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【発明の名称】 活性剤の投与のための涙点プラグ
【発明者】 【氏名】モーリーン・ジェイ・ボルジア

【氏名】ハッサン・チャオウク

【氏名】ヘレン・キュイ(別名 ハン・キュイ)

【氏名】ウォルター・アール・ラレド

【氏名】ジガン・リー

【氏名】アルナ・ネイサン

【氏名】マイケル・ジェイ・トレッツア

【要約】 【課題】活性剤を眼の涙液および鼻涙管のうちの一方またはこれら両方に投与するための涙点プラグを提供する。

【構成】本発明のプラグは、本体(10)と、本体内に収容されたリザーバ(15)と、随意の襟部とを有する。リザーバは、少なくとも1つの開口部(13)を有し、このリザーバは、ポリマー材料および少なくとも1種類の活性剤を収容する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバは、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、
涙点プラグ。
【請求項2】
涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、前記本体の前記第1の端部、前記第2の端部、または前記第1の端部および前記第2の端部の両方に位置する開口部を有し、
前記リザーバは、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、
涙点プラグ。
【請求項3】
請求項1記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
【請求項4】
請求項2記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
【請求項5】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、少なくとも部分的に水溶性であり、経時的に溶解し、前記活性剤含有材料が溶解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
【請求項6】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、生分解性であり、経時的に分解し、前記活性剤含有材料が分解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
【請求項7】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、水に不溶性でありかつ非生分解性であり、
前記活性剤は、前記リザーバに設けられた開口部を介して前記活性剤含有材料から受動的に拡散する、涙点プラグ。
【請求項8】
請求項3または4記載の涙点プラグにおいて、
前記側面の前記残部の外径よりも大きな外径を有する前記側面の前記一部分は、前記涙点プラグが涙小管内に挿入されると、前記涙点プラグを前記涙小管内に固定する、涙点プラグ。
【請求項9】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、眼に向き、前記活性剤は、前記眼の涙液中に放出される、涙点プラグ。
【請求項10】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、鼻涙管に向き、前記活性剤は、前記鼻涙管内に放出される、涙点プラグ。
【請求項11】
請求項1、2、3、または4記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部が眼に向き、前記活性剤が、前記眼の涙液中に放出され、前記リザーバに設けられている別の開口部が、鼻涙管に向き、前記活性剤が、前記鼻涙管内にも放出される、涙点プラグ。
【請求項12】
活性剤を眼の涙液および鼻涙管に投与するための涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが涙小管内に挿入されると、前記涙小管の形状と同形になる軟質ポリマー材料で構成された本体と、
前記本体内に収容されたリザーバであって、
前記リザーバが、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバが、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体が、前記活性剤に対して不透過性である、
リザーバと、
前記涙点プラグを前記涙小管内に挿入すると、涙点の外部に載る襟部と、
を有する、涙点プラグ。
【請求項13】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、少なくとも部分的に水溶性であり、経時的に溶解し、前記活性剤含有材料が溶解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
【請求項14】
請求項13記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、前記先の活性剤含有材料の実質的に全てが溶解した後、先の前記活性剤と同じまたはこれとは異なる少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料で再び充填される、涙点プラグ。
【請求項15】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、生分解性であり、経時的に分解し、前記活性剤含有材料が分解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を介して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
【請求項16】
請求項13記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、前記先の活性剤含有材料の実質的に全てが分解した後、先の前記活性剤と同じまたはこれとは異なる少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料で再び充填される、涙点プラグ。
【請求項17】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、水に不溶性でありかつ非生分解性であり、
前記活性剤は、前記リザーバに設けられた開口部を介して前記活性剤含有材料から受動的に拡散する、涙点プラグ。
【請求項18】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバおよび前記本体は、共通境界を有する、涙点プラグ。
【請求項19】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、眼に向き、前記活性剤は、前記眼の涙液中に放出される、涙点プラグ。
【請求項20】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、鼻涙管に向き、前記活性剤は、前記鼻涙管内に放出される、涙点プラグ。
【請求項21】
請求項12記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部が眼に向き、前記活性剤が、前記眼の涙液中に放出され、前記リザーバに設けられている別の開口部が、鼻涙管に向き、前記活性剤が、前記鼻涙管内にも放出される、涙点プラグ。
【請求項22】
涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバは、活性剤含有材料を収容し、
前記活性剤含有材料は、少なくとも1種類の活性剤を含む、繊維であるか、または繊維状構造体であり、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、涙点プラグ。
【請求項23】
請求項22記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
【請求項24】
請求項22記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、0〜100重量%のポリカプロラクトンおよび100〜0重量%のエチレンビニルアセテートを含む繊維を収容している、涙点プラグ。
【請求項25】
請求項22記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、50重量%のポリカプロラクトンおよび50重量%のエチレンビニルアセテートを含む繊維を収容している、涙点プラグ。
【発明の詳細な説明】【開示の内容】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は、眼、鼻、および咽喉のうちの1つまたは2つ以上に物質を投与するのに適した器具に関する。特に、本発明は、少なくとも1種類の活性剤の投与のための涙点(punctal)プラグに関する。
【0002】
〔関連出願〕
本願は、2006年6月21日に出願された米国仮特許出願第60/805,378号明細書の優先権を主張するものである。
【0003】
〔発明の背景〕
ヒトの涙は、涙腺により分泌され、眼の表面を横切って、眼瞼がこれらの眼瞼の内端部で互いに一緒になる場所に位置する浅いプール(涙湖と呼ばれている)まで流れる。ここから、涙は、上眼瞼および下眼瞼の各々の小さな開口部を介して流出する。これら開口部は、それぞれ、上涙点(the superior lacrimal puncta)および下涙点(the inferior lacrimal puncta)と呼ばれている。これら上下の涙点(punctum)から、涙は、上下の涙小管の各々の中にそれぞれ流れ込む。これら涙小管は、涙嚢に通じる管状の通路である。涙嚢は、鼻涙管の上拡張部分であり、この部分は、涙を鼻器官系中に排出する。かくして、鼻涙管に通じている涙小管を介して活性剤を鼻および咽喉に投与することができる。
【0004】
活性剤は、眼の疾患および障害の治療のために眼に投与される場合が多い。活性剤を眼に投与する従来手段は、眼の表面への局所適用を含む。眼は、局所投与に比類無く適している。というのは、正しく構成されると、局所適用活性剤は、角膜を通って入り込んで眼の内部で治療的濃度レベルまで上昇するからである。眼の疾患および障害用の活性剤は経口的にまたは注入によって投与されてもよいが、かかる投与経路は、経口投与では、活性剤が眼にあまりにも低い濃度で到達するので所望の薬理学的効果を得ることができず、これらの使用法は、著しい全身性副作用により複雑であり、しかも注入は、感染の恐れをもたらすので、不都合である。
【0005】
眼用活性剤の大部分は、現在、点眼薬を用いて局所的に投与されており、点眼薬は、用途によっては効果的であるが、効率が悪い。液滴が眼に添加たされた場合、液滴は、眼と眼瞼との間の嚢状空洞(ポケット)である結膜嚢からあふれ、それにより、液滴の相当な部分が、頬上への眼瞼縁のオーバーフローに起因して失われることになる。加うるに、眼表面上に止まっている液滴の相当な部分は、涙点中に排出され、薬剤の濃度を稀釈する。
【0006】
〔発明および例示の実施形態の詳細な説明〕
本発明は、活性剤を鼻涙管および眼の涙液のうちの一方またはこれら両方に投与するために使用できる涙点プラグを提供する。一実施形態では、本発明は、第1の端部、第2の端部、および2つの端部の間に延びる側面を備えた本体と、本体内に収容されたリザーバとを有するか、実質的にこれらからなるか、またはこれらからなり、リザーバは、少なくとも1つの開口部を有するか、実質的にこれからなるか、またはこれからなり、リザーバは、少なくとも1種類の活性剤を含むか、実質的にこれからなるか、またはこれからなる活性剤含有材料を収容し、本体は、活性剤に対して不透過性である、涙点プラグを提供する。
【0007】
図1を参照すると、涙点プラグの本体10は、少なくとも1つの開口部13を備えたリザーバ15を有し、例えば、活性剤含有材料11、好ましくはポリマー材料が、溶解または分解すると、活性剤18が、開口部13を通って放出されるか、あるいは、活性剤18は、材料11の性質に応じて、材料11から単に拡散するか、または材料11から放出される。活性剤をプラグから放出させる開口部は、図1の例に関していえばプラグ本体の第1の端部に配置されていてもよく、図2の例に関していえばプラグ本体の第2の端部に配置されていてもよく、または、図3に示した例に関していえばプラグ本体の第1の端部と第2の端部の両方に配置されていてもよく、または、プラグ本体の側面に沿って配置されていてもよい。好ましくは、開口部は、第1の端部および第2の端部のうちの一方またはこれら両方に配置されている。例えば図3に示すような本発明の特定の実施形態では、涙点プラグは、涙点プラグを涙小管内に固定するのに適した寸法および形状をした、本体30の拡大セグメント32を有している。
【0008】
眼の涙液中への活性剤の投与のためには、涙点プラグは、涙小管内に挿入され、活性剤は、眼の涙液中に放出される。図4を参照すると、活性剤を眼の涙液中に投与するためには、襟部44が、好ましくは、涙点プラグの本体40に設けられており、涙点プラグが涙小管内に挿入されると、襟部44は、涙点の外部に載る。鼻涙管内への活性剤の投与のためには、涙点プラグが涙小管内に好ましくは深く挿入され、活性剤は、鼻涙管内に放出される。
【0009】
本明細書で用いる「涙点プラグ」という用語は、下涙点または上涙点を通って眼の下涙小管または上涙小管内に挿入されるのに適した寸法および形状の器具を意味している。
【0010】
本明細書で用いる「活性剤」という用語は、障害または疾患を治療し、抑制し、または予防できる薬剤を意味している。例示の薬剤は、医薬品および栄養補助食品(nutraceuticals)を含むが、これらに限定されない。好ましい活性剤は、眼、鼻、および咽喉のうち1つまたは2つ以上の障害または疾患を治療し、抑制し、または予防できる。
【0011】
本明細書で用いる「少なくとも部分的に水溶性である材料(または物質)」という表現は、水性環境に暴露されると、その結果として物質の検出可能な溶解が起こるのに十分なレベルの水中での溶解性を示す材料(または物質)を意味している。
【0012】
本明細書で用いる「生分解性である材料(または物質)」という表現は、一般に哺乳動物中に存在している生物学的に活性の物質に曝されると、検知可能な程度まで分解する材料(または物質)を意味している。
【0013】
本明細書で用いる「水に不溶性の材料(または物質)」という表現は、水に曝されても実質的には溶解しない材料(または物質)を意味している。
【0014】
本明細書で用いる「非生分解性である材料(または物質)」という表現は、一般に哺乳動物中に存在している生物学的に活性の物質に曝されても、実質的には分解しない材料(または物質)を意味している。
【0015】
本明細書で用いる「活性剤に対して不透過性である本体」という表現は、極微量の活性剤しか通すことができない本体を意味している。
【0016】
本明細書で用いる「ポリマー材料」という用語は、少なくとも1種類の活性剤を含むことができる1種類または2種類以上のポリマーで作られた材料を意味し、かかるポリマーは、例えばポリマーが溶解または分解した場合、活性剤がポリマーから拡散した場合、または、プロドラッグが用いられ、このプロドラッグ内で活性剤がポリマーに取り付けられていて、材料から劈開されることにより放出される場合、活性剤を放出することができる。
【0017】
本明細書で用いる「開口部」という用語は、活性剤を通すことができる寸法および形状の涙点プラグの本体に設けられた開口部を意味する。好ましくは、活性剤だけが、開口部を通過することができる。開口部は、例えば、メンブレン、メッシュ、格子により被覆された穴であってもよく、または、被覆されていなくてもよい。メンブレン、メッシュ、または格子は、多孔質、半多孔質、透過性、半透過性、生分解性のうちの1つまたは2つ以上の性質であるってもよい。
【0018】
本明細書で用いる「軟質材料」という用語は、硬質ではなく、接触対象の物体が何であれ実質的にその表面の形状に従う(conform)材料を意味している。
【0019】
本明細書で用いる「リザーバと本体は、共通境界を有する(coterminous)」という表現は、リザーバが本体の実質的に全てであることを意味している。リザーバと本体が共通境界を有する場合、襟部を本体に取り付けることができるが、襟部は、本体の一部とは見なされない。
【0020】
本明細書で用いる「活性剤で再び充填される」という表現は、検出可能な量の活性剤を涙点プラグのリザーバに添加することを意味する。
【0021】
本発明は、活性剤を眼の涙液および鼻涙管のうち一方またはこれら両方に投与する多くの涙点プラグを含む。涙点プラグは、好ましくは、下涙小管、上涙小管、または下涙小管と上涙小管の両方内に挿入される。涙点プラグが活性剤を眼の涙液に投与するために用いられている場合、涙点プラグは、好ましくは、本体の一端部に襟部を有する。襟部は、涙小管内への涙点プラグの挿入後には襟部の少なくとも一部分が涙小管を越えて延び、涙小管の外部に位置するのに十分な程度、本体の一端部から半径方向外方に延びている寸法および形状の涙点プラグの一部分である。典型的には、襟部は、約0.2mm〜約1mm涙点プラグを越えて延びる。襟部が設けられていない涙点プラグの一部分が、各眼瞼の縁の涙小管の開口部である下涙小管または上涙小管のうちの一方の中に挿入される。図6を参照すると、拡大セグメント62および本体60は、いずれか一方の涙小管中に挿入され、襟部64が、涙小管の外部に当たって位置しまたは載り、涙点プラグが涙小管内に滑り落ちないようにしており、従って、涙点プラグと眼の涙液との間の接触が、維持されるようになっている。
【0022】
涙点プラグが、活性剤を鼻涙管に投与するために用いられている場合、涙点プラグは、活性剤が涙嚢内に放出されるのに十分な深さで涙点プラグを一方または両方の涙小管内に挿入することができるよう襟部を備えていなくてもよい。図1〜図3には、活性剤を鼻涙管に投与するのに有用な涙点プラグの例が示されている。
【0023】
本発明の多くの涙点プラグは、各々、種々の特徴および利点を備えている。例えば、或る涙点プラグは、第1の端部、第2の端部、およびこれら2つの端部の間に延びる側面を備えた本体を有する。側面は、好ましくは、形状が実質的に円形の外周部を有し、かくして、本体は、好ましくは円柱の形状を有する。涙点プラグのうちの或るものの側面の一部分は、好ましくは、側面の残部の外径よりも大きな外径を有している。図2を参照すると、側面の拡大部分22は、涙点プラグを涙小管内に固着しまたは固定する。拡大部分は、拡大部分が少なくとも部分的に涙点プラグを涙小管内に固着する限り、任意の寸法または形状のものであってよく、また、側面の任意の部分上に存在してもよい。好ましくは、拡大部分は、プラグの一端に位置する。有利には、拡大部分は、図1に示すように平たくされた頂点を有する逆三角形の形をしていてもよく、端部が丸くなったテーパしていない本体を有してもよく、あるいは、図10に示すように丸くなった先端を備える一端にテーパした形状を有しても良い。当業者であればわかるように、多種多様な形状のうち任意のものが可能である。
【0024】
本発明の涙点プラグの本体は、任意の寸法および形状のものであってよい。好ましくは、本体は、細長い円柱の形状である。本体は、長さが約0.8mm〜約5mmであり、好ましくは、長さが約1.2mm〜約2.5mmである。本体の幅は、約0.2mm〜約3mm、好ましくは0.3mm〜約1.5mmである。
【0025】
プラグの本体は、全体的または部分的に透明または不透明であってよい。あるいは、本体は、プラグが点(涙点)内に配置されたときにプラグが見えやすいようにする色彩または顔料を有していてもよい。
【0026】
涙点プラグの本体は、任意の適当な生体適合性材料で作られていてよく、かかる生体適合性材料としては、シリコーン、シリコーン混合物、シリコーンコポリマー、例えば、ポリヒドロキシエチルメタクリレート(“pHEMA”)の親水性モノマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、およびグリセロール、ならびに例えば米国特許第5,962,548号明細書、同第6,020,445号明細書、同第6,099,852号明細書、同第6,367,929号明細書、および同第6,822,016号明細書に記載されているシリコーンヒドロゲルポリマーが挙げられるが、これらには限定されない。なお、これら米国特許は、その記載内容全体が参照により本明細書に組み入れられる。他の適当な生体適合性材料は、例えば、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ビニルピロリドン)(“PVP”)、ポリアクリル酸、ポリ(エチルオキサゾリン)、ポリ(ジメチルアクリルアミド)、ホスホリピド(phospholipid)、例えば、ホスホリルコリン誘導体など、ポリスルホベタイン、アクリル酸エステル、ポリサッカリド(polysaccharide)および炭水化物、例えばヒアルロン酸、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセルロース、ジェランガム、グアーガム、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸(chondritin sulfate)、ヘパリン、およびアルギン酸など、タンパク質、例えばゼラチン、コラーゲン、アルブミン、およびオバルブミンなど、ポリアミノ酸、フッ化ポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレン(“PTFE”)、ポリフッ化ビニリデン(“PVDF”)、およびテフロン(登録商標)など、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン(登録商標)、ならびにエチレンビニルアルコール(“EVA”)を含む。
【0027】
プラグ本体の表面は、全体的または部分的に被覆されていてもよい。被膜は、挿入を助ける潤滑性、組織適合性を向上させる粘膜付着性、およびプラグを涙点内に固定するのを助けるテクスチャーのうちの1つまたは2つ以上を提供することができる。適当な被膜の例は、ゼラチン、コラーゲン、ヒドロキシエチルメタクリレート、PVP、PEG、ヘパリン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、合成および天然タンパク質、ポリサッカリド(polysaccharide)、チオメル(thiomer)、ポリアクリル酸のチオール化誘導体(thiolated derivative)、チトサン、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース等およびこれらの組み合わせを含むが、これらには限定されない。
【0028】
本発明の涙点プラグの或る実施形態は、軟質材料で作られた本体を有し、この軟質材料は、これが接触するものがどんなものであれ、その形状と同形になる。あるいは、プラグは、本体よりも軟質度の低い材料または接触するものがどんなものであれ同様にその形状に同形となる材料で形成された襟部を有していてもよい。軟質の本体および軟質度の低い襟部の両方を有する涙点プラグが涙小管内に挿入されると、襟部は、涙点の外部に載り、涙点プラグの本体は、涙小管の形状と同形になる。かかる涙点プラグのリザーバと本体は、好ましくは互いに同一の境界を有する。即ち、かかる涙点プラグのリザーバは好ましくは、襟部を除き、本体全体を構成する。
【0029】
軟質本体および襟部のうち一方または両方が用いられる実施形態では、軟質本体および軟質襟部を種々の材料で作ることができ、かかる材料は、ナイロン(登録商標)、ポリエチレンテレフタレート(“PET”)、ポリブチレンテレフタレート(“PVT”)、ポリエチレン、ポリウレタン、シリコーン、PTFE、PVDF、およびポリオレフィンを含むが、これらには限定されない。ナイロン(登録商標)、PET、PBT、ポリエチレン、PVDF、またはポリオレフィンで作られた涙点プラグは、典型的には、例えば押出成型法、射出整形法、または熱成形法により製造されるが、これらには限定されない。ラテックス、ポリウレタン、シリコーン、またはPTFEで作られた涙点プラグは、典型的には、溶液流延法を用いて製造される。
【0030】
本発明の涙点プラグは、本体内に設けられたリザーバを有し、リザーバは、活性剤含有材料または物質を収容している。材料は、プラグにより投与されるべき1種類または複数種類の活性剤と適合性がある任意の材料であってよく、かかる材料は、材料の溶解もしくは分解により、または、材料からの活性剤の拡散により、活性剤を所望の仕方で放出することができる。いくつの材料を活性剤含有材料として用いてもよく、かかる材料は、天然に産出するポリマー材料と合成ポリマー材料の両方、非ポリマー材料を含むが、これらには限定されず、非ポリマー材料は、ガラスおよび粘土、有機材料、無機材料を含むが、これらには限定されず、無機材料は、多孔質セラミック、リピド、蝋等およびこれらの組み合わせを含むが、これらには限定されない。好ましくは、活性剤含有材料はポリマー材料であり、このポリマー材料には、少なくとも1種類の活性剤が被着され、全体にわたり分散されるか、または別の方法で含まれる。本体は、好ましくは、活性剤を通さず、リザーバは、活性剤を放出させる少なくとも1つの開口部を有している。
【0031】
本体は、図4に示すように第1の端部に、図5に示すように第2の端部に、図6に示すように本体の第1の端部と第2の端部の両方に、または本体上の別の場所に、リザーバと連通した1つまたは2つ以上の開口部を有する。本発明の特定の実施形態では、かかる涙点プラグが涙小管内に挿入され、これら涙点プラグが眼に向いた本体の端部に開口部を有している場合、活性剤は、眼の涙液中に放出される。変形例として、プラグが鼻涙管に向いた本体の端部に開口部を有する場合、活性剤は、鼻涙管内に放出される。プラグが眼に向いた本体の端部に開口部を有し、かつ鼻涙管に向いた本体の端部に別の開口部を有する実施形態では、活性剤は、眼の涙液および鼻涙管の両方の中に放出される。襟部を備えた涙点プラグの場合、かかる涙点プラグの開口部は、好ましくは、襟部に、好ましくは襟部の中央部分に配置される。かかる涙点プラグが涙小管内に挿入された場合、開口部は、眼に向き、活性剤は、眼の涙液中に放出される。
【0032】
開口部の寸法は、約1mm〜約2.5mm、好ましくは約0.15mm〜約0.8mmであろう。任意の1つの場所に1つの大きな開口部を設ける代わりに、多数の小さな開口部を使用してもよい。
【0033】
本発明において有用な涙点プラグの製造方法は、周知である。典型的には、プラグは、射出成型法、鋳込み成型法、トランスファー成型法等により製造される。好ましくは、リザーバは、プラグの製造後に、少なくとも1種類の活性剤と活性剤含有材料のうち一方または両方により充填される。加うるに、1種類または2種類以上の付形剤を単独で、またはポリマー材料と組み合わせて、活性剤と組み合わせるのが良い。
【0034】
選択された活性剤含有材料に応じて、活性剤は材料からほぼ即座に放出されてもよいし、または活性剤を所望の期間にわたり持続的に放出されてもよい。例えば、少なくとも部分的に水に溶ける1種類または2種類以上のポリマーで構成されたポリマー材料を用いてもよい。かかるポリマー材料が涙小管または涙液の水性環境に曝されると、かかるポリマー材料は、好ましくは、溶解し、溶解するにつれて活性剤を放出する。ポリマー材料を構成する1種類または2種類以上の水溶性は、典型的には、その溶解率に正比例する。少なくとも部分的に水に溶ける適当なポリマーは、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリアクリル酸、ポリ(エチルオキサゾリン)、ポリ(ジメチルアクリルアミド)、ホスホリピド(phosolipid)、例えば、ホスホリルコリン誘導体など、ポリスルホベタイン、ヒアルロン酸、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセルロース、ジェランガム、グアーガム、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、およびアルギン酸を含む(これらには限定されない)ポリサッカリド(polysaccharide)および炭水化物、タンパク質、例えばゼラチン、コラーゲン、アルブミン、およびオバルブミンなど、ならびに、ポリアミノ酸を含むが、これらには限定されない。この一覧表のポリマー材料は、典型的には、疎水性ポリマーおよびモノマーのうち一方またはこれら両方と共重合されていてもよいし、または混合されたていてもよい。
【0035】
変形例として、リピド、蝋、または無機材料(これらには限定されない)を含む非ポリマー材料を用いてもよい。適当な非ポリマー材料は、ラノリン、パラフィン、ソルベート、レシチン、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、グリセリン、ソルビトール、マニトール、ステアリン酸塩、脂肪酸、ルテイン、ゼアキサンチン、タウリン、グルタチオン等を含むが、これらには限定されない。
【0036】
変形例として、活性剤含有材料は、例えば典型的には哺乳動物中に存在する生物学的に活性な物質に曝されると、部分的にまたは完全に化学的に分解する1種類または2種類以上の生分解性ポリマー材料で構成されたものであってもよい。生分解性ポリマー材料は、好ましくは、生体内条件下で加水分解される。生分解は、溶解よりもゆっくりと起こる場合があり、材料は、かくして、活性剤の遅い持続性の放出が望まれる場合、1種類または2種類以上の生分解性材料で構成されるのが良い。
【0037】
適当な生分解性ポリマーは、グリコリド、ラクチド、ラクトン、イプシロン−カプロラクトンおよび他のヒドロキシ酸のポリマーおよびオリゴマー、ならびに非毒性でありまたは体内に通常の代謝物質として存在する物質を生じさせる他の生物学的に分解性のポリマーを含むが、これらには限定されない。好ましいポリ(アルファ−ヒドロキシ酸)は、ポリ(グリコール酸)、ポリ(2−ジオキサノン)(poly(2-dioxanone))、ポリ(DL−乳酸)およびポリ(L−乳酸)である。他の有用なポリマーは、ポリ(アミノ酸)、ポリカーボネート、ポリ(無水物)、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)(poly(phosphazine))およびポリ(リン酸エステル)を含む。ポリ(イプシロン−カプロラクトン)、ポリ(デルタ−カプロラクトン)、ポリ(デルタ−バレロラクトン)およびポリ(ガンマ−ブチロラクトン)を含む(これらには限定されない)ポリラクトンもまた有用であり、キトサン、アルギン酸、コラーゲン、およびゼラチンも同様である。本発明の特定の特徴では、活性剤を含有するポリマー材料は、1種類または2種類以上の溶解性かつ生分解性ポリマーの混合物を含んでいてもよい。
【0038】
好ましい実施形態では、活性剤含有材料は、1つまたは2つ以上の繊維または繊維状構造体を形成するように少なくとも1種類の活性剤と組み合わせられたポリマー材料であり、かかる構造体の寸法は、実質的にリザーバの寸法であってもよいし、またはかかる寸法よりも小さくてもよく、1つまたは2つ以上の繊維または繊維状構造体は、プラグ本体に設けられた開口部を介してリザーバ内に挿入される。繊維または繊維状構造体は、開口部内に挿入されるのに適した寸法のものであってよく、長さが約0.5mm〜約5mmであり、直径が0.05mm〜約2mmであってよい。1つの繊維または繊維状構造体だけを用いる場合、好ましくは、繊維の寸法は、繊維がリザーバ内に安全に嵌まり込み、プラグが装用者の涙点内で用いられているときにリザーバ内に留まるようなものである。かくして、繊維は、リザーバの形状に応じて対称または非対称であってよい。リザーバの内壁は、実質的に平滑であってもよいし、あるいは、リザーバ内に繊維を維持するのを助ける特徴を有してもよく、かかる特徴は、内壁に設けられた溝、凹み、でこぼこ等を含むが、これらには限定されない。
【0039】
変形例として、1種類または複数種類の活性剤を含有した繊維を形成し、プラグを繊維の周りに注型してもよい。さらに別の変形例として、繊維および活性剤を融体の形でプラグリザーバ内に投与してこれらが凝固するようにしてもよい。さらに別の変形例として、ポリマーおよび活性剤を溶液として導入してもよい。溶液は、照射、酸化還元、および熱的ラジカル重合のうち1つまたは2種類以上を介した架橋に適したモノマー、プレポリマー等を含有していてもよい。さらに別の変形例として、繊維をプラグ内への挿入の前または後に活性剤で単に浸されてもよい。
【0040】
好ましくは、繊維または繊維状構造体は、ポリマー材料、より好ましくはポリカプロラクトンであるポリマー材料、更により好ましくは、ポリ(イプシロン−カプロラクトン)と、分子量が約10,000〜80,000のエチレンビニルアセテートとで構成される。約0〜約100重量%のポリカプロラクトンおよび約100〜約0重量%のエチレンビニルアセテートが、ポリマー材料の全重量に基づいて用いられ、好ましくは、それぞれ約50%のポリカプロラクトンおよびエチレンビニルアセテートが用いられる。用いられるポリマー材料は、好ましくは、純度が約99%以上であり、活性剤は、好ましくは純度が約97%以上である。当業者であればわかるように、化合の際には化合が行なわれる条件として、活性剤がこのプロセスにより分解されないようにするよう活性剤の特性を考慮に入れる必要がある。ポリカプロラクトンおよびエチレンビニルアセテートは、好ましくは、所望の1種類または複数種類の活性剤と組み合わされ、微小合成(micro-compounded)され、次に繊維として押し出される。次に、繊維は所望の長さに切断され、1つまたは2つ以上のプラグ開口部を介してリザーバ内に挿入される。
【0041】
本発明のプラグに用いられる活性剤の量は、選択された1種類または複数種類の活性剤、涙点プラグを介して投与されるべき所望の投与量、所望の放出率、ならびに活性剤および活性剤含有材料の融点で決まる。好ましくは、使用量は、治療的に有効な量であり、これは、所望の治療、抑制、または予防効果を達成するのに有効な量を意味する。典型的には、約0.05〜約8,000マイクログラムの量の活性剤を用いてよい。
【0042】
本発明の或る特徴では、リザーバは、実質的に全ての活性剤含有材料が溶解または分解し、活性剤が放出された後に、材料により再充填されてもよい。例えば、新たな活性剤含有材料は、先のポリマー材料と同じものまたはこれとは異なるものであってよく、先の活性剤と同じか、またはこれとは異なる少なくとも1種類の活性剤を含有していてもよい。特定の用途に用いられる或る涙点プラグは、好ましくは、涙点プラグが涙小管内に挿入されたままの状態で材料により充填されてもよいが、他の涙点プラグは典型的には、涙小管から取り出された状態で、新たな材料が加えられ、次に、涙点プラグは涙小管内に再挿入される。
【0043】
活性剤含有材料が活性剤と組み合わされる場合、材料は、水に不溶性でありかつ非生分解性であるが、活性剤を拡散させることができる1種類または2種類以上の材料を更に含んでいてもよい。例えば、材料がポリマー材料である場合、材料は、水に溶けずかつ非生分解性の1種類または2種類以上のポリマーで構成されていてよい。この種の適当なポリマー材料は、架橋ポリマー、例えば、架橋ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(プロピレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリアクリル酸、ポリ(エチルオキサゾリン)、ポリ(ジメチルアクリルアミド)を含むが、これらには限定されない。これらポリマーは、疎水性ポリマーおよびモノマーのうちの一方または両方と共重合されているか、または混合されていてよい。水に不溶性でありかつ非生分解性の適当なポリマーのさらなる例は、シリコーン、シリコーン混合物、シリコーンコポリマー、例えば、pHEMAの親水性モノマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、およびグリセロール、例えば米国特許第5,962,548号明細書、同第6,020,445号明細書、同第6,099,852号明細書、同第6,367,929号明細書、および同第6,822,016号明細書(なお、これらの米国特許は、その記載内容全体が参照によりを本明細書に組み入れられる)に記載されているシリコーンヒドロゲルポリマー、ホスホリルコリン誘導体を含む(これには限定されない)ホスホリピド(phosolipid)、ポリスルホベタイン、ポリサッカリド(polysaccharide)および炭水化物、例えばヒアルロン酸、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシルプロピルセルロース、ジェランガム、グアーガム、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸(chondritin sulfate)、およびヘパリンなど、タンパク質、例えばアルブミン、およびオバルブミンなど、ポリアミノ酸、フッ化ポリマー、例えばポリテトラフルオロエチレン(“PTFE”)、ポリフッ化ビニリデン(“PVDF”)、およびテフロン(登録商標)など、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン(登録商標)、ならびにエチレンビニルアルコール(“EVA”)含むが、これらに限定されない。水不溶性と非生分解性のうち一方またはこれら両方を有する適当なポリマーの追加の例は、シリコーン、ポリウレタン、シアノアクリレート、およびポリアクリル酸を含むが、これらには限定されない。
【0044】
本明細書において説明されている涙点プラグは、多くの疾患および障害の治療、抑制、および予防のうちの1つまたは2つ以上のための種々の活性剤を投与するために使用できる。各涙点プラグを用いると、少なくとも1種類の活性剤を投与することができ、また、互いに異なる種類の活性剤を投与することができる。例えば、涙点プラグは、アレルギーの治療、抑制、および予防のうちの1つまたは2つ以上のためのアゼラスチンHCl、エダマスチンジフメレート(emadastine difumerate)、エピナスチンHCl(epinastine HCl)、ケトチフェンフメレート(ketotifen fumerate)、レボカバスチンHCl(levocabastine HCl)、オロパタジンHCl(olopatadine HCl)、マレイン酸フェニラミン、およびリン酸アンタゾリンを投与するために使用できる。涙点プラグを用いると、肥満細胞安定化薬、例えば、クロモリンナトリウム、ロドキサミドトロメタミン(lodoxamide tromethamine)、ネドクロミルナトリウム(nedocromil sodium)、およびペルミロラストカリウム(permirolast potassium)を投与することができる。
【0045】
プラグが活性剤により充填された後には、プラグは任意の有利な方法により滅菌され、かかる方法は、酸化エチレン、加圧滅菌、照射等およびこれらの組み合わせを含むが、これらには限定されない。好ましくは、滅菌は、ガンマ放射線によって、または酸化エチレンを使用して行なわれる。
【0046】
涙点プラグを用いると、散瞳薬および毛様体筋麻痺薬を投与することができ、かかる散瞳薬および毛様体筋麻痺薬としては、例えばヘニエフリン(henyiephrine)、硫酸アトロピン、ホマトロピン、スコポラミンHBr、シクロペントレートHCl、トロピカミド、およびフェニレフリンHClが挙げられるが、これらには限定されない。涙点プラグを用いると、目薬染料を投与することができ、かかる目薬染料としては、ローズベンガル(rose begal)、シッサミングリーン(sissamine green)、インドシアニングリーン、フルオレキソン(fluorexon)、およびフルオレセインが挙げられるが、これらには限定されない。
【0047】
涙点プラグを用いると、コルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)を投与することができ、かかるコルチコステロイド(副腎皮質ステロイド)は、デキサメタゾンリン酸ナトリウム、デキサメサゾン、フルオロメタロン(fluoromethalone)、フルオロメタロンアセテート(fluoromethalone acetate)、ロテプレドノルエスタボネート(loteprednol etabonate)、酢酸プレドニゾン、リン酸プレドニゾロンナトリウム、メドリゾン、リメキソロン(rimexolone)、およびフルオシノロンアセトニドを含むが、これらには限定されない。涙点プラグを用いると、非ステロイド系抗炎症薬を投与することができ、かかる非ステロイド系抗炎症薬は、フルルビプロフェンナトリウム、スプロフェン、ジクロフェナクナトリウム、ケトロラックトロメタミン(ketorolac tromethamine)、シクロスポリン、ラパマイシンメトトレキサート、アザチオプリン、およびブロモクリプチンを含むが、これらには限定されない。
【0048】
涙点プラグを用いると、抗感染症薬を投与することができ、かかる抗感染症薬は、トブラマイシン、モキシフロキサシン(moxifloxacin)、オフロキサシン、ガチフロキサシン(gatifloxacin)、シプロフロキサシン、ゲンタマイシン、スルフィソキサゾールジオラミン、スルファセタミドナトリウム、バンコマイシン、ポリミキシンB、アミカシン、ノルフロキサシン、レボフロキサシン、スルフィソキサゾールジオラミン、スルファセタミドナトリウムテトラサイクリン、ドキシサイクリン、ジクロキサシリン、セフェレキシン、アモキシリン/クラブラン酸、セフトリアキソン、セフィキシム、エリスロマイシン、オフロキサシン、アジスロマイシン、ゲンタマイシン、スルファジアジン、およびピリメタミンを含むが、これらには限定されない。
【0049】
涙点プラグを用いると、緑内障の治療、抑制、および予防のうちの1つまたは2つ以上のための薬剤を投与することができ、かかる薬剤は、例えばジピベフリンを含むエピネフリン、例えばアプロクロニジン(aproclonidine)およびブリモニジン(brimonidine)を含むアルファ−2アドレナリン受容体(作動性レセプタ)、ベタキソロール(betaxolol)、カルテオロール、レボブノロール(levobunolol)、メチプラノロール(metipranolol)、およびチモロールを含む(これらには限定されない)β遮断薬、例えばカルバコールおよびピロカルピンを含む直接作用型縮瞳薬(direct miotics)、フィゾスチグミンおよびエコチオフェートを含む(これらには限定されない)コリンエステラーゼ抑制因子、例えばアセタゾルアミド、ブリンゾルアミド(brinzolamide)、ドルゾルアミド(dorzolamide)、およびメタゾルアミドを含む炭素脱水酵素阻害薬、ラタノプロスト(latanoprost)、ビマトプロスト(bimatoprost)、ウラボプロスト(uravoprost)、およびウノプロストーンシドフォビル(unoprostone cidofovir)を含む(これらには限定されない)プロストグランジン(prostoglandin)およびプロスタミド(prostamid)を含むが、これらには限定されない。
【0050】
涙点プラグを用いると、抗ウイルス薬を投与することができ、かかる抗ウイルス薬は、ホミビルセンナトリウム、フォスカーネットナトリウム、ガンシクロビルナトリウム、バルガンシクロビルHCl(valganciclovir HCl)、トリフルリジン(trifluridine)、アシクロビル、およびファミシクロビル(famciclovir)を含むが、これらには限定されない。涙点プラグを用いると、局所麻酔薬を投与することができ、かかる局所麻酔薬としては、テトラカインHCl、プロパラカインHCl、およびフルオレセインナトリウム、ベノキシネートおよびフルオレセインナトリウム、ベノキシネートおよびフルオレキソン二ナトリウム(fluorexon disodium)が挙げられるが、これらには限定されない。涙点プラグを用いると、抗真菌薬を投与することができ、かかる抗真菌薬は、例えば、フルコナゾール、フルシトシン、アムホテリシンB、イトラコナゾール、およびケトコナゾールを含む。
【0051】
涙点プラグを用いると、鎮痛薬を投与することができ、かかる鎮痛薬は、アセトアミノフェンおよびコデイン、アセトアミノフェンおよびヒドロコドン、アセトアミノフェン、ケトロラック(ketorolac)、イブプロフェン、およびトラマドールを含むが、これらには限定されない。涙点プラグを用いると、血管収縮薬を投与することができ、かかる血管収縮薬としては、塩酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸テトラヒドロゾリン、およびオキシメタゾリンが挙げられるが、これらには限定されない。最後に、涙点プラグを用いると、ビタミン、抗酸化薬、および栄養補助食品を投与することができ、これらには、ビタミンA、ビタミンD,ビタミンE、ルテイン、タウリン、グルタチオン、ゼアキサンチン、脂肪酸等が挙げられるが、これらには限定されない。
【0052】
涙点プラグにより投与される活性剤は、付形剤を含むよう処方されてもよく、かかる付形剤は、合成および天然ポリマーを含むが、これらには限定されず、かかるポリマーは、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、PAA(ポリアクリル酸)、ヒドロキシメチルセルロース、グリセリン、ヒプロメロス(hypromelos)、ポリビニルピロリドン、カルボポール(carbopol)、プロピレングリコール、ヒドロキシプロピルグアー、グルカム−20(glucam-20)、ヒドロキシプロピルセルロース、ソルビトール、デキストロース(ブドウ糖)、ポリソルベート、マンニトール、デキストラン、改質ポリサッカリドおよびガム、ホソリピド(phosolipid)、およびスルフォベタイン(sulphobetain)を含む。
【0053】
以下の非限定的な実施例を考慮することにより本発明の内容を更に明らかにする。
実施例
実施例1
GPCによる平均Mwが約14,000であり、平均Mnが約10,000である1.50gの量のイプシロンポリカプロラクトン(アルドリッチ(Aldrich)社から入手できる)を各々純度が約97%以上の1.50gEVA(アルケマ(Arkema)社のEVATANE(登録商標))および1.00gのバイマトプロスト(ケイマン・ケミカルズ(Cayman Chemicals))と組み合わせた。次に、混合物をDACAインダストリーズ・インコーポレイテッド製の2軸微小配合機モデルナンバー20000内に配置し、この配合機は、0.25mmのダイを備え、120rpmおよび67℃で15分間配合した。配合に続き、混合物を75℃で繊維の状態に押し出した。
【0054】
繊維を長さが約1.5mmのセクションの状態に切断し、サージカル・スペシャリティーズ(Surgical Specialties)から入手できるシャーポイント(Sharpoint)ULTRA(登録商標)プラグの開口部内に挿入した。各々長さが0.6mmの薬剤入りの70個のプラグおよび30個のプラセボを製造し、各々長さ0.8mmの薬剤入りの70個のプラグおよび50個のプラセボを製造した。繊維を挿入するため、各プラグを立体顕微鏡下に位置決めし、ピンセットを用いて繊維をプラグの各々の開口部内に挿入した。次に、各プラグをガラス小瓶内に配置し、パウチ内に詰め込んだ。次に、ガンマ放射線による滅菌を、約0.2Kgy/分で15Kgyの全照射量で実施した。
【0055】
実施例2
実施例1の方法に従って製造された長さが0.6mmのプラグを直径が約0.2mmの繊維を25%w/wを収容した状態でpHが7.4のリン酸緩衝食塩水が1cc入ったガラス小瓶内に配置した。小瓶を37℃のインキュベータ内に配置し、優しく撹拌した。1ccのアリコートを3時間、8時間、および24時間の間隔でかつ毎週集めてHPLCを介して薬剤含有量について分析した。図11は、分析の結果を示すグラフ図である。
【0056】
実施例3
実施例1の方法に従って製造された長さが0.9mmのプラグを直径が約0.6mmの繊維を25%w/wを収容した状態でpHが7.4のリン酸緩衝食塩水が1cc入ったガラス小瓶内に配置した。小瓶を37℃のインキュベータ内に配置し、優しく撹拌した。1ccのアリコートを実施例2において記載された間隔で集めてHPLCを介して薬剤含有量について分析した。図12は、分析の結果を示すグラフ図である。
【0057】
〔実施の態様〕
本発明の具体的な実施態様は、次の通りである。
(1)涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバは、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、
涙点プラグ。
(2)涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、前記本体の前記第1の端部、前記第2の端部、または前記第1の端部および前記第2の端部の両方に位置する開口部を有し、
前記リザーバは、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、涙点プラグ。
(3)実施態様(1)記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部(outer diameter)を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径(outer diameter)よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
(4)実施態様(2)記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
(5)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、少なくとも部分的に水溶性であり、経時的に溶解し、前記活性剤含有材料が溶解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
(6)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、生分解性であり、経時的に分解し、前記活性剤含有材料が分解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
(7)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、水に不溶性でありかつ非生分解性であり、
前記活性剤は、前記リザーバに設けられた開口部を通って前記活性剤含有材料から受動的に拡散する、涙点プラグ。
(8)実施態様(3)または(4)記載の涙点プラグにおいて、
前記側面の前記残部の外径よりも大きな外径を有する前記側面の前記一部分は、前記涙点プラグが涙小管内に挿入されると、前記涙点プラグを前記涙小管内に固定する、涙点プラグ。
(9)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、眼に向き、前記活性剤は、前記眼の涙液中に放出される、涙点プラグ。
(10)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、鼻涙管に向き、前記活性剤は、前記鼻涙管内に放出される、涙点プラグ。
(11)実施態様(1)、(2)、(3)、または(4)のいずれかに記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが眼の前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部が眼に向き、前記活性剤が、前記眼の涙液中に放出され、前記リザーバに設けられている別の開口部が、鼻涙管に向き、前記活性剤が、前記鼻涙管内にも放出される、涙点プラグ。
【0058】
(12)活性剤を眼の涙液および鼻涙管に投与するための涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが涙小管内に挿入されると、前記涙小管の形状と同形になる軟質ポリマー材料で構成された本体と、
前記本体内に収容されたリザーバであって、
前記リザーバが、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバが、少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料を収容し、
前記本体が、前記活性剤に対して不透過性である、
リザーバと、
前記涙点プラグを前記涙小管内に挿入すると、涙点の外部に載る襟部と、を有する、涙点プラグ。
(13)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、少なくとも部分的に水溶性であり、経時的に溶解し、前記活性剤含有材料が溶解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を通して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
(14)実施態様(13)記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、前記先の活性剤含有材料の実質的に全てが溶解した後、先の前記活性剤と同じまたはこれとは異なる少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料で再び充填される、涙点プラグ。
(15)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、生分解性であり、経時的に分解し、前記活性剤含有材料が分解するにつれて、前記リザーバに設けられた開口部を介して前記活性剤を放出する、涙点プラグ。
(16)実施態様(13)記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、前記先の活性剤含有材料の実質的に全てが分解した後、先の前記活性剤と同じまたはこれとは異なる少なくとも1種類の活性剤を含む活性剤含有材料で再び充填される、涙点プラグ。
(17)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記活性剤含有材料は、水に不溶性でありかつ非生分解性であり、
前記活性剤は、前記リザーバに設けられた開口部を介して前記活性剤含有材料から受動的に拡散する、涙点プラグ。
(18)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバと前記本体は、共通境界を有する、涙点プラグ。
(19)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、眼に向き、前記活性剤は、前記眼の涙液中に放出される、涙点プラグ。
(20)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部は、鼻涙管に向き、前記活性剤は、前記鼻涙管内に放出される、涙点プラグ。
(21)実施態様(12)記載の涙点プラグにおいて、
前記涙点プラグが前記涙小管内に挿入されると、前記リザーバに設けられている開口部が眼に向き、前記活性剤が、前記眼の涙液中に放出され、前記リザーバに設けられている別の開口部が、鼻涙管に向き、前記活性剤が、前記鼻涙管内にも放出される、涙点プラグ。
【0059】
(22)涙点プラグにおいて、
第1の端部、第2の端部、および2つの前記端部の間に延びる側面を備えた本体と、
前記本体内に収容されたリザーバと、
を有し、
前記リザーバは、少なくとも1つの開口部を有し、
前記リザーバは、活性剤含有材料を収容し、
前記活性剤含有材料は、少なくとも1種類の活性剤を含む、繊維であるか、または繊維状構造体であり、
前記本体は、前記活性剤に対して不透過性である、涙点プラグ。
(23)実施態様(22)記載の涙点プラグにおいて、
前記本体の前記側面は、形状が実質的に円形である外周部を有し、
前記側面の一部分は、前記側面の残部の外径よりも大きな外径を有する、涙点プラグ。
(24)実施態様(22)記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、約0〜約100重量%のポリカプロラクトンおよび約100〜約0重量%のエチレンビニルアセテートを含む繊維を収容している、涙点プラグ。
(25)実施態様(22)記載の涙点プラグにおいて、
前記リザーバは、約50重量%のポリカプロラクトンおよび約50重量%のエチレンビニルアセテートを含む繊維を収容している、涙点プラグ。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】拡大セグメント12を備えた本体10および本体10内に設けられていて、活性剤18を含有したポリマー材料11を収容しているリザーバ15を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ15が、活性剤18を放出させる開口部13を有する状態を示す図である。
【図2】拡大セグメント22を備えた本体20および本体20内に設けられていて、活性剤28を含有したポリマー材料21を収容しているリザーバ25を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ25が、活性剤28を放出させる開口部23を有する状態を示す図である。
【図3】拡大セグメント32を備えた本体30および本体30内に設けられていて、活性剤38を含有したポリマー材料31を収容しているリザーバ35を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ35が、活性剤38を放出させる2つの開口部33,33′を有する状態を示す図である。
【図4】拡大セグメント42を備えた本体40、本体40内に設けられていて、活性剤48を含有したポリマー材料41を収容するリザーバ45、および襟部44を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ45が、活性剤48を放出させる開口部43を有している状態を示す図である。
【図5】拡大セグメント52を備えた本体50、本体50内に設けられていて、活性剤58を含有したポリマー材料51を収容するリザーバ55、および襟部54を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ55が、活性剤58を放出させる開口部53を有している状態を示す図である。
【図6】拡大セグメント62を備えた本体60、本体60内に設けられていて、活性剤68を含有したポリマー材料61を収容するリザーバ65、および襟部64を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ65が、活性剤68を放出させる2つの開口部63,63′を有している状態を示す図である。
【図7】軟質ポリマー材料で作られた本体70、本体70内に設けられていて、本体70と同一の境界を有するリザーバ75、および襟部74を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ75が、活性剤78を含有したポリマー材料71を収容し、リザーバ75が、活性剤78を放出させる開口部73を有している状態を示す図である。
【図8】軟質ポリマー材料で作られた本体80、本体80内に設けられていて、本体80と同一の境界を有するリザーバ85、および襟部84を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ85が、活性剤88を含有したポリマー材料81を収容し、リザーバ85が、活性剤88を放出させる2つの開口部83,83′を有している状態を示す図である。
【図9】図4に2次元的に示された涙点プラグの3次元図であり、涙点プラグが、拡大セグメント92を備えた本体90、本体90内に設けられていて、活性剤98を含有しているポリマー材料91を収容するリザーバ95、および襟部94を有し、リザーバ95が、活性剤98を放出させる開口部93を有している状態を示す図である。
【図10】拡大セグメント102を備えた本体100、本体100内に設けられたリザーバ105、襟部104、およびテーパしている丸形端部103を有する涙点プラグの断面図であり、リザーバ105が、活性剤108を含有したポリマー材料101を収容し、リザーバ105が、活性剤108を放出させる開口部103を有している状態を示す図である。
【図11】実施例2の涙点プラグの活性剤放出プロフィールを示すグラフ図である。
【図12】図3の涙点プラグの活性剤放出プロフィールを示すグラフ図である。
【出願人】 【識別番号】500092561
【氏名又は名称】ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Johnson & Johnson Vision Care, Inc.
【住所又は居所原語表記】7500 Centurion Parkway−Suite 100, Jacksonville, Florida 32256, U.S.A.
【出願日】 平成19年6月20日(2007.6.20)
【代理人】 【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延

【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭

【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音


【公開番号】 特開2008−18234(P2008−18234A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2007−162977(P2007−162977)