| 【発明の名称】 |
医療用ガーゼ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤野 康弘
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| 【要約】 |
【課題】手術中にガーゼ体を確認し易くすることによりX線撮影を行うことなく、ガーゼ体が体内に取り残されることを防止できる。
【構成】ガーゼ体1は経糸2を長手方向とするとともに緯糸3を幅方向としてこの経糸2と緯糸3とを交互に交差して平織したものである。ガーゼ体1の経糸2の内の一部分を、複数本の疎水性の経糸4にて構成する。この複数本の疎水性の経糸4は幅方向に連続して配設することによりこの複数本の疎水性の経糸4にて疎水性部分5を形成し、この疎水性部分5はガーゼ体の幅方向に一定の幅を有して長手方向に形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 経糸を長手方向とするとともに緯糸を幅方向としてこの経糸と緯糸とを交互に交差して平織したガーゼ体からなる医療用ガーゼであって、 前記ガーゼ体の経糸の内の一部分を、複数本の疎水性の経糸にて構成し、 この複数本の疎水性の経糸は幅方向に連続して配設することによりこの複数本の疎水性の経糸にて疎水性部分を形成し、 この疎水性部分はガーゼ体の幅方向に一定の幅を有して長手方向に形成されている ことを特徴とする医療用ガーゼ。 【請求項2】 疎水性の経糸は一つの成分にて形成されていることを特徴とする請求項1記載の医療用ガーゼ。 【請求項3】 疎水性の経糸は白色であることを特徴とする請求項1又は2記載の医療用ガーゼ。 【請求項4】 疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸は、この疎水性の経糸以外の経糸より隣接する経糸の間隔を小さくして配設し、疎水性部分を面状に形成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用ガーゼ。 【請求項5】 疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸は、隣接する疎水性の経糸の間隔を緯糸間の間隔より狭く形成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用ガーゼ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、医療用ガーゼに関する。 【背景技術】 【0002】 従来のこの種の医療用ガーゼとしては、多数の経糸と緯糸とからなるガーゼ構成糸のうちの1本を、例えば硫酸バリウムを含有するシリコン系樹脂からなる色付きのX線造影糸に置き換えて織成してガーゼ体を構成したX線造影糸を織り込んだ医療用ガーゼが一般的に採用されている。 【0003】 そして、この従来のX線造影糸を織り込んだ医療用ガーゼでは、ガーゼ体の1本のX線造影糸と多数の経糸とは略等間隔に織り込まれ、また、緯糸も経糸及びX線造影糸と略直交する方向に略等間隔に織り込んだ構成となっている。 【0004】 この従来のX線造影糸を織り込んだ医療用ガーゼの構成では、医療行為中にガーゼ体からX線造影糸が抜け落ちることがある問題があった。 【0005】 そこで、医療用ガーゼの多数の緯糸と、この緯糸と直交する多数の経糸とを構成糸とする前記ガーゼ体の構成糸の内、少なくとも一本をX線造影糸とし、このX線造影糸に対して略直交方向にかつ略等間隔に該X線造影糸と交差する構成糸は、1本置きにX線造影糸の上面側と下面側とを交差し、かつこのX線造影糸と接触し、さらに、前記X線造影糸に対して略平行方向の構成糸の内、前記X線造影糸の両側に近接する複数本の構成糸は、互いに接触しかつX線造影糸とも接触するように密に織り込まれ、簡単にX線造影糸が抜け落ちることのないようにした構成が知られている(特許文献1)。 【特許文献1】特開2003−325573号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 上記特許文献1に記載の医療用ガーゼでは、ガーゼ体が体内に取り残されているか否かは、手術後、X線撮影することによってガーゼ体のX線造影糸を確認することになるため、X線撮影にて体内にガーゼ体が残っていたことが確認された場合、再度手術を行い体内のガーゼ体を回収することになるので、患者及び医師双方の負担が大きい。 【0007】 また、手術後にX線撮影でガーゼ体のX線造影糸の確認が容易にできるように、硫酸バリウムを含有するシリコン系樹脂から構成された一般的なX線造影糸は、経糸または緯糸の綿糸より太く形成されているために硬くなり易く、手術時に患部など体内を損傷するおそれがあった。 【0008】 さらに、手術中にX線造影糸を確認することができるようにするため、X線造影糸には黒、青、緑などの色に着色されているが、血液が付着したり、血液中に漬かると視認し難くなる問題があった。 【0009】 また、手術中或いは手術後にガーゼ体のX線造影糸の本数を増やすか或いは太くすることが考えられるが、X線造影糸は綿糸より硬いので、ガーゼ体の柔軟性がなくなるとともに価格が高くなる問題もあった。 【0010】 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、手術中にガーゼ体を確認し易くすることによりX線撮影を行うことなく、ガーゼ体が体内に取り残されることを防止する医療用ガーゼを提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明の医療用ガーゼは、経糸を長手方向とするとともに緯糸を幅方向としてこの経糸と緯糸とを交互に交差して平織したガーゼ体からなる医療用ガーゼであって、前記ガーゼ体の経糸の内の一部分を、複数本の疎水性の経糸にて構成し、この複数本の疎水性の経糸は幅方向に連続して配設することによりこの複数本の疎水性の経糸にて疎水性部分を形成し、この疎水性部分はガーゼ体の幅方向に一定の幅を有して長手方向に形成されているもので、医療用ガーゼの疎水性部分には血液が付着しない。 【0012】 また、本発明の医療用ガーゼは、疎水性の経糸は一つの成分にて形成されているもので、従来のX線造影糸に比してガーゼ体の疎水性部分は柔軟性を保持している。 【0013】 さらに、疎水性の経糸は白色であり、疎水性の経糸がガーゼ体の経糸及び緯糸の綿糸と略同一の色となる。 【0014】 また、本発明の医療用ガーゼは、疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸は、この疎水性の経糸以外の経糸より隣接する経糸の間隔を小さくして配設し、疎水性部分を面状に形成したもので、医療用ガーゼのガーゼ体の疎水性部分には、疎水性の経糸が密集している。 【0015】 また、本発明の医療用ガーゼは、ガーゼ体の疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸は、隣接する疎水性の経糸の間隔を緯糸間の間隔より狭く形成したもので、疎水性経糸と疎水性を有しない緯糸との重なる部分の間の間隔が長くなり、疎水性経糸の露出部分が長くなる。 【発明の効果】 【0016】 本発明の医療用ガーゼは、ガーゼ体の一定の幅部分の疎水性部分に血液が撥じかれて付着しないので、ガーゼ体に血液が付着したり、ガーゼ体が血液に浸漬されていても、疎水性部分にてガーゼを容易に確認でき、手術に際してガーゼ体を体内に取り残すおそれがない。 【0017】 また、ガーゼ体は疎水性の経糸は一つの成分のため、従来のX線造影糸に比して医療用ガーゼの疎水性部分の柔軟性を保持できるので、ガーゼ体が当たる患部などの部分を損傷することなく、また、疎水性の経糸の製造が容易となり、安価に得られる。 【0018】 さらに、疎水性の経糸は白色のため、疎水性の経糸がガーゼ体の経糸及び緯糸の綿糸と略同一の色となり、未使用の状態では疎水性の部分が目立たないので違和感がなく、また、ガーゼ体に血液が付着した場合やガーゼ体が血液ら浸漬した状態では、疎水性の部分は白色で目立ち、ガーゼ体を見落とすことがない。 【0019】 また、疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸が、この疎水性の経糸以外の経糸より隣接する経糸の間隔を小さくして配設し、疎水性部分を面状に形成することにより、医療用ガーゼの疎水性部分には、疎水性の経糸が密集され、血液を撥じき易くなり、ガーゼ体は疎水性部分に確実に血液が付着することを防止できる。 【0020】 さらに、ガーゼ体の疎水性部分を形成する複数本の疎水性の経糸は、隣接する疎水性の経糸の間隔を緯糸間の間隔より狭く形成することにより、疎水性経糸と疎水性を有しない緯糸との重なる部分の間の間隔が長くなり、疎水性の経糸の露出部分が長くなるので、疎水性部分における血液の付着防止をより確実にすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 次に本発明を実施するための最良の形態を図1に基いて説明する。 【0022】 本発明の医療用ガーゼのガーゼ体1は、経糸2を長手方向とするとともに緯糸3を幅方向としてこの経糸2と緯糸3とを交互に交差して平織した構成である。この経糸2及び緯糸3は綿糸などの天然繊維又は合成樹脂繊維など適宜の材料で形成する。 【0023】 そして、このガーゼ体1は、前記経糸2の内の一部分を、複数本の疎水性の経糸4にて構成する。この疎水性の経糸4は血液などの液体を撥じいて血液などの液体が付着しない非付着特性を有している。 【0024】 この疎水性の経糸4は、一つの成分、例えば、PEまたはPPなどポリエチレン系合成樹脂、PETなどポリエステル系合成樹脂など一つの成分で形成する。そして、1つの成分で形成した場合には繊維はモノフィラメントでも、マルチフィラメントでも適用できる。また、この疎水性の経糸4は、一つの成分で形成することにより従来のX線造影糸に比してガーゼ体1の疎水性部分5は柔軟性を保持できる。 【0025】 また、この疎水性の経糸4は白色とし、他のガーゼ体1を構成する経糸2および緯糸3の綿糸と同等の白色が好ましいが、必ずしも一致する必要はなく、略白色であればよい。 【0026】 この複数本の疎水性の経糸4は幅方向に連続して配設することにより、この複数本の疎水性の経糸4にて疎水性部分5が形成され、この疎水性部分5はガーゼ体1の幅方向に一定の幅を有して長手方向に形成される。そして、疎水性の経糸4は白色であり、疎水性の経糸4がガーゼ体1の経糸2及び緯糸3の綿糸と略同一の色のため、疎水性部分5はガーゼ体1の疎水性部分5以外の部分と略同一色となる。 【0027】 この疎水性部分5の幅は、血液などの液体に疎水性部分5が接触したとき、血液を撥じいて疎水性部分5が確認できる幅であれば特に限定されるものではなく、手術時に疎水性部分5を確認できる幅は少なくとも10mm程度は必要であるが、疎水性部分5の幅が大きくなると、ガーゼ体1の血液を吸収する部分が少なくなり、血液などの吸収量が少なくなり過ぎてしまうおそれがあるので、できるだけ疎水性部分5を形成しないガーゼを使用した場合とほとんど変わらない程度の吸収量特性を有し、従来のガーゼと同一の使用枚数にすることができるように、疎水性部分5を設定することが好ましい。 【0028】 一般に、一回に使用するガーゼの使用状況は、手術にもよるが、使用枚数は10枚以下の場合が多いとともに、ガーゼは10枚を一束として数束を使用する場合が多いので、少なくとも疎水性部分5は従来のガーゼ体に比べて血液など液体の吸収量が10%程度以下より大幅に低下しないように、ガーゼ体1の全面積に比べて疎水性部分5の面積が10パーセント以下とするすることが好ましい。 【0029】 この疎水性の経糸4は撥水処理加工を施した綿糸などの天然繊維又は合成樹脂繊維など適宜の材料で形成し、この疎水性の経糸4の太さは、前記ガーゼ体1を構成する綿糸などの経糸2および緯糸と略同等の太さでかつ前記綿糸などの経糸2と略同等の柔軟性を有することが好ましい。 【0030】 なお、疎水性の経糸4の太さは前記ガーゼ体1の経糸2と略同等の太さと略同等の柔軟性を有する素材が得られないときには、少なくとも、従来一般に用いられているX線造影糸よりは細くし、かつ剛性を低くする。例えば、従来一般のX線造影糸の剛軟性は50mm乃至70mm程度であるので、疎水性の経糸4の剛軟性は50mmより小さいことが好ましい。そして、綿糸の剛軟性は20ないし40mm程度なので、疎水性の経糸2の剛軟性は20ないし50mmとし、好ましくは、この疎水性の経糸2の剛軟性を20ないし40mmとする。 【0031】 なお、この疎水性の経糸2の剛軟性の測定方法は、JIS規格のL 1096の45°カンチレバー法によるものである。そして、この測定方法では、ガーゼ体1の2cm×約15cmの試験片を縦方向に及び横方向に採取することになっているが、試験片を綿糸1本或いはX線造影糸1本を約15cmの長さとし、試験片をそれぞれ5本を採取して試験をするものである。 【0032】 また、前記緯糸3は疎水性の経糸4による疎水性部分5に位置する部分を疎水性を有するように、緯糸3を撥水処理加工を施した構成とすることもできる。 【0033】 また、前記疎水性の経糸4は一つの成分にて形成されているもので、従来のX線造影糸に比してガーゼ体の疎水性部分は柔軟性を保持している。 【0034】 また、ガーゼ体1は縦方向の端部に位置する緯糸3は他の部分より間隔を狭く隣接する緯糸3を密着させた端縁部6を形成し、ガーゼ体1の縦方向の端部の緯糸3がほつれることを防止するようにする。 【0035】 次に、この実施の形態の作用を説明する。 【0036】 ガーゼ体1には疎水性の経糸4による疎水性部分5が形成されているので、ガーゼ体1を手術時に体内の患部などに入れた場合、ガーゼ体1の疎水性部分5は血液または体液などの液体を撥き、ガーゼ体1の一定の幅部分の疎水性部分5に血液が付着しないので、ガーゼ体1が血液などに浸かって、ガーゼ体1に血液が付着したりた状態でも疎水性部分5でガーゼ体1の存在を確実に確認できるので、手術に際してガーゼ体1を体内に取り残すなど置き忘れることを防止できる。 【0037】 また、ガーゼ体1は疎水性の経糸4はポリエチレン系合成樹脂またはポリエステル系合成樹脂などの一つの成分のため、従来のX線造影糸に比してガーゼ体1の疎水性部分5の柔軟性を保持でき、ガーゼ体1が当たる患部などの部分を損傷することない。また、疎水性の経糸4はポリエチレン系合成樹脂またはポリエステル系合成樹脂などの一つの成分とすれば、疎水性の経糸4の製造が容易となり、安価に得られる。 【0038】 さらに、疎水性の経糸4は白色のため、疎水性の経糸4がガーゼ体1の経糸2及び緯糸3の綿糸と略同一の色となり、未使用の状態では疎水性部分5が目立たないので違和感がなく、また、ガーゼ体1に血液が付着した場合やガーゼ体1が血液ら浸漬した状態では、疎水性の部分は白色で目立つので、ガーゼ体1を見落とすことがない。 【0039】 次に、他の実施の形態を図2に基づいて説明する。 【0040】 この実施の形態の医療用ガーゼは、図1に示す医療用ガーゼの構成において、疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4は、この疎水性の経糸4以外の経糸2間の間隔より隣接する疎水性の経糸4の間隔を小さくして配設して疎水性部分5を面状に形成し、ガーゼ体1の疎水性部分5には、疎水性の経糸4が密集している。 【0041】 この疎水性部分5の疎水性の経糸4は隣接する疎水性の経糸4と接触した状態、または接触しなくても隣接する疎水性を有しない経糸2間の寸法より小さく密接した状態であればよい。 【0042】 そして、ガーゼ体1は疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4間の間隔を小さくすると、疎水性部分5は疎水性部分5以外の部分に比べて硬くなり易いので、疎水性部分5の面部分が硬くならないように、疎水性の経糸4は他の経糸2より細くして柔軟性が保持できるようにすることが好ましい。 【0043】 なお、この実施の形態の医療用ガーゼの他の構成は、前記図1に示す実施の形態の医療用ガーゼと同一構成である。 【0044】 この実施の形態の作用を説明する。 【0045】 疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4間の寸法が、この疎水性の経糸4以外の経糸2間の寸法より間隔を小さく、疎水性部分5が面状に形成されることにより、ガーゼ体1の疎水性部分5には、疎水性の経糸4が密集され、血液をはじき易くなり、ガーゼ体1は疎水性部分5に確実に血液が付着することを防止できる。 【0046】 この実施の形態の医療用ガーゼの他の作用は図1に示す実施の形態の医療用ガーゼと同一である。 【0047】 さらに、他の実施の形態を図3および図5に基づいて説明する。 【0048】 この実施の形態の医療用ガーゼは、ガーゼ体1の疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4は、隣接する疎水性の経糸4の間隔を緯糸3間の間隔より狭く形成したもので、疎水性の経糸4と疎水性を有しない緯糸3との重なる部分の間の間隔が長くなり、疎水性の経糸4の露出部分が長くなる。 【0049】 この疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4の間隔を緯糸3間の間隔より狭く形成するには、ガーゼ体1の単位面積(cm2)当たりの緯糸3の本数を経糸2の本数より少なくすることによって容易にできる。この場合、ガーゼ体1には、縦方向の端部に位置する緯糸3は他の部分より間隔を狭く隣接する緯糸3を密着させた端縁部6は形成する。 【0050】 この実施の形態の医療用ガーゼの他の構成は、図1に示す実施の形態の医療用ガーゼの構成と同一である。 【0051】 次に、この実施の形態の作用を説明する。 【0052】 ガーゼ体1の疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4は、隣接する疎水性の経糸4の間隔を緯糸3間の間隔より狭く形成されているため、疎水性の経糸4と疎水性を有しない緯糸3との重なる部分の間の間隔が長くなり、疎水性の経糸4の露出部分が長くなるので、疎水性部分5における血液などは確実に撥かれるので血液などの付着を確実に防止することができる。 【0053】 また、この実施の形態において、この疎水性部分5を形成する複数本の疎水性の経糸4の間隔を緯糸3間の間隔より狭く形成するには、図4に示す構成に代えて、図5に示すように、例えば、経糸2と緯糸3の単位面積あたりの本数を同一として、隣り合う2本の緯糸3を密接に接触するように近接させ、隣り合う2本の緯糸3を1本の緯糸のように形成することにより、密接した2本の緯糸3ごとの間隔は経糸2間と疎水性の経糸4間の間隔より長くなる。 【0054】 この構成では、緯糸3の本数を減らす必要がないので、ガーゼ体1の血液などの液体の吸収量を、疎水性部分5を形成しないガーゼ体に比べて減少させることがない。 【0055】 なお、前記各実施の形態では、疎水性部分5を形成する疎水性の経糸4は、一つの成分にて形成した構成について説明したが、ガーゼ体1の柔軟性が確保できれば、一つの成分に限られるものではない。 【0056】 また、上記各実施の形態に示す医療用ガーゼは、厚生労働省の「医療ガーゼ・医療脱脂綿基準」に基づく「医療ガーゼ」であり、この基準に示すタイプIからタイプIVまでのいずれの形状に限定されるものではなく、また、この基準に基づかない医療用ガーゼにも適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0057】 【図1】本発明の一実施の形態を示す医療用ガーゼの平面図である。 【図2】本発明の他の実施の形態を示す医療用ガーゼの平面図である。 【図3】本発明の他の実施の形態を示す医療用ガーゼの平面図である。 【図4】本発明の他の実施の形態を示す医療用ガーゼの一部の拡大平面図である。 【図5】本発明の他の実施の形態を示す医療用ガーゼの一部の拡大平面図である。 【符号の説明】 【0058】 1 ガーゼ体 2 経糸 3 緯糸 4 疎水性の経糸 5 疎水性部分
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| 【出願人】 |
【識別番号】391047503 【氏名又は名称】白十字株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月28日(2006.7.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄
【識別番号】100092565 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 聡
【識別番号】100112449 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 哲也
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| 【公開番号】 |
特開2008−29549(P2008−29549A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−205534(P2006−205534) |
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