| 【発明の名称】 |
対応能力評価システム及び対応能力評価プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】喜岡 恵子
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| 【要約】 |
【課題】異常な状況に対する被験者の知識及び行動を客観的に評価することができる対応能力評価システム及び対応能力評価プログラムを提供する。
【構成】評価部20は、例えば、異常な状況が発生したときに、このような異常な状況の定義(知覚)又は再定義を被験者が可能であるか否かを評価する。また、評価部20は、異常な状況に対して適切な措置である非常ブレーキの操作などの対応の判断を被験者が可能であるか否かを評価する。さらに、評価部20は、例えば、異常な状況に対して適切な措置であるパンタグラフ降下、防護無線送信及び信号炎管点火などを正しい順序で正確に被験者が操作、反応又は動作可能か否かなどを評価する。その結果、評価部20は、例えば、被験者が意識不足であるか否かを評価してこの被験者の行動を評価するとともに、被験者が知識不足であるか否かを評価してこの被験者の知識を評価する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 異常な状況を被験者に表示してこの異常な状況に対するこの被験者の対応能力を評価する対応能力評価システムであって、 前記異常な状況を前記被験者が知覚したか否かを評価する知覚評価手段と、 前記異常な状況に対して前記被験者が執るべき適切な対応策をこの被験者が判断したか否かを評価する判断評価手段と、 前記異常な状況に対して前記被験者が適切な操作を執ったか否かを評価する操作評価手段と、 前記知覚評価手段、前記判断評価手段及び前記操作評価手段の評価結果に基づいて、前記異常な状況に対する前記被験者の対応能力を評価する対応能力評価手段と、 を備える対応能力評価システム。 【請求項2】 請求項1に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記異常な状況に関する知識を前記被験者に問うための質問を通知する質問通知手段を備えること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項3】 請求項2に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記質問通知手段は、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を通知すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項4】 請求項3に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記質問通知手段は、前記質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して前記被験者に理解を問うための質問を通知すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項5】 請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段は、前記質問に対する前記被験者の回答結果に基づいて前記被験者の知識を評価すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項6】 請求項5に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項7】 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項8】 請求項5に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段は、前記被験者が前記異常な状況に遭遇したがこの異常な状況の意味を理解していないがために適切な知覚ができなかったと前記知覚評価手段が評価したとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したがこの異常な状況に対する適切な対処方法を理解していないがために適切な判断ができなかったと前記判断評価手段が評価したとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚し適切に判断したがこの異常な状況に対する適切な操作方法を理解していないがために適切な操作ができなかったと前記操作評価手段が評価したときにはこの被験者が知識不足であると評価すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項9】 請求項6又は請求項7に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段は、前記被験者に知識及び理解が十分に備わっていると評価した場合であって、前記被験者が前記異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったと前記知覚評価手段が評価したとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したが判断を誤って適切な行動を執らなかったと前記判断評価手段が評価したときに、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが操作を誤って適切な行動を執らなかったと前記操作評価手段が評価したときには、この被験者が意識不足であると評価すること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、 前記対応能力評価手段の評価結果に基づいて前記被験者にとって適切な教育訓練項目を通知する教育訓練項目通知手段を備えること、 を特徴とする対応能力評価システム。 【請求項11】 異常な状況を被験者に表示してこの異常な状況に対するこの被験者の対応能力を評価するための対応能力評価プログラムであって、 前記異常な状況を前記被験者が知覚したか否かを評価する知覚評価手順と、 前記異常な状況に対して前記被験者が執るべき適切な対応策をこの被験者が判断したか否かを評価する判断評価手順と、 前記異常な状況に対して前記被験者が適切な操作を執ったか否かを評価する操作評価手順と、 前記知覚評価手順、前記判断評価手順及び前記操作評価手順における評価結果に基づいて、前記異常な状況に対する前記被験者の対応能力を評価する対応能力評価手順と、 をコンピュータに実行させる対応能力評価プログラム。 【請求項12】 請求項11に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記異常な状況に関する知識を前記被験者に問うための質問を通知する質問通知手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項13】 請求項12に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記質問通知手順は、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を通知する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項14】 請求項12又は請求項13に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記質問通知手順は、前記質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して前記被験者に理解を問うための質問を通知する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項15】 請求項12から請求項14までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順は、前記質問に対する前記被験者の回答結果に基づいて前記被験者の知識を評価する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項16】 請求項15に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項17】 請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項18】 請求項15に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順は、前記被験者が前記異常な状況に遭遇したがこの異常な状況の意味を理解していないがために適切な知覚ができなかったと前記知覚評価手順で評価されたとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したがこの異常な状況に対する適切な対処方法を理解していないがために適切な判断ができなかったと前記判断評価手順で評価されたとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚し適切に判断したがこの異常な状況に対する適切な操作方法を理解していないがために適切な操作ができなかったと前記操作評価手順で評価されたときには、この被験者が知識不足であると評価する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項19】 請求項16又は請求項17に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順は、前記被験者に知識及び理解が十分に備わっていると評価された場合であって、前記被験者が前記異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったと前記知覚評価手順で評価されたとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したが判断を誤って適切な行動を執らなかったと前記判断評価手順で評価されたとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが操作を誤って適切な行動を執らなかったと前記操作評価手順で評価されたときには、意識不足であると評価する手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。 【請求項20】 請求項11から請求項19までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、 前記対応能力評価手順における評価結果に基づいて前記被験者にとって適切な教育訓練項目を通知する教育訓練項目通知手順を含むこと、 を特徴とする対応能力評価プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、異常な状況を被験者に表示してこの異常な状況に対するこの被験者の対応能力を評価する対応能力評価システム及び対応能力評価プログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来の教習システムは、問題となる道路状況を画面に表示するディスプレイと、この問題となる道路状況の変化を予測させるための番号及びどのような行動をするべきかの番号を教習者に選択させるポインティングデバイスと、予測された道路状況の変化と選択された行動との正誤を判定してこの選択された行動の結果を解説する音声出力回路などを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の教習システムでは、道路状況の変化を予測して適切な行動を選択可能なように対話方式によって自動車の運転を教習している。 【0003】 また、従来の接客模擬訓練システムでは、鉄道の事故発生状況を設定するステップと、この事故発生状況に対して駅係員及び乗務員の対応操作を検出するステップと、この対応操作による鉄道利用者の反応を決定するステップと、前回の反応状態と今回の反応状態とを比較して状況が収拾方向、現状維持又は悪化方向かを評価するステップとを含んでいる(例えば、特許文献2参照)。このような従来の接客模擬訓練システムでは、事故発生時などの異常時における接客対応を駅係員及び乗務員に模擬的に体験させて、駅係員及び乗務員の対応能力を訓練している。 【0004】 【特許文献1】特開平11-095646号公報 【0005】 【特許文献2】特開平9-305098号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 従来の教習システムでは、教習者の行動の正誤を判定してこの行動の結果を音声で解説している。このため、従来の教習システムでは、単純に教習者の行動を評価して音声で評価結果を案内するだけであり、教習者の行動だけではなく教習者に知識が十分に備わっているか否かを客観的に評価して、評価結果に応じた最適な教育訓練プログラムを教習者に提供することができない問題点がある。 【0007】 また、従来の接客模擬訓練システムでは、事故発生状況に対して駅係員及び乗務員の対応操作を検出して、この対応操作による鉄道利用者の反応を評価している。このため、従来の接客模擬訓練システムでは、駅係員及び乗務員の対応操作に起因する鉄道利用者の反応を評価するだけであり、事故発生時の駅係員及び乗務員の行動と知識を客観的に評価することができず、評価結果に応じた最適な教育訓練プログラムを駅係員及び乗務員に提供することができない問題点がある。 【0008】 この発明の課題は、異常な状況に対する被験者の知識及び行動を客観的に評価することができる対応能力評価システム及び対応能力評価プログラムを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。 なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。 請求項1の発明は、異常な状況を被験者(M)に表示してこの異常な状況に対するこの被験者の対応能力を評価する対応能力評価システムであって、前記異常な状況を前記被験者が知覚したか否かを評価する知覚評価手段(20b)と、前記異常な状況に対して前記被験者が執るべき適切な対応策をこの被験者が判断したか否かを評価する判断評価手段(20c)と、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な操作を執ったか否かを評価する操作評価手段(20d)と、前記知覚評価手段、前記判断評価手段及び前記操作評価手段の評価結果に基づいて、前記異常な状況に対する前記被験者の対応能力を評価する対応能力評価手段(20d)とを備える対応能力評価システム(1)である。 【0010】 請求項2の発明は、請求項1に記載の対応能力評価システムにおいて、前記異常な状況に関する知識を問うための質問を前記被験者に通知する質問通知手段(17)を備えることを特徴とする対応能力評価システムである。 【0011】 請求項3の発明は、請求項2に記載の対応能力評価システムにおいて、前記質問通知手段は、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を通知することを特徴とする対応能力評価システムである。 【0012】 請求項4の発明は、請求項3に記載の対応能力評価システムにおいて、前記質問通知手段は、前記質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して前記被験者に理解を問うための質問をこの被験者に通知することを特徴とする対応能力評価システムである。 【0013】 請求項5の発明は、請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段は、前記質問に対する前記被験者の回答結果に基づいて前記被験者の知識を評価することを特徴とする対応能力評価システムである。 【0014】 請求項6の発明は、請求項5に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価することを特徴とする対応能力評価システムである。 【0015】 請求項7の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価することを特徴としている対応能力評価システムである。 【0016】 請求項8の発明は、請求項5に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段は、前記被験者が前記異常な状況に遭遇したがこの異常な状況の意味を理解していないがために適切な知覚ができなかったと前記知覚評価手段が評価したとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したがこの異常な状況に対する適切な対処方法を理解していないがために適切な判断ができなかったと前記判断評価手段が評価したとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚し適切に判断したがこの異常な状況に対する適切な操作方法を理解していないがために適切な操作ができなかったと前記操作評価手段が評価したときには、この被験者が知識不足であると評価することを特徴としている対応能力評価システムである。 【0017】 請求項9の発明は、請求項6又は請求項7に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段は、前記被験者に知識及び理解が十分に備わっていると評価した場合であって、前記被験者が前記異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったと前記知覚評価手段が評価したとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したが判断を誤って適切な行動を執らなかったと前記判断評価手段が評価したとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが操作を誤って適切な行動を執らなかったと前記操作評価手段が評価したときには、意識不足であると評価することを特徴とする対応能力評価システムである。 【0018】 請求項10の発明は、請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の対応能力評価システムにおいて、前記対応能力評価手段の評価結果に基づいて、前記被験者に適切な教育訓練項目を通知する教育訓練項目通知手段(22)を備えることを特徴とする対応能力評価システムである。 【0019】 請求項11の発明は、異常な状況を被験者(M)に表示してこの異常な状況に対するこの被験者の対応能力を評価するための対応能力評価プログラムであって、前記異常な状況を前記被験者が知覚したか否かを評価する知覚評価手順(S521,S535)と、前記異常な状況に対して前記被験者が執るべき適切な対応策をこの被験者が判断したか否かを評価する判断評価手順(S522,S536)と、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な操作を執ったか否かを評価する操作評価手順(S523,S537)と、前記知覚評価手順、前記判断評価手順及び前記操作評価手順における評価結果に基づいて、前記異常な状況に対する前記被験者の対応能力を評価する対応能力評価手順(S524,S525,S538,S539)とをコンピュータ(27)に実行させる対応能力評価プログラムである。 【0020】 請求項12の発明は、請求項11に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記異常な状況に関する知識を問うための質問を前記被験者に通知する質問通知手順(S406)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0021】 請求項13の発明は、請求項12に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記質問通知手順は、前記異常な状況に対して前記被験者が適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を通知する手順を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0022】 請求項14の発明は、請求項12又は請求項13に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記質問通知手順は、前記質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して前記被験者に理解を問うための質問をこの被験者に通知する手順を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0023】 請求項15の発明は、請求項12から請求項14までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順は、前記質問に対する前記被験者の回答結果に基づいて前記被験者の知識を評価する手順(S524,S525)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0024】 請求項16の発明は、請求項15に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価する手順(S538,S539)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0025】 請求項17の発明は、請求項11から請求項14までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順は、前記異常な状況に対する前記被験者の対応状況に基づいて前記被験者の行動を評価する手順(S538,S539)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0026】 請求項18の発明は、請求項15に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順は、前記被験者が前記異常な状況に遭遇したがこの異常な状況の意味を理解していないがために適切な知覚ができなかったと前記知覚評価手順で評価(S521)されたとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したがこの異常な状況に対する適切な対処方法を理解していないがために適切な判断ができなかったと前記判断評価手順で評価(S522)されたとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚し適切に判断したがこの異常な状況に対する適切な操作方法を理解していないがために適切な操作ができなかったと前記操作評価手順で評価(S523)されたときには、この被験者が知識不足であると評価する手順(S525)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0027】 請求項19の発明は、請求項16又は請求項17に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順は、前記被験者に知識及び理解が十分に備わっていると評価された場合であって、前記被験者が前記異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったと前記知覚評価手順で評価(S535)されたとき、前記被験者が前記異常な状況を知覚したが判断を誤って適切な行動を執らなかったと前記判断評価手順で評価(S536)されたとき、又は前記被験者が前記異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが操作を誤って適切な行動を執らなかったと前記操作評価手順で評価(S537)されたときには、意識不足であると評価する手順(S539)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【0028】 請求項20の発明は、請求項11から請求項19までのいずれか1項に記載の対応能力評価プログラムにおいて、前記対応能力評価手順における評価結果に基づいて、前記被験者に適切な教育訓練項目を通知する教育訓練項目通知手順(S630)を含むことを特徴とする対応能力評価プログラムである。 【発明の効果】 【0029】 この発明によると、異常な状況に対する被験者の知識及び行動を客観的に評価することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0030】 以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。 図1は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの構成図である。図2は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの運転訓練装置の構成図である。図3は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する平常時の画面を一例として示す図である。図4は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する異常時の画面を一例として示す図である。 【0031】 図2に示す被験者Mは、図1に示す対応能力評価システム1によって対応能力を評価される評価対象者である。被験者Mは、異常な状況によって引き起こされる一連の事象に対する対応能力が評価されるとともに各事象に対する知識及び行動が評価され、この評価結果に応じて適切な教育訓練項目が提示される。被験者Mは、例えば、鉄道車両を運転操作する運転士である。 【0032】 図1に示す対応能力評価システム1は、異常な状況を被験者Mに表示してこの異常な状況に対するこの被験者Mの対応能力を評価するシステムである。対応能力評価システム1は、異常な状況によって引き起こされる一連の異常な事象を時系列順に再現して、各異常な事象に対する被験者Mの対応能力を評価する。対応能力評価システム1は、図1及び図2に示すように、画像表示装置2と、運転訓練装置3と、対応状況検出装置4と、対応能力評価装置5などを備えている。対応能力評価システム1は、画像表示装置2に表示された画像に従って運転訓練装置3によって被験者Mに実際に運転操作をさせ、この被験者Mの運転状況を対応状況検出装置4によって検出し、異常な状況に対する被験者Mの対応能力を対応能力評価装置5によって向上させる。 【0033】 図1及び図2に示す画像表示装置2は、種々の画像情報を表示する装置である。画像表示装置2は、例えば、図3及び図4に示すように、実際に鉄道車両が走行する路線風景の画像や、運転訓練用にコンピュータグラフィックスで生成された路線風景の画像などをスクリーンに投影してリアルタイムで表示する模擬視界発生装置である。画像表示装置2には、例えば、図3に示すように、被験者Mが運転操作する車両が走行する複線の一方の線路R1と、この線路R1を走行する車両と対向して車両が走行する複線の他方の線路(隣接線)R2と、自動車Vが走行する道路R3と、線路R1,R2とが平面交差する踏切C1と、線路R1,R2の両側で踏切C1を遮断かんによって遮断する踏切遮断機C2などが画面2a上に表示される。画像表示装置2には、例えば、図4に示すように、踏切遮断機C2の遮断かんが降下して自動車Vが踏切C1内に閉じ込められこの踏切C1内から脱出不可能な「とりこ」のような異常な状況が画面2a上に表示される。 【0034】 図1及び図2に示す運転訓練装置3は、被験者Mの運転操作を訓練する装置である。運転訓練装置3は、例えば、実物の鉄道車両の運転室内の運転台及び主幹制御器(マスタコントローラ)などを模擬した模擬運転装置(運転シミュレーション装置)である。運転訓練装置3は、図2に示すように、車両を運転操作するときに手動操作されるハンドル3aと、警笛を吹鳴させるときに操作される警笛スイッチ3bと、非常時に車両を停止させるときに操作される非常ブレーキスイッチ3cと、非常時にパンタグラフを降下させるときに操作されるパンタグラフ降下スイッチ3dと、事故発生時などに付近を走行する車両を停止させるための無線を送信するときに操作される防護無線スイッチ3eと、事故発生時などに付近を走行する車両を停止させるための信号炎管(発炎筒)を点火させるときに操作される信号炎管点火スイッチ3fと、画像表示装置2の画面2a上に表示される質問に対して回答するための回答スイッチ3gなどを備えている。 【0035】 図1及び図2に示す対応状況検出装置4は、被験者Mの対応状況を検出する装置である。対応状況検出装置4は、例えば、図2に示すように、ハンドル3a、警笛スイッチ3b、非常ブレーキスイッチ3c、パンタグラフ降下スイッチ3d、防護無線スイッチ3e及び信号炎管点火スイッチ3fなどの操作状況を検出する。対応状況検出装置4は、運転訓練装置3の種々の操作部を被験者Mが操作したときの操作状況(対応状況)を検出し、この検出結果を対応状況検出情報として対応能力評価装置5に出力する。 【0036】 図1及び図2に示す対応能力評価装置5は、異常な状況に対する被験者Mの対応能力を評価する装置である。対応能力評価装置5は、異常時における被験者Mの対応能力を客観的に評価し、評価結果に応じて最適な教育訓練項目を被験者Mに通知する。対応能力評価装置5は、例えば、パーソナルコンピュータなどによって構成されており、既存の運転シミュレータを利用して簡単に評価可能なようにこのパーソナルコンピュータに対応能力評価プログラムを読み込み、この対応能力評価プログラムに従って所定の処理を実行する。対応能力評価装置5は、図1に示すように、対応状況情報入力部6と、画像情報記憶部7と、画像情報選択部8と、画像情報再生部9と、制限時間通知部10と、制限時間情報記憶部11と、経過時間通知部12と、経過時間計測部13と、対応状況情報記憶部14と、被害状況通知部15と、被害状況情報記憶部16と、質問通知部17と、質問情報記憶部18と、回答情報記憶部19と、評価部20と、評価情報記憶部21と、教育訓練項目通知部22と、教育訓練情報記憶部23と、プログラム読込部24と、プログラム記憶部25と、インタフェース部26と、制御部27と、通信部28などを備えている。 【0037】 対応状況情報入力部6は、対応状況検出装置4から対応状況情報が入力する手段である。対応状況情報入力部6は、対応状況検出装置4と対応能力評価装置5とを接続しこれらの間で種々の情報を入出力させるインタフェース(I/O)回路であり、対応状況検出装置4が出力する対応状況情報を制御部27に出力する。 【0038】 画像情報記憶部7は、運転訓練用の種々の画像情報を記憶する手段である。画像情報記憶部7は、例えば、実際の路線風景を教育訓練用のコースとして画像処理し生成した画像情報や、仮想の路線風景を教育訓練用のコースとしてコンピュータグラフィックスで生成した画像情報などを記憶するメモリである。画像情報記憶部7は、ある路線を平常時に列車が走行したときの路線風景と、この路線を異常時に列車が走行したときの路線風景とをそれぞれシミュレータシナリオとして記憶している。画像情報記憶部7は、例えば、図4に示す踏切C1内でとりこになった大型トラックなどの自動車Vに衝突して踏切事故が発生し、この自動車Vが隣接線を支障するような踏切事故時の画像情報を記憶している。 【0039】 画像情報選択部8は、画像情報記憶部7が記憶する画像情報から任意の画像情報を選択する手段である。画像情報選択部8は、例えば、運転訓練装置3によって被験者Mを訓練するときに使用する画像情報を選択するときに操作されるタッチパネル式のスイッチなどである。画像情報選択部8は、ある路線を平常時に列車が走行する平常時運転モードと、異常時にこの路線を列車が走行する異常時運転モードとを選択するときに操作される。 【0040】 画像情報再生部9は、画像情報選択部8が選択した画像情報を再生する手段である。画像情報再生部9は、画像情報選択部8によって選択された画像情報を画像情報記憶部7から読み出してリアルタイムで再生する画像再生装置である。 【0041】 図1に示す制限時間通知部10は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなければならない制限時間を通知する手段である。制限時間通知部10は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るまでに必要な平均的な経過時間を通知する。制限時間通知部10は、画像表示装置2が異常な状況を表示する毎に制限時間を画像表示装置2に出力し、この制限時間を図2に示す画面2a上に表示させて被験者Mに告知する。制限時間通知部10は、例えば、図4に示すような異常な状況を画像表示装置2が表示した時から平均的な運転士が非常ブレーキを操作し警笛を鳴らさなければならない制限時間を画像表示装置2に表示させる。 【0042】 図1に示す制限時間情報記憶部11は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなければならない制限時間を記憶する手段である。制限時間情報記憶部11は、各異常な状況に対応する制限時間を制限時間情報として記憶するメモリである。制限時間情報記憶部11は、例えば、図4に示すような異常な状況が発生してから非常ブレーキを操作し警笛を鳴らさなければならない制限時間や、この自動車Vと衝突するような異常な状況が発生してから被験者Mがパンタグラフを降下させ防護無線を発報し信号炎管を点火しなければならない制限時間などを記憶している。 【0043】 図1に示す経過時間通知部12は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るまでに要した実際の経過時間を通知する手段である。経過時間通知部12は、画像表示装置2が異常な状況を表示する毎に経過時間を画像表示装置2に出力しこの経過時間を図2に示す画面2a上に表示させて被験者Mに告知する。経過時間通知部12は、例えば、図4に示すような異常な状況を画像表示装置2が表示してから被験者Mが非常ブレーキを操作し警笛を鳴らすまでの経過時間を画像表示装置2に表示させる。 【0044】 図1に示す経過時間計測部13は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るまでに要した実際の経過時間を計測する手段である。経過時間計測部13は、画像表示装置2が異常な状況を表示してからの経過時間を計測するタイマである。経過時間計測部13は、画像表示装置2が異常な状況を表示する毎に経過時間を計測し、計測後の経過時間を経過時間情報として制御部27に出力する。 【0045】 対応状況情報記憶部14は、異常な状況に対する被験者Mの対応状況を記憶する手段である。対応状況情報記憶部14は、画像表示装置2が表示する異常な状況に対して被験者Mが運転訓練装置3を操作し対応したときの対応状況を記憶するメモリである。対応状況情報記憶部14は、例えば、図4に示すような異常な状況に対して被験者Mが非常ブレーキスイッチ3cを操作するまでの経過時間(所要時間)などを各異常な状況に対応させて記憶している。 【0046】 被害状況通知部15は、制限時間内に被験者Mが適切な対応を執らなかったときに発生する被害状況を通知する手段である。被害状況通知部15は、画像表示装置2が表示した異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなかったために発生する被害状況を画像表示装置2に出力し、この被害状況を画面2a上に表示させて被験者Mに告知する。被害状況通知部15は、例えば、図4に示すように、踏切C1内に自動車Vがとりこになったような異常な状況に対して、非常ブレーキを操作し警笛を鳴らすなどの適切な対応を被験者Mが執らず自動車Vに衝突したときに、この衝突によって生ずる被害状況を画像表示装置2に表示させる。 【0047】 図1に示す被害状況情報記憶部16は、制限時間内に被験者Mが適切な対応を執らなかったときに発生する被害状況を記憶する手段である。被害状況情報記憶部16は、異常な状況毎に被害状況を対応させて記憶するメモリである。被害状況情報記憶部16は、例えば、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなかったとき発生する人的被害及び/又は物的被害を異常な状況毎に被害状況情報として記憶している。 【0048】 質問通知部17は、異常な状況に関する知識を被験者Mに問うための質問を通知する手段である。質問通知部17は、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を通知する。質問通知部17は、例えば、質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して被験者Mに理解を問うための質問を画像表示装置2に出力し、画面2a上にこの質問を表示させて被験者Mに告知する。質問通知部17は、運転訓練装置3による被験者Mの運転訓練が終了して画像表示装置2が異常な状況を再度表示したときに、各異常な状況に対応する質問を画像表示装置2に出力する。質問通知部17は、ある質問を通知してから所定の回答時間を経過するまでの間に、回答スイッチ3gを被験者Mが操作して回答をしなかったときには、次の質問を画像表示装置2に出力する。 【0049】 図1に示す質問情報記憶部18は、異常な状況に関する知識を問うための質問を記憶する手段である。質問情報記憶部18は、画像表示装置2が表示する異常な状況に対応する質問とこの質問の正解とを質問情報として記憶するとともに、この正解の意味及び位置づけに関して被験者Mに理解を問うための質問を質問情報として記憶するメモリである。質問情報記憶部18は、例えば、図4に示すような異常な状況に対して被験者Mの知識及び行動を問うための質問を記憶している。また、質問事項記憶部18は、例えば、被験者Mの知識の有無を評価するために、人間の情報処理過程に従って知覚、判断及び反応に区分して作成した質問を記憶している。 【0050】 図1に示す回答情報記憶部19は、質問通知部17が通知する質問に対する被験者Mの回答結果を記憶する手段である。回答情報記憶部19は、各質問に対応する回答結果を回答情報として記憶するメモリである。回答情報記憶部19は、例えば、被験者MにYES/NO形式で質問するときにはYES、NO又は無回答のいずれかを記憶する。 【0051】 図5は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの評価部の構成図である。 評価部20は、質問に対する被験者Mの回答結果に基づいてこの被験者Mの知識を評価するとともに、知識がある場合には異常な状況に対する被験者Mの対応状況及び主観評価に基づいてこの被験者Mの行動(意識)を評価する手段である。評価部20は、回答情報記憶部19が記憶する回答情報に基づいて被験者Mの知識を評価するとともに、対応状況情報記憶部14が記憶する対応状況情報に基づいて被験者Mの行動を評価し、この評価結果を評価情報として制御部27に出力する。評価部20は、状況の知覚、対応の判断及び操作に分けて被験者Mの知識及び行動を評価する。評価部20は、図5に示すように、対応状況評価部20aと、知覚評価部20bと、判断評価部20cと、操作評価部20dと、対応能力評価部20eなどを備えている。 【0052】 対応状況評価部20aは、異常な状況に対する被験者Mの対応状況を評価する手段である。対応状況評価部20aは、対応状況情報記憶部14が記憶する対応状況情報に基づいて、画像表示装置2が表示する異常な状況に対して被験者Mが運転訓練装置3を操作し対応したときの対応状況を評価する。対応状況評価部20aは、例えば、図4に示すような異常な状況で被験者Mに運転させたときにこの被験者Mの運転状況を評価する。知覚評価部20bは、異常な状況を被験者Mが知覚したか否かを評価する手段である。知覚評価部20bは、例えば、図4に示すような異常な状況が発生したときに、このような異常な状況の定義(知覚)又は再定義を被験者Mが可能であるか否かを評価する。判断評価部20cは、異常な状況に対して被験者Mが執るべき適切な対応策をこの被験者Mが判断したか否かを評価する手段である。判断評価部20cは、例えば、図4に示すような異常な状況に対して適切な措置である非常ブレーキの操作、パンタグラフ降下、防護無線発報及び信号炎管点火などの対応方や手順の判断を被験者Mが可能であるか否かを評価する。操作評価部20dは、異常な状況に対して被験者Mが適切な操作を執ったか否かを評価する手段である。操作評価部20dは、例えば、図4に示すような異常な状況に対して適切な措置を正しい順序で正確に被験者Mが操作したか否かなどを評価する。対応能力評価部20eは、知覚評価部20b、判断評価部20c及び操作評価部20dの評価結果に基づいて、異常な状況に対する被験者Mの対応能力を評価する手段である。対応能力評価部20eは、例えば、被験者Mが意識不足であるか否かを評価してこの被験者Mの行動を評価するとともに、被験者Mが知識不足であるか否かを評価してこの被験者Mの知識を評価する。 【0053】 評価情報記憶部21は、評価部20の評価結果を記憶する手段である。評価情報記憶部21は、運転訓練装置3によって一連の運転シミュレーションを実施したときに、異常時における被験者Mの対応行動の評価結果を評価情報として記憶するメモリである。評価情報記憶部21は、運転シミュレーション毎に評価情報を記憶している。 【0054】 教育訓練項目通知部22は、評価部20の評価結果に基づいて被験者Mにとって適切な教育訓練項目を通知する手段である。教育訓練項目通知部22は、評価部20の評価結果に基づいて被験者Mに最適な教育訓練項目を画像表示装置2に表示させて被験者Mに提示する。教育訓練項目通知部22は、例えば、異常な状況の定義(知覚)について、質問通知部17に対する回答が正答であって該当箇所の知識があると評価されたが、失敗行動があると対応状況評価部20aが評価し、かつ、主観評価により、その失敗は知覚の部分で起きたと知覚評価部20bが評価したときには、知識はあるが意識が不足しているとみなし、注意配分力の訓練などを通知する。また、教育訓練項目通知部22は、例えば、異常な状態への対応の判断について、質問通知部17に対する回答が正答であって該当箇所の知識があると評価されたが、失敗行動があると対応状況評価部20aが評価し、かつ、主観評価により、その失敗は判断の部分で起きたと判断評価部20cが評価したときには、知識はあるが意識が不足しているとみなし、パニックを起こしにくくするメンタルトレーニング的な訓練や運転保安の原理に基づく即座の判断練習などを通知する。さらに、教育訓練項目通知部22は、例えば、異常な状態への反応(行動)について、質問通知部17に対する回答情報記憶部19の回答が正答であって該当箇所の知識があると評価されたが、失敗行動があると対応状況評価部20aが評価し、かつ、主観評価により、その失敗は操作の部分で起きたと操作評価部20dが評価したときには、知識はあるが意識が不足しているとみなし、徹底的に体に覚えこませるための技能の反復訓練などを画像表示装置2に表示させる。 【0055】 教育訓練情報記憶部23は、被験者Mの知識及び行動の評価結果に応じた適切な教育訓練項目を記憶する手段である。教育訓練情報記憶部23は、評価部20の評価結果に応じた教育訓練項目を教育訓練情報として記憶するメモリである。教育訓練情報記憶部23は、例えば、注意配分力の訓練項目、異常時の定義及び具体例の学習プログラム、運転保安についての学習及び原理に基づく即座の判断練習項目、個々の異常時の対処法の学習プログラム、技能訓練項目、実技練習項目、操作法の学習プログラムなどを記憶している。 【0056】 プログラム読込部24は、異常な状況を被験者Mに表示してこの異常な状況に対するこの被験者Mの対応能力を評価するための対応能力評価プログラムを読み込む手段である。プログラム読込部24は、例えば、インターネットなどの電気通信回線を通じて提供される対応能力評価プログラムを読み込んだり、CD-ROMなどの情報記録媒体に記録された対応能力評価プログラムを読み込んだりする。プログラム読込部24は、電気通信回線や情報記録媒体などから読み取った対応能力評価プログラムを制御部27に出力する。 【0057】 プログラム記憶部25は、対応能力評価プログラムを記憶する手段である。プログラム記憶部25は、電気通信回線を通じて取り込まれた対応能力評価プログラムや、情報記録媒体から読み取った対応能力評価プログラムなどを記憶するメモリである。 【0058】 インタフェース部26は、外部装置との間で種々の情報を入出力させる手段である。インタフェース部26は、対応能力評価装置5と外部装置とを接続しこれらの間で種々の情報を入出力させるインタフェース(I/O)回路である。インタフェース部26は、例えば、質問通知部17が通知する質問や教育訓練項目通知部22が通知する教育訓練項目などを印刷装置などに出力する。 【0059】 制御部27は、対応能力評価装置5の種々の動作を制御する手段(中央処理部(CPU))である。制御部27は、プログラム記憶部25から対応能力評価プログラムを読み出して対応能力評価装置5に所定の処理を指令し実行させる。制御部27は、例えば、画像情報再生部9に画像情報の再生を指令したり、制限時間通知部10に制限時間の通知を指令したり、経過時間通知部12に経過時間の通知を指令したり、経過時間計測部13に経過時間の計測を指令したり、対応状況情報記憶部14に対応状況情報の記憶を指令したり、被害状況通知部15に被害状況の通知を指令したり、質問通知部17に質問の通知を指令したり、回答情報記憶部19に回答情報の記憶を指令したり、被験者Mの知識及び行動の評価を評価部20に指令したり、評価情報記憶部21に評価情報の記憶を指令したり、教育訓練項目通知部22に教育訓練項目の通知を指令したりする。 【0060】 通信部28は、対応能力評価装置5に関する種々の情報を伝達するための手段である。通信部28は、対応状況情報入力部6、画像情報記憶部7、画像情報選択部8、画像情報再生部9、制限時間通知部10、制限時間情報記憶部11、経過時間通知部12、経過時間計測部13、対応状況情報記憶部14、被害状況通知部15、被害状況情報記憶部16、質問通知部17、質問情報記憶部18、回答情報記憶部19、評価部20、評価情報記憶部21、教育訓練項目通知部22、教育訓練情報記憶部23、プログラム読込部24、プログラム記憶部25、インタフェース部26及び制御部27などを相互に通信可能なように接続するバスである。 【0061】 次に、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの動作を説明する。 図6は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの動作を説明するためのフローチャートである。以下では、図1に示す制御部27の動作を中心として説明する。 図6に示すステップ(以下、Sという)100において、対応能力評価プログラム読込処理が実行される。図1に示す制御部27が対応能力評価プログラムをプログラム記憶部25から読み込み、一連の対応能力評価処理を開始する。 【0062】 S200において、平常時の運転訓練処理が実行される。先ず、平常時の運転訓練処理を制御部27が開始して、図2に示すような運転訓練装置3を利用して被験者Mに1回目の平常運転(原則として、安全に定時運転ができるようになるまで、同一線区の繰り返し練習)を実施させる。 【0063】 S300において、異常時の運転訓練処理が実行される。平常時の運転訓練処理を終了すると異常時の運転訓練処理を制御部27が開始し、運転訓練装置3を利用して平常時運転と同じ線区を被験者Mに2回目(実質的には同一線区の(平常時繰り返し数+1)回目)の運転を実施させる。 【0064】 S400において、質問通知処理が実行される。異常時の運転訓練処理を終了すると質問通知処理を制御部27が開始し、異常な状況に関する知識を被験者Mに問うための質問を通知してこの質問に対して被験者Mに回答させる。 【0065】 S500において、評価処理が実行される。質問通知処理が終了すると評価処理を制御部27が開始し、質問に対する被験者Mの回答結果に基づいて被験者Mの知識が評価されるとともに、この回答結果、異常な状況に対する被験者Mの対応状況及び主観評価に基づいて被験者Mの行動が評価される。 【0066】 S600において、教育訓練項目通知処理が実行される。評価処理が終了すると教育訓練項目通知処理を制御部27が開始し、評価結果に応じて被験者Mにとって適切な教育訓練項目を通知して、異常な状況に対する被験者Mの対応能力をこの適切な教育訓練項目によって向上させる。 【0067】 図7は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの対応能力評価プログラム読込処理を説明するためのフローチャートである。 図7に示すS110において、対応能力評価プログラムをプログラム記憶部25から制御部27が読み出す。図示しない電源がONして対応能力評価装置5が起動を開始すると、対応能力評価プログラムをプログラム記憶部25から制御部27が読み出す。 【0068】 S120において、対応能力評価処理を制御部27が開始する。対応能力評価プログラムを制御部27が読み出すと、一連の対応能力評価処理の実行を制御部27が開始する。 【0069】 図8は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの平常時の運転訓練処理を説明するためのフローチャートである。 図8に示すS210において、平常時の運転訓練用の画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出す。画像情報記憶部7が記憶する平常時の運転訓練用の画像情報のうち任意の画像情報が画像情報選択部8によって選択されると、選択された平常時の運転訓練用の画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出して画像情報再生部9に出力する。 【0070】 S220において、平常時の運転訓練用の画像情報の再生を画像情報再生部9に制御部27が指令する。その結果、平常時の運転訓練用の画像情報の再生を画像情報再生部9が開始して、図3に示すように平常時の運転訓練用のコースの線路風景を画像表示装置2が画面2a上に表示し、この線路風景に従って運転訓練装置3を被験者Mが運転操作を開始する。 【0071】 図9は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの異常時の運転訓練処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示すS310において、異常時の運転訓練用の画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出す。例えば、図4に示すような異常な状況の画像情報を含む異常時の運転訓練用の画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出して画像情報再生部9に出力する。 【0072】 S320において、異常時の運転訓練用の画像情報の再生を画像情報再生部9に制御部27が指令する。その結果、異常時の運転訓練用の画像情報の再生を画像情報再生部9が開始して、図4に示すように異常時の運転訓練用のコースの線路風景を画像表示装置2が画面2a上に表示し、この線路風景に従って運転訓練装置3を被験者Mが運転操作を開始する。 【0073】 S330において、異常な状況が再生されたか否かを制御部27が判断する。図4に示すような異常な状況が画像表示装置2に表示されたか否かを画像情報再生部9の再生動作に基づいて制御部27が判断し、画像情報再生部9が異常な状況を再生したときにはS340に進み、画像情報再生部9が異常な状況を再生していないときにはこの異常な状況が再生されるまで判断を繰り返す。 【0074】 S340において、経過時間の計測を経過時間計測部13に制御部27が指令する。画像表示装置2が異常な状況を表示すると、経過時間計測部13に経過時間の計測を制御部27が指令し、経過時間計測部13が経過時間の計測を開始して経過時間情報を制御部27に出力する。その結果、例えば、図4に示すように、曲線を時速72km/hで走行中に踏切C1の手前700mでこの踏切C1内に自動車Vがとりこになるような異常な状況が画像表示装置2の画面2a上に表示され、この異常な状況が表示されてからの経過時間を経過時間計測部13が計測する。 【0075】 S350において、制限時間を経過したか否かを制御部27が判断する。制限時間情報記憶部11が記憶する制限時時間情報と、経過時間計測部13が出力する経過時間情報とに基づいて、経過時間が制限時間を超過したか否かを制御部27が判断する。経過時間が制限時間を超過したと制御部27が判断したときにはS360に進み、経過時間が制限時間を超過していないと制御部27が判断したときには経過時間が制限時間を越えるまでS350の判断を繰り返す。例えば、異常な状況に対して制限時間内に被験者Mが運転訓練装置3を操作して適切な対応を執ると、この被験者Mの対応状況を対応状況検出装置4が検出する。その結果、対応状況検出装置4から対応状況情報入力部6を通じて制御部27に対応状況情報が入力し、この対応状況情報を制御部27が対応状況情報記憶部14に出力し、この対応状況情報の記憶を対応状況情報記憶部14に指令する。 【0076】 S360において、被験者Mの対応状況の評価を対応状況評価部20aに制御部27が指令する。対応状況情報記憶部14から対応状況情報を制御部27が読み出して対応状況評価部20aに出力し、この対応状況情報に基づいて制限時間内に被験者Mが適切な対応を執ったか否かの評価を対応状況評価部20aに制御部27が指令する。例えば、図4に示すような異常な状況が画像表示装置2の画面2a上に表示されてから制限時間内に被験者Mが非常ブレーキスイッチ3cを操作し警笛スイッチ3bを操作したときには、制限時間内に被験者Mが適切な対応を執ったと対応状況評価部20aが評価する。 【0077】 S370において、評価結果の記憶を評価情報記憶部21に制御部27が指令する。制限時間内に被験者Mが適切な対応を執ったか否かの評価結果が対応状況評価部20aから制御部27に入力し、この評価結果が制御部27から評価情報記憶部21に出力されて、この評価結果が評価情報として評価情報記憶部21に記憶される。 【0078】 S380において、次の異常な状況が再生されたか否かを制御部27が判断する。最初の異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなかったときには、次の異常な状況が画像表示装置2に表示されたか否かを画像情報再生部9の再生動作に基づいて制御部27が判断する。画像情報再生部9が次の異常な状況を再生したときにはS330に戻り、列車の運転を再開するまでS330以降の処理が繰り返される。一方、画像情報再生部9が次の異常な状況を再生しないときには一連の異常時の運転訓練処理を終了する。例えば、図4に示すような異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなかったときには、自動車Vと衝突してこの自動車Vが横転し線路R2を支障するような次の異常な状況が再生される。 【0079】 図10は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの質問通知処理を説明するためのフローチャートである。図11は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する質問を一例として示す図である。 図10に示すS401において、異常時の運転訓練用の画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出す。S300の異常時の運転訓練処理において使用した画像情報を画像情報記憶部7から制御部27が読み出して画像情報再生部9に出力する。 【0080】 S402において、異常時の運転訓練用の画像情報のうち異常な状況の画像の再生を画像情報再生部9に制御部27が指令する。例えば、S401において画像情報記憶部7から読み出した画像情報の中から、図4に示すような異常な状況の画像を制御部27が抽出してこの画像情報を画像情報再生部9に出力する。その結果、このような異常な状況の画像が画像情報再生部9によって静止画像として再生されて、画像表示装置2によって画面2a上に表示される。 【0081】 S403において、制限時間の通知を制限時間通知部10に制御部27が指令する。画像表示装置2が異常な状況を表示すると、この異常な状況に対応する制限時間情報を制限時間情報記憶部11から制御部27が読み出して制限時間通知部10にこの制限時間情報を出力するとともに、制限時間の通知を制限時間通知部10に制御部27が指令する。その結果、例えば、図4に示すように、曲線を時速72km/hで走行中に踏切C1の手前700mでこの踏切C1内に自動車Vがとりこになるような異常な状況が画像表示装置2の画面2a上に表示されるとともに、この異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を取らなければならない制限時間5秒がこの画面2a上に表示(タイムプレッシャ表示)される。ここで、制限時間は、例えば、異常な状況が発生するまでは、現在の時刻から次の駅の到着予定時刻までの差を表示しておき、異常な状況が発生したときには一連の操作の制限秒数の表示に切り替わる。例えば、踏切C1の手前620mでとりこが発生している場合には、先ずブレーキまでの制限時間1秒を表示し(マイナス表示も可)、ブレーキ操作が行われたら防護無線発報及び車両用信号炎管点火などの措置の制限時間5秒を表示する。 【0082】 S404において、経過時間の通知を経過時間通知部12に制御部27が指令する。異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るまでに要した実際の経過時間(所要時間)を対応状況情報記憶部14から制御部27が読み出して経過時間通知部12に出力し、経過時間の通知を経過時間通知部12に制御部27が指令する。その結果、例えば、図4に示すような異常な状況が画像表示装置2の画面2a上に表示されてからこの異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るまでに要した実際の経過時間1秒がこの画面2a上に表示(タイムプレッシャ表示)される。 【0083】 S405において、被害状況の通知を被害状況通知部15に制御部27が指令する。異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執らなかったときには、この異常な状況に対応する被害状況情報を被害状況情報記憶部16から制御部27が読み出して、被害状況通知部15にこの被害状況情報を出力するとともに、被害状況の通知を被害状況通知部15に制御部27が指令する。その結果、例えば、図4に示す踏切C1の手前620mで被験者Mが即座に非常ブレーキスイッチ3cを操作したときには被害状況が人的被害0名と表示され、踏切C1の手前600mで被験者Mが1秒遅れて非常ブレーキスイッチ3cを操作したときには被害状況が人的被害1名と表示され、踏切C1の手前520mで被験者Mが5秒以上遅れて非常ブレーキスイッチ3cを操作したときには被害状況が人的被害10名と表示される。また、例えば、図4に示す線路R2を自動車Vが支障するような異常な状況が発生した場合に、被験者Mが作業手順どおりに適切な対応を執ったときには被害状況が人的被害0名と表示され、被験者Mがパンタグラフ降下スイッチ3dを操作しなかったときには被害状況が人的被害1名と表示され、被験者Mが防護無線スイッチ3eを操作しなかったときには被害状況が人的被害40名と表示され、被験者Mが信号炎管点火スイッチ3fを操作しなかったときには被害状況が人的被害50名と表示される。 【0084】 S406において、質問の通知を質問通知部17に制御部27が指令する。その結果、ある異常な状況に対して被験者Mの知識を評価するための質問が画像表示装置2の画面2a上に表示される。例えば、図11に示すような異常な状況の画像を表示するとともに、「このような異常な状況で以下の文書が正しければYESを、間違っていたらNOを選択してください。」、「質問1:汽笛を鳴らしてから非常ブレーキをかける。(YES/NO)」と画像表示装置2が画面2a上に表示する。また、例えば、質問1の後に「質問2:列車近接を知らせる汽笛は、短急汽笛数声。(YES/NO)」と画像表示装置2が画面2a上に表示する。さらに、図4に示すような異常な状況に対して非常ブレーキスイッチ3cの操作が遅れた被験者Mに対しては、「質問3:時速72km/hで走行中の列車においてブレーキ操作が2秒遅れると列車は40m進むことになる。(YES/NO)」と画像表示装置2が画面2a上に表示する。 【0085】 S407において、回答結果の記憶を回答情報記憶部19に制御部27が指令する。回答スイッチ3gを被験者Mが操作して質問に回答すると、回答結果がYES、NO又は無回答のいずれかであるかを制御部27が判別し、回答情報を制御部27が回答情報記憶部19に出力するとともに、この回答情報の記憶を回答情報記憶部19に制御部27が指令する。その結果、各質問に対応する回答情報が回答情報記憶部19に記憶される。 【0086】 S408において、正解の通知を質問通知部17に制御部27が指令する。その結果、質問の正解を質問情報記憶部18から制御部27が読み出して質問通知部17に出力するとともに、正解の通知を質問通知部17に指令する。その結果、画像表示装置2の画面2a上に質問の回答が表示される。 【0087】 S409において、正解の意味及び位置づけを質問するか否かを制御部27が判断する。質問情報記憶部18から読み出した質問情報に基づいて、質問の正解の意味及び位置づけに関して被験者Mに理解を問う必要があるか否かを制御部27が判断する。質問の正解の意味及び位置づけに関して被験者Mに理解を問う必要があると制御部27が判断したときにはS406に戻り、質問の正解の意味及び位置づけに関して被験者Mに理解を問うための質問を質問通知部17に制御部27が指令し、S406以降の処理が繰り返される。一方、質問の正解の意味及び位置づけに関して被験者Mに理解を問う必要がないと制御部27が判断したときにはS410に進む。 【0088】 S410において、次の異常な状況の画像があるか否かを制御部27が判断する。S401において画像情報記憶部7から読み出した画像情報の中に次の異常な状況の画像が存在するか否かを制御部27が判断し、次の異常な状況の画像が存在するときにはS406に進み、次の異常な状況の画像が存在しないときには一連の質問通知処理を終了する。例えば、S401において画像情報記憶部7から読み出した画像情報の中から、自動車Vに衝突してこの自動車Vが踏切C1で横転し線路R2を死傷するような次の異常な状況の画像を制御部27が抽出したときには、この次の異常な状況の画像を画像表示装置2が画面2a上に表示する。また、例えば、「質問4:列車衝突直後、車掌や運転指令と連絡を取る前にすべきことは、防護無線発報と車両用炎管点火を行えば、列車から降りてよい。(YES/NO)」のような次の質問を画像表示装置2が画面2a上に表示する。 【0089】 図12は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの評価処理を説明するためのフローチャートである。 図12に示すS510において、対応状況情報を対応状況情報記憶部14から制御部27が読み出すとともに、回答情報を回答情報記憶部19から制御部27が読み出す。その結果、対応状況情報及び回答情報が制御部27から評価部20に出力される。 【0090】 S520において、知識評価処理が実行される。質問に対する被験者Mの回答結果に基づいてこの被験者Mの知識を評価するための知識評価処理の実行を評価部20に制御部27が指令する。その結果、一連の知識評価処理を評価部20が開始する。 【0091】 S530において、行動評価処理が実行される。異常な状況に対する被験者Mの対応状況に基づいてこの被験者Mの行動(意識)を評価するための行動評価処理の実行を評価部20に制御部27が指令する。その結果、一連の行動評価処理を評価部20が開始する。 【0092】 S540において、評価結果の記憶を評価情報記憶部21に制御部27が指令する。評価部20が評価情報を制御部27に出力すると、この評価情報を制御部27が評価情報記憶部21に出力するとともに評価情報記憶部21に評価結果の記憶を指令し、評価情報記憶部21が評価情報を記憶する。 【0093】 図13は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの知識評価処理を説明するためのフローチャートである。 図13に示すS521において、異常の意味を知っていたか否かを知覚評価部20bが評価する。被験者Mが異常な状況に遭遇したが、この異常な状況の意味を理解しているか否かを知覚評価部20bが評価する。例えば、図4に示すような異常な状況に被験者Mが気づいたが、質問に対する回答結果から判断すると、この異常な状況の意味する異常性(問題性)を知らずにエラーを起こしたようなときには、被験者Mに状況の定義(知覚)に関する知識が不足していると知覚評価部20bが評価する。被験者Mが異常の意味を知っていたと知覚評価部20bが評価したときにはS522に進み、被験者Mが異常の意味を知らなかったと知覚評価部20bが評価したときにはS525に進む。 【0094】 S522において、被験者Mが適切な対処方法を知っていたか否かを判断評価部20cが評価する。被験者Mが異常な状況を知覚したが、この異常な事象に対する適切な対処方法を理解しているか否かを判断評価部20cが評価する。例えば、図4に示すような異常な状況に被験者Mが気づいたが、質問に対する回答結果から判断すると、適切な対処方法を知らずにエラーを起こしたようなときには、被験者Mに対応の判断に関する知識が不足していると判断評価部20cが評価する。被験者Mが適切な対処方法を知らなかったと判断評価部20cが評価したときにはS525に進み、被験者Mが適切な対処方法を知っていたと判断評価部20cが評価したときにはS523に進む。 【0095】 S523において、被験者Mが操作方法を知らなかったか否かを操作評価部20dが評価する。被験者Mが異常な状況を知覚し適切に判断したが、この異常な状況に対する適切な操作方法を理解しているか否かを操作評価部20dが評価する。例えば、質問に対する回答結果から判断すると被験者Mが操作方法を知らずにエラーを起こしたようなときには、被験者Mに操作に関する知識が不足していると操作評価部20dが評価する。被験者Mが操作方法を知らなかったと操作評価部20dが評価したときにはS525に進み、被験者Mが操作方法を知っていたと操作評価部20dが評価したときにはS524に進む。 【0096】 S524において、被験者Mには知識があると対応能力評価部20eが評価する。その結果、回答結果から被験者Mには知識が十分にあると対応能力評価部20eが評価し、評価情報が制御部27に出力されてこの評価情報の記憶を制御部27が評価情報記憶部21に指令する。 【0097】 S525において、被験者Mには知識が不足していると対応能力評価部20eが評価する。その結果、回答結果から被験者Mには知識が不十分であると対応能力評価部20eが評価し、評価情報が制御部27に出力されてこの評価情報の記憶を制御部27が評価情報記憶部21に指令する。 【0098】 図14は、この発明の実施形態に係る対応評価訓練システムの行動評価処理を説明するためのフローチャートである。 図14に示すS531において、被験者Mに知識及び理解があるか否かを対応能力評価部20eが判定する。図4に示すような異常な状況に対して被験者Mに知識があって適切な対応を執った場合だけではなく、被験者Mに正確な知識があるにもかかわらず、適切な対応が執れなかった場合もある。このため、被験者Mに知識があった場合であっても適切な対応が執れなかったときには、さらに行動面の意識を評価する必要がある。このため、評価情報記憶部21から制御部27が評価情報を読み出して、図13に示すS524,S525における知識評価結果に基づいて、被験者Mに知識及び理解があるか否かを対応能力評価部20eが判定する。その結果、S520の知識評価処理において、被験者Mに知識及び理解が十分に備わっていると対応能力評価部20eが評価したときにはS533に進み、被験者Mに知識及び理解が十分に備わっていないと対応能力評価部20eが評価したときにはS532に進む。 【0099】 S532において、被験者Mには知識が不足していると対応能力評価部20eが評価する。その結果、対応状況から被験者Mが知識不足であるため、行動評価処理を実行せずにS540に進む。 【0100】 S533において、被験者Mが対処行動に成功したか否かを対応能力評価部20eが判定する。評価情報記憶部21から評価情報を制御部27が読み出して、この評価情報を対応能力評価部20eに制御部27が出力する。その結果、図6及び図9に示す異常時の運転訓練処理S300において対応状況評価部20aが評価した被験者Mの対応状況の評価結果に基づいて、被験者Mが適切な対応を執れたか否かを対応能力評価部20eが評価する。被験者Mが知識はあるが適切な対応を執れずに失敗したときには、被験者Mに新たに質問を提示し、被験者Mの主観評価により、知覚、判断又は操作のいずれの区分が不適切で失敗したのかを分析評価する必要がある。被験者Mが適切な対応を執れなかったときにはS535に進み、被験者Mが適切な対応を執れたときにはS534に進む。 【0101】 S534において、被験者Mの異常時の対応能力が良好であると対応能力評価部20eが判定する。その結果、対応状況から被験者Mの対応能力が良好であるため、行動評価処理を実行せずにS540に進む。 【0102】 S535において、被験者Mが異常な状況に気づいたか否かを知覚評価部20bが評価する。被験者Mが異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったか否かを知覚評価部20bが評価する。被験者Mの知覚が不適切であるか否かを評価するための質問を質問事項記憶部11から制御部27が読み出して、質問事項通知部17に質問の通知を指令すると、画像表示装置2の画面2a上に質問が表示され、この質問に対して被験者Mが主観で回答する。その結果、例えば、図4に示すような異常な状況(問題)を被験者Mが気づかずに、注意の一転集中や認知の変容などによってエラーを起こしたようなときには、被験者Mに状況の定義、再定義又は知覚のための意識が不足していると知覚評価部20bが評価する。被験者Mが異常な状況に気づいたと知覚評価部20bが評価したときにはS536に進み、被験者Mが異常な状況に気づかなかったと知覚評価部20bが評価したときにはS539に進む。 【0103】 S536において、被験者Mが判断を誤ったか否かを判断評価部20cが評価する。被験者Mが異常な状況を知覚したが判断を誤ったか否かを判断評価部20cが評価する。被験者Mの判断が不適切であるか否かを評価するための質問が画像表示装置2の画面2a上に表示され、この質問に対して被験者Mが主観で回答する。その結果、例えば、図4に示すような異常な状況に被験者Mが気づいたが、思い込み、記憶の検索不能又は判断停止などによってエラーを起こしたときには、被験者Mに対応の判断のための意識が不足していると判断評価部20cが評価する。被験者Mが判断を誤ったと判断評価部20cが評価したときにはS539に進み、被験者Mが判断を誤らなかったと判断評価部20cが評価したときにはS537に進む。 【0104】 S537において、被験者Mが操作を誤ったか否かを操作評価部20dが評価する。被験者Mが異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが、操作を誤って適切な行動を執らなかったか否かを操作評価部20dが評価する。被験者Mの操作が不適切であるか否かを評価するための質問が画像表示装置2の画面2a上に表示され、この質問に対して被験者Mが主観で回答する。その結果、例えば、図4に示すような異常な状況に対して被験者Mが適切な判断をしたが、精密さの低下や反射的行動などによって操作を誤ってエラーを起こしたようなときには、被験者Mに操作のための意識が不足していると操作評価部20dが評価する。被験者Mが操作を誤ったと操作評価部20dが評価したときにはS539に進み、被験者Mが操作を誤らなかったと操作評価部20dが評価したときにはS538に進む。 【0105】 S538において、被験者Mには意識があると対応能力評価部20eが評価する。その結果、異常時に対する対応状況は不適切であったが、知識は十分にあり、主観的には被験者Mは異常な状況に対する意識が十分にある。このため、主観的意識はあるが知識及び意識の両面からの異常時対応能力が評価不能であると対応能力評価部20eが評価する。対応状況から被験者Mには異常な状況に対する意識が十分にあると対応能力評価部20eが評価すると、この評価情報が制御部27に出力されてこの評価情報の記憶を制御部27が評価情報記憶部21に指令する。 【0106】 S539において、被験者Mには意識が不足していると対応能力評価部20eが評価する。その結果、被験者Mには行動(意識)と知識とが乖離している部分があり、対応状況から被験者Mには異常な状況に対する意識が不十分であると対応能力評価部20eが評価し、評価情報が制御部27に出力されてこの評価情報の記憶を制御部27が評価情報記憶部21に指令する。 【0107】 図15は、この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの教育訓練項目通知処理を説明するためのフローチャートである。 図15に示すS610において、評価情報を評価情報記憶部21から制御部27が読み出す。 【0108】 S620において、教育訓練情報記憶部23を制御部27が検索する。評価情報に基づいて教育訓練情報記憶部23を制御部27が検索し、被験者Mに最適な教育訓練項目を選択する。例えば、S520の知識評価処理において、被験者Mが異常な状況に遭遇しているがこの異常な状況の意味を知らなかったと知覚評価部20bが評価したときには、異常時の定義及び具体例の学習プログラムが教育訓練項目として選択され、被験者Mが異常を知覚したが適切な対処方法を知らなかったと判断評価部20cが評価したときには、この異常時の対処方法の学習プログラムが教育訓練項目として選択され、被験者Mが操作方法を知らなかったと操作評価部20dが評価したときには、実技練習及び操作方法の学習プログラムが教育訓練項目として選択される。また、S530の行動評価処理において、被験者Mが異常に気づかなかったと知覚評価部20bが評価したときには、注意配分力の訓練が教育訓練項目として選択され、被験者Mが異常に気づいたが判断を誤ったと判断評価部20cが評価したときには、パニックを起こしにくくするメンタルトレーニング的な訓練や、運転保安についての原理に基づく即座の判断練習が教育訓練項目として選択され、被験者Mが適切な判断をしたが操作を誤ったと操作評価部20dが評価したときには、技能訓練が教育訓練項目として選択される。 【0109】 S630において、教育訓練項目の通知を教育訓練項目通知部22に制御部27が指令する。被験者Mにとって最適な教育訓練情報を教育訓練項目通知部22に制御部27が出力し、この教育訓練情報の通知を教育訓練項目通知部22に指令する。その結果、画像表示装置2の画面2a上に教育訓練項目が表示され、この教育訓練項目に従って被験者Mが教育及び訓練を受ける。また、被験者Mにとって最適な教育訓練情報をインタフェース部26に制御部27が必要に応じて出力し、教育訓練項目が印刷装置によって印刷される。 【0110】 この発明の実施形態に係る対応能力評価システムには、以下に記載するような効果がある。 (1) この実施形態では、異常な状況を被験者Mが知覚したか否かを知覚評価部20bが評価し、この異常な状況に対して被験者Mが執るべき適切な対応策をこの被験者Mが判断したか否かを判断評価部20cが評価し、この異常な状況に対して被験者Mが適切な操作を執ったか否かを操作評価部20dが評価し、知覚評価部20b、判断評価部20c及び操作評価部20dの評価結果に基づいて、異常な状況に対する被験者Mの対応能力を対応能力評価部20eが評価する。このため、異常な状況に対する被験者Mの対応能力を知覚、判断及び操作の三段階に分けて客観的に判定することができる。 【0111】 (2) この実施形態では、異常な状況に関する知識を被験者Mに問うための質問を質問通知部17が通知する。このため、異常な状況に対する被験者Mの知識面の理解や行動面の意識を問うことができる。 【0112】 (3) この実施形態では、異常な状況に対して被験者Mが適切な対応を執るために必要な作業内容及び/又は作業手順に関する基礎的な知識を問うための質問を質問通知部17が通知する。このため、被験者Mの知識面の理解や行動面の意識をより一層精度よく問うことができる。 【0113】 (4) この実施形態では、質問の正解を通知するとともに、この正解の意味及び/又は位置づけに関して被験者Mに理解を問うための質問を質問通知部17が通知する。このため、被験者Mの理解をより一層高めることができる。 【0114】 (5) この実施形態では、質問に対する被験者Mの回答結果に基づいてこの被験者Mの知識を対応能力評価部20eが評価する。また、この実施形態では、異常な状況に対する被験者Mの対応状況に基づいてこの被験者の行動を対応能力評価部20eが評価する。このため、従来の体験学習的な訓練のような教官が主観的に評価する場合とは異なり、被験者Mの知識及び行動を客観的に評価することができる。 【0115】 (6) この実施形態では、被験者Mが異常な状況に遭遇したがこの異常な状況の意味を理解していないがために適切な知覚ができなかったと知覚評価部20bが評価したとき、被験者Mが異常な状況を知覚したがこの異常な状況に対する適切な対処方法を理解していないがために適切な判断ができなかったと判断評価部20cが評価したとき、又は被験者Mが異常な状況を知覚し適切に判断したがこの異常な状況に対する適切な操作方法を理解していないがために適切な操作ができなかったと操作評価部20dが評価したときには、対応能力評価部20eが知識不足であると評価する。このため、被験者Mの知識面の理解を客観的に精度よく評価することができる。 【0116】 (7) この実施形態では、被験者Mに知識及び理解が十分に備わっていると評価した場合であって、被験者Mが異常な状況を知覚せずに適切な行動を執らなかったと知覚評価部20bが評価したとき、被験者Mが異常な状況を知覚したが判断を誤って適切な行動を執らなかったと判断評価部20cが評価したとき、又は被験者Mが異常な状況を知覚しこの異常な状況に対して適切な判断をしたが操作を誤って適切な行動を執らなかったと操作評価部20dが評価したときには、対応能力評価部20eが意識不足であると評価する。このため、被験者Mの行動面の意識を客観的に精度よく評価することができる。 【0117】 (8) この実施形態では、対応能力評価部20eの評価結果に基づいて被験者Mにとって適切な教育訓練項目を教育訓練項目通知部22が通知する。このため、被験者Mの弱点別に最適な教育訓練項目を提示して、異常な状況に対する被験者Mの対応能力をより一層向上させることができる。 【0118】 この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。 (1) この実施形態では、鉄道車両の運転訓練を例に挙げて説明したが、鉄道以外の自動車、船舶、航空機などの他の交通機関の運転訓練についても、この発明を適用することができる。また、この実施形態では、鉄道の運転士を例に挙げて説明したが、鉄道の車掌や駅係員などの訓練、プラントなどの設備機器を操作するオペレータなどの訓練についてもこの発明を適用することができる。 【0119】 (2) この実施形態では、異常な状況としてとりこになった状態を例に挙げて説明したがこのような状況に限定するものではない。例えば、倒木による線路R2の支障や列車運転中の異常動揺のような異常な状況についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、運転訓練装置3を例に挙げて説明したが、ゲーム機などの利用者の緊張感や臨場感を向上させる場合についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、制限時間、経過時間、被害状況、質問及び教育訓練項目を被験者Mに画像によって通知しているが、これらを被験者Mに音声によって通知することもできる。 【0120】 (3) この実施形態では、被験者Mの知識及び行動を評価部20が評価する場合を例に挙げて説明したが、被験者Mの行動又は知識のいずれか一方のみを評価することもできる。また、この実施形態では、質問通知処理S400において、制限時間、経過時間及び被害状況を表示しているが、行動評価処理S530において主観的に意識不足と評価された被験者Mに対して教育訓練項目通知処理S600において制限時間、経過時間及び被害状況を表示することもできる。 【0121】 (4) この実施形態では、画像表示装置2、運転訓練装置3、対応状況検出装置4及び対応能力評価装置5によって対応能力評価システム1を構成する場合を例に挙げて説明したが、これらの装置を1台のパーソナルコンピュータによって構成することもできる。また、この実施形態では、被害状況通知部15が人的損害などを通知する場合を例に挙げて説明したが、損害の程度を数値化して通知したり、損害額を通知したり、重度、中度及び軽度のような段階で通知したり、持ち点数の減少を通知したり、軽傷者数、重傷者数及び死者数を通知したりすることもできる。例えば、時間の経過(復旧の遅れ)や被験者Mのエラーとともに障害の程度が重くなり負傷者数などが増加するように通知することもできる。 【図面の簡単な説明】 【0122】 【図1】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの構成図である。 【図2】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの運転訓練装置の構成図である。 【図3】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する平常時の画面を一例として示す図である。 【図4】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する異常時の画面を一例として示す図である。 【図5】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの評価部の構成図である。 【図6】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの動作を説明するためのフローチャートである。 【図7】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの対応能力評価プログラム読込処理を説明するためのフローチャートである。 【図8】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの平常時の運転訓練処理を説明するためのフローチャートである。 【図9】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの異常時の運転訓練処理を説明するためのフローチャートである。 【図10】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの質問通知処理を説明するためのフローチャートである。 【図11】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの画像表示装置が表示する質問を一例として示す図である。 【図12】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの評価処理を説明するためのフローチャートである。 【図13】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの知識評価処理を説明するためのフローチャートである。 【図14】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの行動評価処理を説明するためのフローチャートである。 【図15】この発明の実施形態に係る対応能力評価システムの教育訓練項目通知処理を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 【0123】 1 対応能力評価システム 2 画像表示装置 3 運転訓練装置 4 対応状況検出装置 5 対応能力評価装置 10 制限時間通知部 12 経過時間通知部 15 被害状況通知部 17 質問通知部 20 評価部 20a 対応状況評価部 20b 知覚評価部 20c 判断評価部 20d 操作評価部 20e 対応能力評価部 22 教育訓練項目通知部 27 制御部 M 被験者
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| 【出願人】 |
【識別番号】000173784 【氏名又は名称】財団法人鉄道総合技術研究所
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| 【出願日】 |
平成18年6月20日(2006.6.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104064 【弁理士】 【氏名又は名称】大熊 岳人
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| 【公開番号】 |
特開2008−230(P2008−230A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−170731(P2006−170731) |
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