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【発明の名称】 X線撮影装置
【発明者】 【氏名】武本 肇

【氏名】高村 祥司

【氏名】荒木 立哉

【要約】 【課題】使用実態に着目して、簡単な構成で、かつ、安全に遠距離撮影とX線透視撮影の両方を行えるようにする。

【構成】支柱1に昇降可能にキャリッジ2を設け、そのキャリッジ2に水平方向の軸心周りで回転可能に支持アーム3を設け、支持アーム3の長手方向の一端側にX線検出器5を固定状態で設け、他端側に、被検者にX線を照射するX線管4を、そのX線照射方向にX線検出器5に対して遠近変位可能に設ける。支持アーム3をキャリッジ2に固定する固定用ピンと切欠を設け、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近したことを接近検出用リミットスイッチで検出し、その検出に応答して固定用ピンの切欠からの抜き出しを行えるように構成し、かつ、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近した状態で、支持アーム3の回転軸心を中心としてX線管4側とX線検出器5側との重量がバランスするように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支柱に昇降可能にキャリッジを設けるとともに、前記キャリッジに水平方向の軸心周りで回転可能に支持アームを設け、前記支持アームの長手方向の一端側に、被検者にX線を照射するX線管を設けるとともに、他端側に、前記X線管から照射されて被検者を透過したX線を受光するX線検出器を設けたX線撮影装置において、
前記X線管のみを、そのX線照射方向に前記X線検出器に対して遠近変位可能に設け、前記支持アームを前記キャリッジに固定するアーム固定手段と、前記X線管が前記X線検出器に所定距離まで接近したことを検出する接近状態検出手段と、前記接近状態検出手段が所定距離までの接近を検出したことに応答して前記アーム固定手段の固定の解除を許容するアーム固定解除許容手段とを備え、かつ、前記X線管が前記X線検出器に所定距離まで接近した状態で、前記支持アームの回転軸心を中心として前記X線管側と前記X線検出器側との重量がバランスするように構成してあることを特徴とするX線撮影装置。
【請求項2】
請求項1に記載のX線撮影装置において、
X線管がX線検出器に所定距離まで接近した状態で前記X線管を支持アームに固定するX線管固定手段と、前記支持アームが水平姿勢にあることを検出する水平検出手段と、前記水平検出手段が水平姿勢を検出したことに応答して前記X線管固定手段の固定の解除を許容するX線管固定解除許容手段とを備えているX線撮影装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、支柱に昇降可能にキャリッジを設けるとともに、そのキャリッジに水平方向の軸心周りで回転可能に支持アームを設け、支持アームの長手方向の一端側に、被検者にX線を照射するX線管を設けるとともに、他端側に、X線管から照射されて被検者を透過したX線を受光するX線検出器を設けたX線撮影装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のX線撮影装置では、X線管とX線検出器との距離を1.8〜2.0mにする胸部撮影等の遠距離撮影と、X線管とX線検出器との距離を1.0〜1.2m程度にして天板上の被検者に対して上下方向でX線管からのX線を照射するX線透視撮影とを行う場合がある。
【0003】
このような遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を、X線検出器を兼用して行うものとして、従来、次のようなものが知られている。
基台の主支柱の保持部に天板が保持され、その天板の下部に、天板に対して平行移動可能にX線像検出部が設けられている。別途、天板に対して平行移動可能に支柱が設けられ、その支柱に第1のX線管装置が固定保持されている。
天井走行部には第2のX線管装置が懸垂されている。
【0004】
上記構成により、第1のX線管装置を用いて天板上の被検者に対するX線透視撮影を行うときは、第1のX線管装置を天板の上方側に位置させるとともに、X線像検出部を天板の下方側に位置させ、第1のX線管装置とX線像検出部とを被検者の頭足方向に移動させるようにする。
一方、胸部撮影等のような遠距離撮影を行うときは、支柱を被検者の頭側または足側に退避させ、第2のX線管装置を、胸部に対する透視または撮影を行う位置に移動させるとともに、X線像検出部を第2のX線管装置に対向する透視または撮影する位置に移動させ、第2のX線管装置とX線像検出部とを組み合わせて透視または撮影を行うようになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−17712号公報
【0005】
ところが、上述従来例の場合、X線像検出部は兼用しているものの、X線管装置としては、第1および第2のX線管装置とそれぞれ専用のものを必要とする不都合があった。
そこで、X線管およびX線検出器のいずれをも兼用できるように構成するものとして、次のようなものが考えられている。
すなわち、図8の別の従来例の全体側面図に示すように、支柱01に昇降可能にキャリッジ02が設けられるとともに、キャリッジ02に水平方向の軸心周りで回転可能に支持アーム03が設けられている。
【0006】
支持アーム03に、被検者にX線を照射するX線管04と、X線管04から照射されて被検者を透過したX線を受光するX線検出器05それぞれが長手方向に移動可能に設けられている。支持アーム03の両端それぞれにスプロケット06が設けられるとともに、両スプロケット06にチェーン07が巻回され、チェーン07の下側部分に、X線管04を保持したX線管保持部材08が連結されるとともに、チェーン07の上側部分に、X線検出器05を保持したX線検出器保持部材09が連結されている。
また、支柱01を間にして、X線管04側とX線検出器05側とが重量的にバランスするように構成されている。
【0007】
上記構成により、手動によって、X線管04側またはX線検出器05側の少なくともいずれか一方を支持アーム03に沿って移動させるに伴い、支柱01に対して、相反する方向に移動し、重量バランスを維持しながら、X線管04とX線検出器05との距離を変更し、遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができるようになっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述別の従来例の場合、次のような課題があった。
X線管とX線検出器とを移動させるために、スプロケットやチェーンが必要な上に、X線管およびX線検出器の両方を重量的にバランスしながら移動させるために構成が複雑化するとともに高価になる不都合があった。
【0009】
この発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、使用実態に着目して、簡単な構成で、かつ、安全に遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、支柱に昇降可能にキャリッジを設けるとともに、前記キャリッジに水平方向の軸心周りで回転可能に支持アームを設け、前記支持アームの長手方向の一端側に、被検者にX線を照射するX線管を設けるとともに、他端側に、前記X線管から照射されて被検者を透過したX線を受光するX線検出器を設けたX線撮影装置において、
前記X線管のみを、そのX線照射方向に前記X線検出器に対して遠近変位可能に設け、前記支持アームを前記キャリッジに固定するアーム固定手段と、前記X線管が前記X線検出器に所定距離まで接近したことを検出する接近状態検出手段と、前記接近状態検出手段が所定距離までの接近を検出したことに応答して前記アーム固定手段の固定の解除を許容するアーム固定解除許容手段とを備え、かつ、前記X線管が前記X線検出器に所定距離まで接近した状態で、前記支持アームの回転軸心を中心として前記X線管側と前記X線検出器側との重量がバランスするように構成してあることを特徴としている。
【0011】
(作用・効果)
請求項1に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、胸部撮影等のような遠距離撮影は、X線管からの照射方向を水平方向にした状態で行うものであり、一方、天板上の被検者に対するX線透視撮影は、X線管からの照射方向を鉛直方向や斜め方向などに調整しながら行うことに着目し、支持アームを水平姿勢にしてX線管とX線検出器との距離を離すときには、アーム固定手段により支持アームをキャリッジに固定した安定した状態でX線管のみをX線検出器に対して遠近変位させることができる。そして、X線管がX線検出器に所定距離まで接近した状態で、支持アームの回転軸心を中心としてX線管側とX線検出器側との重量がバランスする位置で、支持アームの固定を解除し、楽に支持アームを回転させ、X線管からの照射方向を鉛直方向や斜め方向など所望の方向に調整し、天板上の被検者に対するX線透視撮影を行うことができる。
【0012】
したがって、使用実態に着目して、スプロケットやチェ−ンなどを使用することなく、簡単な構成で、遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができる。しかも、支持アームを回転するときに、不測にX線管がX線検出器に対して遠近変位することを回避でき、安全に支持アームおよびX線管を手動で変位操作しながら遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができる。
【0013】
また、請求項2に係る発明は、
請求項1に記載のX線撮影装置において、
X線管がX線検出器に所定距離まで接近した状態で前記X線管を支持アームに固定するX線管固定手段と、前記支持アームが水平姿勢にあることを検出する水平検出手段と、前記水平検出手段が水平姿勢を検出したことに応答して前記X線管固定手段の固定の解除を許容するX線管固定解除許容手段とを備えて構成する。
【0014】
(作用・効果)
請求項2に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、支持アームを水平姿勢にした状態でのみ、支持アームをキャリッジに固定した状態で、X線管をX線検出器に対して遠近変位させることができる。
したがって、X線管をX線検出器に対して遠近変位するときに支持アームが不測に回転することを回避でき、遠距離撮影を安全に行うことができる。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に係る発明のX線撮影装置の構成によれば、胸部撮影等のような遠距離撮影は、X線管からの照射方向を水平方向にした状態で行うものであり、一方、天板上の被検者に対するX線透視撮影は、X線管からの照射方向を鉛直方向や斜め方向などに調整しながら行うことに着目し、支持アームを水平姿勢にしてX線管とX線検出器との距離を離すときには、アーム固定手段により支持アームをキャリッジに固定した安定した状態でX線管のみをX線検出器に対して遠近変位させることができる。そして、X線管がX線検出器に所定距離まで接近した状態で、支持アームの回転軸心を中心としてX線管側とX線検出器側との重量がバランスする位置で、支持アームの固定を解除し、楽に支持アームを回転させ、X線管からの照射方向を鉛直方向や斜め方向など所望の方向に調整し、天板上の被検者に対するX線透視撮影を行うことができる。
【0016】
したがって、使用実態に着目して、スプロケットやチェ−ンなどを使用することなく、簡単な構成で、遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができる。しかも、支持アームを回転するときに、不測にX線管がX線検出器に対して遠近変位することを回避でき、安全に支持アームおよびX線管を手動で変位操作しながら遠距離撮影と天板上の被検者に対するX線透視撮影の両方を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、この発明の実施例について、図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例1】
【0018】
図1は、この発明に係るX線撮影装置の実施例1の全体正面図、図2は全体平面図であり、支柱1に昇降可能にキャリッジ2が設けられるとともに、キャリッジ2に水平方向の軸心周りで回転可能に支持アーム3が設けられている。
【0019】
支持アーム3の長手方向の一端側に、被検者にX線を照射するX線管4が設けられるとともに、他端側に、X線管4から照射されて被検者を透過したX線を受光するX線検出器5が固定されている。
【0020】
図3のX線管の移動構成の要部の拡大平面図に示すように、支持アーム3の回転軸心よりX線検出器5とは反対側部分に、その長手方向に平行に直線状のガイドレール6が設けられ、そのガイドレール6に、X線管4を保持したX線管保持部材7に取り付けた一対のリニアガイド8が設けられ、そのリニアガイド8がガイドレール6に摺動移動可能に設けられ、手動操作によってX線管4をX線検出器5に対して遠近変位できるように構成されている。
【0021】
ガイドレール6のX線検出器5側の所定箇所に、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近したことを検出する接近状態検出手段としての接近検出用リミットスイッチ9が設けられている。
X線管保持部材7の所定箇所に、通常時にガイドレール6に作用し、かつ、通電によって非作用状態にするX線管用電磁ブレーキ10が付設されている。
【0022】
また、ガイドレール6の所定箇所(後述する重量的にバランスする位置)に、位置決め用のピン孔(図示せず)が設けられ、X線管保持部材7に、ピン孔に嵌入する位置決めピン11が設けられるとともに、その位置決めピン11に圧縮コイルスプリング12が付設され、通常時において、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近した状態でX線管4を支持アーム3に固定するようにX線管固定手段が構成されている。
位置決めピン11にX線管移動用ソレノイド13が連動連結され、通電によって、位置決めピン11を圧縮コイルスプリング12の付勢力に抗して抜き出し、X線管4の固定を解除できるように構成されている。
【0023】
図4の支持アームの回転構成の要部の拡大平面図、および、図5の支持アームの回転構成の要部の一部省略正面図に示すように、キャリッジ2の所定箇所に、支持アーム3が水平姿勢にあることを検出する水平検出手段としての水平検出用リミットスイッチ14が設けられ、一方、支持アーム3の回転軸心箇所に一体的に円形のブレーキ板15が取り付けられるとともに、支持アーム3が水平姿勢のときに、水平検出用リミットスイッチ14に作用するように、ブレーキ板15に突起16が設けられている。
また、キャリッジ2に、通常時にブレーキ板15に作用し、かつ、通電によって非作用状態にする支持アーム用電磁ブレーキ17が付設されている。
【0024】
また、支持アーム3が水平姿勢となる2箇所と鉛直姿勢となる2箇所それぞれに対応させて、ブレーキ板15の所定箇所に、固定用の切欠18が設けられ、キャリッジ2に、切欠18に嵌入する固定用ピン19が設けられるとともに、その固定用ピン19に圧縮コイルスプリング20が付設され、通常時において、支持アーム3をキャリッジ2に水平姿勢および鉛直姿勢それぞれで固定できるようにアーム固定手段が構成されている。
固定用ピン19にアーム回転用ソレノイド21が連動連結され、通電によって、固定用ピン19を圧縮コイルスプリング20の付勢力に抗して抜き出し、支持アーム3の固定を解除できるように構成されている。
【0025】
図6の回路図に示すように、接近検出用リミットスイッチ9に直列に回転操作スイッチ22が接続されるとともに、それらに支持アーム用電磁ブレーキ17とアーム回転用ソレノイド21とが互いに並列になる状態で直列接続されている。
この構成により、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近したことを接近検出用リミットスイッチ9が検出して、その接近検出用リミットスイッチ9が閉じるに伴い、回転操作スイッチ22を閉じ操作することにより、アーム回転用ソレノイド21を励磁して固定用ピン19を抜くとともに支持アーム用電磁ブレーキ17を非作用状態にするようになっている。すなわち、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近したことを検出したことに応答して、支持アーム3のキャリッジ2への固定の解除を許容するようにアーム固定解除許容手段が構成されている。このため、支持アーム用電磁ブレーキ17を非作用状態にして、支持アーム3を水平姿勢と鉛直姿勢などとにわたって手動によって回転操作し、回転操作スイッチ22を開き操作することにより、支持アーム用電磁ブレーキ17を作用状態にして、所定の位置で固定維持することができる。
【0026】
X線管4およびX線検出器5の取付構成として、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近した状態で、支持アーム3の回転軸心を中心としてX線管4側とX線検出器5側との重量がバランスするように構成されている。これにより、上述した支持アーム3の手動による回転操作を、重量的にバランスした状態で楽に行うことができる。
【0027】
また、水平検出用リミットスイッチ14に直列にX線管移動操作スイッチ23が接続されるとともに、それらにX線管用電磁ブレーキ10とX線管移動用ソレノイド13とが互いに並列になる状態で直列接続されている。
この構成により、支持アーム3が水平姿勢にあることを水平検出用リミットスイッチ14が検出して、その水平検出用リミットスイッチ14が閉じるに伴い、X線管移動操作スイッチ23を閉じ操作することにより、X線管移動用ソレノイド13を励磁して位置決めピン11を抜くとともにX線管用電磁ブレーキ10を非作用状態にするようになっている。すなわち、支持アーム3が水平姿勢にあることを検出したことに応答して、X線管4の支持アーム3への固定の解除を許容するようにX線管固定解除許容手段が構成されている。このため、X線管用電磁ブレーキ10を非作用状態にして、手動操作によってX線管4をX線検出器5に対して遠近変位させ、X線管移動操作スイッチ23を開き操作することにより、X線管用電磁ブレーキ10を作用状態にして、所定の位置で固定維持することができる。
【0028】
以上の構成により、支持アーム3を水平姿勢にして、キャリッジ2に支持アーム3を固定した状態で、X線管4を支持アーム3の長手方向の一端側まで移動させ、胸部撮影等のような遠距離撮影を行うことができる。
また、X線管4を支持アーム3の回転軸心側に移動させ、支持アーム3のキャリッジ2への固定を解除した状態で支持アーム3を回転させ、天板上の被検者に対するX線透視撮影を行うことができる。
【実施例2】
【0029】
図7は、この発明に係るX線撮影装置の実施例2の要部の平面図であり、実施例1と異なるところは次の通りである。
支持アーム3の回転軸心からX線検出器5の取り付け箇所までの部分が凹状に入りこんだ形状の凹状部3aに構成され、天板上の被検者に対するX線透視撮影を行うときに、天板および被検者を凹状部3a内に位置させることができるようになっている。他の構成は実施例1と同じであり、同一図番を付してその説明は省略する。
【0030】
上記実施例では、アーム固定解除許容手段を、電気回路構成によって、接近検出用リミットスイッチ9の閉じ状態でアーム回転用ソレノイド21を励磁可能な状態にするように構成しているが、例えば、X線管4がX線検出器5に所定距離まで接近したことを赤外線センサや静電容量センサなどの非接触式センサにより検出して接近信号を出力するように構成し、その非接触式センサにコントローラを接続するとともに、コントローラにアーム回転用ソレノイド21を接続し、非接触式センサからの接近信号に応答してアーム回転用ソレノイド21を励磁可能な状態にするように構成するものでも良い。
【0031】
また、上記実施例では、X線管固定解除許容手段を、電気回路構成によって、水平検出用リミットスイッチ14の閉じ状態でX線管移動用ソレノイド13を励磁可能な状態にするように構成しているが、例えば、支持アーム3が水平姿勢にあることを赤外線センサや静電容量センサなどの非接触式センサにより検出して接近信号を出力するように構成し、その非接触式センサにコントローラを接続するとともに、コントローラにX線管移動用ソレノイド13を接続し、非接触式センサからの接近信号に応答してX線管移動用ソレノイド13を励磁可能な状態にするように構成するものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明に係るX線撮影装置の実施例1の全体正面図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】X線管の移動構成を示す要部の拡大平面図である。
【図4】支持アームの回転構成を示す要部の拡大平面図である。
【図5】支持アームの回転構成を示す要部の一部省略正面図である。
【図6】回路図である。
【図7】この発明に係るX線撮影装置の実施例2の要部の平面図である。
【図8】別の従来例のX線撮影装置の全体正面図である。
【符号の説明】
【0033】
1…支柱
2…キャリッジ
3…支持アーム
4…X線管
5…X線検出器
9…接近検出用リミットスイッチ(接近状態検出手段)
11…位置決めピン(X線管固定手段)
12…圧縮コイルスプリング(X線管固定手段)
13…X線管移動用ソレノイド(X線管固定解除許容手段)
14…水平検出用リミットスイッチ(水平検出手段)
18…切欠(アーム固定手段)
19…固定用ピン(アーム固定手段)
20…圧縮コイルスプリング(アーム固定手段)
21…アーム回転用ソレノイド(アーム固定解除許容手段)
【出願人】 【識別番号】000001993
【氏名又は名称】株式会社島津製作所
【出願日】 平成18年9月12日(2006.9.12)
【代理人】 【識別番号】100093056
【弁理士】
【氏名又は名称】杉谷 勉


【公開番号】 特開2008−67770(P2008−67770A)
【公開日】 平成20年3月27日(2008.3.27)
【出願番号】 特願2006−246953(P2006−246953)