| 【発明の名称】 |
筋肉活動測定装置及び筋肉活動測定システム |
| 【発明者】 |
【氏名】福村 正明
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| 【要約】 |
【課題】筋肉活動情報の測定結果を適宜取得して、筋肉活動情報の測定結果から筋肉の活動周期を検出可能な筋肉活動測定装置及び筋肉活動測定システムを提供する。
【構成】予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始が指示されると、この動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定し、この測定された測定値に基づいて判定された筋肉活動開始時点と筋肉活動終了時点とに基づいて、筋肉の活動周期TactまたはTcycを算出し、この算出された結果に基づいて、筋肉の活動周期TactまたはTcycと単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数とのうち少なくとも一方を表示部に筋肉活動状態として表示させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段と、 前記測定手段により測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段と、 前記周期算出手段により算出された結果に基づいて、筋肉活動状態を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定装置。 【請求項2】 前記表示手段によって表示される筋肉活動状態は、筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項3】 前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段と、 をさらに備え、 前記表示手段は、前記平均値算出手段により算出される筋肉活動状態の平均値を表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項4】 前記周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて前記判定手段が筋肉活動開始時点と判定した時点と前記判定手段が次の筋肉活動開始時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項5】 前記周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて前記判定手段が筋肉活動終了時点と判定した時点と前記判定手段が次の筋肉活動終了時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出するものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項6】 前記判定手段は、前記測定手段により測定される測定値を予め定められている基準値と比較する比較手段を有し、測定値が前記予め定められている基準値以上となった時点を前記筋肉活動開始時点と判定するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項7】 前記判定手段は、前記測定手段により測定される測定値を予め定められている基準値と比較する比較手段を有し、測定値が予め定められている回数連続して前記予め定められている基準値以上となった時点を前記筋肉活動開始時点と判定するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項8】 前記判定手段は、前記比較手段により測定値と予め定められている基準値とを比較し、前記測定手段により測定される測定値が前記筋肉活動開始時点の後に前記予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定するものであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項9】 前記判定手段は、前記比較手段により測定値と予め定められている基準値とを比較し、前記測定手段により測定される測定値が前記筋肉活動開始時点の後に予め定められている回数連続して前記予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定するものであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項10】 前記測定手段は、前記判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときに、筋肉活動情報の測定を終了することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置。 【請求項11】 身体の筋肉活動情報を測定する測定装置と、前記測定装置とは別体で構成され、前記測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置と、を備えた筋肉活動測定システムであって、 前記測定装置は、 前記制御装置から測定開始信号を受信する測定開始信号受信手段と、 前記測定開始信号受信手段で受信された測定開始信号にしたがって、予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を前記測定結果として前記制御装置に送信する測定結果送信手段と、 を備え、 前記制御装置は、 ユーザ操作による入力に応じて生成された測定開始信号を前記測定装置に送信する測定開始信号送信手段と、 前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段と、 前記測定結果受信手段により受信した筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段と、 前記周期算出手段により算出された結果に基づいて筋肉活動状態を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定システム。 【請求項12】 身体の筋肉活動情報を測定する測定装置と、前記測定装置とは別体で構成され、前記測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置と、を備えた筋肉活動測定システムであって、 前記制御装置は、 ユーザ操作による入力に応じて生成された測定開始信号を前記測定装置に送信する測定開始信号送信手段と、 前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段と、 前記測定結果受信手段で受信した測定結果に基づいて筋肉活動状態を表示する表示手段と、 を備え、 前記測定装置は、 前記制御装置から測定開始信号を受信する測定開始信号受信手段と、 前記測定開始信号受信手段で受信された測定開始信号にしたがって、予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段と、 前記周期算出手段により算出された筋肉の活動周期を前記測定結果として前記制御装置に送信する測定結果送信手段と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定システム。 【請求項13】 前記表示手段によって表示される筋肉活動状態は、筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の筋肉活動測定システム。 【請求項14】 前記制御装置は、前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段と、を備え、 前記表示手段は、前記平均値算出手段により算出される筋肉活動状態の平均値を表示するものであることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の筋肉活動測定システム。 【請求項15】 前記測定装置は、前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段と、を備え、 前記測定結果送信手段は、前記平均値算出手段により算出された平均値を測定結果として前記制御装置に送信し、 前記表示手段は、前記前記測定結果送信手段により送信される筋肉活動状態の平均値を表示するものであることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の筋肉活動測定システム。 【請求項16】 前記測定手段は、前記判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときに、筋肉活動情報の測定を終了することを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の筋肉活動測定システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、筋肉活動測定装置及び筋肉活動測定システムに係り、特に測定結果を表示可能な筋肉活動測定装置及び筋肉活動測定システムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、例えば筋電位、脈拍、血圧、体温等の生体情報の変化を測定する生体情報測定システムが知られている。この生体情報測定システムは、医療機器としてだけではなく、健康維持や、運動状態を把握するため等の目的で広く利用されている。 【0003】 運動状態を把握するものとしては、例えば、筋電位の出力の最大値(筋電位の最大出力値)を記憶するとともに、以降の筋電位の出力値を測定し、筋電位の最大出力値に基づいて、測定された各筋電位の出力値の最大筋力比をリアルタイムで演算する測定装置(最大筋力比計)が提案されている(特許文献1参照)。 【0004】 また、筋肉に電気刺激を与え、与えられた電気刺激に対する筋電位と運動後の生体の筋肉に与えられた電気刺激に対する筋電位とを比較して、筋肉疲労を判定する筋肉疲労判定装置が提案されている(特許文献2参照)。 【特許文献1】特開昭60−168435号公報 【特許文献2】特開2000−232号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、この特許文献1及び特許文献2に開示されている技術は、いずれも筋活動の過程における筋肉状態、疲労状態を検出するものである。運動時に、ユーザが自分の運動のペース配分が適切か等をリアルタイムに知ることができれば、より効果的に運動を行うことができるが、特許文献1及び特許文献2に開示されている技術等、従来の技術では、運動のペース等を検出することはできなかった。 【0006】 例えば自転車スポーツにおいては、車輪の回転状態を測定し、回転周期を検出する装置は存在するが、このような装置は自転車のフレーム等に固定されているため、自転車を変えると装置を付け替えなければならず不便である。また、自転車スポーツ以外の運動においても筋肉は活動と休止を繰り返しており周期性があるが、車輪の回転状態を測定することにより周期を測定する装置によっては、自転車スポーツ以外の運動の周期性を測定することはできない。 【0007】 さらに、マラソン等における周期を検出する手段としては、歩度計を利用することも考えられる。しかし、運動のペースを知るためには運動の周期を正確に検出することが必要であるところ、歩度計は人体の物理的な加速度変化を検出するものであり、運動の周期を正確に測定することは困難であるとの問題がある。 【0008】 また、例えばマラソン等の長時間に及ぶ運動の場合には、筋肉の活動状態、運動の周期性等について連続的にデータを取得すると、データ量が膨大となり過ぎて、ユーザが取得したデータを使いこなし自分の運動のペースを把握する材料として十分に活かすことができないとの問題もある。 【0009】 本発明は、上記した問題点に鑑み為されたもので、筋肉活動情報の測定結果を適宜取得して、筋肉活動情報の測定結果から筋肉の活動周期を検出可能な筋肉活動測定装置及び筋肉活動測定システムを提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0010】 以上の課題を解決するために請求項1に記載の発明は、 予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段(例えば、図2のCPU120;図8のステップb2)と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段(例えば、図2の筋電測定装置10の測定部110;図9のステップb3)と、 前記測定手段により測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段(例えば、図2のCPU120;図9のステップb7、図10のステップb10)と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段(例えば、図2のCPU120;図10のステップb19)と、 前記周期算出手段により算出された結果に基づいて、筋肉活動状態を表示する表示手段(例えば、図2の表示部330;図10のステップa6)と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定装置である。 【0011】 また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の筋肉活動測定装置において、 前記表示手段によって表示される筋肉活動状態は、筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方であることを特徴とする。 【0012】 また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の筋肉活動測定装置において、 前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部140;図14のステップb59)と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段(例えば、図2のCPU120;図14のステップb72)と、 をさらに備え、 前記表示手段は、前記平均値算出手段により算出される筋肉活動状態の平均値を表示する(例えば、図14のステップa56)ものであることを特徴とする。 【0013】 請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて前記判定手段が筋肉活動開始時点と判定した時点と前記判定手段が次の筋肉活動開始時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出する(例えば、図10のステップb19)ものであることを特徴とする。 【0014】 請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて前記判定手段が筋肉活動終了時点と判定した時点と前記判定手段が次の筋肉活動終了時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出するものであることを特徴とする。 【0015】 請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記判定手段は、前記測定手段により測定される測定値を予め定められている基準値と比較する比較手段を有し(例えば、図2のCPU120)、測定値が前記予め定められている基準値以上となった時点を前記筋肉活動開始時点と判定するものであることを特徴とする。 【0016】 請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記判定手段は、前記測定手段により測定される測定値を予め定められている基準値と比較する比較手段を有し(例えば、図2のCPU120)、測定値が予め定められている回数連続して前記予め定められている基準値以上となった時点を前記筋肉活動開始時点と判定するものであることを特徴とする。 【0017】 請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の筋肉活動測定装置において、 前記判定手段は、前記比較手段により測定値と予め定められている基準値とを比較し(例えば、図2のCPU120)、前記測定手段により測定される測定値が前記筋肉活動開始時点の後に前記予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定するものであることを特徴とする。 【0018】 請求項9に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の筋肉活動測定装置において、 前記判定手段は、前記比較手段により測定値と予め定められている基準値とを比較し(例えば、図2のCPU120)、前記測定手段により測定される測定値が前記筋肉活動開始時点の後に予め定められている回数連続して前記予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定するものであることを特徴とする。 【0019】 請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記測定手段は、前記判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときに、筋肉活動情報の測定を終了する(例えば、図10のステップb13)ことを特徴とする。 【0020】 請求項11に記載の発明は、 身体の筋肉活動情報を測定する測定装置(例えば、図2の筋電測定装置10)と、前記測定装置とは別体で構成され、前記測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置(例えば、図2の制御装置30)と、を備えた筋肉活動測定システムであって、 前記測定装置は、 前記制御装置から測定開始信号を受信する測定開始信号受信手段(例えば、図2の送受信部130;図9のステップb1)と、 前記測定開始信号受信手段で受信された測定開始信号にしたがって、予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段(例えば、図2のCPU120;図9のステップb2)と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段(例えば、図2の筋電測定装置10の測定部110;図9のステップb3)と、 前記測定手段によって測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段(例えば、図2のCPU120;図9のステップb7、図9のステップb10)と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を前記測定結果として前記制御装置に送信する測定結果送信手段(例えば、図2の送受信部130;図10のステップb21)と、 を備え、 前記制御装置は、 ユーザ操作による入力に応じて生成された測定開始信号を前記測定装置に送信する測定開始信号送信手段(例えば、図2の送受信部340;図9のステップa2)と、 前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段(例えば、図2の送受信部340;図10のステップa4)と、 前記測定結果受信手段により受信した筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段(例えば、図2のCPU320)と、 前記周期算出手段により算出された結果に基づいて筋肉活動状態を表示する表示手段(例えば、図2の表示部330;図10のステップa6)と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定システムである。 【0021】 請求項12に記載の発明は、 身体の筋肉活動情報を測定する測定装置(例えば、図2の筋電測定装置10)と、前記測定装置とは別体で構成され、前記測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置(例えば、図2の制御装置30)と、を備えた筋肉活動測定システムであって、 前記制御装置は、 ユーザ操作による入力に応じて生成された測定開始信号を前記測定装置に送信する測定開始信号送信手段(例えば、図2の送受信部340;図9のステップa2)と、 前記測定装置から測定結果を受信する測定結果受信手段(例えば、図2の送受信部340;図9のステップa4)と、 前記測定結果受信手段で受信した測定結果に基づいて筋肉活動状態を表示する表示手段(例えば、図2の表示部330;図10のステップa6)と、 を備え、 前記測定装置は、 前記制御装置から測定開始信号を受信する測定開始信号受信手段(例えば、図2の送受信部130;図9のステップb1)と、 前記測定開始信号受信手段で受信された測定開始信号にしたがって、予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段(例えば、図2のCPU120;図9のステップb2)と、 前記動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段(例えば、図2の筋電測定装置10の測定部110;図9のステップb3)と、 前記測定手段によって測定される測定値に基づいて、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定する判定手段(例えば、図2のCPU120;図9のステップb7、図10のステップb10)と、 前記判定手段により判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出する周期算出手段(例えば、図2のCPU120;図10のステップb19)と、 前記周期算出手段により算出された筋肉の活動周期を前記測定結果として前記制御装置に送信する測定結果送信手段(例えば、図2の送受信部130;図10のステップb21)と、 を備えることを特徴とする筋肉活動測定システムである。 【0022】 請求項13に記載の発明は、請求項11又は請求項12に記載の筋肉活動測定システムにおいて、 前記表示手段によって表示される筋肉活動状態は、筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方であることを特徴とする。 【0023】 請求項14に記載の発明は、請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の筋肉活動測定システムにおいて、 前記制御装置は、前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部350)と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段(例えば、図2のCPU320;図18のステップa87)と、を備え、 前記表示手段は、前記平均値算出手段により算出される筋肉活動状態の平均値を表示する(例えば、図18のステップa89)ものであることを特徴とする。 【0024】 請求項15に記載の発明は、請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の筋肉活動測定システムにおいて、 前記測定装置は、前記周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を連続して複数記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部140)と、 前記記憶手段により記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出する平均値算出手段(例えば、図2のCPU120;図14のステップb72)と、を備え、 前記測定結果送信手段は、前記平均値算出手段により算出された平均値を測定結果として前記制御装置に送信し、 前記表示手段は、前記前記測定結果送信手段により送信される筋肉活動状態の平均値を表示する(例えば、図14のステップa56)ものであることを特徴とする。 【0025】 請求項16に記載の発明は、請求項11から請求項15のいずれか一項に記載の筋肉活動測定装置において、 前記測定手段は、前記判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときに、筋肉活動情報の測定を終了する(例えば、図10のステップb13)ことを特徴とする。 【発明の効果】 【0026】 請求項1に記載の発明によれば、予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示する動作開始指示手段からの動作開始指示を受けて身体の筋肉活動情報を測定する測定手段により測定される測定値に基づいて、判定手段が筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定し、判定された筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、周期算出手段が筋肉の活動周期を算出する。そして、この周期算出手段により算出された結果に基づいて、表示手段が筋肉活動状態を表示することができる。 【0027】 請求項2に記載の発明によれば、表示手段は、筋肉活動状態として筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方を表示することができる。 【0028】 請求項3に記載の発明によれば、周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を記憶手段に連続して複数記憶し、平均値算出手段によって記憶手段に記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出し、表示手段は、この平均値を表示することができる。 【0029】 請求項4に記載の発明によれば、周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて判定手段が筋肉活動開始時点と判定した時点と判定手段が次の筋肉活動開始時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出することができる。 【0030】 請求項5に記載の発明によれば、周期算出手段は、連続する筋肉活動の筋肉活動情報に基づいて判定手段が筋肉活動終了時点と判定した時点と判定手段が次の筋肉活動終了時点と判定した時点との差を算出することにより筋肉の活動周期を算出することができる。 【0031】 請求項6に記載の発明によれば、判定手段は、比較手段によって測定値を予め定められている基準値と比較することにより、測定値が予め定められている基準値以上となった時点を筋肉活動開始時点と判定することができる。 【0032】 請求項7に記載の発明によれば、判定手段は、比較手段によって測定値を予め定められている基準値と比較することにより、測定値が予め定められている回数連続して予め定められている基準値以上となった時点を筋肉活動開始時点と判定することができる。 【0033】 請求項8に記載の発明によれば、判定手段は、比較手段によって測定値を予め定められている基準値と比較することにより、測定値が予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定することができる。 【0034】 請求項9に記載の発明によれば、判定手段は、比較手段によって測定値を予め定められている基準値と比較することにより、測定値が予め定められている回数連続して予め定められている基準値未満となった時点を筋肉活動終了時点と判定することができる。 【0035】 請求項10に記載の発明によれば、判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときには、測定手段による筋肉活動情報の測定を自動的に終了することができる。 【0036】 請求項11に記載の発明によれば、身体の筋肉活動情報を測定する測定装置と、測定装置とは別体で構成され、測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置と、を備えた筋肉活動測定システムであり、測定装置は、測定開始信号受信手段により制御装置から測定開始信号を受信すると、この測定開始信号にしたがって、動作開始指示手段が予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示し、動作開始指示を受けて測定手段が筋肉活動情報の測定を開始する。そして、測定された測定値に基づいて、判定手段が筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定し、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点が判定されると制御装置に送信する。制御装置は、測定装置から測定結果を受信すると、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点に基づいて、筋肉の活動周期を算出し、算出された結果に基づいて表示手段に筋肉活動状態を表示させることができる。 【0037】 請求項12に記載の発明によれば、身体の筋肉活動情報を測定する測定装置と、測定装置とは別体で構成され、測定装置による筋肉活動情報の測定によって得られた測定結果に基づく筋肉活動状態を表示する制御装置と、を備えた筋肉活動測定システムであり、測定装置は、測定開始信号受信手段により制御装置から測定開始信号を受信すると、この測定開始信号にしたがって、動作開始指示手段が予め定められている時間間隔ごとに測定動作の開始を指示し、動作開始指示を受けて測定手段によって筋肉活動情報の測定を開始する。そして、測定された測定値に基づいて、判定手段が筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点を判定し、筋肉活動開始時点及び筋肉活動終了時点が判定されると、これに基づいて筋肉の活動周期を算出し制御装置に送信する。制御装置は、測定装置から測定結果を受信すると、算出された結果に基づいて表示手段に筋肉活動状態を表示させることができる。 【0038】 請求項13に記載の発明によれば、表示手段は、筋肉活動状態として筋肉の活動周期及び単位時間あたりの筋肉の活動周期の回数のうち少なくとも一方を表示することができる。 【0039】 請求項14に記載の発明によれば、制御装置は、周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を記憶手段に連続して複数記憶し、平均値算出手段によって記憶手段に記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出し、表示手段は、この平均値を表示することができる。 【0040】 請求項15に記載の発明によれば、測定装置は、周期算出手段によって算出された筋肉の活動周期を記憶手段に連続して複数記憶し、平均値算出手段によって記憶手段に記憶された筋肉の活動周期に基づいて所定回数毎の筋肉活動状態の平均値を算出して制御装置に送信し、制御装置の表示手段は、この平均値を表示することができる。 【0041】 請求項16に記載の発明によれば、判定手段により筋肉活動終了時点と判定された時点から予め定められている時間が経過しても筋肉活動が開始されないときには、測定手段による筋肉活動情報の測定を自動的に終了することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0042】 以下、本発明の筋肉活動測定システムの好適な実施形態について、図1〜図11を参照して詳細に説明する。尚、以下では、筋肉活動情報としてサイクリング運動時の筋電位を測定する場合を例にとって説明する。 【0043】 図1は、ユーザが筋肉活動測定システム1を装着した様子を示す図である。この筋肉活動測定システム1は、ユーザの身体に装着可能な測定装置としての筋電測定装置10と、筋電測定装置10と別体で、筋電測定装置10との間でデータ通信が可能な腕時計型の制御装置30とで構成される。この実施形態に係る筋肉活動測定システム1において、サイクリング運動時の筋電位を測定する場合には、例えば、図1に示すように、いずれか一方の足の大腿四頭筋の外側広筋に筋電測定装置10が装着され、腕に制御装置30が装着される。尚、本実施形態では、筋電測定装置10を1つ備える場合を例として説明するが、筋肉活動測定システム1に設けられる筋電測定装置10の数はこれに限定されない。例えば両足の大腿四頭筋の外側広筋にそれぞれ筋電測定装置10を装着する構成としてもよい。 【0044】 この装着にあたって、ユーザは、筋電測定装置10の電極部111(図2参照)を足の大腿四頭筋の外側広筋に貼付してバンド等で固定するとともに、制御装置30を手首に装着する。そして、ユーザは、制御装置30を操作して筋電位の測定を開始させてからペダルを踏み込んで運動を開始する。或いは、ユーザは、運動途中から筋電位の測定を開始させることも可能である。 このようなサイクリング運動を行う場合、足の筋肉は活動と休止を繰り返すので、その筋肉の活動状態と休止状態とを筋電位により検出すれば、筋肉の活動周期を得ることができる。 [制御構成] 【0045】 図2は、筋肉活動測定システム1を構成する筋電測定装置10及び制御装置30の制御構成の一例を示すブロック図である。 【0046】 先ず、筋電測定装置10の制御構成について説明する。この筋電測定装置10は、測定部110と、CPU120と、送受信部130と、記憶部140とを備えて構成されている。 【0047】 このうち測定部110は、筋肉活動情報としての筋電位を測定する機能部であり、上述した外側広筋等の身体の肌に接触される一対の電極からなり、当該一対の電極間の電位差を経時的に検出する電極部111と、この電極部111により検出された電位差を低インピーダンス変換して出力するインピーダンス変換器112と、このインピーダンス変換器112から入力される信号を所定の信号レベルまで増幅して出力する増幅器113と、この増幅器113から入力される信号のうち所定の周波数範囲の信号を通過させて範囲外の周波数成分を除去するフィルタ114と、このフィルタ114から入力される信号をA/D変換して出力するA/D変換器115とで構成されている。 【0048】 具体的には、電極部111で検出される2点間の電位変化は数10μV〜数mVで筋電位の周波数帯は2〜10KHzである。一般に、生体のインピーダンスは非常に高いので、インピーダンス変換器(例えば電圧フォロー型の回路)112でインピーダンス変換を行う。次に、増幅器(例えば作動増幅器)113により、電圧を100倍程度に増幅し、筋電波形を処理できるようにする。この増幅器113により増幅された波形には、様々な雑音(ノイズ)が重畳されている。そこで、次段のフィルタ114によって、筋電波形として処理する範囲外の周波数成分を除去する。次に、フィルタ114から入力される信号(アナログ信号)をA/D変換器(例えば12bitのA/D変換器)115でデジタル信号化する。 尚、ここではフィルタ114としてアナログフィルタを使用したが、アナログフィルタの代わりに、デジタルフィルタを用いてもよい。この場合には、デジタルフィルタは、A/D変換器115の後段に設けられる。 【0049】 CPU120は、記憶部140に記憶されるプログラムやデータ、制御装置30から送信されたデータ等に基づいて筋電測定装置10内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、筋電測定装置10を制御する。また本実施形態を実現するため、CPU120は、測定部110により連続的に測定される筋電位(筋肉活動情報)を基に筋肉の活動状態(筋肉活動状態)を測定し、測定結果を制御装置30に送信する筋肉活動状態測定処理を実行する。 【0050】 この筋肉活動状態測定処理について、図3を参照して具体的に説明する。 図3(A)は、筋電測定装置10の測定部110で測定された筋電位の波形の一例を示す図であり、筋電位の測定開始から1回目の筋肉活動、2回目の筋肉活動・・・n回目の筋肉活動の筋電位の波形を表している。図3(B)は、図3(A)に示した筋電位の波形の一部を拡大したものである。尚、実際の筋肉活動状態測定処理は、A/D変換器115でデジタル化された信号の値をCPU120で演算することによってなされる。しかし、説明の便宜のために、ここでは、図3のアナログの筋電波形を用いて説明することとする。 【0051】 この筋肉活動状態測定処理では、CPU120は、測定された筋電位に基づいて、筋肉活動開始時点である筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了時点である筋肉活動終了タイミング(Tb)を検出し、さらに次のペダリング時の筋肉活動開始タイミング(Ta)を検出することによって、ペダリング運動における周期を検出する。 【0052】 具体的には、CPU120は、筋肉活動の測定を開始すると、この測定を開始した時点を測定開始時点(T)として記憶部140の測定開始タイミング(T)エリア143に記憶する。そして、CPU120は、予め定められている基準値(予め定められている閾値)と筋電位の値とを比較して、測定開始時点(T)から最初に筋電位の値が基準値(予め定められている閾値)以上となった時点(以下「タイミング」という)を筋肉活動開始タイミング(Ta1)と判定する比較手段を備える判定手段として機能し、判定した筋肉活動開始タイミング(Ta1)を筋肉活動開始タイミング(Ta1)エリア144に記憶する。尚、測定開始時点(T)にすでに筋電位の値が予め定められている基準値(予め定められている閾値)以上である場合には、CPU120は、一旦筋電位の値が基準値(予め定められている閾値)以下になった後、筋電位の値が次に基準値(予め定められている閾値)以上となった時点を筋肉活動開始タイミング(Ta1)と判定する。 【0053】 また、CPU120は、その筋肉活動開始タイミング(Ta1)からの筋電位の経時的変化を後述する筋電発生データとして記憶部140の筋電発生データエリア142に記憶する。そして、CPU120は、筋電位の値と基準値とを比較して、筋電位の値が基準値未満となったかどうかを監視する。筋電位の値が基準値未満となった場合には、CPU120は、この基準値未満となった時点を筋肉活動終了タイミング(Tb1)と判定する比較手段を備える判定手段として機能し、判定した筋肉活動終了タイミング(Tb1)を筋肉活動終了タイミング(Tb1)エリア145に記憶する。また、CPU120は、筋肉活動開始タイミング(Ta1)から筋肉活動終了タイミング(Tb1)までの時間、すなわち、当該ペダリングにおいて筋肉が活動している(ペダルを踏み込んでいる)時間を、筋肉活動時間(Tact)として算出し、記憶部140の筋肉活動時間(Tact)エリア146に記憶する。 【0054】 尚、ここでは、測定された筋電位の値が基準値以上となったタイミングを筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定し、筋電位の値が基準値未満となった時点を筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定する場合を例として説明するが、筋肉活動開始タイミング(Ta)及び筋肉活動終了タイミング(Tb)の判定の仕方はここに例示したものに限定されない。 【0055】 例えば、測定された筋電位の値がその基準値以上となった回数が所定時間内に連続して所定回数に至ったときに、その所定時間内で最初に基準値以上となった時点(図3(C)におけるTa1a)を筋肉活動開始タイミング(Ta)としてもよい。或いは、所定時間内に連続して基準値以上となった回数が所定回数に至ったときに、その所定時間経過の時点(図3(C)におけるTa1b)を筋肉活動開始タイミング(Ta)としてもよい。 同様に、筋電位の値が基準値未満となった回数が所定時間内に連続して所定回数に至ったときに、その所定時間内で最初に基準値未満となった時点(図3(C)におけるTb1a)を筋肉活動終了タイミング(Tb)としてもよい。或いは、所定時間内に連続して基準値未満となった回数が所定回数に至ったときに、その所定時間経過の時点(図3(C)におけるTb1b)を筋肉活動終了タイミング(Tb)としてもよい。以下、同様である。 このようにするのは、特に、測定の開始時に筋電位の波形にノイズが混入し、そのノイズによって筋電測定装置10が誤動作するのを防止するためである。尚、前記予め定められている回数は特に限定されない。例えば、どの程度の時間内に何回筋電位の値が基準値以上となった場合に筋肉活動開始タイミング(Ta)とするか、また、どの程度の時間内に何回筋電位の値が基準値未満となった場合に筋肉活動終了タイミング(Tb)とするかが、記憶部140等に予めデフォルトとして記憶されていてもよいし、ユーザが所望の値を設定するようにしてもよい。 【0056】 その後、CPU120は、測定された筋電位の値が再び基準値以上となったならば、その時点(図3(A)及び図3(B)におけるTa2)で次回の筋肉活動が開始されたと判定する。この場合、CPU120は、筋肉活動開始タイミング(Ta)を更新して、新たに判定された筋肉活動開始タイミング(Ta)を筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶するとともに筋電発生データをリセットする。 そして、CPU120は、前回の筋肉活動についての測定が終了したものとして、筋肉活動測定回数(サイクリング運動においてはペダリング回数と一致)を更新する。すなわち、CPU120は、新たに筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定する度に、測定開始時から測定された筋肉活動の回数である筋肉活動測定回数をカウントし、筋肉活動測定回数エリア148に記憶する。そして、次のペダリングに係る筋肉活動状態の測定を行うというように、連続して測定が繰り返されるようになっている。 【0057】 また、CPU120は周期算出手段として、前回の筋肉活動開始タイミング(Ta1)と次回の筋肉活動が開始された筋肉活動開始タイミング(Ta2)との差を算出することにより、前回のペダルの踏込みから次回のペダルの踏込みまでの時間、すなわち、1回のペダリングに要した時間(活動間隔)である筋肉活動周期(Tcyc)を算出する。 【0058】 さらに、CPU120は、前回のペダリングにおける筋電位の変化である筋電発生データから筋張力を評価するための指標である整流化平均値(ARV:Averaged Rectified Value)と、筋疲労を評価するための指標である平均周波数(MPF:Mean Power Frequency)等を算出する。 すなわち、CPU120は、得られた筋電波形をもとに振幅値を処理して整流化平均値(ARV)を求める。この整流化平均値は、発揮された筋力を示す指標となる。また、CPU120は、得られた筋電波形をFFT測定して平均周波数(MPF)等を求める。この平均周波数は、筋肉の疲労度を示す指標となる。 【0059】 尚、この例では、CPU120は、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)等を算出することとしているが、CPU120により算出される指標はこの例に限られない。例えば、前述した筋電発生データから主に筋張力に関係する実効値(RMS:Root-Mean-Square-Value)、積分値、または、筋疲労に関係するメジアン周波数(Median Frequency)等を算出するようにしてもよい。 【0060】 また、CPU120は、図示しないタイマー機能を備えており、筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定すると、その度にこのタイマーをリセットするようになっている。そして、CPU120は、筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定してからタイマーの設定時間が経過すると、連続する筋肉活動が停止したと判断し、筋肉活動測定処理を終了する。タイマーの設定時間は特に限定されないが、ペダリング運動の場合には、一般に3秒程度次の筋肉活動開始タイミング(Ta)がないと(次のペダリングが開始されないと)ペダリング運動が停止したと判断できるため、タイマーは、例えば3秒〜4秒程度に設定される。尚、タイマーの設定時間は予めデフォルトとして設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。 【0061】 また、本実施形態において、CPU120は、後述する制御装置30の送受信部340から筋電測定装置10に対して測定開始信号が送信されたときに、測定部110に対して測定動作の開始を指示する動作指示信号を出力する動作開始指示手段として機能する。 尚、動作開始指示信号が測定部110に出力されると、測定部110は、CPU120が筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定してからタイマーの設定時間が経過するまでは測定を続けるようにしてもよいし、1回あたりの測定時間を予め定めておき、当該設定された測定時間を経過したら測定部110は一旦計測を中止し、CPU120から次の動作開始指示信号が出力されると再度測定動作を開始するようになっていてもよい。 例えば、制御装置30から30分おきに測定開始信号が送信される場合であって、1回あたりの測定時間が1分と定められている場合には、制御装置30からの測定開始信号を受けて、筋電測定装置10CPU120から測定部110に対して動作開始指示信号が出力されると、測定部110は筋電位の測定を開始し、筋肉活動周期が終了してから(CPU120が筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定してから)の経過時間が上記タイマーの設定時間を超えない限り、1分間測定を継続する。1分間測定動作を行うと、測定部110は一旦計測を中止し、30分後にCPU120から次の動作開始指示信号が出力されると再度測定動作を開始するようにする。 尚、以下においては、特に1回あたりの測定時間を定めず、筋肉活動周期が終了してから(CPU120が筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定してから)の経過時間が上記タイマーの設定時間を超えた場合のみ、測定部110による筋肉活動測定処理を終了する場合を例として説明する。 【0062】 送受信部130は、制御装置30との間で無線通信を行うための機能部であり、例えば図示しないアンテナを介して制御装置30から送信された信号を復調してCPU120に出力する一方、CPU120から入力される制御信号を変調し、アンテナを介して制御装置30に送信する。本実施形態において、送受信部130は、制御装置30から送信される測定開始信号を受信する測定開始信号受信手段及び制御装置30に対して測定結果を送信する測定結果送信手段として機能する。 【0063】 記憶部140は、ROMやRAM等のICメモリ、ハードディスク等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、CPU120に筋電測定装置10を制御させるためのプログラム等が記憶されている。 【0064】 図4は、記憶部140の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態測定処理を実行するための筋肉活動状態測定プログラムが筋肉活動状態測定プログラムエリア141に記憶されている。また、データとして、筋電発生データと、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了タイミング(Tb)と、筋肉活動時間(Tact)と、筋肉活動周期(Tcyc)と、筋肉活動測定回数と、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)とが、筋電発生データエリア142と、測定開始タイミング(T)エリア143と、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144と、筋肉活動終了タイミング(Tb)エリア145と、筋肉活動時間(Tact)エリア146と、筋肉活動周期(Tcyc)エリア147と、筋肉活動測定回数エリア148と、整流化平均値(ARV)エリア149と、平均周波数(MPF)エリア150とにそれぞれ記憶され、それぞれペダリングのサイクル毎に上書きされて更新される。 本実施形態において、記憶部140は、筋肉活動周期(Tcyc)等、測定部110の測定結果に基づいて算出される各種データを連続して複数記憶可能な記憶手段として機能する。 【0065】 次に、制御装置30の制御構成について説明する。 図2に示すように、制御装置30は、入力部310と、CPU320と、表示部330と、送受信部340と、記憶部350とを備えて構成されている。 【0066】 このうち入力部310は、例えば各種スイッチやダイヤル、タッチパネル等によって実現されるものであり、操作入力に応じた操作信号をCPU320に出力する。この入力部310の機能により、筋電位の測定開始指示や測定終了指示、運動モード設定等の入力が行われる。 【0067】 ここで、運動モードの設定について説明する。入力部310により設定される運動モードとしては、例えば、短期、中期、長期の3つのモードがある。 短期モードは、例えば1〜2分以内の全力運動を想定したものであり、運動条件として短期モードが設定されたときは、例えば筋電測定装置10による測定が測定開始から連続して行われる。 また、中期モードは、例えば10分程度の運動を想定したものであり、運動条件として中期モードが設定されたときは、例えば筋電測定装置10による測定が測定開始から短時間で繰り返される。 また、長期モードは、例えばマラソン等の1時間を超える運動を想定したものであり、運動条件として長期モードが設定されたときは、例えば筋電測定装置10が5分おき等、予め定められている時間間隔をあけて繰り返して測定を行う。例えば、短期モードでは、連続的に筋電位を測定し、中期モードや長期モードでは、ある程度の間隔をあけて筋電位を測定するというように、運動モードごとに筋電測定装置10による測定のタイミングを変えるようにしてもよい。 【0068】 CPU320は、記憶部350に記憶されているプログラムやデータ、入力部310から入力される操作信号や筋電測定装置10から送信されたデータ等に基づいて制御装置30内の各機能部への指示やデータの転送等を行い、制御装置30や筋肉活動測定システム1全体の制御等を行う。 【0069】 また、本実施形態を実現するため、CPU320は、図示しないタイマー機能を備えており、入力部310から測定開始指示が入力された場合に筋電測定装置10に測定開始信号を送信するとともに、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測する。そして、所定時間が経過すると(予め定められている時間間隔ごとに)、筋電測定装置10に次の測定開始信号を送信する。 例えば、予め10分ごとに筋電測定装置10による測定を行うように定められている場合には、図5に示すように、制御装置30のCPU320は筋電測定装置10に測定開始信号を送信すると、送信時点からの経過時間を計測し、10分経過すると次の測定開始信号を筋電測定装置10に送信する。このように10分ごとに制御装置30のCPU320から筋電測定装置10に測定開始信号が送信され、この測定開始信号を受けて筋電測定装置10による測定が開始される。 筋電測定装置10に次の測定開始信号を送信するまでの所定時間間隔(所定時間)は、ユーザが任意に時間を設定してもよいし、予め一定の値がデフォルトとして設定され記憶部350等に保存されていてもよい。 また、CPU320は、筋電測定装置10から随時送信される測定結果に基づいて表示部330の表示を制御する筋肉活動状態表示処理を実行する。 【0070】 本実施形態において、CPU320は、測定された筋電位の測定結果が筋電測定装置10から送信されると、当該測定結果である筋肉活動周期(Tcyc)を、現在の時刻、測定開始時刻(測定開始タイミング(T))、何回目の測定であるかの回数とともに表示するよう表示部330を制御する表示制御手段として機能する。尚、表示部330に表示させる内容はここに例示したものに限定されず、例えば、測定開始時刻とともに、又はこれに代えて測定開始からの経過時間等を表示させるようにしてもよい。 【0071】 表示部330は、LCDやELD等の表示装置により実現されるものであり、前述のようにCPU320の指示に従って、筋電測定装置10で測定された筋肉の活動状態(筋肉活動状態)としての筋肉活動周期(Tcyc)を、現在の時刻、測定開始時刻(測定開始タイミング(T))、何回目の筋肉活動の測定であるかを示す筋肉活動測定回数等とともに表示する。 【0072】 図6は、表示部330の表示例を示したものである。例えば、10:00:10に筋肉活動の測定を開始し、現在10:05:10であって、測定開始から5回目の筋肉活動が測定された場合に、5回目の筋肉活動開始タイミング(Ta)から次の6回目の筋肉活動開始タイミング(Ta)までの時間(5回目の筋肉活動開始タイミング(Ta)と次の6回目の筋肉活動開始タイミング(Ta)との差)が0.8秒であった場合には、図6に示すように、表示部330の上段には、測定開始時刻(測定開始タイミング(T))として「10:00:10」が表示され、下段には現在時刻として「10:05:10」が表示される。また、中段には、筋肉活動測定回数「005」と、筋肉活動状態として当該筋肉活動測定回数に対応する筋肉活動周期(Tcyc)(=サイクル運動における回転の間隔)「0.8sec」とが表示される。尚、表示部330の表示のレイアウト等は図示例に限定されない。 【0073】 また、以下においては、表示部330に筋肉活動状態として筋肉活動周期(Tcyc)を表示させる場合を例として説明するが、表示部330に表示される筋肉活動状態は、筋肉活動周期(Tcyc)である場合に限定されない。例えば、CPU320が、単位時間あたりに筋肉活動周期(Tcyc)が何回行われるかを演算し、この演算結果を筋肉活動状態として表示部330に表示してもよい。すなわち、上述の例では、筋肉活動周期(Tcyc)が「0.8sec」であるので、例えば単位時間を1分間(60sec)とすると、1分間に繰り返される筋肉活動周期(Tcyc)の回数(=サイクル運動における回転数/分)は、60÷0.8であり、75回となる。したがって、表示部330には筋肉活動状態として「75rpm」と表示される。 【0074】 尚、制御装置30に図示しない表示切替ボタン等を備え、この表示切替ボタンを操作して表示部330の表示を切替可能としてもよい。表示部330の表示を切り替えられるようにした場合には、表示を切り替えると、例えば、測定開始から現在までの筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)等の筋肉活動状態を示す値の経時変化が、グラフ等で表示されるようにしてもよい。また、例えば、筋肉活動周期(Tcyc)と単位時間あたりに筋肉活動周期(Tcyc)が行われる回数とを表示部330に切替表示させることができるようにしてもよい。 【0075】 送受信部340は、筋電測定装置10との間で無線通信を行うための機能部であり、例えば図示しないアンテナを介して筋電測定装置10から送信された信号を復調してCPU320に出力するとともに、CPU320から入力される制御信号を変調し、アンテナを介して筋電測定装置10に送信する。 本実施形態において、送受信部340は、筋電測定装置10に対して測定開始信号を送信する測定開始信号送信手段及び筋電測定装置10から送信される測定結果を受信する測定結果受信手段として機能する。 【0076】 記憶部350は、ROMやRAM等のICメモリ、ハードディスク等の情報記憶媒体及びその読取装置等によって実現されるものであり、CPU320に制御装置30を制御させるためのプログラム等が記憶される。 【0077】 図7は、記憶部350の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態表示処理を実行するための筋肉活動状態表示プログラムエリア351を備えている。また、データとして、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動状態データとが、測定開始タイミング(T)エリア352と、筋肉活動開始タイミング(Ta)353と、筋肉活動状態データエリア354とにそれぞれ記憶されている。 【0078】 このうち、筋肉活動状態データエリア354は、筋肉活動時間(Tact)と、筋肉活動周期(Tcyc)と、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)とを記憶する筋肉活動時間(Tact)エリア355と、筋肉活動周期(Tcyc)エリア356と、整流化平均値(ARV)エリア357と、平均周波数(MPF)エリア358とを備えている。 【0079】 図8は、図7に示す筋肉活動状態データエリア354のデータ構成例を示す図である。同図に示すように、筋肉活動状態データエリア354には、測定結果である筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、及び平均周波数(MPF)の各値が、その受信順(測定順)に割り振られる測定回数と対応付けられて記憶されている。 [処理の流れ] 【0080】 次に、筋電測定装置10及び制御装置30における処理の流れについて、図9及び図10を参照して説明する。 尚、ここで説明する処理は、筋電測定装置10のCPU120が筋肉活動状態測定プログラムエリア141から筋肉活動状態測定プログラムを読み出して実行し、制御装置30のCPU320が筋肉活動状態表示プログラムエリア351から筋肉活動状態表示プログラムを読み出して実行することにより実現される処理であり、制御装置30において、入力部310から測定終了指示が入力された場合、或いはプログラムに基づき所定時間経過した場合に終了される。 【0081】 すなわち、先ず、制御装置30において入力部310から測定開始指示が入力された場合には(ステップa1)、CPU320が、筋電測定装置10に設定された運動モードを指示する運動モード指示信号と測定開始を指示する測定開始信号を送信する(ステップa2)。 【0082】 また、CPU320は、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測し、所定時間が経過したか否かを常に判断する(ステップa3)。そして所定時間が経過すると、筋電測定装置10に対して再度測定開始信号を送信する。 【0083】 制御装置30からの測定開始信号に応答して筋電測定装置10では、CPU120がを制御することにより、筋肉活動状態測定処理を実行する。尚、CPU120は、測定開始信号とともに運動モード指示信号を受信したときは、指示された運動モードに応じた測定周期で測定部110による筋電位の測定を開始させることができるが、以下においては、筋電測定装置10が設定された運動モードに関わりなく、測定開始信号を受信する度に筋電位の測定を行う場合について説明する。 【0084】 CPU120による筋肉活動状態測定処理は以下のように実行される。すなわちCPU120は、測定開始信号を受信したならば(ステップb1)、測定部110に対して動作開始指示信号を出力する(ステップb2)。動作開始指示信号を受けて測定部110は筋電位の測定を開始し(ステップb3)、CPU120は測定部110が測定を開始した測定開始タイミング(T)を記憶部140の測定開始タイミング(T)エリア143に記憶する(ステップb4)。 【0085】 CPU120は、測定部110により測定される筋電位の値(例えば、振幅)を基準値と比較し、基準値未満か否かを判断する(ステップb5)。筋電位の値が基準値未満である場合には(ステップb5:YES)、CPU120は、タイマーをリセットする(ステップb6)。そして、CPU120は、測定部110により連続的に測定される筋電位の値を基準値と比較し、基準値以上か否かを判断する(ステップb7)。測定された筋電位の値(例えば、振幅)が基準値以上となった場合には(ステップb7:YES)、CPU120は、その時点を筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定し、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶する(ステップb8)。他方、測定を開始した測定開始タイミング(T)において筋電位の値が基準値以上である場合には(ステップb5:NO)、CPU120は、一旦筋電位が基準値未満になった後、最初に筋電位の値(例えば、振幅)が基準値以上となった時点を筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定し、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶する(ステップb8)。 【0086】 そして、これと同時に、CPU120は、この筋肉活動開始タイミング(Ta)からの筋電位の記憶を開始し(ステップb9)、記憶部140の筋電発生データエリア142に記憶する。また、CPU120は、測定される筋電位の値が基準値未満となったか否か、筋電位の値の変化を監視し(ステップb10)、筋電位の値(例えば、振幅)が基準値未満となった場合には(ステップb10:YES)、CPU120は、当該時点を筋肉活動終了タイミング(Tb)と判定し、筋肉活動終了タイミング(Tb)エリア145に記憶する(ステップb11)。 【0087】 そして、CPU120は、測定部110により測定される筋電位の値が再び基準値以上となるかを判断する(ステップb12)。筋電位の値が基準値以上でないときは(ステップb12:NO)、さらに、CPU120は、タイマー設定時間内(例えば3秒ないし4秒)であるか否かを判断し(ステップb13)、タイマー設定時間を超えている場合には(ステップb13:NO)、CPU120は、連続する筋肉活動が停止したものと判断して筋肉活動状態の測定処理を終了する。他方、タイマー設定時間内である場合には、ステップ12に戻り、筋電位の値が基準値以上となるか否かを判断する。 【0088】 一方、CPU120は、測定部110により測定される筋電位の値が基準値以上となると(ステップb12:YES)、当該時点を次回の筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定して記憶部140の筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶する(ステップb14)。そして、CPU120は、前回の筋電位の値の記憶を終了するとともに(ステップb15)、測定開始タイミング(T)からの筋肉活動測定回数(本実施形態においてはペダリング回数)を更新する(ステップb16)。さらに、CPU120は、タイマーをリセットし(ステップb17)、次回のペダリングについての筋電位を得るためステップb8に戻り、ステップb8からb16のまでのステップを経て次回のペダリングに関する測定を行う。 【0089】 また、CPU120は、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶されている筋肉活動開始タイミング(Ta)と筋肉活動終了タイミング(Tb)エリア145に記憶されている筋肉活動終了タイミング(Tb)との差から筋肉活動時間(Tact)を算出し、記憶部140の筋肉活動時間(Tact)エリア146に記憶する(ステップb18)。 【0090】 また、CPU120は、ステップb7で筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定し筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶した前回の筋肉活動開始時点とステップb13で次回の筋肉活動開始タイミング(Ta)と判定しし筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア144に記憶した筋肉活動開始時点との差から筋肉活動周期(Tcyc)を算出し、算出結果を筋肉活動周期(Tcyc)エリア147に記憶する(ステップb19)。 【0091】 次いでCPU120は、得られた今回のペダリングにおける筋電発生データに基づいて整流化平均値(ARV)及び平均周波数(MPF)を算出し、記憶部140の整流化平均値(ARV)エリア149及び平均周波数(MPF)エリア150にそれぞれに記憶する(ステップb20)。 【0092】 続いてCPU120は、ステップb17で算出した筋肉活動時間(Tact)、ステップb19で算出した筋肉活動周期(Tcyc)、ステップb20で算出した整流化平均値(ARV)及び平均周波数(MPF)の各値をステップb16で更新した筋肉活動測定回数と対応付けて、測定結果として制御装置30に送信する(ステップb21)。 【0093】 一方、制御装置30では、CPU320は、測定結果を受信したならば(ステップa4)、受信した測定結果を、当該測定結果を記憶部350の測定開始タイミング(T)エリア352、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア353、筋肉活動状態データエリア354の各エリアに追加して記憶する(ステップa5)。 【0094】 そして、CPU320は、筋肉活動開始時刻、現在時刻、筋肉活動周期(Tcyc)及び当該筋肉活動周期(Tcyc)が測定された筋肉活動測定回数を表示するように表示部330の表示を制御する(ステップa6)。 【0095】 さらにCPU320は、次の測定結果を受信したかを判断し(ステップa7)、次の測定結果を受信した場合には(ステップa7:YES)、CPU320はステップa5に戻って新たに取得した測定結果を、測定順に記憶部350の各エリアに記憶させるとともに、現在表示されている内容に代えて新たに取得した測定結果に基づく表示を表示させるように表示部330を制御する。他方、次の測定結果を受信していない場合には(ステップa7:NO)、CPU320は筋肉活動状態表示処理を終了する。 【0096】 以上説明したように、本実施形態によれば、身体に装着された筋電測定装置10によって測定した筋電位をもとに筋肉活動状態として筋肉活動周期を測定し、この測定結果を制御装置30において随時更新しながら表示することができる。このため、ユーザは運動しながら自分がどの程度の筋肉活動周期で運動しているかを容易に把握することができ、自分の運動のペースを調整して、身体の状態に合わせた運動、動作等を行うことができる。 【0097】 また、予め定められている時間が経過するごとに制御装置30から送信される測定開始指示信号を受けて動作開始指示信号がCPU120から出力されたときに間欠的に筋電位を計測するので、例えば、マラソン等、長時間の運動を行う場合に、不必要に大量のデータが蓄積されることがなく筋肉状態の測定を行うことができる。 【0098】 尚、上記した実施形態では、サイクリング運動時の筋電位を測定する場合を例にとって説明としたが、例えばウォーキング、ジョギング又はマラソンといった他の運動時における筋電位を測定する場合にも同様に適用可能である。サイクリング運動の場合には、筋肉活動測定回数はペダリングの回数と一致するが、例えばウォーキング、ジョギング又はマラソンの場合には、筋肉活動測定回数は、歩数と一致する。 【0099】 また、上記した実施形態では、足の外側広筋に筋電測定装置10を装着して筋電位を測定する場合について説明したが、筋電測定装置10が装着される箇所はこれに限定されるものではなく、例えば大腿直筋や大腿二頭筋、ヒラメ筋といった他の足の筋肉や、上腕二頭筋や上腕三頭筋等の腕の筋肉等、筋電位を測定して筋肉活動状態を測定したい他の筋肉に装着することとしても勿論構わない。 また、筋電測定装置10を装着する箇所は1箇所に限定されず、複数の筋電測定装置10を備え、各筋電測定装置10をそれぞれ身体の筋肉に装着してもよい。尚、複数の筋電測定装置10を備える場合には、そのうちのいずれか1つの筋電測定装置10で筋肉活動周期(Tcyc)を測定すればよい。また、複数の筋電測定装置10を備えてサイクリング運動の際の筋電位を測定する場合には、左右の足の筋肉にそれぞれ筋電測定装置10を装着して、両足の筋電位を測定し、制御装置30の表示部330に左右の足の測定結果を比較できるように表示させてもよい。 【0100】 また、本実施形態においては、制御装置30のCPU320がタイマー機能を備えており、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測して所定時間が経過すると(予め定められている時間間隔ごとに)、筋電測定装置10に次の測定開始信号を送信する測定開始指示手段として機能するように構成したが、予め定められている時間間隔ごとに測定開始を指示する測定開始指示手段の構成はここに例示したものに限定されない。 【0101】 例えば、筋電測定装置10のCPU120がタイマー機能を備え、一旦制御装置30のCPU320から測定開始信号が送信されると、筋電測定装置10のCPU120が測定開始信号を受信してからの経過時間を計測するようにしてもよい。 【0102】 この場合には、例えば入力部310等から測定開始指示の入力があると、制御装置30のCPU320は、筋電測定装置10に対して測定開始信号を送信する。制御装置30のCPU320から測定開始信号を受信すると、筋電測定装置10のCPU120は、測定部110に対して筋電位の測定動作を開始するよう動作開始指示信号を出力する動作開始指示手段として機能する。測定部110は、CPU120からの動作開始指示信号を受けて筋電位の測定を開始する。筋電測定装置10のCPU120は、動作開始指示信号を出力してからの経過時間を計測し、所定時間が経過したか否かを判断する。そして、所定時間が経過すると、CPU120が次の測定動作の開始を指示する動作開始指示信号を測定部110に出力する。同様に、CPU120は、動作開始指示信号を測定部110に出力すると、動作開始指示信号を出力してからの経過時間の計測と、次の動作開始指示信号の出力とを繰り返す。 この場合も、制御装置30のCPU320により測定開始指示手段が構成される場合と同様に、測定部110に次の測定開始信号を出力するまでの所定時間間隔(所定時間)は、ユーザが任意に時間を設定してもよいし、予め一定の値がデフォルトとして設定され記憶部140等に保存されていてもよい。 【0103】 また、本実施形態においては、ユーザが制御装置30の入力部310から複数の運動モードの中から、希望する運動モードを入力・設定可能であり、入力された運動モードに応じた測定周期で測定部110による筋電位の測定を開始させることができる構成としては、ここに例示されたものに限定されない。 【0104】 例えば、1分間のペダリング回数(ケイデンス)の大小に基づいて、CPU320が自動的に測定周期を決定するように構成してもよい。 例えば、1分間のぺダリング回数が多い場合には測定周期を短期モードと判断して、短い周期で繰返し測定を行うようにし、1分間のぺダリング回数が少ない場合には測定周期を長期モードと判断し、長い周期で測定を行うようにする。この場合には、1分間のペダリング回数(ケイデンス)がどの程度の場合にどの測定周期に設定するかを対応付けたテーブルが制御装置30の記憶部350に記憶されるものとし、CPU320はこのテーブルを参照することにより測定周期を設定する。尚、1分間のペダリング回数(ケイデンス)が何回以上であれば短期モードであり、何回以上であれば長期モードとするかの閾値は予め設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。 【0105】 尚、本実施形態においては、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)を筋電測定装置10の側で算出し、算出結果を測定結果として制御装置30に送信するようにしたが、これらの算出処理を行うのは筋電測定装置10に限定されない。例えば、筋電測定装置10から制御装置30に筋肉活動開始タイミング(Ta)及び筋肉活動終了タイミング(Tb)を測定結果として送信し、これらに基づいて、制御装置30の側で筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)を算出するように構成してもよい。また、筋電位の値についても、筋電測定装置10から制御装置30に筋電発生データをそのまま送信し、このデータに基づいて、制御装置30の側で整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)を算出するように構成してもよい。 【0106】 さらに、制御装置30を次のような構成としてもよい。すなわち、記憶部350に記憶される筋肉活動状態データ、ペダリング効率データ、及び平均ペダリング効率データの各データをパソコン等の外部で利用可能なように、メモリカード等の可搬型の情報記憶媒体に記憶する構成としてもよい。或いは、上述の各データを外部に伝送するための機能部を設けることとしてもよい。 【0107】 また、送受信部130,340を安く実現するため、測定開始指示の入力や運動モードの設定を筋電測定装置10の側で可能とし、筋電測定装置10は送受信機能のうち送信機能のみを有し、一方、制御装置30は送受信機能のうち受信機能のみを有するように構成してもよい。この場合には、筋電測定装置10側に入力部が必要となる。 【0108】 さらに、現在表示の測定結果を直前の測定結果と比較しやすいように、例えば、制御装置30において、直前の筋肉活動周期(ピッチ)に対し、次回の筋肉活動周期(ピッチ)の増減に応じて、色を変化させて表示するようにしてもよい。例えば、筋肉活動周期(ピッチ)が増加した場合には「赤」、減少の場合には「緑」、変化なしの場合には「黄」とする。 【0109】 また、制御装置30又は筋電測定装置10に音声等を出力可能な出力手段を設けて、測定開始指示に基づいて新たな測定が行われ、その結果得られた新たなデータが制御装置30の表示部330に表示されると、出力手段から音声等を出力させてその旨をユーザに報知するようにしてもよい。 尚、新たなデータが制御装置30の表示部330に表示されたことをユーザに報知する手段は音声出力手段に限定されず、例えば制御装置30又は筋電測定装置10に振動を発生させる手段を備え、新たなデータが制御装置30の表示部330に表示されると、振動をユーザの身体に伝えることによって報知するようにしてもよい。 【0110】 また、本実施形態においては、筋電測定装置10と制御装置30とをそれぞれ別体として備える筋肉活動測定システムについて説明したが、筋電測定装置10と制御装置30とを一体とし、筋電位等の筋肉活動情報の測定、筋肉活動情報を測定する際の運動条件の設定、筋肉活動情報を測定することによって得られた測定結果の表示、測定結果を表示する間隔の設定とを一体の装置において実現する筋肉活動測定装置であってもよい。 【0111】 その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。 【0112】 次に、図11から図14を参照しつつ、本発明に係る筋肉活動測定システムの第2の実施形態について説明する。尚、第2の実施形態は、装置構成は第1の実施形態と同様であり、連続的に測定される筋肉活動状態について複数回の平均値を算出して、これを表示させる点で第1の実施形態と異なるものであるので、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。 【0113】 本実施形態において、筋肉活動測定システムは、第1の実施形態と同様の筋電位測定装置と制御装置とを備えて構成されている。 【0114】 まず、筋電測定装置は、第1の実施形態とほぼ同様に筋電測定装置を制御するCPUを備えている。CPUは、第1の実施形態と同様に、制御装置から測定開始信号が送信されると、測定部に測定動作の開始を指示する動作開始指示信号を出力する。また、CPUは、測定部により連続的に測定される筋電位(筋肉活動情報)に基づいて、筋肉活動開始時点である筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了時点である筋肉活動終了タイミング(Tb)を検出することにより、筋肉活動時間(Tact)を検出し、さらに次のペダリング時の筋肉活動開始タイミング(Ta)を検出することによって、ペダリング運動における周期(筋肉活動周期(Tcyc))を検出する。さらに、測定された筋電位の値に基づいて、整流化平均値(ARV)と平均周波数(MPF)とを算出する。 さらに、本実施形態においては、CPUは、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)のそれぞれについて、予め定められている筋肉活動測定回数(サイクリング運動の場合にはペダリング回数)毎の平均値(average;図11において「av」とする。)を算出し、算出された各値の平均値と筋肉活動測定回数とを対応付けた平均値データを生成する。平均値を筋肉活動測定回数の何回分を単位として算出するかは、特に限定されない。予め平均値を算出する単位が設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。 【0115】 測定部により測定された結果及びCPUにより算出された結果は記憶部540の各エリアに記憶される。そしてCPUは、前記平均値データを測定結果として筋肉活動開始タイミング(Ta)及び測定開始タイミング(T)とともに制御装置に送信するようになっている。 【0116】 図11に記憶部540の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態測定処理を実行するための筋肉活動状態測定プログラムが筋肉活動状態測定プログラムエリア541に記憶されている。また、データとして、筋電発生データと、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了タイミング(Tb)と、筋肉活動時間(Tact)と、筋肉活動周期(Tcyc)と、筋肉活動測定回数と、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)と、前記のようにCPUにより算出された各値の平均値が筋肉活動測定回数と対応付けられた送信用データとが、筋電発生データエリア542と、測定開始タイミング(T)エリア543と、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア544と、筋肉活動終了タイミング(Tb)エリア545と、筋肉活動時間(Tact)エリア546と、筋肉活動周期(Tcyc)エリア547と、筋肉活動測定回数エリア548と、整流化平均値(ARV)エリア549と、平均周波数(MPF)エリア550と、平均値データエリア551とにそれぞれ記憶され、それぞれペダリングのサイクル毎に上書きされて更新される。 【0117】 図12は、図11に示す平均値データエリア551のデータ構成例を示す図である。同図に示すように、平均値データエリア551には、測定結果である筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、及び平均周波数(MPF)の各値の平均値が、当該平均値が何回目から何回目までの筋肉活動測定回数の平均値であるかの情報と対応付けられて記憶されている。平均値データエリア551は、制御装置にデータを送信するとリセットされ、新たな測定結果が予め定められている回数分となると、当該測定結果についての平均値が算出されて平均値データエリア551に記憶される。 【0118】 本実施形態において、制御装置は、第1の実施形態とほぼ同様に制御装置を制御するCPUを備えている。CPUは、第1の実施形態と同様に、筋電測定装置に対して測定開始信号を送信するとともに、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測し、予め定められている時間が経過するごとに次の測定開始信号を筋電測定装置に送信する。また、CPUは、筋電測定装置から送信された測定結果を受信して記憶部650に記憶させるとともに、表示部に表示させるようになっている。 【0119】 図13は、記憶部650の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態表示処理を実行するための筋肉活動状態表示プログラムエリア651を備えている。また、データとして、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動状態データとが、測定開始タイミング(T)エリア652と、筋肉活動開始タイミング(Ta)653と、筋肉活動状態データエリア654とにそれぞれ記憶されている。 【0120】 本実施形態において、筋肉活動状態データエリア654には、筋肉活動測定回数を記憶する筋肉活動測定回数エリア655と、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)の各値の平均値データが記憶される平均値データエリア656とが備えられている。平均値データは、筋肉活動測定回数エリア655に記憶されている筋肉活動測定回数と対応付けられて記憶されている。 【0121】 尚、その他の制御構成、及び装置各部の構成は、第1の実施形態に示したものと同様であるので、その説明を省略する。 【0122】 次に、本実施形態における筋電測定装置及び制御装置における処理の流れについて、図14を参照して説明する。なお、図9及び図10に示す第1の実施形態におけるのと同じ処理部分の図示は省略する。 【0123】 先ず、制御装置において入力部から測定開始指示が入力された場合には(ステップa51)、制御装置のCPUが、筋電測定装置に設定された測定開始を指示する測定開始信号を送信する(ステップa52)。 【0124】 また、制御装置のCPUは、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測し、所定時間が経過したか否かを常に判断する(ステップa53)。そして所定時間が経過すると、筋電測定装置に対して再度測定開始信号を送信する。 【0125】 制御装置からの測定開始信号を受信すると(ステップb51)、これに応答して筋電測定装置のCPUは、測定部に対して動作開始指示信号を出力し(ステップb52)、筋肉活動状態測定処理を実行する。尚、本実施形態において測定開始信号を受信してからCPUが測定部に対して動作開始指示信号を出力することにより測定部が筋電位の測定を開始し、測定された筋肉活動開始タイミング(Ta)及び筋肉活動終了タイミング(Tb)に基づいて筋肉活動時間(Tact)及び筋肉活動周期(Tcyc)を算出し、筋電位の値に基づいて整流化平均値(ARV)及び平均周波数(RPF)を算出する処理は、第1の実施形態において説明した図9及び図10のステップb3からステップb20までの処理と同じであることから、説明を省略する。 【0126】 筋電測定装置のCPUは、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(RPF)を算出すると、筋肉活動測定回数が予め定められている回数(n回)となったかを判断し(ステップb71)、筋肉活動測定回数が予め定められている回数(n回)に達していない場合には(ステップb71:NO)、予め定められている回数(n回)に達するまで判断を繰り返す。 【0127】 他方、筋肉活動測定回数が予め定められている回数(n回)に達した場合には(ステップb71:YES)、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(RPF)の各値について、予め定められている回数(n回)分の平均値を算出して(ステップb72)、平均値データを生成し、記憶部540の平均値データエリア551に記憶する(ステップb73)。 【0128】 続いてCPU120は、ステップb72で算出した平均値データの各値をステップb66で更新した筋肉活動測定回数と対応付けて、測定結果として制御装置に送信する(ステップb74)。 【0129】 一方、制御装置のCPUは、測定結果を受信すると(ステップa54)、受信した測定結果を、記憶部650の測定開始タイミング(T)エリア652、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア653、筋肉活動状態データエリア654の各エリアに追加して記憶する(ステップa55)。 【0130】 そして、制御装置のCPUは、筋肉活動開始時刻、現在時刻と、筋肉活動周期(Tcyc)の平均値及び当該平均値が何回目からの何回目までの筋肉活動測定回数の筋肉活動周期(Tcyc)に基づいて算出されたかを表示するように表示部の表示を制御する(ステップa56)。尚、表示部に表示される内容はここに例示したものに限定されず、例えば、筋肉活動周期(Tcyc)以外の値の平均値を表示させるようにしてもよい。 【0131】 さらに制御装置のCPUは、次の測定結果を受信したかを判断し(ステップa57)、次の測定結果を受信した場合には(ステップa57:YES)、CPUはステップa55に戻って新たに取得した測定結果を、測定順に記憶部650の各エリアに記憶させるとともに、現在表示されている内容に代えて新たに取得した測定結果に基づく表示を表示させるように表示部を制御する。他方、次の測定結果を受信していない場合には(ステップa57:NO)、CPUは筋肉活動状態表示処理を終了する。 【0132】 以上のように、本実施形態によれば、所定回数ごとの平均値を求めて表示部に表示させることができるので、1回ごとの測定結果と異なり、ばらつきのない結果を表示させることができ、ユーザが自分の運動のペースを客観的に判断することができる。 【0133】 尚、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは第1の実施形態と同様である。 【0134】 次に、図15から図18を参照しつつ、本発明に係る筋肉活動測定システムの第3の実施形態について説明する。尚、第3の実施形態は、装置構成は第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であり、連続的に測定される筋肉活動状態について複数回の平均値を算出して、これを表示させる点で第2の実施形態と共通する。ただ、第3の実施形態は、筋肉活動状態についての平均値を制御装置の側で算出する点で、第2の実施形態と異なるものであるので、以下においては、特に第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる点について説明する。 【0135】 本実施形態において、筋肉活動測定システムは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の筋電位測定装置と制御装置とを備えて構成されている。 【0136】 まず、筋電測定装置は、第1の実施形態及び第2の実施形態とほぼ同様に筋電測定装置を制御するCPUを備えている。CPUは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、制御装置から測定開始信号が送信されると、測定部に測定動作の開始を指示する動作開始指示信号を出力する。また、CPUは、測定部により測定される筋電位(筋肉活動情報)に基づいて、筋肉活動開始時点である筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了時点である筋肉活動終了タイミング(Tb)を検出することにより、筋肉活動時間(Tact)を検出し、さらに次のペダリング時の筋肉活動開始タイミング(Ta)を検出することによって、ペダリング運動における周期(筋肉活動周期(Tcyc))を検出する。さらに、測定された筋電位の値に基づいて、整流化平均値(ARV)と平均周波数(MPF)とを算出する。測定部により測定された結果及びCPUにより算出された結果は記憶部540の各エリアに記憶される。そしてCPUは、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)と平均周波数(MPF)の各値を測定結果として筋肉活動開始タイミング(Ta)、測定開始タイミング(T)とともに制御装置に送信するようになっている。 【0137】 図15に記憶部740の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態測定処理を実行するための筋肉活動状態測定プログラムが筋肉活動状態測定プログラムエリア741に記憶されている。また、データとして、筋電発生データと、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動終了タイミング(Tb)と、筋肉活動時間(Tact)と、筋肉活動周期(Tcyc)と、筋肉活動測定回数と、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)と、前記のようにCPUにより算出された各値の平均値が筋肉活動測定回数と対応付けられた送信用データとが、筋電発生データエリア742と、測定開始タイミング(T)エリア743と、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア744と、筋肉活動終了タイミング(Tb)エリア745と、筋肉活動時間(Tact)エリア746と、筋肉活動周期(Tcyc)エリア747と、筋肉活動測定回数エリア748と、整流化平均値(ARV)エリア749と、平均周波数(MPF)エリア750とにそれぞれ記憶され、それぞれペダリングのサイクル毎に上書きされて更新される。 【0138】 次に、本実施形態において、制御装置は、第1の実施形態及び第2の実施形態とほぼ同様に制御装置を制御するCPUを備えている。CPUは、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、筋電測定装置に対して測定開始信号を送信するとともに、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測し、予め定められている時間が経過するごとに次の測定開始信号を筋電測定装置に送信する。また、CPUは、筋電測定装置から送信された測定結果を受信して記憶部850に記憶させるとともに、表示部に表示させるようになっている。 【0139】 さらに、本実施形態においては、CPUは、筋電測定装置から送信された測定結果が予め定められている筋肉活動測定回数(サイクリング運動の場合にはペダリング回数)分蓄積されると、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(MPF)のそれぞれについて、当該予め定められている回数(n回)毎の平均値(average;図15において「av」とする。)を算出し、算出された各値の平均値と筋肉活動測定回数とを対応付けた平均値データを生成する。第2の実施形態で述べたと同様に、平均値を筋肉活動測定回数の何回分を単位として算出するかは、特に限定されない。予め平均値を算出する単位が設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。 【0140】 図16は、記憶部850の具体的な構成例を示す図であり、本実施形態を実現するため、前述の筋肉活動状態表示処理を実行するための筋肉活動状態表示プログラムエリア851を備えている。また、データとして、測定開始タイミング(T)と、筋肉活動開始タイミング(Ta)と、筋肉活動状態データと、平均値データとが、測定開始タイミング(T)エリア852と、筋肉活動開始タイミング(Ta)853と、筋肉活動状態データエリア854と、平均値データエリア860とにそれぞれ記憶されている。 【0141】 このうち、筋肉活動状態データエリア854は、筋肉活動測定回数、筋肉活動時間(Tact)と、筋肉活動周期(Tcyc)と、整流化平均値(ARV)と、平均周波数(MPF)とを記憶する筋肉活動測定回数エリア855、筋肉活動時間(Tact)エリア856と、筋肉活動周期(Tcyc)エリア857と、整流化平均値(ARV)エリア858と、平均周波数(MPF)エリア859とを備えている。 【0142】 図17は、図16に示す平均値データエリア860のデータ構成例を示す図である。同図に示すように、平均値データエリア860には、測定結果である筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、及び平均周波数(MPF)の各値の平均値が、当該平均値が何回目から何回目までの筋肉活動測定における平均値であるかの情報と対応付けられて記憶されている。平均値データエリア860は、筋電測定装置から送信される新たな測定結果が予め定められている回数分となるとリセットされ、当該新たな測定結果についての平均値が算出されて平均値データエリア860に記憶される。 【0143】 尚、その他の制御構成、及び装置各部の構成は、第1の実施形態及び第2の実施形態に示したものと同様であるので、その説明を省略する。 【0144】 次に、本実施形態における筋電測定装置及び制御装置における処理の流れについて、図18を参照して説明する。 【0145】 先ず、制御装置において入力部から測定開始指示が入力された場合には(ステップa81)、制御装置のCPUが、筋電測定装置に測定開始を指示する測定開始信号を送信する(ステップa82)。なお、図9及び図10に示す第1の実施形態におけるのと同じ処理部分の図示は省略する。 【0146】 また、制御装置のCPUは、測定開始信号を送信してからの経過時間を計測し、所定時間が経過したか否かを常に判断する(ステップa83)。そして所定時間が経過すると、筋電測定装置に対して再度測定開始信号を送信する。 【0147】 制御装置からの測定開始信号を受信すると(ステップb81)、これに応答して筋電測定装置のCPUは、測定部に対して動作開始指示信号を出力し(ステップb82)、筋肉活動状態測定処理を実行する。尚、本実施形態において測定開始信号を受信してからCPUが測定部に対して動作開始指示信号を出力することにより測定部が筋電位の測定を開始し、測定された筋肉活動開始タイミング(Ta)及び筋肉活動終了タイミング(Tb)に基づいて筋肉活動時間(Tact)及び筋肉活動周期(Tcyc)とを算出し、筋電位の値に基づいて整流化平均値(ARV)及び平均周波数(RPF)とを算出するとともに、測定結果を制御装置に送信する処理は、第1の実施形態において説明した図9及び図10のステップb2からステップb20までの処理と同じであることから、説明を省略する。 【0148】 制御装置のCPUは、測定結果を受信すると(ステップa84)、受信した測定結果を、記憶部850の測定開始タイミング(T)エリア852、筋肉活動開始タイミング(Ta)エリア853、筋肉活動状態データエリア854の各エリアに追加して記憶する(ステップa85)。 【0149】 制御装置のCPUは、筋電測定装置から送信される測定結果が、筋肉活動測定回数の予め定められている回数(n回)分蓄積されたかを判断し(ステップa86)、筋肉活動測定回数が予め定められている回数(n回)分蓄積されていない場合には(ステップa86:NO)、予め定められている回数(n回)に達するまで判断を繰り返す。 【0150】 他方、筋肉活動測定回数が予め定められている回数(n回)分蓄積された場合には(ステップa86:YES)、筋肉活動時間(Tact)、筋肉活動周期(Tcyc)、整流化平均値(ARV)、平均周波数(RPF)の各値について、予め定められている回数(n回)分の平均値を算出して(ステップa87)、平均値データを生成し、何回目から何回目までの筋肉活動測定回数に対応するデータの平均値であるかを対応付けて記憶部840の平均値データエリア860に記憶する(ステップa88)。 【0151】 そして、制御装置のCPUは、筋肉活動開始時刻、現在時刻と、筋肉活動周期(Tcyc)の平均値及び当該平均値が何回目からの何回目までの筋肉活動測定における筋肉活動周期(Tcyc)に基づいて算出されたかを表示するように表示部の表示を制御する(ステップa89)。尚、表示部に表示される内容はここに例示したものに限定されず、例えば、筋肉活動周期(Tcyc)以外の値の平均値を表示させるようにしてもよい。 【0152】 制御装置のCPUは、さらに予め定められている回数(n回)分蓄積されたかを判断し(ステップa90)、さらに予め定められている回数(n回)分蓄積された場合には(ステップa90:YES)、CPUはステップa87に戻って新たに予め定められている回数(n回)分蓄積された測定結果の平均値を算出する処理を行うとともに、算出した測定結果を記憶部850の各エリアに記憶させる。また、新たに平均値を算出したときには、現在表示されている内容に代えて新たに算出した平均値データに基づく表示を表示させるように表示部を制御する。他方、新たな測定結果が予め定められている回数(n回)分蓄積されない場合には(ステップa90:NO)、CPUは筋肉活動状態表示処理を終了する。 【0153】 以上のように、本実施形態によれば、所定回数ごとの平均値を求めて表示部に表示させることができるので、1回ごとの測定結果と異なり、ばらつきのない結果を表示させることができ、ユーザが自分の運動のペースを客観的に判断することができる。 【0154】 尚、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である。 【図面の簡単な説明】 【0155】 【図1】本願発明の筋肉活動測定システムの使用例を示す図である。 【図2】本願発明の筋肉活動測定システムを構成する筋電測定装置及び制御装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 【図3】(A)〜(C)は、筋電波形の一例を示す図である。 【図4】第1の実施形態における筋電測定装置の記憶部の構成例を示す図である。 【図5】測定開始信号が送信されるタイミングを示す図である。 【図6】制御装置の表示部の表示例を示す図である。 【図7】図2に示す制御装置の記憶部の具体的な構成例を示す図である。 【図8】図7に示す筋肉活動状態データのデータ構成例を示す図である。 【図9】本願発明の第1の実施形態における筋電測定装置及び制御装置における処理の流れを説明するための前半のフローチャートである。 【図10】図9に示す処理の流れを説明するための後半のフローチャートである。 【図11】本願発明の第2の実施形態における筋電測定装置の記憶部の構成例を示す図である。 【図12】図11に示す記憶部の具体的な構成例を示す図である。 【図13】本願発明の第2の実施形態における筋肉活動状態データのデータ構成例を示す図である。 【図14】本願発明の第2の実施形態における筋電測定装置及び制御装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 【図15】本願発明の第3の実施形態における筋電測定装置の記憶部の構成例を示す図である。 【図16】図15に示す記憶部の具体的な構成例を示す図である。 【図17】本願発明の第3の実施形態における筋肉活動状態データのデータ構成例を示す図である。 【図18】本願発明の第3の実施形態における筋電測定装置及び制御装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 【0156】 1 筋肉活動測定システム 10 筋電測定装置 110 測定部 111 電極 112 インピーダンス変換器 113 増幅器 114 フィルタ 115 A/D変換器 120 CPU 130 送受信部 140 記憶部 30 制御装置 310 入力部 320 CPU 330 表示部 340 送受信部 350 記憶部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月31日(2006.8.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
【識別番号】100093045 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 良男
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| 【公開番号】 |
特開2008−54955(P2008−54955A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−236002(P2006−236002) |
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