| 【発明の名称】 |
磁気共鳴イメージング装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮内 義明
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、受信コイルの持ち運びを容易にし、機器の破損を防止することができる磁気共鳴イメージング装置を得ることを目的とするものである。
【構成】イメージング装置本体1と受信コイル9とは、受信ケーブル15を介して接続される。受信ケーブル15の先端部には、プラグコネクタ16が設けられている。受信コイル9には、プラグコネクタ16を接続するためのレセプタクルコネクタ17が設けられている。これにより、受信ケーブル15は、受信コイル9から切り離し可能になっている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検体を載せるテーブル、上記被検体の周囲に磁場を発生させる磁場発生部、及び上記被検体に電磁波を照射する照射コイルを有するイメージング装置本体と、 上記被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、 上記イメージング装置本体と上記受信コイルとを接続する受信ケーブルと を備えた磁気共鳴イメージング装置において、 上記受信コイルには、上記受信ケーブルを接続するためのコネクタが設けられており、上記受信ケーブルは、上記受信コイルから切り離し可能になっていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 【請求項2】 上記イメージング装置本体にも上記受信ケーブルを接続するためのコネクタが設けられており、上記受信ケーブルは、上記イメージング装置本体からも切り離し可能になっていることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、イメージング装置本体と受信コイルとが受信ケーブルを介して接続される磁気共鳴イメージング装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)は、核磁気共鳴現象を利用して被検体の所望の検査部位における原子核スピンの密度分布、緩和時間分布を計測し、その計測データから被検体の断面の画像を表示する。 【0003】 均一で強力な磁場内に置かれた被検体の原子核スピンは、磁場の方向を軸として、磁場の強さによって定まる周波数(ラーモア周波数)で歳差運動を行う。そこで、このラーモア周波数に等しい周波数の高周波パルスを外部より照射すると、原子核スピンは、励起されて高いエネルギー状態に遷移する(核磁気共鳴現象)。また、高周波パルスの照射を打ち切ると、原子核スピンは、それぞれの状態に応じた時定数で元の低いエネルギー状態に戻る。このとき、原子核スピンから外部に電磁波(NMR信号)が放出される。 【0004】 磁気共鳴イメージング装置では、原子核スピンから放出された電磁波をその周波数に同調した受信コイルで検出する。このとき、X,Y,Zの3軸の傾斜磁場を磁場空間に印加しておくことにより、空間内に位置情報を付加することができる。即ち、空間内の位置情報を周波数情報として得ることができる。 【0005】 このような従来の磁気共鳴イメージング装置では、被検体を撮影する際、複数の種類の受信コイルの中から選択された受信コイルがイメージング装置本体に接続される。具体的には、受信コイルから引き出された受信ケーブルのプラグコネクタが、イメージング装置本体に設けられたレセプタクルコネクタに接続される(例えば、特許文献1参照)。 【0006】 【特許文献1】特開2004−298532号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 上記のような従来の磁気共鳴イメージング装置においては、各受信コイルに受信ケーブルが予め接続されているため、保管場所とイメージング装置本体との間で受信コイルを移動させる際、受信ケーブル及びプラグコネクタの重量が操作者の負担になるとともに、受信ケーブルが邪魔になり、受信コイルの持ち運びに手間がかかる。また、プラグコネクタを床に落とし易く、プラグコネクタや周囲の機器を破損させることもあった。 【0008】 この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、受信コイルの持ち運びを容易にし、機器の破損を防止することができる磁気共鳴イメージング装置を得ることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 この発明に係る磁気共鳴イメージング装置は、被検体を載せるテーブル、被検体の周囲に磁場を発生させる磁場発生部、及び被検体に電磁波を照射する照射コイルを有するイメージング装置本体と、被検体からの磁気共鳴信号を受信する受信コイルと、イメージング装置本体と受信コイルとを接続する受信ケーブルとを備え、受信コイルには、受信ケーブルを接続するためのコネクタが設けられており、受信ケーブルは、受信コイルから切り離し可能になっている。 【発明の効果】 【0010】 この発明の磁気共鳴イメージング装置は、受信ケーブルを接続するためのコネクタが受信コイルに設けられており、受信ケーブルが受信コイルから切り離し可能となっているため、受信コイルに受信ケーブルが接続されたままの状態で受信コイルを持ち運ぶ必要がなくなり、受信コイルの持ち運びを容易にし、機器の破損を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による磁気共鳴イメージング装置を一部ブロックで示す構成図である。図において、イメージング装置本体1は、被検体2を載せるテーブル3、被検体2の周囲に磁場を発生させる磁場発生部4、被検体2に電磁波を照射する照射コイル5、及びMRIユニット6を有している。磁場発生部4、照射コイル5及びMRIユニット6は、ガントリに設けられている。 【0012】 磁場発生部4は、被検体2に強く均一な静磁場を与える磁石7a,7bと、被検体2に傾斜磁場(スライス傾斜磁場、リードアウト傾斜磁場及びエンコード傾斜磁場)を印加する傾斜磁場コイル8a,8bとを有している。磁石7a,7bとしては、永久磁石又は超電導磁石が用いられる。照射コイル5は、電磁波を所定のパルスシーケンスで繰り返し印加する。 【0013】 被検体2には、被検体2からの磁気共鳴信号を受信する受信コイル9が装着されている。MRIユニット6は、傾斜磁場電源10、高周波装置11、制御装置12及び演算装置13を有している。傾斜磁場電源10は、傾斜磁場コイル8a,8bに電力を供給する。高周波装置11は、照射コイル5によりスピン励起のための高周波パルスを発生させるとともに、受信コイル9からの磁気共鳴信号を収集する。制御装置12は、傾斜磁場電源10及び高周波装置11を制御する。 【0014】 演算装置13は、コンピュータにより構成され、高周波装置11で収集した信号データに基づいて画像再構成演算等の演算処理を実行する。演算装置13で得たMRI画像信号は、表示装置14に入力され、これにより表示装置14にMRI画像が表示される。 【0015】 図2は図1のテーブル3を示す斜視図、図3は図2の受信コイル非使用時の状態を示す斜視図である。イメージング装置本体1と受信コイル9とは、受信ケーブル15を介して接続される。受信ケーブル15の基端部は、イメージング装置本体1内でMRIユニット6に接続されている。また、受信ケーブル15は、テーブル3の側部からイメージング装置本体1外へ引き出されている。さらに、受信ケーブル15の先端部には、プラグコネクタ16が設けられている。 【0016】 受信コイル9には、プラグコネクタ16を接続するためのレセプタクルコネクタ17が設けられている。これにより、受信ケーブル15は、受信コイル9から切り離し可能になっている。テーブル3の側部には、受信ケーブル15の非使用時、即ち非撮影時に受信ケーブル15を載せて保管するためのレール部(トレイ部)18が設けられている。 【0017】 このような磁気共鳴イメージング装置では、撮影の際、選択された受信コイル9がテーブル3上に移動され、レセプタクルコネクタ17に受信ケーブル15のプラグコネクタ16が接続される。撮影終了後は、レセプタクルコネクタ17からプラグコネクタ16が取り外され、受信コイル9が保管場所に移動される。また、受信ケーブル15は、図3に示すように、レール部18上に載せられて保管される。なお、図3では、受信ケーブル15が折り曲げられて保管されているが、図3に示すようにレール部18の長さが十分であれば、受信ケーブル15を折り曲げずに直線状に伸ばしたまま保管することも可能である。 【0018】 このように、受信ケーブル15を接続するためのレセプタクルコネクタ17が受信コイル9に設けられており、受信ケーブル15が受信コイル9から切り離し可能となっているため、受信コイル9に受信ケーブル15が接続されたままの状態で受信コイル9を持ち運ぶ必要がなくなり、受信コイル9の持ち運びを容易にし、プラグコネクタ16等の機器の破損を防止することができる。 【0019】 実施の形態2. 次に、図4はこの発明の実施の形態2による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。図において、テーブル3の側部には、受信ケーブル15の非使用時に受信ケーブル15を引っ掛けて保管するためのフック部19が設けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。 【0020】 このような磁気共鳴イメージング装置であっても、受信コイル9の持ち運びを容易にし、プラグコネクタ16等の機器の破損を防止することができる。また、非使用時の受信ケーブル15の保管スペースを縮小することができる。 【0021】 なお、受信ケーブル15を保管するためのレール部18やフック部19は、イメージング装置本体1の他の場所、例えばガントリ側に設けてもよい。 【0022】 実施の形態3. 次に、図5はこの発明の実施の形態3による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。図において、テーブル3の下部には、受信ケーブル15の非使用時に受信ケーブル15を巻き取るケーブル巻取部20が設けられている。受信ケーブル15は、モータ又はばね等の駆動力、又は手動によりケーブル巻取部20に巻き取られ、ケーブル巻取部20の収納ケース内に収納される。また、受信ケーブル15は、使用時にケーブル巻取部20から引き出される。他の構成は、実施の形態1と同様である。 【0023】 このような磁気共鳴イメージング装置であっても、受信コイル9の持ち運びを容易にし、プラグコネクタ16等の機器の破損を防止することができる。また、非使用時の受信ケーブル15の保管スペースを縮小することができる。さらに、非使用時に受信ケーブル15の全体がケーブル巻取部20内に収容されるので、操作者等が受信ケーブル15に引っ掛かるのを防止することができる。 【0024】 実施の形態4. 次に、図6はこの発明の実施の形態4による磁気共鳴イメージング装置の要部を示す斜視図である。この例では、ケーブル巻取部20がガントリ21の側部に取り付けられている。他の構成は、実施の形態3と同様である。 【0025】 このように、ケーブル巻取部20をガントリ21に設けてもよく、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。 【0026】 実施の形態5. 次に、図7はこの発明の実施の形態5による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。図において、受信ケーブル15の先端部にはプラグコネクタ(第1のケーブル側コネクタ)16が設けられており、受信ケーブル15の基端部にはプラグコネクタ(第2のケーブル側コネクタ)22が設けられている。 【0027】 受信コイル9には、プラグコネクタ16が接続されるレセプタクルコネクタ(受信コイル側コネクタ)17が設けられている。テーブル3の側部には、プラグコネクタ22が接続されるレセプタクルコネクタ(本体側コネクタ)23が設けられている。従って、受信ケーブル15は、受信ケーブル15からもイメージング装置本体1からも切り離し可能になっている。そして、受信ケーブル15は、非使用時にはイメージング装置本体1から離れた保管場所に移動され保管される。他の構成は、実施の形態1と同様である。 【0028】 このような磁気共鳴イメージング装置であっても、受信コイル9の持ち運びを容易にし、プラグコネクタ16等の機器の破損を防止することができる。また、受信ケーブル15が損傷したり劣化したりした場合に、受信ケーブル15を容易に交換することができる。 【0029】 実施の形態6. 次に、図8はこの発明の実施の形態6による磁気共鳴イメージング装置の要部を示す斜視図である。この例では、レセプタクルコネクタ23がガントリ21の側部に設けられている。他の構成は、実施の形態5と同様である。 【0030】 このような磁気共鳴イメージング装置であっても、受信コイル9の持ち運びを容易にし、プラグコネクタ16等の機器の破損を防止することができる。 【0031】 なお、上記の例では、受信ケーブルを1本のみ示したが、複数本の受信ケーブルをイメージング装置本体から引き出してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】この発明の実施の形態1による磁気共鳴イメージング装置を一部ブロックで示す構成図である。 【図2】図1のテーブルを示す斜視図である。 【図3】図2の受信コイル非使用時の状態を示す斜視図である。 【図4】この発明の実施の形態2による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。 【図5】この発明の実施の形態3による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。 【図6】この発明の実施の形態4による磁気共鳴イメージング装置の要部を示す斜視図である。 【図7】この発明の実施の形態5による磁気共鳴イメージング装置のテーブルを示す斜視図である。 【図8】この発明の実施の形態6による磁気共鳴イメージング装置の要部を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0033】 1 イメージング装置本体、2 被検体、3 テーブル、4 磁場発生部、5 照射コイル、9 受信コイル、15 受信ケーブル、17 レセプタクルコネクタ。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000153498 【氏名又は名称】株式会社日立メディコ
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100110423 【弁理士】 【氏名又は名称】曾我 道治
【識別番号】100084010 【弁理士】 【氏名又は名称】古川 秀利
【識別番号】100094695 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 憲七
【識別番号】100111648 【弁理士】 【氏名又は名称】梶並 順
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| 【公開番号】 |
特開2008−5954(P2008−5954A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177623(P2006−177623) |
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