| 【発明の名称】 |
中継ユニット及び超音波手術・高周波焼灼装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田原 奈央子
【氏名】清水 興
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| 【要約】 |
【課題】1つのスイッチユニットによって、超音波手術装置と高周波焼灼装置の出力モード及びタイミングの少なくとも一方を制御可能な中継ユニット及び超音波手術・高周波焼灼装置を提供する。
【構成】中継ユニット6は、超音波処置及び高周波処置が可能なハンドピース2に夫々接続される超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4と、これらへの出力のON/OFFの指示操作を行う1つのフットスイッチ5間を中継する。中継ユニット6は、フットスイッチ5のON/OFFを検知するスイッチ検知部、検知出力により、超音波手術装置3等に対して、超音波信号等の出力のON/OFFさせるスイッチ素子、そのスイッチ信号のON/OFFを制御して、超音波信号等の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御する制御部を具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 超音波信号の印加により超音波振動による超音波処置と高周波信号の印加による高周波処置とが可能な超音波/高周波処置具に夫々接続され、前記超音波信号を供給する超音波手術装置及び前記高周波信号を印加する高周波焼灼装置と、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置への出力のON/OFFの指示操作を行う単一のスイッチユニット間を中継する中継ユニットであって、 前記スイッチユニットのON/OFFを検知するスイッチ検知部と、 前記スイッチ検知部の検知出力に対応して、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置に対して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力のON/OFFさせるスイッチ信号を出力するスイッチ素子と、 前記検知出力に基づき、前記スイッチ素子のスイッチ信号のON/OFFを制御して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御する制御部と、 を具備することを特徴とする中継ユニット。 【請求項2】 前記スイッチ素子は、入力信号を電気的に絶縁して前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置にスイッチ信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項3】 前記スイッチ検知部は、前記スイッチユニットを構成する2つのスイッチのON/OFFを検知することを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項4】 前記スイッチ検知部は、前記スイッチユニットを構成する単一のスイッチのON/OFFを検知することを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項5】 前記スイッチ素子は、前記超音波手術装置に前記スイッチ信号を出力する第1のスイッチ素子と、前記高周波焼灼装置に前記スイッチ信号を出力する第2のスイッチ素子とを有することを特徴とする請求項4に記載の中継ユニット。 【請求項6】 前記第1のスイッチ素子は、前記スイッチ信号を、前記超音波手術装置における超音波信号のON/OFFを行うスイッチが接続されるスイッチコネクタに出力することを特徴とする請求項5に記載の中継ユニット。 【請求項7】 前記第2のスイッチ素子は、前記スイッチ信号を、前記高周波焼灼装置における高周波信号のON/OFFを行うスイッチが接続されるスイッチコネクタに出力することを特徴とする請求項5に記載の中継ユニット。 【請求項8】 さらに前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の各出力モードのON/OFF及び出力タイミングの少なくとも一方の選択設定を行う設定部を有することを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項9】 前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の少なくとも一方と通信を行う通信部を有することを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項10】 前記制御部は、さらに前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の少なくとも一方から入力されるエラー検知情報に基づき前記スイッチ信号の出力を停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項11】 前記制御部は、前記通信部を介して前記超音波/高周波処置具の種別情報に対応して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力モードの制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の中継ユニット。 【請求項12】 前記制御部は、前記超音波手術装置に対して、前記超音波/高周波処置具を共振周波数で超音波振動させるように共振周波数を探索させる共振探索の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の中継ユニット。 【請求項13】 前記制御部は、前記共振探索の動作完了時に、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置から前記超音波信号と前記高周波信号を同時に出力させる出力タイミングの制御を行うことを特徴とする請求項12に記載の中継ユニット。 【請求項14】 前記設定部は、さらに前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置から出力される信号の時間的順序を設定する順序設定を行うことを特徴とする請求項8に記載の中継ユニット。 【請求項15】 前記制御部は、前記2つのスイッチにおける一方のスイッチのON/OFF操作に対応して前記超音波手術装置の出力タイミングを制御し、かつ他方のスイッチのON/OFF操作に対応して前記高周波焼灼装置の出力タイミングを制御することを特徴とする請求項3に記載の中継ユニット。 【請求項16】 超音波信号の印加により超音波振動による超音波処置と、高周波信号の印加による高周波処置とが可能な超音波/高周波処置具に対して、前記超音波信号を供給する超音波手術装置と、 前記超音波/高周波処置具に対して、高周波信号を供給する高周波焼灼装置と、 前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の動作のON/OFF指示操作を行うスイッチユニットと、 前記スイッチユニットのON/OFFを検知するスイッチ検知部、前記スイッチ検知部の検知出力に対応して、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置に対して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力のON/OFFさせるスイッチ信号を出力するスイッチ素子、及び前記検知出力に基づき、前記スイッチ素子のスイッチ信号のON/OFFを制御して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御する制御部を備えた中継ユニットと、 を具備することを特徴とする超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項17】 前記超音波手術装置及び高周波焼灼装置における少なくとも一方は、前記超音波/高周波処置具の種別を検知する種別検知部を有する具備することを特徴とする請求項16に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項18】 前記制御部は、前記種別検知部による種別検知の情報に基づいて、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項17に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項19】 前記超音波手術装置は、前記超音波/高周波処置具に対して、振幅の小さい超音波信号の周波数をスイープし、共振周波数を探索する共振周波数探索部を有することを特徴とする請求項16に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項20】 前記制御部は、前記共振周波数探索部による共振周波数探索の動作完了後に、前記超音波信号及び前記高周波信号を同時に出力させるタイミング制御を行うことを特徴とする請求項19に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項21】 前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の少なくとも一方は、エラー発生を検知するエラー発生検知部を有することを特徴とする請求項16に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。 【請求項22】 前記制御部は、前記エラー発生検知部によるエラー検知の情報に基づき、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力を停止する制御を行うことを特徴とする請求項21に記載の超音波手術・高周波焼灼装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は超音波手術装置及び高周波焼灼装置に接続される中継ユニット及びこの中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、外科手術では、組織の切断や止血のために、超音波メスや電気メスなど、種類の異なる複数のハンドピースを用いた手術装置が用いられている。 手術装置として用いられる超音波手術装置、高周波焼灼装置は、夫々独立して動作し、各装置の制御には、各装置専用のスイッチをそれぞれ操作し、それぞれに接続されたハンドピースを使用する必要があった。 そのため、術者周辺の手術装置の数が増加し、操作が煩雑化する。また、ハンドピースの持ち替えによって手術時間が増大する原因になっていた。 このため、特公平6−42893号公報には、超音波的に組織を切断するのと同時に、高周波焼灼装置が超音波手術装置のハンドピースヘ高周波エネルギーを供給可能なように構成された手術装置が開示されている。この手術装置は、超音波と高周波を同時に出力可能になっている。 【0003】 また、特開2003−33369号公報には、高周波電流の出力と超音波振動の出力の大きさの比を調節する手段を有し、各出力毎に出力調節を行わずにすむ手術装置が開示されている。 【特許文献1】特公平6−42893号公報 【特許文献2】特開2003−33369号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上述した2つの公報に開示された方法は、超音波手術装置と高周波焼灼装置が同時に出力するため、装置を使用した医学的処置が限られてしまう。 また、従来例の超音波手術装置は、設定された超音波出力にするために共振点探索を行うと、超音波手術装置と高周波焼灼装置とで同時に出力を開始しようとしても、高周波焼灼装置が先に出力してしまい、超音波手術装置の出力が遅れてしまう。 そのため、高周波焼灼装置の単独出力の状態で両方から出力されていると誤認し易く、術者に手術の際に負担がかかる欠点があった。 【0005】 本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、1つのスイッチユニットによって、超音波手術装置と高周波焼灼装置の両装置の出力モード及び出力タイミングの少なくとも一方を制御可能とする中継ユニット及び超音波手術・高周波焼灼装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の中継ユニットは、超音波信号の印加により超音波振動による超音波処置と高周波信号の印加による高周波処置とが可能な超音波/高周波処置具に夫々接続され、前記超音波信号を供給する超音波手術装置及び前記高周波信号を印加する高周波焼灼装置と、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置への出力のON/OFFの指示操作を行う単一のスイッチユニット間を中継する中継ユニットであって、 前記スイッチユニットのON/OFFを検知するスイッチ検知部と、 前記スイッチ検知部の検知出力に対応して、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置に対して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力のON/OFFさせるスイッチ素子と、 前記検知出力に基づき、前記スイッチ素子のスイッチ信号のON/OFFを制御して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御する制御部と、 を具備することを特徴とする。 【0007】 本発明の超音波手術・高周波焼灼装置は、 超音波信号の印加により超音波振動による超音波処置と、高周波信号の印加による高周波処置とが可能な超音波/高周波処置具に対して、前記超音波信号を供給する超音波手術装置と、 前記超音波/高周波処置具に対して、高周波信号を供給する高周波焼灼装置と、 前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置の動作のON/OFF指示操作を行うスイッチユニットと、 前記スイッチユニットのON/OFFを検知するスイッチ検知部、前記スイッチ検知部の検知出力に対応して、前記超音波手術装置及び前記高周波焼灼装置に対して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力のON/OFFさせるスイッチ素子、及び前記検知出力に基づき、前記スイッチ素子のスイッチ信号のON/OFFを制御して、前記超音波信号及び前記高周波信号の出力タイミング及び出力モードの少なくとも一方を制御する制御部を備えた中継ユニットと、 を具備することを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 以上説明したように本発明によれば、1つのスイッチユニットによって、超音波手術装置と高周波焼灼装置の両装置の出力モード及び出力タイミングの少なくとも一方を制御することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 【実施例1】 【0010】 図1から図9を参照して本発明の実施例1を説明する。 図1は、本発明の実施例1の中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置の構成を示す。 本実施例は、後述する既存の超音波手術装置と高周波焼灼装置とを用いた場合に適用することができ、操作性をより向上することができる中継ユニット及びこの中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置を提供することを目的とする。 より具体的には、1つのスイッチユニットによって、超音波手術装置と高周波焼灼装置の両装置の出力モード及び出力タイミングの少なくとも一方を制御可能とする中継ユニット及びこの中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置を提供することを目的とする。さらには、1つのスイッチエレメントにより、両装置の出力モード及び出力タイミングの少なくとも一方を制御可能とする中継ユニット及びこの中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置を提供することも目的とする。 【0011】 図1に示すように本発明の実施例1に係る超音波手術・高周波焼灼装置1は、生体組織45に対して、超音波振動及び高周波電流(高周波信号ともいう)による処置を行う超音波/高周波処置具としてのハンドピース2と、ハンドピース2を駆動する駆動信号(駆動電力)としての超音波信号及び高周波信号を供給する超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4と、電力供給のON/OFF等を行うスイッチユニットとしてのフットスイッチ5と、出力モードや出力タイミングの制御を行う中継ユニット6とを有する。 ハンドピース2は、細長のシース部7を有し、このシース部7の後端には、術者が処置を行う際に把持するハンドピース本体部8が設けてある。 このハンドピース本体部8内には、超音波振動子9が設けられ、この超音波振動子9は、シース部7内に挿通される超音波伝達部材10の基端に連結されている。 【0012】 また、この超音波伝達部材10の先端は、シース部7の先端から突出し、超音波振動による処置を行う処置部11の固定片を形成している。なお、この処置部11は、後述する高周波信号による処置部ともなる。 また、ハンドピース本体部8の後端には、超音波振動子9に接続された超音波用コネクタ12が設けてある。この超音波用コネクタ12は、これに着脱自在に接続される超音波ハンドピースケーブル13を介して超音波手術装置3の出力コネクタに接続される。 そして、超音波手術装置3から駆動信号として出力される超音波信号が、超音波ハンドピースケーブル13を介して超音波振動子9に印加されることにより、超音波振動子9は超音波振動する。この超音波振動は、超音波伝達部材10を介してその先端部の処置部11に伝達される。 【0013】 そして、術者は、処置部11での超音波振動を利用して生体組織45に対する切開や凝固の処置を行うことができる。 また、ハンドピース本体部8には、ハンドルが設けられている。術者は、このハンドルを操作することにより、処置部11の可動片を開閉することができる。 また、ハンドピース本体部8には、超音波伝達部材10等に電気的に接続された高周波用コネクタ14が設けてある。この高周波用コネクタ14は、これに着脱自在に接続される高周波ハンドピースケーブル15を介して高周波焼灼装置4の出力コネクタに接続される。 そして、高周波焼灼装置4から出力される高周波信号(より具体的には高周波焼灼用電流)が高周波ハンドピースケーブル15を介して超音波伝達部材10側に流れる。この高周波焼灼用電流は、超音波伝達部材10の先端部の処置部11を経て、該処置部11に接触する生体組織45にも流れる。 【0014】 なお、図1のハンドピース2の場合には、処置部11の固定片及び可動片と、生体組織45間にバイポーラで高周波焼灼用電流を流すことができる。この他に、対極板を用いて処置部11の固定片等から生体組織45を経て対極板に高周波焼灼用電流を流すモノポーラ方式のハンドピース(図19参照)2′を用いることもできる。 フットスイッチ5は、フットスイッチケーブル16を介して中継ユニット6に接続される。また、このフットスイッチ5は、スイッチエレメントとしての2つのペダルスイッチ17a、17bが設けてある。 術者によるペダルスイッチ17a、17bによるON/OFF操作は、中継ユニット6により検知される。この中継ユニット6は、超音波用コネクタ18と高周波用コネクタ19に夫々接続される超音波手術装置接続ケーブル20及び高周波焼灼装置接続ケーブル21を介して超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4に接続される。 【0015】 図2は超音波手術・高周波焼灼装置1全体の内部構成を示す。また、図3は中継ユニット6の内部構成を示す。図2及び図3に示すように中継ユニット6は、フットスイッチ5のON/OFFを検出するスイッチ検知部22と、このスイッチ検知部22の検知出力により超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の出力モードと出力タイミングを制御する制御部23とを有する。 なお、図1、図3に示すようにフットスイッチ5は、2つのペダルスイッチ17a、17bを有し、これに対応してスイッチ検知部22も2つのスイッチ検知回路22a、22bを有する。スイッチ検知回路22aの構成は後述する(図6参照)。 図3に示すように中継ユニット6は、スイッチングするスイッチ素子24aにより構成される超音波出力制御部24と、スイッチングするスイッチ素子25aにより構成される高周波出力制御部25とを備えている。 【0016】 図2に示すように超音波出力制御部24は、超音波手術装置接続ケーブル20を介して超音波手術装置3の超音波手術装置用フットスイッチコネクタ(超音波用コネクタと略記)27に接続される。 また、高周波出力制御部25は、高周波焼灼装置接続ケーブル21を介して高周波焼灼装置4の高周波焼灼装置用フットスイッチコネクタ(高周波用コネクタと略記)28に接続される。 図3に示す具体例では、超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25を夫々構成するスイッチ素子24a、25aは、フォトカプラにより構成されている。フォトカプラを採用することにより、入出力間を電気的に絶縁して入力信号に対応した出力信号を出力する。より具体的には以下に説明するように入力される信号を光結合手段を介して出力することにより、入力信号側と出力信号側のグランド(GND)を電気的に絶縁した状態を確保する。 【0017】 制御部23から出力される電気信号がスイッチ素子24a、25aを構成するフォトカプラの発光ダイオード(LEDと略記)29a、30aに入力されると、LED29a、30aは発光する。 発光した光は、LED29a,30aにそれぞれ対向するフォトトランジスタ(フォトダイオードでも良い)29b、30bにより受光され、フォトトランジスタ29b、30bの両端は、受光しない場合のOFF状態から導通するON状態(スイッチON)になる。 フォトトランジスタ29b、30bによるスイッチON(或いはスイッチOFF)の2値信号は、それぞれ超音波手術装置接続ケーブル20及び高周波焼灼装置接続ケーブル21を介して超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4に伝送される。 なお、図3では、スイッチ素子24a,25aとして具体的にはフォトカプラが採用されているが、リレースイッチ等を採用しても良い。 図4は超音波手術装置3の内部構成を示す。 【0018】 超音波手術装置3は、超音波用コネクタ27から入力される超音波(出力/停止指示)スイッチのON/OFFを検知する超音波スイッチ検知部31を有する。 なお、超音波手術装置3の超音波用コネクタ27は、後述するように超音波手術装置3に専用の超音波手術装置用フットスイッチ94(図24参照)が着脱自在に接続され、この超音波手術装置用フットスイッチ94を超音波スイッチとしてそのON/OFFを検知する。 換言すると、スイッチ素子24aは、超音波手術装置用フットスイッチ94をON/OFFした場合と互換性を持つスイッチ信号を発生する。なお、超音波手術装置用フットスイッチ94は、2つのペダルスイッチを有するため、超音波出力制御部24は2つのスイッチ素子24aを有する構成にしても良い。 【0019】 スイッチ素子25aも同様に高周波焼灼装置用フットスイッチ95(図24参照)をON/OFFした場合と互換性を持つスイッチ信号を発生する。また、高周波焼灼装置用フットスイッチ95は、2つのペダルスイッチを有するため、高周波出力制御部25は2つのスイッチ素子25aを有する構成にしても良い。 図4における上記超音波スイッチ検知部31は、超音波スイッチのONを検知すると超音波ON信号を超音波制御部32へ出力する。 超音波制御部32は、超音波ON信号に従い、超音波出力部33から超音波信号を出力させるための超音波出力信号を出力する。超音波出力部33は、超音波出力信号に従い、超音波ハンドピースケーブル13を介して接続されたハンドピース2へ超音波信号を出力する。 【0020】 なお、超音波手術装置3には、例えばフロントパネル等に、超音波設定部34が設けてあり、術者はこの超音波設定部34の設定ボタン等を操作することにより、超音波制御部32を介して超音波出力部33から出力される超音波信号の出力値を変更設定したり、出力波形(連続出力)と間欠パルス出力波形で出力させることができる。 つまり、超音波設定部34の設定ボタン等の設定により、超音波信号の出力モードを変更設定することができる。 図5は高周波焼灼装置4の内部構成を示す。 高周波焼灼装置4は、高周波用コネクタ28から入力される高周波(出力/停止指示)スイッチのON/OFFを検知する高周波スイッチ検知部35を有する。 【0021】 なお、高周波焼灼装置4の高周波用コネクタ28は、後述するように予め高周波焼灼装置4に専用の超音波手術装置用フットスイッチ94(図24参照)が着脱自在に接続され、この高周波焼灼置用フットスイッチ95を高周波スイッチとしてそのON/OFFを検知する。 この高周波スイッチ検知部35は、高周波スイッチのONを検知すると高周波ON信号を高周波制御部36へ出力する。 高周波制御部36は、は高周波ON信号に従い、高周波出力部37から高周波信号を出力させるための高周波出力信号を出力する。高周波出力部37は、高周波出力信号に従い、高周波ハンドピースケーブル15を介して接続されたハンドピース2へ高周波信号を出力する。 【0022】 なお、高周波焼灼装置4には、例えばフロントパネル等に、高周波設定部38が設けてあり、術者はこの高周波設定部38の設定ボタン等を操作することにより、高周波制御部36を介して高周波出力部37から出力される超音波信号の出力値を変更設定したり、出力波形(連続出力)と間欠パルス出力波形で出力させることができる。 つまり、高周波設定部38の設定ボタン等の設定により、高周波信号の出力モードを変更設定することができる。 図6はフットスイッチ5の操作を検知する中継ユニット6内のスイッチ検知部22を構成する一方のスイッチ検知回路22aの構成を示す。 フットスイッチケーブル16によりフットスイッチ5と中継ユニット6とが接続されると、フットスイッチ5内部のフットスイッチ(ペダルスイッチ)側コネクタ41及び中継ユニット6内部のスイッチ検知回路22aの中継ユニット側コネクタ42が電気的に接続される。 【0023】 フットスイッチ側コネクタ41は、フットスイッチ5内部のペダルスイッチ17aに接続されている。術者は、ペダルスイッチ17aを踏む操作を行うことにより、ペダルスイッチ17aの接点をOFFからONに、踏むことを止める操作を行うことによりONからOFFにすることができる。 ペダルスイッチ17aの操作による操作信号としてのON/OFF信号は、中継ユニット側コネクタ42を介してスイッチ検知回路22a内のコンパレータ43に入力される。 コンパレータ43の非反転入力端には操作信号が抵抗R1を介して印加され、このコンパレータ43の反転入力端には電源端Vccの電圧(例えば5V)を抵抗R2及びR3で分圧した基準電圧が抵抗R4を介して印加される。 【0024】 また、コンパレータ43の非反転入力端と出力端とは抵抗R5を介して接続されている。また、操作信号が入力される中継ユニット側コネクタ42の一端は、抵抗R6で電源端Vccにプルアップ接続され、中継ユニット側コネクタ42の他端は、グランドに接続される。 また、コンパレータ43の出力端も抵抗R7により電源端Vccにプルアップ接続されている。このコンパレータ43の出力端は、スイッチ検知部22の出力端となる。そして、このコンパレータ43の出力信号は、制御部23に出力される。 なお、フットスイッチ5は、図1、図3に示すように実際には2つのペダルスイッチ17a、17bを有する。そして、後述するように個別モードに設定した場合には、一方のペダルスイッチ17aを超音波手術装置3のON/OFF操作に、他方のペダルスイッチ17bを高周波焼灼装置4のON/OFF操作に使用することができる。 【0025】 また、共通モードに設定した場合には、一方のペダルスイッチ17aのON/OFF操作により、超音波手術装置3と高周波焼灼装置4のON/OFF操作に使用することができる。 なお、中継ユニット6も、2つのペダルスイッチ17a、17bに対応して図6に示したスイッチ検知回路22aと、これと同じ構成のスイッチ検知回路22bとを内蔵したスイッチ検知部22を備えている。 このような構成のスイッチ検知部22においては、ペダルスイッチ17aがOFFの状態では、コンパレータ43の非反転入力端の電圧レベルは、電圧Vcc(簡単化のため電源端Vccの電圧もVccで示す)となり、これは反転入力端の基準電圧より高い。このため、コンパレータ43の出力レベルは”H”レベルである。 【0026】 ペダルスイッチ17aがOFFからONになると、非反転入力端の電圧レベルは、0V(グランドレベル)となり、基準電圧より低くなる。このため、コンパレータ43の出力レベルは、”L”レベル(0V)となる。 このように、コンパレータ43の出力レベルは、ペダルスイッチ17aのスイッチON及びOFFの操作状態を反映したものとなる。そして、このコンパレータ43の出力信号が入力される制御部23は、この信号に対応して出力モードや出力タイミングの制御を行う。 この場合、この制御部23は、フットスイッチ5のペダルスイッチ17a、17bが操作された場合、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4において、予め設定された出力モードや出力タイミングで超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25に、フットスイッチ5のペダルスイッチ17a、17bの操作に対応した電気信号を出力する。 【0027】 この場合、制御部23は、例えば図7に示すようにその内部に制御を行うCPU23a、制御プログラム等を格納したROM23b、作業エリアやデータの一時格納に用いられるRAM23c、CPU23aによるタイミング制御に用いられるタイマ23dとを有する。なお、CPU23aはROM23bに格納されているプログラムに従って、出力モードや出力タイミングを可変制御する。つまり、CPU23aは、出力モード及び出力タイミングを可変する出力制御モードの機能を有する。 但し、本実施例は、動作中においては変更できないで、予め設定された出力タイミングのみとして説明する(動作中において出力タイミングを可変設定する構成及び動作は実施例2で説明する)。また、本実施例における出力モードは、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4側で設定された出力モードとなる。 【0028】 また、ベダルスイッチ切替信号により、CPU23aは、一方のペダルスイッチ17aのON/OFF操作に対して超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の両方に共通のスイッチONの信号を出力する共通出力モードと、各ペダルスイッチ17a、17bのON/OFF信号を超音波手術装置3と高周波焼灼装置4に個別に出力する個別出力モードと切り替える。 具体的にはCPU23aは、例えば電源ON時における短い時間内に、両ペダルスイッチ17a、17bがON状態に一定時間以上設定されていることにより、CPU23aは、ペダルスイッチ切替信号が入力されたと認識し、前者の場合と後者の場合を交互に切り替える。 その後、両ペダルスイッチ17a、17bがOFFに設定されると、中継ユニット6のスイッチ検知部22が、設定された出力制御モードでフットスイッチ5のON/OFF動作に従った動作を行うようになる。 【0029】 このような切替に限らず、図示しないペダルスイッチ切替スイッチなどをCPU23aに接続して切替を行えるようにしても良い。 ペダルスイッチ切替信号により、一方のペダルスイッチ17aのON/OFF操作に対して超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の両方に共通のスイッチONの信号を出力する共通出力モードに設定した場合には、図8Aに示すように一方のペダルスイッチ17aの操作により、超音波と高周波とが同時に出力される。なお、図8A、8Bにおいて横方向は時間tを示す。 これに対して、ベダルスイッチ切換スイッチにより個別出力モードに設定した場合には、図8Bに示すように各ペダルスイッチ17a、17bの操作により、超音波と高周波とが個別に出力される。 【0030】 このように本実施例は、中継ユニット6に1つのフットスイッチ5を接続することにより、この1つのフットスイッチ5の操作で超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の両方の動作の制御を行えるようにしている。 なお、超音波手術装置3内部の超音波スイッチ検知部31と、高周波焼灼装置4内部の高周波スイッチ検知部35は、この中継ユニット6内部の図6に示したスイッチ検知回路22aと同様の構成とすることができる。 図1及び図2に示す中継ユニット6を備えた本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1は、図24に示す先行例の超音波手術・高周波焼灼装置91を改善したものである。 【0031】 この超音波手術・高周波焼灼装置91は、ハンドピース2と、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4と、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4にそれぞれ超音波手術装置用フットスイッチケーブル92及び高周波焼灼装置用フットスイッチケーブル93を介してそれぞれ接続される超音波手術装置用フットスイッチ94及び高周波焼灼装置用フットスイッチ95とから構成される。 ハンドピース2と、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4は、図1で説明したものと同じ構成である。 図24の構成の超音波手術・高周波焼灼装置91の場合には、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4は、それぞれ超音波手術装置用フットスイッチ94及び高周波焼灼装置用フットスイッチ95のON/OFF操作に応じて動作する。 【0032】 この先行例の場合には、超音波手術装置3内部の超音波スイッチ検知部31(図4参照)は、超音波手術装置用フットスイッチ94によるON/OFFを検知する。そして、上述したようにONを検知すると、超音波ON信号を超音波制御部32へ出力する。 また、この先行例の場合には、高周波焼灼装置4内部の高周波スイッチ検知部35(図5参照)は、高周波焼灼装置用フットスイッチ95によるON/OFFを検知する。そして、上述したようにONを検知すると、高周波ON信号を高周波制御部36へ出力する。 これに対して図1等に示した本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1は、図1における2つのフットスイッチ94、95を用いないで、その代わりに中継ユニット6と1つのフットスイッチ5を用いている。 【0033】 なお、フットスイッチ5は、超音波手術装置用フットスイッチ94、もしくは高周波焼灼装置用フットスイッチ95、もしくは中継ユニット6専用のフットスイッチでもよい。また、フットスイッチ5の代わりに術者が把持し、把持した手でON/OFFするハンドスイッチでも良い。 このような構成における本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1による動作を主に図1、図2及び図9のフローチャートを参照して説明する。 超音波及び高周波焼灼の処置を行う場合には、術者は、図1或いは図2に示すような接続状態に超音波手術・高周波焼灼装置1をセットする。 この場合、術者は、超音波手術装置3と中継ユニット6間を超音波手術装置接続ケーブル20で接続し、また高周波焼灼装置4と中継ユニット6間を高周波焼灼装置接続ケーブル21で接続する。なお、超音波手術装置接続ケーブル20と高周波焼灼装置接続ケーブル21は、超音波手術装置3と高周波焼灼装置4に設けられている超音波用コネクタ27と高周波用コネクタ28へそれぞれ接続可能である。 【0034】 また、術者は、フットスイッチ5を、フットスイッチケーブル16を介して中継ユニット6と接続する。また、術者は、ハンドピース2に対しては、超音波ハンドピースケーブル13を介して超音波手術装置3と接続し、また高周波ハンドピースケーブル15を介して高周波焼灼装置4と接続する。 そして、術者は、超音波手術・高周波焼灼装置1における各電源スイッチをONにする。また、超音波手術装置3、高周波焼灼装置4及び中継ユニット6の初期設定を行う。初期設定としては、超音波手術装置3の出力値の設定、高周波焼灼装置4の出力モード、例えば凝固モードや切開モードの設定を行う。また、中継ユニット6において、ペダルスイッチ切替信号により、共通出力モードと個別出力モードの設定を行う。 すると、図9のステップS1に示すように中継ユニット6のスイッチ検知部22は、フットスイッチ(図9中ではFSと略記)5の押圧操作待ちの状態になる。 【0035】 より詳細には、共通出力モードの場合にはペダルスイッチ17a(或いは17b)の一方の押圧を検知し、個別出力モードでは両ペダルスイッチ17a、17bそれぞれの押圧を検知する。以下では簡単化のため、共通出力モードに設定されている場合で説明する。 そして、術者によりフットスイッチ5の押圧操作が行われると、ステップS2に示すようにスイッチ検知部22は、フットスイッチ5の押圧状態を検知し、制御部23ヘスイッチON信号を送信する。 ステップS3に示すように制御部23は、スイッチON信号を受信すると、予め設定されていた出力制御モードで、超音波出力制御部24と高周波出力制御部25へ超音波制御信号と高周波制御信号をそれぞれ出力する。 ここで、出力制御モードは、超音波出力値、超音波出力開始時間、超音波出力停止時間、高周波出力モード(凝固、切開など)、高周波出力開始時間、高周波出力停止時間に対応した制御を行う。 【0036】 ステップS4に示すように超音波出力制御部24は、超音波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子24aをON/OFFさせる。 また、高周波出力制御部25は、高周波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子25aをON/OFFさせる。 超音波出力制御部24は、超音波手術装置接続ケーブル20により超音波手術装置3の超音波スイッチ検知部31に接続されている。 このため、ステップS5に示すように超音波スイッチ検知部31は、スイッチ素子24aのON/OFFを、超音波手術装置用フットスイッチ94がON/OFFされたのと同様に検知する。 そして、超音波スイッチ検知部31は、検知した超音波ON/OFF信号を超音波制御部32に送信する。 【0037】 高周波出力制御部25は、高周波焼灼装置接続ケーブル21により高周波焼灼装置4の高周波スイッチ検知部35に接続されている。 このため、高周波スイッチ検知部35は、スイッチ素子25aのON/OFFを、高周波焼灼装置用フットスイッチ95がON/OFFされたのと同様に検知する。 そして、高周波スイッチ検知部35は、検知した高周波ON/OFF信号を高周波制御部36に送信する。 すると、ステップS6に示すように超音波制御部32は、超音波ON/OFF信号に従い、超音波出力部33に超音波出力/出力停止信号を送信する。同様に、高周波制御部36は、高周波ON/OFF信号に従い、高周波出力部37に高周波出力/出力停止信号を送信する。 【0038】 すると、ステップS7に示すように超音波出力部33は、超音波ハンドピースケーブル13を介してハンドピース2へ超音波出力/出力停止信号に対応した超音波駆動信号を出力する。 また、高周波出力部37は、高周波ハンドピースケーブル15を介してハンドピース2ヘ高周波出力/出力停止信号に対応した高周波信号を出力する。 上述した動作により、術者はハンドピース2を把持し、フットスイッチ5のON/OFF操作により生体組織45に対して超音波及び高周波で処置することができる。 この場合、共通出力モードに設定した場合には、1つのスイッチエレメントとしてのペダルスイッチ17aの操作により、例えば図8Aに示すように超音波と高周波とを同時に制御することができる。 【0039】 また、個別出力モードの場合には、個別に超音波及び高周波を制御することもできる。この場合にも、1つのフットスイッチ5のみの操作で行うことができ、操作性が向上する。 特開2003−33369号公報に開示された方法は、超音波手術装置と高周波焼灼装置が同時に出力するため、装置を使用した医学的処置が限られてしまう。これに対して、本実施例は、上記のように個別に超音波及び高周波を制御することもできる。 このため、本実施例は以下の効果を有する。本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1においては、術者は、中継ユニット6に接続された1つのフットスイッチ5を操作するだけで、超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の両装置の出力を制御することができる。 【0040】 つまり、図24に示す先行例における装置91における夫々別体となる2つのフットスイッチ94、95を夫々操作することなく、共通となる1つのフットスイッチ5を操作するのみで両方の装置3及び4の出力を制御できるので、操作性を向上することができる。 このため、処置中における術者によるスイッチ操作が容易となる。 【0041】 また、操作するフットスイッチの数が減るため、手術室内が煩雑でなくなりなる。具体的には、術者の足下のケーブルの本数も削減できる。 また、本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1においては、中継ユニット6から既存のフットスイッチを直接操作した場合と互換性を持つスイッチON/OFF信号を、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4に出力する構成にしている。 従って、中継ユニット6を採用した場合、超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4として、図24に示したように、超音波手術装置用フットスイッチ94が接続される既存の超音波手術装置3及び高周波焼灼装置用フットスイッチ95が接続される既存の高周波焼灼装置4を採用することができる。 【0042】 換言すると、中継ユニット6を使用する際に、中継ユニット6専用の超音波手術装置及び高周波焼灼装置を用意する必要がなく、既存の超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4を使用することができる。 また、本実施例よれば、中継ユニット6と超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4間の信号送受信をフォトカプラを用いて行う構成にしている。従って、各装置間のGNDの分離を行うことができ、十分に装置間の絶縁を確保することができる。 【実施例2】 【0043】 次に図10から図14Cを参照して本発明の実施例2を説明する。本実施例の基本的な構成は、実施例1と同様である。本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置は、図1或いは図2の超音波手術・高周波焼灼装置1において、中継ユニット6の一部が異なる中継ユニット6Bを採用した構成である。 以下に説明するように本実施例の中継ユニット6Bは、実施例1の中継ユニット6において、さらに出力制御モード、出力タイミングを簡単に可変設定するパラメータ設定手段を設けた構成にしている。 そして、術者等のユーザは、パラメータ設定手段の設定を変更することにより、複数の出力モード、出力タイミングで超音波手術装置3及び高周波焼灼装置4を動作させることができるようにしている。 【0044】 図10は本実施例の中継ユニット6Bの外観図を示す。中継ユニット6Bの前面には、出力制御モード(超音波出力値、超音波出力開始時間、超音波出力停止時間、高周波出力モード(凝固、切開など)、高周波出力開始時間、高周波出力停止時間)を設定するパラメータスイッチ51が設けてある。 パラメータスイッチ51は、複数のスイッチからなる。これらのスイッチの設定を組み合わせにより、中継ユニット6Bを用いた本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置は、複数の出力モードで使用可能となる。 図11は、本実施例の中継ユニット6Bの構成を示す。 中継ユニット6Bは、図2に示した中継ユニット6において、さらにパラメータスイッチ51と、パラメータスイッチ51の状態を検知するパラメータスイッチ検知部52を有する。 【0045】 中継ユニット6Bを構成する制御部23は、実施例1においてはCPU23a等を用いて構成されていたが、図12に示すようにプログラマブルIC23fを用いて構成しても良い。このプログラマブルIC23fは、小規模のプログラマブルロジックを複数個集積したデバイスである。 そして、本実施例では、このプログラマブルIC23fを用いて、図12に示すような機能ロジックを構成している。図12に示す例では、プログラマブルIC23fは、図11における制御部23とパラメータスイッチ検知部52の機能も含めた構成で示している。勿論、制御部23のみを含む構成にしても良い。 図12に示す例ではパラメータスイッチ51は、連続出力モードや間欠出力モード、或いは後述するハンドピース2の種別に対応した制御モードの選択を行う制御モード選択スイッチ51aと、超音波と高周波の出力順序の選択を行う出力順序選択スイッチ51bと、超音波/高周波モードの選択を行う超音波/高周波モード選択スイッチ51cとからなる。 【0046】 なお、出力順序選択スイッチ51bは、超音波と高周波の出力順序の選択の他に、その順序で時間的に出力するタイミングの時間設定を行うこともできる(後述する図14A等における時間Ta,Tb等)。 これら制御モード選択スイッチ51a、出力順序選択スイッチ51b、超音波/高周波モード選択スイッチ51cの各選択信号は、パラメータスイッチ検知部52を構成する制御モード選択信号受信部52a、出力順序選択信号受信部52b、超音波/高周波モード選択信号受信部52cにより夫々検知される。 そして、制御モード選択信号受信部52a、出力順序選択信号受信部52b、超音波/高周波モード選択信号受信部52cは、夫々制御モード信号、出力順序信号、超音波/高周波モード信号を出力タイミング制御部53に出力する。 また、スイッチ検知部22も、スイッチON信号を出力タイミング制御部53に出力する。 【0047】 出力タイミング制御部53は、パラメータスイッチ51の選択設定に対応して、超音波出力制御部24には、超音波制御信号を、高周波出力制御部25には高周波制御信号を出力する。本実施例においては、この超音波制御信号及び高周波制御信号は、後述する図14A〜図14Cにその代表例を示すように出力タイミング、出力モード等を変更設定する制御信号である。 なお、パラメータスイッチ51を構成する制御モード選択スイッチ51aは、実施例1で説明したペダルスイッチ切替信号を発生するペダルスイッチ切替スイッチ51dの機能をも有する。従って、実施例1で説明したように共通出力モードと個別出力モードとから一方を選択することができる。 【0048】 実施例1においては、動作中に中継ユニット6により、一方のモードから他方のモードに変更することができなかったが、本実施例では動作中に中継ユニット6Bにおけるペダルスイッチ切替スイッチ51dを操作することにより簡単に変更することができる。また、他の動作に関してもパラメータスイッチ51の操作により、出力タイミング等を簡単に変更できる。 その他の構成は、実施例1で説明した構成要素と同じであり、従って同じ符号で示している。 このように本実施例の中継ユニット6Bは、スイッチ検知部22と、制御部23と、超音波出力制御部24と、高周波出力制御部25と、パラメータスイッチ51と、パラメータスイッチ検知部52とを有する。 【0049】 実施例1の場合と同様にフットスイッチ5はフットスイッチケーブル16によりスイッチ検知部22と接続される。また、超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25は、夫々超音波手術装置接続ケーブル20及び高周波焼灼装置接続ケーブル21により超音波手術装置3(内部の超音波スイッチ検知部31)及び高周波焼灼装置4(内部の高周波スイッチ検知部35)に接続される。 その他の構成は実施例1と同様である。次に本実施例の動作を説明する。 フットスイッチ5が押圧されると、スイッチ検知部22は、フットスイッチ5の押圧状態を検知し、制御部23ヘスイッチON信号を送信する。また、パラメータスイッチ検知部52は、パラメータスイッチ51で設定された出力制御モードを示すパラメータスイッチ信号を制御部23へ送信する。 【0050】 制御部23は、スイッチON信号を受信すると、パラメータスイッチ信号に従い、パラメータスイッチ51で設定された出力モードと出力タイミングで、超音波出力制御部24と高周波出力制御部25へ超音波制御信号と高周波制御信号をそれぞれ出力する。 超音波出力制御部24は、超音波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子24aをON/OFFさせる。 超音波出力制御部24は、超音波手術装置接続ケーブル20により超音波手術装置3の超音波スイッチ検知部31に接続されている。このため、超音波スイッチ検知部31は、スイッチ素子24aのON/OFFを超音波手術装置用フットスイッチ94のON/OFFと同様に検知する。そして、超音波手術装置3は、超音波ハンドピースケーブル13によりハンドピース2へ超音波信号の出力を行う。 【0051】 また、高周波出力制御部25は、高周波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子25aをON/OFFさせる。高周波出力制御部25は、高周波焼灼装置接続ケーブル21により高周波焼灼装置4の高周波スイッチ検知部35に接続されている。このため、高周波スイッチ検知部35は、スイッチ素子25aのON/OFFを高周波焼灼装置用フットスイッチ95のON/OFFと同様に検知する。そして、高周波焼灼装置4は、高周波ハンドピースケーブル15によりハンドピース2へ高周波信号の出力を行う。 図13は、本実施例の一連の動作を示すフローチャートである。図13のフローチャートは図9に示したフローチャートと類似しているので、図9のステップを流用して説明する。 最初のステップS11において、術者は、パラメータスイッチ51を操作して、出力制御モードの設定を行う。 【0052】 その後、中継ユニット6Bのスイッチ検知部22は図9のフローチャートの場合と同様にステップS1においてフットスイッチ5が押圧されるのを待つ。そして、フットスイッチ5が押圧されうと、ステップS2に示すようにスイッチ検知部22は、フットスイッチ5のONを検知し、制御部23にスイッチON信号を送信する。 本実施例では、さらにステップS12に示すようにパラメータスイッチ検知部52は、パラメータスイッチ51により設定された出力制御モードを表すパラメータを検知する。そして、パラメータスイッチ検知部52は、パラメータスイッチ信号を制御部23に送信する。 ステップS13に示すように制御部23は、パラメータスイッチ信号に従い、超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25に、夫々超音波制御信号及び高周波制御信号を送信する。 【0053】 このステップS13の後のステップS4〜S7は、図7と同様であるので、その説明を省略する。 本実施例は、実施例1と同様の効果を有すると共に、さらにパラメータスイッチ51による設定を変更することにより、種々の出力モード、出力タイミングで処置を行うこともできる。 パラメータスイッチ51による設定を変更することにより、例えば図8A及び図8Bの場合の他に、例えば図14A〜図14Cに示すように種々の出力(制御)モードないしは出力タイミングを可変設定することができる。図14A〜図14Cに示す出力制御モード等は、例えばフットスイッチ5における一方のペダルスイッチ17aを操作した場合における動作例を示す。 【0054】 図14Aに示す出力制御モードにおいてはフットスイッチ5(のペダルスイッチ17a)がONにされると超音波制御信号及び超音波信号(図中では単にUSと略記)が出力され、さらにONされた後、時間Taの経過後に、高周波制御信号及び高周波信号(図中では単にHFと略記)が時間Tbだけ出力される。そしてフットスイッチ5がOFFにされると、超音波制御信号及び超音波信号の出力が停止する。 このような出力モードは、図12に示した出力順序選択スイッチ51bによる選択設定で実現できる。 また、超音波と高周波を入れ替えた出力制御モードに設定することができる。このため、図14AではUS/HF、HF/USにより入れ替えた出力制御モードの場合も示している。 【0055】 また、図14Bに示す出力制御モードおいては、フットスイッチ5がONにされると、時間Ta+Tbだけ超音波制御信号及び超音波信号が出力され、これに対してフットスイッチ5がONから時間Taの後、高周波制御信号及び高周波信号がフットスイッチ5がOFFにされるまで出力される。 この場合にも超音波と高周波を入れ替えた出力制御モードに設定することができる。このため、図14BではUS/HF、HF/USにより入れ替えた出力制御モードの場合も示している。 また、図14Cに示す出力制御モードおいては、フットスイッチ5がONにされると、超音波制御信号及び超音波信号が出力され、この超音波はフットスイッチ5がOFFにされるまで連続的に出力される。これに対して、フットスイッチ5がONにされた後、時間Taの後に高周波制御信号及び高周波信号が時間Tbの時間だけ、Ta+Tbの周期で間欠的に出力される。 【0056】 間欠的な出力により、高周波信号の出力値をハンドピース2の種別等に応じて選択設定することができる。また、処置するモード(切開、凝固等のモード)に応じて出力波形を変更設定することもできる。 この場合にも超音波と高周波を入れ替えた出力制御モードに設定することができる。このため、図14CではUS/HF、HF/USにより入れ替えた出力制御モードの場合も示している。 このように本実施例は、種々の出力モード及び出力タイミングで超音波及び高周波を出力及び出力停止の制御が可能となる。 本実施例は、以下の効果を有する。 【0057】 本実施例の中継ユニット6Bは、これに接続された1つのフットスイッチ5(或いは1つのペダルスイッチ)を操作するだけで、超音波手術装置3、高周波焼灼装置4の両装置の出力を制御することができる。従って、処置中における術者のスイッチ操作が容易となる。また、操作するスイッチが減るため、手術室内が煩雑でなくなる。 本実施例の中継ユニット6Bは、超音波手術装置3、高周波焼灼装置4間の信号送受信をフォトカプラによって各装備間のGNDの分離を行うことにより、装置間を十分に絶縁することができる。 本実施例の中継ユニット6Bは、パラメータスイッチ51の組み合わせにより、複数の超音波と高周波の出力モード、出力タイミングに設定、変更できるため、超音波手術装置3と高周波焼灼装置4の両装置側で行っていた設定、変更を少なくできる。そのため、本実施例は、操作性を向上できる。 また、本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置によれば、出力タイミングの組み合わせにより、高周波出力中に超音波出力を合成して、組織の切開スピードを落とさず、処置ができる。従って、生体組織への処置をより円滑に行うことができる等、術者による手技の範囲も広がる。 【実施例3】 【0058】 次に図15から図18を参照して本発明の実施例3を説明する。本実施例は、基本的な構成は、実施例1と類似している。ただし、本実施例の中継ユニット6Cは、実施例1の中継ユニット6において、超音波手術装置と通信を行う通信手段を備えた構成である。 また、本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置は、実施例1で用いた超音波手術装置3の代わりに、中継ユニット6Cと通信を行う通信手段を備えた超音波手術装置3Cが採用されている。 また、本実施例では、超音波手術装置3Cによりハンドピース2を超音波駆動する場合、このハンドピース2に内蔵された超音波振動子9の共振周波数(共振点)を探索し、探索した共振点で駆動することができるようにしている。 以下、本実施例をより詳細に説明する。 図15は本実施例の中継ユニット6Cの内部構成を示す。この中継ユニット6Cは、実施例1の中継ユニット6において、さらに通信部54を備えた構成である。 【0059】 つまり、中継ユニット6Cは、スイッチ検知部22と、制御部23と、超音波出力制御部24と、高周波出力制御部25と、超音波手術装置3B内部の通信部55と通信を行う通信部54とを備えた構成である。 この中継ユニット6Cの通信部54は、超音波出力制御部24からの超音波制御信号を超音波手術装置3C内部の通信部55に送信すると共に、通信部55からの信号を受信して制御部23に送信する。なお、この中継ユニット6Cの通信部54は超音波手術装置接続ケーブル20を介して超音波手術装置3C内部の通信部55と接続される。 また、本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置は、図1或いは図2の超音波手術・高周波焼灼装置1において、超音波手術装置3の代わりに図16に示す超音波手術装置3Cを採用している。 この超音波手術装置3Cは、図4に示した超音波手術装置3において、さらに通信部55を備えた構成となっている。 【0060】 つまり、この超音波手術装置3Cは、通信部55と、超音波スイッチ検知部31と、超音波制御部32と、超音波出力部33とを備えている。 通信部55は、超音波手術装置接続ケーブル20を介して中継ユニット6Cからフットスイッチ5のON操作に対応して超音波出力制御部24を構成するスイッチ素子24aのON/OFFの信号を超音波スイッチ検知部31に送信する。この信号は、さらに超音波制御部32に入力され、超音波制御部32は、共振点探索の動作を開始させるように超音波出力部33の動作の制御を行う。 このため、超音波出力部33は、超音波信号の周波数をスイープする周波数スイープ部33aを内蔵しており、超音波制御部32からの出力信号をトリガ信号として超音波信号の周波数をスイープする。なお、この共振点探索の際の超音波信号の振幅は、処置を行う場合の振幅に比較して十分に小さい。 【0061】 そして超音波出力部33は、その出力端から超音波ハンドピースケーブル13を介してハンドピース2の超音波振動子9を駆動する。 その際、超音波出力部33は、超音波ハンドピースケーブル13を介して帰還される超音波信号(超音波帰還信号)を超音波制御部32に送信する。そして、超音波制御部32は、共振点か否かを検知若しくは判定する共振点検知部32aを内蔵する。 換言すると、超音波制御部32の共振点検知部32aは、超音波出力部33の出力端に接続された超音波ハンドピースケーブル13を介して接続されたハンドピース2側の負荷のインピーダンスや電流変化をモニタする。 共振点の状態になると、例えばインピーダンスが極小値となる。共振点検知部32aは、インピーダンスが極小値の状態を検知することにより、共振点の状態を検知する。 【0062】 共振点の状態になると、超音波制御部32は、共振点探索の動作が完了したと判定し、超音波出力部33に対して、その共振点の周波数状態を維持させる。また、超音波制御部32は、共振点探索の完了信号を通信部55に送信する。 上記周波数スイープ部33aと共振点検知部32aとにより、共振点探索部が形成される。 通信部55は、共振点探索の完了信号を、超音波手術装置接続ケーブル20、中継ユニット6Cの通信部54を経て制御部23に送信する。その他の構成は、例えば実施例1と同様である。 次に本実施例の動作を図17のフローチャートを参照して説明する。 本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置が動作状態になると、ステップS21に示すように中継ユニット6Cの制御部23はフットスイッチ5の押圧の操作待ちの状態となる。そして、フットスイッチ5が押圧されると、ステップS22に示すようにスイッチ検知部22はフットスイッチ5のONを検知し、制御部23ヘスイッチON信号を送信する。 【0063】 ステップS23に示すように制御部23は、スイッチON信号を受信すると、予め設定された出力制御モードに従い、超音波出力制御部24へ超音波制御信号を出力する。 ステップS24に示すように超音波出力制御部24は、超音波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子24aをON/OFFさせる。 超音波出力制御部24は、中継ユニット6Cの通信部54と接続されている。また、この通信部54は、超音波手術装置接続ケーブル20を介して超音波手術装置3C内部の通信部55と接続されている。 そして、ステップS25に示すようにこの中継ユニット6Cの通信部54は、スイッチ素子24aのON/OFF49を、通信部55に送信する。 ステップS26に示すように通信部55は、受信したスイッチ素子24aのON/OFFを、超音波スイッチ検知部31に送信する。 【0064】 ステップS27に示すように超音波スイッチ検知部31は、スイッチ素子24aのON状態を検知して、超音波制御部32に超音波ON信号を送信する。 ステップS28に示すように超音波制御部32は、超音波ON信号に従い、共振点探索用の超音波出力信号を超音波出力部33に送信する。 ステップS29に示すように超音波出力部33は、共振点探索用の超音波出力信号に従い、超音波ハンドピースケーブル13を通して接続されたハンドピース2へ超音波信号を出力する。 また、ステップS30に示すように超音波出力部33は、ハンドピース2から超音波ハンドピースケーブル13を通して帰還する超音波帰還信号を超音波制御部32へ帰還する。 ステップS31に示すように超音波制御部32は、超音波帰還信号をモニタし、共振点探索の完了待ちの状態となる。 【0065】 共振点探索が完了した状態になると、ステップS32に示すように超音波制御部32は、その共振点の周波数状態を維持するように超音波出力部33を制御すると共に、共振点探索の完了信号を、超音波手術装置3Cの通信部55へ共振点探索完了信号を送信する。 この場合、超音波出力部33は、予め設定された振幅で超音波駆動信号を出力する状態となる。或いは、以下に説明する高周波出力信号が出力されるタイミングと同期して超音波信号が出力されるようにしても良い。 ステップS33に示すように通信部55は、受信した共振点探索の完了信号を、超音波手術装置接続ケーブル20を通して中継ユニット6Cの通信部54に送信する。 ステップS34に示すように中継ユニット6Cの通信部54は送信された共振点探索の完了信号を、制御部23に送信する。 【0066】 ステップS35に示すように制御部23は、受信した共振点探索の完了信号を受信後、予め設定されていた出力制御モードで、高周波出力制御部25へ高周波出力信号を送信する。 設定された出力制御モードにより、超音波出力値、超音波出力開始時間、超音波出力停止時間、高周波出力モード(凝固、切開など)、高周波出力開始時間、高周波出力停止時間を変更する。 ステップS36に示すように高周波出力制御部25は、高周波出力信号を受信すると、その高周波出力信号に従い、スイッチ素子25aをON/OFFさせる。 高周波出力制御部25は、高周波焼灼装置接続ケーブル21により高周波焼灼装置4の高周波スイッチ検知部35に接続されている。このため、高周波スイッチ検知部35は、スイッチ素子25aのON/OFFを高周波焼灼装置用フットスイッチ95のON/OFFと同様に検知する。そして、高周波出力制御部25は、高周波ハンドピースケーブル15によりハンドピース2へ高周波信号の出力を行う。 【0067】 図17により説明した動作内容は、図18(A)〜図18(D)のタイミングチャートのようになる。 図18(A)のフットスイッチ5がOFFからONにされると、ONにされたタイミングがスイッチ検知部22により検知され、超音波ON信号が超音波制御部32に入力されることなる。 図18(B)に示すように超音波制御部32は、共振点探索用の超音波出力信号を超音波出力部33に送信する。そして、超音波出力部33は、図18(C)に示すように共振点探索用の超音波信号をハンドピース2に出力する。 その際、超音波制御部32は、ハンドピース2を駆動した際の駆動状態をモニタし、共振点に達したか否かを判定する。そして、共振点に達した時に、超音波制御部32は、超音波出力部33から出力される超音波信号の振幅を予め設定されている振幅状態となるように制御する。 【0068】 また、共振点に達した時に、超音波制御部32は、直ちに共振点探索の完了信号を中継ユニット6Cの制御部23に送信する。制御部23はこの完了信号を受信後、直ちに高周波出力制御部25等を経て高周波焼灼装置4に送信する。そして、高周波出力部37から図18(D)に示すように高周波信号がハンドピース2に出力されるようにする。 このように動作する本実施例は、図18(A)〜図18(D)に示すようにフットスイッチ5がONにされた場合、共振点探索の動作を行った場合にも、超音波駆動信号と高周波信号とが殆ど同時にハンドピース2に供給されるようにできる。 従って、本実施例によれば共振点探索の時間のために、高周波信号のみが先行して出力されてしまい、術者が意図しない高周波信号のみで処置を行う時間が発生することを防止できる。また、意図しない一方のみの先行出力の禁止により術者の負担を軽減できる。 【0069】 従来例の超音波手術装置は、設定された超音波出力にするために共振点探索を行うと、超音波手術装置と高周波焼灼装置とで同時に出力を開始しようとしても、高周波焼灼装置が先に出力してしまい、超音波手術装置の出力が遅れてしまう。 そのため、高周波焼灼装置の単独出力の状態で両方から出力されていると誤認し易く、術者に手術の際に負担がかかる欠点があった。 これに対して、本実施例は上記のようにこの欠点を解消できる。 本実施例の基本的な構成として、実施例1に類似した構成により説明したが、実施例2で説明したようにパラメータスイッチ51、パラメータスイッチ検知部52を設けた構成にしてもよい。 本実施例は以下の効果を有する。 本発明の中継ユニットに接続された1つのフットスイッチを操作するだけで、超音波手術装置、高周波焼灼装置び両装置の出力を制御することができるため、処置中のユーザのスイッチ操作が容易となる。また操作するスイッチが減るため、手術室内が煩雑でなくなる。 中継ユニットが超音波手術装置の共振点探索完了を検知することによって、出力開始に時間がかかる超音波手術装置の出力タイミングに合わせて、高周波焼灼装置をほぼ同じタイミングで出力開始させることが可能となり、高周波出力が先行してしまう場合よりもより適切な処置を行うことができる。 【実施例4】 【0070】 次に図19から図21を参照して本発明の実施例4を説明する。図19は、本発明の実施例4の中継ユニット6Dを備えた超音波手術・高周波焼灼装置1Dの構成を示す。 この超音波手術・高周波焼灼装置1Dは、ハンドピース2′と、超音波手術装置3Dと、高周波焼灼装置4Dと、フットスイッチ5及び中継ユニット6Dとから構成される。 なお、フットスイッチ5としては、超音波手術装置用フットスイッチ94、もしくは高周波焼灼装置用フットスイッチ95、もしくは中継ユニット専用のフットスイッチでもよい。なお、実施例1の場合と同様に中継ユニット6Dは、超音波手術装置接続ケーブル20により超音波手術装置3Dの超音波用コネクタ27に、高周波焼灼装置接続ケーブル21により高周波焼灼装置4Dの高周波用コネクタ28にそれぞれ接続される。 また、ハンドピース2′は、超音波ハンドピースケーブル13により超音波手術装置3Dと、高周波ハンドピースケーブル15aにより高周波焼灼装置4Dに夫々接続される。 また、図19に示す例では、上述したバイポーラ方式のハンドピース2と種別が異なるモノポーラ方式のハンドピース2′を用いた例を示している。 【0071】 この場合、高周波焼灼装置4Dの正極側の出力端子に高周波ハンドピースケーブル15aが接続され、負極側の出力端子に接続されたリターン用高周波ハンドピースケーブル15bは対極板44に接続される。この対極板44は患者の臀部等に広い面積で接触するようにセットとされる。 また、本実施例における超音波振動子9′は、上述した超音波振動子9と、例えばそのサイズ等が異なり、従って超音波で処置する場合の超音波出力の値、出力波形等が超音波振動子9の場合と異なる。 なお、フットスイッチ5は、ハンドスイッチでもよい。 図20は本実施例の内部構成を示す。 【0072】 超音波手術装置3Dは、超音波手術装置接続ケーブル20により接続される中継ユニット6Dと通信を行う超音波通信部61と、超音波出力の開始を検知する超音波スイッチ検知部31と、超音波出力の制御を行う超音波制御部32と、超音波ハンドピースケーブル13で接続されるハンドピース2に超音波駆動信号を出力する超音波出力部33と、超音波手術装置3Dの異常(エラー)を検知する超音波エラー検知部62とを備えている。 高周波焼灼装置4Dは、高周波焼灼装置接続ケーブル21により接続される中継ユニット6Dと通信を行う高周波通信部63と、高周波出力の開始を検知する高周波スイッチ検知部35と、高周波出力の制御を行う高周波制御部36と、高周波ハンドピースケーブル15aで接続されるハンドピース2′に高周波信号を出力する高周波出力部37と、高周波焼灼装置4Dの異常を検知する高周波エラー検知部64とを備えている。 【0073】 中継ユニット6Dは、フットスイッチ5の操作を検知するスイッチ検知部22と、出力モードと出力タイミングを制御する制御部23と、超音波手術装置接続ケーブル20により超音波手術装置3Dの超音波通信部61と通信を行う超音波用通信部71と、超音波出力の制御を行う超音波出力制御部24と、高周波焼灼装置接続ケーブル21により高周波焼灼装置4Dの高周波通信部63と通信を行う高周波用通信部72と、高周波出力の制御を行う高周波出力制御部25と、超音波手術装置3Dと高周波焼灼装置4Dの異常発生を検知するエラー検知部73とを備えている。 超音波手術装置3Dの超音波通信部61と、高周波焼灼装置4Dの高周波通信部63と、中継ユニット6D内部の超音波用通信部71と、高周波用通信部72は、夫々入力された信号をそのまま出力する、つまり、これらの各通信部は、信号の中継を行う。 【0074】 よって、超音波手術装置3Dの超音波スイッチ検知部31は、超音波手術装置接続ケーブル20により中継ユニット6D内部の超音波出力制御部24に実質的に接続されている。 また、高周波焼灼装置4D内部の高周波スイッチ検知部35は、高周波焼灼装置接続ケーブル21で中継ユニット6D内部の高周波出力制御部25に実質的に接続されている。 そのため、実施例1と同様、中継ユニット6D内部の超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25を構成するスイッチ素子24a、及びスイッチ素子25aのON/OFFは、超音波手術装置3D内部の超音波スイッチ検知部31及び高周波焼灼装置4D内部の高周波スイッチ検知部35により、超音波手術装置用フットスイッチ94及び高周波焼灼装置用フットスイッチ95のON/OFFと同様に検知することができる。 【0075】 次に本実施例の動作を図21のフローチャートを参照して説明する。 この超音波手術・高周波焼灼装置1Dの電源スイッチがONにされ、動作状態になると、ステップS41に示すようにスイッチ検知部22はフットスイッチ5が押圧されるのを待つ状態となる。 そして、フットスイッチ5の押圧されるとステップS42に示すようにスイッチ検知部22はフットスイッチ5のONを検知し、制御部23ヘスイッチON信号を送信する。 【0076】 次のステップS43において制御部23は、スイッチON信号を受信すると、予め設定されていた出力制御モード(超音波出力値、超音波出力開始時間、超音波出力停止時間、高周波出力モード(凝固、切開など)、高周波出力開始時間、高周波出力停止時間)で、超音波出力制御部24と高周波出力制御部25へ超音波制御信号と高周波制御信号をそれぞれ出力する。 【0077】 次のステップS44において超音波出力制御部24は、超音波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子24aをON/OFFさせる。 また、高周波出力制御部25は、高周波制御信号を受信すると、その信号に従い、スイッチ素子25aをON/OFFさせる。 上記スイッチ素子24aのON/OFFは、中継ユニット6D内の超音波用通信部71から超音波手術装置接続ケーブル20によって超音波手術装置3D内部の超音波通信部61に送信され、さらにこの超音波通信部61を経て超音波スイッチ検知部31により検知される。 そして、ステップS45に示すように、超音波スイッチ検知部31は、スイッチ素子24aのON状態を検知すると、超音波制御部32へ超音波ON信号を送信する。 【0078】 また、上記スイッチ素子25aのON/OFFは、中継ユニット6D内の高周波用通信部72から高周波焼灼装置接続ケーブル21によって高周波焼灼装置4D内部の高周波通信部63により中継され、高周波スイッチ検知部35により検知される。 そして、高周波スイッチ検知部35は、スイッチ素子25aのON状態を検知すると、高周波制御部36に高周波ON信号を送信する。 次のステップS46において超音波制御部32は、超音波出力部33へ超音波出力信号を送信する。 また、高周波制御部36は、高周波出力部37へ高周波出力信号を送信する。 次のステップS47において超音波出力部33は、受信した超音波出力信号に従い、超音波ハンドピースケーブル13により接続されたハンドピース2′へ超音波信号の出力を行う。 【0079】 また、高周波出力部37は、受信した高周波出力信号に従い、高周波ハンドピースケーブル15aにより接続されたハンドピース2′へ高周波信号の出力を行う。 この場合、超音波エラー検知部62と高周波エラー検知部64は、ステップS48及びS49に示すように夫々超音波手術装置3D及び高周波焼灼装置4D内において、異常発生か否かをモニタしている。 つまり、ステップS48において超音波エラー検知部62は、超音波手術装置3Dで異常が発生しているかをモニタし、異常が発生していない場合には、ステップS49において高周波エラー検知部64が、高周波焼灼装置4D内において、異常発生か否かをモニタする。そして、高周波エラー検知部64が、異常発生を検知しない場合には、ステップS48の処理に戻る。 【0080】 一方、超音波エラー検知部62が異常発生を検知した場合にはステップS50に、高周波エラー検知部64が、異常発生を検知した場合には、ステップS51に夫々進む。 ステップS50において超音波エラー検知部62は、異常発生の検知により生成した超音波エラー信号を、超音波通信部61を中継し、超音波手術装置接続ケーブル20で接続された中継ユニット6D内部の超音波用通信部71に送信し、さらにこの超音波用通信部71を経て、エラー検知部73に送信する。 ステップS51において高周波エラー検知部64は、異常発生の検知により生成した高周波エラー信号を、高周波通信部63を中継し、高周波焼灼装置接続ケーブル21で接続された中継ユニット6D内部の高周波用通信部72に送信し、さらにこの高周波用通信部72を経て、エラー検知部73に送信する。 次のステップS52においてエラー検知部73は、超音波エラー信号或いは高周波エラー信号を受信すると、制御部23ヘエラー発生信号を送信する。 【0081】 次のステップS53において制御部23は、このエラー発生信号を受信すると、超音波出力制御部24及び高周波出力制御部25へ超音波制御信号及び高周波制御信号の送信を中止する。 すると次のステップS54に示すように、超音波出力制御部24は、スイッチ素子24aをOFFにする。また、高周波出力制御部25は、スイッチ素子25aをOFFにする。 つぎのステップS55において超音波手術装置3D内部の超音波スイッチ検知部31は、中継ユニット6Dの超音波用通信部71及び超音波通信部61を経て、超音波出力制御部24のスイッチ素子24aのOFFを検知する。そして超音波スイッチ検知部31は、超音波制御部32へ超音波ON信号の送信を中止する。 【0082】 同様に高周波焼灼装置4D内部の高周波スイッチ検知部35は、中継ユニット6Dの高周波用通信部72及び高周波通信部63を経て、高周波出力制御部25のスイッチ素子25aのOFFを検知する。そして、高周波スイッチ検知部35は、高周波制御部36へ高周波ON信号の送信を中止する。 次のステップS56において超音波制御部32は、超音波出力部33へ超音波出力信号の送信を中止する。 また、高周波制御部36は、高周波出力部37へ高周波出力信号の送信を中止する。 そして、次のステップS57に示すように超音波出力部33及び高周波出力部37は、ハンドピース2′への超音波信号及び高周波信号の出力を停止する。 【0083】 本実施例は、このように超音波手術装置3D及び高周波焼灼装置4Dにおけるいずれかで異常発生を検知すると、ハンドピース2′への超音波信号及び高周波信号の出力を停止する。そして、本実施例は、超音波手術・高周波焼灼装置1Dによる処置動作の信頼性を確保する。 本実施例は以下の効果を有する。 本実施例においては、中継ユニット6Dに接続された1つのフットスイッチ5を操作するだけで、超音波手術装置3D、高周波焼灼装置4Dの両装置の出力を制御することができるため、処置中のユーザのスイッチ操作が容易となる。また、操作するスイッチ数が減るため、手術室内が煩雑でなくなる。 超音波手術装置3D、もしくは高周波焼灼装置4Dで異常が発生した場合、中継ユニット6Dによって両装置の出力を停止することができ、信頼性を向上できる。 【実施例5】 【0084】 次に図22から図23を参照して本発明の実施例5を説明する。図22は、本発明の実施例5実施例1の中継ユニット6Eを備えた超音波手術・高周波焼灼装置1Eの内部構成を示す。 本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1Eは、種別が異なるハンドピース2、2′にも適切に対応できるようにしたものである。図22では超音波手術装置3E及び高周波焼灼装置4Eには、ハンドピース2が接続された例を示すが、実施例4で説明したようにこのハンドピース2と種別が異なるハンドピース2′を接続することもできる。 この超音波手術・高周波焼灼装置1Eは、例えば実施例1の超音波手術・高周波焼灼装置1において、超音波手術装置3の内部と中継ユニット6内部とに、それぞれハンドピース種別信号検知手段と、このハンドピース種別信号検知手段により検出されたハンドピース種別信号を受信して制御部23に中継する信号受信(信号中継)手段とを夫々追加した超音波手術装置3Eと中継ユニット6Eとを採用している。 【0085】 中継ユニット6Eは、接続されたフットスイッチ5の操作を検知するスイッチ検知部22と、接続された超音波手術装置3Eと高周波焼灼装置4Eの出力モード、出力タイミングを制御する制御部23と、超音波出力を制御する超音波出力制御部24と、高周波出力を制御する高周波出力制御部25と、超音波手術装置3Eから伝達される信号を受信するハンドピース種別信号受信部82とを備えている。 超音波手術装置3Eは、超音波スイッチ検知部31と、超音波出力の制御を行う超音波制御部32と、超音波ハンドピースケーブル13で接続されたハンドピース2又は2′(以下では単に2で代表)へ超音波信号を出力する超音波出力部33と、接続されたハンドピース2の接続の有無及び接続されたハンドピース2の種別を検知するハンドピース種別検知部81とを備えている。 高周波手術装置4は、高周波スイッチ検知部35と、高周波制御部36と、高周波出力部37とを有する。 【0086】 本実施例の超音波手術・高周波焼灼装置1Eは、実施例1と同様に、フットスイッチ5操作の検知、中継ユニット6Eから超音波手術装置3Eへの出力制御信号の伝達、中継ユニット6Eから高周波焼灼装置4への出力制御信号の伝達を行うことができる。 ハンドピース2が超音波手術装置3Eに接続されると、超音波手術装置3E内部のハンドピース種別検知部81が接続されたハンドピース2の種別を検知し、超音波手術装置接続ケーブル20で接続された中継ユニット6E内部のハンドピース種別信号受信部82へ、ハンドピース種別信号を伝達する。 ハンドピース2は、その種別の識別を可能とする例えばID部46を内蔵している。このID部46は、抵抗値、識別情報を格納してROM等により構成される。ハンドピース種別検知部81は、ID部46の情報をハンドピース種別信号として出力する。 【0087】 ハンドピース種別信号受信部82は、ハンドピース種別信号に従って、制御部23へ制御モード信号を送信する。 制御部23では、受信した制御モード信号に従い、超音波手術装置3Eと高周波焼灼装置4の出力モード、出力タイミングを接続されたハンドピース2の種別に対応して自動設定する。 このように本実施例は、接続されたハンドピース2の種別に対応した出力制御モードで動作させることを可能とする構成となっている。 次に本実施例の動作を図23のフローチャートを参照して説明する。 電源投入により超音波手術・高周波焼灼装置1Eの動作が開始すると、ステップS61に示すように超音波手術装置3E内のハンドピース種別検知部81は、ハンドピース2が超音波手術装置3Eに接続されるのを待つ状態となる。 【0088】 そして、ハンドピース2が接続されると、ステップS62に示すようにハンドピース種別検知部81は、接続されたハンドピース2の種別を検知し、ハンドピース種別検知信号を中継ユニット6Eに送信する。 すると、ステップS63に示すように中継ユニット6E内のハンドピース種別信号受信部82は、ハンドピース種別検知信号を受信して、このハンドピース種別検知信号から接続されたハンドピース2の種別に対応した制御モード信号を生成し、制御部23に送信する。 次のステップS64において制御部23は、受信した制御モード信号に基づき、接続されたハンドピース2の種別に対応して、超音波手術装置3E及び高周波焼灼装置4Eの出力制御モードを設定する。 【0089】 そして、次のステップS65においてスイッチ検知部22はフットスイッチ5が押圧されるのを待つ状態となる。 そして、フットスイッチ5の押圧されるとステップS66に示すようにスイッチ検知部22はフットスイッチ5のONを検知し、制御部23ヘスイッチON信号を送信する。 次のステップS67において制御部23は、スイッチON信号を受信すると、設定されていた出力制御モードに従い、超音波出力制御部24と高周波出力制御部25へ超音波制御信号と高周波制御信号をそれぞれ送信する。 次のステップS68において超音波出力制御部24は、受信した超音波制御信号に従いスイッチ素子24aをON/OFFする。また、高周波出力制御部25は受信した高周波制御信号に従い、スイッチ素子25aをON/OFFする。 【0090】 次のステップS69において超音波手術装置3E内部の超音波スイッチ検知部31は、超音波手術装置接続ケーブル20により接続された中継ユニット6E内部の超音波出力制御部24のスイッチ素子24aのON状態を検知し、超音波制御部32へ超音波ON信号を送信する。 また、高周波焼灼装置4E内部の高周波スイッチ検知部35は、高周波焼灼装置接続ケーブル21により接続された中継ユニット6E内部の高周波出力制御部25のスイッチ素子25aのON状態を検知し、高周波制御部36へ高周波ON信号を送信する。 次のステップS70において超音波制御部32は、超音波ON信号に従い、超音波出力部33へ超音波出力信号を送信する。 また、高周波制御部36は、高周波ON信号に従い、高周波出力部37へ高周波出力信号を送信する。 【0091】 次のステップS71において超音波出力部33は、超音波ハンドピースケーブル13で接続されたハンドピース2へ超音波信号を出力する。 また、高周波出力部37は、高周波ハンドピースケーブル15で接続された、ハンドピース2へ高周波信号を出力する。 本実施例は、接続されたハンドピース2の種別に応じて、超音波出力や高周波出力の制御モードを、ユーザが行わないでも自動設定することができる。 なお、図22においては、ハンドピース種別検知部81は、超音波手術装置3Eに内蔵されているが、高周波焼灼装置4に内蔵された構成でも良い。この場合には、中継ユニット6E内のハンドピース種別信号受信部82は高周波焼灼装置接続ケーブル21と接続される構成にすれば良い。 このように動作する本実施例は、以下の効果を有する。 【0092】 本実施例の中継ユニット6Eに接続された1つのフットスイッチ5を操作するだけで、超音波手術装置3E、高周波焼灼装置4Eの両装置の出力を制御することができるため、処置中のユーザのスイッチ操作が容易となる。 また、操作するスイッチが減るため、手術室内が煩雑でなくなる。 また、本実施例によれば、接続されたハンドピース種別に従い、中継ユニット6Eが、ハンドピース種別に合った出力モード、出力タイミングで超音波手術装置3E及び高周波焼灼装置4Eの出力を制御することができる。 従って、本実施例によれば、ハンドピース2等を変更する度に、出力モード、出力タイミングを設定、変更する手間を省くことができる。 なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0093】 【図1】図1は本発明の実施例1の中継ユニットを備えた超音波手術・高周波焼灼装置の構成を示す外観図。 【図2】図2は超音波手術・高周波焼灼装置の内部構成を示すブロック図。 【図3】図3は中継ユニットの内部構成を示すブロック図。 【図4】図4は超音波手術装置の内部構成を示すブロック図。 【図5】図5は高周波焼灼装置の内部構成を示すブロック図。 【図6】図6は中継ユニットのスイッチ検知部の構成を示す回路図。 【図7】図7は中継ユニットの制御部の構成を示すブロック図。 【図8A】図8Aはフットスイッチにおける一方のペダルスイッチの操作により、超音波と高周波の両出力を共通に制御する動作のタイミング図。 【図8B】図8Bはフットスイッチにおける各ベダルスイッチの操作により、超音波出力と高周波出力を個別に制御する動作のタイミング図。 【図9】図9は実施例1の超音波手術・高周波焼灼装置の動作内容を示すフローチャート。 【図10】図10は本発明の実施例2の中継ユニットの外観図。 【図11】図11は中継ユニットの内部構成を示すブロック図。 【図12】図12はプログラマブルICにより構成される制御部周辺部の機能ブロックを示すブロック図。 【図13】図13は実施例2の超音波手術・高周波焼灼装置の動作内容を示すフローチャート。 【図14A】図14Aはフットスイッチの操作により超音波と高周波の両出力を制御する各種の出力制御モードのタイミング図。 【図14B】図14Bはフットスイッチの操作により超音波と高周波の両出力を制御する各種の出力制御モードのタイミング図。 【図14C】図14Cはフットスイッチの操作により超音波と高周波の両出力を制御する各種の出力制御モードのタイミング図。 【図15】図15は本発明の実施例3の中継ユニットの構成を示すブロック図。 【図16】図16は実施例3に係る超音波手術装置の内部構成を示すブロック図。 【図17】図17は実施例3の超音波手術・高周波焼灼装置の動作内容を示すフローチャート。 【図18】図18は実施例3の動作のタイミング図。 【図19】図19は本発明の実施例4の超音波手術・高周波焼灼装置の構成を示す外観図。 【図20】図20は超音波手術・高周波焼灼装置の内部構成を示すブロック図。 【図21】図21は実施例4の超音波手術・高周波焼灼装置の動作内容を示すフローチャート。 【図22】図22は本発明の実施例5の超音波手術・高周波焼灼装置の内部構成を示すブロック図。 【図23】図23は実施例5の超音波手術・高周波焼灼装置の動作内容を示すフローチャート。 【図24】図24は先行例における超音波手術・高周波焼灼装置の構成を示す外観図。 【符号の説明】 【0094】 1…超音波手術・高周波焼灼装置 2…ハンドピース 3…超音波手術装置 4…高周波焼灼装置 5…フットスイッチ 6…中継ユニット 16…フットスイッチケーブル 17a、17b…ペダルスイッチ 18…超音波用コネクタ 19…高周波用コネクタ 20…超音波手術装置接続ケーブル 21…高周波焼灼装置接続ケーブル 22…スイッチ検知部 22a、22b…スイッチ検知回路 23…制御部 24…超音波出力制御部 24a、25a…スイッチ素子 25…高周波出力制御部
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| 【出願人】 |
【識別番号】304050923 【氏名又は名称】オリンパスメディカルシステムズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年3月14日(2007.3.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076233 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 進
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| 【公開番号】 |
特開2008−36390(P2008−36390A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2007−65551(P2007−65551) |
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