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【発明の名称】 食器洗い機
【発明者】 【氏名】笹原 文彦

【氏名】宮瀬 啓明

【要約】 【課題】洗浄する小物類が無いとき、小物入れにも食器類がセットでき、スペースを有効活用できる食器洗い機を提供する。

【構成】洗浄槽1と、前記洗浄槽1内に配され食器類10を収納する下段カゴ5と、小物類11を収納する小物入れ7を備え、前記小物入れ7の上面に開口部20と載置部21を設けたもので、使用者が小物入れ7に小物類11をセットしようとする時は、開口部20から小物類11を入れて、従来通り小物類11がセットでき、小物類11をセットしない場合、使用者は、小物入れ7の上面に設けた載置部21に食器類10をセットできるものである。なお、食器類10を載置部21に伏せ置きすれば、載置部21はフラットな簡単な構成で可能である。よって、小物入れ7のスペースの有効活用ができる食器洗い機を提供することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄槽と、前記洗浄槽内に配され食器類を収納するカゴと、小物類を収納する小物入れを備え、前記小物入れの上面に開口部と載置部を設けた食器洗い機。
【請求項2】
載置部を傾斜させた請求項1に記載の食器洗い機。
【請求項3】
載置部に上方向に突出する突起部を設けた請求項1または2に記載の食器洗い機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、食器類や、スプーン、フォーク、箸等のカトラリーの小物などの被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な食器洗い機は、図4、5に示すように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。以下、その構成について説明する。
【0003】
図4は、上記特許文献1に開示された従来の食器洗い機の側断面図、図5は、同食器洗い機の正面図である。
【0004】
図4に示すように、従来の食器洗い機は、前面に開口部1aをもつ洗浄槽1と、開口部1aを開閉する扉体2と、洗浄槽1の底部中央に設けられ洗浄水を噴射するノズル3と、洗浄槽1内に配され食器類10がセットされるカゴとなる上段カゴ4と下段カゴ5などから構成されている。扉体2を開けているときには、下段カゴ5は、扉体2と洗浄槽1との間を前後方向に引き出し移動可能である。上段カゴ4は、前後方向に移動可能な洗浄槽1内の壁面に設けられたレール部6によって、支持されている。
【0005】
また、下段カゴ5上の中央付近には、スプーン、フォーク、箸等のカトラリーの小物を入れる小物入れ7が固定して設けられ、洗浄槽1の底部には、洗浄水を加熱するヒータ8が、洗浄槽1の下部の外側には、洗浄ポンプ9がそれぞれ設けられている。洗浄槽1内の下部には排水口12が設けられている。
【0006】
また、ヒータ8は、洗浄水を加熱するとともに、送風手段13によって送風される空気を加熱するよう洗浄槽1の内面の底部に配設されている。送風手段13は、洗浄槽1の外面の底部に設けられると共に、洗浄槽1の内面の下部に設けた送風口14に連通している。
【0007】
15は、洗浄槽1内の空気を排出するための排気口で、洗浄槽1の開口部1aより下側の扉体2の上方に設けられ、送風手段13による強制排気が扉体2の前面から排出するよう構成されている。
【0008】
また、図5は、小物入れ7を下段カゴ5にセットした状態を示しており、小物入れ7は、棒状の線材で構成された下段カゴ5の上に置かれ、その両端が、棒状の線材5aで固定されている。
【0009】
また、図6は小物入れ7の斜視図で、小物入れ7の上面は小物類11をセットするための開口部16を有している。
【0010】
次に、上記従来の食器洗い機の動作について説明する。
【0011】
先ず、扉体2を開き、扉体2上に下段カゴ5を手前に引き出して、食器類10と小物入れ7に小物類11をセットする動作と、上段カゴ4を、前方に引き出して食器類10をセットする動作を行う。そして、食器洗い機の運転を開始すると、洗浄槽1内の洗浄水は、ヒータ8によって温水化され、洗浄ポンプ9にて洗浄槽1内の排水口12から吸い込まれ、ノズル3に圧送され、ノズル3から勢いよく上段カゴ4、下段カゴ5に収納された食器類10及び小物入れ7に収納された小物類11に噴射される。
【0012】
なお、ノズル3は回転しながら、洗浄水を噴射する。このようにして、上段カゴ4、下段カゴ5にセットされた食器類10、小物入れ7にセットされた小物類11が洗浄される。
【0013】
その後、食器類10をすすぐ、すすぎ行程を行う。次に、送風手段13を駆動することによって、送風口14から乾いた空気が洗浄槽1内に圧送され、洗浄槽1内の湿った空気は排気口15より洗浄槽1外に排出され、同時に、洗浄槽1内に圧送された空気は、ヒータ8によって加熱され、その温風が食器類10の間を通り、食器類10に付着している水滴を蒸発させ、また食器類10を直接加熱し、食器類10を温め乾かす乾燥行程を行い、運転を終了する。
【特許文献1】特開2002−300996号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、上記従来の食器洗い機の構成では、小物入れ7は下段カゴ5に固定されているので、スプーン、フォーク、箸等のカトラリーの小物類の洗浄するものがない場合、小物入れのセットスペースには食器類がセットできないので、スペースの無駄になっていた。
【0015】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、小物入れに、スプーン、フォーク、箸等のカトラリーの小物類をセットしない場合、小物入れにも食器類をセットできるようにし、スペースを有効活用をした食器洗い機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に配され食器類を収納するカゴと、小物類を収納する小物入れを備え、前記小物入れの上面に開口部と載置部を設けたもので、使用者が小物入れに小物類をセットしようとするとき、開口部から小物類を入れて、従来通り小物類がセットでき、小物類をセットしない場合、使用者は、小物入れの上面に設けた載置部に食器類をセットできるものである。なお、食器類を載置部に伏せ置きすれば、載置部はフラットな簡単な構成で可能である。よって、小物入れのスペースの有効活用ができる食器洗い機を提供することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の食器洗い機は、小物類をセットしない場合、小物入れの載置部に食器類をセットできるので、小物入れのスペースの有効活用ができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
第1の発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽内に配され食器類を収納するカゴと、小物類を収納する小物入れを備え、前記小物入れの上面に開口部と載置部を設けたもので、使用者が小物入れに小物類をセットしようとするとき、開口部から小物類を入れて、従来通り小物類がセットでき、小物類をセットしない場合、使用者は、小物入れの上面に設けた載置部に食器類をセットできるものである。なお、食器類を載置部に伏せ置きすれば、載置部はフラットな簡単な構成で可能である。よって、小物入れのスペースの有効活用ができる食器洗い機を提供することができる。
【0019】
第2の発明は、特に、第1の発明の載置部を傾斜させたもので、湯呑などの糸底のある食器類を載置部に伏せ置きしてセットした時、糸底に溜まる水滴を少なくできるので、湯呑などの糸底のある食器類の乾燥性能を向上させることができる。
【0020】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の載置部に、上方向に突出する突起部を設けたもので、載置部が傾斜している場合、湯呑、コップ等の食器類を伏せ置きしても、突起部により食器類が滑らないようにしっかり固定できるものである。また、突起部を複数設けた構成にすれば、椀類、皿類の食器類のセットも容易にできるものである。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側断面図、図2は、同食器洗い機の小物入れの斜視図である。尚、上記従来の食器洗い機と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
図1、2において、本実施の形態における食器洗い機は、洗浄槽1内に食器類10を収納するカゴとして上段カゴ4と下段カゴ5を有すると共に、スプーン、フォーク、箸等のカトラリーの小物類11を収納する小物入れ7の上面に開口部20と載置部21を設けたものである。さらに、小物入れ7の上面に設けた載置部21は傾斜しており、その載置部21の低い方の端に上方向に突出する複数の突起部22を設けている。
【0024】
次に、上記のように構成された食器洗い機の小物入れ7の動作について説明する。
【0025】
小物類11を収納する小物入れ7の上面に開口部20と載置部21を設けているので、使用者は、小物入れ7に小物類11をセットする時は、開口部20より小物類11を入れることで、従来通り小物類11をセットでき、小物類11をセットしない場合、使用者は、小物入れ7の上面に設けた載置部21に食器類10をセットできるものである。なお、食器類10を載置部21に伏せ置きすれば、載置部21は、フラットな簡単な構成で可能である。
【0026】
また、小物入れ7の上面の載置部21を傾斜させているので、湯呑などの糸底のある食器類10を載置部21に伏せ置きしてセットした時、糸底に溜まる水滴を少なくでき、湯呑などの糸底のある食器類10の乾燥性能を向上させることができる。
【0027】
また、小物入れ7の上面に設けた載置部21の低い方の端に、上方向に突出する突起部22を設けたことにより、載置部21が傾斜している場合でも、湯呑、コップ等の食器類10を伏せ置きしても、突起部22により食器類10が滑らないようにしっかり固定できるものである。
【0028】
また、図3に示すように、突起部22を載置部21の傾斜に沿って複数列設けた構成にすれば、椀類、皿類の食器類10のセットも容易にできる小物入れ7も提供できるものである。
【0029】
なお、小物入れ7の開口部20にフタ(図示せず)を設ければ、その部分も載置部21として用いることができるが、小物類11をセットしようとするとき、フタを開けないといけないので、セット性が悪くなる。よって、本実施の形態のような開口部20を持つ構成が望ましい。
【0030】
以上のように、本実施の形態によれば、簡単な構成で、小物入れ7のスペースの有効活用ができるもので、スペースを有効活用した食器洗い機を提供できる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上のように、本発明に係る食器洗い機は、安価な構成で、食器類、小物類等のセット性に優れたもので、家庭用、業務用の各種食器洗い機に広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施の形態1における食器洗い機の側断面図
【図2】同食器洗い機の小物入れの斜視図
【図3】同小物入れの本実施の形態の別の例の斜視図
【図4】従来の食器洗い機の側断面図
【図5】同食器洗い機の正面図
【図6】同食器洗い機の小物入れの斜視図
【符号の説明】
【0033】
1 洗浄槽
4 上段カゴ(カゴ)
5 下段カゴ(カゴ)
7 小物入れ
10 食器類
11 小物類
20 開口部
21 載置部
22 突起部
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成18年9月8日(2006.9.8)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【識別番号】100109151
【弁理士】
【氏名又は名称】永野 大介


【公開番号】 特開2008−61855(P2008−61855A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−243702(P2006−243702)