| 【発明の名称】 |
粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具 |
| 【発明者】 |
【氏名】瀧 義明
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡易で、器具全体をコンパクトに納め、粘着テープの切断作業の同じ作業中に次回の剥がし口が容易に形成され、その位置が限られた一側面端末部分に限定されるのでので粘着テープへのゴミ等の付着性能が低下することのない粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具の提供。
【構成】細幅平板状基板の下縁に沿って下面鋸歯41が直線状に刻設され、基板一方端縁に端面鋸歯42が流線形状に刻設され、端面鋸歯42は大径上歯と小径下歯との組合わせか又は直線上歯と小径下歯との組合わせかのいずれかで連続して形成され、基板の左右幅は粘着テープ63の幅より僅かに短くとられている粘着テープ切断具4及び粘着テープ4を指当て片53bの押圧による下面鋸歯の加圧下で引張り非加圧端末部分を端面鋸歯42で突破り略円錐状の剥がし口が形成されると共に下面鋸歯41で切断するロール式清掃具1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 細幅平板状基板の下縁に沿って下面鋸歯が直線状に刻設され、前記基板一方端縁に端面鋸歯が流線形状に刻設され、前記端面鋸歯は大径上歯と小径下歯との組合わせか又は直線上歯と小径下歯との組合わせかのいずれかで連続して形成され、前記基板の左右幅は粘着テープの幅より僅かに短くとられていることを特徴とする粘着テープ切断具。 【請求項2】 大径上歯の外縁はアールが30mm乃至直線の範囲で、小径下歯の外縁はアールが2乃至7mmの範囲にとられ、基板の左右幅は粘着テープの幅より10〜25mm短くとられていることを特徴とする請求項1に記載の粘着テープ切断具。 【請求項3】 下面鋸歯及び端面鋸歯の刃の角度は45〜60度、深さは1.5〜3.0mm、ピッチは10mm当たり6〜12個の範囲の片刃又は両刃にとられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着テープ切断具。 【請求項4】 把手並びに前後軸、連結軸及び左右軸が連設されたアームよりなる把持部と、粘着テープの巻付けロールが前記左右軸回りに回動可能とされたロール保持部とを有する片持ち方式のロール式清掃具であって、イ)側面視において水平面と傾斜面とで略V字形に形成された板材で該水平面が前記連結軸上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に固着されている保持片と、前記保持片の上面に固着されている案内片にスライド片と指当て片とよりなる押圧片が摺動可能とされ、前記指当て片の押圧に反発するばねが装着されている加圧部と、ロ)前記スライド片の下端末に下面鋸歯の長手方向が把手軸芯と直交方向に固着されている前記請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ切断具とを備え、前記粘着テープを前記指当て片の押圧による下面鋸歯の加圧下で引張り非加圧端末部分を端面鋸歯で突破り略円錐状の剥がし口が形成されると共に該下面鋸歯で切断することを特徴とするロール式清掃具。 【請求項5】 請求項4に記載のロール式清掃具において、加圧部として、イ)側面視において水平下面と湾曲中間面と傾斜上面とで形成された板材で、前記水平下面が連結軸上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に固着されている保持片と、ロ)帯板状で前記保持片の傾斜上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に向け固着されている支持片と、ハ)弾性を有するプラスチック製の薄板材で後側端末が前記支持片に固着され前側自由端末に切断具を前側下がり勾配に長手方向が把手軸芯と直交方向に固着されている押圧片とを備え、前記粘着テープを前記押圧片の押圧による下面鋸歯の加圧下で引張り非加圧端末部分を端面鋸歯で突破り略円錐状の剥がし口が形成されると共に該下面鋸歯で切断することを特徴とするロール式清掃具。 【請求項6】 請求項4又は5に記載のロール式清掃具において、棒状の把手と該把手の左右端部に張出し先端部を拡幅可能とした左右支持板とによって略コ字形に形成された把持部と、前記各支持板から向合って突出する受け部によって粘着テープの巻付けロールを該受け部の軸芯回りに回動可能及び該受け部から着脱可能とされていロール保持部とを含む両持ち方式のロール式清掃具とし、加圧部が前記支持板の一方に前記把手の反対側に固着され、下面鋸歯の長手方向が巻付けロール軸芯と平行となるように粘着テープ切断具が配設されていることを特徴とするロール式清掃具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、カーペットや洋服等の織物表面の清掃に主として使用され、清掃具を片手で持って粘着テープの巻付けロールを織物等の上で転動させ埃、糸屑、毛髪、ゴミ等を粘着テープに付着させて切断し除去するロール式清掃具の改良に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の汎用されているロール式清掃具における粘着テープの切断は次のようにして行われる。即ち、粘着テープの巻付けロールには、その一側面に切れ目又は幅方向にミシン目等が形成されており、他側面から外周の汚染テープを手で剥がして1周分を切れ目に折り合わせ、切れ目から引き裂くようにして切断するものであった。 これに対し、先に本発明者等によってなられた発明は鋸歯状又は線状の粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具について下記の改良がなされた。 【0003】 【特許文献1】登録実用新案第3061877号公報 【特許文献2】特開2002−224010号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従来の汎用されているロール式清掃具では、前記の通り粘着テープを手で引き裂くようにして切断するため、付着した埃、糸屑、毛髪等が切り口の切れ目に付着し、手の爪、指等で剥がすのが難しく、又切り口が巻付けロールの軸方向に平行にならずに斜めになったり、ジグザグになったりするし、粘着テープが汚染すると剥がし口が見つけにくくなり、また、剥がし口を掴むことも容易ではなかった。 これに対し、特許文献1及び特許文献2に記載のロール式清掃具では鋸歯状又は線状の粘着テープ切断具を用い、該切断具と指でひだ状に折曲げたテープのつまみを形成して剥がし口とし掴むことを容易にしたものである。しかし、粘着テープの巻付けロールの保持は特許文献1に記載のものは片持ち方式により特許文献2に記載のものは両持ち方式による差異があるものの、テープのつまみの形成動作がいずれもやや複雑で手間がかかり、つまみが巻付けロールの前幅に亙って形成されるので粘着テープへのゴミ等の付着性能がやや低下するという課題を有していた。 これに対して本発明では、構造が簡易で、器具全体をコンパクトに納め、粘着テープの切断作業の同じ作業中に次回の剥がし口が容易に形成され、その位置が限られた一側面端末部分に限定されるので粘着テープへのゴミ等の付着性能が低下することのない粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具を得ることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、前記の目的を達成するために、 請求項1の発明にあっては、細幅平板状基板の下縁に沿って下面鋸歯が直線状に刻設され、前記基板一方端縁に端面鋸歯が流線形状に刻設され、前記端面鋸歯は大径上歯と小径下歯との組合わせか又は直線上歯と小径下歯との組合わせかのいずれかで連続して形成され、前記基板の左右幅は粘着テープの幅より僅かに短くとられている粘着テープ切断具により解決した。 請求項2の発明にあっては、大径上歯の外縁はアールが30mm乃至直線の範囲で、小径下歯の外縁はアールが2乃至7mmの範囲にとられ、基板の左右幅は粘着テープの幅より10〜25mm短くとられている請求項1に記載の粘着テープ切断具とするのが好ましい。 請求項3の発明にあっては、下面鋸歯及び端面鋸歯の刃の角度は45〜60度、深さは1.5〜3.0mm、ピッチは10mm当たり6〜12個の範囲の片刃又は両刃にとられている請求項1又は2に記載の粘着テープ切断具とするのが好ましい。 【0006】 請求項4の発明にあっては、把手並びに前後軸、連結軸及び左右軸が連設されたアームよりなる把持部と、粘着テープの巻付けロールが前記左右軸回りに回動可能とされたロール保持部とを有する片持ち方式のロール式清掃具であって、イ)側面視において水平面と傾斜面とで略V字形に形成された板材で該水平面が前記連結軸上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に固着されている保持片と、前記保持片の上面に固着されている案内片にスライド片と指当て片とよりなる押圧片が摺動可能とされ、前記指当て片の押圧に反発するばねが装着されている加圧部と、ロ)前記スライド片の下端末に下面鋸歯の長手方向が把手軸芯と直交方向に固着されている前記請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ切断具とを備え、前記粘着テープを前記指当て片の押圧による下面鋸歯の加圧下で引張り非加圧端末部分を端面鋸歯で突破り略円錐状の剥がし口が形成されると共に該下面鋸歯で切断するロール式清掃具により解決した。 請求項5の発明にあっては、請求項4に記載のロール式清掃具において、加圧部として、イ)側面視において水平下面と湾曲中間面と傾斜上面とで形成された板材で、前記水平下面が連結軸上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に固着されている保持片と、ロ)帯板状で前記保持片の傾斜上面に他端側に向かって把手軸芯と直交方向に向け固着されている支持片と、ハ)弾性を有するプラスチック製の薄板材で後側端末が前記支持片に固着され前側自由端末に切断具を前側下がり勾配に長手方向が把手軸芯と直交方向に固着されている押圧片とを備え、前記粘着テープを前記押圧片の押圧による下面鋸歯の加圧下で引張り非加圧端末部分を端面鋸歯で突破り略円錐状の剥がし口が形成されると共に該下面鋸歯で切断するロール式清掃具とすることができる。 請求項6の発明にあっては、請求項4又は5に記載のロール式清掃具において、棒状の把手と該把手の左右端部に張出し先端部を拡幅可能とした左右支持板とによって略コ字形に形成された把持部と、前記各支持板から向合って突出する受け部によって粘着テープの巻付けロールを該受け部の軸芯回りに回動可能及び該受け部から着脱可能とされていロール保持部とを含む両持ち方式のロール式清掃具とし、加圧部が前記支持板の一方に前記把手の反対側に固着され、下面鋸歯の長手方向が巻付けロール軸芯と平行となるように粘着テープ切断具が配設されているロール式清掃具とすることができる。 【発明の効果】 【0007】 本発明の粘着テープ切断具及びこれを備えたロール式清掃具によれば、構造が簡易で、器具全体をコンパクトに納め、粘着テープの切断作業の同じ作業中に次回の剥がし口が容易に形成され、その位置が限られた一側面端末部分に限定されるので粘着テープへのゴミ等の付着性能が低下することがないという効果を有する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は、本発明の一例のロール式清掃具を示す側面図及び平面図である。 図2及び図3は、図1のロール式清掃具の使用状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の他例のロール式清掃具を示す側面図及び平面図である。 図5は、図1のロール式清掃具一部の使用状態を示す斜視図である。 図6は、本発明の一例及び変形例の粘着テープ切断具を示す斜視図及び正面図である。 本発明の一例のロール式清掃具の使用は、図2(a)→図2(b)→図3(a)→図3(b)の順で行われる。各図においては、通常の使用状態の位置で人が手で把手を把持する側を後側又は上流側とし、粘着テープの巻付けロールを装着する側を前側又は下流側とし、後側又は上流側から前側又は下流側をみて左右とし、通常の使用状態位置で上下左右として説明し、重複する構成要素については一部符号記載を省略してある。以下の説明においては、粘着テープ切断具を単に「切断具」と略称する。 【0009】 図1において、本発明の一例のロール式清掃具1は、把持部2と、ロール保持部3と、切断具4と、加圧部5とを有し、清掃に使用するために巻付けロール6が装着されている片持ち方式の清掃具である。 把持部2は、通常水平方向略円錐台状の把手21と、把手21の軸芯部より前側に張出している棒状のアーム22とを有し、アーム22は把手21の軸芯部より張出す略水平直線状の前後軸22aが連結軸22bを介して左右軸22cに連設され、前後軸22aと左右軸22cは直交している。連結軸22bは後側より傾斜片22b1 と直線片22b2 により略く字形に形成され、左右軸22cには後述するロール保持部3が軸芯回りに回動可能に装着される。ここで、連結軸22bは必ずしも略く字形でなく[特許文献1]に記載のとおり直交させて略L字形としてもよい。 ロール保持部3は、中空円筒体状で外径が巻付けロール6の巻芯61が圧入可能な大きさで、幅は巻芯61の左右幅と略同じにとられ、両端面は左右円板31、31で塞がれ中心部に左右軸22cが貫通可能な丸孔が穿設され一方端面の円板31では右側より左右軸22c挿着され、他方端面の円板31では左側に抜け防止のキャップ32が嵌着されている。 【0010】 切断具4は、図6(a)(c)を参照して、全体が金属又は硬質プラスチック板材製で、下面鋸歯41と、端面鋸歯42と、基板43とを有している。基板43は細幅平板状で例えば厚さtが1〜4mm、上下高さhが10〜25mm、左右幅wが135〜150mmの大きさにとられるが寸法はこれに限定されない。左右幅wは巻付けロール6及び粘着テープ62の左右幅(汎用品では通常160mmであるが、これに限定されない)より僅かに例えば10〜25mm短くとることが必要であり、これは後述する剥がし口の大きさに対応する。材質を金属製とすると切れ味の点はよいが、安全性の点からは硬質プラスチック製例えばポリアクリルとするのが好ましい。 基板43の下縁に沿って下面鋸歯41が直線状に刻設され、基板43の一方本例では例えば使用状態位置で左側端縁に端面鋸歯42が流線形状に刻設されている。 下面鋸歯41及び端面鋸歯42の鋸歯形状は、片刃又は両刃のいずれでもよく、例えば刃の角度は45〜60度、深さは1.5〜3.0mm、ピッチは10mm当たり6〜12個とするのが好ましい。端面鋸歯42は図6(a)に示すとおり、大径上歯42aと小径下歯42bとが中間で連続して流線形状に形成され、図6(c)に示すとおり各鋸歯の外縁は通常大径上歯42aはアールR30mm乃至直線の範囲にとられ、小径下歯42bはアールr2〜7mmの範囲にとられ、小径下歯42bの上下高さは半円程度の小範囲とするのが後述する未使用の粘着テープ62に剥がし口62aを形成する際の端部の切断を円滑に行うのに好ましい。 図6(b)に示すのは、切断具4の変形例の切断具4′であって、下面鋸歯41と、端面鋸歯42′と、基板43′とを有している。切断具4との相違点は、端面鋸歯42′の構成が小径下歯42bは前記端面鋸歯42と同様であるが、大径上歯42aは直線上歯42′aに代えられていることである。剥がし口62aの形成にあたり、先ず切断開始は端面鋸歯42′のうちの小径下歯42bの鋸歯数本の先端によって突破られ、その後は直線上歯42′aによって引きちぎられて剥がし口62aが形成されるのであって、切れ味、切り口形状において若干の差異があるものの構造が簡単である。 【0011】 加圧部5は、保持片51と、案内片52と、押圧片53と、ばね54とを有している。 保持片51は側面視において水平面と傾斜面とで略V字形に形成され、平面視において略L字形の金属製板材であって、その水平面が連結軸22bの直線片上面に他端側に向かって把手21及び前後軸22a軸芯と直交方向すなわち左右軸22c及び装着される巻付けロールの軸芯方向に向けてねじ等により固着されている。 案内片52は一対のリップ付溝形又は略角筒状の硬質プラスチック又は金属製であって、押圧片53が前後方向に摺動可能なように僅かなクリアランスをもって前下がり勾配に保持片51の上面に固着されている。 押圧片53は、硬質プラスチック又は金属製の細幅板材で案内片52を斜め上下に摺動するスライド片53aと、スライド片53a上端末にこれと向合って後側へ下向き勾配に連設されている指当て片53bとよりなり、スライド片53aの下端末に下面鋸歯41の長手方向が把手21及び前後軸22aの軸芯と直交方向すなわち左右軸22c及び装着される巻付けロールの軸芯方向に固着され、指当て片53bの前側斜め下方への指先による押圧により下面鋸歯41が斜め下方に押下げられ、後述するとおり巻付けロール6の粘着テープ62が押圧可能とされる。指当て片53bの下面と案内片52の上端との間に指当て片53bの押圧に反発するばね54が装着され、ばね54の反発力により押圧解除後には切断具4及び押圧片53は元の位置に復元可能としている。ここでばね54は指当て片53bの下面と案内片52の上端との間に装着されているが、これに代えて保持片51と切断具4と間に左右離隔位置に一対のばね54′、54′を二点鎖線で示すように掛渡し、指当て片53bへの押圧とばね54′、54′の反発力により押圧解除後に元の位置に復元可能としてもよい。 ここで、下面鋸歯41がほぼ装着された巻付けロール6の軸芯すなわち左右軸22cの軸芯方向に向くようにし、切断具4の前側下がり勾配が水平面となす角度θが30度〜50度とするのが好ましく、40度前後が最も好ましい。30度未満又は50度を超えると切断具4による粘着テープ63の切断性能が低下する。このため保持片51の略V字形の水平面と傾斜面とのなす角度を上記角度θにとっている。 ここで、案内片52と押圧片53を左右にみた中心線は、把手21及び前後軸22aの軸芯とほぼ一致し且つ巻付けロール6の左右幅のほぼ中心線とも一致するような位置に揃えるのが、指先の押圧による粘着テープ62の押圧と切断具4による切断の力のバランスがよく切断が円滑に行はれるので好ましい。その結果、案内片52と押圧片53の左右中心線は、切断具4の左右中心線と一致せず本例では左に寄った位置におかれている。 【0012】 巻付けロール6は、通常中空紙管製の巻芯61に粘着面を外面側、非粘着面を内面側にして未使用の粘着テープ62が巻回され、解舒された使用済み粘着テープ63は図1(a)では二点鎖線で示されている。市販の汎用品では、通常内径40mm、外径56mm、左右幅160mmの大きさのパッケージであるが、この大きさに限定されない。そして、粘着テープ62の巻層の一側面に切れ目又は幅方向にミシン目等が形成されている公知のものである。 本発明のロール式清掃具の各構成要素の材料としては、前記した切断部4以外の把持部2、ロール保持部3の要部は木、プラスチック、金属等が用い得るが本清掃具を片手で把持して操作する必要性から、できるだけ軽量であることが好ましく、プラスチック材が好適である。 【0013】 次に、ロール式清掃具1の使用方法について、図2、図3及び図5を参照しながら説明する。 (1)粘着テープ切断準備ステップ[図2(a)参照] このステップの前段階として、加圧部5の指当て片53b上面が親指F1 で押圧されておらず、下面鋸歯41は使用済みの粘着テープ63表面から僅か上方に離隔された状態におかれている。 そこで先ず、一方の手例えば左手H1 で把手21を掴み、他方の手例えば右手H2 で使用済みの粘着テープ63を前回の剥がし口63aを掴んで剥してから方向X(前方向)へ引出し、粘着テープ63の後端末付近で引出しを停止し、左手H1 の親指F1 で指当て片53b上面を押圧しばね54に抗してスライド片53aを斜め下方に押下げるとそれに連動して切断具4が押下げられ、下面鋸歯41の先端部が使用済み粘着テープ63と後続する未使用の粘着テープ62の境界付近上に押付けられる。 (2)剥がし口形成開始ステップ[図2(b)、図5(a)参照] 前記(1)ステップの最終段階で、下面鋸歯41の先端部の粘着テープへの加圧下において、右手H2 で掴んだ使用済みの粘着テープ63を裏面63bが表面に出るように折曲げながら矢印Y方向に強く引張ると、下面鋸歯41によって加圧されない非加圧左端末部分には未使用の粘着テープ62が折曲げられ端面鋸歯42の数本の先端によって突破られ略円錐状の次回の剥がし口62aが自動的に形成される。続いて剥がし口62aの右側に連なる下面鋸歯41による加圧下において使用済みの粘着テープ63は右手H2 で掴んで矢印Y方向への引張りを開始する。 (3)粘着テープ切断ステップ[図3(a)、図5(b)参照] 前記(2)ステップの最終段階で、未使用の粘着テープ62の左端末部分に形成された剥がし口62aを残し、使用済みの粘着テープ63が下面鋸歯41の先端部によって切断開始される。 (4)粘着テープ切断完了及び清掃準備完了[図3(b)参照] 前記(3)ステップに引続き、粘着テープ63を右手H2 で掴んで矢印Y方向に更に引張り右端末に達して切断を完了し、使用済みの粘着テープ63が切離されて廃棄される。 その後、指当て片53b上面を押圧していた親指F1 を緩めるとばね54又は54′の反発力でスライド片53aが斜め上方に上昇し、これに連動して下面鋸歯41が上昇し、下面鋸歯41の先端部は未使用の粘着テープ62の切断後の表面から僅か上方の位置に離隔しておかれ、前記(1)ステップ前段階の状態となる。これにより巻付けロール6は左右軸22cの軸芯回りに自由に回動可能となり、次回の未使用の粘着テープ62を使用してのゴミ等の付着作業が可能となる。このとき、左端末部分に自動的に形成された略円錐状の剥がし口62aは粘着面が折曲げられて裏面におかれ表面は非粘着面となっているので指で容易に掴むことができ、次回の清掃作業の終了後においては使用済みの粘着テープ63の剥がし作業が容易に遂行できる。 【0014】 図4を参照して、本発明の他例のロール式清掃具10を説明する。ロール式清掃具10は、把持部2と、ロール保持部3と、切断具4と、加圧部5′とを有し、清掃に使用するために巻付けロール6が装着されている片持ち方式の清掃具である。ここで、前記ロール式清掃具1とは加圧部5が異なるのみであり、その他の構成は同一符号を用い、詳細説明は省略する。 加圧部5′は、保持片51′と、支持片52′と、押圧片53′とを有している。押圧片53′には前記ばね54と同様の機能を併せもたせており、別体のばね54又は54′を備えていない。保持片51′は側面視において水平下面と湾曲中間面と傾斜上面とで形成され、平面視において略L字形の金属製板材であって、一端の水平下面が連結軸22b上面に他端側に向かって把手21軸芯と直交する方向に向けてねじ等により固着されている。連結軸22bは[特許文献1]に記載のとおり略L字形としてもよい。 支持片52′は、帯板状の金属又はプラスチック製であって、保持片51′の傾斜上面に他端側に向かって把手21軸芯と直交する方向に向け、前上がり勾配にねじ等により固着されている。押圧片53′は、弾性を有するプラスチック製の薄板材で、後側端末が支持片52′に固着され、前側自由端末に切断具4を前側下がり勾配に長手方向が把手21軸芯と直交する方向すなわち左右軸22c及び装着される巻付けロール6の軸芯方向に向けて固着されている。押圧片53′は指先の押圧により下方に押下げられ下面鋸歯41が斜め下方に押下げられ、前記ロール式清掃具1と同様に巻付けロール6の粘着テープ62を押圧可能とされる。押圧片53′の指先による押圧解除後は押圧片53′の弾力により元の位置に復元可能とされている。本例では押圧片53′は平面視において台形にとられているが、これは押圧による押下げを助けるためであるが、必ずしもこれに限定されず方形であってもよい。 ここで、切断具4は巻付けロール6の軸芯すなわち左右軸22cの軸芯方向に略向くようにし、切断具4の前側下がり勾配は水平面となす角度θ′が45度〜70度とするのが好ましく、65度前後が最も好ましい。これは45度未満又は70度を超えると指先による押圧の効果が変わり切断具4による使用済みの粘着テープ63の切断性能が低下するからである。 ロール式清掃具10の使用方法は、前記ロール式清掃具1についの説明と略同様のステップで行われ、押圧片53′の指先による押圧方法が異なるのみであるので、詳細説明を省略するが、本例においても下面鋸歯41は使用済みの粘着テープ63に対し、押圧片53′の指先の押圧時には押圧され、押圧解除後は押圧片53′の弾力により粘着テープ6 3表面から僅か上方に離隔された状態におかれる。 【0015】 次に図示省略するが、ロール式清掃具1、10の変形例として両持ち方式のロール式清掃具とした場合について説明する。 ここの両持ち方式のロール式清掃具は、把持部とロール保持部とは片持ち方式の前記ロール式清掃具1、10の構成と異なり例えば前記[特許文献1]に記載のものと共通している。すなわち左右に伸びる棒状の把手と該把手の左右端部に張出し且つ先端部が左右に開いて幅を広げることができる左右二個の支持板とによって略コ字形に形成された把持部と、各支持板から向合って二個の受け部が突出され該受け部に対し粘着テープの巻付けロールが着脱可能且つ該受け部の軸芯回りに回動可能とされれているロール保持部とを含んでいる。 他方、加圧部及び粘着テープ切断具は、前記ロール式清掃具1、10の構成と同様であって、加圧部の保持片51、又は51′が支持板の一方に把手の反対側に固着され、下面鋸歯の長手方向が巻付けロール軸芯と平行となるように粘着テープ切断具が配設されている。 そして、粘着テープ切断及び剥がし口形成は、前記ロール式清掃具1において詳述したとおりで詳細説明は省略するが、一方の手で棒状の把手を掴み、他方の手で使用済みの粘着テープ63を引出し、加圧部5において一方の手の親指で指当て片53b上面を押圧しスライド片53aを斜め下方に押下げ、下面鋸歯41の先端部が使用済み粘着テープ63と未使用の粘着テープ62の境界付近上に押付ける。他方の手で掴んだ使用済み粘着テープ3を裏面が表面に出るように折曲げながら強く引張り、粘着テープ切断具4の下面鋸歯41によって加圧されない非加圧左端末部分には未使用の粘着テープ62が折曲げられ端面鋸歯42の先端によって突破られ略円錐状の次回剥がし口62aが形成される。以下ロール式清掃具1と同様で省略する。 又前記ロール式清掃具10において詳述した加圧部5′は、押圧片53′を指先の押圧により下方に押下げ下面鋸歯41を下方に押下げ前記ロール式清掃具1と同様に巻付けロール6の粘着テープ62を押圧し、粘着テープ切断具4の作用と相俟って剥がし口形成及び粘着テープ切断がなされる。 下面鋸歯41の先端部と粘着テープ63との関係は前記ロール式清掃具1、10の場合と同様である。 【産業上の利用可能性】 【0016】 本発明の粘着テープ切断具は、片持及び両持方式の各種ロール式清掃具の用途に、広範囲に利用可能である。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】本発明の一例のロール式清掃具を示す(a)側面図、(b)平面図である。 【図2】図1のロール式清掃具の使用状態を示す斜視図で、(a)粘着テープ切断準備、(b)剥がし口形成開始を示す。 【図3】図1のロール式清掃具の使用状態を示す斜視図で、(a)粘着テープ切断、(b)粘着テープ切断完了及び清掃準備完了を示す。 【図4】本発明の他例のロール式清掃具を示す(a)側面図、(b)平面図である。 【図5】図1のロール式清掃具一部の使用状態を示す斜視図で、(a)剥がし口形成開始、(b)粘着テープ切断を示す。 【図6】本発明の粘着テープ切断具の(a)一例の全体斜視図、(b)変形例の一部斜視図、(c)(a)の一例の端面外縁を示す正面図である。 【符号の説明】 【0018】 1、10 ロール式清掃具 2 把持部 3 ロール保持部 4、4′ 粘着テープ切断具 41 下面鋸歯 42、42′ 端面鋸歯 42a 大径上歯 42′a 直線上歯 42b 小径下歯 43、43′ 基板 5 加圧部 51、51′保持片 52 案内片 52′支持片 53、53′押圧片 53a スライド片 53b 指当て片 54、54′ ばね 6 巻付けロール 61 巻芯 62、63 粘着テープ 62a、63a 剥し口
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| 【出願人】 |
【識別番号】399013867 【氏名又は名称】有限会社 北斗
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| 【出願日】 |
平成18年9月2日(2006.9.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095544 【弁理士】 【氏名又は名称】飯田 房雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−55072(P2008−55072A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月13日(2008.3.13) |
| 【出願番号】 |
特願2006−238382(P2006−238382) |
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