| 【発明の名称】 |
外科用シールアセンブリ |
| 【発明者】 |
【氏名】ロバート シー. スミス
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| 【要約】 |
【課題】より効率的かつ効力のある様式でシールアセンブリを通って外科用器具を案内するために用いられ得る装置を提供する。
【構成】長軸方向ハウジング軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部104を有するシールハウジング102、通路を規定し、そしてこの通路内に配置された外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合されている内側シール部分を有するシール118、およびこのシールハウジングの近位端に取り付けられるガイド124を備える、外科用シールアセンブリ100を提供する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外科用シールアセンブリであって: 長軸方向ハウジング軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジングであって、近位端および遠位端を規定する、シールハウジング; 通路を規定し、そして該通路内に配置された外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合されている内側シール部分を有するシール;および 該シールハウジングの近位端に取り付けられるガイドであって、該シールの内側シール部分の近位方向にあり、そしてそれから間隔を置かれた内側ガイド部分を有し、該内側ガイド部分が、該外科用器具の、該シールハウジングの長軸方向開口部内への侵入に際し、該外科用器具を、該シールの内側シール部分にほぼ向かって向けるよう適合されるチャネルを規定し、該内側ガイド部分が、該外科用器具の初期のオフセットまたは角度をなす侵入を収容するように比較的服従的であるガイド、を備える、外科用シールアセンブリ。 【請求項2】 前記ガイドの内側ガイド部分が、エラストマー材料を含む、請求項1に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項3】 前記ガイドのチャネルが、近位侵入開口部および遠位出口開口部を有するほぼテーパー状の形態であり、該遠位出口開口部が、該近位侵入開口部の対応する内部寸法より小さい内部寸法を規定する、請求項1に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項4】 前記チャネルが、ほぼ円錐台形態を規定する、請求項3に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項5】 前記ガイドの内側ガイド部分が、前記外科用器具の周りにシールを形成することなく前記チャネルを通る該外科用器具の通過を許容するように適合されている、請求項1に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項6】 前記ガイドが、複数の服従部材を含み、該服従部材が、前記長軸方向軸に対して少なくとも半径方向の内方に延びる、請求項5に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項7】 前記部材が、前記シールハウジングに対して片持される関係で取り付けられる、請求項6に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項8】 前記服従部材が、隣接する服従部材が部分的に重複する関係にあるように配列される、請求項6に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項9】 前記服従部材が、前記長軸方向軸に対し、方向の半径方向成分および長軸方向成分を有する方向にほぼ延びる、請求項6に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項10】 前記シールハウジングが、前記ガイドのチャネルの近位侵入開口部の内部寸法より小さい内部寸法を規定する内壁を含み、該シールハウジングの長軸方向開口部の内部寸法をほぼ制限する、請求項3に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項11】 外科用アセンブリであって: カニューレハウジングおよび該カニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレアセンブリであって、下にある手術部位への接近を提供するカニューレアセンブリ;および シールアセンブリを備え、 該シールアセンブリが: 該カニューレハウジングへの離脱可能な連結のために適合されたシールハウジングであって、長軸方向軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジング; 外科用器具の周りに実質的なシールを形成するように適合された内側シール部分を有するシール;および 該シールハウジングの外面に連結されるガイドであって、該シールハウジング内への該外科用器具の初期のオフセット侵入を収容するように適合され、そして該シールハウジングに対して取り付けられ、該シールハウジングの長軸方向開口部を通る該器具の継続する進行の間に、該シールの内側シール部分に向かって該外科用器具を向ける比較的服従する内側ガイド部分を含むガイド含む、外科用アセンブリ。 【請求項12】 前記カニューレアセンブリが、それを通って挿入される外科用器具の不在下で閉じ、そして該外科用器具の存在下で開くよう適合されたバルブを含む、請求項11に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項13】 前記ガイドの内側ガイド部分が、前記シールの内側シール部分から、該シールの機能を妨害しないように隔離される、請求項11に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項14】 前記ガイドが、前記長軸方向軸の周りで同軸に配列される複数の服従部材を含む、請求項13に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項15】 前記ガイドの内側ガイド部分が、前記外科用器具の周りでシールを形成することなく前記チャネルを通る該外科用器具の通過を許容するように適合される、請求項13に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項16】 前記ガイドが、前記シールの近位方向に配置される、請求項11に記載の外科用シールアセンブリ。 【請求項17】 外科的手順を実施するためのシステムであって: 下にある手術部位に接近するためのカニューレアセンブリ; 該カニューレアセンブリに取り付けるためのシールアセンブリであって、該シールアセンブリが、シールハウジング、該シールハウジング内の取り付けられたシールおよび該シールの近位方向で該シールハウジングに取り付けられるガイドを含む、シールアセンブリ;ならびに 該シールアセンブリ内に外科用器具を導入するためのガイドであって、それによって、該ガイドが、該外科用器具を、その周りにシールを形成することなく該シールの内部通路に向かってほぼ向け、該ガイドが、該内部通路から、該シールの機能を妨害しないように間隔を置かれる、ガイド、 を包含する、システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 (背景) (1.技術分野) 本開示は、外科用デバイス、そしてより詳細には、カニューレアセンブリのためであって、そして外科用器具をシール軸とほぼ一致する経路に沿って向けるための服従ガイドを有する外科用シールアセンブリに関する。 【背景技術】 【0002】 (2.先行技術の説明) 内視鏡手順および腹腔鏡手順の両方を含む最小侵襲外科的手順は、組織内の開口部から遠く離れた器官、組織および血管に対して実施されるべき手術を可能にする。腹腔鏡手順および内視鏡手順は、一般に、任意の器具がシールされる身体中に挿入されることを必要とし、すなわち、例えば、手術領域がガス注入される外科的手順におけるように、ガスが切開を通って身体に侵入しないか、または出ないことを確実にする準備がなされなければならない。これらの手順は、代表的には、カニューレを通って身体中に導入される外科用器具を採用する。このカニューレは、シールアセンブリが取り付けられるその近位端にハウジングを有する。このシールアセンブリは、上記器具の周りに実質的に流体密なシールを提供し、確立された気腹術の完全性を保存する。 【0003】 最小侵襲的手順は、伝統的な開放手術に対していくつかの利点を有し、より少ない患者外傷、減少された回復時間、感染の減少した可能性などを含む。しかし、その最近の成功および好ましい外科的技法としての全体の認容にかかわらず、腹腔鏡のような最小侵襲的手術は、いくつかの欠点を有している。特に、カニューレ内の外科用器具の挿入は、特定の手順、例えば、遠隔部位内の長く狭い内視鏡器具の広範な操作を必要とする手順では困難であることが証明されている。さらに、多くの従来のシールアセンブリは、外科用器具が所定角度で挿入される場合、それを受容するように特に良好に適合されてはいない。このタイプの挿入では、しばしば、器具が標的(例えば、中隔シールなど)を失い、そしてシールアセンブリ内の所望されない位置に置かれるようになる。 【特許文献1】米国特許第5,603,702号明細書 【特許文献2】米国特許第5,807,338号明細書 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 より効率的かつ効力のある様式でシールアセンブリを通って外科用器具を案内するために用いられ得る装置の必要性が残っている。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、上記課題を解決するために、例えば以下の項目を提供する。 【0006】 (項目1)外科用シールアセンブリであって: 長軸方向ハウジング軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジングであって、近位端および遠位端を規定する、シールハウジング; 通路を規定し、そしてその通路内に配置された外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合されている内側シール部分を有するシール;および そのシールハウジングの近位端に取り付けられるガイドであって、そのシールの内側シール部分の近位方向にあり、そしてそれから間隔を置かれた内側ガイド部分を有し、その内側ガイド部分が、その外科用器具の、そのシールハウジングの長軸方向開口部内への侵入に際し、その外科用器具を、そのシールの内側シール部分にほぼ向かって向けるよう適合されるチャネルを規定し、その内側ガイド部分が、その外科用器具の初期のオフセットまたは角度をなす侵入を収容するように比較的服従的であるガイド、を備える、外科用シールアセンブリ。 【0007】 (項目2)上記ガイドの内側ガイド部分が、エラストマー材料を含む、項目1に記載の外科用シールアセンブリ。 【0008】 (項目3)上記ガイドのチャネルが、近位侵入開口部および遠位出口開口部を有するほぼテーパー状の形態であり、その遠位出口開口部が、その近位侵入開口部の対応する内部寸法より小さい内部寸法を規定する、項目1に記載の外科用シールアセンブリ。 【0009】 (項目4)上記チャネルが、ほぼ円錐台形態を規定する、項目3に記載の外科用シールアセンブリ。 【0010】 (項目5)上記ガイドの内側ガイド部分が、上記外科用器具の周りにシールを形成することなく上記チャネルを通るその外科用器具の通過を許容するように適合されている、項目1に記載の外科用シールアセンブリ。 【0011】 (項目6)上記ガイドが、複数の服従部材を含み、その服従部材が、上記長軸方向軸に対して少なくとも半径方向の内方に延びる、項目5に記載の外科用シールアセンブリ。 【0012】 (項目7)上記部材が、上記シールハウジングに対して片持される関係で取り付けられる、項目6に記載の外科用シールアセンブリ。 【0013】 (項目8)上記服従部材が、隣接する服従部材が部分的に重複する関係にあるように配列される、項目6に記載の外科用シールアセンブリ。 【0014】 (項目9)上記服従部材が、上記長軸方向軸に対し、方向の半径方向成分および長軸方向成分を有する方向にほぼ延びる、項目6に記載の外科用シールアセンブリ。 【0015】 (項目10)上記シールハウジングが、上記ガイドのチャネルの近位侵入開口部の内部寸法より小さい内部寸法を規定する内壁を含み、そのシールハウジングの長軸方向開口部の内部寸法をほぼ制限する、項目3に記載の外科用シールアセンブリ。 【0016】 (項目11)外科用アセンブリであって: カニューレハウジングおよびそのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含むカニューレアセンブリであって、下にある手術部位への接近を提供するカニューレアセンブリ;および シールアセンブリを備え、 そのシールアセンブリが: そのカニューレハウジングへの離脱可能な連結のために適合されたシールハウジングであって、長軸方向軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジング; 外科用器具の周りに実質的なシールを形成するように適合された内側シール部分を有するシール;および そのシールハウジングの外面に連結されるガイドであって、そのシールハウジング内へのその外科用器具の初期のオフセット侵入を収容するように適合され、そしてそのシールハウジングに対して取り付けられ、そのシールハウジングの長軸方向開口部を通るその器具の継続する進行の間に、そのシールの内側シール部分に向かってその外科用器具を向ける比較的服従する内側ガイド部分を含むガイド含む、外科用アセンブリ。 【0017】 (項目12)上記カニューレアセンブリが、それを通って挿入される外科用器具の不在下で閉じ、そしてその外科用器具の存在下で開くよう適合されたバルブを含む、項目11に記載の外科用シールアセンブリ。 【0018】 (項目13)上記ガイドの内側ガイド部分が、上記シールの内側シール部分から、そのシールの機能を妨害しないように隔離される、項目11に記載の外科用シールアセンブリ。 【0019】 (項目14)上記ガイドが、上記長軸方向軸の周りで同軸に配列される複数の服従部材を含む、項目13に記載の外科用シールアセンブリ。 【0020】 (項目15)上記ガイドの内側ガイド部分が、上記外科用器具の周りでシールを形成することなく上記チャネルを通るその外科用器具の通過を許容するように適合される、項目13に記載の外科用シールアセンブリ。 【0021】 (項目16)上記ガイドが、上記シールの近位方向に配置される、項目11に記載の外科用シールアセンブリ。 【0022】 (項目17)外科的手順を実施するための方法であって: 下にある手術部位にカニューレアセンブリで接近する工程; そのカニューレアセンブリにシールアセンブリを取り付ける工程であって、そのシールアセンブリが、シールハウジング、そのシールハウジング内の取り付けられたシールおよびそのシールの近位方向でそのシールハウジングに取り付けられるガイドを含む工程; そのシールアセンブリ内に外科用器具を導入する工程であって、それによって、そのガイドが、その外科用器具を、その周りにシールを形成することなくそのシールの内部通路に向かってほぼ向け、そのガイドが、その内部通路から、そのシールの機能を妨害しないように間隔を置かれる工程;および その外科用器具で外科的手順を実施する工程、を包含する、方法。 【0023】 (項目18)外科的手順を実施するためのシステムであって: 下にある手術部位に接近するためのカニューレアセンブリ; 該カニューレアセンブリに取り付けるためのシールアセンブリであって、該シールアセンブリが、シールハウジング、該シールハウジング内の取り付けられたシールおよび該シールの近位方向で該シールハウジングに取り付けられるガイドを含む、シールアセンブリ;ならびに 該シールアセンブリ内に外科用器具を導入するためのガイドであって、それによって、該ガイドが、該外科用器具を、その周りにシールを形成することなく該シールの内部通路に向かってほぼ向け、該ガイドが、該内部通路から、該シールの機能を妨害しないように間隔を置かれる、ガイド、 を包含する、システム。 【0024】 (要旨) 従って、カニューレアセンブリとの使用のための外科用シールアセンブリが開示される。この外科用シールアセンブリは、長軸方向ハウジング軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジング、通路を規定し、そしてこの通路内に配置された外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合されている内側シール部分を有するシール、およびこのシールハウジングの近位端に取り付けられるガイドを含む。このガイドは、上記シールの内側シール部分の近位方向にあり、そしてそれから間隔を置かれた内側ガイド部分を有する。この内側ガイド部分は、上記外科用器具の、上記シールハウジングの長軸方向開口部内への侵入に際し、上記外科用器具を、上記シールの内側シール部分にほぼ向かって向けるよう適合されるチャネルを規定する。上記内側ガイド部分は、上記外科用器具の初期のオフセットまたは角度をなす侵入を収容するように比較的服従的である。上記ガイドの内側ガイド部分は、エラストマー材料を含み得る。 【0025】 上記ガイドのチャネルは、近位侵入開口部および遠位出口開口部を有するほぼテーパー状の形態である。該遠位出口開口部は、上記近位侵入開口部の対応する内部寸法より小さい内部寸法を規定する。上記チャネルは、ほぼ円錐台形態を規定し得る。上記ガイドの内側ガイド部分は、上記外科用器具の周りにシールを形成することなく上記チャネルを通る上記外科用器具の通過を許容するように適合されている。上記ガイドは、複数の服従部材を含み得る。これら該服従部材は、好ましくは、上記長軸方向軸に対して少なくとも半径方向の内方に延びる。好ましくは、これら服従部材は、上記長軸方向軸に対して方向の半径方向成分と長軸方向成分とを有する方向にほぼ延びる。これら服従部材は、上記シールハウジングに対して片持される関係で取り付けられ得る、そして上記外科用器具との係合に際し、わずかに旋回し得る。上記服従部材は、隣接する服従部材が部分的に重複する関係にあるように配列され得る。 【0026】 上記シールハウジングは、上記ガイドのチャネルの近位侵入開口部の内部寸法より小さい内部寸法を規定する内壁を含み、上記シールハウジングの長軸方向開口部の内部寸法をほぼ制限する。 【0027】 別の実施形態では、外科用アセンブリは、カニューレアセンブリおよびシールアセンブリを含む。このカニューレアセンブリは、カニューレハウジングおよびこのカニューレハウジングから延びるカニューレスリーブを含む。このカニューレは、下にある手術部位への接近を提供する。上記シールアセンブリは、上記カニューレハウジングへの離脱可能な連結のために適合され、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジング、外科用器具の周りに実質的なシールを形成するように適合された内側シール部分を有するシール、および上記シールハウジングの外面に連結されるガイドを含む。このガイドは、上記シールハウジング内への上記外科用器具の初期のオフセット侵入を収容するように適合され、そして上記シールハウジングに対して取り付けられ、上記シールハウジングの長軸方向開口部を通る上記器具の継続する進行の間に、上記シールの内側シール部分に向かって上記外科用器具を向ける比較的服従する内側ガイド部分を含む。上記カニューレアセンブリは、それを通って挿入される外科用器具の不在下で閉じ、そしてこの外科用器具の存在下で開くよう適合されたバルブを含み得る。上記ガイドの内側ガイド部分は、上記シールの内側シール部分から、このシールの機能を妨害しないように隔離される。上記ガイドは、上記長軸方向軸の周りで同軸に配列される複数の服従部材を含み得る。上記ガイドの内側ガイド部分は、上記外科用器具の周りでシールを形成することなく上記チャネルを通る上記外科用器具の通過を許容するように適合される。上記ガイドは、上記シールの近位方向に配置され得る。 【0028】 外科的手順を実施するための方法がまた、開示される。この方法は:下にある手術部位にカニューレアセンブリで接近する工程;このカニューレアセンブリにシールアセンブリを取り付ける工程であって、このシールアセンブリが、シールハウジング、このシールハウジング内の取り付けられたシールおよびこのシールの近位方向で上記シールハウジングに取り付けられるガイドを含む工程;上記シールアセンブリ内に外科用器具を導入する工程であって、それによって、上記ガイドが、上記外科用器具を、その周りにシールを形成することなく上記シールの内部通路に向かってほぼ向け、上記ガイドが、上記内部通路から、上記シールの機能を妨害しないように間隔を置かれる工程;および上記外科用器具で外科的手順を実施する工程を包含する。 【発明の効果】 【0029】 本発明により、より効率的かつ効力のある様式でシールアセンブリを通って外科用器具を案内するために用いられ得る装置が提供される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0030】 本開示の好ましい実施形態は、図面を参照して本明細書で以下に説明される。 (好ましい実施形態の詳細な説明) 本開示の外科用シールアセンブリは、このアセンブリを通る外科用器具の挿入の間に、患者の身体腔と外側大気との間に実質的なシールを提供する。さらに、このシールアセンブリは、このアセンブリを通る器具を案内し、そして、それをこのシールを通る通過のために所望される位置に配置する。このガイドは、外科用器具が軸を離れて導入され得るか、またはこのシール軸に対して角度をなし得る内視鏡手術を多いに容易にし、そしてその結果、このシールアセンブリ内に宿るようになり得る。この外科用シールアセンブリは、本明細書で以下に説明されるように、従来のカニューレアセンブリへの取り付けのために適合され得る。 【0031】 現在開示されるシールアセンブリは、細長いトリカールアセンブリを通る挿入のために適合された種々のタイプの外科用器具の導入を企図する。このような器具のいくつかの可能な例は、クリップ付与具、グラスパー、解剖具、開創器、ステープラ、レーザーファイバ、写真デバイス、内視鏡および腹腔鏡、チューブなどを含み得る。このような器具は、本明細書では、集合的に器具と称される。 【0032】 以下の説明において、用語「近位」は操作者に最も近い器具の部分をいい、その一方、用語「遠位」は操作者から遠隔にある器具の部分をいう。 【0033】 図1を参照して、本開示のシールアセンブリ100は、カニューレアセンブリ200とともに示される。カニューレアセンブリ200は、身体腔に接近し、そしてそれを通る器具の導入を許容する意図された目的のために適切な、任意の従来のカニューレアセンブリであり得る。カニューレアセンブリ200は、腹腔が、その中の内部器官から腔の壁を高めるために、適切なガス、例えば、CO2でガス注入される腹腔鏡手術における使用のために特に適合されている。このカニューレアセンブリ200は、代表的には、このカニューレアセンブリ内に位置決め可能な細長い器具である閉塞具アセンブリ300とともに用いられる。この閉塞具アセンブリ300は、鋭い端部または鈍い端部を有し得、そして例えば腹部組織を通過するために利用され、腹腔内でカニューレアセンブリの導入を容易にする。一旦、腹腔への接近が達成されると、閉塞具アセンブリ300はカニューレアセンブリ200から除去され、カニューレアセンブリ200を、手順を実施するために利用される外科用器具の導入のためにその場に残す。本発明のシールアセンブリ100が利用され得るカニューレアセンブリの例は、本出願人に譲渡された1997年2月18日に発行されたSmithらによる特許文献1および1998年9月15日に発行されたSmithらによる特許文献2に開示され、各開示の全体の内容は、本明細書によって、本明細書中に参考として援用される。 【0034】 カニューレアセンブリ200は、カニューレスリーブ202、およびこのスリーブ202の端部に取り付けられたカニューレハウジング204を含む。カニューレスリーブ202は、スリーブ202の長さに沿って延びる長軸方向軸「a」を規定する。スリーブ202は、外科用器具の通過を許容するような寸法である内部長軸方向通路206をさらに規定する。 【0035】 カニューレハウジング204は、スナップばめ、超音波溶接、または、例えば、接着剤手段を含む当業者によって想定される任意のその他の手段によって固定される複数構成要素の部材である。カニューレハウジング204は、使用者の指による握る係合のための寸法および配列された直径方向で対向するハウジンググリップ208をさらに含み得る。カニューレハウジング204は、内部のダックビルバルブまたはゼロ封鎖バルブ210をさらに含み得る。このようなゼロ封鎖バルブ210は、外科用器具の通過を許容するように開き、そして器具の不在下では閉じる。このバルブは、好ましくは、内部腔中のガス注入法ガスによって奏される力に曝される際に閉じるように適合される。その他のゼロ封鎖バルブがまた企図され、単一または複数スリットバルブ配列、トランペットバルブ、フラッパーバルブなどを含む。 【0036】 カニューレスリーブ202およびカニューレハウジング204は、ステンレス鋼、またはポリマー材料などのようなその他の剛直性材料から形成され得る。カニューレスリーブ202および/またはカニューレハウジング204は、透明または不透明であり得る。スリーブ202の直径は変動し得るが、本開示のシールアセンブリ100との使用のためには、代表的には、10〜15mmの範囲である。 【0037】 閉塞具アセンブリ300は、閉塞具ハウジング302、およびこのハウジング302から延びる閉塞具部材304を含む。閉塞具部材304は、その遠位端に隣接する貫通端部306を含む。貫通端部306は、鋭いか、または鈍くてもよい。閉塞具スリーブ308は、閉塞具部材304の周りに同軸に取り付けられる。閉塞具スリーブ308は、穿刺端部306を剥き出すために退却し得る。あるいは、閉塞具部材304は、閉塞具スリーブ308内を進行され得、穿刺端部306を剥き出す。穿刺端部306を剥き出すためのその他の代替の閉塞具機構もまた想定される。 【0038】 ここで、図1と組み合わせて図2を参照して、シールアセンブリ100が詳細に論議される。シールアセンブリ100は、参照番号102としてほぼ識別されるシールハウジング、およびシールハウジング102を通って延びる長軸方向開口部104を含む。シールハウジング102は、このアセンブリのシールする構成要素を収容し、そして、好ましくはカニューレスリーブ202の軸「a」と平行であり、より好ましくは、このシールアセンブリがカニューレアセンブリ100に取り付けられるときかのカニューレの軸「a」と一致する中央シールハウジング軸「b」を規定する。1つの実施形態では、シールハウジング102は、いくつかのハウジング構成要素106、108を組み込み得、これらは、一緒にアセンブルされるとき、シールハウジング102を形成する。ハウジング構成要素106、108の組み立ては、接着剤、セメントなどを含む任意の適切な接着手段、またはさねはぎ配列、差し込みカップリング、干渉ばめなどを含む機械的手段によって実施され得る。 【0039】 シールハウジング102は、近位端110および遠位端112をそれぞれ規定する。隣接近位端110は、近位方向から遠位方向までシールハウジング軸「b」に向かって半径方向の内方に延びるテーパー状の内壁114であり、すなわち、テーパー状壁114は、方向の長軸方向成分と半径方向成分との両方を有し、そして内部環状壁116で終わる。環状壁116は、長軸方向開口部104の内部寸法を制限するために供され、シールハウジング102を通って導入される外科用器具の側方移動を少なくとも部分的に拘束する。 【0040】 シールハウジング102は、制限されないで、ポリマー、金属、またはエラストマーを含む複数の異なる材料から構築され得る。好ましくは、シールハウジング102の構成要素は、General Electric Companyから入手可能なABSのようなポリカーボネート材料から形成される。シールハウジング102は、さらに、任意の適切な人間工学的設計であり得るハンドルをさらに含み得る。さらに、シールハウジング102は、本明細書で上記に記載されたような、カニューレアセンブリ200と組み合わせて用いられ得るか、またはカニューレアセンブリ200に離脱可能に取り付けられ得る。 【0041】 シールアセンブリ100は、吊るされる関係でシールハウジング102内に取り付けられるシール118を含む。シール118は、例えば、接着剤、セメントなどの使用とともにのような従来手段により、シールハウジング102内に取り付けられ得る。あるいは、それに代わって、上述の接着手段と組み合わせて、シール118は、シールハウジング102のハウジング構成要素106、108間に配置されるか、または捕捉され得、この取り付けを行う。シール118が、シールハウジング102内のシール118の半径方向または側方移動を許容する様式で取り付けられ得ることもまた想定される。 【0042】 シール118は、好ましくは、外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合された通路を規定する内側シール部分120を含む。シール118は、任意の適切なエラストマー材料から形成される円形アパーチャ122を取り込む隔壁シールであり得る。1つの実施形態では、シール118は、本出願人に譲渡されたRacenetらによる米国特許第6,702,787号に開示される織物シールであり、その全体の内容は、参考として本明細書中に援用される。この’787特許中に開示されるシールは、弾性材料の第1の層、およびこの第1の層に対して並置される第2の織物層を有する平坦な隔壁シールであり得る。この織物層は、Millikenからの20%LYCRAを含むSPANDEX材料を含み得る。なお別の代替例では、シール118は、好ましくは織物シールであり、そして望ましくは、狭窄を有するように配列される。この織物は、狭窄または閉鎖を形成する材料から構築される。このシールはまた、狭窄を有するように弾性材料で成形され得る。シール110についてその他の配列もまた想定される。 【0043】 シール118は含浸織物配列として開示されているけれども、その他のシールタイプが用いられる得、そしてなお、本開示の目的を達成することが認識される。例えば、シール118は、包埋された織物なくしてエラストマー材料から製作され得る。ゲル、発泡体、またはその他の流体充填袋状シール配列もまた想定される。 【0044】 ここで、図2〜3を参照して、シールアセンブリ100は、一般に、好ましくは、テーパー状内壁114に隣接するハウジング102の外面に取り付けられる服従ガイド124をさらに含む。服従ガイド124は、外面、例えば、シールハウジング102のテーパー状内壁114に固定され得るか、またはこのテーパー状内壁114に吊られる関係で取り付けられ得る。服従ガイド124は、形状がほぼテーパー状、例えば、円錐台形状であり、近位侵入開口部126および遠位出口開口部128、ならびに内部チャネル132を規定する内部ガイド部分130を有する。好ましくは、遠位出口開口部128は、シール118のアパーチャ122の対応する内部寸法より大きい内部寸法を規定する。好ましい実施形態では、内側ガイド部分130は、上記外科用器具の周りにシールを形成することなく内部チャネル132を通る外科用器具の通過を許容するような寸法である。 【0045】 使用において、服従部材124は、シールハウジング102の長軸方向開口部104を通る上記器具の進行に際し、シール118の内側シール部分120に向かってこの器具をほぼ方向付けるよう適合されている。1つの好ましい実施形態では、服従ガイド124は、この服従ガイド124が、例えば、器具が、初期には、軸を離れるか、またはシールハウジング軸「b」に対して角度をなして導入されるときのように、外科用器具による係合に際して偏向することを許容する服従特徴を有し、服従ガイド124内にこの器具が宿ることを実質的に防ぐ。その後、服従ガイド124のテーパー状の配向が、この器具を、シール軸「b」に沿って案内する。服従ガイド124は、多くの異なる服従または可撓性材料から構築され得る。好ましい実施形態では、服従ガイド124は、エラストマー材料から形成される。服従ガイド124は、好ましくは、シール118が機能することを妨害しないようにシール118から長軸方向に間隔を置かれる。 【0046】 シールアセンブリ100は、カニューレアセンブリ200に離脱可能に連結され得ることが想定される。好ましくは、シールハウジング102は、カニューレハウジング204に離脱可能に取り付けられ得る寸法である。これに関し、シールハウジング102およびカニューレハウジング204は、シールアセンブリ100のカニューレアセンブリ200への離脱可能な連結を容易にするための手段を組み込み得、これには、シールハウジング102およびカニューレハウジング204の対応する構造上の、例えば、干渉ばめ、差し込みカップリング、ねじ配列などが含まれる。例えば、シールハウジング102は、カニューレハウジング204上の対応する構造を係合するロック移動止め136(図1)を含み得、シールアセンブリ100をカニューレアセンブリ200に固定する。これらシールアセンブリ100およびカニューレアセンブリ200を連結するための1つの適切な手段は、前述のSmithらによる米国特許第5,603,702号に開示されている。従って、外科医は、外科的手順の間の任意の時間でカニューレアセンブリ200からシールアセンブリ100を除去し得、そして同様に、カニューレを通って挿入されるべき器具とのシールする係合を提供するために所望されるとき、カニューレにシールアセンブリ100を取り付け得る。さらに、シールアセンブリ100は、異なる構造の従来のカニューレに取り付けるために容易に適合され得る。あるいは、シールハウジング102は、所望であれば、カニューレハウジング204に永久的に固定され得る。 【0047】 ここで、図4を参照して、本開示のシールアセンブリの別の実施形態が論議される。シールアセンブリ140は、本明細書中上記で論議されたシールアセンブリ100に実質的に類似している。しかし、この実施形態によれば、シールアセンブリ140は、服従ガイド142を含む。服従ガイド142は、シールハウジング106に片持される様式で取り付けられ、この服従ガイド142により大きな程度の偏向能力を提供する。この点について、服従ガイド142は、テーパー状の内壁114から間隔を置かれる。さらに、服従ガイド142の遠位端に隣接する有効内部寸法は、環状壁116の内部寸法または内径より小さく、すなわち、服従ガイド142は、環状壁116から、この服従ガイド142がハウジング構成要素106の開口部の直径を必ずしも制限しないように距離「d」間隔を置かれる。旋回様式で服従ガイド142を取り付けるための任意の手段が、当業者によって認識され得る。1つの好ましい実施形態では、服従ガイド142は、ハウジング構成要素106の近位外面110に、従来手段によって固定されるフランジ144を含む。その他の点では、シールアセンブリ140は、本明細書で上記に記載されたのと類似の様式で作動する。 【0048】 図5は、本開示のシールアセンブリとの組み込みのための服従ガイドの代替の実施形態を示す。服従ガイド150は、シール軸「s」の周りで同軸に配列された複数の服従部材152を含む。服従ガイド150は、外科用器具の係合および初期侵入に際し、より大きな程度の可撓性を提供するように、図4の実施形態と組み合わせて論議されたのと実質的に同じ様式の旋回関係でシールハウジング106に取り付けられ得る。この点について、服従ガイド150は、ハウジング構成要素106(図4を参照のこと)の近位面110に固定されるフランジ156を含む。服従部材152は、吊るされる旋回様式でテーパー状の内壁114から間隔を置かれ得、外科用器具のオフセット侵入に際し、より大きな程度の偏向を提供する。服従部材152は、近位方向から遠位方向までシール軸「s」に対して半径方向に内方に延びるほぼ円錐台形状を規定するように配列され、そして隣接する服従部材152が互いと重複するか、または旋回重複する関係にあるようにさらに配列され得る。服従部材152は、挿入された外科用物体との係合に際し、偏向、屈曲などするように可撓性であり、そして好ましくは、エラストマー材料から製作され得る。制限されないで、矩形、丸形、三角形などを含む任意の形状が、服従部材152のために想定される。 【0049】 形態および詳細における種々の改変および偏向が、本発明の思想および範囲から逸脱することなく本開示の実施形態になされ得ることが理解される。従って、上記の説明は、本発明を制限すると解釈されるべきではなく、その好ましい実施形態の単なる例示である。当業者は、本明細書に添付した特許請求の範囲によって規定されるような本発明の範囲および思想内でその他の改変を想定する。特許法によって要求される詳細および詳細な記述とともに本発明を説明し、請求され、そして所望の保護される事項は、添付の特許請求の範囲に提示される。 【0050】 (要約) 外科用シールアセンブリは、長軸方向ハウジング軸を規定し、そしてそれを通る長軸方向開口部を有するシールハウジング、通路を規定し、そして上記通路内に配置された外科用器具の周りで実質的なシールを形成するように適合されている内側シール部分、および上記シールハウジングに取り付けられるガイドを含む。このガイドは、上記シールの内側シール部分の近位方向にあり、そしてそれから間隔を置かれた内側ガイド部分を有する。この内側ガイド部分は、上記外科用器具の、上記シールハウジングの長軸方向開口部内への侵入に際し、上記外科用器具を、上記シールの内側シール部分にほぼ向かって向けるよう適合されるチャネルを規定する。上記内側ガイド部分は、上記外科用器具の初期のオフセットまたは角度をなす侵入を収容するように比較的服従的である。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】図1は、カニューレアセンブリおよびトロカールアセンブリとともに示される本開示の原理に従う本開示のシールアセンブリの分離されたパーツの斜視図である。 【図2】図2は、図1の外科用シールアセンブリの側方断面図である。 【図3】図3は、図1〜2の外科用シールアセンブリの服従ガイドの斜視図である。 【図4】図4は、本開示の外科用シールアセンブリの代替の実施形態の側方断面図である。 【図5】図5は、外科用シールアセンブリの別の代替の実施形態に従う複数の服従部材を有する服従ガイドの斜視図である。 【符号の説明】 【0052】 100 シールアセンブリ 102 シールハウジング 104 長軸方向開口部 118 シール 124,142,150 ガイド 120 内側シール部分 200 カニューレアセンブリ 202 カニューレスリーブ 204 カニューレハウジング 206 長軸方向通路 300 閉塞具アセンブリ 302 閉塞具ハウジング 304 閉塞具部材 306 貫通端部 308 閉塞具スリーブ
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| 【出願人】 |
【識別番号】501289751 【氏名又は名称】タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ
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| 【出願日】 |
平成19年7月4日(2007.7.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107489 【弁理士】 【氏名又は名称】大塩 竹志
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| 【公開番号】 |
特開2008−12318(P2008−12318A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2007−176807(P2007−176807) |
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