| 【発明の名称】 |
歯科用治療ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】生田 健太郎
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| 【要約】 |
【課題】歯科用治療椅子のバックレストのうがい位置移行時の傾斜角度に連動してスピットン鉢を出すタイミングを任意に設定できるようにし、個々の患者に合わせたタイミングでうがいをしてもらうことを可能とし、患者にストレスを与えることなく、診療を続けてもらうことができるようにする。
【構成】起倒可能なバックレスト1bを有する歯科用治療椅子1と、該歯科用治療椅子1の側部に配設された給排水ボックス3と、診療時は図1(A)に示すように、該給排水ボックス3内に収納され、うがい時は、図1(D)に示すうがい位置に移動されるスピットン鉢4とを有する。バックレスト1bが図1(A)の状態から図1(D)の状態に移行する任意所望の傾斜角のθ1,θ2(例えば、図1(B),図1(C))のときに、設定用押し釦Sを押すと、それ以降は、バックレスト1bが当該傾斜角になった時、スピットン鉢4はうがい位置になっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 起倒可能なバックレストを有する歯科用治療椅子と、該歯科用治療椅子の側方に配設された給排水ボックスと、常時は、該給排水ボックス内に収納され、うがい時、前記バックレストの起動作と連動して収納位置からうがい位置に移動されるスピットン鉢とを有する歯科用治療ユニットにおいて、前記スピットン鉢のうがい位置への移動は、前記バックレストの診療位置からうがい位置への起動作中の傾斜角に関連しかつ該バックレストの起動作が完了する前にうがい位置に到達するものであることを特徴とする歯科用治療ユニット。 【請求項2】 前記スピットン鉢がうがい位置になるタイミングは、前記バックレストの傾斜角によって決定されるものであること特徴とする請求項1に記載の歯科用治療ユニット。 【請求項3】 前記スピットン鉢がうがい位置になるタイミングは、前記バックレストの起動作中に押される押し釦によって決定され、以降、バックレストが前記押し釦が押された時の傾斜角の時に、前記スピットン鉢がうがい位置になることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用治療ユニット。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、歯科用治療ユニット、より詳細には、歯科用治療椅子のバックレストの起動作に連動してスピットン鉢をうがい位置に移動するようにした歯科用治療椅子において、バックレストの起動作中の傾斜角に連動してスピットン鉢を出すタイミングを任意に設定できるようにして、個々の患者さんにストレスを与えることなく、診療を続けてもらうことができるようにした歯科用治療ユニットに関する。 【背景技術】 【0002】 図2は、本発明が適用される歯科用治療ユニットの一例を示す全体構成図で、図中、1は、安頭台1a、バックレスト1b、コンターシート1c等からなる歯科用治療椅子、2はワークテーブル、3は給排水ボックス、4はスピットン鉢、5は無影灯、6はインスツルメントホルダ、7はフットスイッチ、8はアシスタント用インスツルメントホルダで、インスツルメントホルダ6には、歯科治療において使用する種々のインスツルメント9が収納されており、周知のように、歯科治療に当り、患者は歯科用治療椅子1に座り、頭を安頭台1aに固定して治療を受ける。治療中、術者は歯科用治療椅子1を上下動,倒起動,傾斜動等させて、患者を治療しやすい姿勢にして治療を行なう。 【0003】 図3は、従来の歯科用スピットンの一例を説明するための要部斜視図で、図中、3は給排水ボックス、4はスピットン鉢で、スピットン鉢4は排給水ボックス3に軸3aを中心に回動自在に取り付けられており、通常は、図3(A)にて示すように、給排水ボックス3内に収納されており、うがい時、図3(B)に示すように、軸3aを中心に回転されてうがいができる状態になる。スピットン鉢4の上述のごとき動きは、バックレスト1bが起状態(うがい位置)になった後に、自動的に、或いは、スピットン専用のスイッチを押した時に、図3(B)に示すうがい可能状態となり、所定時間経過後、或いは、歯科用治療椅子1の倒スイッチが押された時に、図3(A)に示す収納状態に戻るようになっている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上述のように、従来の歯科用治療ユニットにおいては、歯科用治療椅子のバックレストがうがいポジションへ移動してからスピットン鉢が給排水ボックスから出てくるようになっているが、患者さんによってはうがいをする際に、治療椅子(バックレスト)が診療ポジションからうがいポジションへ移動するのを待てずに、自分で起き上がってうがいを始めてしまう人もおり、そういう患者さんたちには口腔内に含んだうがい水を吐き出すタイミングが合わないという問題点があった。 【0005】 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、歯科用治療椅子のバックレストが診療位置からうがい位置に移動する途中の傾斜角度とスピットン鉢が給排水ボックスから出てくるタイミングとを関連させ、バックレストの傾斜角が、術者又はアシスタントが設定する所望の角度になった時に、前記スピットン鉢のうがい位置への移動の開始或いはうがい位置への移動が終了するようにしたものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1の発明は、起倒可能なバックレストを有する歯科用治療椅子と、該歯科用治療椅子の側方に配設された給排水ボックスと、常時は、該給排水ボックス内に収納され、うがい時、前記バックレストの起動作と連動して収納位置からうがい位置に移動されるスピットン鉢とを有する歯科用治療ユニットにおいて、前記スピットン鉢のうがい位置への移動は、前記バックレストの診療位置からうがい位置への起動作中の傾斜角に関連しかつ該バックレストの起動作が完了する前にうがい位置に到達するものであることを特徴としたものである。 【0007】 請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記スピットン鉢がうがい位置になるタイミングは、前記バックレストの傾斜角によって決定されるものであること特徴としたものである。 【0008】 請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記スピットン鉢がうがい位置になるタイミングは、前記バックレストの起動作中に押される押し釦によって決定され、以降、バックレストが前記押し釦が押された時の傾斜角の時に、前記スピットン鉢がうがい位置になることを特徴としたものである。 【発明の効果】 【0009】 本発明によると、歯科用治療椅子のバックレストを診療位置からうがい位置に起動作させる時のバックレストの傾斜角に連動してスピットン鉢を出すタイミングを任意に設定できるようにしたので、個々の患者さんに合わせたタイミングでうがいをしてもらうことが可能になり、これにより、患者さんにストレスを与えることなく、診療を続けてもらうことができるようになった。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 図1は、本発明による歯科用診療ユニットにおけるスピットン鉢(うがい鉢)の一実施例を説明するための要部概略構成図で、図中、1は歯科用治療椅子、3は給排水ボックス、4はスピットン鉢(うがい鉢)で、給排水ボックス3は歯科用治療椅子1の側方に配設されており、スピットン鉢4は該給排水ボックス3内に収納自在に設けられ、うがい時のみ、該給排水ボックス3から患者の前に出てきて、患者がうがいできる状態になる。 【0011】 而して、従来のスピットン鉢は、前述のように、歯科用治療椅子がうがい位置への移動を完了してから、給排水ボックスから出てくるようになっており、そのため、患者さんによってはうがいをする際に、歯科用治療椅子が診療ポジションからうがいポジションへ移動するのを待てずに、自分で起き上がってうがいを始めてしまう人もおり、そういう患者さんたちにはうがいのタイミングが合わないという問題点があった。 【0012】 本発明は、上述のごとき問題を解決するためになされたもので、診療位置からうがい位置へ移動中のバックレストの傾斜角度に連動してスピットン鉢を出すタイミングを任意に設定できるようにすることにより、個々の患者さんに合わせたタイミングでうがいをしてもらうことが可能となり、これにより、患者さんにストレスを与えることなく、診療を続けてもらうことができるようにしたものである。 【0013】 図1は、本発明による歯科用治療ユニットの動作例を説明するための図で、図1(A)は、診療時の状態を示し、この時、歯科用治療椅子1(バックレスト1b)は倒(寝)状態にあり、スピットン鉢4は給排水ボックス3内に収納されている。図1(D)は、うがい時の状態を示し、この時、歯科用治療椅子1(バックレスト1b)は起状態にあり、スピットン鉢4も給排水ボックス3から引き出されてうがい位置にあり、この図1(D)に示す状態で、従来の歯科用治療ユニットと同様にして、うがいをし、うがいしたうがい水をスピットン鉢4内に吐き出すことができる。 【0014】 本発明は、歯科用治療椅子1が図1(A)に示した倒状態(診療位置)から図1(D)に示した起状態(うがい位置)になる前に、図1(B)或いは図1(C)に示すように、スピットン鉢4をうがい位置にして、歯科用治療椅子1(バックレスト1b)が起状態になる前にうがいできる状態にすることにある。図1(B)は、歯科用治療椅子1のバックレスト1bの傾斜角がθ1の時に、スピットン鉢4がうがい位置になる例を、図1(C)は、バックレスト1bの傾斜角がθ2の時にスピットン鉢4がうがい位置になる例を示す。 【0015】 上述のように、本発明は、歯科用治療椅子1(バックレスト1b)が倒(診療)ポジションから起(うがい)ポジションになるまでの途中の任意所望の傾斜角の時に、スピットン鉢4をうがい可能状態にするようにしたものであるが、うがい可能状態にするタイミングは、歯科用治療椅子1(バックレスト1b)の起動作と関連している。スピットン鉢4がうがい可能状態になるタイミングを設定する基準となるバックレスト1bの傾斜角の設定は、術者又はアシスタントが患者さんの様子を見て、例えば、バックレスト1bが図1(B)に示す状態になった時にうがいをしようとする患者さんに対しては、バックレスト1bが図1(B)に示す傾斜角(θ1)のときに、バックレスト1bが図1(C)に示す状態になった時にうがいをしようとする患者さんに対しては、バックレスト1bが図1(C)に示す傾斜角(θ2)のときに、設定用押し釦を押す。 【0016】 設定用及び解除用押し釦は、図1に一例として示すように、バックレスト1bの上部背面、上側部、肩部、或いは、その他任意所望の位置に、例えば、設定用押し釦S、解除用押し釦R等として設けておき、バックレスト1bが診療位置からうがい位置に移行するうがい位置移行時、バックレスト1bが設定しようとする傾斜角になった時に(換言すれば、患者さんがうがいしようとした時に)、設定用押し釦Sを押すと、図示しないメモリがその時のバックレスト1bの傾斜角を記憶し(一般に、バックレストの移動量(傾斜角)はエンコーダで読み取っているので、設定用押し釦を押したときのエンコーダの読み取り値を記憶する)、それ以降バックレスト1bがうがい位置へ移行する際、バックレスト1bが前記記憶した角度になった時に、スピットン鉢4がうがい可能状態になるように、少し前もって駆動され、バックレスト1bが設定された傾斜角度になった時は、うがい可能状態となっているようにする。 【0017】 スピットン鉢4をうがい可能状態にするタイミングは、患者によって異なるので、当該患者の診療が終了した後は、解除用押し釦Rを押して、当該患者に対する設定を解除して、次の患者の設定に備える。また、解除用押し釦Rを押した後、設定用押し釦Sが押されない時は、従来の歯科治療ユニットと同様、バックレスト1bが起状態になった後に、自動的に或いは手動にて操作釦を押してスピットン鉢4が給排水ボックス3から出てくるようにしてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】本発明による歯科用治療ユニットの動作例を説明するための概略構成図である。 【図2】本発明が適用される歯科用治療ユニットの一例を説明するための概略構成図である。 【図3】従来のスピットンの動作例を説明するための図である。 【符号の説明】 【0019】 1…歯科用治療椅子、1a…安頭台、1b…バックレスト、1c…コンターシート、2…ワークテーブル、3…給排水ボックス、3a…軸、4…スピットン鉢、5…無影灯、6…インスツルメントホルダ、7…フットスイッチ、8…アシスタントインスツルメントホルダ、9…インスツルメント。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000150671 【氏名又は名称】株式会社長田中央研究所
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| 【出願日】 |
平成18年8月22日(2006.8.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079843 【弁理士】 【氏名又は名称】高野 明近
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| 【公開番号】 |
特開2008−48758(P2008−48758A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−224940(P2006−224940) |
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