| 【発明の名称】 |
医用画像表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉留 巧
【氏名】高木 真吾
【氏名】江積 剛
【氏名】関口 恵夢
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| 【要約】 |
【課題】間引き表示または粗な画像群が一覧表示されている場合に、その中の重要な患部が存在していると思われる箇所における高精細の画像を、挿入して表示する医用画像表示装置を提供すること。
【構成】医用画像診断装置による撮像データから連続した画像データを生成する画像生成手段7と、それらを保管する保管手段1と、入力手段2と、表示手段4とを備え、さらに、画像取得手段5は指定された第1の画像データを保管手段1から取得し、表示制御手段3は第1の画像データに基づく画像を順番に表示し、画像付帯情報取得手段6は所望の隣り合う前後の画像の間が指定されたとき、その前後の画像に付帯する画像生成条件を含む画像付帯情報を取得し、画像取得手段5はその画像付帯情報に基づく詳細な第2の画像データを取得し、表示制御手段3はその詳細な第2の画像データに基づく画像を順番に並べて表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 医用画像診断装置で撮像した撮像データから1フレーム単位で構成された連続した画像データを生成する画像生成手段と、前記撮像データと前記画像データを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段とを備える医用画像表示装置であって、 前記入力手段から指定された複数の第1の画像データを前記保管手段から取得する画像取得手段と、 前記画像取得手段が取得した前記第1の画像データに基づく画像を、前記表示手段に順番に表示する表示制御手段と、 該画像が順番に表示中に、前記入力手段により所望の隣り合う前後の画像の間が指定されたとき、その前後の画像に付帯する画像生成条件を含む画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段とを備え、 前記画像取得手段は、前記画像付帯情報取得手段が得た前記画像付帯情報に基づき、前記前後の画像の間における複数の第2の画像データを取得し、 前記表示制御手段は、前記画像取得手段が取得した前記第2の画像データに基づく画像を順番に並べて表示する ことを特徴とする医用画像表示装置。 【請求項2】 前記画像取得手段は、 前記画像付帯情報に対応した前記前後の画像の間における前記第2の画像データが前記保管手段にある場合には、保管されている前記第2の画像データを取得し、 前記第2の画像データが保管手段にない場合には、前記画像付帯情報を前記画像生成手段に送り、前記画像付帯情報に基づいて前記第2の画像データを生成させる ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。 【請求項3】 前記表示手段は、前記第1の画像データに基づく画像を、各画像間に境界ができるように順番に並べて表示し、 前記画像付帯情報取得手段は、該画像が順番に並んで表示されている中から、前記入力手段により所望の隣り合う画像の間の境界が指定されたとき、その境界と並んで表示されている前後の画像に付帯する画像生成条件を含む画像付帯情報を取得する ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記表示されている第2の画像データの中から前記入力手段により選択された画像を、前記入力手段により最初に指定された前記境界に挿入して、前記表示制御手段で表示された連続画像と順番に並べて表示する機能を有することを特徴とする請求項3に記載の医用画像表示装置。 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記第1の画像データに基づく画像を重ねて一枚ずつ順番に連続して表示し、 前記画像付帯情報取得手段は、前記第1の画像データに基づく画像を重ねて表示中に、前記入力手段により所望の画像が選択されたとき、該画像及び該画像と隣り合う画像に付帯する画像生成条件を含む画像付帯情報を取得する ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。 【請求項6】 前記画像生成手段が生成する画像データは、時間的に連続した画像データであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の医用画像表示装置。 【請求項7】 医用画像診断装置で撮像した撮像データから1フレーム単位で構成された連続した画像データを生成する画像生成手段と、前記撮像データと前記画像データを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段とを備える医用画像表示装置であって、 入力手段から指定をされた複数の粗スライス厚の画像データを前記保管手段から取得する画像取得手段と、 前記画像取得手段が取得した該粗スライス厚の画像データに基づく画像を、前記表示手段に順番に各画像間に境界が出来るように並べて表示する表示制御手段と、 該粗スライス厚の画像が順番に並べて表示されている中から、前記入力手段により所望の隣り合う粗スライス厚の画像の間の境界が指定されたとき、該境界に並んで表示されている前後の前記粗スライス厚の画像に付帯する、位置範囲、生成アルゴリズム、及び事前に設定されている所望のスライス厚を含む画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段と、 前記画像付帯情報に対応した前記前後の画像の間における複数の密スライス厚の画像データが前記保管手段にある場合には、保管されている前記複数の密スライス厚の画像データを取得し、前記複数の密スライス厚の画像データが保管手段にない場合には、前記画像付帯情報を前記画像生成手段に送り、前記画像付帯情報に基づいて前記複数の密スライス厚の画像データを生成させる画像取得手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記保管手段から取得した前記複数の前記粗スライス厚の画像データに基づく画像を表示した位置とは別の位置に、前記画像取得手段が取得した前記密スライス厚の画像データに基づく画像を順番に並べて表示する ことを特徴とする医用画像表示装置。 【請求項8】 医用画像診断装置で撮像した撮像データとその撮像データから3D画像のボリュームデータを構成する画像生成手段と、生成された3D画像のボリュームデータを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段と、を備える医用画像表示装置であって、 前記入力手段により指定された所望のデータ密度の3D画像のボリュームデータを前記保管手段から取得する画像取得手段と、 前記画像取得手段が取得した該ボリュームデータに基づく3D画像を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、 前記入力手段により該3D画像における位置と倍率が指定されたとき、当該位置の該ボリュームデータを拡大或いは縮小し、拡大或いは縮小した該ボリュームデータを表示制御手段に送る画像倍率変更手段と、 前記入力手段が指定した倍率が事前に設定された値を超えたときに、前記画像前記入力手段により指定された前記3D画像における位置の画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段を備え、 前記画像取得手段は、前記画像付帯情報取得手段が取得した前記画像付帯情報に基づき、前記画像付帯情報に対応したデータ密度の3D画像のボリュームデータが前記保管手段にある場合には、保管されている該ボリュームデータを取得し、該ボリュームデータが前記保管手段にない場合には、前記画像付帯情報を前記画像生成手段に送り、前記画像付帯情報に対応したボリュームデータを生成させ、 前記画像倍率変更手段は、前記画像取得手段が取得した前記3D画像のボリュームデータに基づく画像を、前記入力手段から指定された倍率で拡大或いは縮小し、 前記表示制御手段は、拡大或いは縮小された該3D画像のボリュームデータを前記表示手段に表示する ことを特徴とする医用画像表示装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、医用画像診断装置が生成する画像表示装置に関するもので、特に間引き表示または粗スライス厚画像群が一覧表示されている場合に、密スライス厚画像を挿入する画像表示に関する。 【背景技術】 【0002】 医用画像診断においては、X線診断装置、超音波診断装置、MRI装置やCT装置などの医用画像診断装置で撮像したデータを収集し、そのデータを基に画像生成装置で画像を生成して診断用の医用画像が得られる。そして、従来、医用画像のフィルムに出力されるイメージ(仮想フィルム)を画面に表示し編集を行うフィルミング処理等では、一画面で複数の生成された医用画像をモニタに一覧表示して、それらの画像を扱っている。 【0003】 しかし、近年、これらの医用画像診断装置が出力可能な画像枚数は非常に増加しており、全ての密スライス厚の画像を1画面の中に表示することは画像の枚数が多すぎて画面に収まりきらないことがあり、また、出力可能な画像全てのフィルミングを行うことは非常に煩雑であり、かつ莫大な費用がかかるようになりつつある。 【0004】 そのため、フィルミング用にスライス厚の厚い専用画像群を作成したり、ある枚数ごとのスキップ表示をしたり(例えば、特許文献1参照。)、間引いたスライス画像の表示やスライス位置指定の画像生成をしたり(例えば、特許文献2参照。)することで、出力画像を減らすという方法が実施されている。 【特許文献1】特開2001−230992号公報 【特許文献2】特開2005−143947号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、単純に画像をスキップ表示した場合、スキップの間隔を長く取るとその間隔の中の重要な患部がスキップされて表示されなかったり、スライス厚を厚くした場合には、スライス厚が厚いため、その厚の中に重要な患部が含まれてしまい表示されなかったりするおそれがある。そのため、本来画像診断を必要とする重要な患部を見落とす可能性があった。他方、この見落としをなくすためにスキップ間隔を狭くしたり、スライス厚を薄くしたりした場合、従来の問題点と同様に、モニタの大きさから全画像の表示が困難になったり、フィルミングを行うことが高価でかつ手間の掛かるものになってしまったりする。 【0006】 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、間引き表示または粗スライス厚の画像群が一覧表示されている場合に、指定した画像間の位置の簡単な確定により、それらの間隔が粗の画像である粗スライス厚の画像間に、間隔が密な画像である密スライス厚の画像を、容易に挿入して表示することができることを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 請求項1に記載の医用画像表示装置は、医用画像診断装置で撮像した撮像データから1フレーム単位で構成された連続した画像データを生成する画像生成手段と、前記撮像データと前記画像データを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段とを備える医用画像表示装置であって、前記入力手段から指定された複数の第1の画像データを前記保管手段から取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した前記第1の画像データに基づく画像を、前記表示手段に順番に表示する表示制御手段と、該画像が順番に表示中に、前記入力手段により所望の隣り合う前後の画像の間が指定されたとき、その前後の画像に付帯する画像生成条件を含む画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段とを備え、前記画像取得手段は、前記画像付帯情報取得手段が得た前記画像付帯情報に基づき、前記前後の画像の間における複数の第2の画像データを取得し、前記表示制御手段は、前記画像取得手段が取得した前記第2の画像データに基づく画像を順番に並べて表示することを特徴とする。 【0008】 請求項7に記載の医用画像表示装置は、医用画像診断装置で撮像した撮像データから1フレーム単位で構成された連続した画像データを生成する画像生成手段と、前記撮像データと前記画像データを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段とを備える医用画像表示装置であって、入力手段から指定をされた複数の粗スライス厚の画像データを前記保管手段から取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した該粗スライス厚の画像データに基づく画像を、前記表示手段に順番に各画像間に境界が出来るように並べて表示する表示制御手段と、該粗スライス厚の画像が順番に並べて表示されている中から、前記入力手段により所望の隣り合う粗スライス厚の画像の間の境界が指定されたとき、該境界に並んで表示されている前後の前記粗スライス厚の画像に付帯する、位置範囲、生成アルゴリズム、及び事前に設定されている所望のスライス厚を含む画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段と、前記画像付帯情報に対応した前記前後の画像の間における複数の密スライス厚の画像データが前記保管手段にある場合には、保管されている前記複数の密スライス厚の画像データを取得し、前記複数の密スライス厚の画像データが保管手段にない場合には、前記画像付帯情報を前記画像生成手段に送り、前記画像付帯情報に基づいて前記複数の密スライス厚の画像データを生成させる画像取得手段とを備え、前記表示制御手段は、前記保管手段から取得した前記複数の前記粗スライス厚の画像データに基づく画像を表示した位置とは別の位置に、前記画像取得手段が取得した前記密スライス厚の画像データに基づく画像を順番に並べて表示することを特徴とする。 【0009】 請求項8に記載の医用画像表示装置は、医用画像診断装置で撮像した撮像データとその撮像データから3D画像のボリュームデータを構成する画像生成手段と、生成された3D画像のボリュームデータを保管する保管手段と、入力手段と、表示手段と、を備える医用画像表示装置であって、前記入力手段により指定された所望のデータ密度の3D画像のボリュームデータを前記保管手段から取得する画像取得手段と、前記画像取得手段が取得した該ボリュームデータに基づく3D画像を、前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記入力手段により該3D画像における位置と倍率が指定されたとき、当該位置の該ボリュームデータを拡大或いは縮小し、拡大或いは縮小した該ボリュームデータを表示制御手段に送る画像倍率変更手段と、前記入力手段が指定した倍率が事前に設定された値を超えたときに、前記画像前記入力手段により指定された前記3D画像における位置の画像付帯情報を取得する画像付帯情報取得手段を備え、前記画像取得手段は、前記画像付帯情報取得手段が取得した前記画像付帯情報に基づき、前記画像付帯情報に対応したデータ密度の3D画像のボリュームデータが前記保管手段にある場合には、保管されている該ボリュームデータを取得し、該ボリュームデータが前記保管手段にない場合には、前記画像付帯情報を前記画像生成手段に送り、前記画像付帯情報に対応したボリュームデータを生成させ、前記画像倍率変更手段は、前記画像取得手段が取得した前記3D画像のボリュームデータに基づく画像を、前記入力手段から指定された倍率で拡大或いは縮小し、前記表示制御手段は、拡大或いは縮小された該3D画像のボリュームデータを前記表示手段に表示することを特徴とする。 【発明の効果】 【0010】 請求項1に記載の医用画像表示装置によれば、順番に表示されている医用画像を参照して、重要と思われる部分の画像の間を指定するだけで、その画像の間における密スライス厚の画像が表示される。これにより、画像診断のために出力可能な全ての画像を表示することなく、簡単な操作で必要最小限の画像の出力が可能になるので、診断のために画面に表示する画像数が削減でき、画像診断がしやすくなるとともに、重要な部分は密スライス厚の画像で表示されるので、重要患部を見落とすことなく効果的な診断行為を行うことができる。 【0011】 請求項7に記載の医用画像表示装置によれば、順番に並んで表示されている粗スライス厚の医用画像を参照して、重要患部が含まれると思われる部分の境界を指定するだけで、その境界の前後の粗スライス厚の画像の間における密スライス厚の画像が表示される。これにより、順番に並んでいる画像の境界を選択するという簡単な操作だけで、その部分に位置する密スライス厚の画像を表示し、より詳細な画像診断が行うことができ、画像診断を行う医師は、簡単な操作で効果的な診断行為を行うことが可能になる。また、必要とする密スライス厚の画像のみを生成するので、生成された画像が使用する記憶領域の削減も可能となる。 【0012】 請求項8に記載の医用画像表示装置によれば、3D医用画像を拡大或いは縮小していく経過で、たとえデータ密度の高い3D医用画像を装置が保有していなくても、保有している信号データから拡大部分のデータ密度の高い3D医用画像、或いは縮小部分のデータ密度の低い3D画像を生成して、操作者に医用画像データの変更を意識させることなく、自動的に拡大部分のデータ密度の高い3D医用画像、或いは縮小部分のデータ密度の低い3D画像が表示される。したがって、必要な部分だけデータ密度の高い3D画像、或いはデータ密度の低い3D画像が作られることになり、生成された画像による使用する記憶領域の削減ができるとともに、重要患部を見落とすことなく効果的な診断行為を行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 〔第1の実施形態〕 図1は本発明に係る医用画像表示装置の機能構成を示したブロック図、図2は本実施形態のデータの保管方法を表した説明図、図3は実施形態に係る画像表示の説明図、図5は本発明に係る画像表示のレイアウトの説明図である。 【0014】 図1に示すように、本発明に係る医用画像表示装置の構成としては保管手段1、入力手段2、表示制御手段3、表示手段4、画像取得手段5、画像付帯情報取得手段6、画像生成手段7を備えており、これら各手段は制御手段8により制御されている。図1における実線はデータの流れであり、点線は制御系である。また、表示制御手段3、画像取得手段5、画像付帯情報取得手段6、画像生成手段7、及び制御手段8はCPUで構成されている。 【0015】 以下、図1、図2、図3、及び図5を参照しながら第1の実施形態における医用画像表示装置の動作を説明する。本実施形態の医用画像表示装置には事前にMRIやCT等の医用画像撮像装置で特定の部位を撮像した生データAが保管手段1に保管されている。さらに、その生データAから生成された連続した画像データである画像群もいくつか保管されている。ここで、本実施例において連続した画像データとは、撮像対象部位に対するスライス位置を基準とし、等間隔で並んだ位置の画像において、撮像対象部位の変化の順に撮像したときの画像データの順序の連続性を表わしている。この連続した画像データは、撮像対象全体に対する3次元位置を基準とした位置的連続であっても、また撮像の時間を基準とした時間的連続であってもよい。また、上記画像データは、スライスした断面の1枚の画像を1フレームとして、その1フレーム単位で構成されている。 【0016】 図2はこの保管状態を視覚的に表示したものである。ここでは、撮像した信号データである生データAが存在し、その生データAから生成されたスライス厚の厚い3mmでスライスされた連続した粗スライス厚の画像群(以下、「粗スライス画像群」という。)と、その粗スライス画像群の各間に対応したその間を埋める、生データAから生成されたスライス厚の薄い1mmスライスの連続した密スライス厚の画像群(以下、この画像群を前述の「粗スライス画像群」に対して「密スライス画像群」という。)が存在している。ここで、密スライス画像群は対象部位を撮像した生データAの全体で存在している必要はなく、以前に生成したもの、もしくは特に生成しておいたものが保管手段1に保管されており、その他の密スライス画像群は存在している必要はない。ここで、本実施例では、保管手段1はハードディスクであるが、これは、揮発性のメモリ領域や、システム間をまたがった記憶領域でも可能である。 【0017】 画像取得手段5が、画像診断を行う医師による入力手段2からの医用画像の表示要求を受けて、3mmの粗スライス厚の画像である粗スライス厚画像S1、S2、S3、S4、S5、及びS6を保管手段1の粗スライス画像群から取得し、表示制御手段3に取得した粗スライス厚画像S1乃至S6を送る。これら粗スライス厚画像S1乃至S6は図3(A)に示される粗スライス厚画像S1乃至S6に当たる。ここで、以下、粗スライス厚画像S1乃至S6の6枚の画像が最初に表示された場合で説明を行うが、この粗スライス厚画像の表示枚数には特に制限はない。 【0018】 表示制御手段3が、画像取得手段5から受け取った粗スライス厚画像S1乃至S6を、図3(A)のように、連続した粗スライス厚画像S1乃至S6のそれぞれの画像の間に境界001a乃至001dが出来るよう順番に並べて表示手段4に表示する。ここで、例えば、粗スライス画像S1と粗スライス画像S2との間の境界001aとは2つの画像の間のグレーで示す領域001aのことを指し、他の粗スライス画像間における境界001b乃至001dも同様にその2つの画像の間の領域を指す。これにより、画像診断を行う医師は、表示手段4に並んだ連続する粗スライス厚画像S1乃至S6で診断することができ、患部の大まかな画像診断が可能となる。ただし、この段階では粗スライス厚画像S1乃至S6による診断なので、スライスの厚みの中に重要な患部が含まれてしまい、重要な患部の画像が表示されていないことがある。そこで、診断する医師は、連続して並んでいる粗スライス厚画像S1乃至S6で診断することで、どの画像とどの画像の間に重要な患部が含まれているか見当を付ける。 【0019】 このほかにも、画像の表示方法としては、図5に示すように様々な画像表示のレイアウトにすることが可能である。例えば、図5には画像表示のレイアウトの一例として、2×2、4×4ハイライト、3×3、及び3×3ハイライトが示されている。ここで、図5は表示手段4に複数の医用画像を表示している状態を示しており、外枠が表示手段4を、その中にある各四角形が表示している医用画像を表している。また、図5におけるハイライトとは、特定の画像を他の画像と比較して大きなサイズの画像として表示することで、その画像を強調して表示しているレイアウトを表している。例えば、図5で示すように、4×4ハイライトのレイアウトにおけるH1がハイライトされた画像であり、3×3ハイライトのレイアウトにおけるH2がハイライトされた画像である。 【0020】 画像診断を行っている医師は、入力手段2を使用して、図3(A)に示すようなマーカ002などを移動させ決定することにより、順番に並んでいる粗スライス厚画像S1乃至S6の間における境界001a乃至001dのうちの一つの指定をする。表示制御手段3は、該指定を受けて粗スライス厚画像S1乃至S6のどの画像間の境界が指定されているかを認識し、さらに、該境界をはさむ前後の画像を特定する情報を認識する。ここで、境界の認識方法は、各画像間の境界の領域に含まれる点の座標を記憶しておき、その領域の中の点をマウスなどを使用して、マーカ002で指定し、確定することで、その指定した点の座標を含む境界の位置が認識される。 【0021】 画像付帯情報取得手段6が、表示制御手段3から該境界をはさむ前後の画像を特定する情報を受けて、保管手段1に保管されている該境界をはさんでいる前後の画像から、位置範囲、生成アルゴリズム種、及びスライス厚を含む画像付帯情報を取得し、画像取得手段5に送る。 【0022】 例えば、境界選択の例として図3(A)では、画像診断を行っている医師により、重要患部が粗スライス画像S1と粗スライス画像S2との間にあると思われた場合、前記医師は粗スライス画像S1と粗スライス画像S2の間の境界001aにマーカ002を合わせて、確定させることより、そのマーカ002で指定された点の座標情報から、表示制御手段3によって、粗スライス画像S1と粗スライス画像S2の間の境界001aの位置が認識され、その境界001aの位置からその境界001aをはさむ粗スライス画像S1と粗スライス画像S2が認識される。この画像を特定する情報を受けて、画像付帯情報取得手段6は、保管手段1内の粗スライス画像S1及びS2を参照し、位置範囲としては粗スライス画像S1が表示している切断面から粗スライス画像S2が表示している切断面の間、生成アルゴリズムは生データAからスライス画像を生成するアルゴリズム、生成パラメータとしてはスライス厚1mmという画像生成条件を含む画像付帯情報を取得し、それらの画像付帯情報を画像取得手段5に送る。 【0023】 ここで、画像生成条件の1つである生成パラメータとして、スライス厚1mmを採用しているが、重要患部を発見できる程度の厚みであればよく、他のスライス厚を採ることも可能である。また、本実施形態ではスライス位置情報を基準としているため生成パラメータをスライス厚1mmとしているが、連続画像の基準として時間をとった場合には生成パラメータは1秒間隔などであり、3次元位置を基準とした場合にはその基準となる位置の間隔を1mmにしたものになる。 【0024】 次に、画像取得手段5が密スライス画像を取得する方法を説明する。まず、画像取得手段5は、画像付帯情報取得手段6から受け取った画像付帯情報である、粗スライス画像S1が表示している切断面から粗スライス画像S2が表示している切断面の間の位置範囲、生データAから密スライス画像を生成する再生アルゴリズム、及びスライス厚1mmの生成パラメータ、に対応した密スライス画像群が保管手段1の中に存在するかを確認する。 【0025】 画像取得手段5は、保管手段1にすでにそのような密スライス画像群が存在している場合にはその画像群を保管手段1から取り出す。例えば、図2において、生データAから生成されたスライス画像S1とスライス画像S2の画像間の1mm厚の密スライス厚の画像である密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3が保管手段1の中に存在している。この場合、画像取得手段5は、図2に示される密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を取得する。 【0026】 また、画像取得手段5は、取得した画像付帯情報に対応した密スライス画像群が保管手段1の中に存在しない場合には、画像生成手段7に当該画像付帯情報を送る。 【0027】 画像生成手段7は、生成アルゴリズムを参照し、取得した画像付帯情報を有する粗スライス画像の生成の元になった生データAを取り出し、この生データAを基に受け取った当該画像付帯情報に対応した密スライス画像群の生成を、取得した画像付帯情報を有する粗スライス画像の間を補間する方法で行い、生成した密スライス画像を画像取得手段5に送る。これにより、画像取得手段5は、密スライス画像を取得する。 【0028】 具体的には、図2において、粗スライス画像S2と粗スライス画像S3の画像間の位置範囲、及びスライス厚1mmの密スライス画像群が、画像取得手段5の受け取った画像付帯情報に適合した密スライス画像群の場合、保管手段1の中にはそれに対応する密スライス画像群は存在しない。そこで、画像取得手段5は粗スライス画像S2と粗スライス画像S3の画像間の位置範囲、及びスライス厚1mm、生データAからの画像生成のアルゴリズムを画像生成手段7に送る。画像生成手段7は粗スライス画像S2と粗スライス画像S3の生成元となる生データAを取り出し、生データAを基に、粗スライス画像S2と粗スライス画像S3の間の範囲、生データAからスライス画像を構成するアルゴリズム、及びスライス厚1mmという画像取得手段5から取得した画像付帯情報を利用して、密スライス画像M2−1、M2−2、及びM2−3に該当する密スライス画像群を、粗スライス画像S2と粗スライス画像S3の間の補間により生成し、画像取得手段5に送る。 【0029】 次に、表示制御手段3による、画像取得手段5が取得した画像の表示について説明する。以下、画像取得手段5が密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を取得した場合を例に説明する。表示制御手段3は、画像取得手段5から密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を受けて、それらの画像を表示手段4に表示する。本実施形態では、図3(B)に示すように、表示手段4に表示されている粗スライス画像S1乃至S6と区別を明確にするため、サブウィンドウ003を使用して粗スライス画像S1乃至S6とは別の場所に密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3表示させる。ここで、本実施形態では、サブウィンドウ003を使用して密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を表示しているが、この表示方法には特に制限はなく、例えば、表示手段4に既に表示されている粗スライス画像S1乃至S6と並べて表示してもよい。これにより、画像診断を行っている医師は自ら指定した粗スライス画像S1及び粗スライス画像S2の間におけるより細かいスライス厚の密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を容易に確認することができ、粗スライス厚の厚みの中に隠れていた重要な患部の画像診断をすることが可能になる。 【0030】 次に、本装置における密スライス画像表示の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。 【0031】 ステップS01:画像取得手段5が、入力手段2により指定された粗スライス画像Sを保管手段1から取得し、表示制御手段3が、その粗スライス厚画像S1乃至S6を表示手段4に順番に並べて表示する。 【0032】 ステップS02:表示制御手段3が、入力手段2からの指定された粗スライス画像S1と粗スライス画像S2の間の境界001aの位置情報を認識し、その境界001aをはさむ前後の粗スライス画像S1及び粗スライス画像S2を特定する情報を認識する。 【0033】 ステップS03:画像付帯情報取得手段6が、認識された粗スライス画像S1及びS2を特定する情報に基づき、保存手段1から粗スライス画像S1及び粗スライス画像S2の画像付帯情報を取得する。 【0034】 ステップS04:画像付帯情報取得手段6が、画像取得手段5に取得した画像付帯情報を送信する。 【0035】 ステップS05:画像取得手段5が、保管手段1に画像付帯情報に対応した密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3が存在するかを調べ、存在しない場合には、画像生成手段7に対応する粗スライス厚画像S1乃至S6の生成を要求し、存在する場合には、ステップS07へ進む。 【0036】 ステップS06:画像生成手段7が、画像付帯情報に基づき保管手段1に存在する生データAから画像付帯情報に対応する密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を生成する。 【0037】 ステップS07:画像取得手段5が、保管手段1又は画像生成手段7から画像付帯情報に対応する密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を取得する。 【0038】 ステップS08:表示制御手段3が、表示手段4に画像取得手段5が取得した密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を順番に並べて表示する。 【0039】 〔第2の実施形態〕 第2の実施形態における医用画像表示装置は、第1の実施形態の医用画像表示装置において、表示された密スライス画像群の中から、入力手段2により選択された密スライス厚の画像を、当初表示されていた粗スライス厚の画像の境界のうち入力手段2により当初指定された境界に挿入して表示するものである。本実施形態は第1の実施形態において、粗スライス画像S1と粗スライス画像S2との間の境界001aが入力手段2により指定され、その境界001aに対応する密スライス画像群として、密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3が表示手段4上でサブウィンドウ003に表示されている場合を考える(図6(A)参照)。 【0040】 表示制御手段3は、サブウィンドウ003に表示された密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3の中からの画像の入力手段2による選択の信号を受け取る。ここで選択される画像の数は1枚でも複数枚でもよい。本実施例では密スライス画像M1−1を選択したものとする(図6(A)参照)。 【0041】 次に、表示制御手段3は、選択された密スライス画像M1−1を、入力手段2により最初に指定された境界001aの位置である粗スライス画像S1と粗スライス画像S2の間に挿入し、当初から表示されている粗スライス厚画像S1乃至S6とともに、連続する画像として粗スライス画像S1,密スライス画像M1−1,粗スライス画像S2,粗スライス画像S3,粗スライス画像S4,粗スライス画像S5,粗スライス画像S6の順番に並べて表示手段4に表示する(図6(B)参照)。 【0042】 さらに、挿入した密スライス画像M1−1とわかるように、密スライス画像M1−1をハイライト表示することも可能である。本実施例では画像M1−1の周りを太枠や色を変えるなどして強調表示している。これは、作成条件が異なる画像の取り違えを防ぎ、安全性が向上するとともに、追加選択した特記すべき画像であることも一目でわかるので、効率の良い診断が可能になる。本実施形態ではハイライト表示として、画像の周りを強調して表示する方法を用いているが、これは、強調して表示するのであれば他の方法でもよく、例えば、図5における4×4ハイライトや3×3ハイライト等のハイライト部を有するレイアウトが使用された場合には、ハイライト部であるH1又はH2等に密スライス画像M1−1を表示することで強調表示してもよい。 【0043】 表示制御手段3は、入力手段2により画像を挿入しない指示を受け取った場合には、表示した密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を除いて、当初から表示されている粗スライス厚画像S1乃至S6のみを順番に並べて表示する(図6(C)参照)。これにより、表示させた密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3の中に診断に必要な画像がなかったときには、当初から表示されている粗スライス厚画像S1乃至S6のみを表示する状態に戻すことが可能となり、表示手段4に表示する画像を削減できる。 【0044】 このように、従来では、一覧性の向上やフィルム枚数の削減のために粗スライス厚の画像で診断している場合に、密スライス厚の画像を閲覧したいと思うと、操作者がどこの範囲をどのようなスライス厚でどうやって画像生成するか細かく設定し、生成したものを元の粗スライス厚の画像とは別に閲覧し、診断を行うという不便な状況であったものが、本実施形態に拠れば、粗スライス厚の画像を閲覧しながら、指定したい画像間をクリックまたはポインタを合わせるだけで、その画像間の密スライス厚の画像が表示され、さらに、簡単な挿入命令により、元の粗スライス厚の画像と並べて順番に表示することが出来る。したがって、一覧性の向上やフィルム枚数の削減とともに、簡単な操作による、効率がよく効果的な診断が可能になる。 【0045】 〔第3の実施形態〕 第3の実施形態の医用画像表示装置は、第1の実施形態における医用画像装置において、連続する医用画像を一枚ずつ順番に重ねて表示しするものとし、それら1枚ずつを順番に表示する構成(スクリーニング)である(図7参照)。 【0046】 画像取得手段5が、画像診断を行う医師による入力手段2からの医用画像の表示要求を受けて、3mmの粗スライス画像Sを保管手段1の粗スライス画像群から取得し、表示制御手段3に取得した粗スライス厚画像S1乃至S6を送る。 【0047】 表示制御手段3が、画像取得手段5から受け取った連続する粗スライス厚画像S1乃至S6を、入力手段2からの入力により、1枚ずつ表示手段4に順番に表示していく。これにより、画像診断を行う医師は、スライス位置が徐々に移動していくように、粗スライス厚画像S1乃至S6を見ることができ、患部の大まかな画像診断が可能となる。これは、例えば、図7に示すようにマウスのホイール操作、画像送りのためのエンコーダ操作、又は一定時間の自動画像送りにより、順番に連続した画像を表示するものである。 【0048】 画像付帯情報認識手段6は、順番に表示されていく粗スライス厚画像S1乃至S6の中の1つの画像である粗スライス画像S2という入力手段2からの指定を受けて、保管手段1に保管されている粗スライス画像S2と粗スライス画像S1から、粗スライス画像S1と粗スライス画像S2の間の位置範囲、生データAからの生成アルゴリズム、スライス厚1mmという画像付帯情報を取得し、画像取得手段5に送る。ここでは、画像付帯情報を取得する画像を、選択された画像とその前の画像としているが、これは選択された画像とその後の画像とすることも可能である。 【0049】 画像取得手段5は、画像付帯情報取得手段6からの前述の画像付帯情報を受けて、保管手段1もしくは画像取得手段5から当該画像付帯情報に対応した密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を取得する。 【0050】 表示制御手段3、画像取得手段5から送られてきた密スライス画像M1−1、M1−2、及びM1−3を、最初に入力手段2で指定した粗スライス画像S2と、それに連続する画像付帯情報を取得した粗スライス画像S1との間に挿入し、入力手段2からの入力により、連続した画像を順番に表示していく。具体的には、マウスのホイール操作などを受けて、粗スライス画像S1の次に密スライス画像M1−1,M1−2,M1−3を表示した後、粗スライス画像S2以降を順番に表示する。 【0051】 これにより、医用画像をスクリーニング表示して画像診断する場合においても、粗スライス厚の画像を閲覧しながら、指定したい画像間を指定し、指定した位置を確定するだけで、その画像間の密スライス厚の画像が挿入され、元の粗スライス厚の画像と並べて順番に表示することが出来る。したがって、一覧性の向上やフィルム枚数の削減とともに、簡単な操作による、効率がよく効果的な診断が可能になる。 【0052】 〔第4の実施形態〕 第4の実施形態における医用画像表示装置を、図8、図9、及び図10を参照して説明する。図8は本実施形態に係る医用画像表示装置における機能ブロック図、図9は本実施形態のデータの保管方法を現した説明図、図10は本実施例におけるボリュームブロックの拡大表示を説明するための図である。 【0053】 図8に示すように、本実施形態に係る医用画像表示装置の構成としては保管手段1、入力手段2、表示制御手段3、表示手段4、画像取得手段5、画像付帯情報取得手段6、画像生成手段7、画像倍率変更手段9を備えており、これら各手段は制御手段8により制御されている。図8における実線はデータの流れであり、点線は制御系である。また、表示制御手段3、画像取得手段5、画像付帯情報取得手段6、画像生成手段7、制御手段8、及び画像倍率変更手段9はCPUで構成される。 【0054】 本実施形態の医用画像表示装置には事前にMRIやCT等の医用画像撮像装置で撮像した生データBが保管手段1に保管されている。さらに、その生データBから生成された複数の画像群も保管されている。図9はこの保管状態を視覚的に表示したものである。ここでは、撮像した生データBが存在し、その生データBから生成されたデータ密度の低い3D画像の粗ボリュームブロックS1,S2,S3と、その粗ボリュームブロック群と同じ位置で、よりデータ密度の高い3D画像のデータを有する密ボリュームブロックM11,M12,M13,M21,M22,M23が存在している。 【0055】 まず、画像取得手段5が、画像診断を行う医師による入力手段2からの医用画像の表示要求を受けて、粗ボリュームブロックS1を保管手段1から取得し、表示制御手段3に取得した粗ボリュームブロックS1画像を送る。 【0056】 表示制御手段3が、画像取得手段5から受け取った粗ボリュームブロックS1を、表示手段4に表示する。この表示状態を表したものが図10(A)である。これにより、画像診断を行う医師は、表示手段4に表示された粗ボリュームブロックS1で診断することができ、患部の大まかな画像診断が可能となる。 【0057】 ここでまず、画像を拡大する場合を説明する。表示制御手段3は、診断医師による入力手段2からの入力により指定された表示されている画像の中の点004(図10(A)参照)の粗ボリュームブロックS1における位置および倍率(ここでは、拡大率をいう。)を認識する。次に、表示制御手段3は、指定された拡大率が事前に設定された拡大率を超えない場合、指定された拡大率で画像倍率変更手段9により粗ボリュームブロックS1を拡大させ、拡大された粗ボリュームブロックS1を表示手段4に表示する。この表示状態を表したものが図10(B)である。これに対し、指定された拡大率が設定された拡大率を超える場合、画像付帯情報取得手段6に対して、指定された点004における画像付帯情報の取得を要求する。ここで、画像倍率変更手段9による画像の拡大方法は、単に指定された点004を中心にして、画像の各長さを等倍にしていくものである。したがって、この拡大では拡大しても粗ボリュームブロックS1の粗い画像データをそのまま使用しているので、ある程度拡大すると画像が見難くなる。 【0058】 画像付帯情報取得手段6は、指定された点004における、3D画像の位置情報、生データBからの生成アルゴリズム、データ密度を含む画像付帯情報を保管手段1から取得し、該画像付帯情報を画像取得手段5に送る。例えば、取得した画像付帯手段に対応する密ボリュームブロックが密ボリュームブロックM11である場合を考える。 【0059】 画像取得手段5は、画像付帯情報取得手段6からの画像付帯情報を受けて、保管手段1に画像を取得しに行く。ここで、その画像付帯情報に対応した密ボリュームブロックM11が保管手段1にあれば、その密ボリュームブロックM11を取得する。これに対し、該当する密ボリュームブロックM11が保管手段1になければ、画像生成手段7に前述の3D画像の位置情報、生データからの生成アルゴリズム、データ密度を含む画像付帯情報を送る。 【0060】 画像生成手段7は、画像取得手段5からの画像付帯情報をうけて、その情報に基づいて保管手段1にある生データBから画像取得要求の情報に適した密ボリュームブロックM11を生成し、生成した密ボリュームブロックM11を画像取得手段5に送る。 【0061】 画像取得手段5は、保管手段1から得た、もしくは、画像生成手段7で生成されて送られてきた密ボリュームブロックM11を表示制御手段3に送る。 【0062】 表示制御手段3は、画像取得手段5から受け取った密ボリュームブロックM11を、指定された拡大率で画像倍率変更手段9に拡大させ、当初の表示画像である粗ボリュームブロックS1の拡大された画像に変えて表示手段4に表示する。この表示状態を表したものが図10(C)である。 【0063】 次に、画像を縮小する場合を説明する。拡大する場合とは逆に画像を縮小させる場合には、大きな範囲では細かいところまでは視認できないため、細かい画像は必要としない。さらに、密ボリュームブロックの演算処理は負荷が大きくなるため、大きな範囲を表示するときに密ボリュームブロックを使用することは好ましくない。そこで、表示制御手段3は、入力された倍率(ここでは、縮小率を言う。)が事前に設定されている縮小率を超えない場合には、表示させている画像の密ボリュームブロックM11を使用して、画像倍率変更手段9に画像の縮小を行なわせ、表示手段4に該縮小した画像を表示させる。これに対し、入力された倍率が事前に設定されている縮小率を超える場合には、画像取得手段5は、画像付帯情報取得手段6からの画像付帯情報を受けて、保管手段1に保管されている粗ボリュームブロックS1を取得する。また、保管手段1に粗ボリュームブロックS1が保管されていない場合には、画像取得手段5は、画像付帯情報取得手段6からの画像付帯情報を基に、画像生成手段7に生データBから粗ボリュームブロックS1を生成させ、その生成された粗ボリュームブロックS1を取得する。そして、表示制御手段3は、画像取得手段5から受けた粗ボリュームブロックS1を、指定された縮小率で画像倍率変更手段9に縮小させ、当所の表示画像である密ボリュームブロックM11の縮小された画像に変えて表示手段4に表示させる。 【0064】 これにより、画像診断を行う医師は医用画像を拡大又は縮小していく最中に、データ密度が低い3D画像の粗ボリュームブロックからデータ密度が高い3D画像の密ボリュームブロックに置き換える操作や、そのための密ボリュームブロックの画像生成を自ら行うことなく、自動的にデータ密度が高い3D画像に基づく拡大画像を使用でき、また、データ密度が高い3D画像の密ボリュームブロックからデータ密度が低い3D画像の粗ボリュームブロックに置き換える操作や、そのための粗ボリュームブロックの画像生成を自ら行うことなく、自動的にデータ密度が低い3D画像に基づく縮小画像を使用できるので、効率よく効果的な、重要患部の画像診断を行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0065】 【図1】第1の実施形態に係る医用画像表示装置の機能構成を示すブロック図 【図2】第1の実施形態に係る保管手段のデータの保管方法を示す図 【図3】第1の実施形態に係る画像表示方法の説明図 (A)粗スライス画像のみの表示 (B)粗スライス画像とともに密スライス画像を表示した場合の表示 【図4】第1の実施形態に係る画像表示装置の動作を示すフローチャート 【図5】第1実施形態及び第2の実施形態に係る画像表示のレイアウトの説明図 【図6】第2の実施形態に係る画像表示方法の説明図 (A)挿入する密スライス画像を選択する前の表示 (B)選択された密スライス画像を粗スライス画像の間に挿入した場合の表示 (C)挿入する密スライス画像が選択されずにキャンセルが選択された場合の表示 【図7】第3の実施形態に係る画像表示方法の説明図 【図8】第4の実施形態に係る医用画像表示装置の機能構成を示すブロック図 【図9】第4の実施形態に係る保管手段のデータの保管方法を示す図 【図10】本実施例における拡大されたボリュームブロックの拡大表示を説明するための図 (A)粗ボリュームブロックの標準の表示 (B)粗ボリュームブロックを使用した拡大表示 (C)密ボリュームブロックを使用した拡大表示 【符号の説明】 【0066】 1 保管手段 2 入力手段 3 表示制御手段 4 表示手段 5 画像取得手段 6 画像付帯情報取得手段 7 画像生成手段 8 制御手段 9 画像倍率変更手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】594164542 【氏名又は名称】東芝メディカルシステムズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月9日(2006.8.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081411 【弁理士】 【氏名又は名称】三澤 正義
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| 【公開番号】 |
特開2008−36252(P2008−36252A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月21日(2008.2.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−216549(P2006−216549) |
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