| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 俊明
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| 【要約】 |
【課題】掃除機本体を立てて運転する際、電動送風機が過熱することが無く、最適の電力で運転できる電気掃除機を提供する。
【構成】塵埃を吸引するための電動送風機1を内蔵した掃除機本体10と、前記掃除機本体10の下部に回動自在に取着された床ノズル16と、前記電動送風機1を制御する電動送風機制御手段(図示せず)と、前記掃除機本体10が立った状態か又は通常の掃除用に傾いた状態かを検知する状態検知手段3とを設け、前記掃除機本体10を立てて運転するとき、前記電動送風機1への供給電力を低減するようにしたもので、前記掃除機本体10を立てて運転したときは、床ノズル16から吸引される空気の量が減るが、電動送風機1への供給電力が低減されるので、電動送風機1が過熱することはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、前記掃除機本体が立った状態か又は通常の掃除用に傾いた状態かを検知する状態検知手段とを設け、前記掃除機本体を立てて運転するとき、前記電動送風機への供給電力を低減するようにした電気掃除機。 【請求項2】 掃除機本体を立てて運転して一定時間後に、電動送風機への通電を停止するようにした請求項1に記載の電気掃除機。 【請求項3】 塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、一端が前記床ノズルに着脱自在に装着され前記掃除機本体と前記床ノズルを連通するホースと、前記ホースが前記床ノズルに装着されているかを検知するホース装着検知手段を設け、前記掃除機本体を立てた状態で運転する際、前記ホースが前記床ノズルから外れている時の前記電動送風機への供給電力を、前記ホースが前記床ノズルから外れていない時のそれより大きくなるようにした電気掃除機。 【請求項4】 電動送風機への供給電力を変えて吸い込み力を設定する吸込力設定手段を設け、ホースが床ノズルから外れている場合に、前記吸込力設定手段で吸込力を設定できるようにした請求項3に記載の電気掃除機。 【請求項5】 ホースの先端に取り付けられるアタッチメントの種類を判別するアタッチメント判別手段を設け、前記アタッチメントの種類に応じて、電動送風機に供給する電力を変えるようにした請求項3又は4に記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電気掃除機に関するもので、特に、縦型の電気掃除機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 米国や英国では、図9に示すような縦型(アップライト型)の電気掃除機が多く普及しており、吸込具51、延長管52、小型ノズル53、ダストブラシ54など、さまざまな場所の掃除に適した形態のアタッチメントが、手軽に使用できるように、掃除機本体50に装着されている。 【0003】 通常の床面の掃除の際には、掃除機本体50の上部にあるハンドル57を持って、掃除機本体50を倒して、床ノズル56を床面上で移動させて行なう。 【0004】 一方、使用者が、上記アタッチメントの一つを使用する場合は、図9に示すように、掃除機本体50を、スタンド状態、すなわち立てた状態にして、塵埃を集める集塵室(図示せず)と床ノズル56を連通するホース55の床ノズル側を外して、そのホース55だけで、或いはそのホース55の先端に適切なアタッチメントを取り付けて、掃除機本体50を運転しながら掃除を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2001−87172号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、上記従来の電気掃除機の構成では、アタッチメントの一つを使用するために掃除機本体50を図9に示すようにスタンド状態で使用するときも、通常の床面掃除のときと同じように掃除機本体50を運転するので、掃除機本体50に内蔵され吸引風を発生させる電動送風機(図示せず)に流れる電流は変わらず、特に、スタンド状態で、ホース55を、床ノズル56から取り外さないで運転した場合は、床ノズル56から流入する空気の風量が極端に低下してしまうので、スタンド状態での長時間運転は、前記電動送風機の過熱を招いてしまうという課題があった。 【0006】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、掃除機本体がスタンド状態で使用される時に電動送風機に供給される電力を低減して、同電動送風機の過熱を防止することができる電気掃除機を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、前記掃除機本体が立った状態か又は通常の掃除用に傾いた状態かを検知する状態検知手段とを設け、前記掃除機本体を立てて運転するとき、前記電動送風機への供給電力を低減するようにしたもので、前記掃除機本体を立てて運転したときは、床ノズルから吸引される空気の量が減るが、電動送風機への供給電力が低減されるので、電動送風機が過熱することはない。 【0008】 また、本発明の電気掃除機は、塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、一端が前記床ノズルに着脱自在に装着され前記掃除機本体と前記床ノズルを連通するホースと、前記ホースが前記床ノズルに装着されているかを検知するホース装着検知手段を設け、前記掃除機本体を立てた状態で運転する際、前記ホースが前記床ノズルから外れている時の前記電動送風機への供給電力を、前記ホースが前記床ノズルから外れていない時のそれより大きくなるようにしたもので、ホースを床ノズルから外して直接塵埃を吸引する場合、電動送風機への供給電力が大きいので掃除性能が低下することはない。 【発明の効果】 【0009】 本発明の電気掃除機は、アタッチメント類などを使用するために掃除機本体を立てた状態で運転しても電動送風機が過熱することがない。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 第1の発明は、塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、前記掃除機本体が立った状態か又は通常の掃除用に傾いた状態かを検知する状態検知手段とを設け、前記掃除機本体を立てて運転するとき、前記電動送風機への供給電力を低減するようにしたもので、前記掃除機本体を立てて運転したときは、床ノズルから吸引される空気の量が減るが、電動送風機への供給電力が低減されるので、電動送風機が過熱することはない。 【0011】 第2の発明は、特に、第1の発明の掃除機本体を立てて運転して一定時間後に、電動送風機への通電を停止するようにしたもので、万が一掃除機本体を立てた状態での運転が長く続いたとしても安全である。 【0012】 第3の発明は、塵埃を吸引するための電動送風機を内蔵した掃除機本体と、前記掃除機本体の下部に回動自在に取着された床ノズルと、前記電動送風機を制御する電動送風機制御手段と、一端が前記床ノズルに着脱自在に装着され前記掃除機本体と前記床ノズルを連通するホースと、前記ホースが前記床ノズルに装着されているかを検知するホース装着検知手段を設け、前記掃除機本体を立てた状態で運転する際、前記ホースが前記床ノズルから外れている時の前記電動送風機への供給電力を、前記ホースが前記床ノズルから外れていない時のそれより大きくなるようにしたもので、ホースを床ノズルから外して直接塵埃を吸引する場合、電動送風機への供給電力が大きいので掃除性能が低下することはない。 【0013】 第4の発明は、特に、第3の発明の電動送風機への供給電力を変えて吸い込み力を設定する吸込力設定手段を設け、ホースが床ノズルから外れている場合に、前記吸込力設定手段で吸込力を設定できるようにしたもので、床ノズルから外したホースの一端で掃除する場合や、それにアタッチメントをつけて掃除するとき、被掃除面にあわせて使用者が吸込力を設定できるので、使用勝手が良い。 【0014】 第5の発明は、特に、第3又は第4の発明のホースの先端に取り付けられるアタッチメントの種類を判別するアタッチメント判別手段を設け、前記アタッチメントの種類に応じて、電動送風機に供給する電力を変えるようにしたもので、アタッチメントの用途にに応じた吸込力を得ることができる。 【0015】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。 【0016】 (実施の形態1) 図1は、本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の外観図、図2は、同電気掃除機の要部断面図、図3は、同電気掃除機の回路ブロック図、図4は、同電気掃除機の動作説明図である。 【0017】 図1〜3において、本実施の形態における電気掃除機は、塵埃を吸引するための電動送風機1を内蔵すると共に上方に操作用のハンドル17を有する掃除機本体10と、掃除機本体10の下部に回動自在に取着された床ノズル16から構成されている。掃除機本体10は、掃除機本体10が、立った状態(以下、「スタンド状態」という)か、通常の掃除状態、すなわち倒した状態にあるかを検知する状態検知手段3と、前記電動送風機1を制御する電動送風機制御手段2を備えている。11は、掃除機本体10内の集塵室(図示せず)と前記床ノズル16を連通するホースで、床ノズル16側端部は、床ノズル16と着脱自在となっている。 【0018】 本実施の形態では、状態検知手段3に、図2に示すようにマイクロスイッチ3aを用いており、そのマイクロスイッチ3aのレバー3bが、掃除機本体10と一体に形成された突起5により操作されるもので、掃除機本体10がスタンド状態の場合には、図2(a)に示すように、突起5は、レバー3bを操作しておらず、マイクロスイッチ3aはオフ状態であるが、一方、図2(b)に示すように、通常の掃除状態、すなわち掃除機本体10が後方に倒れている場合には、突起5がレバー3bを操作するので、マイクロスイッチ3aはオン状態となる。 【0019】 6は、前記状態検知手段3(マイクロスイッチ3a)からの情報を入力し、掃除機本体10がスタンド状態で運転されている時間を計測するスタンド状態時間計測手段、7は、前記状態検知手段3やスタンド状態時間計測手段6の情報を入力し、前記電動送風機制御手段2に、電動送風機1の電流・電力信号を出力する演算処理手段であり、掃除機本体10がスタンド状態になってから予め設定した時間(本実施の形態では、3分としている)までは、電動送風機1への電流・電力を低減する信号を、それ以降は、電動送風機1の運転bを停止する信号を出力するように構成している。 【0020】 以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機の動作、作用について、図4を用いて説明する。 【0021】 通常の掃除状態では、マイクロスイッチ3aの接点は、オン状態なのでスタンド状態時間計測手段6は停止しており、演算処理手段7からは、電動送風機制御手段2に高電流・高電力信号が出力されているので、電動送風機1は、高電流・高電力で動作する。 【0022】 小型ノズル53などのアタッチメントを使った掃除を行なうために掃除機本体10をスタンド状態にして運転を開始すると、マイクロスイッチ3aの接点(図示せず)は、オフになりスタンド状態時間計測手段6は時間計測を開始する。同時に演算処理手段7は、マイクロスイッチ3aのオフ信号を受け電動送風機制御手段2に低電流・低電力信号を出力するので、電動送風機1は、低電流・低電力で動作を継続する。 【0023】 掃除機本体10がスタンド状態になってから3分を過ぎると、スタンド状態時間計測手段6からの情報で、演算処理手段7は、電動送風機制御手段2に停止信号を出力するので、電動送風機1の運転が停止する。 【0024】 以上のように、本実施の形態によれば、掃除機本体10がスタンド状態の時に、電動送風機1の電流・電力を低下させるので、電動送風機1の過熱を防ぐことができると共に、万一掃除機本体10のスタンド状態が長く続いたとしても、一定時間後、その運転が強制的に停止させられるので、安全である。 【0025】 (実施の形態2) 図5は、本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の外観斜視図、図6は、同電気掃除機の裏面部分斜視図、図7は、同電気掃除機の回路ブロック図、図8は、同電気掃除機の動作説明図である。なお、前記第1の実施の形態と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。 【0026】 図5〜7において、8は、床ノズル16のホース11が接続される部分に設けられ、ホース11の床ノズル16側端部が床ノズル16に装着されているか検知するホース装着検知手段であり、本実施の形態では、マイクロスイッチ8aを用いて、ホース11が、床ノズル16に装着されている場合には、図6(a)に示すように、ホース11の内面でマイクロスイッチ8aのレバー8bを押さえつけるので、マイクロスイッチ8aはオン状態であるが、ホース11を床ノズル16から取り外すと、マイクロスイッチ8aのレバー8bは、フリーになって操作されなくなるので、マイクロスイッチ8aはオフ状態となる。 【0027】 12は、掃除機本体10がスタンド状態で、しかもホース11が床ノズル16から外されている場合に、使用者が、電動送風機1に供給する電流・電力を変えて吸い込み力を設定できる吸込力設定手段である。 【0028】 また13は、ホース11の先端に取り付けられる延長管14、小型ノズル53などのアタッチメントの種類を判別するアタッチメント判別手段であり、本実施の形態では、延長管14が取り付けられたかどうかを検知するため、掃除機本体10内にマイクロスイッチ13aを設け、前記ホース装着検知手段8の作用と同様に、延長管14が掃除機本体10に装着されている場合には、延長管14自体によってマイクロスイッチ13aのレバー13bが操作されるので、マイクロスイッチ13aはオン状態であるが、延長管14を掃除機本体10から取り外すと、マイクロスイッチ13aのレバー13bは操作されなくなるので、マイクロスイッチ13aはオフ状態となる。 【0029】 これらホース装着検知手段8、吸込力設定手段12やアタッチメント判別手段13の情報は、すべて演算処理手段7に入力され、ホース11が本体10から取り外された場合には電動送風機1への電流・電力をスタンド状態よりも増加させる信号を出力し、延長管14が本体10から取り外された場合には、電動送風機1の最高電流・電力信号を出力するように構成している。 【0030】 以上のように構成された本実施の形態における電気掃除機の動作、作用について、図8を用いて説明する。 【0031】 使用者が、小型ノズル53などのアタッチメントを使用して掃除を行うために、掃除機本体10をスタンド状態にして、ホース11を床ノズル16から取り外すと、ホース装着検知手段8であるマイクロスイッチ8aはオフになる。すると、演算処理手段7からはスタンド状態よりも高い電流・電力が出力されるので、電動送風機1は、中電流・中電力となり、スタンド状態での掃除性能を確保することができる。 【0032】 このとき、吸込力設定手段12によって、使用者は、好みに応じて電流・電力を変えて吸い込み力を設定しても良い。 【0033】 ここで使用者が、天井や高い壁面などより離れた場所の掃除を行うために、延長管14を掃除機本体10から取り外すと、アタッチメント判別手段13であるマイクロスイッチ13aはオフになるので、演算処理手段7からは、もっとも高い電流・電力信号が出力され、電動送風機1は、高電流・高電力で運転され、延長管14による損失を補い、スタンド状態での掃除性能を確保することができる。 【0034】 なお本実施の形態では、検知するアタッチメントとして延長管14を例に説明したが、たとえば隙間ノズルのように先端が細いアタッチメントなどを用いる場合には、吸込み音を下げるために、電流・電力を下げるようにしても良い。 【0035】 この場合にも同様に、吸込力設定手段12によって、使用者は、好みに応じて電流・電力を変えて吸い込み力を設定しても良い。 【産業上の利用可能性】 【0036】 以上のように本発明にかかる電気掃除機は、掃除機本体がスタンド状態の場合に、電動送風機に供給する電力を低減するので、電動送風機が過熱することが無く、家庭用、業務用、店舗用の各種電気掃除機に適用できる。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の外観図 【図2】(a)同電気掃除機の要部断面図(掃除機本体を立てた状態)、(b)同電気掃除機の要部断面図(掃除機本体を倒した状態)、 【図3】同電気掃除機の回路ブロック図 【図4】同電気掃除機の動作説明図 【図5】本発明の第2の実施の形態における電気掃除機の外観斜視図 【図6】(a)同電気掃除機の裏面部分斜視図(ホースを床ノズルに装着した状態)、(b)同電気掃除機の裏面部分斜視図(ホースを床ノズルから外した状態) 【図7】同電気掃除機の回路ブロック図 【図8】同電気掃除機の動作説明図 【図9】従来の電気掃除機の裏面斜視図 【符号の説明】 【0038】 1 電動送風機 2 電動送風機制御手段 3 状態検知手段 3a マイクロスイッチ 3b レバー 5 突起 6 スタンド状態時間計測手段 7 演算処理手段 8 ホース装着検知手段 8a マイクロスイッチ 8b レバー 10 掃除機本体 11 ホース 12 吸込力設定手段 13 アタッチメント判別手段 13a マイクロスイッチ 13b レバー 14 延長管 16 床ノズル 17 ハンドル
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月11日(2006.9.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−61924(P2008−61924A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−245213(P2006−245213) |
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