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【発明の名称】 抗菌圧縮包帯
【発明者】 【氏名】スーザン エー.ダウンズ

【氏名】ミン クアン ホアン

【要約】 【課題】圧縮包帯に使用するのに適した抗菌材料を提供すること。

【構成】吸収性繊維と織り合わされた合成エラストマー繊維と少なくとも1種の殺菌剤とを含むエラストマー抗菌材料であって、前記殺菌剤は、形成後の前記繊維に適用され、繊維上の殺菌剤の濃度は、約0.01mg/cmから約0.1mg/cmであることを特徴とするエラストマー抗菌材料を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性繊維と織り合わされた合成エラストマー繊維と少なくとも1種の殺菌剤とを含むエラストマー抗菌材料であって、
前記少なくとも1種の殺菌剤は、形成後の前記繊維に適用され、
前記繊維上の前記少なくとも1種の殺菌剤の濃度は、約0.01mg/cmから約0.1mg/cmであることを特徴とするエラストマー抗菌材料。
【請求項2】
前記繊維は、非水性アルコール溶液中に抗菌剤を含む抗菌組成物によって処理されることを特徴とする請求項1に記載の材料。
【請求項3】
約150%から約180%の伸び率を有し、復元率が約100%から約107%であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
【請求項4】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、実質上水に不溶であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
【請求項5】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、アルコールに可溶であることを特徴とする請求項1に記載の材料。
【請求項6】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、トリクロサンまたはクロロキシレノールであることを特徴とする請求項1に記載の材料。
【請求項7】
抗菌組成物の全重量に対して、少なくとも50重量%である少なくとも1種のアルコールと、
アルコールとは異なる少なくとも1種の殺菌剤と
を含むことを特徴とする抗菌組成物。
【請求項8】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、実質上水に不溶であることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、アルコールに可溶であることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、前記抗菌組成物の重量に対して、約0.01重量%から約10重量%の量で存在することを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項11】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、トリクロサンまたはクロロキシレノールであることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1種のアルコールは、C〜Cアルコールであることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項13】
前記少なくとも1種のアルコールは、イソプロピルアルコールおよびエタノールの混合物であり、前記抗菌組成物の約50重量%から約95重量%の量で存在することを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項14】
さらにポリマーを含むことを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項15】
前記ポリマーは、前記抗菌組成物の重量に対して約0.001重量%から約5重量%の量で存在することを特徴とする請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
実質上水に不溶であることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
【請求項17】
エラストマー抗菌生地を調製する方法であって、
合成エラストマー繊維と吸収性繊維とを用意するステップと、
前記合成エラストマー繊維を前記吸収性繊維と織り合わせて生地を形成するステップと、
前記合成エラストマー繊維および/または前記吸収性繊維に、抗菌組成物の全重量に対して少なくとも50重量%の少なくとも1種のアルコールと、アルコールと異なる少なくとも1種の殺菌剤とを含む抗菌組成物を適用するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項18】
前記繊維を、抗菌組成物を含有する槽に浸漬することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記繊維に、抗菌組成物を噴霧することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記抗菌組成物を、パッドまたはスクリーン印刷によって繊維に適用することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記適用ステップを、織込みステップより前に実行することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、実質上水に不溶であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、アルコールに可溶であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、前記抗菌組成物の重量に対して約0.01重量%から約10重量%の量で存在することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1種の殺菌剤は、トリクロサンまたはクロロキシレノールであることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1種のアルコールは、C〜Cアルコールであることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項27】
前記少なくとも1種のアルコールは、イソプロピルアルコールおよびエタノールの混合物であり、前記抗菌組成物の約50重量%から約95重量%の量で存在することを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項28】
さらにポリマーを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項29】
前記ポリマーは、前記抗菌組成物の重量に対して約0.001重量%から約5重量%の量で存在することを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記繊維上の前記少なくとも1種の殺菌剤濃度は、約0.01mg/cmから約0.1mg/cmであることを特徴とする請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、抗菌特性を有する圧縮包帯およびこの包帯の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの身体的傷害、特に、通常、広く挫傷といわれる傷害は、痛みがあり、組織の損傷と、発生する皮膚下の出血と、それに続いて起こるかなりの腫れのために、負傷者に多大の不快感をもたらす。腫れは、傷害をより苦痛なものとし何もできない状態にする。腫れを小さくできれば苦痛と不快感も小さくでき、あるいは取り除くことさえもできることが長い間認識されてきた。このため、腫れを最小限にする試みで傷害が起こった後できるだけ早く身体の負傷した部分にアイスパックまたは類似の手段を適用することが従来行われてきた。しかしながらこの技法は、特定の状態および状況下でのみ都合よく使用できる。例えば、アイスパックなどは、ある種の傷害に対してだけ都合よく適用でき、かかるアイスパックの使用は、通常負傷した領域の上および周りに、腫れをできるだけ小さくするのに適当な圧縮をすることはできない。さらに、アイスパックを適用した場合、負傷者はほとんど自由に動くことができない。
【0003】
それに対して圧縮包帯は、挫傷した身体部分など、身体の負傷部分の周りを迅速かつ容易に包み込むことにより、続いて起こる身体の負傷領域の腫れを最小限にすることができる。かかる包帯を使用して、負傷した身体部分の上および周りを適当に圧縮することができ、同時に負傷した部分を、冷却および蒸発の両方によって冷やすことを可能にする。この包帯は、清潔で無毒とすることができ、皮膚にくっついたり付着しないように作ることができるので、不快感をもたらしたり、皮膚を清浄化する必要なしに、包帯を負傷した身体部分から容易にはがすことができる。
【0004】
人間および動物の治療において、織布エラストマー圧縮包帯が長い間使用されてきた。かかる包帯は、弛緩した状態から長手方向に約2倍に引き伸ばすことができ、伸ばした状態で、患者の身体の治療されている部分、すなわち、外肢、胴部などに巻きつけて適用される。
【0005】
いくつかの一般的な種類の織布エラストマー圧縮包帯が利用可能である。一種類において、収縮力が、ゴムなどのエラストマー材料のたて糸によって供給される、「スパンデックス(Spandex)」材料がE.I.duPont de Nemours and Co.などから入手可能である。他の種類において、収縮力は、ナイロンなどの材料の「ストレッチ」ヤーンから形成されるたて糸によって提供される。これら後者の糸は、それらの主な伸縮特性を、マルチ糸の端部を作り上げている個々のフィラメントの形態的特徴(例えば、縮れなど)から得ている。
【0006】
その伸縮性をエラストマー材料に依存している織布エラストマー包帯は、一般的に、織地の幅方向の空間に位置するエラストマーたて糸を有し、エラストマーたて糸の間の区域に非エラストマーたて糸(例えば、木綿糸)を配置されている。かかる構成において、エラストマーたて糸は、織方1×1の横糸ピックで織り合わされ、木綿のたて糸は、織方2×2の横糸ピックで織り合わされている。
【0007】
この包帯は、小型でコンパクトな形態で包装され、貯蔵して再使用することもできる。しかしながら、包帯を着けているときは、皮膚および汗との接触を通して、細菌が集まり不快な臭いを発生して包帯を洗濯する必要が生じる。このことは、不便であるとともに望ましくない。さらに、洗濯を繰り返すことは、包帯の耐用期間を短くすると思われる。
【0008】
包帯材料上の臭いは、包帯材料に浸透してそこに止まることができるさまざまな細菌によって生ずることもある。さまざまな抗菌材料が知られている。
【0009】
特許文献1は、繊維およびそれから形成された物品を含むセルロース繊維材料のネオマイシンを使用した仕上げを開示している。処理に適した材料、および所要のネオマイシンの存在によって、抗菌処理の種類および能力が制限される。さらに、特許文献1で開示されている抗菌組成物には金属イオンが使用されている。
【0010】
特許文献2は、菌類や細菌などの有害生物の働きに対して生地を保護し、その保護が洗濯と清浄化作業を繰り返した後でも維持される方法を開示している。
【0011】
特許文献3は、水溶性殺菌性金属塩をアリザジニル化合物と錯化して、アリザジニル金属付加体を含有する溶液を生成することによって調製される殺菌組成物を開示している。これらの溶液は、次いで生地上に適用される。
【0012】
特許文献4は、天然繊維と合成繊維との完全な混合物を含む複合体抗菌糸を開示している。抗菌組成物は、繊維を形成する前に原材料に加えられる。抗菌剤の一部が、繊維の表面に移動することが開示されている。しかしながら、抗菌組成物が繊維の形成の前に加えられるので、所望の結果を実現するためには、大量の抗菌剤を使用しなければならない。
【0013】
特許文献5は、裏地と表地を有する生地構造を開示している。少なくとも一方の生地は、その中に抗菌剤を組み込んだ合成繊維から形成された糸で少なくとも一部が作られている。いくつかの実施形態において、結び糸が両面を添え糸として結びつける。2枚の生地における糸の接触が最小限でも、抗菌剤は一方の生地中の処理済繊維内部からその表面に移動し、さらに他方の生地中の糸へと移ると書かれている。したがって、一方の生地の天然産、未処理繊維の利点を維持しながら、両方の生地面に抗菌保護が与えられると主張している。これもまた、抗菌組成物が繊維形成の前に加えられるので、所望の結果を実現するためには、特に他の繊維への抗菌剤の移動が必要な場合には、多量の抗菌剤を使用しなければならない。
【0014】
特許文献6は、身体分泌物を吸収し、細菌の増殖を大幅に低減させるための処理済繊維を含むセルロース繊維および製品を開示している。繊維は、遷移金属の水溶性塩とアルカリで化学的に処理され、この後、ビスビグアニド化合物の溶液で繊維、遷移金属およびビスビグアニドの間に結合を形成させる。この特許は、所望の効果を実現するためには、セルロース材料を使用する必要があるので、抗菌処理の適用は非常に制限される。さらに、水溶性抗菌化合物を使用することによって、洗濯の間に耐久性が低下するという結果になり得る。
【0015】
特許文献7は、水分を管理する多層構造のエラストマー編地を開示している。この生地は、2つの機能的に異なるしかも統合された層、すなわち、疎水性糸を含む水分移動層と、親水性糸を含む第2の水分分散層とを有する。
【0016】
特許文献8は、その配合に抗菌剤を組み込んだポリウレタンエラストマー糸を開示している。抗菌剤は、糸または繊維へと紡糸または押出しされる前にベースポリウレタンに組み込まれ、これによって抗菌剤が均質フィラメントへと組み込まれる。
【0017】
特許文献9は、抗菌特性を有するように処理することもできる袖編ギブス裏地を開示している。このギブス裏地は、水を吸収しないよう設計されている。
【0018】
特許文献10は、ポリエステルおよび抗菌剤を含有するアセテート繊維より成る抗菌材料を開示している。洗濯中の耐久性を達成するために、抗菌組成物を、繊維形成の前にアセテートに組み込まなければならない。しかしながら、この方法はより高価で、所望する結果を実現するためには、かなりの量の抗菌組成物を必要とする。
【0019】
抗菌特性を持つ材料を提供するためにいくつかの開発がなされてきたが、生産するのが容易かつ廉価で、洗濯サイクルの必要がより少なく、その抗菌特性が洗濯を繰り返した後も維持できる圧縮包帯を作製するのに使用することができる抗菌繊維マトリックスを提供する必要性が依然として存在する。同様に、かかる材料の生産を可能にすることができる抗菌組成物も必要とされる。
【0020】
【特許文献1】米国特許第3,072,534号明細書
【特許文献2】米国特許第3,116,207号明細書
【特許文献3】米国特許第3,547,688号明細書
【特許文献4】米国特許第3,959,556号明細書
【特許文献5】米国特許第4,343,853号明細書
【特許文献6】米国特許第5,856,248号明細書
【特許文献7】米国特許第5,297,296号明細書
【特許文献8】米国特許第6,479,144号明細書
【特許文献9】米国特許出願第2005/0027219号明細書
【特許文献10】米国特許出願第2002/0146950号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明の目的は、圧縮包帯として使用することができ、生産するのが容易かつ廉価であり、より少ない洗濯サイクルを必要とし、その抗菌特性が洗濯を繰り返した後も維持できる抗菌特性を有する材料を提供することである。
【0022】
本発明の別の目的は、抗菌材料を提供するために使用することのできる抗菌組成物を提供することである。
【0023】
さらに本発明の別の目的は、抗菌材料を得るために繊維を処理することのできる方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明によるエラストマー抗菌材料は、吸収性繊維と織り合わされた合成エラストマー繊維および少なくとも1種の殺菌剤を含む。殺菌剤は形成後の繊維に適用され、材料上の殺菌剤の濃度は、約0.01mg/cmから約0.1mg/cmである。
【0025】
本発明に従って、抗菌組成物は、抗菌組成物の全重量に対して少なくとも50重量%の少なくとも1種のアルコール、およびアルコールとは異なる少なくとも1種の殺菌剤を含む。組成物は、非水性アルコール溶液の形態であることが好ましい。組成物はポリマーを含むこともできる。
【0026】
抗菌組成物は、繊維を織り合わせて生地を形成する前後のいずれでも繊維に適用することができる。適用方法には、浸漬、噴霧乾燥、およびパッドまたはスクリーン印刷が含まれる。抗菌組成物を適用した後に、繊維を乾燥することが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
本発明は、包帯材料のマトリックス内に少なくとも1種の抗菌剤を含有する圧縮包帯を形成するのに使用できる材料に関する。また本発明は、複数回洗濯した後でも抗菌効果の持続する抗菌剤システムの混合物の選択に関する。
【0028】
材料は、エラストマー細片の形態で作製されることが好ましい。この細片は、使用者の身体部分を適切に包み込むことができるように、長さ寸法が幅寸法より十分に長いことが好ましい。一般的に、弛緩した状態において材料のエラストマー細片は、長さを約36インチ(90cm)、幅を約6インチ(15cm)とすることができる。勿論これらの寸法は単なる例示であり、変えることができる。
【0029】
前処理した生地は、例えば、ACE(商標)ブランドのエラストマー包帯(ACEは、Becton、Dickinson and Company、Franklin Lakes、ニュージャージー州の登録商標である)とすることができる。本発明に従って、材料を使用することのできる特定の現行ACE(商標)製品には、それだけには限らないが、ACE(商標)E−Z Clip(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)、4インチ(10.2cm)、および6インチ(15.2cm)包帯);ACE(商標)Velcro Fastener(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)および4インチ(10.2cm)包帯);ACE(商標)Self Adhering Athletic Bandage(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)および4インチ(10.2cm)包帯);ACE(商標)Hot&Cold Compress;ACE(商標)Hot&Cold Compression Wrap;ACE(商標)Hot&Cold Combo Pack;ACE(商標)Ankle Brace−Woven(小型、中型、および大型);ACE(商標)Knee Brace−Woven(小型、中型、および大型);ACE(商標)Side Stabilizers付きKnee Brace−Woven(小型、中型、および大型);ACE(商標)Elbow Brace−Woven(小型、中型、および大型);ACE(商標)Rigid Wrist Brace−Woven(小型、中型、および大型);ACE(商標)Wrist Brace−Woven(1サイズ);Tensor E−Z Clip(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)、4インチ(10.2cm)、および6インチ(15.2cm)包帯);Tensor Velcro Fastener(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)および4インチ(10.2cm)包帯);Tensor Self Adhering Athletic Bandage(2インチ(5.1cm)、3インチ(7.6cm)および4インチ(10.2cm)包帯);Tensor Hot&Cold Compress;Tensor Hot&Cold Compression Wrap;Tensor Ankle Brace−Woven(小型、中型、および大型);Tensor Knee Brace−(小型、中型、および大型);Tensor Knee Brace with Side Stabilizers−Woven(小型、中型、および大型);Tensor Elbow Brace−Woven(小型、中型、および大型);Tensor Rigid Wrist Brace−(小型、中型、および大型);およびTensor Wrist Brace−Woven(1サイズ)が含まれる。
【0030】
本発明に従って、材料は、約150%から約180%、より好ましくは約160%から約175%の伸び率を有することが好ましい。復元率は、約100%から約107%、より好ましくは約102%から約106%であることが好ましい。しかしながら、これら特性値は、製造する必要のある製品の種類に応じて変えることができる。
【0031】
包み込んだ後の接着性を得るため、包帯の接触面の間に別個に接着剤を使用することもできるが、使用上の便宜のためには、包帯の反対側の面を自着性とすることが好ましい。包帯の自着性特性は、包帯の除去が包帯を作っている材料の凝集破壊ではなくて、接着剤の結合破壊によって達成されるように、接着剤接合部の結合強度を包帯それ自体の強度より弱くして、包帯を取り除くときに包帯が破壊されないことが好ましい。例えば、包帯の自着性特性は、Velcro(登録商標)を使用することによって実現することができる。
【0032】
殺菌剤は、包帯材料に組み込まれ、包帯が汗を吸収しまたは皮膚フローラと接触したときに、細菌の増殖を抑制し、包帯の通常の着用の間に、包帯に止まる細菌の量を低減する。臭気発生細菌のコロニー形成が減少することによって、包帯は使用時により新鮮な香りを維持できる。したがって、包帯はそれほど頻繁に洗濯する必要がなく、抗菌剤で処理していない同じ包帯よりも長期間持続して使用できる。
【0033】
本発明で使用される材料は、編んだ繊維ではなく織り合わせた繊維を含む。これら2種類の材料の違いは、例えば、図1および図2において示される。図1は、編地を示している。繊維1のセット(例えばポリエステル)は、縦方向に伸びており、もう1つの繊維2のセット(例えば、木綿/ポリエステル/ゴムテープ)は、横(水平)方向に伸びている。これは、繊維の二次元オープンニット配置である。
【0034】
図2は、織地を示す。図2において、繊維3のセット(例えば、木綿/ポリエステル/ゴム)は、縦方向(「y」方向)と観察者に向かいかつ観察者から離れる方向(「z」方向)の両方に伸びている。繊維4の別のセット(例えば、ポリエステル)は、「y」繊維と「z」繊維の間を織り合わせて、水平方向(「x」方向)に伸びている。この構造は三次元生地である。
【0035】
したがって、材料の織地構造は、抗菌剤または殺菌剤を保持するための三次元マトリックスを提供し、上で考察した、二次元配置であるニット構造よりもより大きくかつ長く継続する抗菌効果をもたらすはずである。
【0036】
さらに、重要なことは、抗菌剤を繊維の形成の前に原材料に添加する代わりに、繊維が既に形成されてから繊維に抗菌組成物が適用されることである。この適用方法は、殺菌剤を繊維の形成前に加える場合に必要な量より、ずっと少ない量の殺菌剤の使用を可能とする。例えば、適用後の材料上の殺菌剤の濃度は、約0.1mg/cmを超える必要がない。事実上、この濃度は約0.01mg/cmと低くてもよい。
【0037】
驚くべきことに、出願人達は、本発明に従って、エラストマー織地を形成する繊維に対して抗菌剤を添加することによって、複数回の洗濯の後でも長く継続する抗菌効果がもたらされることを発見した。以前は、抗菌剤の局所性投与によって、かかる耐久性は達成できないと考えられていた(特許文献10参照)。
【0038】
本発明による殺菌剤は、実質的に水に不溶である。この殺菌剤の溶解度は、約15mg/L未満であることが好ましく、約10mg/L未満であることがさらに好ましい。包帯は、一般的に洗濯機中温水で洗濯されるので、水に対する低い溶解性によって、抗菌剤が包帯材料上に残存して抗菌効果を長期間にわたって提供し続けることが可能になる。
【0039】
本発明に従って、殺菌剤の組込みは、殺菌剤を適用する材料の強度を弱めてはならない。同様に、抗菌剤はこの材料の気体透過を減少させてはならない。
【0040】
本発明に従って、包帯材料に適用する抗菌組成物は、1つまたは複数のアルコールを含むことが好ましい。適切なアルコールには、例えば、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノールまたはこれらのアルコールの任意の組合せが含まれる。このアルコールは、エタノールまたはイソプロパノールなどの、C〜C低級アルコールであることが好ましい。C〜C低級アルコールが、イソプロピルアルコールとエタノールの、約1:10から約1:1の比率の混合物であることがより好ましい。1つまたは複数のアルコールは、抗菌組成物の全重量に対して少なくとも50重量%、好ましくは約50重量%から95重量%の量で存在する。本発明の抗菌組成物は、(上記の通り)アルコールとは異なる少なくとも1種の抗菌または殺菌剤をさらに含むことができる。
【0041】
適用後の材料上の抗菌剤の濃度が、約0.01mg/cmから約0.1mg/cmであることが好ましい。濃度は、約0.02mg/cmから約0.05mg/cmであることがより好ましい。
【0042】
本明細書で使用される、「殺菌剤(biocidal agent)」、「抗菌剤(antimicrobial agent)」および「殺生剤(biocide)」という用語は、望ましくない生物を駆除し、繁殖、増殖および増加を抑制または防止する薬剤を指す。これらの用語は、同義語的に使用される。
【0043】
「菌」という用語には、それだけに限定されないが、微生物、細菌、波動膜細菌、スピロヘータ、胞子、芽胞形成性生物、グラム陰性菌、グラム陽性菌、酵母類、菌類、かび、ウィルス、好気性生物、嫌気性生物およびマイコ細菌が含まれる。
【0044】
かかる生物の具体的な例には、黒色アスペルギルス(Aspergillus niger)、アスペルギルスフラーブス(Aspergillus flavus)、クモノスカビ属ニグリカン(Rhizopus nigricans)、クラドスポリウム属ハーバリウム(Cladosporium herbarium)、有毛表皮糸状菌(Epidermophyton floccosum)、毛瘡白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)、ヒストプラズマカプスラーツム(Histoplasma capsulatum)などの菌類;緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、大腸菌(Escherichia coli)、変形菌(Proteus vulgaris)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、表皮ブドウ状球菌(Staphylococcus epidermis)、大便連鎖球菌(Streptococcus faecalis)、クレブシエラ属菌(Klebsiella)、アエロゲネス腸内菌(Enterobacter aerogenes)、ミラビリス変形菌(Proteus mirabilis)などの細菌、他のグラム陰性菌および他のグラム陽性菌、ミコバクチンなど、ならびに出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)、カンジダアルビカンス(Candida albicans)などの酵母類などが含まれる。さらに、微生物の胞子、ウィルスなどは、本発明の範囲内の菌である。
【0045】
本発明において使用するのに適した殺菌剤には、それだけには限らないが、フェノール、四級アンモニウム殺生剤、塩素放出殺生剤、キノリン、キナルジウム、チオセミカルバゾン、キノン、サルファ、カルバメート、サリチルアミド、カルバニリド、アミド、グアニド、アミジン、キレートおよびイミダゾリン殺生剤などの殺菌剤が含まれる。
【0046】
本発明に使用することのできる他の適切な殺生剤には、例えば、酢酸、安息香酸、プロピオン酸、デヒドロ酢酸、亜硫酸、バニリン酸、p−ヒドロキシ安息香酸のエステル、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸カリウム、(種々の溶媒中の)ヨウ素、ポビドンヨウ素、ヘキサメチレンテトラミン、ノキシチオリン、塩化1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアゾ1−アゾニアアダマンタン、タウロリジン、タウルルタム、EDTA、N(5−ニトロ−2−フルフリリデン)−1−アミノ−ヒダントイン、5−ニトロ−2−フルアルデヒドセミカルバゾン、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、3,4’,5−トリブロモサリチルアニリド、サリチルアニリド、3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリド、8−ヒドロキシキノリン、1−シクロプロピル−6−フルオロ−l,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、1,4−ジヒドロ−l−エチル−6−フルオロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸、過酸化水素、過酢酸、オキシクロロセンナトリウム、パラクロロメタキシレノール、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェノール、スルファジアジン銀および硝酸銀が含まれる。
【0047】
さらなる適切な殺生剤には、アクリジン、アクリフラビン、塩酸アミナクリン、ヘミ硫酸プロフラビン、トリフェニルメタン、マゼンタ、クリスタルバイオレット、スカーレットレッド、パラローザニリン、ローザニリンなどの染料;次亜塩素酸ナトリウム、オキシクロロセン、クロラミン、ジクロロジメチルヒダントイン、ハラゾン、ジクロールアミン、クロラシン、スクシンクロルイミド、トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌレート、トリクロロメラミン、ジクロログリコルリル、ハロゲン化ジアルキル−ヒダントイン、ハランなどの塩素放出殺生剤;デクアリニウム、ラウロリニウム、ヒドロキシキノリン、リオキノール、クロルキナルドール、ハルキノール、アミノキヌリド、ベンゾキシキン、ブロキシキノリン、クロロキシン、クロキシキン、エチルヒドロクプレイン、ユープロシン、ヒドラシチン、8−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロキシキノリン硫酸塩およびヨードクロルヒドロキシキンなどのキナルジニウムおよびキノリン殺生剤;ピリジニウム殺生剤、塩化ベンザルコニウム、セトリミド、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、クロルフェノクチウムアムソネート、酢酸デクアリニウム、塩化デクアリニウム、ドミフェンブロミド、酢酸ラウロリニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ミリスチル−γ−ピコリニウム、塩化オルタホニウム、および塩化トリクロビソニウムを含む四級アンモニウム殺生剤;グリセオフルビン、ニトロフルフラール、ニトロフラゾン、ニトロフラントイン、フラゾリドン、フラルタドン、2−(メトキシメチル)−5−ニトロフラン、ニドロキシゾン、ニフロキシムおよびニフルジドなどのフラン;塩素化フェノール、クレゾール、チモール、カルバコール、アセトメロクトール、フェンチクロール、クロロクレゾール、クロロキシレノール、ヘキサクロロフェン、ビスフェノール、アミルメタクレゾール、ビチオノール、クロロチモール、ジクロロキシレノール、クロロフェン、p−クロロフェノール、p−フェニルフェノール、トリニトロフェノール、ジクロロビスフェノール、ブロモクロロビスフェノール、1−サリチル酸ナフチル、2−サリチル酸ナフチル、2,4,6−トリブロモ−m−クレゾール、および3’,4’,5−トリクロロサリチルアニリドなどのフェノール殺生剤;プロピオラクトンなどのラクトンが含まれる。
【0048】
本発明の使用に適した他の殺生剤の例には、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、ジブロモプロパミジン、ハロゲン化ジフェニルアルカン、ジブロムサラン、メタブロムサラン、トリブロムサラン、カルバニリド、サリチルアニリド、テトラクロロサリチルアニリド、トリクロロカルバニリド、プロパミジンイセチオネート、ペンタミジン、ピクロキシジン、メンダルアミン、酸添加および第四、マンテル酸メテンアミン、ポリオキシメチレンジエステル、ポリオキシメチレンジアセテートなどのポリオキシメチレンエステルなど、およびそれらの混合物が含まれる。
【0049】
特に好ましい殺生剤には、トリクロサン、クロルヘキシジンジヒドロクロリド、グルコン酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、クロルヘキシジンジアセテート、トリクロサン、クロロキシレノール、塩化デクアリニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンズアルコニウムおよびこれらの混合物が含まれる。さらに、1つまたは複数の殺菌剤が、抗菌組成物の全重量に対して、約0.01〜10重量%、より好ましくは約0.01〜5重量%の量で存在することが好ましい。
【0050】
抗菌組成物は、(パッド、スクリーン)印刷を通してまたは溶液槽を使用するなどのさまざまな方法を使用して包帯材料に適用することができる。さらに抗菌組成物は、製織の前あるいは後に繊維に適用することができる。
【0051】
例えば、抗菌剤は、以下のように適用することもできる。包帯の生地を、クロルヘキシジン基剤、トリクロサン、クロロキシレノール、ヘキサクロロフェン、レゾルシノール、フェノールなどの抗菌剤の混合物を含有する抗菌溶液に浸すか、または抗菌溶液を噴霧(例えば超音波噴霧)する。次いで生地材料を、例えば熱を用いて処理して溶媒を蒸発させ、生地材料のポリマーマトリックス内部に抗菌剤を残す。
【0052】
包帯材料上に抗菌剤が長く止まるようさらに改善するため、包帯材料に適用する抗菌溶液にポリマーを含めることもできる。具体的に言えば、包帯材料に溶液を含ませるかまたは材料を溶液に浸して、熱処理ステップ中に溶媒を蒸発させるときに、抗菌剤が生地材料のマトリックスへとポリマーによって密着する。ポリマーは、洗濯中に抗菌剤が取り除かれるのを防止する助けとなる。この適用に適したポリマーは、例えば、エチルセルロースなど、水には不溶であるがアルコールには可溶であることが好ましい。アクリルポリマーも使用することができる。
【0053】
本発明に従って、抗菌組成物は、室温における単純な混合によって調製することができる。一般的に、アルコールと水を、使用する場合は最初に混合し、次いで他の成分を任意の順序で加える。表1に、本発明に従って使用できる抗菌組成物のいくつかの例を列挙する。
【0054】
【表1】


【0055】
表1に示す配合物1〜9は、下記表2に特定される成分を使用して調製された。
【0056】
【表2】


【0057】
以下の実施例は、本発明の例示である。
【実施例1】
【0058】
3個のZiplock(登録商標)バッグを研究室に持ち込んだ。各バッグは、3つの異なるACE(商標)の包帯または補強材料の細片を含有していた。1つの細片は、カタログ番号207604(ACE(商標)Bandage 4”−ライトベージュ色)の一部で、1つの細片はカタログ番号207229(ACE(商標)Nylon Ankle Brace−暗褐色)の一部で、もう1つの細片はカタログ番号207525(ACE(商標)Elasto−prene Ankle Support−黒色)の一部であった。
【0059】
各材料の試料細片を、多数の10mmサークルに切断した。10mmサークルの試料の1/3は、対照試料として使用し、1/3は試験試料として水中の2%クロロキシレノール溶液で処理し、1/3も試験試料として、エチルアルコール中の2%クロロキシレノール溶液で処理した。クロロキシレノール溶液は、10mmのサークル試料を溶液中に置き、試料を取り出し、次いで過剰の溶液を絞り出して適用した。
【0060】
トリプチケースソイブロス増殖寒天を含有するペトリ皿に、菌1種を接種した。生地試料を接種プレートの中心の表面に置いた。接種プレートを覆い、30℃から35℃において一夜培養した。試料と菌の増殖が明白な個所との間の距離、すなわち阻止帯を測定した。試料と、試料の周りの菌が増殖し始めた個所との間の距離が大きくなるほど、試料の菌に対する抑制、すなわち、処理した生地の効果が大きくなる。
【0061】
結果を表3に示す。
【0062】
【表3】


【0063】
大腸菌(E.coli)および黄色ブドウ球菌(S.aureus)は、人間の皮膚上で見られる最も一般的な菌であり、黄色ブドウ球菌は、該微生物のほぼ80%を構成する。水中またはエチルアルコール溶液中のクロロキシレノールを含有する試験試料は、クロロキシレノール溶液を含まない対照試料と較べて、両種の菌に対して有意な抑制および効力を示した。クロロキシレノール/水溶液に浸漬した試験試料とクロロキシレノール/エチルアルコール溶液に浸漬した試験試料との間に有意差はない。さらに、処理した材料の全てが菌を抑制すると思われるので、本実験で試験した材料の間に有意差はない。
【実施例2】
【0064】
カタログ番号207604(ACE(商標)Velcro Fastener−4インチ包帯)のACE(商標)包帯に、トリクロサン(1%)、イソプロピルアルコール(70%)および水(29%)の溶液(表1の配合物8)を、超音波噴霧器を使用して噴霧した。抗菌剤の付加した量は、0.02mg/cmであると計算された。処理した包帯を、11個の均等な試料に分割した。試料1はそのままさらに処理せずに残した。これを、以下の表4〜7に「洗濯なし」試料として示す。試料2は、洗濯石鹸と温水を用いて、30分間の洗濯サイクルで洗濯し、次いで衣類乾燥機で20分間空気乾燥した。この試料を表4〜7に「洗濯1回」として示す。他の試料は、続いてさらに2〜10回の追加の洗濯/乾燥サイクルで洗濯、乾燥を行い、それぞれ「洗濯2回」〜「洗濯10回」と示した。
【0065】
この解析において、抗菌溶液を噴霧しなかった包帯の試料も使用し対照試料として役立てた。
【0066】
以下の生物体を、トリプチケースソイブロス中に置き、30℃から35℃で一夜培養した。
緑膿菌(P.aeruginosa(ATCC #27853))
カンジダアルビカンス(C.albicans(ATCC #10231))
大腸菌(E.coli(ATCC #25922))
黄色ブドウ球菌(S.aureus(ATCC #25923))
【0067】
終夜増殖した上記の菌は、TSAプレート上に均等に広がっていた。各12個の試料からの4個のディスク(対照、洗濯なし、および洗濯1回〜洗濯10回)を、上記の菌の1種を接種した寒天プレート上においた。この工程を、各試料バッグが、各菌に関する寒天プレート上に4個のディスクが置かれるまで継続した。
【0068】
プレートを30℃から35℃で一夜培養し、次いで阻止帯を観察した。この観察結果を、以下の表4〜7に示す。
【0069】
【表4】


【0070】
【表5】


【0071】
【表6】


【0072】
【表7】


【0073】
イソプロピルアルコールおよび水中のトリクロサンの混合物で処理した包帯が、大腸菌および黄色ブドウ球菌に対して著しい抑制を示した。これら包帯の効果は、10回の洗濯および乾燥サイクルを通して維持された。
【0074】
これら実験結果は、本発明のさまざまな利点を実証している。例えば、イソプロピルアルコールおよび水中のトリクロサンの溶液は、人間の皮膚の表面上で見出される2種の主要な菌に対して有効である。適用の方法および配合は、10回の洗濯/乾燥サイクルを通して効果を維持するのに十分であった。織布包帯の三次元特性によって、大きな表面積で抗菌剤と接触することが可能になり、良好な抑制を保証する。重要なことは、これらの結果が、抗菌溶液の極端に低い濃度、すなわち0.02mg/cmにおいても達成されることであった。
【0075】
本発明を、その詳細な説明と関連して記述したが、前述の説明は例示を目的とするものであって、添付の特許請求の範囲で定義する本発明の範囲を制限するものではない。他の態様、利点、および修正も特許請求の範囲内である。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】約15%まで引き伸ばしたたて編地の顕微鏡写真である。
【図2】約15%まで引き伸ばした織地の顕微鏡写真である。
【出願人】 【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【出願日】 平成18年10月30日(2006.10.30)
【代理人】 【識別番号】100077481
【弁理士】
【氏名又は名称】谷 義一

【識別番号】100088915
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 和夫


【公開番号】 特開2008−36387(P2008−36387A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−294331(P2006−294331)