| 【発明の名称】 |
食器洗い乾燥機 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩永 茂
【氏名】乾 浩章
【氏名】廣瀬 徹
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| 【要約】 |
【課題】乾燥運転時において洗浄槽内気と外気とを斑なく確実に混合させ、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高める。
【構成】洗浄槽1内部の湿気を排出する排気口と7送風機6を有する乾燥手段9を設け、乾燥手段9は、排気口7の上流側に配置した外気と洗浄槽内気を混合する混合部13と、混合部13での外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段17を備えて、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止ができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水を被洗浄物に噴出循環させる洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と送風機を有する乾燥手段とを有し、前記乾燥手段は、前記排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気を混合する混合部と、前記混合部での外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段を備えた食器洗い乾燥機。 【請求項2】 乾燥手段は、混合促進手段での外気と洗浄槽内気との流量割合を変化させる風量分配手段を備えた請求項1記載の食器洗い乾燥機。 【請求項3】 混合促進手段は、壁面から混合通路に延伸させた突出端を有する面状体を流れ方向に順次その突出端の方向が異なるように交互に配置して、流れ方向を屈曲反転させる乱れ促進体を備えた請求項1または2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項4】 乱れ促進体は、順次配置した突出端の位置が互いに重なるオーバーラップを設けた請求項3記載の食器洗い乾燥機。 【請求項5】 混合促進手段は、細かな隙間が連通する連通路を多数有する多孔体を設けた請求項1または2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項6】 混合促進手段は、回転することで流体をかき混ぜる回転体を備えた請求項1または2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項7】 混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えた請求項1記載の食器洗い乾燥機。 【請求項8】 混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えた請求項2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項9】 脈動化制御部は、送風機の風量を変動させた請求項7または8記載の食器洗い乾燥機。 【請求項10】 脈動化制御部は、風量分配手段の分配状態を変動させた請求項8記載の食器洗い乾燥機。 【請求項11】 脈動化制御部は、送風機の風量を変動させるとともに風量分配手段の分配状態を変動させた請求項8記載の食器洗い乾燥機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、キッチン等に設置され被洗浄物の収納及び自動洗浄、乾燥を行う食器洗い乾燥機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種の食器洗い乾燥機は、洗浄終了後に被洗浄物を乾燥させるため外気を洗浄槽内に送風して洗浄槽内の高温度で多湿な空気を排出する構成としている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 図7は、特許文献1に記載された従来の食器洗い乾燥機を示すものである。図7に示すように、被洗浄物を収納する洗浄槽1と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱する加熱手段5と、洗浄槽1に外気を送風する送風機6と、洗浄槽1内部の空気を排気する排気口7と、排気口7に設けた外気を混合させる排気補助手段8から構成されている。 【特許文献1】特開2000−166847号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、前記従来の構成では排気口に流入する高温高湿の主流が持つ流体力で新たな外気を副流として排気に混合させるもので、高温多湿の洗浄槽内排気の温度を低減できるものの、排出される風の熱風感を回避できるまで十分冷却するには風量が足りないという課題を有していた。 【0005】 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥運転時において洗浄槽内気と外気とを斑なく確実に混合させ、排気の温度低減と排気内水分量の削減を促進して排気の快適性を高めた食器洗い乾燥機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥手段は、排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気を混合する混合部と、前記混合部での外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段を備えたものである。 【0007】 これによって、乾燥運転時において混合部を流れる外気と洗浄槽内気とを斑なく確実に混合できるので、温湿度を低減した排気による熱風感の確実な防止ができる。 【発明の効果】 【0008】 本発明の食器洗い乾燥機は、乾燥運転時に排出される温湿度を低減した排気による熱風感を防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 第1の発明は、被洗浄物を収納する洗浄槽と、洗浄水を被洗浄物に噴出循環させる洗浄手段と、洗浄水を加熱する加熱手段と、前記洗浄槽内部の湿気を排出する排気口と送風機を有する乾燥手段とを有し、前記乾燥手段は、前記排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気を混合する混合部と、前記混合部での外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し外気を冷却用として混合部で斑なく混合し、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止ができる。 【0010】 第2の発明は、特に、第1の発明の乾燥手段は、混合促進手段での外気と洗浄槽内気との流量割合を変化させる風量分配手段を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で斑なく混合し、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。 【0011】 第3の発明は、特に、第1または第2の発明の混合促進手段は、壁面から混合通路に延伸させた突出端を有する面状体を流れ方向に順次その突出端の方向が異なるように交互に配置して、流れ方向を屈曲反転させる乱れ促進体を備えたことにより、構成の簡素化がなされ、低コスト化できる。 【0012】 第4の発明は、特に、第3の発明の乱れ促進体は、順次配置した突出端の位置が互いに重なるオーバーラップを設けたことにより、ほぼ直進できる流れのパスの発生を防いで、洗浄槽内気と外気の混合を一層促進できる。 【0013】 第5の発明は、特に、第1または第2の発明の混合促進手段は、細かな隙間が連通する連通路を多数有する多孔体を設けたことにより、構成の簡素化とコンパクト化がなされ、小型化と低コスト化できる。 【0014】 第6の発明は、特に、第1または第2の発明の混合促進手段は、回転することで流体をかき混ぜる回転体を備えたことにより、流れを直接攪拌するので短い通路長さで洗浄槽内気と外気の混合が促進でき、小型化できる。 【0015】 第7の発明は、特に、第1の発明の混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えたことにより、流れの乱れが促進されて混合に要する通路長さを短縮でき、小型化できる。 【0016】 第8の発明は、特に、第2の発明の混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えたことにより、流れの乱れが促進されて混合に要する通路長さを短縮でき、小型化でき、乾燥性能を向上できる。 【0017】 第9の発明は、特に、第6または第7の発明の脈動化制御部は、送風機の風量を変動させたことにより、流速の変動により流れの乱れを促進できる。 【0018】 第10の発明は、特に、第8の発明の脈動化制御部は、風量分配手段の分配状態を変動させたことにより、外気と洗浄槽内気の流量比が変動して、流速の変動と流れ分布の変動がなされて流れの乱れを一層促進できる。 【0019】 第11の発明は、特に、第8の発明の脈動化制御部は、送風機の風量を変動させるとともに風量分配手段の分配状態を変動させたことにより、流速の変動と流れ分布の変動をより一層大きく作用させて流れの乱れを高めて混合を促進できる。 【0020】 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 【0021】 (実施の形態1) 図1は、本発明の第1の実施の形態の食器洗い乾燥機の構成を示す断面図である。図1において、食器などの被洗浄物を収納する洗浄槽1の下方には、洗浄水を被洗浄物に噴出して循環させる洗浄ノズル2と洗浄水を加圧する洗浄ポンプ3を有する洗浄手段4と、洗浄水を加熱し昇温させる加熱手段5を配置している。また、洗浄槽1内の湿気を排出して洗浄槽1内を乾燥させるため外気を送風する送風機6、洗浄槽1内の湿気を排出する排気口7を乾燥手段9は有し、洗浄槽1にはその下方に外気を流入させる流入口10を設け、その上方には洗浄槽1内の空気(洗浄槽内気)を排出させる流出口11を設けている。 【0022】 送風機6の下流側には風量を分配する風量分配手段12を接続し、この風量分配手段12の下流側には、外気を混合部13に導入する外気通路14と、洗浄槽1の流入口10、洗浄槽1、流出口11を経て混合部13に連通する洗浄槽内気通路15を配置している。 【0023】 この風量分配手段12は、外気通路14と洗浄槽内気通路15への流動抵抗を変化させて風量を分配するもので、外気通路14と洗浄槽内気通路15への開口面積を変化させる弁体部16で風量を分配し、混合部13における外気と洗浄槽内気との混合時の流量割合を変化させる。 【0024】 また混合部13は、その出口側を排気口7に連通させ、混合部13の入口側を外気通路14および洗浄槽内気通路15である流出口11に連通させるとともに、この混合部13には、外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段17を外気と洗浄槽内気が合流する合流部18の下流に配置している。 【0025】 制御手段19は乾燥手段9を制御するもので、送風機6の風量を制御する風量制御部20と、弁体部16の開度を制御する開度制御部21と、混合部13の下流側に設けた温度検知部22の検知温度を基に風量制御部20あるいは開度制御部21への制御量を設定する温度制御部23を有している。 【0026】 さらに、脈動化制御部24には、送風機6の風量を時間経過とともに増大、減少させて変動させる風量変動部25あるいは風量分配手段12の弁体部16を駆動して外気通路14と洗浄槽内気通路15への開口面積を時間経過とともに変化させて分配状態を変動させる分配変動制御部26を備えている。乾燥運転時において、脈動化制御部24は外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与えるもので、送風機6あるいは風量分配手段12の弁体部16を制御して混合促進手段17での混合を促進させる作用を果たす。 【0027】 洗浄槽1は、洗浄水を供給する給水弁27を備えた給水管28と、洗浄水を排水する排水弁29を備えた排水管30を設け、筐体31から引き出すことができるスライド体32に収納されている。このスライド体32には外部と連通する通気口33を設けている。 【0028】 図2は、図1に示す混合促進手段17を示したもので、この混合促進手段17は、壁面34から混合通路35に延伸させた突出端36を有する面状体37を流れ方向に順次その突出端36の方向が異なるように交互に配置した乱れ促進体38で形成し、混合通路35の入口での通路に沿う流れ方向(図中白抜き矢印)を面状体37によって遮り、図中黒矢印で示すように突出端36を順次越えて迂回させた屈曲反転する流れにさせている。 【0029】 図3は、図1に示す混合促進手段17の他の構成例を示したもので、混合促進手段17は、細かな隙間が連通する連通路39を多数有する多孔体40を混合部13に設けたもので、多孔体40の材質としては金属、セラミック、樹脂など各種を利用できる。 【0030】 以上のように構成された食器洗い乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。まず、筐体31からスライド体32を引き出して被洗浄物である食器を洗浄槽1内に収納し、スライド体32を元に戻して洗浄を開始する。洗浄運転開始とともに給水弁27を開成して給水管28から洗浄槽1に給水し、所定量の給水が行われると給水弁27を閉成して給水を停止し、加熱手段5および洗浄手段4である洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。 【0031】 洗浄水が噴出する反力で洗浄ノズル2が回転することで被洗浄物に洗浄水を行き渡らせ、洗浄性を高めている。ここでは加熱手段5を運転して温水で洗浄する場合を示したが、被洗浄物の汚れが弱い場合は加熱手段5を運転させずに給水温度で洗浄すれば良く、また被洗浄物の汚れが強い場合は洗剤を入れて洗浄する。洗浄運転が終了すると排水弁29を開成して洗浄水を排水管30から筐体31の外部に排水し、排水し終わると排水弁29を閉成する。 【0032】 次に行うすすぎ運転では洗剤を投入せずに、洗浄運転と同様に給水し、加熱手段5および洗浄ポンプ3の運転により洗浄ノズル2から温水を噴出させて被洗浄物である食器に噴きつけ循環させる。このすすぎ運転の後に行う被洗浄物を乾かす乾燥運転のため、すすぎ運転では被洗浄物を暖めておくのが好ましく、70℃〜80℃程度の高温水ですすぎ運転を実施すれば殺菌処理ができる。すすぎ運転終了後は洗浄運転終了時と同様に洗浄槽1内のすすぎ水を排水する。 【0033】 次に行う乾燥運転では、すすぎ運転により高温高湿になっている洗浄槽1内の空気を排出して被洗浄物を乾かすため、送風機6を運転するとともに風量分配手段12で外気通路14と洗浄槽内気通路15に分流させ、外気を混合部13および洗浄槽1に送る。特に、高温水ですすぎ運転を行った場合は、排気口7から洗浄槽1内の高温高湿の空気を直接排出しないように、送風機6の運転開始時には制御手段19の開度制御部21により外気通路14側への風量が洗浄槽内気通路15側への風量よりも多くなるように開口面積を制御する。このように風量を制御して外気と洗浄槽内気を合流部18から混合部13に流入させ、混合促進手段17で流れの混合を行い、温度や湿度の斑を低減した均一な混合気を排気口7から排出する。 【0034】 さらに乾燥運転の進行に伴って、洗浄槽1内への外気の流入により洗浄槽内気の湿度が低下し、洗浄槽内気のエンタルピが下がるため排気口7から流出する排気の温度を所定値以下に冷却するに要する外気風量は少なくて済むようになる。従って、乾燥状態の進行に伴い混合部13への外気風量は少なくすることができ、その分を洗浄槽内気通路15側に振向けて洗浄槽1内への風量を増加させることで被洗浄物の乾燥性能を高めることができる。そこで、温度検知部22の検知温度を基に温度制御部23の信号により開度制御部21で風量分配手段12の弁体部16をステッピングモータ(図示せず)等で駆動して開度を変化させ、洗浄槽内気通路15側への風量割合を増加させて乾燥促進がなされる。 【0035】 これにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し外気を冷却用として混合部で斑のない混合がなされ、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止ができる。 【0036】 また、風量分配手段12で洗浄槽内気の風量を制御することで、乾燥運転時は外気と高温高湿の洗浄槽内気が混合部で斑のない混合がなされるとともに、洗浄槽内の温湿度状態に応じて洗浄槽内気量を増加させ、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。 【0037】 また、図2のように、面状体37を流れ方向に順次その突出端36の方向が異なるように交互に配置した乱れ促進体38で、混合通路35の入口での通路に沿う流れ方向(図2白抜き矢印)を遮り、図2黒矢印で示すように突出端36を順次越えて迂回させた屈曲反転する流れに変化させて外気と洗浄槽内気の混合促進を行うもので、構成の簡素化がなされ、低コスト化できる。 【0038】 さらに、順次配置した突出端36の位置が互いに重なるオーバーラップLpを設けたもので、オーバーラップLpの長さは全通路幅Lwに対して1/4(Lp=Lw/4)から1/3(Lp=Lw/3)程度以上の長さが好ましく、オーバーラップを確保することで直進する流れのパスの発生を防止し、攪拌混合される効果を高めている。このように、オーバーラップLpを設けることで、ほぼ直進できる流れのパスの発生を防いで、洗浄槽内気と外気の混合を一層促進できる。 【0039】 また、図3のように細かな隙間が連通する連通路39を多数有する多孔体40を外気と洗浄槽内気が流動することで、流れの屈曲や攪拌がなされて混合を促進できるもので、構成の簡素化とコンパクト化がなされ、小型化と低コスト化できる。 【0040】 また、脈動化制御部24において、送風機6の風量を風量変動部25により時間経過とともに増大、減少を繰り返して、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与えて脈動させ、混合部13での流れの乱れを増大させて混合が促進される。 【0041】 さらに、分配変動制御部26において、外気通路14と洗浄槽内気通路15への風量分配を時間経過とともに変化させて分配状態を変動させ、外気および洗浄槽内気の流れに流速変動を与えること、あるいは流量割合の変動により合流部18での流れパターンを変動させて脈動を起こすことにより、混合を一層促進させる作用を果たし、洗浄槽1への分配流量の増大時には乾燥が促進されるので、乾燥性能を向上できる。 【0042】 このように、混合部13での流れの乱れを促進して混合に要する通路長さを短縮でき、小型化でき、分配流量を変動させることにより乾燥性能を向上できる。 【0043】 図4は、風量変動部25の制御により送風機6の風量を時間経過とともに増大、減少を繰り返すことを示したもので、ある風量設定値Qaに対して風量変動幅ΔQaを与えていた状態から、乾燥の進行に伴って乾燥速度を高めるため設定値を風量設定値Qbに増大(Qa<Qb)させ、さらに変動幅を風量変動幅ΔQbに変化(ΔQa>ΔQb)させている。 【0044】 ここで風量増大とともに風量変動幅を小さくしているのは、風量増大によりり風速が高まり流れの乱れが大きくなるので、風量変動幅を小さくしても混合を高めることができるためであり、送風機6の風量変動に伴う騒音を低減できる。このように、流速に変動を与えて脈動させることにより流れの乱れを促進できる。 【0045】 なお、風量増大とともに風量変動幅を大きくすることにより、混合を一層促進できるのは言うまでも無い。 【0046】 図5は、分配変動制御部26の制御により外気通路14と洗浄槽内気通路15への風量分配を時間経過とともに変化させた時の洗浄槽内気通路15への風量分配比を示したもので、送風機6の風量を全て洗浄槽内気通路15へ流した時は風量分配比1として表示している。 【0047】 図5において、ある風量分配比設定値Raに対して風量分配比変動幅ΔRaを与えていた状態から、乾燥の進行に伴って乾燥速度を高めるため設定値を風量分配比設定値Rbに増大(Ra<Rb)させて洗浄槽内気通路15への風量を増加し、さらに変動幅を風量分配比変動幅ΔRbに変化(ΔRa>ΔRb)させている。送風機6の風量を変えずに分配比の変動を与えることで流れに脈動を発生させて混合促進をさせ、送風機6の風量を安定させて運転騒音の変動を抑制して静粛性を高めることができる。 【0048】 ここで、洗浄槽内気通路15への風量分配比の増大とともに風量分配比変動幅を小さくしているのは、一方の通路への風量割合が大多数となった場合は通風抵抗の変動による風量変動を抑制して送風機6の運転騒音の変動を低減するためである。このように、外気と洗浄槽内気の流量比が変動して、流速の変動と流れ分布の変動がなされて流れの乱れを一層促進できる。 【0049】 なお、図4あるいは図5では、風量あるいは風量分配比の設定値をステップ状に変化させる場合を示したが、ランプ状のように滑らかに変化させても良く、さらに設定値は変化させずに変動幅だけを加えても良いのは言うまでも無い。 【0050】 また、送風機6の風量を変動させる風量変動制御部25と、風量分配手段12の分配状態を変動させる分配変動制御部26を脈動化制御部24に備えて、風速の変動と分配量の変動による両作用を重ねて流れの変動を拡大でき、流速の変動と流れ分布の変動をより一層大きく作用させて流れの乱れを高めて混合を促進できる。 【0051】 以上のように、本実施の形態においては、乾燥手段は、排気口の上流側に配置した外気と洗浄槽内気を混合する混合部と、前記混合部での外気と洗浄槽内気との混合を促進する混合促進手段を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し外気を冷却用として混合部で斑なく混合し、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止ができる。 【0052】 また、本実施の形態の乾燥手段を乾燥手段は、混合促進手段での外気と洗浄槽内気との流量割合を変化させる風量分配手段を備えたことにより、乾燥運転時は高温高湿の洗浄槽内の空気(洗浄槽内気)に対し充分量の外気を冷却用として混合部で斑なく混合し、排気の冷却と水分削減による排気の熱風感の防止と乾燥性能の向上との両立ができる。 【0053】 また、本実施の形態の混合促進手段を混合促進手段は、壁面から混合通路に延伸させた突出端を有する面状体を流れ方向に順次その突出端の方向が異なるように交互に配置して、流れ方向を屈曲反転させる乱れ促進体を備えたことにより、構成の簡素化がなされ、低コスト化できる。 【0054】 また、本実施の形態の乱れ促進体を乱れ促進体は、順次配置した突出端の位置が互いに重なるオーバーラップ部を設けたことにより、ほぼ直進できる流れのパスの発生を防いで、洗浄槽内気と外気の混合を一層促進できる。 【0055】 また、本実施の形態の混合促進手段を混合促進手段は、細かな隙間が連通する連通路を多数有する多孔体を設けたことにより、構成の簡素化とコンパクト化がなされ、小型化と低コスト化できる。 【0056】 また、本実施の形態の混合促進手段を混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えたことにより、流れの乱れが促進されて混合に要する通路長さを短縮でき、小型化できる。 【0057】 また、風量分配手段を備えたものにおいて、本実施の形態の混合促進手段を混合促進手段は、外気あるいは洗浄槽内気の流れに流速変動を与える脈動化制御部を備えたことにより、流れの乱れが促進されて混合に要する通路長さを短縮でき、小型化でき、乾燥性能を向上できる。 【0058】 また、本実施の形態の脈動化制御部を脈動化制御部は、送風機の風量を変動させたことにより、流速の変動により流れの乱れを促進できる。 【0059】 また、本実施の形態の脈動化制御部を脈動化制御部は、風量分配手段の分配状態を変動させたことにより、外気と洗浄槽内気の流量比が変動して、流速の変動と流れ分布の変動がなされて流れの乱れを一層促進できる。 【0060】 また、本実施の形態の脈動化制御部を脈動化制御部は、送風機の風量を変動させるとともに風量分配手段の分配状態を変動させたことにより、流速の変動と流れ分布の変動をより一層大きく作用させて流れの乱れを高めて混合を促進できる。 【0061】 (実施の形態2) 図6は、本発明の第2の実施の形態の混合促進手段の構成図である。図6において、図1〜図2の実施の形態と同一部材、同一機能は同一符号を付し詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。 【0062】 混合促進手段17は、流動する流体(図中白抜き矢印で示す)をかき混ぜる羽根41を支持軸42で回転自在に支持した回転体43を備えている。この回転体43は電動モータなどで形成した駆動部44により流動する流体を強制的にかき混ぜるもので、駆動部44は開口45を持つ保持体46を介して混合通路35に固定されている。 【0063】 以上のように構成された混合促進手段について、以下その動作、作用を説明する。乾燥運転開始とともに、駆動部44を運転して回転体43を混合通路35内で回転させ、洗浄槽内気と外気の混合流を羽根41で攪拌して温度および湿度を均一化する。このように回転体43により攪拌するので短い通路長さで混合でき、小型化ができる。また、回転体43を強制回転させることにより回転する羽根41で流体に推進力を与えることで、送風機6の負荷を低減して送風機6を小型化でき、あるいは送風機6の送風能力を高めることができる。 【0064】 なお、以上は回転体43を強制的に駆動する場合を示したが、駆動部44を設けず(図示せず)に流動する流体の流体力で回転体43を回転させ、流れを攪拌して混合を促進できるのは言うまでも無い。この場合でも回転体43の攪拌作用により短い通路長さで混合でき、小型化ができる。特に、駆動部44の替わりに回転体43の回転時に若干の回動抵抗となるブレーキのような部材(図示せず)を設けることで、流れに負荷を与えて流体の乱れを促進し、混合作用を一層高めることができる。 【0065】 以上のように、本実施の形態の混合促進手段を混合促進手段は、回転することで流体をかき混ぜる回転体を備えたことにより、流れを直接攪拌するので短い通路長さで洗浄槽内気と外気の混合が促進でき、小型化できる。 【産業上の利用可能性】 【0066】 以上のように、本発明にかかる食器洗い乾燥機は、乾燥時の排気温度の熱風感の確実な防止と高温高湿の空気条件に応じた冷却ができるので、蒸気を発生する炊飯器や電気湯沸し器などの家庭用機器などに適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】本発明の実施の形態1における食器洗い乾燥機の構成図 【図2】同食器洗い乾燥機の混合促進手段の断面図 【図3】同食器洗い乾燥機の混合促進手段の他の構成を示す断面図 【図4】同食器洗い乾燥機の風量変動制御部による動作状態図 【図5】同食器洗い乾燥機の分配変動制御部による動作状態図 【図6】本発明の実施の形態2における混合促進手段の断面図 【図7】従来の食器洗い乾燥機の構成図 【符号の説明】 【0068】 1 洗浄槽 4 洗浄手段 5 加熱手段 6 送風機 7 排気口 9 乾燥手段 12 風量分配手段 13 混合部 17 混合促進手段 24 脈動化制御部 25 風量変動制御部 26 分配変動制御部 34 壁面 35 混合通路 36 突出端 37 面状体 38 乱れ促進体 39 連通路 40 多孔体 43 回転体
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月4日(2006.9.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄
【識別番号】100109667 【弁理士】 【氏名又は名称】内藤 浩樹
【識別番号】100109151 【弁理士】 【氏名又は名称】永野 大介
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| 【公開番号】 |
特開2008−55076(P2008−55076A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238470(P2006−238470) |
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