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【発明の名称】 内視鏡装置
【発明者】 【氏名】松井 頼夫

【氏名】松浦 伸之

【氏名】高瀬 精介

【氏名】木村 英伸

【氏名】吉田 尊俊

【要約】 【課題】簡便にバルーンの膨張/収縮の速度を制御可能な内視鏡装置を提供する。

【構成】内視鏡装置は、オーバーチューブ14に設けられたバルーン74と、オーバーチューブの外部からバルーンの内部に連通する連通管路116と、この連通管路を介してバルーンに流体を供給/排出する給排装置102と、連通管路の管路抵抗を変化させてバルーンへの気体の供給速度および排出速度を途中で変化させることが可能な管路抵抗変化機構104とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡の挿入部、または、内視鏡の挿入部を挿通可能な中空部を有するチューブ体に設けられたバルーンと、
前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部から前記バルーンの内部に連通する連通管路と、
前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部の前記連通管路を介して前記バルーンに流体を供給/排出する給排装置と、
前記連通管路の管路抵抗を変化させて前記バルーンへの気体の供給速度および排出速度を途中で変化させることが可能な管路抵抗変化機構と
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【請求項2】
前記給排装置が前記連通管路に向かって流体を供給する供給速度、および、前記連通管路を通して流体を排出する排出速度は、略定常であり、
前記管路抵抗変化機構は、前記連通管路の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させて前記給排装置から前記バルーンへの流体に抵抗を与えて供給速度を低下させ、前記連通管路の少なくとも一部の断面積を最大の状態またはそれに近い断面積にして前記給排装置によって前記バルーンから外部への流体の排出速度をより速くする管路断面積変化機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項3】
前記給排装置が前記連通管路に向かって流体を供給する供給速度、および、前記連通管路を通して流体を排出する排出速度は、略定常であり、
前記管路抵抗変化機構は、前記連通管路の断面積を最大の状態またはそれに近い断面積にして前記給排装置から前記バルーンへの流体の供給速度をより速くし、前記連通管路の少なくとも一部の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させて前記給排装置によって前記バルーンから外部への流体に抵抗を与えて排出速度を低下させる管路断面積変化機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項4】
前記連通管路は押圧により中空部分の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させ、押圧を解除すると最大の断面積またはそれに近い断面積に戻る弾性を備え、
前記断面積変化機構は、前記連通管路の中空部分の断面積を小さくするときに外側から押圧し、押圧を解除して断面積を最大の状態またはそれに近い断面積に戻すときに退避する押圧機構を備えていることを特徴とする請求項2もしくは請求項3に記載の内視鏡装置。
【請求項5】
前記押圧機構は、回転量を制御するモータと、このモータの回転軸の回転に伴って回転するカムとを備え、
前記モータは、前記給排装置と連動してその回転軸を回転動作させるように前記給排装置と共通の制御装置に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡装置。
【請求項6】
前記断面積変化機構は、前記給排装置と、前記内視鏡の前記挿入部または前記チューブ体との間に設けられ、前記給排装置側の連通管路と、前記内視鏡の前記挿入部側または前記チューブ体側の連通管路との軸をずらして断面積を変化させるズレ機構を備えていることを特徴とする請求項2もしくは請求項3に記載の内視鏡装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばオーバーチューブなどのチューブ体に設けられたバルーンや内視鏡の挿入部に設けられたバルーンなどに流体を供給/排出する給排装置を有する内視鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば内視鏡とともに使用するオーバーチューブなどに設けられたバルーンの制御においては、バルーンを膨張させて例えば小腸などの薄い管路(体壁)を広げるように圧迫するとき、体壁への影響を極力抑えるためゆっくりと圧迫して押し広げる。このため、バルーンの膨張もそれに合わせてゆっくりと行う。一方、バルーンを収縮させる場合は次の操作に素早く移行することが好適であるため、より素早く収縮させることが好ましい。
【0003】
特許文献1には、バルーンへの流体の供給速度や、バルーンからの流体の排出速度を変化させるため、給排装置の駆動モータの作動速度を可変にするものが知られている。
【特許文献1】特開2002−301019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されているように、モータの速度を可変にするためには、詳細な電気的な制御が必要であり、また、バルーンを高速/低速で膨張/収縮を行う場合に、ともに安定して動作可能であることが必要である。そして、このような安定した動作を行うために制御装置やポンプを有する給排装置に高コストをもたらしてしまう。
【0005】
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡便にバルーンの膨張/収縮の速度を制御可能な内視鏡装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡装置は、内視鏡の挿入部、または、内視鏡の挿入部を挿通可能な中空部を有するチューブ体に設けられたバルーンと、前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部から前記バルーンの内部に連通する連通管路と、前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部の前記連通管路を介して前記バルーンに流体を供給/排出する給排装置と、前記連通管路の管路抵抗を変化させて前記バルーンへの気体の供給速度および排出速度を途中で変化させることが可能な管路抵抗変化機構とを具備することを特徴とする。
このため、例えば小腸に、バルーンを有する内視鏡の挿入部やチューブ体を導入するときに、バルーンの膨張速度をゆっくりとし、バルーンの収縮速度をできるだけ速くすることができる。特に、バルーンの膨張/収縮速度を簡便に調整可能で、給排装置に細かい制御を要する必要がないので、安価に構成することができる。
【0007】
また、前記給排装置が前記連通管路に向かって流体を供給する供給速度、および、前記連通管路を通して流体を排出する排出速度は、略定常であり、前記管路抵抗変化機構は、前記連通管路の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させて前記給排装置から前記バルーンへの流体に抵抗を与えて供給速度を低下させ、前記連通管路の少なくとも一部の断面積を最大の状態またはそれに近い断面積にして前記給排装置によって前記バルーンから外部への流体の排出速度をより速くする断面積変化機構を備えていることが好適である。
このため、バルーンを膨張させる際には連通管路の断面積を小さくして気体の供給速度を低下させてバルーンをできるだけゆっくりと膨張させ、バルーンを収縮する際には連通管路の断面積をできるだけ大きくして気体の排出速度をより速くしてバルーンをより速く収縮させることができる。
【0008】
また、前記給排装置が前記連通管路に向かって流体を供給する供給速度、および、前記連通管路を通して流体を排出する排出速度は、略定常であり、前記管路抵抗変化機構は、前記連通管路の断面積を最大の状態またはそれに近い断面積にして前記給排装置から前記バルーンへの流体の供給速度をより速くし、前記連通管路の少なくとも一部の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させて前記給排装置によって前記バルーンから外部への流体に抵抗を与えて排出速度を低下させる断面積変化機構を備えていることが好適である。
このため、バルーンを膨張させる際には連通管路の断面積をできるだけ大きくして気体の供給速度をより速くしてバルーンを素早く膨張させ、バルーンを収縮する際には連通管路の断面積をできるだけ小さくして気体の排出速度をより低下させてバルーンをより遅く収縮させることができる。
【0009】
また、前記連通管路は押圧により中空部分の断面積を最大の状態に対して小さい断面積に変化させ、押圧を解除すると最大の断面積またはそれに近い断面積に戻る弾性を備え、前記断面積変化機構は、前記連通管路の中空部分の断面積を小さくするときに外側から押圧し、押圧を解除して断面積を最大の状態またはそれに近い断面積に戻すときに退避する押圧機構を備えていることが好適である。
このため、連通管路は外部からの押圧により簡便に内部の断面積を調整することができる。
【0010】
また、前記押圧機構は、回転量を制御するモータと、このモータの回転軸の回転に伴って回転するカムとを備え、前記モータは、前記給排装置と連動してその回転軸を回転動作させるように前記給排装置と共通の制御装置に電気的に接続されていることが好適である。
このため、1つの動作で連通管路の押圧/押圧解除が自動で行われる。
【0011】
また、前記断面積変化機構は、前記給排装置と、前記内視鏡の前記挿入部または前記チューブ体との間に設けられ、前記給排装置側の連通管路と、前記内視鏡の前記挿入部側または前記チューブ体側の連通管路との軸をずらして断面積を変化させるズレ機構を備えていることが好適である。
このため、軸のズレ量によって、気体の給排速度を簡単に変化させることができる。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、簡便にバルーンの膨張/収縮の速度を制御可能な内視鏡装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
【0014】
第1の実施の形態について図1ないし図10を用いて説明する。
図1および図2に示すように、この実施の形態に係る内視鏡装置10は、内視鏡12と、オーバーチューブ14と、給排システム16とを備えている。
図1に示すように、内視鏡12は、細長い挿入部22と、この挿入部22の基端部に接続された操作部24とを備えている。操作部24の基端部には、図示しない光源装置からの照明光や様々な信号などを伝達可能なユニバーサルケーブル26の一端部が延設されている。このユニバーサルケーブル26の他端部には、コネクタ部28が配設されている。このコネクタ部28は、ライトガイドコネクタ32と、電気コネクタ34とを備えている。ライトガイドコネクタ32は、ユニバーサルケーブル26と同じ軸上に配置されている。このライトガイドコネクタ32には、上述した光源装置が接続される。電気コネクタ34は、コネクタ部28の側壁面に形成されている。この電気コネクタ34には、図示しないカメラコントロールユニットと接続するためのカメラケーブルが接続される。
【0015】
カメラコントロールユニットには、図示しないモニタが接続される。この結果、被検部の光学像が後述するCCD素子などの固体撮像素子で撮像されると、カメラコントロールユニットでその信号が処理され、撮像された被検部の画像がモニタに表示される。
【0016】
挿入部22は、硬質の先端構成部42と、上下方向および左右方向に湾曲可能な湾曲部44と、長尺で可撓性を有する可撓管部46とを備えている。
先端構成部42は、挿入部22の最も先端の位置に配設されている。この先端構成部42には照明光学系、固体撮像素子等の観察光学系、処置具挿通チャンネルと連通する鉗子口、体腔内に空気および観察レンズに水を供給するノズル(いずれも図示せず)が設けられている。処置具挿通チャンネルは、操作部24の処置具挿入口(図示せず)と連通している。
【0017】
湾曲部44の先端部は、先端構成部42の基端部に連結されている。可撓管部46の先端部は、湾曲部44の基端部に連結されている。操作部24の先端部は、可撓管部46の基端部に連結されている。すなわち、操作部24の先端部は、挿入部22の基端部に連結されている。
【0018】
操作部24の先端部には、可撓管部46の基端部を支持する支持部52が設けられている。この支持部52の先端部は、挿入部22の可撓管部46の基端部に向けて先細のテーパ状に形成されている。この支持部52の基端部には、術者が把持する把持部であるグリップ54が設けられている。このグリップ54には、図示しないVTRなどの映像記録装置や、図示しないカメラコントロールユニットなどを遠隔操作するリモートスイッチ56が設けられている。
【0019】
このグリップ54の基端部には、術者に回動操作される湾曲操作レバー58,60が設けられている。これら湾曲操作レバー58,60が操作されると、上述した湾曲部44が可撓管部46の長手軸に沿う方向から外れる方向、例えば上下方向および左右方向に湾曲する。なお、符号58で示す操作レバーが例えば上下方向用であり、符号60で示す操作レバーが例えば左右方向用である。
【0020】
一方の湾曲操作レバー58に隣接する位置には、この湾曲操作レバー58を所望の位置で固定し、湾曲部44の湾曲量が所望の湾曲量である状態で固定する湾曲固定レバー62が設けられている。このレバー62は、湾曲部44の固定を解除する場合にも操作される。すなわち、このレバー62は、湾曲部44を所望の状態で固定する場合と、その固定を解除して湾曲操作レバー58を可動状態とする場合とに操作される。
他方の湾曲操作レバー60にも、湾曲操作レバー58と同様に、湾曲固定レバー64が設けられている。このレバー64は、湾曲部44の固定を解除する場合にも操作される。すなわち、このレバー64は、湾曲部44を所望の状態で固定する場合と、その固定を解除して湾曲操作レバー60を可動状態とする場合とに操作される。
【0021】
このように構成された内視鏡12の挿入部22の挿入を容易にするため、図1に示す内視鏡用オーバーチューブ14が挿入部22の一部に装着された状態で使用される。
【0022】
図2(A)に示すように、内視鏡12の挿入部22に着脱可能な内視鏡用オーバーチューブ14は、細長い筒状のチューブ本体72と、拡張および収縮可能なバルーン74と、流体接続部76と、手元側把持部78とを備えている。このチューブ本体72は、内視鏡12の挿入部22が挿通(内挿)される内腔を備えている。このチューブ本体72は、内視鏡12の挿入部22の可撓管部46と同様に可撓性を備えている。このため、このチューブ本体72は、内視鏡12の挿入部22の可撓管部46が体壁などから力を受けて曲げられると、追従して曲げられる。
【0023】
このチューブ本体72の先端部近傍の外周面には、バルーン74が配設されている。このチューブ本体72の先端には、X線不透過でチューブ本体72と同等の軟らかさの先端チップ72aが配設されている。一方、チューブ本体72の基端部には、手元側把持部78が配設されている。この手元側把持部78は、例えば硬質など保持し易いように形成されている。
【0024】
チューブ本体の基端部側であって、手元側把持部78の先端側には、流体接続部76が突設されている。流体接続部76は、第1および第2の硬質部80,90を備えている。これら第1および第2の硬質部80,90は、オーバーチューブ14の基端部側の適当な位置(延出基部)から手元側に向かって延出されている。すなわち、第1および第2の硬質部80,90は、チューブ本体72の基端部側で、その軸方向から外れる方向に延出されている。また、これら第1および第2の硬質部80,90は、チューブ本体72の中心軸を挟んで対向する位置に形成されている。
【0025】
第1の硬質部80の延出された端部(延出端部)には、第1の口金82が配設されている。この第1の口金82には、第1の接続部84が配設されている。
チューブ本体72の先端部から第1の硬質部80にかけて、第1の連通路(連通管路)86が形成されている。第1の口金82の内腔と第1の連通路86とは互いに連通している。第1の連通路86は、チューブ本体72の軸方向に沿ってチューブ本体72自体に形成されている。第1の連通路86の先端部近傍には、チューブ本体72の外側に連通し、かつ、バルーン74の内部には、複数の開口74aが形成されている。このため、第1の連通路86の基端部から気体を送気してバルーン74を膨らませることができる。もちろん、気体を排出することによって、バルーン74を収縮させることができる。
【0026】
第1の口金82には、第1の接続部84が配設されている。この第1の接続部84は、第1の口金82から径方向外方に突出したフランジ部により所定の距離離間された状態で、筒状に形成されている。この第1の接続部84のフランジ部には、第1の硬質部80の基端部が当接されている。すなわち、第1の口金82と第1の接続部84の基端部との間は、開口されている。
【0027】
第2の硬質部90の延出された端部(延出端部)には、第2の口金92が配設されている。この第2の口金92には、第2の接続部94が配設されている。チューブ本体72から第2の硬質部90にかけて、第2の連通路96が形成されている。第2の連通路96は、第2の硬質部90の軸方向に沿って形成されている。この第2の連通路96の一端は、チューブ本体72の内腔に連通されている。
【0028】
図2(B)に示すように、給排システム16は、給排装置102と、管路抵抗変化機構(管路断面積変化機構)104とを備えている。
給排装置102は、筐体112と、ポンプ114と、管路(連通管路)116と、制御回路118と、リモートコントローラ120とを備えている。ポンプ114は、気体を供給/排出(吸引)することが可能である。このポンプ114は、気体を供給する際に定常状態で供給する。すなわち、ポンプ114からの気体の供給量(単位時間当たりの気体の流量)や供給速度は略一定である。また、気体を排出する際に定常状態で排出する。すなわち、ポンプ114からの気体の排出量や排出速度は略一定である。このポンプ114には、管路116が接続されている。この管路116の延出端部には、チューブ接続部116bを有するチューブ口金116aが配設されている。このチューブ口金116aはオーバーチューブ14の第1の口金82と着脱可能に接続される。ポンプ114には、管路抵抗変化機構104と共通に用いられる制御回路118が電気的に接続されている。制御回路118によってポンプ114による気体の供給動作/気体の排出動作が選択的に制御される。
【0029】
制御回路118には、ケーブル120aを介してリモートコントローラ120が電気的に接続されている。このコントローラ120には、停止ボタン122、加圧ボタン124、減圧ボタン126が配設されている。停止ボタン122を押圧すると、制御回路118にその信号が入力される。そして、制御回路118は、ポンプ114の動作を停止させる。加圧ボタン124を押圧すると、制御回路118にその信号が入力される。そして、制御回路118は、管路116に気体を供給するようにポンプ114を動作させる。減圧ボタン126を押圧すると、制御回路118にその信号が入力される。そして、制御回路118は、管路116から気体を排出するようにポンプ114を動作させる。
なお、管路116は、例えばシリコーンゴムにより形成されている。この管路116は、外方から押圧し、その押圧を解除すると元の形状に戻る弾性を備えている。
【0030】
図3(A)に示すように、管路抵抗変化機構104は、筐体132と、インターフェース134と、エンコーダ136と、モータ138と、押圧体(押圧機構)140と、支持部142とを備えている。筐体132には、上述した制御回路118と電気的に接続したケーブル104aが接続されるインターフェース134が固定されている。エンコーダ136およびモータ138は筐体132に固定されている。そして、エンコーダ136およびモータ138は、インターフェース134、ケーブル104aを介して制御回路118に電気的に接続されている。なお、エンコーダ136は、モータ138の回転軸の回転量を検知する。
押圧体140は、筐体132の外部に配置され、モータ138の駆動軸に固定されて回転される。支持部142は、筐体132の外部に固定されている。この支持部142は縦断面が略L字状に形成され、上述した管路116を押圧体140との間で狭持する。このため、管路116は、支持部142と押圧体140との間に容易に配設し、または容易に取り出し可能である。また、使用時には、管路116が支持部142と押圧体140との間から脱落することが防止される。押圧体140は、外縁が略楕円状に形成され、モータ138の回転軸がその楕円の例えば焦点の位置にある。なお、ポンプ114を使用しない状態では、押圧体140は、図3(B)に示す状態にある。
【0031】
なお、図2(B)中では、管路抵抗変化機構104が給排装置102と別に設けられているものとして説明したが、一体的に設けられていることも好適である。
【0032】
次に、この実施の形態に係る内視鏡装置10の作用について説明する。
まず、リモートコントローラ120の作用について説明する。
図4(A)に示すように、加圧ボタン124を押圧すると、制御回路118にその信号が伝達され、ポンプ114を作動させる。このため、管路116、第1の連通路86を通して気体が供給されてバルーン74が膨張する。
【0033】
図4(B)に示すように、停止ボタン122を押圧すると、制御回路118にその信号が伝達され、ポンプ114の作動を停止させる。このとき、停止ボタン122の前の操作が加圧ボタン124の押圧か、減圧ボタン126の押圧かを認識する。加圧ボタン124が押圧されていたとき(前回加圧のとき)には、そのまま終了する。一方、減圧ボタン126が押圧されていたとき(前回減圧のとき)にはモータ138を回転させて押圧体140を半回転させる。すなわち、管路116を外側から押圧する。
【0034】
図4(C)に示すように、減圧ボタン126を押圧すると、制御回路118にその信号が伝達され、ポンプ114を加圧の状態とは逆の状態(排気)に作動させる。また、モータ138を回転させて押圧体140を半回転させる。すなわち、管路116の押圧を解除する。このため、第1の連通路86、管路116から気体が排出されてバルーン74が収縮する。
【0035】
次に、オーバーチューブ14を用いて、ここでは、大腸などに比べて壁厚が薄いとされる小腸α(図5ないし図10参照)に対して内視鏡12の挿入部22の先端を奥側に挿入するための作用について説明する。
まず、オーバーチューブ14を内視鏡12の挿入部22に予め外挿する。そして、オーバーチューブ14をできるだけ挿入部22の手元側に配置しておく。すなわち、内視鏡12の挿入部22の先端は、オーバーチューブ14の先端よりも突出した状態にある。この状態の内視鏡12の挿入部22の先端を経口的に小腸αまで挿入する。
【0036】
小腸αが屈曲などして、挿入部22の先端が小腸αの奥側に挿入が難しくなったところでオーバーチューブ14を内視鏡12の挿入部22に沿ってその先端側に向かって移動させる(図5参照)。挿入部22の先端直前付近にバルーン74が位置したところでそのバルーン74をゆっくりと膨らませ、バルーン74を腸壁(体壁)の内面で保持する(図6参照)。そうすると、バルーン74によって腸壁に対するオーバーチューブ14の位置が固定される。
【0037】
バルーン74を膨らませる場合、図2(B)に示す給排装置102のリモートコントローラ120の加圧ボタン124を押圧する。すると、リモートコントローラ120から制御回路118に信号が入力される。そして、制御回路118はポンプ114を起動させて気体を供給する。このとき、管路116は押圧体140によって図3(B)に示す状態に押圧されている。このため、管路116内の断面積は押圧体140に押圧された部分がその他の部分よりも狭くなっている。そうすると、定常状態に気体を供給するポンプ114によってバルーン74に供給される気体は押圧体140に押圧された部分で抵抗を生じる。すなわち、気体が流れ難くなる。そうすると、気体の供給速度は、管路116内の抵抗によって押圧体140により押圧されていない状態に比べて低下する。したがって、バルーン74は管路116に抵抗を生じさせていない場合に比べてゆっくりと加圧される。このため、バルーン74はゆっくりと膨張する。そして、バルーン74は、その膨張に伴って腸壁をゆっくりと押圧して押し広げる。バルーン74が膨らんで適当な圧力に到達したら停止ボタン122を押圧して、ポンプ114の動作を停止させる。このように、小腸αの腸壁はゆっくりと押し広げられる。
【0038】
バルーン74が小腸αの内周面に保持された状態でオーバーチューブ14と挿入部22を一緒に手元側へ引き寄せる。これらを引き寄せることによって、小腸αは短縮する。このとき、小腸αの屈曲した部分は上述した引き寄せによって伸ばされる。このため、内視鏡12の挿入部22を奥側に挿入し易くなる。オーバーチューブ14をそのままの位置で保持して、オーバーチューブ14に対して内視鏡12の挿入部22の先端を挿入可能な箇所まで進める(図7参照)。そして、バルーン74を収縮させる(図8参照)。
【0039】
このとき、給排装置102のリモートコントローラ120の減圧ボタン126を押圧する。すると、リモートコントローラ120から制御回路118に信号が入力される。そして、制御回路118はポンプ114を起動させて気体を排出する。制御回路118は、モータ138に信号を出力する。モータ138の回転によって、押圧体140が半回転した位置で固定される。このため、支持部142と押圧体140との間の空間が広げられ、管路116の押圧が解除される。したがって、管路116がその弾性力によって断面積が広げられ、管路116が押圧体140に押圧されている場合に比べて大量の気体をポンプ114から排出可能である。このため、バルーン74が膨張するのにかかる時間よりも素早く収縮する。そして、停止ボタン122を押圧して、ポンプ114の動作を停止させる。このようにバルーン74が素早く収縮することによって、次の作用にすぐに取り掛かることができる。
【0040】
バルーン74を収縮した状態で、図9に示すように、オーバーチューブ14を内視鏡12の挿入部22に沿ってその先端側に向かって移動させる。その後、図10に示すように、再びバルーン74を膨張させて腸壁にバルーン74を保持させる。その後、上述した作用と同様に、小腸αの奥側へ内視鏡12の挿入部22の先端を導入していく。
【0041】
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
ポンプ114から管路116を通してバルーン74を膨張させる場合、押圧体140で管路116の通路を狭くして、気体を流れ難くすることができる(気体の流量を低下させることができる)。このため、バルーン74をよりゆっくりと膨張させることができる。そうすると、腸管の内壁等にゆっくりと力を加えて押し広げて、バルーン74をその内壁に保持して、オーバーチューブ14の位置を保持することができる。一方、バルーン74を収縮させる場合、押圧体140による押圧を解除して管路116内の断面積を広くして、気体を素早く排出することができる。このため、次の作用にすぐに取り掛かることができる。
【0042】
このような作用はリモートコントローラ120の押圧によって押圧体140の位置を簡単に制御することだけで、ポンプ114自体の動力の強弱をバルーン74の膨張/収縮に合わせて変化させるなどの複雑な制御を要することがない。
【0043】
なお、この実施の形態では、略楕円状の押圧体140の軸を中心からずらした位置に配置したが、中心軸にあっても良い。この場合、1/4回転することによって、管路116を押圧体140で押圧する状態と押圧を解除する状態とを切り替え可能である。
【0044】
次に、第2の実施の形態について図11および図12を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図11(B)に示すように、この実施の形態に係る給排システム16は、給排装置102と、管路抵抗変化機構104とを備えている。給排装置102のリモートコントローラ120は、管路抵抗変化機構104に設けられている。
【0045】
図12(A)および図12(B)に示すように、管路抵抗変化機構104は、リモートコントローラ120と、管路116が収容される管路収容部152とを備えている。管路収容部152は、変化機構本体154と、この本体154に対してクリック係合など簡単に着脱な蓋部材156によって形成されている。このため、管路116を管路抵抗変化機構104から容易に着脱可能である。なお、蓋部材156は、変化機構本体154にヒンジ接合されていることも好適である。
【0046】
リモートコントローラ120は、停止ボタン122と、加圧ボタン124と、減圧ボタン126とを変化機構本体154に備えている。図12(B)に示すように、管路収容部152は加圧ボタン124の下側に形成されている。このため、加圧ボタン124を押圧することによって、弾性変形する管路116が変形される。
【0047】
停止ボタン122、加圧ボタン124および減圧ボタン126は、変化機構本体154に端部が配設されたケーブル104aを介して制御回路118に電気的に接続されている。
【0048】
次に、この実施の形態に係る内視鏡装置10の作用について説明する。
加圧ボタン124を押圧すると、そのボタン124によって管路116を押圧するとともに、加圧ボタン124の電気接点124aがケーブル104a内を通る導線に電気的に接続される。このため、制御回路118は加圧ボタン124の押圧操作にしたがってポンプ114を作動させる。そうすると、管路116を通して気体が供給されてバルーン74が膨張する。このとき、管路116内は加圧ボタン124によって押圧されて断面積が狭くなっているので、管路116内の気体の流れがその押圧された部分によって阻害されている。したがって、管路116内を流れる気体の流速が低下して気体の流量が減るので、バルーン74は加圧ボタン124によって管路116が押圧されていない状態に比べてゆっくりと膨張する。
加圧ボタン124の押圧を解除すると、管路116の弾性力によって断面積が大きくなるとともに、加圧ボタン124の位置が復元する。このため、加圧ボタン124の電気接点124aとケーブル104a内を通る導線との間の電気的接続が解除される。したがって、ポンプ114の作動も停止する。
【0049】
また、停止ボタン122を押圧すると、停止ボタン122の電気接点122aがケーブル104a内を通る導線に電気的に接続される。このため、制御回路118は停止ボタン122の押圧操作にしたがってポンプ114の動作を停止させる。このとき、制御回路118は加圧ボタン124の押圧操作よりも優先してポンプ114の動作を停止させる。
【0050】
減圧ボタン126を押圧すると、減圧ボタン126の電気接点126aがケーブル104a内を通る導線に電気的に接続される。このため、制御回路118は減圧ボタン126の押圧操作にしたがってポンプ114を作動させる。なお、制御回路118は加圧ボタン124の押圧操作よりも優先してポンプ114の動作を加圧の状態に対して反対に動作させる。
【0051】
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
加圧スイッチ124の押圧だけで管路116の断面積を変化させるとともに、ポンプ114の作動を制御することができる。また、加圧スイッチ124の押圧量によって、管路116の断面積を制御することができ、気体の流量を制御することができる。このため、バルーン74を膨張させるときには、ゆっくりと膨張させることができ、その速度も管路116の押圧量によって変化させることができる。
【0052】
また、加圧スイッチ124が押圧された状態で停止スイッチ122を押圧した場合や減圧スイッチ126を押圧した場合には、停止スイッチ122や減圧スイッチ126の押圧を加圧スイッチ124に対して優先して動作させることができる。
【0053】
さらに、管路116を管路収容部152に配設する場合、変化機構本体154に対して蓋部材156を開くだけで行うことができる。このため、管路116の交換操作を簡単に行うことができる。
【0054】
また、管路抵抗変化機構104の管路収容部152の端部に例えばOリングなどを配設することによって、管路収容部152内に液体等が浸入することが防止される。このため、管路抵抗変化機構104を繰り返し使用することができる。
【0055】
次に、第3の実施の形態について図13を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図13(A)および図13(B)に示すように、管路抵抗変化機構104は、管路116を有する筐体172を備えている。この筐体172内の管路116の軸方向に直交する方向には、移動スペース174が形成されている。この移動スペース174は図13(B)中の例えば上下方向に形成されている。管路抵抗変化機構104は、移動スペース174内に、1対のバネ182と、これらバネ182がそれぞれ両端部に配設された移動体184とを備えている。一方のバネ182は移動スペース174の上端部と移動体184の上端部との間を接続し、他方のバネ182は移動スペース174の下端部と移動体184の下端部との間を接続する。すなわち、移動体184は、移動スペース174内で1対のバネ182により上下方向に移動可能に支持されている。
【0056】
移動体184には、管路116と連通する例えば円柱状の連通路184aが形成されている。この移動体184は例えば略直方体状に形成されている。この移動体184の下端部の角部には、管路116の軸方向に対して例えば45度などに傾斜された斜面部184bが形成されている。など、斜面部184bの角度は移動体184を移動させる量に合わせて適宜に設定可能である。
【0057】
さらに、管路抵抗変化機構104の筐体172にはリニアモータ186が配設されている。このリニアモータ186の駆動軸186aは、管路116の軸方向と同方向に向けられている。さらに、この駆動軸186aの先端は、移動スペース174内に入り込む状態と移動スペース174外に引き込まれる状態との間を移動可能である。そして、駆動軸186aの先端は斜面部184bに当接される。このため、リニアモータ186の駆動軸186aが斜面部184bを押圧すると、移動体184は移動スペース174内で上方向に移動し、駆動軸186aが斜面部184bの押圧を解除する方向に移動すると、移動体184の自重、移動体184の上側のバネ182の作用により移動体184が下方向に移動する。なお、定常状態(停止状態)では、図13(C)に示すように、管路116と連通路184aとは連通状態がずれた状態にある。このため、加圧ボタン124を押圧しても、バルーン74が急激に膨張することが防止される。
【0058】
次に、この実施の形態に係る内視鏡装置10の作用について説明する。
リモートコントローラ120の停止ボタン122を押圧したとき、管路116と移動体184の連通路184aとは、ずれた状態(定常状態)に配設される。この状態から加圧ボタン124を押圧すると、その信号が制御回路118に入力される。制御回路118は、ケーブル104aを介してリニアモータ186を駆動させる。このとき、駆動軸186aは斜面部184bを押圧する方向に移動する。このため、図13(C)に示す移動体184が上側に移動する。そうすると、気体の流れる流量が管路116と連通路184aとの間のズレが大きくなることによって阻害される。この後、ポンプ114が作動して管路116および連通路184aを通してオーバーチューブ14のバルーン74に気体が供給される。このとき、管路116と連通路184aとの間のズレのため、気体の流量が減少し、すなわち、気体の速度が低下し、バルーン74はゆっくりと膨張する。
【0059】
停止ボタン122を押圧すると、制御回路118はポンプ114の作動を停止させる。また、制御回路118はリニアモータ186を移動させて管路116と連通路184aとの関係を定常状態に戻す。
【0060】
減圧ボタン126を押圧すると、制御回路118はポンプ114を作動させるとともに、リニアモータ186を駆動させる。このとき、駆動軸186aは斜面部184bに対する押圧力を解除する方向に移動する。すると、管路116と連通路184aとの中心軸が略一致する。このため、気体が流れ易くなる。そうすると、バルーン74が素早く収縮する。
【0061】
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
移動スペース174内の移動体184を、移動スペース174内を上下方向に移動させることによって、管路116と連通路184aとの連通状態を変化させることができる。このため、バルーン74を膨張させる加圧の際には連通状態を不良にすることでバルーン74への気体の供給速度を低下させることができるので、バルーン74をゆっくりと膨張させることができる。一方、バルーン74を収縮させる際には、連通状態を良好にすることによってバルーン74を素早く収縮させることができる。
【0062】
なお、この実施の形態では、停止ボタン122を押圧したときの移動体184の定常状態と、加圧ボタン124を押圧したときの移動体184の位置とを異なる位置として説明したが、加圧ボタン124を押圧したときの移動体184の位置を定常状態とすることも好適である。
【0063】
次に、第4の実施の形態について図14を用いて説明する。この実施の形態は第3の実施の形態の変形例である。
図14(A)に示すように、管路116上には、回転スペース192が形成されている。この回転スペース192には、フィルタ194(図14(C)参照)が回転可能に設けられている。このフィルタ194は、回転角度によって流体の流量を調整する。すなわち、図14(A)に示す状態では、フィルタ194が流体を通す状態にあるので、流量に変化が少ない。一方、図14(B)に示す状態では、フィルタ194が流体の流れを遮断する状態にあるので、フィルタ194の前後で流量および流速に変化が大きい。
なお、フィルタ194は、図示しないモータの回転軸(駆動軸)に配設されているとともに、制御回路118に接続されている。フィルタ194の回転量は適宜に設定可能である。
【0064】
ここで、リモートコントローラ120の停止ボタン122および加圧ボタン124を押圧すると、図14(B)に示す位置にフィルタ194が回転する。このため、加圧ボタン124を押圧したときに、ポンプ114が作動するが、フィルタ194によって気体の流速(流量)が低く抑えられた状態で気体が流れる。このため、バルーン74はゆっくりと膨張する。
一方、減圧ボタン126を押圧すると、図14(A)に示す位置にフィルタ194が回転する。このため、減圧ボタン126を押圧したときに、ポンプ114により効率良く気体が排出される。したがって、バルーン74は素早く収縮する。
【0065】
なお、上述した実施の形態では、小腸αを対象として内視鏡装置10を使用する場合について説明した。その他、大腸などにも経肛門的に同様に使用することができる。その他の部分に適用する場合、適用可能な場合には、上述した実施の形態とは反対に、バルーン74を膨張させる際の速度を収縮させる速度よりも速くすることも好適である。
【0066】
次に、第5の実施の形態について図15を用いて説明する。この実施の形態は第1ないし第4の実施の形態の変形例である。
図15に示すように、内視鏡12の挿入部22の先端部の外周面にも、バルーン274が設けられている。このバルーン274は、管路(連通管路)216を介して給排システム16に接続されている。このバルーン274も第1ないし第4の実施の形態で説明したオーバーチューブ14のバルーン74と同様に、バルーン274を膨張させるときにはゆっくりと膨張し、バルーン274を収縮させるときには素早く収縮する。
【0067】
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0068】
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
【0069】
[付記]
(付記項1)
細長い挿入部を有する内視鏡と、
前記挿入部を挿通可能なチューブ体と、
前記チューブ体に設けられたバルーンと、
前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部から前記バルーンの内部に連通する連通管路と、
前記挿入部の外部または前記チューブ体の外部の前記連通管路を介して前記バルーンに流体を供給/排出する給排装置と、
前記連通管路の管路抵抗を変化させて前記バルーンへの気体の供給速度および排出速度を途中で変化させることが可能な管路抵抗変化機構と
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【0070】
(付記項2)
前記内視鏡の挿入部には、前記給排装置に前記連通管路を介して接続されたバルーンがさらに設けられていることを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0071】
(付記項3)
細長い挿入部の先端部にバルーンを有する内視鏡と、
前記挿入部の外部から前記バルーンの内部に連通する連通管路と、
前記挿入部の外部の前記連通管路を介して前記バルーンに流体を供給/排出する給排装置と、
前記連通管路の管路抵抗を変化させて前記バルーンへの気体の供給速度および排出速度を途中で変化させることが可能な管路抵抗変化機構と
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置を示す概略図。
【図2】第1の実施の形態に係る内視鏡装置を示し、(A)はオーバーチューブを示す概略的な部分断面図、(B)は給排システムを示す概略図。
【図3】第1の実施の形態に係る管路抵抗変化機構を示し、(A)は管路の押圧を解除した状態を示す概略的な斜視図、(B)は管路を押圧した状態を示す概略的な斜視図。
【図4】(A)は第1の実施の形態に係る内視鏡装置におけるリモートコントローラの加圧ボタンを押圧したときの信号および動作の流れを示す概略図、(B)は第1の実施の形態に係る内視鏡装置における停止ボタンを押圧したときの信号および動作の流れを示す概略図、(C)は第1の実施の形態に係る内視鏡装置におけるリモートコントローラの減圧ボタンを押圧したときの信号および動作の流れを示す概略図。
【図5】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを小腸に挿入した状態を示す概略図。
【図6】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを小腸に挿入して、オーバーチューブのバルーンを膨らませてオーバーチューブの位置を固定した状態を示す概略図。
【図7】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを小腸に挿入して、オーバーチューブのバルーンを膨らませてオーバーチューブの位置を固定した状態で、内視鏡の挿入部の先端を小腸の奥側へ移動させる状態を示す概略図。
【図8】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを小腸に挿入して、内視鏡の挿入部に沿ってオーバーチューブを小腸の奥側へ移動させる状態を示す概略図。
【図9】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを図5に示す状態よりも小腸の奥側に挿入した状態を示す概略図。
【図10】第1の実施の形態に係る内視鏡装置の内視鏡の挿入部およびオーバーチューブを小腸に挿入して、オーバーチューブのバルーンを膨らませてオーバーチューブの位置を固定した状態を示す概略図。
【図11】第2の実施の形態に係る内視鏡装置を示し、(A)はオーバーチューブを示す概略的な部分断面図、(B)は給排システムを示す概略図。
【図12】第2の実施の形態に係る内視鏡装置における給排システムの管路抵抗変化機構を示し、(A)は管路抵抗変化機構を示す概略的な斜視図、(B)は(A)中の12B−12B線に沿う概略的な断面図。
【図13】(A)は第3の実施の形態に係る内視鏡装置における給排システムを示す概略図、(B)は給排システムの管路抵抗変化機構を示す概略的な縦断面図、(C)は(B)中の移動体を拡大して示す概略的な断面図。
【図14】(A)および(B)は第4の実施の形態に係る内視鏡装置における給排システムの管路抵抗変化機構を示す概略的な縦断面図、(C)は管路抵抗変化機構の回転スペースに配設されるフィルタを(A)中の14C−14C線で切断した状態を示す概略的な断面図。
【図15】第5の実施の形態に係る内視鏡装置を示す概略図。
【符号の説明】
【0073】
14…内視鏡用オーバーチューブ、16…給排システム、72…チューブ本体、72a…先端チップ、74…バルーン、74a…開口、76…流体接続部、78…手元側把持部、80…第1の硬質部、82…第1の口金、84…第1の接続部、86…第1の連通路、90…第2の硬質部、92…第2の口金、94…第2の接続部、96…第2の連通路、102…給排装置、104…管路抵抗変化機構、104a…ケーブル、112…筐体、114…ポンプ、116…管路、116a…チューブ口金、116b…チューブ接続部、118…制御回路、120…リモートコントローラ、120a…ケーブル、122…停止ボタン、124…加圧ボタン、126…減圧ボタン、140…押圧体、142…支持部
【出願人】 【識別番号】304050923
【氏名又は名称】オリンパスメディカルシステムズ株式会社
【出願日】 平成18年7月25日(2006.7.25)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−23256(P2008−23256A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−202341(P2006−202341)