| 【発明の名称】 |
正六角形状の保健・医療用粘着フィルム |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 寧
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| 【要約】 |
【課題】皮膚に正六角形状のテーピングの貼付でその部位を皮膚固定した状態にする。
【構成】正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材11と、この基材11の一面に塗布された保健・医療用粘着物質12より成る正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10がある。この本体10は、身体に対する硬結や疼痛部位に関連する筋肉とか腱の起始(非可動部)停止(可動部)筋腹さらに靭帯付着部に値する皮膚上への貼付用のもの、また、身体の関節に対する疼痛部位や関節可動域減少部に値する皮膚上への貼付用のものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 身体に対する硬結や疼痛部位に関連する筋肉とか腱の起始(非可動部)停止(可動部)筋腹さらに靭帯付着部に値する皮膚上への貼付用のものであって、正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材、該正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材の一面に塗布された保健・医療用粘着物質、より構成されることを特徴とし正六角形状の保健・医療用粘着フィルム。 【請求項2】 身体の関節に対する疼痛部位や関節可動域減少部に値する皮膚上への貼付用のものであって、正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材、該正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材の一面に塗布された保健・医療用粘着物質、より構成されることを特徴とした正六角形状の保健・医療用粘着フィルム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、広くは粘着フィルムに関するものであり、特に保健・医療用の粘着フィルムに関するものである。就中、そのテープとそのテープ上に塗布されている粘着物質が正六角形状を成している保健・医療用テープに関するものである。 【背景技術】 【0002】 身体を怪我したときに、医薬が用いられている治療用粘着テープを必要な箇所に貼付して治療に当たることが多い。そのテープは伸縮性のない布などから、伸縮性の有るものへと進化した。しかし、その治療用テープはいずれも、そのテープの全面に治療用医薬が一様に塗布されているに過ぎない。 【0003】 しかして、平らな鍋に水を入れて鍋底を均等に加熱するときであって、非常に微弱な火力でそのお湯が微弱に沸き立ち始めるときに、そのお湯の対流に特殊なパターンが出る。そのパターンは、ハニカム構造のお湯の対流パターンであって、これは下記の非特許文献が言及しているベナール対流と言うものである。このようなハニカムパターンの対流は、ごく微弱なエネルギーでお湯沸きの対流が起きることを示したものである。 【0004】 本願発明は、この少量の物質とか微弱エネルギーで効率の良いハニカムパターンを保健・医薬用粘着テープに応用したものである。 【非特許文献1】マーク・ブキャナン著 坂本芳久訳 複雑な世界、単純な法則(145頁) 草思社 【非特許文献2】Joseph 著 中村千秋 渡辺賢一 翻訳 動きでわかる解剖と機能 株式会社医道の日本社 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかして、本願発明が解決しようとする問題点は、従来の保健・医薬用粘着テープは、四角いフレキシブルフィルム製の基材面の全面にわたって均等にその保健・医療用粘着物質を塗布してあるのみであって、その形状が何も考慮されていない。そして、その効率性が何も図られていない。これでは、極端な表現をすると、「押さえ込み」と言う力ずくで、その保健・医療用粘着物質を身体に作用させていると言う感じになる。 【0006】 保健・医療用粘着テープは、一般の者は患部の適当な箇所に適当に貼付している。しかし、その貼付には正式には特殊な技術を要して、どの患部のどの箇所にどのように貼付するのかは大切なことである。それが、整骨院に携わる柔道整復師の技術なのである。丁度、鍼灸師が、鍼灸をどの箇所にどのように施すのかのいわゆる「つぼ」といわれている経絡経穴を必要とすることと同様なことである。本願発明は、本願発明の発明者である柔道整復師のそのような深い体験に基づいて生まれたものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムは、以上の課題を解決するために、その保健・医療用粘着フィルムを正六角形状とした。そして、その保健・医療用粘着物質をその正六角形状のフィルム面に塗布したものである。 【0008】 以下に、本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの具体的な構成を詳細に記載する。最初に、本発明の請求項1に記載した発明の構成を説明する。この発明は、身体に対する硬結や疼痛部位に関連する筋肉とか腱の起始(非可動部)停止(可動部)筋腹さらに靭帯付着部に値する皮膚上への貼付用のものである。そして、これは正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材と、この正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材の一面に塗布された保健・医療用粘着物質より成る。 【0009】 なお、この発明における保健・医療用粘着物質は、3通りのものが可能である。まず、その1は、その粘着性を利用して皮膚や筋肉とか骨や靭帯、関節及び腱などに力学的に作用させるものであって、これによってその皮膚や筋肉とか骨や靭帯、関節及び腱などの保健と医療に使用すると言うものである。そして、その2は、経皮吸収型鎮痛消炎膏薬などとしての働きを持たせるべく、それらの特別な治療用の医薬をその粘着物質に混入させたものである。その3は、上記の1の力学的作用と上記の2の薬剤としての作用の両方を利用したものである。しかして、以上の3者共に共通であるものとして、この粘着により起こるかぶれの防止剤や細菌の発生を防ぐ殺菌剤などがその粘着物質には含まれるが、これはこの技術分野にとっては常識的なことであって、しかも上記の2で言う治療用の医薬でもない故に、ここで敢えて取り上げる問題ではない。 【0010】 つぎに、本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの請求項2に記載した発明の構成を説明する。この発明は身体の関節に対する疼痛部位や関節可動域減少部に値する皮膚上への貼付用のものである。そして、これは正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材と、この正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材の一面に塗布された保健・医療用粘着物質より成る。 【発明の効果】 【0011】 本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムは、以上のごとくになしたゆえに、上記の課題を解決して以下のごとき多大な効果が生じた。すなわち、正六角形には放射状に柔軟で安定した固定をする性質がある(正六角形が集合した状態がハニカム構造である)。そして、本願発明は、その性質を利用したものである。しかして、皮膚に正六角形状のテーピングを貼付することによりその部位を皮膚固定した状態にするものである。さらに、その皮下に存在する筋肉、腱、筋腹、靭帯、関節を安定した状態にし、かつ整え症状を改善に導くものである。さらには、身体に対しての捻挫・打撲・挫傷・筋損傷時に起きる炎症や腫脹部位に貼付すると飛躍的にそれらが軽減させることが出来るものとなった。具体的には、筋肉と腱は弛緩し、関節は可動域が改善する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 正六角形にカットした、保健・医療用粘着物質が塗布された非伸縮または伸縮性のあるテーピングを使用する。身体に対する硬結及び、疼痛部位に関連する筋肉、腱の起始(非可動部)停止(可動部)筋腹、及び靭帯付着部に値する皮膚上に正六角形のテーピングを貼付する。さらには、身体の関節に対する疼痛部位及び、関節可動域減少部に値する皮膚上に正六角形のテーピングを貼付する。上記の行為より症状は、飛躍的に改善する。 【実施例1】 【0013】 しかして、本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムをその具体的な実施例を用いて添付の図面と共に詳細に述べる。まず第1の実施例を述べる。これは、身体に対する硬結や疼痛部位に関連する筋肉とか腱の起始(非可動部)停止(可動部)筋腹さらに靭帯付着部に値する皮膚上への貼付用のものである。具体的には、筋肉と腱への貼付は、筋肉と腱の起始・停止・筋腹に貼付する。また、靭帯は、靭帯付着部に貼付する。 【0014】 そして、ここに貼付する正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10は、正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材11と、この正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材11の一面に塗布された保健・医療用粘着物質12より成っている。そして、保健・医療用粘着物質12の解放面13は、その保健・医療用粘着物質12の保護のために、図2に示す正面図(図面を解りやすくするため厚みは誇張してある)のように剥離が容易な付着防止フィルム20が貼ってある。 【0015】 しかして、この正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10のサイズは、直径5cm〜5mmと図1のAとBとC及び図3図4図5に示すように様々であって、その正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10を貼って治療する箇所と状態によって使い分けるものである。そして、この正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10は、図1に示すように個々ばらばらに保持するようにしても良いが、図3に示すように一枚の大きな付着防止フィルム20(図6の正面断面図を参照。図面を解りやすくするため厚みは誇張してある)の上に整然と並べられた多数の正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10を貼っても良い。 【実施例2】 【0016】 つぎに、本発明のフィルムの実施例2を説明する。この発明は、身体の関節に対する疼痛部位や関節可動域減少部に値する皮膚上に貼付するものである。具体的には、関節の可動ポイントに貼付するものである。しかして、ここに貼付する正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10は、上記の実施例1と同じもので、正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材11と、この正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材11の一面に塗布された保健・医療用粘着物質12より成る。なお、この正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体10のその他については、実施例1の記載を援用する。 【0017】 なお、本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムは、上記した身体の筋肉とか関節など以外の身体の箇所に貼付しても良いが、本願発明は、主として上記した身体の筋肉とか関節などに貼付してその治療に使用するべく発明されたものである故に、上記した身体の筋肉とか関節などに貼付するのが最良である。 【0018】 しかして、この明細書では随所に「テープ」と言う名称を用いたが、これは必ずしも長尺なものに限定されるものではなく、短冊程度の長さのものも含まれるものであって、昔から言われている「膏薬」状のものなども含まれるものである。しかして、本願発明のフレキシブルフィルム製の基材は、伸縮自在のものであっても伸縮しないものであっても良いが、伸縮自在のものはその貼付箇所が激しく運動する箇所に向いている。更に、その伸縮性によって、マッサージ効果が出る。 【0019】 以下に、本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムによる治療例を記載する。 a (66歳女性)右拇指関節捻挫 症状 右拇指関節屈曲制限有 疼痛有 貼付部位 1短拇指屈筋起始・停止部 2手関節背側中央部 貼付後、症状改善し屈曲制限及び疼痛減少する 【0020】 b (40歳男性)頚椎捻挫 症状 頚部右回旋不能 疼痛有 貼付部位 右胸鎖乳突筋起始・停止部 貼付後、症状改善し頚部回旋可能になり疼痛減少する 【0021】 c (78歳女性)右膝関節捻挫 症状 右膝関節屈曲・屈展制限有 疼痛有 歩行困難 貼付部位 内外側副靭帯全付着部 貼付後、屈曲・屈展制限改善し疼痛減少する。歩行可能となる。 【産業上の利用可能性】 【0022】 保健・医療用粘着テープの新たな分野が広がる。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの一実施例の平面図を示したものであり、そのAはその保健・医療用粘着フィルムが大のもので、そのBは中のもので、そのCは小のものである。 【図2】図1のものの拡大正面図を示したものであり、そのAは図1のAに示したもので、そのBは図1のBに示したもので、そのCは図1のCに示したものである。 【図3】本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの別の実施例の平面図を示したものであり、1枚の大きな付着防止フィルムに多数の正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体を整然と貼付した状態を示すものであって、その保健・医療用粘着フィルムが大のものでる。 【図4】本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの図3の実施例と同じ平面図を示したものであり、1枚の大きな付着防止フィルムに多数の正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体を整然と貼付した状態を示すものであって、その保健・医療用粘着フィルムが中のものでる。 【図5】本発明にかかる正六角形状の保健・医療用粘着フィルムの図3の実施例と同じ平面図を示したものであり、1枚の大きな付着防止フィルムに多数の正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体を整然と貼付した状態を示すものであって、その保健・医療用粘着フィルムが小のものでる。 【図6】図3と図4と図5のものの拡大正面断面図を示したものであり、そのAは図3に示したもので、そのBは図4に示したもので、そのCは図5に示したものである。 【符号の説明】 【0024】 10 正六角形状の保健・医療用粘着フィルム本体 11 正六角形状の保健・医療用フレキシブルフィルム製の基材 12 保健・医療用粘着物質 20 付着防止フィルム
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| 【出願人】 |
【識別番号】506086166 【氏名又は名称】石田 寧
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109553 【弁理士】 【氏名又は名称】工藤 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−5959(P2008−5959A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177674(P2006−177674) |
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