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【発明の名称】 基礎体温記録表及びそれに用いるスケール
【発明者】 【氏名】揚石 絢
【氏名】高本 真里
【氏名】畔柳 文昭
【課題】個々人でばらつきのある生理(月経)周期に対しても、妊娠可能時期、次回の生理(月経)開始日をきわめて容易に視認できる基礎体温記録表とスケールの提供。

【解決手段】本発明の基礎体温記録表は横方向に帯状に伸びる所定週以上の月日記入欄、体温プロット欄および月経周期記入欄を有し、各欄を横断して伸びる複数本の等間隔な縦破線によって日毎の記入項を有し、高温期/低温期が一瞥できるよう36.70℃の温度の横軸罫線を識別可能な所定の色とし、他の横軸罫線は所定温度毎の間隔としたことを特徴とする。また、それに用いるスケールは、複数の生理周期に対応して横方向に並列に伸び、生理開始日マーク、妊娠可能期間マーク、次回生理日マークが記された透明性または半透明性であり、スケールの生理開始日マークを基礎体温表に記された実際の生理開始日に合わせることで、妊娠可能期間、次回生理日が視認できるようにしたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
横方向に帯状に伸びる所定週以上の月日記入欄、体温プロット欄および月経周期記入欄を有し、各欄を横断して伸びる複数本の等間隔な縦破線によって日毎の記入項を有し、
高温期/低温期が一瞥できるよう36.70℃の温度の横軸罫線を識別可能な所定の色とし、他の横軸罫線は、所定温度毎の間隔としたことを特徴とする基礎体温記録表。
【請求項2】
横方向に帯状に伸びる所定週以上の月日記入欄、体温プロット欄および月経周期記入欄を有し、各欄を横断して伸びる複数本の等間隔な縦破線によって日毎の記入項を有し、
記録温度範囲を35.30〜37.50℃までとし、前記縦破線は、0.05℃毎にドットを設けた破線の縦罫線とし、前記縦破線を区切る縦実罫線を設けないようにしたことを特徴とする基礎体温記録表。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の基礎体温記録表に用いるスケールであって、
複数の生理周期に対応して横方向に並列に伸び、生理開始日マーク、妊娠可能期間マーク、次回生理日マークが記された透明性または半透明性であり、
前記スケールの前記生理開始日マークを前記基礎体温表に記された実際の生理開始日に合わせることで、妊娠可能期間、次回生理日が視認できるようにしたことを特徴とする基礎体温記録表に用いるスケール。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、基礎体温記録器具の改良、特に基礎体温記録表及びそれに用いるスケールに関する。
【背景技術】
【0002】
基礎体温とは、飲食、運動等体温に影響を与えるような条件を避けて起床前に測定した体温をいう。熟睡時の体温が基礎体温に最も近いが、通常、6ないし8時間の睡眠の後、早朝、目が覚めて、体を動かす前の体温を基礎体温として用いている。
【0003】
女性がこの基礎体温を毎朝起床前に規則正しく測定し、基礎体温表にプロットし、これを結んで基礎体温曲線を作成していくと、高温相、低温相が容易に視認でき、排卵日、妊娠しやすい日、次の月経の開始日、妊娠の有無等を、基礎体温の微妙な変化から予知することができる。
【0004】
従来の基礎体温表は、それぞれ横方向に帯状にのびる年月日欄、体温欄、月経周期欄および備考欄等を有し、各欄を横断してのびる複数の縦罫線(実線)により日付毎の記入項に区画した記入部が設けられている。そして、体温欄の記入部には、0.05℃単位で横方向に体温表示のための横罫線(実線)が付されている。また、カレンダー表と、妊娠早見スケールを有し、カレンダー表は、31日月、30日月、28日月の一ヶ月分の日付をそれぞれに直線上に並べ、これらの最終日に続けて翌月を適当な日数分だけ追加記載して構成され、妊娠早見スケールは、長尺状に形成されており、カレンダー表の日付に重ねられている月経周期欄が空欄部に沿って設けられているとともに、不妊期欄、予備日欄、および受胎期欄がそれぞれ空欄部に沿って並べて配置され、カレンダー表に空欄部を重ねて配置した際、月経周期欄、不妊期欄、予備日、および受胎期欄が前記カレンダー表の各日付けに対応付けて示されるように配置された早見器具が提案されている(特許文献1)。
【特許文献1】登録実用新案第3112068号公報
【0005】
ところが、縦罫線、横罫線ともに実線であるため、妊娠早見スケールを用いて確認する場合、妊娠可能時期、次回の生理(月経)開始日等が見づらいという問題があった。また、高温期(高温相)/低温期(低温相)を一瞥しづらいという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願発明は、上記従来の問題を解決し、ばらつきのある生理(月経)周期に対しても、妊娠可能時期、次回の生理(月経)開始日をきわめて容易に視認できる基礎体温記録表及びそれに用いるスケール(補助具)を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本願発明の基礎体温記録表は、横方向に帯状に伸びる所定週(例えば6週)以上の月日記入欄、体温プロット欄および月経周期記入欄を有し、各欄を横断して伸びる複数本の等間隔な縦破線によって日毎の記入項を有し、高温期/低温期が一瞥できるよう36.70℃の温度の横軸罫線を識別可能な所定の色(例えば青色)とし、他の横軸罫線は、所定温度毎、例えば0.05℃間隔としたことを特徴とする。
【0008】
また,本願発明の基礎体温記録表は、横方向に帯状に伸びる所定週(例えば6週)以上の月日記入欄、体温プロット欄および月経周期記入欄を有し、各欄を横断して伸びる複数本の等間隔な縦破線によって日毎の記入項を有し、記録温度範囲を35.30〜37.50℃までとし、前記縦破線は、0.05℃毎にドットを設けた破線の縦罫線とし、前記縦破線を区切る縦実罫線を設けないようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、上記基礎体温記録表に用いるスケールは、複数の生理周期に対応して横方向に並列に伸び、生理開始日マーク、妊娠可能期間マーク、次回生理日マークが記された透明性または半透明性であり、前記スケールの前記生理開始日マークを前記基礎体温表に記された実際の生理開始日に合わせることで、妊娠可能期間、次回生理日が視認できるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
個々人によって生理周期にばらつきがあっても、スケールの生理開始日マークを基礎体温表に記された実際の生理開始日に合わせることで、妊娠可能期間、次回生理日が極めて容易に視認できる。また、基礎体温のトレンドグラフも極めて容易に見ることができ、高温期(高温相)/低温期(低温相)のトレンドが分かりやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本願発明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。なお、本実施例に限定されるものでなく、適宜変更が可能である。図1は、本願発明にかかる基礎体温記録表及びスケール(補助具:妊娠早見スケール)を示すものであり、図1(a)は、基礎体温記録表、図1(b)は、スケール(補助具)を示す図である。また、図2は、スケール(補助具)を基礎体温記録表に重ねて、妊娠しやすい期間、次回の月経開始日を視認する状態を示す図である。
【0012】
図1(a)に示すように、本実施例の基礎体温記録表1は、下部に、所定週、例えば6週以上それぞれ横方向に帯状に伸びる日付(月日)記入欄11、曜日欄12、月経周期記入欄13、体重記入欄14、経血量記入欄(三段階)15、記号及び健康メモ欄16を設けている。また、所定の曜日(例えば日曜日)は、着色などを施して周期を分かりやすくしている。また、記号及び健康メモ欄16には、所定の記号、例えば月経は×、月経痛は△、不正出血は▲、性交は○、おりものは+、++、+++等の記号で記入するようになっている。なお、各曜日は、実線による縦罫線で区切られている。
【0013】
また、基礎体温記入欄(体温プロット欄)10は、その左端(左右両端、所定の周期毎、例えば5週毎)に設けられる指標部17には0.10℃毎の温度表示数字が記されている。また、測定された基礎体温の記録温度範囲を35.30〜37.50℃までとしている。また、測定された基礎体温を、上下方向に0.05℃の精度でプロット可能にするために、縦破線は、0.05℃毎にドットを設けた破線の縦罫線とし、前記縦破線を区切る縦罫線(実線または破線)を設けないようにしている。また、0.10℃ごとに帯状に薄く任意の色で着色している。また、所定温度毎、例えば0.5℃毎に横罫線(実線)17aが設けられている。
【0014】
また,高温期(相)/低温期(相)が一瞥できるよう36.70℃の温度の横罫線17bを識別可能な所定の色(例えば青色)の実線とし、他の横軸罫線は、所定温度毎、例えば0.05℃間隔としている。このため、低温期と高温期の境界を一見して判別することができ、基礎体温表1をさらに見易いものとすることができる。
【0015】
基礎体温記録表に用いるスケール(妊娠早見スケール)2は、複数の生理周期に対応して横方向に並列に伸び、所定の記号(マーク)、例えば生理開始日マーク22を○、妊娠可能期間マーク23を●、次回生理日マーク24を◎等で記された透明性または半透明性である。前記スケール2の前記生理開始日マーク○を前記基礎体温表1に記された実際の生理開始日に合わせることで、妊娠可能期間、次回生理日が極めて容易に視認できるようにしている。スケール(補助具)2は、基礎体温記録表1に重ねて使用するものである。スケール(補助具)2は、ABS樹脂,ハイインパクトスチロール等で形成された合成樹脂製である。複数、例えば9つの生理周期、27日周期、28日周期、29日周期、30日周期、31日周期、32日周期、33日周期、34日周期、35日周期、日周期に対応して上からこの順に横方向に並列に伸び、生理(月経)開始日マーク22、妊娠可能期間マーク23、次回(月経)生理日マーク24が記されている。また、薄く小さく縦方向に7日毎にドット罫線、横方向には生理(月経)周期にあわせて細い横罫線(実線)26が設けられ、基礎体温記録表1に重ねあわせやすくなっている。なお、生理開始日マーク22を○としているため、基礎体温記録表1に記入された基礎体温表1と容易に重ね合わせやすくなっている。
【0016】
図2は、実際に基礎体温記録表1にスケール(妊娠早見スケール)2を重ね合わせて使用する場合の説明図である。例えば、生理(月経)周期28日の使用者が生理(月経)開始が11月22日である場合を一例として説明する。
【0017】
基礎体温表1に、予め日付記入欄11に月・日を記入して置く。そして測定された基礎体温を記入し、記号及び健康メモ欄16に生理メモとして、所定の記号×を記入する。その後、スケール2の生理開始日マーク22の○の内の生理周期指標部21の「28」を、基礎体温表1の11月22日、水曜日の欄に記入された基礎体温にあわせ、細い横罫線(実線)26が基礎体温表1の横罫線(実線)17aと平行になるようにする。その状態で、妊娠可能期間マーク23(本実施例では●印)が該当する月日が「妊娠可能な期間(妊娠しやすい期間)」となる。本実施例では、12月3日から12月9日が該当する。また、次回(月経)生理日マーク24◎が12月20日となる。
【0018】
こうして、基礎体温記録表1にスケール(補助具)2を容易に重ね合せることができ、妊娠可能な期間(妊娠しやすい期間)、次回(月経)生理日が、きわめて容易に簡便に視認できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施例の基礎体温記録表とスケール(補助具)を示す図である。
【図2】本発明の実施例を用いた実際の使用例を示す図である。
【符号の説明】
【0020】
1・・・基礎体温記録表、2・・・スケール、22・・・生理(月経)開始日マーク、23・・・妊娠可能期間マーク、24・・・次回(月経)生理日マーク

特許の図
【出願人】 【識別番号】000109543
【氏名又は名称】テルモ株式会社
【出願日】 平成18年12月6日(2006.12.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−142099(P2008−142099A)
【公開日】 平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願番号】 特願2006−328890(P2006−328890)