| 【発明の名称】 |
矯正具 |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 剛
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| 【要約】 |
【課題】
【構成】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長座姿勢にある使用者の腰裏を前方に押し出すと共に、左右の足裏を腹部方向に押し付ける加圧部を備えてなることを特徴とする矯正具。 【請求項2】 加圧部が、長座姿勢にある使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有する帯状部材である請求項1に記載の矯正具。 【請求項3】 帯状部材には、該帯状部材の長さ調節をするための調節部が一ないし複数個備えられてなる請求項2に記載の矯正具。 【請求項4】 少なくとも二つの調節部が、帯状部材を長座姿勢にある使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回した際に使用者の腰近辺から膝近辺に位置するように備えられてなり、前記帯状部材を掛け回した状態で、各調節部から垂れた帯状部材の端部を使用者が略前方に向かって引っ張ることにより、前記帯状部材の長さが調節される請求項3に記載の矯正具。 【請求項5】 更に、足裏に当接する板状部材が備えられてなる請求項2ないし4のいずれか1項に記載の矯正具。 【請求項6】 少なくとも2本以上の複数の帯状部材により板状部材を支持してなる請求項5に記載の矯正具。 【請求項7】 板状部材における足裏に当接する面に凹凸を形成してなる請求項5又は6に記載の矯正具。 【請求項8】 更に、使用者の腰裏に当接する背当て部材が備えられてなる請求項2ないし7のいずれか1項に記載の矯正具。 【請求項9】 少なくとも2本以上の複数の帯状部材により背当て部材を支持してなる請求項8に記載の矯正具。 【請求項10】 背当て部材が、使用者の背中のほぼ全体に当接し得る大きさを有する請求項8又は9に記載の矯正具。 【請求項11】 背当て部材の当接面が、側面視緩やかなS字状に湾曲している請求項10に記載の矯正具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると共に、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すための矯正具に関する。 【背景技術】 【0002】 腰痛、坐骨神経痛、腰椎ヘルニア、股関節炎、背部痛及び肩こりなどの疾患は、悪い姿勢の継続が大きな原因であるといわれており、即ち、悪い姿勢を続けると、体の中心を支える背骨及び骨盤などがゆがみ、その結果、人体各部位において負担が生じ、前記疾病が表面化するのである。 【0003】 そのため、これらの疾病を改善するために、悪い姿勢を是正し、背骨のゆがみを矯正するための矯正器具が各種開発されている(例えば、特許文献1〜4。)。 【0004】 【特許文献1】実開昭58−28580号公報 【特許文献2】実開昭63−148316号公報 【特許文献3】実開平3−18823号公報 【特許文献4】特開平11−113941号公報 【0005】 前記特許文献1〜4に記載の矯正器具は、概ね両端が輪になったベルトの中心を背後から腰に当てると共に、両端の輪を前方に回して、両膝にそれぞれ引っ掛けて使用するものであり、使用中、腰を前方に押し出す張力が働くことから、主として腰椎などの腰の部分をささえる背骨のゆがみを矯正することができるのである。 【0006】 しかしながら、これら特許文献1〜4に記載の矯正器具は、ベルトの両端の輪を両膝にそれぞれ引っ掛けて使用するものであることから、該矯正器具を着用中においても、使用者が両膝を各々独立して自由に動かすことができるため、骨盤のゆがみまで矯正することは困難である。 【0007】 背骨のゆがみの原因は、悪い姿勢をとり続けることによる骨盤のゆがみや開きが本質的な問題であり、即ち、背骨の土台たる骨盤がゆがんだり開いたりすることにより、そのゆがみに抗する方向に背骨が曲がるのであり、従って、前記疾病を根本から改善するためには、骨盤のゆがみを矯正することが必要なのである。 【0008】 そのため、腰裏から両膝にかけてベルトを巻き回すことにより、両膝の動きを抑制すると共に骨盤を締結し、もって骨盤の矯正も可能にし得る矯正器具も開発されている(例えば、特許文献5〜7。)。 【特許文献5】実開平3−24116号公報 【特許文献6】特開2003−79650号公報 【特許文献7】特開2005−506号公報 【0009】 ところで、最近、家庭内で極簡単に、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチングを施すことができる器具として、水平面に対してつま先上がりの傾斜状態を維持することができる足乗せ台を有するストレッチ器具が多く開発されている(例えば、特許文献8〜18。)。 【0010】 【特許文献8】特開平5−293154号公報 【特許文献9】特開平7−255818号公報 【特許文献10】特開平10−277107号公報 【特許文献11】特開平11−299926号公報 【特許文献12】特開2000−317013号公報 【特許文献13】特開2001−17566号公報 【特許文献14】特開2001−314280号公報 【特許文献15】特開2001−314480号公報 【特許文献16】特開2003−180720号公報 【特許文献17】特開2003−299749号公報 【特許文献18】特開2003−310799号公報 【0011】 ストレッチングは、伸展柔軟運動ともいい、筋肉及び腱の緊張を取り去ると共に身体の柔軟性を向上することを目的として、身体各部の筋肉及び腱を意識的に伸展させる運動であり、例えば、スポーツ前の準備運動としてストレッチングを行えば、アキレス腱などの腱の断裂や肉離れなどの不慮の事故を防止する効果があり、又、スポーツ後の整理体操として行えば、腱や筋肉の緊張を和らげ、早期疲労回復にも役立ち、更に、スポーツ時における準備体操や整理体操のみならず、日常的にストレッチングを行えば、身体の柔軟性を維持・促進して若さや健康を保つ上、血行や新陳代謝を促進して美容にも役立つものであるところ、前記特許文献8〜18に記載の如きストレッチ器具は、地面や床面などの水平面に対してつま先上がりの傾斜角を有する足乗せ台上に使用者が立位姿勢で立つだけで、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対して簡単にストレッチングを施すことができるものとして、現在、多くの愛用者がいる。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0012】 ところで、これら従来のストレッチ器具の多くは、足載せ台の表面が略平面状となっており、そのため、使用者が当該足載せ台から滑り落ちないように、当該足載せ台の後端に突起や壁面などによるストッパを設け、当該ストッパに使用者の踵を接触させて、それ以上滑り落ちないように構成されているものが殆どである。 【0013】 しかしながら、このような構成では、使用者の体重が踵に集中して掛かるため、踵やアキレス腱を痛める虞があり、長時間の使用が困難となるといった問題が生じる。 【0014】 又、足載せ台の表面一面に突起を設けたものや、足載せ台の表面に足型のマークを描くと共に足裏に存在するいわゆるツボを刺激する突起を複数設けたものなどもあるが、これらの突起に全体重をかけることにより生じる刺激は、人によっては耐え難い苦痛を伴い、やはり長時間の使用が困難となるといった問題が生じる。 【0015】 更に、立位姿勢での使用は、腰痛や膝痛などの持病を抱える者には身体的負担が大きく、使用が制限されるといった問題もある。 【0016】 そこで、本発明者は、骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると同時に、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対して安全にストレッチング作用を施すための矯正具について鋭意検討を重ねた結果、長座姿勢にある使用者の腰裏を前方に押し出すと共に左右の足裏を腹部方向に押し付ける加圧部を備えてなることを特徴とする本発明の矯正具を完成するに至ったのである。 【0017】 即ち、本発明者は、長座姿勢にある使用者の左右の足裏と腰裏とを相互に加圧すれば、腰を前方に押し出す力と足裏(特に足先)を腹部方向に押し付ける力が生じ、これにより骨盤や背骨などのゆがみが矯正されると同時にアキレス腱、腓腸筋、反腱様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すことができるとの知見を得、このように長座姿勢にある使用者の左右の足裏と腰裏を相互に加圧し得る矯正具として本発明の矯正具を開発したのである。 【0018】 又、本発明の矯正具は、使用者が長座姿勢で使用するもの、即ち、両足を前方に伸ばした状態で座る姿勢で使用するものであることから、足裏や膝、或いは腰などに過度の負担をかけることが無く、非常にリラックスした姿勢で柔和で心地よい刺激を長時間にわたって得ることができるとの知見も得たのである。 【0019】 更に、本発明の矯正具を使用することにより、膝関節や股関節のゆがみや緩みも矯正されるため、膝の痛みを緩和すると共に、いわゆるO脚やX脚なども改善することができるとの知見も得たのである。 【0020】 本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると共に、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対して安全にストレッチング作用を施すことができる新規な矯正具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0021】 以上の課題を解決する手段である本発明の矯正具は、長座姿勢にある使用者の腰裏を前方に押し出すと共に左右の足裏を腹部方向に押し付ける加圧部を備えてなることを特徴とする。 以下、本発明の矯正具について詳細に説明する。 【0022】 本発明の矯正具は、長座姿勢にある使用者の腰裏を前方に押し出すと共に左右の足裏を腹部方向に押し付ける加圧部を備えてなるものであり、即ち、長座姿勢にある使用者の左右の足裏と腰裏を加圧部により相互に加圧することにより、腰を前方に押し出すと共に足裏(特に足先)を腹部方向に押し付け、これにより骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると同時にアキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すことができるものである。 【0023】 ここで、本発明の矯正具における加圧部としては、長座姿勢にある使用者の腰を前方に押し出すと共に足裏を腹部方向に押し付けるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ガイドレールなどに沿って前後に移動し得る二つの当接部材が、使用者の操作又はセンサーなどにより適宜腰裏と足裏にそれぞれ当接し、使用者の腰を前方に押し出すと共に足裏を腹部方向に押し付けるように加圧するものなどを挙げることができる。 【0024】 しかしながら、前述のような可動式の加圧部を備えると本発明の矯正具の構造が複雑になり、コスト高となる上、携帯性、保管性が悪くなる場合があることから、本発明においては、加圧部として、長座姿勢にある使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有する帯状部材を用いることが特に好ましい。 【0025】 即ち、加圧部としてループ状の帯状部材を用い、長座姿勢にある使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に帯状部材を掛け回して、腰裏、両脚側面及び左右の足裏に亘る周囲を締結すれば、当該帯状部材の締結力により、使用者の腰を前方に押し出すと共に足裏を腹部方向に押し付けることができるのである。 【0026】 なお、前記帯状部材としては、使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得ることができる程度の柔軟性と、使用中に簡単に切れたり著しく伸びたりしない程度の強度を有するものであれば、その素材については、特に限定されるものではなく、又、一ないし複数本の帯状部材を適宜連結して用いても良いのであるが、使用者の体格差や求められる締結力に応じて長さ調節可能なように構成することが好ましく、例えば、一ないし複数の帯状部材に適宜バックルや面状ファスナーなどの調節部を一ないし複数個備え、該調節部により帯状部材が形成するループの大きさを決定できるようにすることが好ましい。 【0027】 しかしながら、前記調節部を帯状部材の1箇所のみに備えたものは、帯状部材を掛け回した状態のままで使用者が長さ調節した際に、ループ状の帯状部材が身体の締結部位に沿って回転するため、ずれやすく、帯状部材の長さ調節が困難な場合がある。 【0028】 そのため、本発明においては、特に、帯状部材を長座姿勢にある使用者の腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回した際に、少なくとも二つの調節部が使用者の腰近辺から膝近辺に位置するように備え、前記帯状部材を掛け回した状態のまま、各調節部から垂れた帯状部材の端部を使用者が両手で持って引っ張ることにより、該帯状部材の長さを調節できるようにすることが好ましく、このように構成すれば、長座姿勢の使用者が、各兆節部から垂れた帯状部材の端部を持ち、適宜引っ張るだけで、ループ状の帯状部材が身体の締結部位に沿って回転することなく、しっかりと装着することができるのである。 【0029】 この場合、特に、前記帯状部材を掛け回した状態のまま、各調節部から垂れた帯状部材の端部を使用者が両手で持って略前方(斜め前を含む前方方向)に向かって引っ張ることにより、該帯状部材の長さを調節できるようにすると、長さ調節の際に腰から帯状部材が滑り落ちにくくなり、より一層容易且つしっかりとした締結力で装着することが可能になるのである。 【0030】 ところで、本発明の矯正具において、加圧部材として帯状部材を用いた場合、使用中、足裏や腰裏に該帯状部材が食い込み、人によっては痛みを感じる場合がある。 【0031】 そのため、本発明の矯正具において、加圧部材として帯状部材を用いる場合にあっては、更に、足裏に当接する板状部材を備えたり、使用者の腰裏に当接する背当て部材を備えたりすることが好ましい。 【0032】 即ち、比較的広い範囲で足裏や腰裏に当接する板状部材や背当て部材を備えることにより、帯状部材が直接足裏や腰裏に接触することがなくなり、もって、使用中、足裏や腰裏に該帯状部材が食い込むことを防止することができるのである。 【0033】 なお、前記板状部材を備える方法については、単に帯状部材と足裏の間に板状部材を介在させるだけでも良いのであるが、使用中における板状部材のズレやゆがみを抑制するために、板状部材の背面或いは側面に帯状部材を挿通支持できる支持部を設けることが好ましく、更に、安定性を増すために、少なくとも2本以上の複数の略並行の帯状部材により板状部材を支持することが好ましい。 【0034】 又、前記板状部材については、使用中に折れたり、大きく曲がったりしない程度の強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、木製の板や金属板、或いはプラスチックボードなどを適宜選択して用いれば良くいのである。 【0035】 更に、前記板状部材については、両足裏全体を面圧できる程度の大きさを有するものを用いることが好ましい。 【0036】 なお、前記板状部材としては、表面が平坦なものに限定する必要はなく、所望により、板状部材における足裏に当接する面に突起や盛り上がり、或いは掘り込みなどの凹凸を形成し、足裏の「土踏まず」や、足裏に存在するいわゆる「ツボ」を適宜刺激できるように構成しても良いのである。 【0037】 一方、前記背当て部材を備える方法については、単に帯状部材と腰裏の間に背当て部材を介在させるだけでも良いのであるが、好ましくは、背当て部材の背面或いは側面に帯状部材を挿通支持できる支持部を設けることが好ましく、更に、安定性を増すために、少なくとも2本以上の複数の略並行の帯状部材により背当て部材を支持することが好ましい。 【0038】 又、前記背当て部材については、使用中に簡単に破損したりしない程度の強度を有するものであれば特に限定されるものではなく、木製の板や金属板、プラスチックボード或いはクッションなどを適宜選択して用いれば良いのであるが、使用感を向上させるために、少なくとも腰に接触する部分にスポンジやウレタンなどのある程度の弾力性のある素材を介在させることが好ましい。 【0039】 更に、背当て部材として、使用者の背中のほぼ全体に当接し得る大きさのものを用いると、使用者が背当て部材にもたれることができ、非常にリラックスした状態で使用できるのであり、特に、当該背当て部材の当接面を、側面視緩やかなS字状に湾曲するように構成すれば、腰椎が前方に押し出された理想的なS字状の背骨に矯正することが可能となるため、特に好ましいのである。 【発明の効果】 【0040】 本発明は、前記構成を有し、骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると共に、アキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対して安全にストレッチング作用を施すことができる新規な矯正具である。 【0041】 即ち、本発明の矯正具は、長座姿勢にある使用者の左右の足裏と腰裏を相互に加圧するものであり、腰を前方に押し出す力と足裏(特に足先)を腹部方向に押し付ける力により、骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると同時にアキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すことができるのである。 【0042】 又、本発明の矯正具は、使用者が長座姿勢で使用するものであることから、足裏や膝、腰などに過度の負担をかけることが無く、非常にリラックスした姿勢で柔和で心地よい刺激を長時間にわたって得ることができるのである。 【0043】 更に、本発明の矯正具を使用することにより、膝関節や股関節のゆがみや緩みも矯正されるため、膝の痛みを緩和すると共に、いわゆるO脚やX脚なども改善することができるのである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0044】 以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。 【実施例1】 【0045】 図1は、実施例1に係る本発明の矯正具1の使用状態を示す模式図であり、この矯正具1は、前後に移動し得る板状部材2が、使用者Sの操作又はセンサーなどにより適宜足裏に当接し、使用者Sの足裏を腹部方向に押し付けるように加圧するように構成されたものである。 【0046】 そして、本実施例に係る矯正具1においては、使用者Sの背面に当接する背当て部材3が配されていることから、板状部材2が、使用者Sの足裏を腹部方向に押し付けるように加圧すれば、同時に背当て部材3が腰を前方に押し出す方向に加圧するのであり、これにより骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると同時にアキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すことができるである。 【実施例2】 【0047】 図2は、実施例2に係る本発明の矯正具1の使用状態を示す模式図であり、この矯正具1は、長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有するループ状の帯状部材4からなる。 【0048】 そして、本実施例に係る矯正具1は、調節部41としてのバックルにより帯状部材4の長さ調節が可能となっており、長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に当該帯状部材4を掛け回して、腰裏、両脚側面及び左右の足裏に亘る周囲を締結すれば、当該帯状部材4の締結力により、使用者Sの腰を前方に押し出すと共に足裏を腹部方向に押し付けることができるのであり、これにより骨盤や背骨などのゆがみを矯正すると同時にアキレス腱、腓腹筋、半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋及び大臀筋などの主として身体の後部に存在する筋肉及び腱に対してストレッチング作用を施すことができるのである。 【0049】 なお、本実施例に係る矯正具1は、特に、帯状部材4を長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回した際に、少なくとも二つの調節部(バックル)41が使用者Sの腰近辺から膝近辺に位置するように備えてなるものであり、図3(a)に示すように、前記帯状部材4を掛け回した状態のまま、各調節部41から垂れた帯状部材4の端部を使用者Sが両手で握り、図3(b)のように、使用者Sが略前方に向かって引っ張ることにより、該帯状部材4の長さを調節できるように構成しているため、長座姿勢の使用者Sが、各調節部41から垂れた帯状部材4の端部を持ち、適宜前方に引っ張るだけで、帯状部材4をずれることなくしっかりと好みの締結力で装着することができるのである。 【実施例3】 【0050】 図4は、実施例3に係る本発明の矯正具1の使用状態を示す模式図であり、この矯正具1は、長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有するループ状の帯状部材4からなり、更に、使用者Sの足裏を面圧する板状部材2を備えている。 【0051】 即ち、本実施例に係る矯正具1は、使用者Sの足裏を面圧する板状部材2を備えた以外は、前記実施例2とほぼ同様の構成であり、比較的広い範囲で両足裏全体に当接する板状部材2を備えているから、帯状部材4が直接足裏に接触することがなくなり、もって、使用中、足裏に該帯状部材が食い込むことを防止することができるのである。 【0052】 なお、前記板状部材2の背面には、帯状部材1を挿通支持できる支持部21が設けられており、使用中における板状部材2のズレやゆがみを抑制している。 【0053】 図5(a)は、本実施例に係る矯正具1に備えられる別の板状部材2を示す正面図であり、該板状部材2は、足裏に当接する面に複数の突起22を設けたものであり、この板状部材2を単独或いは併用することにより、図5(b)に示すように、使用者の足裏の「土踏まず」や、足裏に存在するいわゆる「ツボ」を適宜刺激できるようなるのである。 【0054】 その余は、前記実施例2とほぼ同様であることから、繰り返しを避けるため、ここでは説明を省略する。 【実施例4】 【0055】 図6は、実施例4に係る本発明の矯正具1の使用状態を示す模式図であり、この矯正具1は、長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有するループ状の帯状部材4からなり、更に、使用者Sの足裏を面圧する板状部材2を備えている。 【0056】 そして、前記板状部材2は、途中で先別れした二本の帯状部材4(4a、4b)により支持されている。 【0057】 即ち、本実施例に係る矯正具1は、使用者の足裏を面圧する板状部材2を途中で先別れした二本の帯状部材4(4a、4b)により支持した以外は、前記実施例3とほぼ同様の構成であり、複数の略平行に並ぶ帯状部材4(4a、4b)により板状部材2を支持しているから、更に板状部材2のズレやゆがみを抑制することができ、安定性が増すのである。 【0058】 その余は、前記実施例2及び3とほぼ同様であることから、繰り返しを避けるため、ここでは説明を省略する。 【実施例5】 【0059】 図7は、実施例5に係る本発明の矯正具1の使用状態を示す模式図であり、この矯正具1は、長座姿勢にある使用者Sの腰裏から左右の足裏にわたって環状に掛け回し得る長さを有するループ状の帯状部材4からなり、更に、使用者Sの足裏を面圧する板状部材2、及び使用者Sの腰裏に当接する背当て部材3を備えている。 【0060】 即ち、本実施例に係る矯正具1は、使用者Sの腰裏に当接する背当て部材3を備えた以外は、前記実施例3とほぼ同様の構成であり、比較的広い範囲で腰裏に当接する背当て部材2を備えているから、帯状部材4が直接腰裏に接触することがなくなり、もって、使用中、腰裏に帯状部材4が食い込むことを防止することができるのである。 【0061】 なお、前記背当て部材3は、使用者Sの背中のほぼ全体に当接し得る大きさのものであることから、使用者Sが背当て部材3にもたれることができ、非常にリラックスした状態で使用できるのであり、又、当該背当て部材3の当接面は、側面視緩やかなS字状に湾曲するように構成しており、腰椎が前方に押し出された理想的なS字状の背骨に矯正することが可能となるのである。 【0062】 その余は、前記実施例2とほぼ同様であることから、繰り返しを避けるため、ここでは説明を省略する。 【図面の簡単な説明】 【0063】 【図1】図1は、実施例1に係る本発明の矯正具の使用状態を示す模式図である。 【図2】図2は、実施例2に係る本発明の矯正具の使用状態を示す模式図である。 【図3】図3は、実施例2に係る本発明の矯正具を締結する状態を示す模式図である。 【図4】図4は、実施例3に係る本発明の矯正具の使用状態を示す模式図である。 【図5】図5は、実施例3に係る本発明の矯正具に備えられる別の板状部材を示す正面図である。 【図6】図6は、実施例4に係る本発明の矯正具の使用状態を示す模式図である。 【図7】図7は、実施例5に係る本発明の矯正具の使用状態を示す模式図である。 【符号の説明】 【0064】 1 矯正具 2 板状部材 3 背当て部材 4 帯状部材 S 使用者
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| 【出願人】 |
【識別番号】306020117 【氏名又は名称】小川 剛
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| 【出願日】 |
平成18年7月12日(2006.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100127764 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 泰州
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| 【公開番号】 |
特開2008−6229(P2008−6229A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−191201(P2006−191201) |
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