| 【発明の名称】 |
静脈認証装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】三浦 直人
【氏名】長坂 晃朗
【氏名】宮武 孝文
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| 【要約】 |
【課題】静脈パターンを鮮明に撮像する。
【構成】画像処理装置であって、撮像される指が対向する該画像処理装置の表面に対して、上記指と反対側に位置する第1の光源と第2の光源と撮像部と、上記表面に設けられる開口部と、上記撮像部によって撮像された上記開口部を通った該指の透過光による画像から該指の血管パターンを抽出する処理部と、を有し、上記第1及び第2の光源は、上記開口部を挟んで上記撮像される指の長手方向に並んで配置され、該第1及び第2の光源のそれぞれは、該撮像される指の幅方向に配置される複数の光源素子によって構成されることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 画像処理装置であって、 撮像される指が対向する該画像処理装置の表面に対して、上記指と反対側に位置する第1の光源と第2の光源と撮像部と、 上記表面に設けられる開口部と、 上記撮像部によって撮像された上記開口部を通った該指の透過光による画像から該指の血管パターンを抽出する処理部と、を有し、 上記第1及び第2の光源は、上記開口部を挟んで上記撮像される指の長手方向に並んで配置され、 該第1及び第2の光源のそれぞれは、該撮像される指の幅方向に配置される複数の光源素子によって構成されることを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 画像処理装置であって、 指の置かれる指置き台と、 上記画像処理装置内に格納される、上記置かれる指を照射する2つの光源と、 上記画像処理装置内に格納される、上記置かれる指に照射され該画像処理装置に設けられた開口部を介して該画像処理装置内に通った光を撮像する撮像部と、 上記画像処理装置内に格納される、上記撮像された撮像画像を用いて上記指の血管パターンを抽出する処理部と、を有し、 上記2つの光源は、上記開口部の上記設置される指の先端側と根元側とに、該開口部を挟んで配置され、 該二つの光源のそれぞれは、上記設置される指の幅方向に配置される複数の光源素子によって構成されていることを特徴とする画像処理装置。 【請求項3】 撮像される指の腹側から光を照射する第1及び第2の光源と、 上記第1と第2の光源との間に位置し、上記指を透過した光を通す開口部と、 上記指の腹側に位置し、上記開口部を通った光を撮像する撮像部と、 上記撮像された画像から上記指の血管パターンを抽出する処理部と、を有し、 上記開口部、上記第1の光源及び第2の光源は、上記指の長手方向に並んで配置され、 該第1及び第2の光源のそれぞれは、該指の長手方向に配置される複数の光源素子によって構成されていることを特徴とする画像処理装置。 【請求項4】 画像処理装置であって、 撮像される指が対向する該画像処理装置の表面に対して、上記指と反対側に位置する第1の光源と第2の光源と撮像部と、 上記表面に設けられる開口部と、 上記撮像部で撮像された上記開口部を通った該指の透過光による画像から該指の血管パターンを抽出する処理部とを有し、 上記第1及び第2光源は、上記開口部を挟んで上記撮像される指の長手方向に並んで配置され、 該第1及び第2の光源のぞれぞれは、該撮像される指の長手方向より幅方向に長い形状であることを特徴とする画像処理装置。 【請求項5】 上記指が対向する面又は上記指が置かれる面は、平面であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の画像処理装置。 【請求項6】 上記開口部を通った光は鏡で反射され、 該撮像部は、上記反射された光を撮像することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の画像処理装置。 【請求項7】 情報端末の入力部内に格納された画像処理装置であって、 該入力部の表面が、上記指が対向する面又は上記指が置かれる面として構成されることを特徴とする請求項項1乃至6の何れか一つに記載の画像処理装置。 【請求項8】 上記処理部は、上記撮像部からの距離に基づいて、上記第1及び第2の光源の光量を調整することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一つに記載の画像処理装置。 【請求項9】 予め登録された照合データと上記抽出された血管パターンとを照合することによって個人認証を行う認証処理部を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一つに記載の画像処理装置。 【請求項10】 指の長手方向に開口部を間に並んで配置される2つの光源で該指の腹側に光を照射し、 上記開口部を通った上記指の透過光を上記指の腹側に位置する撮像部で撮像し、 上記撮像された画像から該指の血管パターンを抽出し、 該抽出された血管パターンと照合パターンとを比較することによって個人認証を行う個人認証方法であって、 上記2つの光源のそれぞれは、上記撮像される指の幅方向に配置される複数の光源素子によって構成されることを特徴とする個人認証方法。 【請求項11】 画像処理装置内に格納される2つの光源で指を照射し、 上記画像処理装置に設けられた開口部を介して該画像処理装置内に通った上記指の透過光を撮像し、 上記撮像された撮像画像から上記指の血管パターンを抽出する画像処理方法であって、 上記2つの光源は、上記開口部を挟んで上記撮像される指の長手方向に並んで配置され、 上記2つの光源のそれぞれは、該撮像される指の長手方向より幅方向に長い形状であることを特徴とする画像処理方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、個人を認証する認証装置に関し、特に、生体の静脈情報を用いて認証する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、個人情報に対するセキュリティが重要視されてきている。セキュリティを守る個人認証技術として、バイオメトリクス認証が注目されている。バイオメトリクス認証は、人間の生体情報を用いて認証する技術であり、利便性及び機密性に優れている。 【0003】 従来のバイオメトリクス認証技術として、指紋、虹彩、音声、顔、手の甲の静脈又は指静脈を用いる認証が知られている。特に、静脈を用いるバイオメトリクス認証では、利用者が手や指等の生体の一部を認証装置に提示するだけで認証できる。そのため、静脈を用いるバイオメトリクス認証(静脈認証装置)は、利用者の心理的な抵抗感が低い。更に、静脈認証装置は、生体の内部情報を用いるため、耐偽造性に優れている。 【0004】 以下、特に指静脈認証装置について記載する。 【0005】 まず、指静脈認証装置は、指に赤外光を照射する。すると、赤外光は、指内部で散乱した後、外部へ透過する。そして、指静脈認証装置は、指の掌側から透過した赤外光を撮像する。 【0006】 このとき、血液中のヘモグロビンは、周囲の組織よりも赤外光を吸収する。よって、指静脈認証装置が撮像した画像は、指の掌側の皮下に分布する血管(指静脈)を暗い影のパターン(指静脈パターン)として可視化する。 【0007】 指静脈認証装置は、この指静脈パターンの特徴を予め登録しておく。 【0008】 指静脈認証装置は、認証時、利用者によって提示された指の画像を撮像する。そして、指静脈認証装置は、撮像した画像の指静脈パターンと予め登録した特徴との相関を求めることによって、個人認証を行う。 【0009】 しかし、従来の指静脈認証装置は、当該装置の内部に挿入された指を撮像する。そのため、利用者は、指静脈認証装置の閉塞的な内部空間に指を挿入しなければならないので、抵抗を感じる。 【0010】 そこで、この問題を解決する指静脈認証装置が、特開2004−265269号公報に記載されている。この指静脈認証装置は、指に照射する赤外光の光源を指の両側面に設置する。これによって、利用者が指を装置の上に乗せるだけで認証できる。 【0011】 しかし、この指静脈認証装置は、指の側面に光源を設置する空間が必要となるので、小型化できないという問題があった。 【0012】 一方、平面的な構造を持つ静脈認証装置が、国際公開2002/099393号パンフレットに記載されている。 【0013】 この静脈認証装置は、撮影する静脈に対して撮像素子と同一面上に光源を設置される。 【特許文献1】特開2004−265269号公報 【特許文献2】国際公開2002/099393号パンフレット 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0014】 しかし、撮像素子と同一面上に光源を設置する静脈認証装置は、指の皮膚の表面で反射した光も撮像してしまう。このため、当該静脈認証装置は、静脈パターンを鮮明に撮像することができないという問題があった。 【0015】 そこで、本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであって、鮮明な静脈パターンを撮像可能且つ小型化可能な静脈認証装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0016】 本発明は、画像処理装置であって、撮像される指が対向する該画像処理装置の表面に対して、上記指と反対側に位置する第1の光源と第2の光源と撮像部と、上記表面に設けられる開口部と、上記撮像部によって撮像された上記開口部を通った該指の透過光による画像から該指の血管パターンを抽出する処理部と、を有し、上記第1及び第2の光源は、上記開口部を挟んで上記撮像される指の長手方向に並んで配置され、該第1及び第2の光源のそれぞれは、該撮像される指の幅方向に配置される複数の光源素子によって構成されることを特徴とする。 【発明の効果】 【0017】 本発明の静脈認証装置は、静脈パターンを鮮明に撮像できる。更に、小型化できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、本願実施例においては特に指の静脈認証装置について説明するが、その掌等他の生体であっても適応可能である。 (第1の実施の形態) 図1は、本発明の第1の実施の形態の認証システムの構成図である。 【0019】 認証システムは、入力装置2、認証処理部10、記憶装置14、表示部15、入力部16、スピーカ17及び画像入力部18を含む。 【0020】 入力装置2は、図3A、図3B及び図3Cで後述する。また、入力装置2は、光源23及び撮像装置29を含む。 【0021】 光源23は、例えば、赤外線LEDであり、入力装置2の上に提示された指1に赤外光を照射する。撮像装置29は、入力装置2に提示された指1を撮像する。 【0022】 画像入力部18は、入力装置2の撮像装置29で撮像された画像を、認証処理部10へ入力する。 【0023】 認証処理部10は、CPU11及びメモリ12及びインタフェース(IF)13を含む。 【0024】 CPU11は、メモリ12に記憶されているプログラムを実行することによって各種処理を行う。メモリ12は、図2で後述するが、CPUが実行するプログラムを記憶する。また、メモリ12は、画像入力部18から入力された画像を一時的に記憶する。 【0025】 インタフェース13は、認証処理部10の外部の装置と接続する。具体的には、インタフェース13は、入力装置2、記憶装置14、表示部15、入力部16、スピーカ17又は画像入力部18等と接続する。 【0026】 記憶装置14は、利用者の照合データを予め記憶している。照合データは、利用者を照合する情報であり、例えば、指静脈パターンの画像等である。指静脈パターンの画像は、指の掌側の皮下に分布する血管(指静脈)を暗い影のパターンとして撮像された画像である。 【0027】 表示部15は、例えば、液晶ディスプレイ等であり、認証処理部10から受信した情報を表示する。 【0028】 入力部16は、例えば、キーボード等であり、利用者から入力された情報を認証処理部10に送信する。スピーカ17は、認証処理部10から受信した情報を、音声で発信する。 【0029】 以下、本実施の形態の認証システムの認証処理について説明する。 【0030】 まず、認証を要求する利用者が、指1を入力装置2に提示する。すると、入力装置2に設置された光源23は、指1に赤外光を照射する。この赤外光は、指1の内部であらゆる方向に散乱する。 【0031】 入力装置2に設置された撮像装置29は、指の掌側から出てきた赤外光を撮像する。そして、撮像装置29は、撮像した画像を画像入力部18を介して認証処理部10に入力する。 【0032】 すると、認証処理部10は、入力された画像をメモリ12に記憶する。そして、メモリ12に記憶した画像から、特徴データを抽出する。 【0033】 次に、認証処理部10は、記憶装置14に予め記憶されている認証データを、記憶装置14から取得する。なお、認証処理部10は、入力部16から入力された情報(例えば、利用者ID等)に対応する認証データのみを、記憶装置14から取得してもよい。次に、取得した認証情報をメモリ12に記憶する。 【0034】 次に、認証処理部10は、抽出した特徴データと記憶装置14から取得した認証データとの照合を行う。具体的には、特徴データと認証データとの相関値を算出することによって、入力装置2に指1を提示した人物を特定する。 【0035】 そして、認証処理部10は、特定した人物に対応する処理を行う。 【0036】 以上のように、本実施の形態の認証システムは、利用者を認証する。 【0037】 図2は、本発明の第1の実施の形態の認証処理部10のメモリ12のブロック図である。 【0038】 メモリ12は、指検知プログラム121、光量制御プログラム122、特徴抽出プログラム123、特徴データ貼り合わせプログラム124及び特徴照合プログラム125等を記憶する。 【0039】 指検知プログラム121は、入力装置2に指1が置かれているか否かを判定する。 【0040】 光量制御プログラム122は、光源23の光量を制御する。 【0041】 特徴抽出プログラム123は、撮像装置29によって撮像された画像から特徴データを抽出する。 【0042】 特徴データ貼り合わせプログラム124は、特徴抽出プログラム123によって抽出された特徴データと過去に抽出された特徴データとを貼り合わせる。 【0043】 特徴照合プログラム125は、特徴データ貼り合わせプログラム124によって張り合わされた特徴データと記憶装置14に記憶されている認証データとを照合する。 【0044】 図3Aは、本発明の第1の実施の形態の入力装置2の側面図である。図3Bは、本発明の第1の実施の形態の入力装置2の正面図である。図3Cは、本発明の第1の実施の形態の入力装置2の平面図である。 【0045】 本実施の形態の入力装置2は、スイープ型指静脈認証装置を例として説明する。スイープ型指静脈認証装置は、利用者が指1を移動させることによって、指1の全体を撮像する。 【0046】 入力装置2の上部には、撮像対象の生体を設置するインタフェースとして二つの指置き台25が設置されている。また、二つの指置き台25は、開口部30を設けるように設置されている。 【0047】 なお、開口部30は、赤外光に対して透明であればよく、単なる空間であってもよいし、赤外光に対して透明な部材であってもよい。また、開口部30は、指1の長手方向の幅を指1の長さより狭くする。これによって、入力装置2を小型化できる。 【0048】 指置き台25は、入力装置2と一体となって構成されていてもよいし、入力装置2と別に構成されていてもよい。また、指置き台25は、赤外光に対して不透明な材質とする。 【0049】 また、指置き台25は、指1の形状に合わせた曲線的な形状である(例えば、図3Bを参照。)。指置き台25は、中央が凹んでいる形状である。 【0050】 これによって、利用者が、所定の位置に指を置くことができる。更に、利用者は、安定して指1を移動することができる。この結果、本実施の形態の認証システムの認証精度を高めることができる。 【0051】 また、指置き台25は、曲線的な窪みを有する形状でなく、平面的な形状であってもよい。この場合、指置き台25は、凹凸が無くなる。これによって、入力装置2の上部を平面構造にできる。なお、指置き台25は、認証時に指が提示されるインタフェースの一例である。インタフェースは、認証時に指1が提示される場所であれば、いかなる形状であってもよい。 【0052】 指置き台25の下部には、光源23が設置されている。光源23は、指1に対して赤外光を照射する。光源23は、撮像装置29の撮像方向320と略平行な方向を光軸231として発光している。なお、撮像方向320は、撮像装置29が撮像する光軸の方向である。 【0053】 本説明図では、光源23は、それぞれの指置き台25の下部に、指1の長手方向と略垂直の方向に四個並べて設置されている。なお、光源23は、十分な強さで指1を照射できれば、いくつであってもよい。 【0054】 ただし、光源23は、指1の長手方向と略垂直の方向に複数個並べて設置されることによって、指1の全体を一様な明るさで照射できる。更に、入力装置2の指1の長手方向の幅を小さくできる。なお、複数個の光源23を並べて設置するのでなく、一つの細長い形状の光源23を指の長手方向に対し略垂直の方向に設置しても同様である。 【0055】 また、認証処理部10のCPU11は、光量制御プログラム122を実行することによって、光源23が発光する赤外光の光量を制御する。例えば、認証処理部10は、指置き台25に関節部分が置かれている場合、光量を弱くする。また、指置き台25に指1の太い部分が置かれている場合、光量を強くする。 【0056】 認証処理部10は、すべての光源23を同一の光量に制御してもよい。この場合、認証処理部10は、光源23を一つの電流で制御すればよい。よって、認証システムを低コストで作成できる。 【0057】 また、認証処理部10は、それぞれの光源23を異なる光量に制御してもよい。この場合、認証処理部10は、光源23を異なる複数の電流で制御する。よって、認証システムのコストが大きくなる。しかし、それぞれの光源23が適切な光量で発光するので、撮像装置29は、明るさのムラが少ない鮮明な画像を撮像できる。 【0058】 また、認証処理部10は、指1の根本側の指置き台25に設置されている光源23と、指先側の指置き台25に設置されている光源23とで異なる光量に制御してもよい。この場合、認証処理部10は、光源23を二つの電流で制御すればよい。よって、認証システムを低コストで作成できる。更に、撮像装置29は、明るさのムラが少ない鮮明な画像を撮像できる。 【0059】 また、光源23は、指1の長手方向に複数個並べて設置されてもよい。 【0060】 また、光源23は、面状に複数個を配置されてもよい。この場合、認証処理部10は、開口部30から遠い光源23の光量を強くし、開口部30に近い光源23の光量を弱くする。これによって、撮像装置29は、明るさのムラの少ない鮮明な画像を撮像できる。 【0061】 開口部30には、アクリル板34が設置されている。アクリル板34は、赤外光に対して透明な材質である。アクリル板34は、入力装置2の内部に、指及び埃等を含む異物が進入することを防ぐ。 【0062】 開口部30の上部の両脇には、遮光部材32が設置されている。遮光部材32は、開口部30への外光の侵入を防ぐ。例えば、遮光部材32は、指1の両脇を覆うように設置される。 【0063】 なお、外光の影響が少ない場合には、遮光部材32は不要である。また、入力装置2の上部が平面構造の必要がある場合にも、遮光部材32は不要である。 【0064】 入力装置2の内部には、撮像装置29及び赤外透過フィルタ27が設置される。 【0065】 赤外透過フィルタ27は、アクリル板34と撮像装置29との間に設置される。また、赤外透過フィルタ27は、赤外光のみを透過する。 【0066】 撮像装置29は、入力装置2の外部から、開口部30、アクリル板34、赤外透過フィルタ27を通った赤外光を撮像する。また、撮像装置29は、開口部30の真下に且つ上向きで設置されている。 【0067】 なお、入力装置2の内部に鏡等を設置してもよい。この場合、撮像装置29は、任意の位置及び任意の向きに設置できる。これによって、入力装置2は、高さを低くできる。なぜなら、開口部30から進入する赤外光の進路を鏡等で変更することによって、開口部30と撮像装置29との距離が調節できるからである。 【0068】 また、平面的な受光素子が、開口部30に設置されてもよい。なお、受光素子は、赤外光を検知する。この場合、入力装置2は、アクリル板34、赤外透過フィルタ27及び撮像装置29を省略できるので、平面化できる。 【0069】 以下、入力装置2の処理を説明する。 【0070】 まず、認証を要求する利用者が、指1を指置き台25の上部に提示する。すると、光源23は、指1に対して赤外光を照射する。この赤外光は、指の内部であらゆる方向に散乱する。そのため、指内部で散乱した赤外光の一部は、開口部30の上方付近に到達する。更に、開口部の上方付近に到達した赤外光の一部は、指1の外部に進行する。 【0071】 そして、指1の外部に進行した赤外光は、開口部30、アクリル板34、赤外透過フィルタ27を通り、撮像装置29に到達する。撮像装置29は、到達した赤外光を撮像する。 【0072】 撮像装置29によって撮像された赤外光は、指1の内部から指1の掌側の表面を透過している。このため、撮像装置29によって撮像された赤外光は、指静脈を透過することによって減衰された弱い部分と、指静脈のない部分を透過することによって減衰されていない強い部分と、を含んでいる。つまり、撮像装置29によって撮像された赤外光は、指静脈によるコントラストの差を含んでいる。 【0073】 従って、撮像装置29は、この赤外光を撮像することによって、開口部30の真上に位置する指1の部分領域(被撮像部分)の指静脈パターンの画像を取得できる。 【0074】 本実施の形態の入力装置2の開口部30は、指の長手方向の幅を狭くしている。そこで、利用者は、指置き台25の上部に指1を乗せた状態で、指1の長手方向に指1を移動させる。このとき、入力装置2の撮像装置29は、被撮像部分を連続的に撮像する。そして、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された複数の画像を合成することによって、指1の指静脈パターンの全体の画像を取得する。 【0075】 なお、入力装置2の撮像装置29が被撮像部分の指静脈パターンの画像を鮮明に撮像するためには、以下の光学的な条件を満たすことが望まれる。 【0076】 一つは、指1の皮膚の表面で反射した赤外光を撮像装置29が撮像しないことである。もう一つは、指静脈の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光を撮像装置29が撮像しないことである。 【0077】 当該光学的条件を満たさないと、指静脈パターンの情報を含まない赤外光が、指静脈パターンのコントラストを低下させてしまう。更に、指静脈パターンの画像が、指1の皮膚の表面のしわなどの不要な情報を含んでしまい、不鮮明になってしまう。 【0078】 当該光学的条件を満たすため、指置き台25は、光源23と開口部30との間に設置される。また、指置き台25は、赤外光に対して不透明な材質とする。 【0079】 光源23は、広がり(指向性)を持って赤外光を発光する。そのため、指置き台25が赤外光に対して透明な材質であると、光源23からの赤外光が、開口部30の上方にある被撮像部分に直接到達してしまう。そして、被撮像部分に直接到達した赤外光は、被撮像部分の皮膚の表面で反射し撮像装置29に到達してしまうので、光学的条件を満たさない。よって、指置き台25は、赤外光に対して不透明な材質でなければならない。 【0080】 また、入力装置2の内壁、フィルタ27、撮像装置29及びアクリル板34は、赤外光を反射しない材質とすることが望ましい。なぜなら、指1の内部から外部に進行した赤外光が、入力装置2の内部で反射して、指1の表面に再度到達しないようにするためである。 【0081】 更に、当該光学的条件を満たすため、指置き台25は、光源23の開口部30側の上部を半分以上覆っている。これによって、撮像装置29は、指静脈の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光(例えば、指1の表面付近で散乱した赤外光)による影響を殆ど受けずに、指静脈パターンの画像を撮像できる。 【0082】 以下、この理由を説明する。 【0083】 図4Aは、本発明の第1の実施の形態の指置き台25の形状による効果の説明図である。 【0084】 本説明図では、指置き台25は、光源23の開口部30側の上部を半分以上覆っている。これによって、光源23からの赤外光は、開口部30の反対側を向く。 【0085】 指置き台25は、光源23からの赤外光の広がりが撮像方向320を含まないように設置されればよい。つまり、指置き台25は、光源23からの赤外光のすべての成分が開口部30の反対側を向くように設置される。なお、光源23からの赤外光の広がりは、境界線322の間の範囲である。また、撮像方向320は、撮像装置29が撮像する光軸の方向である。 【0086】 なお、本実施の形態では、光源23は、撮像方向320と略平行な方向を光軸として発光している。 【0087】 次に、この場合の赤外光の経路について説明する。 【0088】 まず、光源23からの赤外光は、指1に到達する。すると、指1に到達した赤外光の一部は、指1の皮膚の表面で反射する。また、当該赤外光の一部は、指1の内部に進行する。 【0089】 なお、指1の皮膚の表面で反射した赤外光は、指置き台25によって遮られるので、開口部30の上部に到達することはない。 【0090】 指1の内部に進行した赤外光の一部326は、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱する。また、当該赤外光の一部324は、指静脈62の存在する深さまで到達した後に散乱する。 【0091】 なお、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326は、進行方向を変更する。しかし、当該赤外光326のうち開口部30の上部に到達する赤外光は、非常に少ない。なぜなら、指1に進行した赤外光の殆どの成分は、開口部30の反対側を向いているからである。 【0092】 指静脈62の存在する深さまで到達した後に散乱した赤外光324の一部は、指静脈62に吸収される。また、当該赤外光324の一部は、開口部30の上部に到達する。これによって、当該赤外光324は、指静脈パターンの情報を保持しながら、開口部30の上部に到達する。 【0093】 よって、撮像装置29は、当該赤外光324を撮像することによって、指静脈パターンの画像を撮像できる。このとき、撮像装置29は、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326及び指1の皮膚の表面で反射した赤外光の影響を非常に少なくして、指静脈パターンの画像を撮像できる。 【0094】 図4Bは、本発明の第1の実施の形態の指置き台25の形状による効果の説明図である。 【0095】 本説明図では、指置き台251は、本実施の形態の指置き台25と異なり、光源23の上部に遮光部材が存在しない。この指置き台251の場合の赤外光の経路を説明することによって、本実施の形態の指置き台25と対比する。 【0096】 この場合、光源23からの赤外光の広がりは、境界線327の間の範囲であり、撮像方向320を含む。つまり、光源23からの赤外光は、開口部30の側を向く成分を含む。 【0097】 次に、この場合の赤外光の経路について説明する。 【0098】 赤外光の経路は、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326の経路を除き、指置き台25の場合の赤外光の経路(図4A)と同一である。赤外光の同一の経路については、説明を省略する。 【0099】 本説明図の場合では、光源23からの赤外光が開口部30の側を向く成分を含む。よって、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326の一部が、開口部30の上部に到達してしまう。 【0100】 つまり、指置き台251が光源23の上部を覆わないと、撮像装置29は、指静脈パターンの画像の撮像時に、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326の影響を受けてしまう。よって、撮像装置29は、指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できない。 【0101】 これに対し、指置き台25が光源23の開口部30側の上部を半分以上覆うと、撮像装置29は、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326の影響を殆ど受けないので、指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できる。 【0102】 本実施の形態の入力装置2は、スイープ型認証装置である。よって、利用者は、指置き台25の上部に指1を乗せた状態で、指1の長手方向に指1を移動させる。しかし、利用者が指1を移動させる際に、指1が指置き台25から浮いてしまうことが想定される。この場合にも、指置き台25が光源23の開口部30側の上部を半分以上覆うことによって、撮像装置29が指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できる。 【0103】 以下、この理由を説明する。 【0104】 図5Aは、本発明の第1の実施の形態の指置き台25の形状による効果の説明図である。 【0105】 本説明図では、指置き台25は、光源23の開口部30側の上部を半分以上覆っている。これによって、光源23からの赤外光は、開口部30の反対側を向く。 【0106】 指置き台25は、光源23からの赤外光の広がりが撮像方向320を含まないように設置されればよい。つまり、指置き台25は、光源23からの赤外光のすべての成分が開口部30の反対側を向くように設置される。なお、光源23からの赤外光の広がりは、境界線322の間の範囲である。また、撮像方向320は、撮像装置29が撮像する光軸の方向である。 【0107】 次に、この場合の赤外光の経路について説明する。 【0108】 まず、光源23からの赤外光は、指1に到達する。すると、指1に到達した赤外光の一部342は、指1の表面で反射する。また、当該赤外光の一部324は、指1の内部に進行する。 【0109】 なお、指1の内部に進行した赤外光324の経路は、図4Aで説明した赤外光の経路と同一である。よって、説明を省略する。 【0110】 一方、指1の表面で反射した赤外光342は、進行方向を変更する。しかし、当該赤外光342のうち開口部30の上部に到達する赤外光は、非常に少ない。なぜなら、指1に到達した赤外光は、開口部30の反対側を向いているからである。つまり、指1の表面で反射した赤外光342の殆どの成分が、開口部30と逆方向に進行するからである。 【0111】 図5Bは、本発明の第1の実施の形態の指置き台25の形状による効果の説明図である。 【0112】 本説明図では、指置き台251は、本実施の形態の指置き台25と異なり、光源23の上部に遮光部材が存在しない。この指置き台251の場合の赤外光の経路を説明することによって、本実施の形態の指置き台25と対比する。 【0113】 この場合、光源23からの赤外光の広がりは、境界線327の間の範囲であり、撮像方向320を含む。つまり、光源23からの赤外光は、開口部30の側を向く成分を含む。 【0114】 次に、この場合の赤外光の経路について説明する。 【0115】 赤外光の経路は、指1の表面で反射した赤外光342を除き、指置き台25の場合の赤外光の経路(図5A)と同一である。よって、赤外光の同一の経路については、説明を省略する。 【0116】 本説明図の場合では、光源23からの赤外光が開口部30の側を向く成分を含む。よって、指1の表面で反射した赤外光342の一部が、開口部30の上部に到達してしまう。 【0117】 つまり、指置き台251が光源23の上部を覆わないと、撮像装置29は、指静脈パターンの画像の撮像時に、指1の表面で反射した赤外光342の影響を受けてしまう。よって、撮像装置29は、指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できない。 【0118】 これに対し、指置き台25が光源23の開口部30側の上部を半分以上覆うと、撮像装置29は、指1の表面で反射した赤外光342の影響を殆ど受けないので、指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できる。 【0119】 つまり、指置き台25は、光源23からの赤外光の広がりを開口部30から遠ざけるために、光源23の上部を覆う必要がある。 【0120】 なお、光源23の上部を覆わずに、指置き台25の幅を十分に広くしてもよい。この場合は、入力装置2が大きくなるものの、撮像装置29は、指静脈62の存在する深さまで到達せずに散乱した赤外光326及び指1の皮膚の表面で反射した赤外光の影響を非常に少なくして、指静脈パターンの画像を撮像できる。 【0121】 次に、撮像装置29によって撮像された指静脈パターンの画像を説明する。 【0122】 図6は、本発明の第1の実施の形態の光源23からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係の説明図である。 【0123】 本説明図に示されるグラフは、光源23からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係を示す。 【0124】 まず、光源23が発光する赤外光の光量を変化させない場合で説明する。 【0125】 光源23からの距離が近いと、画像の輝度値が高い。そして、光源23からの距離が遠ざかるにつれて、画像の輝度値が低下する。なお、光源23からの距離が近い位置において光源23から遠ざかると、画像の輝度値は急激に低下する。一方、光源23からの距離が遠い位置ににおいて光源23から遠ざかっても、画像の輝度値は緩やかに低下する。 【0126】 輝度値は、高輝度領域184、可視領域186又は低輝度領域188のいずれかに分けられる。 【0127】 輝度値が高輝度領域184の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できない。なぜなら、当該画像では、光が飽和しているからである。 【0128】 また、輝度値が可視領域186の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できる。 【0129】 また、輝度値が低輝度領域188の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できない。なぜなら、当該画像では、光が弱すぎるからである。 【0130】 つまり、可視領域186は、撮像装置29が光の強弱を検出できる範囲である。また、高輝度領域184及び低輝度領域188は、撮像装置29が光の強弱を検出できない範囲である。 【0131】 次に、光源23が発光する赤外光の光量を強くすると、画像の輝度値を示す曲線は右上の方法に移動する。つまり、光源23の光量を強くすると、可視領域186となる位置が光源23から遠ざかる。 【0132】 一方、光源23が発光する赤外光の光量を弱くすると、画像の輝度値を示す曲線は左下の方法に移動する。つまり、光源23の光量を弱くすると、可視領域186となる位置が光源23に近づく。 【0133】 本説明図は、指1の根元側の光源23による画像の輝度値である。なお、指先側の光源23による画像の輝度値は、本説明図の曲線を左右反転した曲線となる。 【0134】 そして、指1の根本側の光源23及び指先側の光源23による画像の輝度値は、これら二つの曲線を重ねあわせた曲線となる。 【0135】 本実施の形態では、開口部30の幅が可視領域186より十分狭い。よって、光源23が発光する赤外光の光量を調整することで、開口部30の全域を可視領域186に含めることができる。 【0136】 また、光源23は、指1の根元側又は指先側のいずれか一方にだけ設置されてもよい。この場合でも、開口部30の幅が可視領域186より十分狭いので、開口部30の全域を可視領域186に含めることができる。なお、光源23を有しない側には、指置き台25が設置されてもよいし、設置されなくてもよい。 【0137】 但し、指置き台25が、光源を有しない側にも設置されることによって、指1の移動のずれを抑制できる。一方、入力装置2は、指1の根元側又は指先側のいずれか一方の指置き台25及び光源23を省略することによって、更なる小型化が可能となる。 【0138】 なお、開口部30の幅を可視領域186に含めることができない場合には、光源23が発光する赤外光の光量を連続的に変化させる。そして、それぞれの光量ごとに、撮像装置29が、画像を撮像する。そして、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像されたこれらの画像を合成することによって、開口部30の幅の全体画像を取得する。 【0139】 図7は、本発明の第1の実施の形態の認証処理部10の認証処理のフローチャートである。 【0140】 まず、認証処理部10は、指検知処理(S100)を行うことによって、指置き台25に指1が置かれているか否かを判定する(S110)。 【0141】 例えば、接触センサ、温度センサ、電気抵抗センサ又は誘電率センサなどからの情報を用いて、指置き台25に指1が置かれているか否かを判定する。また、撮像装置29によって撮像された画像を用いて、指置き台25に指1が置かれているか否かを判定してもよい。 【0142】 具体的には、撮像装置29によって撮像された画像を用いる場合を説明する。この場合、センサが不要なので、認証システムを低コストで構築できる。 【0143】 この場合、光源23は、一定の周期で点灯する。また、撮像装置29は、光源23の点灯の周期より短い周期で、画像を撮像する。そして、撮像装置29は、撮像した画像を、認証処理部10に送信する。 【0144】 まず、認証処理部10は、撮像装置29から画像を受信する。次に、受信した画像の輝度値を求める。次に、連続して受信した画像の輝度値を比較することによって、画像の輝度値の変化量を求める。そして、求めた画像の輝度値の変化量に基づいて、指置き台25に指1が置かれているか否かを判定する。 【0145】 具体的には、画像の輝度値の変化量が閾値より小さいと、指置き台25に指1が置かれていないと判定する。なぜなら、指置き台25に指1が置かれていないと、光源23から発光された赤外光が撮像装置29に到達しないからである。 【0146】 一方、画像の輝度値の変化量が閾値以上であると、指置き台25に指1が置かれていると判定する。なぜなら、指置き台25に指1が置かれていると、光源23から発光された赤外光が指1の内部で散乱し、撮像装置29に到達するからである。 【0147】 指置き台25に指1が置かれていないと判定すると、認証処理を行う必要がないので、ステップS100に戻る。 【0148】 一方、指置き台25に指1が置かれていると判定すると、光量制御処理を行う(S120)。 【0149】 具体的には、撮像装置29によって撮像される画像の輝度値を目標値に近づけるように、光源23の光量を制御する。目標値は、静脈部分とその他の組織の部分とのコントラスト差が最も大きくなる輝度値である。なお、目標値は、指の形状及び太さに関わらず一定の値となる。 【0150】 ここでは、認証処理部10が、指先側の光源23と指1の根元側の光源23とを別個に制御する場合で説明する。 【0151】 認証処理部10は、撮像装置29から画像を受信する。次に、受信した画像の指先側の半面の平均輝度値及び当該画像の指1の根本側の半面の平均輝度値を求める。 【0152】 次に、求めた平均輝度値に応じて、光源23の光量を制御する。具体的には、指先側の反面の平均輝度値を目標値に近づけるように、指先側の光源23の光量を制御する。また、指1の根本側の反面の平均輝度値を目標値に近づけるように、指1の根本側の光源23の光量を制御する。 【0153】 なお、認証処理部10は、画像の輝度値をフィードバックしながら、光源23の光量を増減することによって、輝度値を目標値に近づける。この場合、光源23の光量を増減させる値は、固定値であってもよいし、収束状況に応じて変化させてもよい。また、認証処理部10は、撮像装置29の特性に基づいて、画像の輝度値を目標値に近づけるような光量を推定し、推定した光量を光源23に発光させてもよい。 【0154】 次に、特徴抽出処理(S130)を行う。なお、特徴抽出処理は、図8A、図8B及び図8Cで後述するが、撮像装置29によって撮像された画像から特徴データを抽出する。 【0155】 次に、特徴データ貼り合わせ処理(S140)を行う。なお、特徴データ貼り合わせ処理は、図9で後述するが、抽出した特徴データと過去の特徴データとを張り合わせる。 【0156】 次に、貼り合わせた特徴データの大きさが、閾値以上であるか否かを判定する(S150)。なお、当該閾値は、照合に必要とされる特徴データの大きさである。 【0157】 具体的には、特徴データ貼り合わせ処理(S140)において、指1の移動量を求めことができる。そして、求めた指1の移動量に基づいて、特徴データの大きさが閾値以上であるか否かを判定する。 【0158】 特徴データの大きさが閾値より小さいと、特徴照合処理を行えないので、ステップS120に戻る。 【0159】 一方、特徴データの大きさが閾値以上であると、特徴照合処理(S160)を行う。 【0160】 なお、ステップS150では、指1の移動速度が閾値より遅くなったか否かを併せて判定してもよい。この場合、特徴データの大きさが閾値以上であり且つ指1の移動速度が閾値より遅くなると、特徴照合処理(S160)を行う。 【0161】 なお、指の長さの違いによって指1の移動量はそれぞれ異なるため、特徴データの大きさが閾値を超えた場合でも、さらに指1が移動できる場合がある。この場合、指1の停止又は停止の直前まで特徴データを取り続ける。そして、最大限の大きさまで特徴データを取得した時点で特徴照合処理(S160)を開始する。これによって、認識率を更に高めることができる。 【0162】 具体的には、ステップS140で貼り合わせた特徴データと記憶装置14に記憶されている認証データとを照合する。 【0163】 例えば、特徴データと認証データとの類似度を算出する。そして、算出した類似度が閾値以上であると、当該認証データに対応する人物として認証する。 【0164】 そして、認証処理を終了する。 【0165】 なお、特徴データ貼り合わせ処理(S140)で貼り合わせた特徴データは、歪みが生じる可能性がある。この場合、認証処理部10は、歪みを考慮した照合方法を用いて、特徴照合処理(S160)を行う。 【0166】 歪みを考慮した照合方法は、画像を拡大又は縮小しながら照合する方法、画像を複数個に分割し各領域で独立に照合した結果を総合的に判定する方法などである。画像を拡大又は縮小しながら照合する方法では、指1の長手方向の伸縮率を高くすることによって、指1の移動方向の歪みを適切に補正する。 【0167】 以下、認証処理部10の特徴抽出処理(S130)について説明する。 【0168】 図8Aは、本発明の第1の実施の形態の撮像装置29が撮像する指静脈62の説明図である。 【0169】 指静脈62は、指1の全域に分布している。撮像装置29は、開口部30の提示された指1を撮像する。つまり、撮像装置29は、開口部30の範囲に含まれる指静脈62を撮像する。 【0170】 図8Bは、本発明の第1の実施の形態の撮像装置29が撮像する画像64の説明図である。 【0171】 画像64は、撮像装置29によって撮像された画像である。画像64には、開口部30の範囲に含まれる指1及び指静脈62が映っている。 【0172】 認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像64から、開口部30の範囲を抽出する。 【0173】 開口部30の範囲は、予め設定されていてもよいし、認証処理部10によって自動的に判定されてもよい。 【0174】 ここでは、認証処理部10が自動的に開口部30の範囲を測定する方法について説明する。 【0175】 認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像上の輝度の差によって、開口部30の範囲を判定する。ただし、当該画像は、光源23が発光し且つ指1が指置き台25に置かれている状態で撮像されている画像とする。 【0176】 次に、認証処理部10は、抽出した開口部30の範囲の画像から、指静脈パターンの画像を抽出する。 【0177】 具体的には、一般的な画像処理の手法を用いて、指静脈パターンの画像を抽出する。一般的な画像処理の手法は、暗線の追跡手法、フィルタ処理による線パターン強調手法又は画像の輝度プロファイル曲線の曲率に基づく線パターン抽出手法等である。 【0178】 また、認証処理部10は、抽出した開口部30の範囲の画像に対して指輪郭検出処理を行ってから、指静脈パターンの画像を抽出してもよい。指輪郭検出処理は、指領域とそれ以外の領域とを区別することによって、指1の輪郭を検出する。認証処理部10は、指輪郭検出処理を予め行っておくことによって、指静脈パターンの画像を高精度で抽出できる。 【0179】 具体的には、一般的な画像処理の手法を用いて、指1の輪郭を検出する。一般的な画像処理の手法は、エッジ強調処理又は輪郭追跡処理などである。 【0180】 例えば、認証処理部10は、光源23が点滅するように制御する。このとき、撮像装置29は、光源23の点灯時の画像及び光源23の消灯時の画像を撮像し、認証処理部10に入力する。 【0181】 認証処理部10は、入力された光源23の点灯時の画像及び光源の消灯時の画像から、それぞれの輝度値を求める。そして、光源23の点灯時の画像の輝度値と光源23の消灯時の輝度値との差の大きい領域を指領域として検出する。このように、認証処理部10は、光源23の点灯時の画像及び光源23の消灯時の画像とを比較することによって、指1の輪郭を安定して検出できる。 【0182】 他にも、以下のような方法で指1の輪郭を検出してもよい。撮像装置29は、指1の片方の側面側の光源23の光量が強く、且つ、逆の側面側の光量が弱い状態における画像を撮像する。次に、撮像装置29は、光源23の光量の強弱を入れ替えた状態の画像を撮像する。撮像装置29は、撮像したこれらの画像を認証処理部10に入力する。 【0183】 認証処理部10は、入力されたこれらの画像の輝度値の差の大きい領域を指領域として検出する。 【0184】 次に、認証処理部10は、抽出した指静脈パターンの画像を、特徴データに変換する。 【0185】 図8Cは、本発明の第1の実施の形態の認証処理部10が変換した特徴データ66の説明図である。 【0186】 特徴データ66は、記憶装置14に記憶されている照合データとの照合に用いられる情報である。 【0187】 特徴データ66は、画像上の位置(x座標)と輝度値との対応を示す。なお、x軸は、指1の長手方向と略垂直な方向とする。また、本説明図の特徴データ66は、画像64(図8B)上の領域65に関するものである。 【0188】 特徴データ66は、複数の極小点68を有する。極小点68は、指静脈の位置である。なぜなら、指静脈内の血液が光源23からの赤外光を吸収するからである。 【0189】 また、特徴データは、テンプレートマッチングで用いられる指静脈パターンの画像であってもよいし、線分の構造情報であってもよい。線分の構造情報は、指静脈の分岐点及び端点に関する情報を含み、指静脈に関する情報が抽象化された情報である。 【0190】 以下、認証処理部10の特徴データ貼り合わせ処理(S140)について説明する。 【0191】 図9は、本発明の第1の実施の形態の認証処理部10の特徴データ貼り合わせ処理(S140)の説明図である。 【0192】 本説明図では、特徴データがテンプレートマッチングで用いられる指静脈パターンの画像である場合を例として説明する。なお、特徴データが、線分の構造情報等を含む他の情報であっても同様である。 【0193】 認証処理部10は、特徴抽出処理(S130)によって抽出した特徴データを貼り合わせる。ここでは、認証処理部10が、フレームNの画像64から抽出した特徴データ80を、フレーム1からフレームN−1までの画像から抽出した特徴データ82に貼り合わせる場合で説明する。ここで、フレームNとは、撮像装置29によって撮像された画像の順番を示す。なお、撮像装置29が指1を最初に撮像した画像をフレーム1とする。 【0194】 まず、認証処理部10は、フレームNの画像64から抽出した特徴データ80の位置を移動させながら、フレームN−1までの画像から抽出した特徴データ82の上に重ね合わせる。 【0195】 次に、認証処理部10は、特徴データ80を移動させたそれぞれの位置において、フレームNの特徴データ80とフレームN−1までの特徴データ82との合致度を求める。次に、求めた特徴データの合致度に基づいて、指1のずれ量を求める。そして、フレームN−1の位置から当該ずれ量だけ移動させた位置を、フレームNの画像64から抽出した特徴データ80の位置として決定する。 【0196】 なお、指1の表面のしわを観測する方法又は指1の輪郭を観測する方法などを用いて、指1のずれ量を求めてもよい。このような方法を併せて用いることによって、指1のずれ量を高精度で求めることができる。 【0197】 ここでは、認証処理部10は、フレームN−1までの特徴データを貼り合わせた位置88の左上端の座標92を記憶しておく。認証処理部10は、当該座標92を中心とする所定の範囲内にフレームNの特徴データ80の位置の左上端の座標90が入るように、フレームNの特徴データ80の位置を移動させる。 【0198】 この場合、認証処理部10は、特徴データ80を移動させる位置を限定したので、指1のずれ量の計算の負担を軽減できる。 【0199】 なお、フレームNの画像とフレームN−1の画像は、連続して撮像された画像であり、位置に大きな変化がない。よって、認証処理部10が特徴データ80を移動させる位置を限定したとしても問題は生じない。 【0200】 認証処理部10は、フレームNの特徴データ80の位置を決定すると、フレームNの特徴データ80とフレームN−1までの特徴データ82とを貼り合わせる。 【0201】 具体的には、一般的な画像の貼り合わせ手法を用いて、フレームNの特徴データ80とフレームN−1までの特徴データ82とを貼り合わせる。一般的な画像の貼り合わせ手法は、特徴パターンを上書きする方法、特徴パターンの平均値を取る方法又は特徴パターンの多数決を取る方法等である。 【0202】 以上のように、認証処理部10は、張り合わせ処理(S140)を行うことによって、指1の全体の静脈パターンを取得できる。 【0203】 (第2の実施の形態) 本発明の第2の実施の形態では、入力装置2に反射光源を備える。 【0204】 本発明の第2の実施の形態の認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、本発明の第2の実施の形態の認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0205】 図10は、本発明の第2の実施の形態の入力装置2の側面図である。 【0206】 第2の実施の形態の入力装置2は、反射光源102を備える。それ以外の構成は、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0207】 本説明図では、反射光源102は、入力装置2の内部の撮像装置29の近くに設置されている。また、反射光源102は、開口部30の方向を向いて設置されている。よって、反射光源102は、指1の被撮像部に赤外光を照射する。 【0208】 なお、反射光源102は、指1の被撮像部に赤外光を照射できれば、入力装置2の内部の任意の場所に設置されてもよい。また、反射光源102は、入力装置2の内部に複数設置されてもよい。 【0209】 反射光源102が指1の被撮像部を照射すると、撮像装置29は、指1の表面の皮膚で反射した赤外光を撮像する。つまり、撮像装置29は、指1の表面の画像を撮像できる。 【0210】 認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された指1の表面の画像を用いて、様々な情報を取得できる。 【0211】 例えば、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像から、指置き台25に提示された物体の反射率を求める。そして、求めた反射率に基づいて、提示された物体が指1であるか否かを判定できる。 【0212】 他にも、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像から、指1の表面のしわの情報を抽出できる。そして、抽出したしわの情報に基づいて、指1の移動量を求めることができる。 【0213】 なお、光源23が消灯し且つ反射光源102が点灯している場合、撮像装置29は、指1の表面の画像を撮像する。一方、光源23が点灯し且つ反射光源102が消灯している場合、撮像装置29は、指静脈パターンの画像を撮像する。 【0214】 本実施の形態の入力装置2は、スイープ型指静脈認証装置である。よって、指1が指置き台25の上を移動する。 【0215】 そこで、認証処理部10は、反射光源102と光源23とを交互に点灯させる。そして、撮像装置29は、反射光源102及び光源23の点灯のタイミングに合わせて、指1を撮像する。すると、撮像装置29は、指1の表面の画像と指静脈パターンの画像とを交互に撮像できる。 【0216】 なお、反射光源102は、指検知処理(図7のステップS100)において用いられてもよい。この場合、反射光源102は、一定の周期で点灯する。また、撮像装置29は、反射光源102の点灯の周期より短い周期で、画像を撮像する。そして、撮像装置29は、撮像した画像を、認証処理部10に入力する。 【0217】 認証処理部10は、入力された画像の輝度値を求める。次に、連続して受信した画像の輝度値を比較することによって、画像の輝度値の変化量を求める。そして、求めた画像の輝度値の変化量に基づいて、指置き台25に指1が置かれているか否かを判定する。 【0218】 具体的には、画像の輝度値の変化量が閾値より小さいと、指置き台25に指1が置かれていないと判定する。 【0219】 一方、画像の輝度値の変化量が閾値以上であると、指置き台25に指1が置かれていると判定する。 【0220】 以上にように、認証処理部10は、反射光源102を用いて、指検知処理(図7のステップS100)を行うことができる。 【0221】 本実施の形態の認証システムは、光源23でなく反射光源102を用いて指検知処理を行うことによって、消費電力を低減できる。なぜなら、反射光源102が光源23より弱い赤外光を指1に照射することによって、認証処理部10は、指を検知できるからである。 【0222】 (第3の実施の形態) 本発明の第3の実施の形態では、光源23が傾けて設置されている。 【0223】 本発明の第3の実施の形態の認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、本発明の第3の実施の形態の認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0224】 図11Aは、本発明の第3の実施の形態の入力装置2の平面図である。図11Bは、本発明の第3の実施の形態の入力装置2の光源23の説明図である。図11Cは、本発明の第3の実施の形態の入力装置2の正面図である。 【0225】 第3の実施の形態の入力装置2の構成は、光源23及び指置き台25を除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0226】 光源23は、広がり(指向性)を持って赤外光を発光する。また、光源23は、開口部30の反対側に傾いて設置されている。 【0227】 光源23は、例えば、撮像装置29の撮像方向320から60度傾いて設置される。つまり、光源23は、撮像装置29の撮像方向320から60度傾いた方向を光軸231として発光する。なお、撮像方向320は、撮像装置29が撮像する光軸の方向である。これによって、光源23からの赤外光は、開口部30の反対側を向く。 【0228】 指置き台25は、光源23からの赤外光の広がりが撮像方向を含まないように設置される。つまり、指置き台25は、光源23からの赤外光のすべての成分が開口部30の反対側を向くように設置される。なお、光源23からの赤外光の広がりは、境界線322の間の範囲である。 【0229】 なお、本実施の形態の指置き台25は、光源23の上部を半分まで覆わなくてもよい。なぜなら、光源23が撮像方向に対して傾いているからである。更に、光源23からの赤外光の広がりによっては、指置き台25は、光源23の上部を覆わなくてもよい。 【0230】 また、本実施の形態では、光源23から発光された赤外光は、第1の実施の形態と比べて、開口部30から遠い位置で指1に進入する。これによって、撮像装置29によって撮像された画像は、輝度値が均一になるという利点もある。 【0231】 (第4の実施の形態) 本発明の第4の実施の形態では、指置き台25は窪みを備える。 【0232】 本発明の第4の実施の形態の認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、本発明の第4の実施の形態の認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0233】 図12は、本発明の第4の実施の形態の入力装置2の正面図である。 【0234】 第4の実施の形態の入力装置2の構成は、指置き台25を除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0235】 指置き台25は、指1に接する面に窪み142を有する。窪み142は、指1の長手方向に伸びている。窪み142は、指1を圧迫しないので、指1の内部の血流を逃がす。 【0236】 利用者が、指置き台25に必要以上の圧力で指1を押し付けながら、指1を移動させたとする。この場合、指置き台25が窪み142を有しないと、指置き台25との圧力により血液が押し流され、指1の被撮像面の血液が枯渇する。このため、撮像装置29によって撮像された画像は、指静脈パターンが不鮮明となってしまう。 【0237】 一方、指置き台25が窪み142を有すると、当該窪み部分142を血液が流れる。よって、利用者が指置き台25に必要以上の圧力で指1を押し付けても、撮像装置29は、指静脈パターンの画像を鮮明に撮像できる。 【0238】 (第5の実施の形態) 本発明の第5の実施の形態では、指置き台と遮光部材とを別に備える。 【0239】 本発明の第5の実施の形態の認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、本発明の第5の実施の形態の認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0240】 図13は、本発明の第5の実施の形態の入力装置2の側面図である。 【0241】 第5の実施の形態の入力装置2の構成は、遮光部材22及び指置き台28を除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0242】 入力装置2には、第1の実施の形態の指置き台25に代わって、遮光部材22及び指置き台28が設置されている。 【0243】 第1の実施の形態の指置き台25は、赤外光に対して不透明な材質であることによって、遮光部材の機能も兼ね備えている。 【0244】 本実施の形態では、遮光部材22は、光源23と開口部30との間に設置される。遮光部材22は、赤外光に対して不透明な材質である。 【0245】 指置き台28は、光源23に対して開口部30の反対側に設置される。指置き台28は、認証時に指1を置く台である。この場合、指置き台28は、赤外光に対して透明な材質であってもよいし、不透明な材質であってもよい。 【0246】 (第6の実施の形態) 本発明の第6の実施の形態では、指1を移動させずに認証する。 【0247】 本発明の第6の実施の形態の認証システムの構成は、入力装置2の構成を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。同一の構成は説明を省略する。 【0248】 図14は、本発明の第6の実施の形態の入力装置2の側面図である。 【0249】 第6の実施の形態の入力装置2の構成は、開口部30の大きさを除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0250】 二つの指置き台25は、開口部30を間に設けるように設置されている。開口部30は、第1の実施の形態の開口部(図3A)よりも、指1の長手方向に広い。開口部30は、認証に必要な指静脈パターンの画像を撮像装置29が撮像できるだけの幅を有している。 【0251】 第6の実施の形態の認証システムでは、開口部30の幅が広いので、利用者が指1を移動させる必要がない。よって、利用者は、指1を指置き台25に置くだけで認証できる。 【0252】 本実施の形態の光量制御処理について説明する。 【0253】 図15は、本発明の第6の実施の形態の光源23からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係の説明図である。 【0254】 本説明図に示されるグラフは、光源23からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係を示す。なお、当該グラフは、指先側及び指1の根元側に光源23が存在する場合である。よって、当該グラフは、片側のみに光源23が存在する場合のグラフ(図6)を左右反転して合成したものとなる。 【0255】 輝度値は、高輝度領域184、可視領域186又は低輝度領域188のいずれかに分けられる。 【0256】 輝度値が高輝度領域184の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できない。なぜなら、当該画像では、光が飽和しているからである。また、輝度値が可視領域186の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できる。また、輝度値が低輝度領域188の範囲内であると、認証処理部10は、画像から指静脈パターンの情報を取得できない。なぜなら、当該画像では、光が弱すぎるからである。 【0257】 本実施の形態の入力装置2では、開口部30の幅が広い。よって、認証処理部10は、両側の光源23の光量を調整しても、開口部30の全域を可視領域186に含めることができない場合もある。 【0258】 この場合、認証処理部10は、指1の根元側の光源23の光量と指先側の光源23の光量とを時系列的に変化させる。このとき、撮像装置29は、それぞれの光量における画像を撮像する。当該撮像された画像は、部分的に最適な明るさとなる。そして、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像を合成することによって、全体的に最適な明るさの画像を取得する。 【0259】 以下、具体的な処理を説明する。 【0260】 まず、認証処理部10は、指1の根元側の光源23の光量を強くし、指先側の光源23の光量を弱くする。 【0261】 この状態において、撮像装置29は、画像を撮像する。当該画像は、図15の(A)に示すグラフのような輝度値となる。よって、当該画像は、図16Aのようになる。 【0262】 図16Aは、本発明の第6の実施の形態の指1の根元側の光源23が強い場合に撮像された画像の説明図である。 【0263】 指1の根元側の光源23が強い場合に、撮像装置29によって撮像された画像は、指先側の半面以上の領域で最適な明るさとなる。しかし、当該画像は、指1の根元側の一部で光が飽和してしまう。 【0264】 そこで、認証処理部10は、指1の根元側の光源23の光量を弱くし、指先側の光源23の光量を強くする。 【0265】 この状態において、撮像装置29は、画像を撮像する。当該画像は、図15の(B)に示すグラフのような輝度値となる。よって、当該画像は、図16Bのようになる。 【0266】 図16Bは、本発明の第6の実施の形態の指先側の光源23が強い場合に撮像された画像の説明図である。 【0267】 指先側の光源23が強い場合に、撮像装置29によって撮像された画像は、指1の根元側の半面以上の領域で最適な明るさとなる。しかし、当該画像は、指先側の一部で光が飽和してしまう。 【0268】 認証処理部10は、撮像装置29によって撮像されたこれら二枚の画像(図16A及び図16B)を合成する。 【0269】 図16Cは、本発明の第6の実施の形態の認証処理部10が合成した画像の説明図である。 【0270】 認証処理部10は、指先側の半面以上の領域で最適な明るさの画像(図16A)と指1の根元側の半面以上の領域で最適な明るさの画像(図16B)とを合成する。これによって、認証処理部10は、本説明図の全体の領域で最適な明るさの画像を取得する。 【0271】 他にも、認証処理部10は、二枚以上の画像を合成することによって、全体の領域で最適な明るさの画像を取得してもよい。 【0272】 この場合、認証処理部10は、一方の側の光源23の光量を徐々に強め、もう一方の光源23の光量を徐々に弱める。撮像装置29は、それぞれの光量における画像を撮像する。当該画像では、最適な明るさとなる領域が徐々に移動する。そして、認証処理部10は、撮像装置29によって撮像された画像を合成することによって、全体的に最適な明るさの画像を取得する。 【0273】 なお、第6の形態の認証システムの撮像装置29は、指1を全体的に撮像する。よって、認証処理部10は、指1の傾きの補正及び背景の除去を行うので、指1の輪郭を検出する必要がある。 【0274】 認証処理部10は、一般的な画像処理の手法を用いて、指1の輪郭を検出する。一般的な画像処理の手法は、エッジ強調又は輪郭線追跡等である。 【0275】 他にも、認証処理部10は、複数の画像を比較することによって、指1の輪郭を検出してもよい。 【0276】 具体的には、認証処理部10は、光源23の光量を強めた画像と、光源23を消灯した画像とを比較する。そして、輝度値の変化の大きい領域を指領域として検出する。これによって、認証処理部10は、指1の輪郭を安定して検出できる。 【0277】 なお、第6の実施の形態の認証システムは、指1が屈曲した状態で指置き台25に置かれた場合でも、鮮明な指静脈パターンが安定して取得できる。なぜなら、この場合でも、光源23からの赤外光が指1の内部で散乱して外部に進行するという原理は変わらないからである。 【0278】 但し、指1が屈曲した状態で指置き台25に置かれた場合、認証処理部10は、検出した指1の輪郭に基づいて、指と装置との距離を求める。そして、認証処理部10は、求めた指と装置との距離を用いて、拡大率を補正する。これによって、認証処理部10は、指1の屈曲の影響を低減して、照合処理を行うことができる。つまり、指1の屈曲がある程度許容されるので、利用者の利便性が向上できる。 【0279】 また、第6の実施の形態の認証システムは、指1が指置き台25に接触していない場合でも、指静脈パターンを取得できる。この理由は、第1の実施の形態における指1が浮いた場合に鮮明な指静脈パターンを取得できる理由と同様である(図5A及び図5B)。 【0280】 つまり、第6の実施の形態の認証システムは、利用者が指1を指置き台25に接触することなく、認証できる。これによって、接触に対する利用者の心理的な抵抗を緩和できる。 【0281】 なお、第6の実施の形態は、開口部30の幅を広げることによって、第2〜5の実施の形態にも適用できる。 【0282】 (第7の実施の形態) 本発明の第7の実施の形態では、認証システムを情報携帯端末に搭載する。 【0283】 図17Aは、本発明の第7の実施の形態の情報携帯端末242の説明図である。 【0284】 情報携帯端末242は、認証システムを搭載する。なお、情報携帯端末242は、第1〜6の実施の形態の認証システムのいずれを搭載してもよい。 【0285】 また、認証システムの入力装置2は、指置き台25が情報携帯端末242の表面に現れるように、設置されている。また、入力装置2は、情報携帯端末242の側面に設置されてもよい。 【0286】 情報携帯端末242に搭載される認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、情報携帯端末242に搭載される認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0287】 図17Bは、本発明の第7の実施の形態の情報携帯端末242に搭載された入力装置2の側面図である。 【0288】 入力装置2は、光源光窓43を備える点を除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0289】 光源光窓43は、情報携帯端末242の表面と同一平面に設置されている。また、光源光窓43は、光源23の上部及び開口部30の上部を覆う。光源光窓43は、赤外光に対して透明な材質である。 【0290】 なお、指置き台25は、曲線的な窪みを有する形状であってもよいし、平面的な形状であってもよい。なお、指置き台25は、平面的な形状の場合、表面に指1の提示位置を印刷されてもよいし、表面を肌触りの異なる材質にしてもよい。これによって、利用者は、指1の提示位置及び移動方向を把握できる。 【0291】 (第8の実施の形態) 本発明の第8の実施の形態では、認証システムを情報携帯端末に搭載する。 【0292】 図18Aは、本発明の第8の実施の形態の情報携帯端末242の説明図である。 【0293】 情報携帯端末242は、認証システムを搭載する。なお、情報携帯端末242は、第1〜6の実施の形態の認証システムのいずれを搭載してもよい。 【0294】 また、認証システムの入力装置2は、引き出し可能な状態で、情報携帯端末242の側面に設置されている。本説明図は、入力装置2が引き出された状態の情報携帯端末242を示す。そして、ソフトウエアによる制御又は物理的な制御によって、入力装置2を左方向に移動させる。すると、入力装置2は、情報携帯端末242の内部に収納できる。 【0295】 これによって、情報携帯端末242は、認証システムの入力装置2を表面に設置できない場合であっても、認証システムを搭載できる。 【0296】 情報携帯端末242に搭載される認証システムの構成は、入力装置2を除き、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、情報携帯端末242に搭載される認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0297】 図18Bは、本発明の第8の実施の形態の情報携帯端末242に搭載された入力装置2の正面図である。 【0298】 入力装置2は、反射部302を備える点、赤外透過フィルタ27の位置及び撮像装置29の位置を除き、第1の実施の形態の入力装置(図3A、図3B及び図3C)と同一である。同一の構成は、同一の番号を付して説明を省略する。 【0299】 入力装置2の内部には、反射部302が設置されている。反射部302は、例えば、プリズム又は光ファイバ等であり、赤外光の進路を変更する。 【0300】 また、情報携帯端末242の内部には、撮像装置29が反射部302の方向を向いて設置されている。また、赤外透過フィルタ27は、撮像装置29と反射部302との間に設置されている。 【0301】 撮像装置29は、入力装置2の外部から、開口部30、反射部302、赤外透過フィルタを通った赤外光を撮像する。つまり、撮像装置29は、反射部302によって進路を変更された赤外光を撮像する。 【0302】 (第9の実施の形態) 本発明の第9の実施の形態では、認証システムを扉のノブに搭載する。 【0303】 図19Aは、本発明の第9の実施の形態の扉262のノブ264の説明図である。図19Bは、本発明の第9の実施の形態の扉262のノブ264に搭載された入力装置2の側面図である。 【0304】 扉262のノブ264は、認証システムを搭載する。なお、ノブ264は、第1〜6の実施の形態の認証システムのいずれを搭載してもよい。 【0305】 つまり、ノブ264には、入力装置2、認証処理部10及び通信ケーブル268が設置されている。通信ケーブル268は、入力装置2と認証処理部10とを接続する。 【0306】 ノブ264に搭載される認証システムの構成は、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、ノブ264に搭載される認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0307】 利用者は、扉262を開けるときに、ノブ264を握る。このとき、ノブ264に搭載された入力装置2は、指静脈パターンの画像を取得し、取得した画像を認証処理部10に送信する。 【0308】 認証処理部10は、入力装置2から受信した画像に対して、認証処理を行う。そして、認証処理部10は、当該画像と記憶装置14に記憶されている認証データとが一致すると、扉を開錠する。 【0309】 よって、利用者はノブ264を引く操作だけをすればよい。 【0310】 本実施の形態の認証システムは、利用者の自然な動作によって認証できるので、利用者の利便性を高めることができる。 【0311】 本実施の形態の認証システムは、扉262のノブ264と同様に、携帯電話、自動車のハンドル又はバイクのグリップ等に搭載されてもよい。認証システムは、利用者によって握られる部位に搭載されることによって、利用者の自然な動作によって認証できる。 【0312】 また、利用者によって当該部位が握られると、認証システムは、認証を完了するので、当該認証結果を利用して、利用者の次の動作を補助することができる。 【0313】 例えば、認証システムは、認証を完了すると、扉262を開く利用者の動作の補助をする。具体的には、認証システムは、ノブ264を自動的に傾けてもよいし、扉262を自動的に開けてもよいし、扉262が軽い力で開くように制御してもよい。 【0314】 これによって、認証システムは、利用者を認証するだけでなく、利用者の動作を補助できる。 【0315】 (第10の実施の形態) 本発明の第10の実施の形態では、プローブタイプの認証装置に適用する。 【0316】 図20Aは、本発明の第10の実施の形態のプローブタイプの認証装置である。図20Bは、本発明の第10の実施の形態のプローブタイプの認証装置に適用された入力装置2の側面図である。 【0317】 プローブタイプの認証装置は、プローブ282を体の一部に当てることによって、認証する。 【0318】 プローブ282は、認証システムを搭載する。なお、プローブ282は、第1〜6の実施の形態の認証システムのいずれを搭載してもよい。 【0319】 なお、プローブ282に搭載される認証システムの構成は、第1の実施の形態の認証システム(図1)と同一である。また、プローブ282に搭載される認証システムの処理は、第1の実施の形態の認証システム(図7等)と同一である。同一の構成及び処理は説明を省略する。 【0320】 プローブ282を体の一部分に当てることによって、認証システムは、当該部分の静脈パターンを撮像する。体の一部は、例えば、指(掌側の面、手の甲側の面、側面、指先など)、掌、手の甲、手首、腕、足、顔、耳又は頬などを含み、体のどこであってもよい。 【0321】 プローブタイプの認証装置では、任意の部位における静脈パターンを個人認証に用いることができる。よって、プローブタイプの認証装置は、認証システムに予め登録した体の部分に関する情報自体も暗証となるので、セキュリティをより強固できる。 【0322】 また、プローブタイプの認証装置は、体の部位の同一性を判定してから、静脈パターンの照合を行ってもよい。 【0323】 具体的には、プローブタイプの認証装置は、登録された認証データに対応して体の位置情報を記憶しておく。そして、プローブタイプの認証装置は、認証時に、撮像装置29が撮像した体の部位を特定する。 【0324】 例えば、プローブタイプの認証装置は、入力部16から利用者によって体の部位を入力されてもよい。また、撮像装置29によって撮像された画像から特徴量を算出し、算出した特徴量に基づいて体の部位を特定してもよい。また、撮像装置29によって撮像された当該部位の周囲の画像に一般的な画像処理を用いることによって、体の部位を特定してもよい。 【0325】 そして、プローブタイプの認証装置は、特定した体の部位と登録されている体の位置情報とが一致する場合のみ、静脈パターンの照合を行う。つまり、プローブタイプの認証装置は、特定した体の部位と登録されている体の位置情報とが異なる場合、照合処理を行わない。 【0326】 これによって、プローブタイプの認証装置は、異なる部位の静脈パターンの比較による認証ミスを防止できるので、認証の精度を高めることができる。 【0327】 なお、上記本願実施例1又は6に、実施例2乃至5の何れかをくみあわせることも当然に本願の開示する範囲である。更に、実施例7乃至10のそれぞれに対して実施例1乃至6の構成を矛盾ない範囲で適宜組み合わせて採用することも可能である。 【産業上の利用可能性】 【0328】 本発明は、PC、携帯端末、ATM、自動車又は入退室管理等に搭載される個人認証装置に利用できる。 【図面の簡単な説明】 【0329】 【図1】本発明の第1の実施の形態の認証システムの構成図である。 【図2】本発明の第1の実施の形態の認証処理部のメモリのブロック図である。 【図3A】本発明の第1の実施の形態の入力装置の側面図である。 【図3B】本発明の第1の実施の形態の入力装置の正面図である。 【図3C】本発明の第1の実施の形態の入力装置の平面図である。 【図4A】本発明の第1の実施の形態の指置き台の形状による効果の説明図である。 【図4B】本発明の第1の実施の形態の指置き台の形状による効果の説明図である。 【図5A】本発明の第1の実施の形態の指置き台の形状による効果の説明図である。 【図5B】本発明の第1の実施の形態の指置き台の形状による効果の説明図である。 【図6】本発明の第1の実施の形態の光源からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係の説明図である。 【図7】本発明の第1の実施の形態の認証処理部の認証処理のフローチャートである。 【図8A】本発明の第1の実施の形態の撮像装置が撮像する指静脈の説明図である。 【図8B】本発明の第1の実施の形態の撮像装置が撮像する画像の説明図である。 【図8C】本発明の第1の実施の形態の認証処理部が変換した特徴データの説明図である。 【図9】本発明の第1の実施の形態の認証処理部の特徴データ貼り合わせ処理の説明図である。 【図10】本発明の第2の実施の形態の入力装置の側面図である。 【図11A】本発明の第3の実施の形態の入力装置の平面図である。 【図11B】本発明の第3の実施の形態の入力装置の光源の説明図である。 【図11C】本発明の第3の実施の形態の入力装置の正面図である。 【図12】本発明の第4の実施の形態の入力装置の正面図である。 【図13】本発明の第5の実施の形態の入力装置の側面図である。 【図14】本発明の第6の実施の形態の入力装置の側面図である。 【図15】本発明の第6の実施の形態の光源からの距離と指静脈パターンの画像の輝度値との関係の説明図である。 【図16A】本発明の第6の実施の形態の指の根元側の光源が強い場合に撮像された画像の説明図である。 【図16B】本発明の第6の実施の形態の指先側の光源が強い場合に撮像された画像の説明図である。 【図16C】本発明の第6の実施の形態の認証処理部が合成した画像の説明図である。 【図17A】本発明の第7の実施の形態の情報携帯端末の説明図である。 【図17B】本発明の第7の実施の形態の情報携帯端末に搭載された入力装置の側面図である。 【図18A】本発明の第8の実施の形態の情報携帯端末の説明図である。 【図18B】本発明の第8の実施の形態の情報携帯端末に搭載された入力装置の正面図である。 【図19A】本発明の第9の実施の形態の扉のノブの説明図である。 【図19B】本発明の第9の実施の形態の扉のノブに搭載された入力装置の側面図である。 【図20A】本発明の第10の実施の形態のプローブタイプの認証装置である。 【図20B】本発明の第10の実施の形態のプローブタイプの認証装置に適用された入力装置の側面図である。 【符号の説明】 【0330】 1 指 2 入力装置 10 認証処理部 11 CPU11 12 メモリ12 13 インタフェース 14 記憶装置 15 表示部 16 入力部 17 スピーカ 18 画像入力部 23 光源 29 撮像装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
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| 【出願日】 |
平成18年6月9日(2006.6.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075513 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 政喜
【識別番号】100114236 【弁理士】 【氏名又は名称】藤井 正弘
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| 【公開番号】 |
特開2008−5854(P2008−5854A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−160996(P2006−160996) |
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