| 【発明の名称】 |
眼底画像表示システム |
| 【発明者】 |
【氏名】ケン ジェイオー ペアソン
【氏名】水草 豊
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| 【要約】 |
【課題】モニター画面に表示される眼底画像等がツールバーで隠れてしまうことを防止し、円滑な診断を行えるようにする。
【構成】眼底画像表示システム1においては、眼底画像31や時間情報(不図示)やツールバー33がモニター画面3に表示されることとなるが、ツールバー33が眼底画像31や時間情報と重なってしまう場合には、その重なり部分において眼底画像31や時間情報を視認できるようにツールバー透明度調整装置61によってツールバー33が透明にされる。したがって、それらの眼底画像等を見ながら、円滑に診断を行うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 眼底画像をモニター画面に表示する眼底画像表示システムにおいて、 眼底画像をカラー画像及び/又は蛍光画像としてモニター画面に表示する眼底画像表示装置と、 該表示される眼底画像が蛍光画像である場合に前記モニター画面に時間情報を表示する時間情報表示装置と、 前記モニター画面にツールバーを表示するツールバー表示装置と、 モニター画面上における前記眼底画像の表示エリアを検知する眼底画像表示エリア検知装置と、 モニター画面上における前記時間情報の表示エリアを検知する時間情報表示エリア検知装置と、 モニター画面上における前記ツールバーの表示エリアを検知するツールバー表示エリア検知装置と、 前記ツールバーの表示エリアが眼底画像の表示エリアや時間情報の表示エリアと重なっているか否かを判断する表示エリア判定装置と、 該表示エリア判定装置が前記ツールバーの表示エリアと前記眼底画像の表示エリアや前記時間情報の表示エリアとの重なりを判定した場合に、少なくとも該重なった部分において該眼底画像や該時間情報を視認できる程度にまで透明度を上げるツールバー透明度調整装置と、 を備えたことを特徴とする眼底画像表示システム。 【請求項2】 モニター画面上におけるカーソルの表示位置を検知するカーソル表示位置検知装置、を備え、 前記ツールバー透明度調整装置は、前記透明度を上げた部分にカーソルが近接した場合にその部分が視認される程度に透明度を下げる、 ことを特徴とする請求項1に記載の眼底画像表示システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、眼底画像の表示を行う眼底画像表示システムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、眼底カメラで撮影した眼底画像をパソコンのモニター画面に表示する眼底画像表示システムが、黄斑変性や網膜血管梗塞の診断や発見等のために幅広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 かかる眼底画像の撮影方法としては、蛍光色素を使用して網膜の血流状態を撮影するようにした蛍光造影撮影(FAG)が知られている(例えば、特許文献2参照。)。かかる蛍光造影撮影は、被検眼を眼底カメラで撮影できるようにした状態で、フルオレセイン等の蛍光色素を被検者の静脈に注射して行うものである。その場合、色素は血流に乗って体中を巡り、やがて、網膜の血管にも流れ込むこととなるが、該注射をしてからの経過時間に対応付けて眼底画像を記録することにより、病気の有無や進行状況を正確に確認することが可能となる。そのため、モニター画面には、眼底画像と共に時間情報(蛍光色素を投与してからの経過時間等)を表示するようになっている。 【0004】 図4は、パソコンのモニター画面が眼底画像を表示している従来の状態を示す模式図であって、符号103はパソコンのモニター画面を示し、符号131は眼底画像を示し、符号132は時間情報を示し、符号133はツールバーを示す。 【特許文献1】特開2006−26215号公報 【特許文献2】特開2004−81255号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、このようなモニター画面においては、眼底画像131や時間情報132がツールバー133に重なって隠されてしまい、診断に支障を来してしまうという問題があった。 【0006】 また、ツールバーをフレームに埋め込む等の手段も考えられるが、そのためにはフレームの表示エリアを大きくしなければならず、撮影された眼底画像そのものの表示エリアが小さくなることが懸念される。 【0007】 本発明は、眼底画像や時間情報がツールバーと重ならないようにできる眼底画像表示システムを提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 請求項1に係る発明は、図1に例示するものであって、眼底画像(31)をモニター画面(3)に表示する眼底画像表示システム(1)において、 眼底画像(31)をカラー画像及び/又は蛍光画像としてモニター画面(3)に表示する眼底画像表示装置(21)と、 該表示される眼底画像(31)が蛍光画像である場合に前記モニター画面(3)に時間情報(図2の符号32参照)を表示する時間情報表示装置(22)と、 前記モニター画面(3)にツールバー(33)を表示するツールバー表示装置(23)と、 モニター画面上における前記眼底画像(31)の表示エリアを検知する眼底画像表示エリア検知装置(41)と、 モニター画面上における前記時間情報(32)の表示エリアを検知する時間情報表示エリア検知装置(42)と、 モニター画面上における前記ツールバー(33)の表示エリアを検知するツールバー表示エリア検知装置(43)と、 前記ツールバー(33)の表示エリアが眼底画像(31)の表示エリアや時間情報(32)の表示エリアと重なっているか否かを判断する表示エリア判定装置(51)と、 該表示エリア判定装置(51)が前記ツールバー(33)の表示エリアと前記眼底画像(31)の表示エリアや前記時間情報(32)の表示エリアとの重なりを判定した場合に、少なくとも該重なった部分において該眼底画像(31)や該時間情報(32)を視認できる程度にまで透明度を上げるツールバー透明度調整装置(61)と、を備えたことを特徴とする。 【0009】 請求項2に係る発明は、モニター画面上におけるカーソル(34)の表示位置を検知するカーソル表示位置検知装置(44)、を備え、 前記ツールバー透明度調整装置(61)は、前記透明度を上げた部分にカーソル(34)が近接した場合にその部分が視認される程度に透明度を下げることを特徴とする。 【0010】 なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。 【発明の効果】 【0011】 請求項1に係る発明によれば、ツールバーとの重なり部においても眼底画像や時間情報を視認でき、診断を円滑に行うことができる。 【0012】 請求項2に係る発明によれば、上述の効果(つまり、眼底画像や時間情報を視認して、診断を円滑に行うという効果)を維持する一方で、カーソルが近づいてきた場合にはツールバーがはっきりと浮かび上がるので、ツールバーの機能ボタンをクリックする上で支障は無い。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。 【0014】 本発明に係る眼底画像表示システムは、パソコンのモニター画面に眼底画像を表示するためのシステムである。 【0015】 該眼底画像表示システムは、図1に符号1で例示するものであって、眼底画像表示装置21によって眼底画像31をカラー画像及び/又は蛍光画像としてモニター画面3に表示するように構成されている。 【0016】 また、この眼底画像表示システム1は、前記モニター画面3に時間情報(図2の符号32参照)を表示する時間情報表示装置22を備えていて、前記表示される眼底画像31が蛍光画像である場合に時間情報(蛍光色素を投与してからの経過時間等)を表示するように構成されている。さらに、この眼底画像表示システム1は、ツールバー表示装置23によって前記モニター画面3にツールバー33を表示するようにも構成されている。 【0017】 一方、本発明に係る眼底画像表示システム1は、眼底画像表示エリア検知装置41、時間情報表示エリア検知装置42及びツールバー表示エリア検知装置43を備えていて、それぞれが、 ・ モニター画面上における眼底画像31の表示エリア ・ モニター画面上における時間情報32の表示エリア ・ モニター画面上におけるツールバー33の表示エリア を検知するように構成されている。これらの検知装置41,42,43は、一般的なセンサーのように何らかの物理量を絶えずモニターするような装置に限定されるものではなく、概念が広いものであって、例えば、オペレータが手動により各表示エリアを入力するような装置まで含まれるものであるとする。 【0018】 さらに、本発明に係る眼底画像表示システム1は、該ツールバー33の表示エリアが眼底画像31の表示エリアや時間情報32の表示エリアと重なっているか否かを判断する表示エリア判定装置51を備えている。そして、該表示エリア判定装置51が、それらの重なり(つまり、前記ツールバー33の表示エリアと前記眼底画像31の表示エリアとの重なり、及び前記ツールバー33の表示エリアと前記時間情報32の表示エリアとの重なりの両方又は一方)を判定した場合には、ツールバー透明度調整装置61によって、該重なった部分において該眼底画像31や該時間情報32を視認できる程度にまで透明度を上げるように構成されている。本発明においては、重なった部分の透明度だけを部分的に上げれば良いが、重なっていない部分の透明度を合わせて上げる場合を本権利から除外するものでは無い。このように構成した場合には、ツールバー33との重なり部においても眼底画像や時間情報を視認でき、診断を円滑に行うことができる。 【0019】 また、本発明に係るシステム1は、マウスやタッチペン等の公知の装置によってモニター画面上を移動されるカーソル(図2の符号34参照)の表示位置を検知するカーソル表示位置検知装置44、を備え、前記透明度を上げた部分にカーソル34が近接すると、その部分が視認される程度に透明度を下げるようにしても良い。このように構成した場合には、上述の効果(つまり、眼底画像や時間情報を視認して、診断を円滑に行うという効果)を維持する一方で、カーソル34が近づいてきた場合にはツールバーがはっきりと浮かび上がるので、ツールバーの機能ボタンをクリックする上で支障は無い。 【0020】 さらに、本発明に係るシステム1は、データベースリスト等のウィンドウ(図3の符号35参照)をモニター画面に表示するウィンドウ表示装置25と、該表示されたウィンドウ35の表示エリアを検知するウィンドウ表示エリア検知装置45と、該ウィンドウ35の透明度を調整するウィンドウ透明度調整装置62と、を備え、前記表示エリア判定装置51が、該ウィンドウ35の表示エリアが眼底画像31の表示エリアや時間情報32の表示エリアと重なっているか否かを判断するようにし、重なっている場合には前記ウィンドウ透明度調整装置62がその重なり部の透明度を上げるように構成しても良い。 【0021】 また、このウィンドウ35についても、カーソル34が近づいてきた場合には上述と同様の方法でウィンドウ35の透明度を下げるようにしても良い。 【0022】 ところで、各透明度調整装置61,62によって調整できる透明度は、適宜変更できるようにしておくと良い。例えば、マウスのスクロールボタン等の操作により変更できるようにしておくと良い。 【0023】 なお、モニター画面に撮影条件情報を表示する場合には、該情報の表示エリアにおいてはツールバー33やウィンドウ35の透明度を上げるようにすると良い。 【0024】 ところで、上述の眼底画像表示装置21は、 ・ 広角撮影した眼底画像をモニター画面(該画面の上縁、下縁、左縁及び右縁に沿った部分を除く、画面中央側部分)に表示するようにしたり(図2の符号31参照)、 ・ 高倍撮影した眼底画像をモニター画面のほぼ全体に表示するようにしたり(図4の符号131参照)、 ・ さらには、眼底画像をマルチ画面表示できるようにしたり(不図示)、 すると良い。 【実施例1】 【0025】 本実施例では、図1に示す構成の眼底画像表示システム1を使用し、オペレータの指示に基づき眼底画像表示装置21によって次の眼底画像を表示できるようにした。 (1) 広角撮影の蛍光画像 (2) 高倍撮影( 散瞳)の蛍光画像 (3) 広角撮影のカラー画像 (4) 高倍撮影(無散瞳)のカラー画像 (5) 高倍撮影( 散瞳)のカラー画像 【0026】 ここで、各眼底画像31の表示エリアは上述したように眼底画像表示エリア検知装置41により検知されるが、上記(1) (3) の広角撮影画像の場合には、モニター画面3の各縁近傍のエリア(具体的には、モニター画面の上縁に沿ったエリア、下縁に沿ったエリア、左縁に沿ったエリア及び右縁に沿ったエリア)を除いたエリア(つまり、画面中央側の部分)が眼底画像表示エリアとなり、上記(2) (4) (5) の高倍撮影画像の場合には、モニター画面のほぼ全体が眼底画像表示エリアとなる。 【0027】 そして、時間情報表示装置22は、上記(1) 及び(2) の蛍光画像が表示される際に、モニター画面の右上隅のエリアに時間情報を表示するようにした(図2の符号32参照)。この時間情報の表示エリアは上述したように時間情報表示エリア検知装置42によって検知されるが、常に、右上隅がその表示エリアとなる。 【0028】 一方、本実施例においては、ツールバー表示装置23は、上記(1) 〜(5) のいずれの表示においても、図2に示すように、モニター画面3の右縁に沿ってツールバー33を表示するようにした。つまり、ツールバー表示エリア検知装置43により検知されるツールバー表示エリアはそのエリア(モニター画面の右縁に沿ったエリア)ということになる。 【0029】 上記(1) の場合は、ツールバー表示エリアは時間情報表示エリアとのみ重なるので、ツールバー透明度調整装置61によりその重なり部分だけが透明とされ、他の部分のツールバーは視認される状態に保持される(表1 参照)。 【0030】 なお、眼底画像が蛍光画像ではなくカラー画像の場合には時間情報は表示されないので、ツールバー表示エリアが眼底画像表示エリアや時間情報表示エリアと重なることは無い。したがって、ツールバー透明度調整装置61による透明度調整は全く不要となり、ツールバー全体が視認されるように表示されるこことなる(上記(3) 参照)。 【0031】 上記(4) の高倍撮影の場合は無散瞳眼底画像がモニター画面全体に表示されることとなるので、ツールバー全体を透明にしておく必要がある(表1(4) 参照)。 【0032】 上記(2) 及び(5) の高倍撮影の場合は、散瞳眼底画像がモニター画面に表示されることとなるので、ツールバー全体を透明にすれば良い(表1(2) 及び(5) 参照)。 【0033】 【表1】
【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】図1は、本発明に係る眼底画像表示システムの全体構成の一例を示すブロック図である。 【図2】図2は、モニター画面の表示の一例を示す模式図である。 【図3】図3は、モニター画面の表示の他の例を示す模式図である。 【図4】図4は、パソコンのモニター画面が眼底画像を表示している従来の状態を示す模式図である。 【符号の説明】 【0035】 1 眼底画像表示システム 3 モニター画面 21 眼底画像表示装置 22 時間情報表示装置 23 ツールバー表示装置 31 眼底画像 32 時間情報 33 ツールバー 34 カーソル 41 眼底画像表示エリア検知装置 42 時間情報表示エリア検知装置 43 ツールバー表示エリア検知装置 44 カーソル表示位置検知装置 51 表示エリア判定装置 61 ツールバー透明度調整装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】506288173 【氏名又は名称】コーワ オプチメド インク 【識別番号】000163006 【氏名又は名称】興和株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月24日(2006.8.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083138 【弁理士】 【氏名又は名称】相田 伸二
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| 【公開番号】 |
特開2008−48895(P2008−48895A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−228031(P2006−228031) |
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