伸びる複数の波状に形成することで得られる。このとき、波の位置に対応する片面(上面)とは反対側の面(下面)の対向する部分(図1中、矢印Cで示す。)を接着剤で接着し、あるいは縫合等することで、適度の剛性のある波形状が保持される。得られる足指サポータ10の下面はほぼ平面状に形成される。なお、これに限らず、シート積層体が十分な剛性を有する場合は、下面側を接着等することなく、シート積層体を波板状に形成してもよい。 シートの材料に用いる紙または布の種類は特に限定するものではなく、吸湿性を有するものであれば適宜のものを選択して使用することができ、例えば、布の場合、化粧用のコットンやフェルト等を好適に用いることができる。 【0017】 図2に示すように、各足指(図2中、Y1〜Y3で示す。)を足指サポータ10の対応する凹部Bにさし入れて隣り合う指間で波部Aを挟んだ状態で足指サポータ10を使用することにより、隣り合う足指を離間させた状態に保持することができ、足指および足指間の部分を適度に圧迫して刺激することで足の疲れを軽減させることができる。また、足の第一指(親指)と第二指(人差し指)の間に位置する波部Aの幅を適宜の寸法に調整することにより、外反母趾の矯正用に好適に用いることができる。 このとき、シートが紙製または布製であるため、吸湿性に優れ、さらっとした装着感を得ることができ、足指の蒸れを軽減できる。また、長時間の使用により表層のシートが汚損し、あるいは湿分を含むようになったときには、表層のシートを剥離して新たなシート面を露出する簡単な操作を行なうことにより、洗浄操作等を要することなく長期間にわたって新品の性能を維持することができ、好適に使用することができる。 なお、足指サポータ10は、図1では平面視で長方形状に形成したものであるが、これに限らず、例えば、図3の足指サポータ10aのように平面視で扇状等の湾曲形状に形成してもよい。これにより、各足指の自然の並び具合に足指サポータ10aの波部Aの配列を適合させることができる。また、後述するように足指サポータ10をサンダル等に貼り付けて用いるときや、あるいは好みに応じて、足指サポータ10の図1中左右方向両端部や幅方向両端部を適宜切除して、適当な寸法、形状として用いることもできる。 上記した点は、以下に説明する他の例においても同様である。 【0018】 つぎに、本発明の第二の実施の形態例に係る足指サポータについて、図4を参照して説明する。 図4の足指サポータの部分正面図に示すように、本発明の第二の実施の形態例に係る足指サポータ14は、例えば図1の足指サポータ10を形成する過程で、シート積層体が波板状に形成された状態の片面(上面)とは反対側の面(下面)の部分を接着等する前に、下面側の凹部Cに支持片16を挟挿したものである。支持片16は接着剤等を用いて凹部Cに固着される。支持片16は適度の剛性を有するものであればその材料は限定するものではなく、紙、布、木、樹脂等の適宜の材料から選定して用いることができる。 足指サポータ14は、支持片16によって波部の形状が容易にかつ確実に保持される。また、支持片16の厚みや高さの寸法を適宜調整することにより、隣り合う足指を離間させる間隔や、足指を入れる凹部Bの深さを容易に調整することができる。 【0019】 つぎに、本発明の第三の実施の形態例に係る足指サポータについて、図5を参照して説明する。 図5の足指サポータの部分正面図に示すように、本発明の第三の実施の形態例に係る足指サポータ18は、例えば図1の足指サポータ10を形成する過程で、シート積層体が波板状に形成された段階で、波板の相補形状に片面が形成された、すなわち、シート積層体の反対側の面の凹凸形状に対応する凹凸形状を片面に有する支持板20をシート積層体に密接して設けたものである。この場合、足指サポータ18は、波板状に形成したシート積層体に支持板20を接合して形成してもよく、また、支持板20に平面状態のシート積層体を積層して形成してもよい。 支持板20は適度の剛性を有するものであればその材料は限定するものではなく、紙、布、木、樹脂等の適宜の材料から選定して用いることができる。例えば、健康グッズとして市販されているスポンジ状のものを転用してもよい。 足指サポータ18は、支持板20によって波部の形状が確実に保持される。また、支持板20に平面状態のシート積層体を積層して足指サポータ18を形成する場合は、波部および凹部の所望の形状および寸法を容易に得ることができる。 【0020】 つぎに、本発明の第四の実施の形態例に係る足指サポータについて、図6を参照して説明する。 図6の足指サポータの部分正面図に示すように、本発明の第四の実施の形態例に係る足指サポータ20は、例えば、図1のシート積層体の下面(裏面)に両面接着テープ22を貼着したものである。なお、本実施の形態の第二〜第四の例に係る足指サポータに両面接着テープ22を貼着して用いることができることは勿論である。 足指サポータ20は、例えばサンダルを履いた状態で使用するときに、両面接着テープ22のカバー材を剥離して露出した接着面で足指サポータ20をサンダルに接着することにより、例えば好みのサンダルをいわゆる健康サンダルとして用いることができる。また、例えば、靴の中に足指サポータ20を敷いて用いてもよい。 【0021】 つぎに、本発明の第五の実施の形態例に係る足指サポータについて説明する。 本発明の第五の実施の形態例に係る足指サポータは、例えば上記した本発明の第一〜第四の実施の形態例に係る足指サポータにおいて、シート各層に薬剤が含浸または塗布されたものである。薬剤は、積層前の各シートに予め含浸または塗布しておくことが好ましい。足指サポータは通気性が良好であるため、含浸等した薬剤は、自然乾燥され、あるはまた、必要に応じて加熱乾燥処理する。また、薬剤を含浸等していない足指サポータを用いて、必要な薬剤を最表層のシートに塗布等して使用した後、この最表層のシートを剥離して下層のシートを露出した時点で、再度新しい薬剤を露出したシートに塗布等してもよい。なお、第二の実施の形態例の支持片16や第三の実施の形態例の支持板20に薬剤を含浸等することは必ずしも必要ではない。 薬剤は治療目的に応じた適宜のものを用いることができ、例えば、水虫の薬や癬(たむし)の薬等を用いることができる。また、臭い吸収剤や芳香剤等であってもよい。 本発明の第五の実施の形態例に係る足指サポータは、予め薬剤を塗布等した場合は、長時間使用して薬効が薄れた表層のシートを剥離して新たなシート面を露出した状態で使用することにより、薬効を長期間持続することができる。また、患部等の足指の蒸れを軽減した状態で、薬効を確実に得ることができる。また、最表層のシートに逐次薬剤を塗布等して使用する場合は、その都度、必要な薬剤を塗布して薬効を得ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明の第一の実施の形態例に係る足指サポータの斜視図である。 【図2】図1の足指サポータの使用状態を説明するための図である。 【図3】本発明の第一の実施の形態例に係る足指サポータの変形例の平面図である。 【図4】本発明の第二の実施の形態例に係る足指サポータの部分正面図である。 【図5】本発明の第三の実施の形態例に係る足指サポータの部分正面図である。 【図6】本発明の第四の実施の形態例に係る足指サポータの部分正面図である。 【符号の説明】 【0023】 10、10a、14、18 足指サポータ 12 シート 16 支持片 20 支持板 22 両面接着テープ
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| 【出願人】 |
【識別番号】506170188 【氏名又は名称】志村 惠右
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| 【出願日】 |
平成18年6月1日(2006.6.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112771 【弁理士】 【氏名又は名称】内田 勝
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| 【公開番号】 |
特開2008−61654(P2008−61654A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−152979(P2006−152979) |
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