| 【発明の名称】 |
マンモグラフィ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】野崎 博之
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| 【要約】 |
【課題】乳房の左右を間違えることなく撮影することができるマンモグラフィ装置を提供する。
【構成】マンモグラフィ装置において、乳房をX線撮影するX線撮影部2と、X線撮影部2の左右両側に位置付けられ、X線撮影を受ける受診者Aの人体を検知するセンサ3a、3bと、を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乳房をX線撮影するX線撮影部と、 前記X線撮影部の左右両側に位置付けられ、X線撮影を受ける受診者の人体を検知するセンサと、 を備えることを特徴とするマンモグラフィ装置。 【請求項2】 前記センサは、レーザーセンサであることを特徴とする請求項1記載のマンモグラフィ装置。 【請求項3】 前記レーザーセンサは、前記X線撮像部の両側において左右方向に複数個ずつ設けられていることを特徴とする請求項2記載のマンモグラフィ装置。 【請求項4】 撮影対象が左側の乳房であるか右側の乳房であるかをオペレータが入力する入力部と、 前記入力部から入力された撮影対象となる乳房が左右のいずれであるかを示す信号と、前記レーザーセンサによる検知結果に基づいて得られる撮影対象の乳房が左右のいずれであるかを示す信号とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果が一致しない場合に不一致であることを報知する不一致報知手段と、 を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のマンモグラフィ装置。 【請求項5】 前記報知手段による比較結果を画像表示する表示部を備えることを特徴とする請求項4記載のマンモグラフィ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、マンモグラフィ装置に関し、特に、撮影した乳房の左右誤認を防止することができるマンモグラフィ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 特許文献1に記載されているように、乳癌検診の装置としてマンモグラフィ装置が知られている。 【0003】 マンモグラフィ装置は、受診者の乳房をX線を利用して撮影する装置であり、X線発生装置とX線検出装置とが対向して配置され、これらのX線発生装置とX線検出装置との間に圧迫板が配置されている。撮影時には、X線検出装置と圧迫板とにより乳房を挟んで圧迫し、X線発生装置からX線を出射し、乳房を透過したX線をX線検出装置により検出する。 【0004】 また、撮影時には、マンモグラフィ装置を操作するオペレータの指示に従い、右側の乳房と左側の乳房とを個々に撮影する。 【特許文献1】特開2002−119502号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、前述のマンモグラフィ装置においては、以下の点について配慮がなされていない。 【0006】 オペレータの誤認により、又は、受診者の誤認により、右側の乳房を撮影すべきところを左側の乳房を撮影するという事態、又は、左側の乳房を撮影すべきところを右側の乳房を撮影するという事態が発生する場合がある。 【0007】 このような誤った撮影が行われると、例えば、右側の乳房に異常がある場合に左側の乳房に異常があると検診され、二次検診で左側の乳房を検診した場合に異常なしと判断され、右側の乳房の異常の発見が遅れる結果になる。 【0008】 本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、乳房の左右を間違えることなく撮影することができるマンモグラフィ装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の実施の形態に係る特徴は、マンモグラフィ装置において、乳房をX線撮影するX線撮影部と、前記X線撮影部の左右両側に位置付けられ、X線撮影を受ける人物の人体を検知するセンサと、を備えることである。 【発明の効果】 【0010】 本発明によれば、乳房のX線撮影を受ける場合において、X線撮影を受ける人物の人体をセンサで検知することにより、X線撮影する乳房の左右の間違いを防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。 (第1の実施の形態) 本発明の第1の実施の形態に係るマンモグラフィ装置は、図1及び図2に示すように、支柱部1と、支柱部1に取付けられたX線撮影部2と、支柱部1に取付けられてX線撮影部2の左右両側に位置付けられるセンサであるレーザーセンサ3a、3bとを備えている。 【0012】 X線撮像部2は、X線を出射するX線発生装置4と、X線を検出するX線検出装置5と、圧迫板6とを備えている。X線発生装置4とX線検出装置5とは上下方向で対向して配置され、これらのX線発生装置4とX線検出装置5との間に圧迫板6が位置付けられている。圧迫板6はX線検出装置5に対して接離する方向に移動可能に設けられ、圧迫板6とX線検出装置5とにより受診者Aの乳房を挟んで圧迫し、X線撮影に適した状態を確保する。圧迫板6はX線を透過可能な材料、例えば、透明なプラスチックスにより形成されている。 【0013】 レーザーセンサ3a、3bは、X線検出装置5と略同じ高さに配置され、一方のレーザーセンサ3aがX線撮影部2の左側に配置され、他方のレーザーセンサ3bがX線撮影部2の右側に配置されている。レーザーセンサ3a、3bは、レーザーの発光部と反射部位に当って反射して戻るレーザーを受光する受光部とを備え、発光してから受光するまでの時間を計測することによりレーザーセンサ3a、3bから反射部位までの距離を測定する形式のセンサである。 【0014】 レーザーセンサ3a、3bの左右方向の取付位置は、受診者Aが右側の乳房を撮影する位置に位置する場合には、レーザーセンサ3aが受診者Aの人体を検知できてレーザーセンサ3bが受診者Aの人体を検知できない位置(図2(a)参照)、及び、受診者Aが左側の乳房を撮影する位置に位置する場合には、レーザーセンサ3bが受診者Aの人体を検知できてレーザーセンサ3aが受診者Aの人体を検知できない位置(図2(b)参照)とされている。 【0015】 図3は、マンモグラフィ装置の基本構造を示すブロック図である。マンモグラフィ装置は、X線撮影部2と、レーザーセンサ3a、3bと、オペレータが受診者の氏名や撮影する乳房が左側であるか右側であるか等の撮影条件やその他の必要事項を入力する入力部7と、入力部7からの入力結果やレーザーセンサ3a、3bにより検知結果が表示される表示部であるモニタ8とを備えている。これらのX線撮影部2とレーザーセンサ3a、3bと入力部7とモニタ8とが制御部9に接続され、制御部9の制御の元で乳房の撮影が行われる。 【0016】 マンモグラフィ装置による乳房の撮影動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。 【0017】 まず、マンモグラフィ装置に電源が投入されると、オペレータによる撮影条件が入力されたか否かが判断される(S1)。入力される撮影条件としては、受診者の氏名、撮影する乳房が左側か右側か等であり、オペレータが撮影条件を入力操作した後、入力完了を指示するボタンをオンすることにより撮影条件が入力される。 【0018】 撮影条件が入力された後は(S1のYES)、撮影開始のボタンがオンされたか否かが判断される(S2)。 【0019】 撮影開始のボタンがオンされると(S2のYES)、レーザーセンサ3a、3bのよる測定が行われ、この測定結果に基づいて撮影しようとしている乳房が左側であるか右側であるかが判断される(S3)。レーザーセンサ3a、3bによる測定は、レーザーを発光し、反射して戻ったレーザーを受光し、発光から受光までの時間を測定することにより行われる。そして、2つのリーザーセンサ3a、3bにおける発光から受光までの時間を比較することにより、測定してしようとする乳房が左側であるか右側であるかが判断される。例えば、右側の乳房を撮影する場合には(図2(a)参照)、左側のレーザーセンサ3aから発光されたレーザーは受診者Aの人体の左側部分に当って反射して戻り、右側のレーザーセンサ3bから発光されたレーザーは受診者Aの人体に当らずに室内の壁などに当って反射して戻る。このため、発光から受光までの時間は左側のレーザーセンサ3aの方が短時間となり、この結果から、撮影しようとしている乳房は右側であると判断される。この判断結果は、撮影対象の乳房が左側であるか右側であるかを指示する信号として制御部9に入力される。 【0020】 レーザーセンサ3a、3bによる測定による判断が終了した後、撮影する乳房の左右に関し、オペレータにより入力される撮影対象の乳房が左側であるか右側であるかを指示する信号と、レーザーセンサ3a、3bによる検知結果に基づいて得られる撮影対象の乳房が左側であるか右側であるかを指示する信号とが一致しているか否かが判断される(S4)。ここに、入力部7からオペレータにより入力された撮影対象となる乳房が左右のいずれであるかを示す信号と、レーザーセンサ3a、3bによる検知結果に基づいて得られる撮影対象の乳房が左右のいずれであるかを示す信号とを比較する比較手段が実行される。 【0021】 撮影する乳房の左右に関し、オペレータにより入力された信号と、レーザーセンサ3a、3bの測定結果に基づく信号とが一致していると判断された場合は(S4のYES)、モニタ8に一致した旨の表示、例えば、「一致しました」、「OK」等の表示が行われる(S5)。ここに、比較手段による比較結果が一致した場合に一致した旨を報知する一致報知手段が実行される。 【0022】 ステップS5の表示が行われた後は、オペレータによりX線出射ボタンがオンされたか否かが判断され(S6)、X線出射ボタンがオンされた場合には(S6のYES)、X線発生装置4からX線が出射され(S7)、乳房の撮影が終了する。 【0023】 一方、ステップS4の判断において、撮影する乳房の左右に関し、オペレータにより入力された信号と、レーザーセンサ3a、3bの測定結果に基づく信号とが一致しないと判断された場合は(S4のNO)、モニタ8に一致しない旨の表示、例えば、「一致しません」、「NG」等の表示が行われる(S8)。ここに、比較手段による比較結果が一致しない場合に一致しない旨を報知する不一致報知手段が実行される。 【0024】 ステップS8に示す一致しない旨の表示が行われた後は、自動的にステップS1に戻り、オペレータによる再度の撮影条件の入力に備えた待機状態となる。 【0025】 このような構成において、このマンモグラフィ装置によれば、撮影する乳房が左側であると入力部7に入力されている場合にX線検出装置5と圧迫板6との間に右側の乳房が挟まれている場合、又は、撮影する乳房が右側であると入力部7に入力されている場合にX線検出装置5と圧迫板6との間に左側の乳房が挟まれている場合には、図4に示すフローチャートのステップS4の判断において一致しないと判断され、再度の撮影条件の入力に備えた待機状態となる。これにより、撮影する乳房の左右を誤認して撮影するということを防止することができる。 【0026】 したがって、乳房の左右を誤認して撮影したために、例えば、右側の乳房に異常がある場合に左側の乳房に異常があると検診され、二次検診で左側の乳房を検診して異常なしと判断され、右側の乳房にある異常の発見が遅れるという事態の発生を防止することができる。 【0027】 なお、本実施の形態では、センサとしてレーザーセンサ3a、3bを使用した場合を例に挙げて説明したが、このセンサはレーザーセンサ3a、3bに限定されるものではない。例えば、レーザーではない自然光を利用した光電センサや、超音波を利用した超音波センサや、人体が発生する赤外線を検知する赤外線センサ等を用いることができる。 【0028】 また、モニタ8におけるステップS4の判断結果の表示は、一致した旨の表示、又は、一致しない旨の表示に限らない。例えば、入力部7からの入力結果と、レーザーセンサ3a、3bによる判断結果とを並べて表示する形式であってもよい。この場合、2つの表示が「左、左」又は「右、右」となった場合にはそのまま撮影を継続してもよく、2つの表示が「左、右」又は「右、左」となった場合には撮影条件の再入力を行うようにする。 【0029】 (第2の実施の形態) 本発明の第2の実施の形態に係るマンモグラフィ装置を、図5に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。 【0030】 第2の実施の形態のマンモグラフィ装置は、X線撮影部2の左右両側に位置付けられたレーザーセンサ3a、3bが、左右方向に複数個ずつ設けられている。 【0031】 このような構成において、第2の実施の形態に係るマンモグラフィ装置によれば、受診者Aの体の横幅寸法が異なる場合であっても、撮影しようとする乳房が左側であるか右側であるかを判断することができる。 【0032】 例えば、図5(b)に示すように、横幅寸法が小さい受診者Aである場合において、右側の乳房を撮影する場合には左側のレーザーセンサ3aの少なくとも一つにより受診者Aの人体を検知することができ、撮影しようとしている乳房は右側であると判断することができる。 【0033】 また、図5(c)に示すように、横幅寸法が大きい受診者Aである場合において、右側の乳房を撮影する場合に左右のレーザーセンサ3a、3bがともに受診者Aの人体を検知する場合でも、検知するレーザーセンサ3a、3bの数は右側のレーザーセンサ3aの数よりも左側のレーザーセンサ3aの数が多くなるので、撮影しようとしている乳房は右側であると判断することができる。 【図面の簡単な説明】 【0034】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマンモグラフィ装置の全体構造を示す斜視図である。 【図2】マンモグラフィ装置におけるレーザーセンサの設置位置を示す平面図である。 【図3】マンモグラフィ装置の基本構造を示すブロック図である。 【図4】マンモグラフィ装置による乳房の撮影動作について説明するフローチャートである。 【図5】本発明の第2の実施の形態に係るマンモグラフィ装置におけるレーザーセンサの設置位置を示す平面図である。 【符号の説明】 【0035】 2 X線撮影部 3a、3b センサ、レーザーセンサ 7 入力部 8 表示部 A 受診者
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】594164542 【氏名又は名称】東芝メディカルシステムズ株式会社 【識別番号】594164531 【氏名又は名称】東芝医用システムエンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月26日(2006.6.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和
【識別番号】100095500 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 正和
【識別番号】100101247 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 俊一
【識別番号】100098327 【弁理士】 【氏名又は名称】高松 俊雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−508(P2008−508A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−174971(P2006−174971) |
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