| 【発明の名称】 |
掃除機の集塵袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】福田 太一
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| 【要約】 |
【課題】当初折り畳まれていた集塵袋の口枠をノズルに嵌合させると、集塵袋本体の外皮部分が作用片によって押し拡げられてノズルの吐出口を塞がない位置に逃がされるようにする。
【構成】集塵袋本体1は、外皮部分を形成して互いに重なり合った一対の面状部12に口枠2が重ね合わされた折畳み形状を有している。使用時には、ノズル100に口枠2を嵌合することによってノズル100の吐出口110が集塵袋本体1の内側に臨む。口枠2に複数の分割片31,32に分けられた作用片3を一体に連設してある。ノズル100に口枠2を嵌合させと、分割片31,32がノズル100の開口端110で押し開かれて集塵袋本体1の面状部12を押し拡げる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通気性を有する袋状の集塵袋本体の開口部に口枠が装備されている掃除機の集塵袋において、 上記集塵袋本体は、その外皮部分を形成している一対の面状部が互いに重なり合ってそれらの面状部に上記口枠が重ね合わされた折畳み形状を有して、流動エアによって運ばれた塵芥を吐出する掃除機のノズルに上記口枠を嵌合することによってそのノズルの吐出口が当該集塵袋本体の内側に臨むようになっており、 上記ノズルに上記口枠を嵌合させるのに伴ってそのノズルの開口端で押し開かれることにより上記集塵袋本体の内側へ突出して、上記吐出口をその前側で塞いでいる上記集塵袋本体の上記面状部を押し拡げてその吐出口の前側位置から逃がす作用片が、上記口枠に備わっているノズル嵌合用の開口の口縁を起点としてその開口内に突き出し、かつ、その作用片が上記ノズルの開口端で押し開かれるときの折曲り箇所がその作用片の上記口縁との連設箇所である基部に位置していると共に、その作用片が、上記ノズルの開口端で押し開かれることによって一対の上記面状部のそれぞれを個別に押し拡げ可能な複数の分割片に分かれており、 上記作用片を有する上記口枠が1枚の厚紙を打ち抜くことによって製作されてその口枠に備わっているノズル嵌合用の開口が打抜き跡によって形成され、 上記口枠が上記ノズルに嵌合されることによってそのノズルの開口端で押し開かれた上記作用片が、上記折曲り箇所からの離反位置で上記ノズルの開口端によって内側から支えられるようになっていることを特徴とする掃除機の集塵袋。 【請求項2】 通気性を有する袋状の集塵袋本体の開口部に口枠が装備されている掃除機の集塵袋において、 流動エアによって運ばれた塵芥を吐出する掃除機のノズルに上記口枠を嵌合することによってそのノズルの吐出口が上記集塵袋本体の内側に臨むようになっていると共に、上記ノズルに上記口枠を嵌合させるのに伴ってそのノズルの開口端で押し開かれることにより上記集塵袋本体の内側へ突出して、上記吐出口をその前側で塞いでいる上記集塵袋本体の外皮部分を押し拡げてその吐出口の前側位置から逃がす作用片が、上記口枠に連設されていることを特徴とする掃除機の集塵袋。 【請求項3】 上記作用片が、上記口枠に備わっているノズル嵌合用の開口の口縁を起点としてその開口内に突き出し、その作用片が上記ノズルの開口端で押し開かれるときの折曲り箇所がその作用片の上記口縁との連設箇所である基部に位置している請求項2に記載した掃除機の集塵袋。 【請求項4】 上記集塵袋本体は、その外皮部分を形成している一対の面状部が互いに重なり合ってそれらの面状部に上記口枠が重ね合わされた折畳み形状を有し、上記作用片が、上記ノズルの開口端で押し開かれることによって一対の上記面状部のそれぞれを個別に押し拡げ可能な複数の分割片に分かれている請求項3に記載した掃除機の集塵袋。 【請求項5】 上記作用片を有する上記口枠が1枚の厚紙を打ち抜くことによって製作されていて、その口枠の上記開口が打抜き跡によって形成されている請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載した掃除機の集塵袋。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、掃除機の集塵袋、特に、流動エアによって運ばれた塵芥を吐出する掃除機のノズルに装着されて、そのノズルから吐出された塵芥を捕集することに用いられる掃除機の集塵袋に関する。 【背景技術】 【0002】 掃除機の集塵袋は、通気性を有する紙材でなる外皮を袋状に形作ってなる集塵袋本体に口枠を取り付けてなり、その口枠を掃除機のノズルに取り付けてそのノズルの吐出口を集塵袋本体の内側に臨ませることによって使用に供される。この種の集塵袋において、口枠を厚紙で製作すること、使用前の集塵袋が偏平に折り畳まれていて、使用時初期(ノズルへの取付け時)に折畳み癖が残っていること、などは一般的に知られており、また、それらは集塵袋の交換に際してもユーザが普通に経験することである(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。 【0003】 図8は集塵袋Aの従来例を示した概略斜視図、図9は同集塵袋Aを膨らました状態を例示した一部破断側面図、図10は同集塵袋Aの使用状態を示した一部破断側面図である。 【0004】 図8の集塵袋Aは、通気性を有する素材、たとえば紙濾材などの素材を袋状に形作ることによって製作された集塵袋本体1の開口部11に口枠2を貼着することによって製作されている。また、この集塵袋Aは、集塵袋本体1の外皮部分を形成している一対の面状部12が互いに重ね合わされ、それらの面状部12に口枠2が重ね合わされた形状に折り畳まれて保管や店頭陳列に供される。このように集塵袋Aを折り畳んでおくことは、保管や陳列に際して省スペース化を図ったり使用前の取扱性を高める上で有益である。なお、図8〜図10では、折畳みによって生じる折り目を符号Lで示してある。 【0005】 この集塵袋Aを掃除機に使用するときには、図10のように、口枠2を集塵袋本体1から起き上がらせて掃除機Cのノズル100に嵌合させるということが行われる。こうしてノズル100に集塵袋Aを取り付けた後、掃除機Cを運転して部屋を清掃すると、同図の矢印F1のように流動エアによってノズル100へ運ばれてきた塵芥がそのノズル100の吐出口110から矢印F2のように吐き出されて集塵袋本体1によって捕集される。 【特許文献1】特開平10−314079号公報 【特許文献2】特開平10−80384号公報 【特許文献3】特開平9−187406号公報 【特許文献4】実開平8−1261号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、上記の集塵袋Aは、使用前に偏平に折り畳まれているものであるため、その使用に際して図10のように口枠2をノズル100に嵌合させたときに、その折畳み癖が残って集塵袋本体1の外皮部分を形成している面状部12がノズル100の吐出口110の前側でその吐出口110を塞ぐという事態が起こり得る。この点に関し、図10では、片側1つの面状部12だけが吐出口110を前側で塞いでいる状態を例示しているけれども、口枠2の起き上がらせ方によっては両側2つの面状部12,12が吐出口110を前側で塞ぐこともある。 【0007】 一方、集塵袋本体1には、ノズル100の吐出口110から出る流動エアの流体圧やその吐出口110から吐出される塵芥との衝突荷重などに耐え得ることが要求されているので、その素材である紙濾材などには比較的硬くて腰が強いという性質が付与されている。このため、図10のように口枠2をノズル100に嵌合させて集塵袋Aを使用に供したときに、その折畳み癖が残ることによって片側又は両側の面状部12が吐出口110を前側で塞いでいると、ノズル100の吐出口110から吐出される流動エアの流体圧によってはその面状部12がまったく開かなかったり十分に開かなかったりすることになる。そのため、吐出口110から吐出された塵芥が、その吐出口110を前側で塞いでいる面状部12に衝突して集塵袋本体1の開口部11(入口部分)に堆積して詰まってしまうという事態の生じるおそれがあり、そのような事態が生じると、早期に掃除機Cの吸引作用が低下したりして集塵袋Aを無駄に交換することを余儀なくされることになったり、ユーザが集塵袋Aを手で開いて面状部12を吐出口110の前側から逃がすという煩わしい作業を行う必要が生じたりする。 【0008】 そこで、集塵袋Aの使用に際して図9のように集塵袋本体1をユーザが手で膨らませてから口枠2を図10のようにノズル100に嵌合させるようにすれば、吐出口110から吐出された塵芥が早期に集塵袋本体1の入口部分に堆積して詰まってしまうというおそれがなくなるとも考えられる。しかし、集塵袋本体1をユーザが手であらかじめ膨らませるという作業は煩わしく、また、掃除機Cの集塵袋収容室のサイズによっては、集塵袋本体1を膨らませてからその口枠2をノズル100に嵌合するという作業を行うことが困難な場合もある。 【0009】 本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、口枠をノズルに嵌合させることによって集塵袋本体をそのノズルに装着したときに、集塵袋本体の外皮部分を形成している面状部をノズルの吐出口を塞がない位置に逃がすとのできる対策を講じることによって、その集塵袋本体の入口部分に早期に塵芥が堆積して詰まるという事態を回避させることのできる掃除機の集塵袋を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明に係る掃除機の集塵袋は、通気性を有する袋状の集塵袋本体の開口部に口枠が装備されている。そして、流動エアによって運ばれた塵芥を吐出する掃除機のノズルに上記口枠を嵌合することによってそのノズルの吐出口が上記集塵袋本体の内側に臨むようになっていると共に、上記ノズルに上記口枠を嵌合させるのに伴ってそのノズルの開口端で押し開かれることにより上記集塵袋本体の内側へ突出して、上記吐出口をその前側で塞いでいる上記集塵袋本体の外皮部分を押し拡げてその吐出口の前側位置から逃がす作用片が、上記口枠に連設されている。 【0011】 この構成であると、ノズルに口枠を嵌合させると、作用片が、ノズルの開口端で押し開かれて集塵袋本体の内側へ突出することによって、ノズルの吐出口をその前側で塞いでいる集塵袋本体の外皮部分を押し拡げてその吐出口の前側位置から逃がすので、吐出口から吐出された塵芥が吐出口を前側で塞いでいる外皮部分に衝突するという事態を生じる余地がなくなる。そのため、吐出口から吐出された塵芥が集塵袋本体で効率よく集塵されるようになる。また、集塵袋本体の外皮部分を押し拡げられてその吐出口の前側位置から逃がされることによって、流動エアの流体圧によって集塵袋本体が膨らみやすくなるので、このことも、多量の塵芥を集塵袋本体で効率よく集塵させることに役立つ。 【0012】 本発明では、上記作用片が、上記口枠に備わっているノズル嵌合用の開口の口縁を起点としてその開口内に突き出し、その作用片が上記ノズルの開口端で押し開かれるときの折曲り箇所がその作用片の上記口縁との連設箇所である基部に位置していることが望ましい。これによれば、作用片が口枠に一体化されるためにその作用片を口枠とは別体として製作する必要がなくなる。そのため、ノズルの開口端で押し開かれる作用片を有するものでありながら、部品点数が増えないという利点がある。 【0013】 本発明において、上記集塵袋本体は、その外皮部分を形成している一対の面状部が互いに重なり合ってそれらの面状部に上記口枠が重ね合わされた折畳み形状を有し、上記作用片が、上記ノズルの開口端で押し開かれることによって一対の上記面状部のそれぞれを個別に押し拡げ可能な複数の分割片に分かれていることが望ましい。これによれば、集塵袋折り畳まれた集塵袋本体の一対の面状部のうちの一方側面状部が吐出口をその前側で塞いでいても、他方側面状部が吐出口をその前側で塞いでいても、さらに両方の面状部が吐出口をその前側で塞いでいても、吐出口を前側で塞いでいる面状部が複数の分割片のいずれかによって必ず押し開かれるようになる。 【0014】 本発明では、上記作用片を有する上記口枠が1枚の厚紙を打ち抜くことによって製作されていて、その口枠の上記開口が打抜き跡によって形成されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、厚紙素材を打ち抜いて口枠を製作する場合に、作用片や開口が同時に形成されるようになる。 【0015】 本発明に係る掃除機の集塵袋は、通気性を有する袋状の集塵袋本体の開口部に口枠が装備されている掃除機の集塵袋において、上記集塵袋本体は、その外皮部分を形成している一対の面状部が互いに重なり合ってそれらの面状部に上記口枠が重ね合わされた折畳み形状を有して、流動エアによって運ばれた塵芥を吐出する掃除機のノズルに上記口枠を嵌合することによってそのノズルの吐出口が当該集塵袋本体の内側に臨むようになっており、上記ノズルに上記口枠を嵌合させるのに伴ってそのノズルの開口端で押し開かれることにより上記集塵袋本体の内側へ突出して、上記吐出口をその前側で塞いでいる上記集塵袋本体の上記面状部を押し拡げてその吐出口の前側位置から逃がす作用片が、上記口枠に備わっているノズル嵌合用の開口の口縁を起点としてその開口内に突き出し、かつ、その作用片が上記ノズルの開口端で押し開かれるときの折曲り箇所がその作用片の上記口縁との連設箇所である基部に位置していると共に、その作用片が、上記ノズルの開口端で押し開かれることによって一対の上記面状部のそれぞれを個別に押し拡げ可能な複数の分割片に分かれており、上記作用片を有する上記口枠が1枚の厚紙を打ち抜くことによって製作されてその口枠に備わっているノズル嵌合用の開口が打抜き跡によって形成され、上記口枠が上記ノズルに嵌合されることによってそのノズルの開口端で押し開かれた上記作用片が、上記折曲り箇所からの離反位置で上記ノズルの開口端によって内側から支えられるようになっている、という構成を採用することによっていっそう具体化される。この発明の作用などについては、後述する実施形態を参照して詳細に説明する。 【発明の効果】 【0016】 以上のように、本発明によれば、当初折り畳まれていた集塵袋の口枠をノズルに嵌合させると、集塵袋本体の外皮部分が作用片によって押し拡げられてノズルの吐出口を塞がない位置に逃がされるので、その外皮部分がノズルの吐出口を前側で塞いだままノズルから塵芥が吐出されてその外皮部分に衝突して集塵袋本体の入口部分に堆積して詰まらせるという事態が未然に回避される。そのため、集塵袋の内容積が集塵のために効率よく利用されることになり、徒に早期に集塵袋を取り替えるという煩わしさや不経済性がなくなるだけでなく、掃除機による吸引作用が早期に低下してしまって有効な掃除が早期に行われなくなってしまうという事態もなくなる。 【0017】 また、作用片が口枠に一体化されているものでは、作用片を別部品として製作する必要がないので、必要部品点数を増加させずに済むので、口枠ひいては当該集塵袋の製作に際してその量産化が阻害されないという効果が奏される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 図1は本発明の実施形態である集塵袋Aの概略斜視図、図2は同集塵袋Aを掃除機Cのノズル100に装着する手順を示した概略縦断側面図、図3は使用状態の概略縦断側面図である。なお、この実施形態は、自走型掃除機に用いられる集塵袋Aを示している。 【0019】 図1の集塵袋Aは、紙濾材などの通気性を有する素材を袋状に形作ることによって製作された集塵袋本体1の開口部11に口枠2を貼着することによって製作されている点、集塵袋本体1の外皮部分を形成している一対の面状部12が互いに重ね合わされ、それらの面状部12に口枠2が重ね合わされた形状に折り畳まれて保管や店頭陳列に供されるという点で、図8を参照して説明したものと同様である。なお、符号Lは、折畳みによって生じた折り目を示してある。 【0020】 この実施形態は、口枠2に作用片3が付設されている点で図8を参照して説明したものと異なっている。この点を以下に説明する。 【0021】 図1の集塵袋Aの口枠2は、厚紙を打ち抜くことによって製作されていて、その打抜き工程で作用片3が同時に形成され、かつ、打抜き跡によって矩形の開口21が形成されていて、この開口21の口縁形状は、後述する掃除機Cのノズル100の外周輪郭線形状に合わせてある。 【0022】 図例の口枠2において、作用片3は、細長い短冊形の4つの分割片31,31,32,32に分かれていて、そのうちの2つが開口21の口縁の相対向する2辺22,23のうちの一方側の辺22を起点としてその2箇所から開口21内に突き出し、残りの2つが他方側の辺23を起点としてその2箇所から開口21内に突き出している。また、それぞれの分割片31,32は、各辺22,23との連設箇所である基部が折曲り箇所として予定されているのであって、場合によってはその基部に線状の押し跡を形成して折り曲がりやすくするための処理を施しておいてもよい。 【0023】 図例の口枠2において、開口21の口縁の相対向する2辺22,23を選択してそれらの各辺22,23に分割片31,32を連設してあるのは、折り畳まれている集塵袋Aにあっては、互いに重なり合っている面状部12,12に対応する辺がそれらの2辺22,23であることによる。 【0024】 この集塵袋Aを掃除機Cのノズル100に装着する手順の一例を次に説明する。 【0025】 まず、折り畳まれている集塵袋Aの口枠2を起き上がらせた後、図2のようにその口枠2を斜めに傾けてその外端に備わっている位置決め凹所25を掃除機C側の位置決めリブ200に係合させる。そして、この状態から口枠2を矢印R1のように起こして図3のようにノズル100に嵌合させる。次に、掃除機C側の上蓋300を図3矢印R2のように閉じてその上蓋300に備わっている上部係止爪310と掃除機C側の下部係止爪320とによってノズル100からの口枠2の脱落を防止しておく。 【0026】 こうしてノズル100に集塵袋Aを装着すると、ノズル100の吐出口110が集塵袋本体1の内側に臨む。また、口枠2をノズル100に嵌合させる過程では、ノズル100の開口端120がそれぞれの分割片31,32を押し開くので、一方側の分割片31が上側に開いて集塵袋本体1の内側へ突出し、他方側の分割片31が下側に開いて集塵袋本体1の内側へ突出する。このため、ノズル100の吐出口110をその前側で塞ごうとしている集塵袋本体1の面状部12が存在するときには、その面状部12が分割片31又は分割片32により押し拡げられて吐出口110の前側位置からその上方又は下方へ逃がされる。図3では、吐出口110をその前側で塞ごうとしている上側の面状部12が分割片31によって上方へ逃がされている状態を例示している。 【0027】 図3の状態では、集塵袋本体1の面状部12が吐出口110をその前側で塞ぐという状況に陥っていないので、掃除機Cを運転して部屋を清掃すると、同図の矢印F1のように流動エアによってノズル100へ運ばれてきた塵芥がそのノズル100の吐出口110から矢印F2のように吐き出されて集塵袋本体1によって捕集されるようになり、塵芥が早期に集塵袋本体1の開口11(入口部分)に堆積して詰まるという事態が生じない。したがって、集塵袋本体1にはその内容積に見合う量の塵芥が効率よく捕集されるようになる。 【0028】 特に、この実施形態では、口枠2がノズル100に嵌合されることによってそのノズル100の開口端110で押し開かれたそれぞれの分割片31,32が、それらの折曲り箇所からの離反位置でノズル100の開口端110によって内側から支えられるようになっている。このため、一旦押し開かれた分割片31,32が振動などで初期の位置に復帰することがなくなって、集塵袋本体1に対する押し拡げ作用が確実に発揮されるという利点がある。 【0029】 図4〜図7は様々な形状の作用片3を有する口枠2を例示した正面図である。図4の口枠2は、作用片3を分けることによって形成された2つの分割片31,32が、矩形の開口21の相対向する2辺22,23のそれぞれに各別に連設されて開口21内に突出し、かつ、それら2つの分割片31,32が開口21の中央部で並んでいる。図5の口枠2は、図4の口枠2と略同一形状を有しているけれども、その分割片31,32が図4のものよりも幅広に形成されている。図6の口枠2は、矩形の開口21の相対向する2辺22,23のそれぞれに櫛歯状に分割片31,32を連設してある。また、図7の口枠2は、円板形に形作られて円形の開口21の口縁に、その開口21内に径方向反対向きに突き出た一対の分割片31,32を連設してある。これらの各口枠2は、いずれも図1に示した口枠2に代えて用い得るものであって、それぞれの分割片31,32は、図3を参照して説明した使用状態において、ノズル100の開口端110で押し開かれることによって集塵袋本体1の一対の面状部12のそれぞれを個別に押し拡げる作用を発揮し得るものである。なお、図4〜図7には分割片31,32の折曲り箇所を破線aで示してある。また、図1においても分割片31,32の折曲り箇所を破線aで示してある。 【0030】 本発明に係る集塵袋Aにおいて、集塵袋本体1の形状は図例に限定されないことは勿論であり、また、集塵袋本体1の折畳み形状も図例に限定されない。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の実施形態である集塵袋の概略斜視図である。 【図2】図1の集塵袋を掃除機のノズルに装着する手順を示した概略縦断側面図である。 【図3】使用状態の概略縦断側面図である。 【図4】口枠の変形例を示した正面図である。 【図5】口枠の他の変形例を示した正面図である。 【図6】口枠のさらに他の変形例を示した正面図である。 【図7】口枠のさらに他の変形例を示した正面図である。 【図8】従来例の概略斜視図である。 【図9】従来例の集塵袋を膨らませた状態の一部破断側面図である。 【図10】従来例の集塵袋の使用状態を示した一部破断側面図である。 【符号の説明】 【0032】 A 集塵袋 C 掃除機 1 集塵袋本体 2 口枠 3 作用片 11 開口部 12 面状部 21 開口 31,32 分割片 100 ノズル 110 吐出口 120 ノズルの開口端
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月5日(2006.9.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−61680(P2008−61680A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−239886(P2006−239886) |
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